JPH11303177A - 水洗タンク用薬液排出器 - Google Patents
水洗タンク用薬液排出器Info
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- JPH11303177A JPH11303177A JP13466898A JP13466898A JPH11303177A JP H11303177 A JPH11303177 A JP H11303177A JP 13466898 A JP13466898 A JP 13466898A JP 13466898 A JP13466898 A JP 13466898A JP H11303177 A JPH11303177 A JP H11303177A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】薬液収納容器体の体積減少に起因する同容器体
内増圧を利用することにより、同容器体から水洗タンク
内への薬液の微量供給を可能にする。 【解決手段】筒受台8上へ載置した筒11後面を、弾性
を有する柔軟シート材12で閉塞すると共に、筒11底
部下端に液滴流出孔13を穿設し、軸16に枢支させた
支持板14の上端から水受け容器体17を突設すると共
に、該水受け容器体の底壁19前端に排水孔22を穿設
し、更に支持板14下部から後方へ錘部23を突設して
錘部受台10上へ載置させると共に、水受け容器体17
の前壁から打設部24を前方突設し、水受け容器体17
内への水の流入によって、同容器体が前方へ揺動するこ
とにより打設部24が柔軟シート材12に当たって、こ
れを前方へ弾性変形させることにより、薬液収納容器体
の体積を減少させ、これによって液滴流出孔13から薬
液を滴下させる。
内増圧を利用することにより、同容器体から水洗タンク
内への薬液の微量供給を可能にする。 【解決手段】筒受台8上へ載置した筒11後面を、弾性
を有する柔軟シート材12で閉塞すると共に、筒11底
部下端に液滴流出孔13を穿設し、軸16に枢支させた
支持板14の上端から水受け容器体17を突設すると共
に、該水受け容器体の底壁19前端に排水孔22を穿設
し、更に支持板14下部から後方へ錘部23を突設して
錘部受台10上へ載置させると共に、水受け容器体17
の前壁から打設部24を前方突設し、水受け容器体17
内への水の流入によって、同容器体が前方へ揺動するこ
とにより打設部24が柔軟シート材12に当たって、こ
れを前方へ弾性変形させることにより、薬液収納容器体
の体積を減少させ、これによって液滴流出孔13から薬
液を滴下させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水洗タンクの蓋上に
載置し、手洗い用水を利用して薬液を水洗タンク内へ滴
下する水洗タンク用薬液排出器に関する。
載置し、手洗い用水を利用して薬液を水洗タンク内へ滴
下する水洗タンク用薬液排出器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の薬液排出器として従来多くのも
のが知られているが、例えば実開平5−14277号に
おいては、水洗タンクの透孔付き蓋板上に載置させる透
孔付き深皿状部材の上部間へ、薬液入り容器体を倒立さ
せて支持させ、又その容器体の口頸部内からはフロート
を吊り下げて、上記タンク内水の排水により手洗い用の
水が深皿状部材内へ入るとフロートが薬液入り容器体内
へ上昇して薬液が流下し、深皿状部材内の水がタンク内
へ入って減少すると上記フロートが下降して薬液の流出
が停止するよう設けている。
のが知られているが、例えば実開平5−14277号に
おいては、水洗タンクの透孔付き蓋板上に載置させる透
孔付き深皿状部材の上部間へ、薬液入り容器体を倒立さ
せて支持させ、又その容器体の口頸部内からはフロート
を吊り下げて、上記タンク内水の排水により手洗い用の
水が深皿状部材内へ入るとフロートが薬液入り容器体内
へ上昇して薬液が流下し、深皿状部材内の水がタンク内
へ入って減少すると上記フロートが下降して薬液の流出
が停止するよう設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記薬液排出器は、フ
ロートの上下動により薬液を流出させ、又流出を停止さ
せるため、比較的多量の薬液を流出させることとなるも
のであった。近時、薬液を濃縮して、ごく微量の、具体
的には僅か一ないし二滴程度の供給で足りる薬液を使用
することが考えられている。そこで、請求項1記載の水
洗タンク用薬液排出器は、水受け揺動部材が柔軟シート
材を叩くことによって生ずる薬液収納容器体の体積減少
に起因する容器体内増圧を利用することにより微量の薬
液の供給を可能にしようとするものである。
ロートの上下動により薬液を流出させ、又流出を停止さ
せるため、比較的多量の薬液を流出させることとなるも
のであった。近時、薬液を濃縮して、ごく微量の、具体
的には僅か一ないし二滴程度の供給で足りる薬液を使用
することが考えられている。そこで、請求項1記載の水
洗タンク用薬液排出器は、水受け揺動部材が柔軟シート
材を叩くことによって生ずる薬液収納容器体の体積減少
に起因する容器体内増圧を利用することにより微量の薬
液の供給を可能にしようとするものである。
【0004】請求項2記載の水洗タンク用薬液排出器
は、上記請求項1記載の水洗タンク薬液排出器が有する
解決課題を有するほか、水受け容器体の後壁を後斜上方
へ傾斜させることにより、簡素な構成で水受け揺動部材
の揺動を確実にしようとするものである。
は、上記請求項1記載の水洗タンク薬液排出器が有する
解決課題を有するほか、水受け容器体の後壁を後斜上方
へ傾斜させることにより、簡素な構成で水受け揺動部材
の揺動を確実にしようとするものである。
【0005】請求項3記載の水洗タンク用薬液排出器
は、上記請求項1及び請求項2記載の水洗タンク薬液排
出器が有する解決課題を有するほか、基筒上面を閉塞す
る皿状容器体から導水筒を垂下することによって水受け
容器体の水受け効率の向上を図り、これによって水受け
揺動部材の揺動の応答性を向上させる。
は、上記請求項1及び請求項2記載の水洗タンク薬液排
出器が有する解決課題を有するほか、基筒上面を閉塞す
る皿状容器体から導水筒を垂下することによって水受け
容器体の水受け効率の向上を図り、これによって水受け
揺動部材の揺動の応答性を向上させる。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、上面
開口の基筒1の下面中央部から嵌合筒3を、又基筒1の
下端から複数の脚板6を、それぞれ垂下すると共に、基
筒前半部内に筒受台8を、又後半部内に錘部受台10
を、それぞれ形成した基部材Aと、上記筒受台8上へ、
軸線を後斜上方へ傾斜させて載置した前面閉塞の筒11
後面を弾性を有する柔軟シート材12で閉塞すると共
に、筒11底部下端に液滴流出孔13を穿設した薬液収
納容器体Bと、基筒後半部の下端部内に横架した左右方
向への軸16に、板下端部を前後方向へ回動自在に枢支
させた支持板14の上端から、上面開口の水受け容器体
17を突設すると共に、該水受け容器体の底壁19前端
に排水孔22を穿設し、更に支持板下部から後方へ錘部
23を突設して錘部受台10上へ載置させると共に、水
受け容器体17の前壁から打設部24を前方突設した水
受け揺動部材Cとを有し、上記水受け揺動部材Cは、錘
部23が錘部受台10上へ載置して打設部24が柔軟シ
ート材12から離間した第1位置と、上記水受け容器体
17内への水の流入によって前方へ揺動することにより
打設部24が柔軟シート材12に当たって、これを前方
へ弾性変形させることにより液滴流出孔13から薬液を
滴下させる第2位置とを有し、更に排水孔22からの水
の流出により第2位置から第1位置へ揺動する。
開口の基筒1の下面中央部から嵌合筒3を、又基筒1の
下端から複数の脚板6を、それぞれ垂下すると共に、基
筒前半部内に筒受台8を、又後半部内に錘部受台10
を、それぞれ形成した基部材Aと、上記筒受台8上へ、
軸線を後斜上方へ傾斜させて載置した前面閉塞の筒11
後面を弾性を有する柔軟シート材12で閉塞すると共
に、筒11底部下端に液滴流出孔13を穿設した薬液収
納容器体Bと、基筒後半部の下端部内に横架した左右方
向への軸16に、板下端部を前後方向へ回動自在に枢支
させた支持板14の上端から、上面開口の水受け容器体
17を突設すると共に、該水受け容器体の底壁19前端
に排水孔22を穿設し、更に支持板下部から後方へ錘部
23を突設して錘部受台10上へ載置させると共に、水
受け容器体17の前壁から打設部24を前方突設した水
受け揺動部材Cとを有し、上記水受け揺動部材Cは、錘
部23が錘部受台10上へ載置して打設部24が柔軟シ
ート材12から離間した第1位置と、上記水受け容器体
17内への水の流入によって前方へ揺動することにより
打設部24が柔軟シート材12に当たって、これを前方
へ弾性変形させることにより液滴流出孔13から薬液を
滴下させる第2位置とを有し、更に排水孔22からの水
の流出により第2位置から第1位置へ揺動する。
【0007】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に、上記水受け容器体17は、後壁18を支持板
14上端から後斜上方へ、かつ底壁19を支持板上端か
ら前方へ、それぞれ突設すると共に、底壁前端から前壁
20を起立し、更に左右両側面を側壁21で閉塞した。
ると共に、上記水受け容器体17は、後壁18を支持板
14上端から後斜上方へ、かつ底壁19を支持板上端か
ら前方へ、それぞれ突設すると共に、底壁前端から前壁
20を起立し、更に左右両側面を側壁21で閉塞した。
【0008】第3の手段として、上記第1の手段又は第
2の手段を有すると共に、上記基筒1上面を皿状容器体
25で閉塞し、かつ上記水受け容器体17よりも上方の
皿状容器体底壁部分に導水孔27を穿設し、該導水孔か
ら導水筒28を垂下した。
2の手段を有すると共に、上記基筒1上面を皿状容器体
25で閉塞し、かつ上記水受け容器体17よりも上方の
皿状容器体底壁部分に導水孔27を穿設し、該導水孔か
ら導水筒28を垂下した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る水洗タンク用薬液排出器の一実施形態について説
明する。Aは基部材で、上面開口の基筒1の下端部内の
前後方向中間部に、左右方向への横板2を横架し、該横
板の左右方向中間部下面から、割溝3aを縦設した嵌合
筒3を垂下する。また、基筒1内を、その上面に達しな
い高さの仕切板4で前後に仕切ると共に、該仕切板上端
部の左右方向中間部を切除して、上面開口の開口部5を
形成する。さらに、基筒1の前半部と後半部とのそれぞ
れの左右両部から脚板6を垂下する。
に係る水洗タンク用薬液排出器の一実施形態について説
明する。Aは基部材で、上面開口の基筒1の下端部内の
前後方向中間部に、左右方向への横板2を横架し、該横
板の左右方向中間部下面から、割溝3aを縦設した嵌合
筒3を垂下する。また、基筒1内を、その上面に達しな
い高さの仕切板4で前後に仕切ると共に、該仕切板上端
部の左右方向中間部を切除して、上面開口の開口部5を
形成する。さらに、基筒1の前半部と後半部とのそれぞ
れの左右両部から脚板6を垂下する。
【0010】基筒1前半部の下部内に、前後方向に所定
の間隔をおいて一対の載置板7を左右方向へ架設すると
共に、両載置板上に筒受台8を前斜下方へ傾斜させて載
置する。該筒受台は前後方向への底板8aと底板の左右
両側から左右方向外方へ拡開する斜板8bとの3面から
形成する。さらに基筒1の前壁下部内面に後斜下方へ傾
斜する止板9を形成する。一方、基筒1の後半部の下端
部内に、左右方向への錘部受台10を横架する。
の間隔をおいて一対の載置板7を左右方向へ架設すると
共に、両載置板上に筒受台8を前斜下方へ傾斜させて載
置する。該筒受台は前後方向への底板8aと底板の左右
両側から左右方向外方へ拡開する斜板8bとの3面から
形成する。さらに基筒1の前壁下部内面に後斜下方へ傾
斜する止板9を形成する。一方、基筒1の後半部の下端
部内に、左右方向への錘部受台10を横架する。
【0011】Bは薬液収納容器体で、図2にも示すよう
に、前面閉塞の円筒11の底部外面を、一対の斜面11
aと両斜面間に位置する底面11bとの3面で形成し、
これら3面を筒受台8の3面8a、8b、8bに係合さ
せることにより円筒11を、筒受台8上へ載置して、円
筒11前部を止板9へ押当させる。
に、前面閉塞の円筒11の底部外面を、一対の斜面11
aと両斜面間に位置する底面11bとの3面で形成し、
これら3面を筒受台8の3面8a、8b、8bに係合さ
せることにより円筒11を、筒受台8上へ載置して、円
筒11前部を止板9へ押当させる。
【0012】また、円筒11の後面を、弾性を有する柔
軟シート材12で閉塞する。この柔軟シート材の素材と
しては、後述するように打設部24が当たることにより
前方へ弾性変形して円筒11の体積をわずかに減少させ
るもの、例えばゴムや合成樹脂材等のうちから適宜選定
する。さらに円筒11底部下端に液滴流出孔13を穿設
する。この液滴流出孔13は、例えば直径1mm程度のピ
ンホールで形成する。この程度の直径であれば、後述の
ように柔軟シート材12に外力を加えない限り、円筒1
1内の薬液が液滴流出孔13から漏出しないからであ
る。なお、薬液収納容器体Bを筒受台8上に載置するに
際しては、前述のように前者の3面11a、11b、1
1bを後者の3面8a、8b、8bへ係合させる。この
ようにすることにより液滴流出孔13を常に円筒11の
底部下端に位置させることができる。
軟シート材12で閉塞する。この柔軟シート材の素材と
しては、後述するように打設部24が当たることにより
前方へ弾性変形して円筒11の体積をわずかに減少させ
るもの、例えばゴムや合成樹脂材等のうちから適宜選定
する。さらに円筒11底部下端に液滴流出孔13を穿設
する。この液滴流出孔13は、例えば直径1mm程度のピ
ンホールで形成する。この程度の直径であれば、後述の
ように柔軟シート材12に外力を加えない限り、円筒1
1内の薬液が液滴流出孔13から漏出しないからであ
る。なお、薬液収納容器体Bを筒受台8上に載置するに
際しては、前述のように前者の3面11a、11b、1
1bを後者の3面8a、8b、8bへ係合させる。この
ようにすることにより液滴流出孔13を常に円筒11の
底部下端に位置させることができる。
【0013】Cは水受け揺動部材で、図3にも示すよう
に、支持板14の下端部に左右方向への軸孔を有する軸
受け15を形成し、該軸受け15を、基筒1後半部の下
端部内に横架した左右方向への軸16に枢支させる。ま
た、支持板14の上端から、上面開口の水受け容器体1
7を突設する。
に、支持板14の下端部に左右方向への軸孔を有する軸
受け15を形成し、該軸受け15を、基筒1後半部の下
端部内に横架した左右方向への軸16に枢支させる。ま
た、支持板14の上端から、上面開口の水受け容器体1
7を突設する。
【0014】この水受け容器体17は、請求項2に記載
するように、後壁18を支持板14上端から後斜上方
へ、かつ底壁19を支持板14上端から前方へ水平に、
それぞれ突設すると共に、底壁19前端から前壁20を
起立する。この際、後壁18、底壁19及び前壁20の
それぞれの左右方向の幅を相等しく形成し、かつこれら
によって形成される左右両側面を側壁21で閉塞する。
水受け容器体17をこのように構成することにより、同
容器体内へ水がある程度流入した場合に、後述の錘部2
3の重量に打ち勝って同容器体が前方へ揺動することが
可能である。
するように、後壁18を支持板14上端から後斜上方
へ、かつ底壁19を支持板14上端から前方へ水平に、
それぞれ突設すると共に、底壁19前端から前壁20を
起立する。この際、後壁18、底壁19及び前壁20の
それぞれの左右方向の幅を相等しく形成し、かつこれら
によって形成される左右両側面を側壁21で閉塞する。
水受け容器体17をこのように構成することにより、同
容器体内へ水がある程度流入した場合に、後述の錘部2
3の重量に打ち勝って同容器体が前方へ揺動することが
可能である。
【0015】また、底壁19の前端中央部に排水孔22
を穿設すると共に、軸受け15上端から後方へ水平に錘
部23を突設する。該錘部は本実施形態では図示例のよ
うに、後方へ向かうに連れ板厚が漸次増大する台形状板
に形成し、かつ該台形状板を錘部受台10上へ載置す
る。さらに、水受け容器体17の前壁20上端の左右方
向中間部から棒状の打設部24を前方突設する。
を穿設すると共に、軸受け15上端から後方へ水平に錘
部23を突設する。該錘部は本実施形態では図示例のよ
うに、後方へ向かうに連れ板厚が漸次増大する台形状板
に形成し、かつ該台形状板を錘部受台10上へ載置す
る。さらに、水受け容器体17の前壁20上端の左右方
向中間部から棒状の打設部24を前方突設する。
【0016】本実施形態ではさらに請求項3記載のよう
に、低所を有する皿状容器体25の底壁下面外周部から
短筒26を垂下して、該短筒を基筒1内面へ着脱自在に
嵌合させると共に、低所に導水孔27を穿設し、該導水
孔から導水筒28を垂下する。この導水筒28は水受け
容器体17の上方へ位置させる。
に、低所を有する皿状容器体25の底壁下面外周部から
短筒26を垂下して、該短筒を基筒1内面へ着脱自在に
嵌合させると共に、低所に導水孔27を穿設し、該導水
孔から導水筒28を垂下する。この導水筒28は水受け
容器体17の上方へ位置させる。
【0017】次に上記構成に係る薬液排出器を水洗タン
クに使用する場合について説明すると、図1に示すよう
に基部材Aの嵌合筒3を水洗タンクの蓋29の入水孔3
0内へ嵌合させると共に、脚板6を蓋上面へ載置する。
この状態から、図示しない排水手段により水洗タンク内
の水を排出させると、水道蛇口(図示せず)から皿状容
器体25内へ流下した水が、導水筒28を通って水受け
容器体17内へ流入する。
クに使用する場合について説明すると、図1に示すよう
に基部材Aの嵌合筒3を水洗タンクの蓋29の入水孔3
0内へ嵌合させると共に、脚板6を蓋上面へ載置する。
この状態から、図示しない排水手段により水洗タンク内
の水を排出させると、水道蛇口(図示せず)から皿状容
器体25内へ流下した水が、導水筒28を通って水受け
容器体17内へ流入する。
【0018】水受け容器体17内に適宜量の水が流入す
ると、これを前方へ回動させる方向(反時計方向)への
モーメントM1が増大し、このモーメントM1が、錘部
23の重量による時計方向へのモーメントM2に打ち勝
つと、水受け揺動部材Cは反時計方向へ揺動する。
ると、これを前方へ回動させる方向(反時計方向)への
モーメントM1が増大し、このモーメントM1が、錘部
23の重量による時計方向へのモーメントM2に打ち勝
つと、水受け揺動部材Cは反時計方向へ揺動する。
【0019】すると図4に示すように打設部24が薬液
収納容器体Bの柔軟シート材12に当たって同容器体の
体積を減少させるため、同容器体の内圧が増大し、これ
によって液滴流出孔13から薬液が滴下する。この滴下
量は柔軟シート材12の素材、シートの張りおよび反時
計方向モーメントM1を適当に設定することにより微調
整することができる。
収納容器体Bの柔軟シート材12に当たって同容器体の
体積を減少させるため、同容器体の内圧が増大し、これ
によって液滴流出孔13から薬液が滴下する。この滴下
量は柔軟シート材12の素材、シートの張りおよび反時
計方向モーメントM1を適当に設定することにより微調
整することができる。
【0020】薬液収納容器体Bから蓋29上へ滴下した
薬液は、水受け容器体17をあふれさせて蓋29上へ流
下する水と共に、割溝3aから入水孔30を介して水洗
タンク内へ流入する。なお、図4に示すように水受け容
器体17の前壁20上端部が、反時計方向への揺動によ
り開口部5の下縁に当接するようにして、打設部24が
柔軟シート材12に当たる力を緩衝させることも可能で
ある。
薬液は、水受け容器体17をあふれさせて蓋29上へ流
下する水と共に、割溝3aから入水孔30を介して水洗
タンク内へ流入する。なお、図4に示すように水受け容
器体17の前壁20上端部が、反時計方向への揺動によ
り開口部5の下縁に当接するようにして、打設部24が
柔軟シート材12に当たる力を緩衝させることも可能で
ある。
【0021】一方、水受け容器体17の排水孔22から
は水が流出しており、従って、水道蛇口からの水の流出
が停止して、同容器体内の水の量がある一定量まで減少
するか、または同容器体が空になると、時計方向のモー
メントM2が反時計方向のモーメントM1に打ち勝っ
て、水受け揺動部材Cが時計方向へ揺動し、打設部24
が柔軟シート材12から離間する。すると柔軟シート材
12が元の形状に戻って、薬液収納容器体Bの体積が増
大するため、同容器体内が負圧状態となって、液滴流出
孔13から空気が流入する。
は水が流出しており、従って、水道蛇口からの水の流出
が停止して、同容器体内の水の量がある一定量まで減少
するか、または同容器体が空になると、時計方向のモー
メントM2が反時計方向のモーメントM1に打ち勝っ
て、水受け揺動部材Cが時計方向へ揺動し、打設部24
が柔軟シート材12から離間する。すると柔軟シート材
12が元の形状に戻って、薬液収納容器体Bの体積が増
大するため、同容器体内が負圧状態となって、液滴流出
孔13から空気が流入する。
【0022】なお、薬液の費消により薬液収納容器体B
内が空になった場合は、皿状容器体25を基筒1から取
り外して新品の薬液収納容器体と交換することが可能で
ある。また、出荷等の輸送時においてはシール等の貼付
により液滴流出孔13を閉塞しておく。
内が空になった場合は、皿状容器体25を基筒1から取
り外して新品の薬液収納容器体と交換することが可能で
ある。また、出荷等の輸送時においてはシール等の貼付
により液滴流出孔13を閉塞しておく。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の水洗タンク用薬液排出器
は、柔軟シート材の弾性変形に起因する薬液収納容器体
の体積減少を利用して同容器体から薬液を滴下させるよ
うにしたので、微量の薬液の供給が可能となり、従っ
て、濃縮の薬液を使用することができ、このため排出器
の小型化と薬液収納容器体の交換頻度の低減化を図るこ
とができる。
は、柔軟シート材の弾性変形に起因する薬液収納容器体
の体積減少を利用して同容器体から薬液を滴下させるよ
うにしたので、微量の薬液の供給が可能となり、従っ
て、濃縮の薬液を使用することができ、このため排出器
の小型化と薬液収納容器体の交換頻度の低減化を図るこ
とができる。
【0024】請求項2記載の水洗タンク用薬液排出器
は、水受け容器体の後壁を後斜上方へ傾斜させて、同容
器体の前方部分の容積を後方部分よりも大にしたので、
簡素な構成で効率良く水受け揺動部材を揺動させること
ができる。
は、水受け容器体の後壁を後斜上方へ傾斜させて、同容
器体の前方部分の容積を後方部分よりも大にしたので、
簡素な構成で効率良く水受け揺動部材を揺動させること
ができる。
【0025】請求項3記載の水洗タンク用薬液排出器
は、基筒上面を閉塞する皿状容器体から導水筒を垂下し
たので、水受け容器体内へ効率良く水を流下させること
ができ、従って、水受け揺動部材の揺動の応答性の向上
を図ることができる。
は、基筒上面を閉塞する皿状容器体から導水筒を垂下し
たので、水受け容器体内へ効率良く水を流下させること
ができ、従って、水受け揺動部材の揺動の応答性の向上
を図ることができる。
【図1】本発明に係る水洗タンク用薬液排出器の断面
図。
図。
【図2】同じく、薬液収納容器体の斜視図。
【図3】同じく、水受け揺動部材の斜視図。
【図4】同じく、水洗タンク用薬液排出器の薬液滴下状
態を示す断面図。
態を示す断面図。
1 基筒 3 嵌合筒 6 脚板 8 筒受台 10 錘部受台 11 筒 12 柔軟シート材 13 液滴流出孔 14 支持板 16 軸 17 水受け容器体 18 後壁 19 底壁 20 前壁 21 側壁 22 排水孔 23 錘部 24 打設部 25 皿状容器体 27 導水孔 28 導水筒 A 基部材 B 薬液収納容器体 C 水受け揺動部材
Claims (3)
- 【請求項1】上面開口の基筒1の下面中央部から嵌合筒
3を、又基筒1の下端から複数の脚板6を、それぞれ垂
下すると共に、基筒前半部内に筒受台8を、又後半部内
に錘部受台10を、それぞれ形成した基部材Aと、 上記筒受台8上へ、軸線を後斜上方へ傾斜させて載置し
た前面閉塞の筒11後面を弾性を有する柔軟シート材1
2で閉塞すると共に、筒11底部下端に液滴流出孔13
を穿設した薬液収納容器体Bと、 基筒後半部の下端部内に横架した左右方向への軸16
に、板下端部を前後方向へ回動自在に枢支させた支持板
14の上端から、上面開口の水受け容器体17を突設す
ると共に、該水受け容器体の底壁19前端に排水孔22
を穿設し、更に支持板下部から後方へ錘部23を突設し
て錘部受台10上へ載置させると共に、水受け容器体1
7の前壁から打設部24を前方突設した水受け揺動部材
Cとを有し、 上記水受け揺動部材Cは、錘部23が錘部受台10上へ
載置して打設部24が柔軟シート材12から離間した第
1位置と、上記水受け容器体17内への水の流入によっ
て前方へ揺動することにより打設部24が柔軟シート材
12に当たって、これを前方へ弾性変形させることによ
り液滴流出孔13から薬液を滴下させる第2位置とを有
し、更に排水孔22からの水の流出により第2位置から
第1位置へ揺動する、 ことを特徴とする水洗タンク用薬液排出器。 - 【請求項2】上記水受け容器体17は、後壁18を支持
板14上端から後斜上方へ、かつ底壁19を支持板上端
から前方へ、それぞれ突設すると共に、底壁前端から前
壁20を起立し、更に左右両側面を側壁21で閉塞し
た、 ことを特徴とする請求項1記載の水洗タンク用薬液排出
器。 - 【請求項3】上記基筒1上面を皿状容器体25で閉塞
し、かつ上記水受け容器体17よりも上方の皿状容器体
底壁部分に導水孔27を穿設し、該導水孔から導水筒2
8を垂下した、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の水洗タンク用薬
液排出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13466898A JPH11303177A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 水洗タンク用薬液排出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13466898A JPH11303177A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 水洗タンク用薬液排出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303177A true JPH11303177A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15133778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13466898A Pending JPH11303177A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 水洗タンク用薬液排出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11303177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227274A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Kao Corp | 薬剤吐出容器 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP13466898A patent/JPH11303177A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227274A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Kao Corp | 薬剤吐出容器 |
JP4553086B2 (ja) * | 2001-02-01 | 2010-09-29 | 花王株式会社 | 薬剤吐出容器 |
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