JPH11303908A - ブレーキローター - Google Patents

ブレーキローター

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JPH11303908A
JPH11303908A JP10835098A JP10835098A JPH11303908A JP H11303908 A JPH11303908 A JP H11303908A JP 10835098 A JP10835098 A JP 10835098A JP 10835098 A JP10835098 A JP 10835098A JP H11303908 A JPH11303908 A JP H11303908A
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brake rotor
annular portion
rotor according
connecting portions
annular
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JP10835098A
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Hideo Kagawa
英雄 香川
Akira Isoda
暁 磯田
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Exedy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラー型のブレーキローターにおいて冷却効
果を向上させる。 【解決手段】 ブレーキローター1は、第1環状部4と
第2環状部と複数の連結部6〜9を備えている。第1環
状部4には、半径方向に所定の長さを有する第1摩擦面
10が形成されている。第2環状部は第1環状部4に対
して軸方向に対向して配置されている。第2環状部に
は、半径方向に所定の長さを有する第2摩擦面が形成さ
れている。複数の連結部6〜9は、第1環状部4と第2
環状部を連結する円柱形状部分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキロータ
ー、特に、車輌のディスクブレーキに用いられるブレー
キローターに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキは、車輪と一体に回転
するブレーキローターの両面にパッドを押し付けて制動
力を発生させるものである。ディスクブレーキは、キャ
リパーと、キャリパーに支持されたピストンと、ピスト
ンにより駆動されブレーキローターの両面に付勢される
ブレーキパッドとから構成されている。
【0003】ディスクパッドは、バックプレートと、バ
ックプレートに固定された摩擦材とから構成されてい
る。摩擦材の材質には有機系(レジン・モールド),半
金属(セミ・メタリック,無機系(メタリック)等が使
用される。一般的にはレジン・モールドが使用される
が、他の材質と比べると摩耗が早く、さらに耐湿性に欠
ける。セミ・メタリックは鋼繊維を基材としたものやガ
ラス,カーボン等の無機繊維を基材としたものがある。
これらはともに結合材はフェノール樹脂である。セミ・
メタリックは熱が伝達し易いためブレーキ・フルードが
高温になりやすい。なお、メタリックは粉末治金法によ
る焼結合金で作られており、最も性能が高い。
【0004】ブレーキローターはハブに取り付けられ、
ホイールとともに回転する鋳鉄製の円板状であり、ソリ
ッド型(中実型)とベンチレーテッド型(通風型)とが
ある。ベンチレーテッド型は、フェード防止とパッドの
寿命を向上させるため、ディスクを中空にして通気性を
良くし、優れた冷却効果を持たせたものである。ベンチ
レーテッド型のディスクでは、半径方向内側から外側に
向けて延びる複数の放射状の通路が形成されている。こ
の通路内を遠心力により空気は移動し、ディスクの内部
を冷却する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のベンチレー
テッド型ブレーキローターでは、溝は放射状に形成され
ているのみであり、溝が形成されていない部分が大き
く、そこでは高温となる部分が生じる。そこで、ブレー
キローターにおいて冷却性をより向上させるため、第1
摩擦面を有する第1環状部と第2摩擦面を有する第2環
状部とを複数のピラー(柱)で連結した構成が提案され
ている。このピラー型ブレーキローターでは、ピラー以
外の部分は全て空気が流通可能な通路となっている。し
かし、この場合でもピラーの形状や配置さらには個数や
占有面積によって充分な効果が得られないことがある。
【0006】本発明の目的は、ピラー型のブレーキロー
ターにおいて冷却効果を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のブレー
キローターは、第1環状部を第2環状部と複数の円柱形
状連結部とを備えている。第1環状部には第1摩擦面が
形成されている。第2環状部は第1環状部に対して軸方
向に対向して配置されている。第2環状部には第2摩擦
面が形成されている。複数の円柱形状連結部は第1環状
部と第2環状部とを連結している。
【0008】請求項1に記載のブレーキローターでは、
第1環状部と第2環状部を連結する複数の連結部が円柱
形状であるため、第1環状部と第2環状部の軸方向間を
流れる空気は連結部の周りをスムーズに流れ、各連結部
を充分に冷却する。この結果、ブレーキローターの摩擦
面で発生する熱が速やかに放熱される。請求項2に記載
のブレーキローターでは、請求項1において、複数の連
結部は、円周方向に並んだ連結部からなる複数の円周方
向配列組を構成している。
【0009】請求項3に記載のブレーキローターでは、
請求項2において、複数の円周方向配列組は3組以上形
成されている。請求項4に記載のブレーキローターで
は、請求項2または3において、各円周方向配列組にお
いて連結部間には連結部の円周方向幅より広い隙間が確
保されている。これは、各連結部が充分に小さくその間
に大きな隙間を確保していることを意味する。
【0010】請求項5に記載のブレーキローターでは、
請求項2〜4のいずれかにおいて、各円周方向配列組の
連結部はその半径方向に隣接する円周方向配列組の連結
部の円周方向中間に配置されている。請求項6に記載の
ブレーキローターでは、請求項2〜5のいずれかにおい
て、各円周方向配列組の連結部はその半径方向外側の円
周方向配列組の連結部より小さい。
【0011】請求項6に記載のブレーキローターでは、
内周側の連結部をより小さくすることによって、内周側
の連結部間の隙間を充分に確保している。請求項7に記
載のブレーキローターでは、請求項1〜6のいずれかに
おいて、複数の連結部は第1摩擦部と第2摩擦部の軸方
向間において半径方向内外に連通する複数の通路を形成
するように配置されている。
【0012】請求項7に記載のブレーキローターでは、
複数の連結部によって形成された複数の通路は、第1及
び第2摩擦部の全体にわたって多数でしかも広い面積に
なるように形成されている。請求項8に記載のブレーキ
ローターは、第1環状部と第2環状部と複数の連結部と
を備えている。第1環状部には第1摩擦面が形成されて
いる。第2環状部は第1環状部に対して軸方向に対向し
て配置されている。第2環状部には第2摩擦面が形成さ
れている。複数の連結部は第1環状部と第2環状部を連
結するための構造である。複数の連結部は第1及び第2
環状部の軸方向間において半径方向内外を連通する複数
の通路を形成するように配置されている。
【0013】請求項8に記載のブレーキローターでは、
複数の連結部によって形成された複数の通路は、個数が
多く、しかも第1及び第2摩擦部の全体にわたって広い
面積になるように形成されている。請求項9に記載のブ
レーキローターでは、請求項7または8において、複数
の通路は、内周部分が外周部分に対してブレーキロータ
ーの第1回転方向側に位置する複数の第1通路を含む。
【0014】請求項9に記載のブレーキローターでは、
第1通路は内周部分が外周部分に対して第1回転方向側
に位置しているため、第1回転方向側をブレーキロータ
ーの回転方向であるとすれば、第1及び第2環状部の内
周側から外周側に向かって遠心力によって空気が流れる
際は、第1通路を流れる空気はスムーズに第1通路に沿
って流れる。この結果、空気の流量を最も多く確保する
ことができ、冷却効果が向上している。
【0015】請求項10に記載のブレーキローターで
は、請求項9において、第1通路は滑らかに湾曲してい
る。請求項10に記載のブレーキローターでは、第1通
路は滑らかに湾曲しており、空気の流量をさらに大きく
できる。請求項11に記載のブレーキローターでは、請
求項9又は10において、複数の通路は、内周部分が外
周部分に対してブレーキローターの第2回転方向側に位
置する複数の第2通路を含む。
【0016】請求項11に記載のブレーキローターで
は、第2通路が第1通路に加えて形成されており、この
ブレーキローターは第2回転方向側がブレーキローター
の回転方向である場合にも採用できる。すなわち、複数
の第1通路と複数の第2通路が形成されたブレーキロー
ターは左右どちらの車輪にも採用できる。請求項12に
記載のブレーキローターでは、請求項11において、第
2通路は滑らかに湾曲している。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明の一実施形
態としてのブレーキローター1を示す。図1はブレーキ
ローター1の平面図であり、図2は図1のII−II断面図
である。図1のR1がブレーキローター1の第1回転方
向であり、R2が第2回転方向である。さらに、図2の
O−Oがブレーキローター1の回転軸線である。
【0018】ブレーキローター1は、ディスクブレーキ
においてハブに取り付けられホイールとともに回転する
鋳鉄製の円板状または環状の部材である。ブレーキロー
ター1には材質としてネズミ鋳鉄が用いられるのが一般
的であるが、耐摩耗性向上あるいは鳴き発生防止を狙っ
てNiやCrの添加あるいはハイカーボン化も行われて
いる。
【0019】図に示すように、ブレーキローター1は、
ディスク2と、ディスク2の内周部に設けられたフラン
ジ3とから構成されている。ディスク2は、ディスクブ
レーキのブレーキパッドに押し付けられる部分であり、
ホイールと一体回転するようになっている。以下では、
ディスク2の説明を行い、フランジ3の説明は省略す
る。
【0020】ディスク2は、主に、第1環状部4と第2
環状部5と複数の連結部6〜9とから構成されている。
第1環状部4と第2環状部5は円板状または環状の構成
であり、軸方向に所定の間隔をあけて配置されている。
第1環状部4は図2の右側に第1摩擦面10を有してい
る。第2環状部5は図2の左側に第2摩擦面11を有し
ている。すなわち第1及び第2摩擦面10,11はディ
スク2において軸方向反対側に配置されている。第1及
び第2摩擦面10,11は、図1から明らかなように半
径方向に所定の幅を有する環状面であり、軸方向に互い
に対応している。
【0021】複数の連結部6〜9は、第1環状部4と第
2環状部5との軸方向間に配置され、第1環状部4と第
2環状部5とを互いに固定するための構成である。複数
の連結部6〜9間の隙間は、第1環状部4と第2環状部
5の軸方向間を半径方向内外で連通させる通路となって
いる。複数の連結部6〜9は、1つ1つが第1及び第2
摩擦面10,11に対して極端に小さな部材である。複
数の連結部6〜9は個数が多いものの1個あたりの専有
面積が小さいため、第1及び第2摩擦面10,11に対
して専有面積は半分以下である。すなわち、第1及び第
2摩擦面10,11に対して連結部6〜9の形成されて
いない部分(通路)が連結部6〜9より広くなってい
る。
【0022】複数の連結部6〜9はそれぞれ円柱形状で
ある。すなわち複数の連結部6〜9はブレーキローター
1の軸方向に延びる円柱形状である。次に、連結部6〜
9の配列について説明する。図1から明らかなように、
複数の連結部6〜9は、半径方向内側から順番に、半径
aからなる第1円Aに配置された複数の第1連結部6
(第1円周方向配列組)、半径bからなる第2円Bに配
置された第2連結部7(第2円周方向配列組)、半径c
からなる第3円Cに配置された第3連結部8(第3円周
方向配列組)、及び、半径dからなる第4円Dに配置さ
れた第4連結部9(第4円周方向配列組)から構成され
ている。各連結部6〜9は、各円A〜D上においてそれ
ぞれ円周方向に等間隔に配置されている。この実施形態
では各連結部間の円周方向角度θ1は約10°であり、
各連結部は各円を36等分している。各連結部6〜9に
おいて、連結部の円周方向隙間は各連結部の円周方向幅
より広く形成されている。
【0023】第2連結部7は第1連結部6の円周方向中
間に配置されている。第3連結部8は第2連結部7の円
周方向中間に配置されている。第4連結部9は第3連結
部8の円周方向中間に配置されている。すなわち、第1
連結部6と第3連結部8はそれぞれが半径方向に対応し
ており、第2連結部7と第4連結部9とが半径方向に対
応しており、この結果、第1連結部6及び第3連結部8
は第2連結部7及び第4連結部9に対してθ2(約5
°)だけずれている。
【0024】第3連結部8は第4連結部9より小さく、
第2連結部7は第3連結部8より小さく、第1連結部6
は第2連結部7より小さくなっている。このように、内
周側にいくにしたがって連結部の大きさすなわち円柱形
状の半径が小さくなっている。このように内周側の連結
部をより小さくすることで、内周側においても通路の大
きさを充分に確保できる。この結果内周側でも空気の流
量を充分に確保できる。また、外周側の連結部を充分に
大きくすることで、ディスク2全体における強度を充分
に確保している。
【0025】前述の連結部6〜9の形状及び配置によ
り、第1環状部4と第2環状部5の軸方向間において半
径方向内外を連通する複数の通路が構成されている。こ
れらの通路とは、概ね半径方向に並ぶ連結部6,7,
8,9からなる列の間に形成されている。たとえば、図
1に示すように、半径方向に1つずつ並ぶ連結部6,
7,8,9から第1組13が形成されている。各第1組
13では、第1連結部6が最もR1側に配置され、半径
方向外側にいくにしたがって連結部が第2回転方向R2
側に配置されている。すなわち、各第1組13において
第4連結部9が最もR2側に配置されている。
【0026】円周方向に並んだ複数の第1組13の間に
複数の第1通路14が形成されている。第1通路14
は、第1及び第2環状部4,5の軸方向間において半径
方向内外を連通するための通路であり、ほぼ直線状(す
なわち途中に障害物のない)構造となっている。また、
第1組13の配列により第1通路14の内周側部分は外
周側部分に比べてR1側に配置されている。また、第1
通路14は半径方向外側にいくにしたがって徐々に円周
方向幅が広くなっている。各第1組13において半径方
向内側の連結部がその半径方向外側の連結部より小さく
なっているため、第1通路14は内周部において極端に
幅が狭くなっていない。このため、第1通路14では内
周側においても充分な空気の流量が得られる。
【0027】各第1組13において、第3連結部8の中
心は、第1連結部6の中心と第2連結部7の中心とを結
ぶ直線XよりさらにR2側に位置する。また各第1組1
3において、第4連結部9の中心は、第2連結部7の中
心と第3連結部8の中心を結ぶ直線YよりさらにR2側
に位置する。以上に述べた構造により、第1通路14は
完全な直線ではなく半径方向内側から外側にいくにした
がって徐々にR2側に傾くように滑らかに湾曲してい
る。このため、ブレーキローター1がR1側に回転する
際には、半径方向内側から外側に向かって空気は第1通
路14を通ってスムーズに流れる。このため充分な流量
を確保でき、ブレーキローター1は冷却される。この結
果、第1及び第2摩擦面10,11において摩擦熱によ
る不具合が生じにくい。
【0028】さらに、複数の連結部6〜9は半径方向に
延びる複数の第2組15を構成している。図1に示すよ
うに、半径方向に1つずつ並ぶ連結部6,7,8,9か
ら第2組15が形成されている。各第2組15では、第
1連結部6が最もR2側に配置され、半径方向外側にい
くにしたがって連結部が第2回転方向R1側に配置され
ている。すなわち、各第2組15において第4連結部9
が最もR1側に配置されされている。
【0029】第1及び第2環状部4,5の軸方向間にお
いて半径方向内外を円周方向に並んだ複数の第2組15
の間に複数の第2通路16が形成されている。第2通路
16は、第1及び第2環状部4,5の軸方向間において
半径方向内外を連通するための通路であり、ほぼ直線状
(すなわち途中に障害物のない)構造となっている。ま
た、第2組15の配列により第2通路16の内周側部分
は外周側部分に比べてR1側に配置されている。また、
第2通路16は半径方向外側にいくにしたがって徐々に
円周方向幅が広くなっている。各第2組15において半
径方向内側の連結部がその半径方向外側の連結部より小
さくなっているため、第2通路16は内周部において極
端に幅が狭くなっていない。このため、第2通路16で
は内周側においても充分な空気の流量が得られる。
【0030】各第2組15において、第3連結部8の中
心は、第1連結部6の中心と第2連結部7の中心とを結
ぶ直線ZよりさらにR1側に位置する。また各第2組1
5において、第4連結部9の中心は、第2連結部7の中
心と第3連結部8の中心を結ぶ直線QよりさらにR1側
に位置する。以上に述べた構造により、第2通路16は
完全な直線ではなく半径方向内側から外側にいくにした
がってより徐々にR1側に傾くように滑らかに湾曲して
いる。このため、ブレーキローター1がR2側に回転す
る際には、半径方向内側から外側に向かって空気は第2
通路16を通ってスムーズに流れる。このため充分な流
量を確保でき、ブレーキローター1は冷却される。この
結果、第1及び第2摩擦面10,11において摩擦熱に
よる不具合が生じにくい。
【0031】以上に述べたように、複数の連結部6〜9
の配置により、複数の第1通路14と第2通路16とが
同時に形成されている。第1通路14と第2通路16は
第1及び第2摩擦板4,5全体にわたって互いに交差し
て形成されている。ブレーキローター1をR1側に回転
するように用いる場合は第1通路14が主な空気の通路
として機能し、R2側を回転方向として使用する場合は
第2通路16が主な空気の通路として機能する。このよ
うに1種類のブレーキローター1によって左右の車輪の
いずれにも使用可能な構造を実現できる。
【0032】第1通路14及び第2通路16は、空気が
最も流れやすい方向に沿って形成されているため、空気
の流れは乱されにくい。この結果、空気の流量が充分に
確保され、摩擦面10,11における摩擦熱による不具
合が生じにくい。ブレーキローター1が第1回転方向R
1側に回転すると、遠心力によって空気が第1及び第2
環状部10,11の内周側から外周側に向かって複数の
連結部6,9間に形成された隙間を流れる。このとき、
連結部6〜9は円柱形状であるため空気の流れはスムー
ズになり、充分に冷却される。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るブレーキローターでは、第
1環状部と第2環状部を連結する複数の連結部が円柱形
状であるため、第1環状部と第2環状部の軸方向間を流
れる空気は連結部の周りをスムーズに流れ、各連結部を
充分に冷却する。この結果、ブレーキローターの摩擦面
で発生する熱が速やかに放熱される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキローターの平面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【符号の説明】
1 ブレーキローター 2 ディスク 3 フランジ 4 第1環状部 5 第2環状部 6 第1連結部 7 第2連結部 8 第3連結部 9 第4連結部 10 第1摩擦面 11 第2摩擦面 13 第1組 14 第1通路 15 第2組 16 第2通路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1摩擦面が形成された第1環状部と、 前記第1環状部に対して軸方向に対向して配置され、第
    2摩擦面が形成された第2環状部と、 前記第1環状部と前記第2環状部を連結する複数の円柱
    形状連結部と、を備えたブレーキローター。
  2. 【請求項2】前記複数の連結部は、円周方向に並んだ前
    記連結部からなる複数の円周方向配列組を構成してい
    る、請求項1に記載のブレーキローター。
  3. 【請求項3】前記複数の円周方向配列組は3組以上形成
    されている、請求項2に記載のブレーキローター。
  4. 【請求項4】各前記円周方向配列組において前記連結部
    間には前記連結部の円周方向幅より広い隙間が確保され
    ている、請求項2又は3に記載のブレーキローター。
  5. 【請求項5】各前記円周方向配列組の前記連結部はその
    半径方向に隣接する前記円周方向配列組の前記連結部の
    円周方向中間に配置されている、請求項2〜4のいずれ
    かに記載のブレーキローター。
  6. 【請求項6】各前記円周方向配列組の前記連結部はその
    半径方向外側の前記円周方向配列組の前記連結部より小
    さい、請求項2〜5のいずれかに記載のブレーキロータ
    ー。
  7. 【請求項7】前記複数の連結部は前記第1摩擦部と前記
    第2摩擦部の軸方向間において半径方向内外を連通する
    複数の通路を形成するように配置されている、請求項1
    〜6のいずれかに記載のブレーキローター。
  8. 【請求項8】第1摩擦面が形成された第1環状部と、 前記第1環状部に対して軸方向に対向して配置され第2
    摩擦面が形成された第2環状部と、 前記第1環状部と前記第2環状部を連結するための構造
    であり、前記第1及び第2環状部の軸方向間において半
    径方向内外を連通する複数の通路を形成するように配置
    された複数の連結部と、を備えたブレーキローター。
  9. 【請求項9】前記複数の通路は、内周部分が外周部分に
    対して前記ブレーキローターの第1回転方向側に位置す
    る複数の第1通路を含む、請求項7又は8に記載のブレ
    ーキローター。
  10. 【請求項10】前記第1通路は滑らかに湾曲している、
    請求項9に記載のブレーキローター。
  11. 【請求項11】前記複数の通路は、内周部分が外周部分
    に対して前記ブレーキローターの第2回転方向側に位置
    する複数の第2通路を含む、請求項9又は10に記載の
    ブレーキローター。
  12. 【請求項12】前記第2通路は滑らかに湾曲している、
    請求項11に記載のブレーキローター。
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Cited By (2)

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