JPH11303374A - 床張材の構造 - Google Patents
床張材の構造Info
- Publication number
- JPH11303374A JPH11303374A JP12954798A JP12954798A JPH11303374A JP H11303374 A JPH11303374 A JP H11303374A JP 12954798 A JP12954798 A JP 12954798A JP 12954798 A JP12954798 A JP 12954798A JP H11303374 A JPH11303374 A JP H11303374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor material
- flooring material
- foundation
- releasable
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築物の修理、改装を容易にし、或いは建築
物の基礎構造を損傷することなく、臨機に建築物を多岐
用途に充てることができる床張材の構造である。 【解決手段】 基礎床張材１の上面に剥離床張材２を粘
着し、該剥離床張材２の上面に表面床張材３を取着又は
敷設するが、前記改装等に当たっては、基礎床張材１を
そのままにし、剥離床張材２及び表面床張材３のみを除
去することができるようにした。
物の基礎構造を損傷することなく、臨機に建築物を多岐
用途に充てることができる床張材の構造である。 【解決手段】 基礎床張材１の上面に剥離床張材２を粘
着し、該剥離床張材２の上面に表面床張材３を取着又は
敷設するが、前記改装等に当たっては、基礎床張材１を
そのままにし、剥離床張材２及び表面床張材３のみを除
去することができるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、建築物の修理、
改装を容易にし、或るいは建築物の基礎構造を損傷する
ことなく、臨機に建築物を多岐用途に充てることを可能
とする床張材の構造に関するものである
改装を容易にし、或るいは建築物の基礎構造を損傷する
ことなく、臨機に建築物を多岐用途に充てることを可能
とする床張材の構造に関するものである
【０００２】
【従来の技術】 建築物は、堅固なものと非堅固なもの
に大別できるが、いずれの建築物にあっても、床の変更
は必ずしも容易ではない。例えばコンクリートに取着さ
れ、或いは木造工法により取着された既設床張材を修理
や内部改装のため除去し、あらためて床張材を取着する
には相当な手間を要する。従来、床張材の変更を容易に
する提案は全くなされていないのが現状である。
に大別できるが、いずれの建築物にあっても、床の変更
は必ずしも容易ではない。例えばコンクリートに取着さ
れ、或いは木造工法により取着された既設床張材を修理
や内部改装のため除去し、あらためて床張材を取着する
には相当な手間を要する。従来、床張材の変更を容易に
する提案は全くなされていないのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、床張材が
老朽化したため新床張材を取着したり、或いは建築物の
用途を別種のものに変え、もしくは臨時の用途例えば催
し事を行うために、それらの用途にふさわしい色彩・材
質の床張材に変えたりすることが容易にできる床張材の
構造を提案するにある。
老朽化したため新床張材を取着したり、或いは建築物の
用途を別種のものに変え、もしくは臨時の用途例えば催
し事を行うために、それらの用途にふさわしい色彩・材
質の床張材に変えたりすることが容易にできる床張材の
構造を提案するにある。
【０００４】
【課題を解決するための技術手段】 床張材は、建築物
の基礎構造部分をも変更する大修繕の場合等特別な場合
を除けば、その全部又は区画されたスペース部分をすべ
て張り替える必要は少ない。それにもかかわらず、実際
には従前の床張材を撤去して、新床張材に張り替えるこ
とが多いのは、既設床張材の一部が破損したとしても破
損部分のみを替えることが不可能か、困難であるためで
あり、同様に、一部のみを張り替えて模様替えをしたく
てもなし得ないという従来の床或いは床張材の構造自体
に起因するのである。そこで、本発明は、床張材の構造
を改良し、結局床の構造をも改良することを提案するも
のである。
の基礎構造部分をも変更する大修繕の場合等特別な場合
を除けば、その全部又は区画されたスペース部分をすべ
て張り替える必要は少ない。それにもかかわらず、実際
には従前の床張材を撤去して、新床張材に張り替えるこ
とが多いのは、既設床張材の一部が破損したとしても破
損部分のみを替えることが不可能か、困難であるためで
あり、同様に、一部のみを張り替えて模様替えをしたく
てもなし得ないという従来の床或いは床張材の構造自体
に起因するのである。そこで、本発明は、床張材の構造
を改良し、結局床の構造をも改良することを提案するも
のである。
【０００５】
【発明の実施の形態】 まず床張材を最下部に施工する
基礎床張材と該基礎床張材の上面に粘着する剥離床張材
とを別体に構成し、床張材を更新する場合には、基礎床
張材をそのまま存置し、剥離床張材を剥ぎとることによ
ってこれを可能にした。従って、剥離床張材の上に床の
表面を形成する床張材を取着又は敷設すれば、該表面床
張材がいたんできたとき、或いは模様替えのため取り替
えるとき、剥離床張材とともに撤去することが容易とな
る。また、床張材施工を容易にするため、基礎床張材を
方形の小片状に形成し、いわゆるタイルとして用いてよ
く、その場合は剥離床張材、表面床張材をも小片状とす
るか否かにつき適宜選択すべきである。
基礎床張材と該基礎床張材の上面に粘着する剥離床張材
とを別体に構成し、床張材を更新する場合には、基礎床
張材をそのまま存置し、剥離床張材を剥ぎとることによ
ってこれを可能にした。従って、剥離床張材の上に床の
表面を形成する床張材を取着又は敷設すれば、該表面床
張材がいたんできたとき、或いは模様替えのため取り替
えるとき、剥離床張材とともに撤去することが容易とな
る。また、床張材施工を容易にするため、基礎床張材を
方形の小片状に形成し、いわゆるタイルとして用いてよ
く、その場合は剥離床張材、表面床張材をも小片状とす
るか否かにつき適宜選択すべきである。
【０００６】
【実施例】 本発明を図面により説明する。図１は、一
の実施例の概要を示す縦断面図で、本発明に係る床張材
の構造は、基礎床張材（１）と剥離床張材（２）と表面
床張材（３）とから構成されるもので、剥離床張材
（２）は基礎床張材（１）の上面に粘着し、表面床張材
（３）は適宜の手段で剥離床張材の上面に取着又は敷設
される。このようにすれば、基礎床張材（１）を存置し
たまま、剥離床張材（２）の粘着部より上の部分を撤去
することが容易となる。
の実施例の概要を示す縦断面図で、本発明に係る床張材
の構造は、基礎床張材（１）と剥離床張材（２）と表面
床張材（３）とから構成されるもので、剥離床張材
（２）は基礎床張材（１）の上面に粘着し、表面床張材
（３）は適宜の手段で剥離床張材の上面に取着又は敷設
される。このようにすれば、基礎床張材（１）を存置し
たまま、剥離床張材（２）の粘着部より上の部分を撤去
することが容易となる。
【０００７】上記のごとく剥離床張材（２）の撤去を行
うに際し、これを容易にするための実施例として、上記
構成に加え基礎床張材（１）の材質を粘着剤の成分が浸
食しない材質のものを用い、かつ、上面を剥離し易くす
るため、平滑に形成する。接着剤のうち、溶剤を使わず
加熱もせず、低い圧力で接着することができる、いわゆ
る感圧粘着剤を使用して粘着すれば剥離が容易である
が、該粘着剤を使用する場合でも、時間の経過により基
礎床張材（１）が該粘着剤の成分によって浸食される
と、基礎床張材（１）を存置する意義を失うからであ
る。
うに際し、これを容易にするための実施例として、上記
構成に加え基礎床張材（１）の材質を粘着剤の成分が浸
食しない材質のものを用い、かつ、上面を剥離し易くす
るため、平滑に形成する。接着剤のうち、溶剤を使わず
加熱もせず、低い圧力で接着することができる、いわゆ
る感圧粘着剤を使用して粘着すれば剥離が容易である
が、該粘着剤を使用する場合でも、時間の経過により基
礎床張材（１）が該粘着剤の成分によって浸食される
と、基礎床張材（１）を存置する意義を失うからであ
る。
【０００８】剥離床張材（２）の剥離を容易にする他の
実施例として、基礎床張材（１）の上面を平滑に形成す
るとともにシリコーン樹脂を含浸する手段が有効である
ことが試験の結果判明した。
実施例として、基礎床張材（１）の上面を平滑に形成す
るとともにシリコーン樹脂を含浸する手段が有効である
ことが試験の結果判明した。
【０００９】図２は、床の形成を容易にするため、基礎
床張材（１）を方形の小片状に形成した場合の床の構成
の一例を示す斜視図である。例えば、コンクリート面に
タイルのごとく設置し、或いは適宜の手段により複数連
結して床の基礎部分とすることができる。この場合、剥
離床張材（２）及び表面床張材（３）をも本図のごとく
小片状に形成するかは、前記のとおり適宜選択してよ
い。
床張材（１）を方形の小片状に形成した場合の床の構成
の一例を示す斜視図である。例えば、コンクリート面に
タイルのごとく設置し、或いは適宜の手段により複数連
結して床の基礎部分とすることができる。この場合、剥
離床張材（２）及び表面床張材（３）をも本図のごとく
小片状に形成するかは、前記のとおり適宜選択してよ
い。
【００１０】図３は、剥離床張材（２）の基礎床張材
（１）への粘着及び撤去を容易にするための一実施例を
示す側面図である。剥離床張材（２）は、合成樹脂又は
ゴムを用いた薄板状の基材フィルム（２１）とその底面
に粘着剤（２２）を塗布した層とから成る。粘着剤（２
２）は、前記感圧粘着剤を用いてよい。
（１）への粘着及び撤去を容易にするための一実施例を
示す側面図である。剥離床張材（２）は、合成樹脂又は
ゴムを用いた薄板状の基材フィルム（２１）とその底面
に粘着剤（２２）を塗布した層とから成る。粘着剤（２
２）は、前記感圧粘着剤を用いてよい。
【００１１】
【発明の効果】 本発明によれば、建築物の修理及び改
装を容易にし、建築物の使用目的を多岐に活用できるば
かりでなく、床部分を一部存置しながら必要部分のみ変
更できるので、物資の有効活用と節約を可能にする。
装を容易にし、建築物の使用目的を多岐に活用できるば
かりでなく、床部分を一部存置しながら必要部分のみ変
更できるので、物資の有効活用と節約を可能にする。
【図１】 一の実施例の概要を示す縦断面図
【図２】 基礎床張材を小片状に形成した場合の床の構
成の一例を示す斜視図
成の一例を示す斜視図
【図３】 剥離床張材の一実施例を示す側面図
１・・基礎床張材 ２・・剥離床張材 ３・・表面床張材 ２１・・基材フィルム ２２・・粘着材
Claims (5)
- 【請求項１】 基礎床張材（１）の上面に剥離床張材
（２）を粘着し、該剥離床張材（２）の上面に表面床張
材（３）を取着又は敷設したことを特徴とする床張材の
構造 - 【請求項２】 基礎床張材（１）は、上面を平滑に形成
し、かつ、粘着剤の成分が浸食しない材質のものである
ことを特徴とする請求項１の床張材の構造 - 【請求項３】 基礎床張材（１）は、上面を平滑に形成
し、かつ、シリコーン樹脂を含浸させたものであること
を特徴とする請求項１の床張材の構造 - 【請求項４】 基礎床張材（１）は、方形の小片状に形
成したことを特徴とする請求項１，２または３の床張材
の構造 - 【請求項５】 剥離床張材（２）は、基材フィルム（２
１）に粘着剤（２２）を塗布したものであることを特徴
とする請求項１、２，３または４の床張材の構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12954798A JPH11303374A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 床張材の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12954798A JPH11303374A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 床張材の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11303374A true JPH11303374A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15012219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12954798A Pending JPH11303374A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 床張材の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11303374A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006022602A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Ryoichi Kitamura | 保護材及び置敷タイル |
| JP2008266999A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Asahi Woodtec Corp | 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法。 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP12954798A patent/JPH11303374A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006022602A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Ryoichi Kitamura | 保護材及び置敷タイル |
| JP2008266999A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Asahi Woodtec Corp | 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法。 |
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