JPH11302231A - 安定な芳香族アミン組成物および色安定な芳香族アミンの製造方法 - Google Patents
安定な芳香族アミン組成物および色安定な芳香族アミンの製造方法Info
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- JPH11302231A JPH11302231A JP10376247A JP37624798A JPH11302231A JP H11302231 A JPH11302231 A JP H11302231A JP 10376247 A JP10376247 A JP 10376247A JP 37624798 A JP37624798 A JP 37624798A JP H11302231 A JPH11302231 A JP H11302231A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変色に対し安定な芳香族アミン組成物を得る
こと。 【解決手段】 本発明は安定な芳香族アミン組成物に関
するものであり、これら組成物は(a)硫黄化合物のア
ルカリ金属塩、その水和物およびそのアルデヒド、アル
ミニウム水素化物、硼酸塩および硼素化合物よりなる群
から選択される化合物と;(b)芳香族アミンとを含
む。さらに本発明は、芳香族アミンの色を安定化させる
方法およびこれら安定な芳香族アミン組成物からのポリ
エーテルポリオールの製造にも関するものである。
こと。 【解決手段】 本発明は安定な芳香族アミン組成物に関
するものであり、これら組成物は(a)硫黄化合物のア
ルカリ金属塩、その水和物およびそのアルデヒド、アル
ミニウム水素化物、硼酸塩および硼素化合物よりなる群
から選択される化合物と;(b)芳香族アミンとを含
む。さらに本発明は、芳香族アミンの色を安定化させる
方法およびこれら安定な芳香族アミン組成物からのポリ
エーテルポリオールの製造にも関するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族アミン化合
物と少量の安定化用化合物とからなる組成物に関するも
のである。さらに本発明は芳香族アミンの変色を防止す
る方法、並びに淡色の芳香族アミンに基づくポリエーテ
ルポリオールの製造方法にも関するものである。
物と少量の安定化用化合物とからなる組成物に関するも
のである。さらに本発明は芳香族アミンの変色を防止す
る方法、並びに淡色の芳香族アミンに基づくポリエーテ
ルポリオールの製造方法にも関するものである。
【0002】
【従来の技術】アミン基含有化合物に関連する問題また
は欠点の1つは、これら化合物が変色する傾向である。
たとえばオルト−トルエンジアミン(o−TDA)のよ
うな或る種のアミン基含有化合物は空気に露出されると
ほぼ直ちに暗色化するのに対し、たとえばアニリンのよ
うな他の化合物は一層安定であると共に経時的に一層ゆ
っくり暗色化する。脂肪族アミン基含有化合物も室温に
て経時的に変色するが、一般的に言ってこれらは芳香族
アミン基含有化合物よりもずつと低速度で変色する。ア
ミン基含有化合物は、ポリエーテルポリオールを製造す
るための適する開始剤であることが知られている。各種
のアミン開始ポリエーテルポリオールおよびその製造方
法がたとえば米国特許第3,264,268号、第3,
314,995号、第3,446,848号、第3,4
62,492号、第3,499,009号、第4,20
9,609号、第4,391,728号、第4,42
1,871号および第4,562,290号、並びに英
国特許第1,073,664号、第1,311,095
号および第1,398,185号に記載されている。
は欠点の1つは、これら化合物が変色する傾向である。
たとえばオルト−トルエンジアミン(o−TDA)のよ
うな或る種のアミン基含有化合物は空気に露出されると
ほぼ直ちに暗色化するのに対し、たとえばアニリンのよ
うな他の化合物は一層安定であると共に経時的に一層ゆ
っくり暗色化する。脂肪族アミン基含有化合物も室温に
て経時的に変色するが、一般的に言ってこれらは芳香族
アミン基含有化合物よりもずつと低速度で変色する。ア
ミン基含有化合物は、ポリエーテルポリオールを製造す
るための適する開始剤であることが知られている。各種
のアミン開始ポリエーテルポリオールおよびその製造方
法がたとえば米国特許第3,264,268号、第3,
314,995号、第3,446,848号、第3,4
62,492号、第3,499,009号、第4,20
9,609号、第4,391,728号、第4,42
1,871号および第4,562,290号、並びに英
国特許第1,073,664号、第1,311,095
号および第1,398,185号に記載されている。
【0003】ポリエーテルポリオールの製造に際し開始
剤としての変色アミン基含有化合物の使用は、同様に変
色するポリエーテルポリオールをもたらす。得られるポ
リエーテルポリオールの暗色を減少させることも可能で
あるが、これらポリエーテルポリオールの変色を防止す
ることが好ましい。したがって、アミン基含有化合物の
変色を防止し或いはアミン基含有化合物から出発したポ
リエーテルポリオールの色を減少させる手段が工業的に
望ましい。これらアミン基含有化合物およびこれら化合
物から作成されたポリエーテルポリオールの変色を回避
/防止する1つの方法は、空気と接触する前に精製(一
般に蒸留)後のアミン基含有化合物からポリエーテルポ
リオールを直ちに生成させることである。しかしなが
ら、これはアミン基含有化合物および得られるポリエー
テルポリオールを同一プラントまたは近くのプラントで
製造すると共にアミン基含有化合物を蒸留する時点とポ
リエーテルポリオールを生成させるべく開始剤としてこ
れらを使用する時点との間に殆どまたは全く時間を経過
させないことを必要とする。或いは精製する時点と使用
する時点との間の全ゆる処理時点にてアミン化合物を酸
素フリーにするよう確保するには、厳格な工学処理手段
が必要とされる。現在、アミン精製後の全過程を全体的
に窒素もしくは他の不活性ガスの陽圧下に保って、この
変色を防止および/または最小化させることが必要であ
る。
剤としての変色アミン基含有化合物の使用は、同様に変
色するポリエーテルポリオールをもたらす。得られるポ
リエーテルポリオールの暗色を減少させることも可能で
あるが、これらポリエーテルポリオールの変色を防止す
ることが好ましい。したがって、アミン基含有化合物の
変色を防止し或いはアミン基含有化合物から出発したポ
リエーテルポリオールの色を減少させる手段が工業的に
望ましい。これらアミン基含有化合物およびこれら化合
物から作成されたポリエーテルポリオールの変色を回避
/防止する1つの方法は、空気と接触する前に精製(一
般に蒸留)後のアミン基含有化合物からポリエーテルポ
リオールを直ちに生成させることである。しかしなが
ら、これはアミン基含有化合物および得られるポリエー
テルポリオールを同一プラントまたは近くのプラントで
製造すると共にアミン基含有化合物を蒸留する時点とポ
リエーテルポリオールを生成させるべく開始剤としてこ
れらを使用する時点との間に殆どまたは全く時間を経過
させないことを必要とする。或いは精製する時点と使用
する時点との間の全ゆる処理時点にてアミン化合物を酸
素フリーにするよう確保するには、厳格な工学処理手段
が必要とされる。現在、アミン精製後の全過程を全体的
に窒素もしくは他の不活性ガスの陽圧下に保って、この
変色を防止および/または最小化させることが必要であ
る。
【0004】2−メルカプトトルイミダゾールおよびそ
の金属塩の製造方法が米国特許第4,172,833号
に記載されている。この方法は、o−トルエンジアミン
と安定化剤と二硫化炭素とからなる安定化された原料系
を溶剤の存在下で反応させ、生成した2−メルカプトト
ルイミダゾールを濾過により回収し、循環させるべく溶
剤を回収することからなっている。適する安定化剤はヒ
ドラジン、ヒドラジン水和物および強酸のヒドラジン塩
を包含する。o−トルエンジアミンに対するこれら安定
化剤の添加は色劣化を防止する。米国特許第4,87
7,879号はアミン開始剤を用いて1種もしくはそれ
以上のアルキレン酸化物から作成されるポリエーテル組
成物の安定化方法に関するものである。この方法は、粗
製ポリエーテル組成物を中和の際または中和の後に安定
化を行うのに充分な量の還元剤と接触させることからな
っている。蟻酸および硼水素化リチウムが適すると開示
された2種の還元剤である。この方法は、ポリエーテル
反応の終了時に過剰量の蟻酸(または他の還元剤)を添
加してアルカリ性重合物を中和することを必要とする。
芳香族および脂肪族のアミンが適すると開示されている
が、この方法は1種もしくはそれ以上の第三アミンが開
始剤化合物中に存在する場合に特に有用であることも開
示されている。N−アミノエチルピペラジン、すなわち
脂肪族アミンが好適アミンであり、全ての実施例で使用
されている。
の金属塩の製造方法が米国特許第4,172,833号
に記載されている。この方法は、o−トルエンジアミン
と安定化剤と二硫化炭素とからなる安定化された原料系
を溶剤の存在下で反応させ、生成した2−メルカプトト
ルイミダゾールを濾過により回収し、循環させるべく溶
剤を回収することからなっている。適する安定化剤はヒ
ドラジン、ヒドラジン水和物および強酸のヒドラジン塩
を包含する。o−トルエンジアミンに対するこれら安定
化剤の添加は色劣化を防止する。米国特許第4,87
7,879号はアミン開始剤を用いて1種もしくはそれ
以上のアルキレン酸化物から作成されるポリエーテル組
成物の安定化方法に関するものである。この方法は、粗
製ポリエーテル組成物を中和の際または中和の後に安定
化を行うのに充分な量の還元剤と接触させることからな
っている。蟻酸および硼水素化リチウムが適すると開示
された2種の還元剤である。この方法は、ポリエーテル
反応の終了時に過剰量の蟻酸(または他の還元剤)を添
加してアルカリ性重合物を中和することを必要とする。
芳香族および脂肪族のアミンが適すると開示されている
が、この方法は1種もしくはそれ以上の第三アミンが開
始剤化合物中に存在する場合に特に有用であることも開
示されている。N−アミノエチルピペラジン、すなわち
脂肪族アミンが好適アミンであり、全ての実施例で使用
されている。
【0005】本発明によれば、芳香族アミン化合物に対
する本発明の安定化用化合物の添加は驚くことに変色に
対し安定である組成物を形成することが突き止められ
た。これは処理された芳香族アミン組成物を100℃の
オーブン内で4週間にわたり貯蔵した後にも言える。次
いでポリエーテルポリオールを、一般に未処理の芳香族
アミン化合物から予想されるような有害な変色作用なし
に、前記処理芳香族アミン化合物から製造することがで
きる。
する本発明の安定化用化合物の添加は驚くことに変色に
対し安定である組成物を形成することが突き止められ
た。これは処理された芳香族アミン組成物を100℃の
オーブン内で4週間にわたり貯蔵した後にも言える。次
いでポリエーテルポリオールを、一般に未処理の芳香族
アミン化合物から予想されるような有害な変色作用なし
に、前記処理芳香族アミン化合物から製造することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、変色
に対し安定な芳香族アミン組成物を提供することにあ
る。
に対し安定な芳香族アミン組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (a)成分(b)100重量%に対し0.01〜5重量
%(好ましくは0.05〜1.0重量%、より好ましく
は0.1〜0.5重量%)の硫黄化合物のアルカリ金属
塩、水和物およびアルデヒド、アルミニウム水素化物、
硼酸塩、および硼素化合物よりなる群から選択される化
合物と; (b)少なくとも1種の芳香族アミン基含有化合物とか
らなる安定な芳香族アミン組成物に関するものである。
さらに本発明は芳香族アミン基含有化合物の色を安定化
させる方法にも関するものである。この方法は、(1)
(a)成分(b)100重量%に対し0.01〜5重量
%(好ましくは0.05〜1.0重量%、特に好ましく
は0.1〜0.5重量%)の硫黄化合物のアルカリ金属
塩、その水和物およびそのアルデヒド;アルミニウム水
素化物;硼酸塩;および硼素化合物よりなる群から選択
される少なくとも1種の化合物を(b)少なくとも1種
の芳香族アミン基含有化合物に添加することからなって
いる。粗製トルエンジアミンおよびオルト−トルエンジ
アミンが、少量のこれら化合物の1種の添加により変色
を防止もしくは最小化しうる好適芳香族アミンである。
%(好ましくは0.05〜1.0重量%、より好ましく
は0.1〜0.5重量%)の硫黄化合物のアルカリ金属
塩、水和物およびアルデヒド、アルミニウム水素化物、
硼酸塩、および硼素化合物よりなる群から選択される化
合物と; (b)少なくとも1種の芳香族アミン基含有化合物とか
らなる安定な芳香族アミン組成物に関するものである。
さらに本発明は芳香族アミン基含有化合物の色を安定化
させる方法にも関するものである。この方法は、(1)
(a)成分(b)100重量%に対し0.01〜5重量
%(好ましくは0.05〜1.0重量%、特に好ましく
は0.1〜0.5重量%)の硫黄化合物のアルカリ金属
塩、その水和物およびそのアルデヒド;アルミニウム水
素化物;硼酸塩;および硼素化合物よりなる群から選択
される少なくとも1種の化合物を(b)少なくとも1種
の芳香族アミン基含有化合物に添加することからなって
いる。粗製トルエンジアミンおよびオルト−トルエンジ
アミンが、少量のこれら化合物の1種の添加により変色
を防止もしくは最小化しうる好適芳香族アミンである。
【0008】さらに本発明は安定な淡色の芳香族アミン
系ポリエーテルポリオールの製造方法にも関するもので
あり、この方法は芳香族アミン基含有化合物(この芳香
族アミン基含有化合物は芳香族アミン基含有化合物10
0重量%に対し0.01〜5重量%(好ましくは0.0
5〜1.0重量%、特に好ましくは0.1〜0.5重量
%)で処理されている)を硫黄化合物のアルカリ金属
塩、その水和物およびそのアルデヒド;アルミニウム水
素化物;硼酸塩;および硼素化合物よりなる群から選択
される少なくとも1種の化合物でアルコキシル化するこ
とからなっている。少量の上記安定化用化合物の添加は
芳香族アミン基含有化合物の変色を防止もしくは最小化
するのに効果的であり、これにより淡色のポリエーテル
ポリオールをそれから製造することを可能にする。
系ポリエーテルポリオールの製造方法にも関するもので
あり、この方法は芳香族アミン基含有化合物(この芳香
族アミン基含有化合物は芳香族アミン基含有化合物10
0重量%に対し0.01〜5重量%(好ましくは0.0
5〜1.0重量%、特に好ましくは0.1〜0.5重量
%)で処理されている)を硫黄化合物のアルカリ金属
塩、その水和物およびそのアルデヒド;アルミニウム水
素化物;硼酸塩;および硼素化合物よりなる群から選択
される少なくとも1種の化合物でアルコキシル化するこ
とからなっている。少量の上記安定化用化合物の添加は
芳香族アミン基含有化合物の変色を防止もしくは最小化
するのに効果的であり、これにより淡色のポリエーテル
ポリオールをそれから製造することを可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にて用いる、本発明の芳香
族アミン組成物に関する「安定」という用語はこれらの
ガードナー色が≧25℃の温度にて少なくとも4週間に
わたり貯蔵した際に標準よりも淡色であることを意味す
る。標準は対応の未処理芳香族アミンである。本発明に
よれば、変色を防止すべく芳香族アミンを処理するのに
適する化合物は硫黄化合物のアルカリ金属塩、その水和
物およびそのアルデヒド;アルミニウム水素化物;硼酸
塩;および硼素化合物を包含する化合物である。硫黄化
合物のアルカリ金属塩、その水和物および/またはその
アルデヒドとして使用するのに適する化合物はたとえば
ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸リチウム、ヒド
ロ亜硫酸カリウム、硫化水素ナトリウム水和物、硫化水
素リチウム水和物、硫化水素カリウム水和物、重亜硫酸
ホルムアルデヒドナトリウム、重亜硫酸ホルムアルデヒ
ドリチウム、重亜硫酸カリウムリチウム、重亜硫酸アセ
トアルデヒドナトリウム、重亜硫酸アセトアルデヒドカ
リウム、重亜硫酸アセトアルデヒドリチウムなどを包含
する。好適硫黄化合物はヒドロ亜硫酸ナトリウム、硫化
水素ナトリウム水和物、重亜硫酸ホルムアルデヒドナト
リウムおよび重亜硫酸アセトアルデヒドナトリウムであ
る。
族アミン組成物に関する「安定」という用語はこれらの
ガードナー色が≧25℃の温度にて少なくとも4週間に
わたり貯蔵した際に標準よりも淡色であることを意味す
る。標準は対応の未処理芳香族アミンである。本発明に
よれば、変色を防止すべく芳香族アミンを処理するのに
適する化合物は硫黄化合物のアルカリ金属塩、その水和
物およびそのアルデヒド;アルミニウム水素化物;硼酸
塩;および硼素化合物を包含する化合物である。硫黄化
合物のアルカリ金属塩、その水和物および/またはその
アルデヒドとして使用するのに適する化合物はたとえば
ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸リチウム、ヒド
ロ亜硫酸カリウム、硫化水素ナトリウム水和物、硫化水
素リチウム水和物、硫化水素カリウム水和物、重亜硫酸
ホルムアルデヒドナトリウム、重亜硫酸ホルムアルデヒ
ドリチウム、重亜硫酸カリウムリチウム、重亜硫酸アセ
トアルデヒドナトリウム、重亜硫酸アセトアルデヒドカ
リウム、重亜硫酸アセトアルデヒドリチウムなどを包含
する。好適硫黄化合物はヒドロ亜硫酸ナトリウム、硫化
水素ナトリウム水和物、重亜硫酸ホルムアルデヒドナト
リウムおよび重亜硫酸アセトアルデヒドナトリウムであ
る。
【0010】適するアルミニウム水素化物はたとえばア
ルカリ金属アルミニウム水素化物、たとえば水素化リチ
ウムアルミニウム、水素化ナトリウムアルミニウム、水
素化カリウムアルミニウム;ジアルキルアルミニウム水
素化物、たとえば水素化ジメチルアルミニウム、水素化
ジエチルアルミニウム、水素化ジプロピルアルミニウ
ム、水素化ジイソプロピルアルミニウム、水素化ジイソ
ブチルアルミニウムなどを包含する。本発明に使用する
のに適する化合物はさらに硼酸塩、その水素化物および
そのシアン化物をも包含する。この種の化合物の幾つか
の例はたとえば硼酸ナトリウム、硼酸カリウムなどの硼
酸塩;たとえば硼水素化ナトリウム、硼水素化カリウ
ム、硼水素化リチウムなどの硼酸塩の水素化物;並びに
たとえばシアノ硼水素化ナトリウム、シアノ硼水素化カ
リウム、シアノ硼水素化リチウムなどのアルカリ金属シ
アノ硼水素化物を包含する硼水素化物のシアン化物を包
含する。本発明につき好適な硼酸塩はシアノ硼水素化ナ
トリウムである。硼水素化リチウムは本発明にて大して
興味がなく、好ましくは成分(a)として使用されな
い。
ルカリ金属アルミニウム水素化物、たとえば水素化リチ
ウムアルミニウム、水素化ナトリウムアルミニウム、水
素化カリウムアルミニウム;ジアルキルアルミニウム水
素化物、たとえば水素化ジメチルアルミニウム、水素化
ジエチルアルミニウム、水素化ジプロピルアルミニウ
ム、水素化ジイソプロピルアルミニウム、水素化ジイソ
ブチルアルミニウムなどを包含する。本発明に使用する
のに適する化合物はさらに硼酸塩、その水素化物および
そのシアン化物をも包含する。この種の化合物の幾つか
の例はたとえば硼酸ナトリウム、硼酸カリウムなどの硼
酸塩;たとえば硼水素化ナトリウム、硼水素化カリウ
ム、硼水素化リチウムなどの硼酸塩の水素化物;並びに
たとえばシアノ硼水素化ナトリウム、シアノ硼水素化カ
リウム、シアノ硼水素化リチウムなどのアルカリ金属シ
アノ硼水素化物を包含する硼水素化物のシアン化物を包
含する。本発明につき好適な硼酸塩はシアノ硼水素化ナ
トリウムである。硼水素化リチウムは本発明にて大して
興味がなく、好ましくは成分(a)として使用されな
い。
【0011】本発明に適する硼素化合物はたとえば水素
化物、アンモニア化合物、N−アルキルアミン、エーテ
ル化物、ハロゲン化エーテル化物、アルキルスルフィ
ド、ハロゲン化スルフィド;ポリシクロアルカンなどの
化合物を包含する。或る種の適する硼素化合物はたとえ
ばジボラン、ボランなど硼素水素化物、;ボランアンモ
ニエート、たとえばボラン−アンモニア錯体など;ボラ
ンとのN−アルキルアミン錯体、たとえばメチルアミン
ボラン錯体、ジメチルアミンボラン錯体、ジエチルアミ
ンボラン錯体、ジプロピルアミンボラン錯体、ジブチル
アミンボラン錯体など;硼素化合物のエーテル化物、た
とえばボランとテトラヒドロフランとの錯体、ボランと
のジエチルエーテル錯体など;硼素のハロゲン化エーテ
ル化物、たとえば三弗化硼素エーテル化物など;ボラン
とのアルキルスルフィド錯体、たとえばボラン−メチル
スルフィド錯体など;硼素とのハロゲン化スルフィド錯
体、たとえばジブロモボラン−メチルスルフィド錯体、
ジブロモボラン−エチルスルフィド錯体、ジフルオロボ
ラン−メチルスルフィド、ジクロルボラン−メチルスル
フィドなど;並びに硼素原子を有するポリシクロアルカ
ン、たとえば9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン
(9−BBN)、9−BBNダイマーなどの化合物を包
含する。
化物、アンモニア化合物、N−アルキルアミン、エーテ
ル化物、ハロゲン化エーテル化物、アルキルスルフィ
ド、ハロゲン化スルフィド;ポリシクロアルカンなどの
化合物を包含する。或る種の適する硼素化合物はたとえ
ばジボラン、ボランなど硼素水素化物、;ボランアンモ
ニエート、たとえばボラン−アンモニア錯体など;ボラ
ンとのN−アルキルアミン錯体、たとえばメチルアミン
ボラン錯体、ジメチルアミンボラン錯体、ジエチルアミ
ンボラン錯体、ジプロピルアミンボラン錯体、ジブチル
アミンボラン錯体など;硼素化合物のエーテル化物、た
とえばボランとテトラヒドロフランとの錯体、ボランと
のジエチルエーテル錯体など;硼素のハロゲン化エーテ
ル化物、たとえば三弗化硼素エーテル化物など;ボラン
とのアルキルスルフィド錯体、たとえばボラン−メチル
スルフィド錯体など;硼素とのハロゲン化スルフィド錯
体、たとえばジブロモボラン−メチルスルフィド錯体、
ジブロモボラン−エチルスルフィド錯体、ジフルオロボ
ラン−メチルスルフィド、ジクロルボラン−メチルスル
フィドなど;並びに硼素原子を有するポリシクロアルカ
ン、たとえば9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン
(9−BBN)、9−BBNダイマーなどの化合物を包
含する。
【0012】本発明の好適硼素化合物はジメチルアミン
ボラン、硼水素化ナトリウム、ボラ−テトラヒドロフラ
ン錯体および9−BBNを包含する。本発明につき最も
好適な化合物は硼水素化ナトリウムおよびボラン−ジメ
チルアミン錯体である。本発明に使用するのに適するボ
ラン含有化合物は当業者に周知された技術により合成す
ることができる。適する合成技術の幾つかの例はアドバ
ンスト・オーガニック・ケミストリー、ジェリー・マー
チ、第2版(1977)、第718〜722頁(その開
示を参考のためここに引用する)に見ることができる。
アルミニウム化合物および硫黄化合物の合成技術も当業
者に周知されている。この種の技術の幾つかの例はたと
えばフィーザー・アンド・フィーザーのリエージェント
・フォア・オーガニック・シンセシス、第1巻(196
7)、第582頁および第1090頁に見ることができ
る。
ボラン、硼水素化ナトリウム、ボラ−テトラヒドロフラ
ン錯体および9−BBNを包含する。本発明につき最も
好適な化合物は硼水素化ナトリウムおよびボラン−ジメ
チルアミン錯体である。本発明に使用するのに適するボ
ラン含有化合物は当業者に周知された技術により合成す
ることができる。適する合成技術の幾つかの例はアドバ
ンスト・オーガニック・ケミストリー、ジェリー・マー
チ、第2版(1977)、第718〜722頁(その開
示を参考のためここに引用する)に見ることができる。
アルミニウム化合物および硫黄化合物の合成技術も当業
者に周知されている。この種の技術の幾つかの例はたと
えばフィーザー・アンド・フィーザーのリエージェント
・フォア・オーガニック・シンセシス、第1巻(196
7)、第582頁および第1090頁に見ることができ
る。
【0013】一般に本発明の適する芳香族アミン基含有
化合物は約500未満かつ好ましくは約90より大の分
子量を有する。芳香族アミン基含有化合物の分子量は約
400未満、より好ましくは約200未満であることが
好ましい。適する芳香族アミン基含有化合物は、たとえ
ば少なくとも1個のアミン基、好ましくは1〜3個のア
ミン基、特に好ましくは2個のアミン基が芳香族環に直
接結合すると共に芳香族環が置換されても未置換であっ
てもよいような化合物を包含する。芳香族環につき適す
る置換基はたとえば分枝鎖でも線状であってもよい1〜
18個の炭素原子を有するアルキル基、たとえばメチ
ル、エチル、プロピルなど;6〜13個の炭素原子を有
する芳香族基、たとえばフェニル、アミノフェニルおよ
びジアミノフェニル;並びに7〜12個の炭素原子を有
するアリールアルキル基、たとえばメチレン(アミノフ
ェニル)、2−(アミノフェニル)ブチルなどを包含す
る。芳香族環につき適する置換基はさらにヒドロキシル
基をも包含する。4−アミノフェノールが、芳香族環を
ヒドロキシル基で置換した化合物の1例である。さらに
本発明の芳香族アミン基含有化合物として適するものは
10〜20個の炭素原子を有する縮合環系である。ジア
ミノナフタレンが本発明の適する縮合環系の1例であ
る。
化合物は約500未満かつ好ましくは約90より大の分
子量を有する。芳香族アミン基含有化合物の分子量は約
400未満、より好ましくは約200未満であることが
好ましい。適する芳香族アミン基含有化合物は、たとえ
ば少なくとも1個のアミン基、好ましくは1〜3個のア
ミン基、特に好ましくは2個のアミン基が芳香族環に直
接結合すると共に芳香族環が置換されても未置換であっ
てもよいような化合物を包含する。芳香族環につき適す
る置換基はたとえば分枝鎖でも線状であってもよい1〜
18個の炭素原子を有するアルキル基、たとえばメチ
ル、エチル、プロピルなど;6〜13個の炭素原子を有
する芳香族基、たとえばフェニル、アミノフェニルおよ
びジアミノフェニル;並びに7〜12個の炭素原子を有
するアリールアルキル基、たとえばメチレン(アミノフ
ェニル)、2−(アミノフェニル)ブチルなどを包含す
る。芳香族環につき適する置換基はさらにヒドロキシル
基をも包含する。4−アミノフェノールが、芳香族環を
ヒドロキシル基で置換した化合物の1例である。さらに
本発明の芳香族アミン基含有化合物として適するものは
10〜20個の炭素原子を有する縮合環系である。ジア
ミノナフタレンが本発明の適する縮合環系の1例であ
る。
【0014】本発明につき適する芳香族アミンの例はア
ニリン、ジアミノベンゼン、トリアミノベンゼン、テト
ラアミノベンゼン、テトラアミノビフェニル、メチレン
ジアニリン、粗製トルエンジアミン(各種の異性体、す
なわち2,3−TDA、2,4−TDA、3,4−TD
A、2,5−TDAおよび2,6−TDAの混合物)お
よびオルト−トルエンジアミン(すなわち、主として約
60/約40の重量比における2,3−TDAと3,4
−TDAとの異性体混合物)のような化合物を包含す
る。オルト−トルエンジアミンおよび粗製トルエンジア
ミンが本発明における好適な芳香族アミンである。本発
明につき適するアミンの製造は当業者に周知されてい
る。たとえば、適するアミンはトルエンを硫酸もしくは
他の触媒の存在下に硝酸でジニトロ化してジニトロトル
エンの異性体を生成させ、次いでこれを水素で還元して
粗製トルエンジアミンを生成させることにより作成する
ことができる(たとえばカーク・オスマー・エンサイク
ロペジア・オブ・ケミカル・テクノロジー、第4版、
「還元によるアミン」、第2巻、第483〜501頁お
よび「ニトロベンゼンおよびニトロトルエン」、第17
巻、第133〜151頁参照)。オルト−トルエンジア
ミンは粗製トルエンジアミンから蒸留により得ることが
できる。
ニリン、ジアミノベンゼン、トリアミノベンゼン、テト
ラアミノベンゼン、テトラアミノビフェニル、メチレン
ジアニリン、粗製トルエンジアミン(各種の異性体、す
なわち2,3−TDA、2,4−TDA、3,4−TD
A、2,5−TDAおよび2,6−TDAの混合物)お
よびオルト−トルエンジアミン(すなわち、主として約
60/約40の重量比における2,3−TDAと3,4
−TDAとの異性体混合物)のような化合物を包含す
る。オルト−トルエンジアミンおよび粗製トルエンジア
ミンが本発明における好適な芳香族アミンである。本発
明につき適するアミンの製造は当業者に周知されてい
る。たとえば、適するアミンはトルエンを硫酸もしくは
他の触媒の存在下に硝酸でジニトロ化してジニトロトル
エンの異性体を生成させ、次いでこれを水素で還元して
粗製トルエンジアミンを生成させることにより作成する
ことができる(たとえばカーク・オスマー・エンサイク
ロペジア・オブ・ケミカル・テクノロジー、第4版、
「還元によるアミン」、第2巻、第483〜501頁お
よび「ニトロベンゼンおよびニトロトルエン」、第17
巻、第133〜151頁参照)。オルト−トルエンジア
ミンは粗製トルエンジアミンから蒸留により得ることが
できる。
【0015】本発明の方法において、芳香族アミンの変
色は少量の少なくとも1種の上記安定化用化合物を芳香
族アミンに、これらアミンの生成およびその後の精製の
後にできるだけ早く添加して防止または最小化される。
アミンを作成した後の時間およびアミンの変色を防止す
るのに効果的であるよう少量の前記化合物の1種の添加
が必要である時点は、最終的に、変色に関する特定アミ
ンの安定性およびどのように良好に空気との接触から防
止したかに依存する。たとえばアニリンのような或る種
の比較的安定なアミンは経時的にゆっくり暗色化する一
方、他のアミンは比較的不安定であって空気への露出に
際し急速に暗色化する。オルト−トルエンジアミンは、
空気に露出されると急速に暗色化する比較的不安定なア
ミンの1例である。したがって、変色を防止すべく安定
化用化合物をアミンに添加する時点は変化することがあ
る。しかしながら、少量の安定化用化合物を蒸留の直後
にアミンに添加するのが好適である。安定化用化合物
は、新たに作成されたアミンがたとえば窒素もしくはア
ルゴンのような不活性ガス下にて酸素フリーに保たれれ
ば、その後の時点で添加することもできる。安定化用化
合物が芳香族アミン化合物に添加された後、得られる組
成物は色変化に関し比較的安定である。
色は少量の少なくとも1種の上記安定化用化合物を芳香
族アミンに、これらアミンの生成およびその後の精製の
後にできるだけ早く添加して防止または最小化される。
アミンを作成した後の時間およびアミンの変色を防止す
るのに効果的であるよう少量の前記化合物の1種の添加
が必要である時点は、最終的に、変色に関する特定アミ
ンの安定性およびどのように良好に空気との接触から防
止したかに依存する。たとえばアニリンのような或る種
の比較的安定なアミンは経時的にゆっくり暗色化する一
方、他のアミンは比較的不安定であって空気への露出に
際し急速に暗色化する。オルト−トルエンジアミンは、
空気に露出されると急速に暗色化する比較的不安定なア
ミンの1例である。したがって、変色を防止すべく安定
化用化合物をアミンに添加する時点は変化することがあ
る。しかしながら、少量の安定化用化合物を蒸留の直後
にアミンに添加するのが好適である。安定化用化合物
は、新たに作成されたアミンがたとえば窒素もしくはア
ルゴンのような不活性ガス下にて酸素フリーに保たれれ
ば、その後の時点で添加することもできる。安定化用化
合物が芳香族アミン化合物に添加された後、得られる組
成物は色変化に関し比較的安定である。
【0016】典型的には従来法において、空気への露出
からアミン基含有化合物を保護する系にて窒素系が失敗
し或いはリークが生ずる場合、アミン基含有化合物は暗
色化し始める。オルト−トルエンジアミンおよび粗製T
DA、すなわち好適アミン基含有化合物は、空気への露
出のほぼ直後に暗色化を開始する。たとえば硼水素化ナ
トリウムのような安定化剤の存在は、窒素を補給しうる
までアミン化合物の色を保護するよう作用する。上記芳
香族アミン組成物を用いてポリエーテルポリオールを生
成させうることは勿論である。本発明のこの具体例にお
いては、少量の上記安定化用化合物で処理された芳香族
アミンを、慣用の未処理芳香族アミンの代わりにポリエ
ーテルポリオールの開始剤として使用する。色安定な芳
香族アミンから作成されるポリエーテルポリオールは、
未処理芳香族アミンから作成されるポリエーテルポリオ
ールよりも淡色を有する。これら処理された本発明によ
る芳香族アミン開始剤に基づくポリエーテルポリオール
は、たとえば米国特許第4,209,609号および第
4,421,871号(その開示を参考のためここに引
用する)および英国特許第1,398,185号に記載
されたような任意の公知方法により作成することができ
る。一般に本発明のアミン開始ポリエーテルポリオール
は、酸化アルキレンを少なくとも1のアミン官能価を有
するアミンと必要に応じアルカリ触媒の存在下に反応さ
せて作成される。
からアミン基含有化合物を保護する系にて窒素系が失敗
し或いはリークが生ずる場合、アミン基含有化合物は暗
色化し始める。オルト−トルエンジアミンおよび粗製T
DA、すなわち好適アミン基含有化合物は、空気への露
出のほぼ直後に暗色化を開始する。たとえば硼水素化ナ
トリウムのような安定化剤の存在は、窒素を補給しうる
までアミン化合物の色を保護するよう作用する。上記芳
香族アミン組成物を用いてポリエーテルポリオールを生
成させうることは勿論である。本発明のこの具体例にお
いては、少量の上記安定化用化合物で処理された芳香族
アミンを、慣用の未処理芳香族アミンの代わりにポリエ
ーテルポリオールの開始剤として使用する。色安定な芳
香族アミンから作成されるポリエーテルポリオールは、
未処理芳香族アミンから作成されるポリエーテルポリオ
ールよりも淡色を有する。これら処理された本発明によ
る芳香族アミン開始剤に基づくポリエーテルポリオール
は、たとえば米国特許第4,209,609号および第
4,421,871号(その開示を参考のためここに引
用する)および英国特許第1,398,185号に記載
されたような任意の公知方法により作成することができ
る。一般に本発明のアミン開始ポリエーテルポリオール
は、酸化アルキレンを少なくとも1のアミン官能価を有
するアミンと必要に応じアルカリ触媒の存在下に反応さ
せて作成される。
【0017】ポリエーテルポリオールを作成するのに適
するアミン開始剤は、硫黄化合物のアルカリ金属塩、そ
の水和物およびそのアルデヒド、アルミニウム水素化
物、硼酸塩および硼素化合物よりなる群から選択される
化合物で処理された上記のものを包含する。本発明のポ
リエーテルポリオールを製造する際に有用である酸化ア
ルキレンの幾つかの例は次のものを包含する:酸化エチ
レン、酸化プロピレン、酸化ブチレンおよびこれら酸化
アルキレンの混合物。酸化エチレンと酸化プロピレンと
の組合せ物が特に好適である。本発明のエポキシド化反
応を触媒しうる任意適する触媒を使用することができ
る。適する触媒の幾つかの例はアルカリ触媒、複金属シ
アン化物、N−メチルイミダゾール、三弗化硼素などを
包含する。特に適すると判明した特定アルカリ触媒はた
とえば水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムを包含す
る。
するアミン開始剤は、硫黄化合物のアルカリ金属塩、そ
の水和物およびそのアルデヒド、アルミニウム水素化
物、硼酸塩および硼素化合物よりなる群から選択される
化合物で処理された上記のものを包含する。本発明のポ
リエーテルポリオールを製造する際に有用である酸化ア
ルキレンの幾つかの例は次のものを包含する:酸化エチ
レン、酸化プロピレン、酸化ブチレンおよびこれら酸化
アルキレンの混合物。酸化エチレンと酸化プロピレンと
の組合せ物が特に好適である。本発明のエポキシド化反
応を触媒しうる任意適する触媒を使用することができ
る。適する触媒の幾つかの例はアルカリ触媒、複金属シ
アン化物、N−メチルイミダゾール、三弗化硼素などを
包含する。特に適すると判明した特定アルカリ触媒はた
とえば水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムを包含す
る。
【0018】一般にエポキシド化反応は、少なくとも1
のアミン官能価を有するアミンを90〜180℃の範囲
の高められた温度にて、やや高められた圧力下に必要に
応じアルカリ触媒の存在下で酸化アルキレンと接触させ
ることにより生ずる。使用するアミンおよび酸化アルキ
レンの量は一般に、アミンの各当量につき1〜10当量
の酸化アルキレンである。エポキシド化生成物は一般に
少なくとも28、好ましくは約250〜約1200の範
囲の平均ヒドロキシル価(ASTM D−2849−6
9ヒドロキシル価法Cにより測定)を有する。本発明の
ポリエーテルポリオールの分子量(末端基分析およびポ
リオールの公称官能価により測定される数平均)は一般
に約150〜約1500、好ましくは約300〜約12
00、特に好ましくは約400〜約1000の範囲であ
る。
のアミン官能価を有するアミンを90〜180℃の範囲
の高められた温度にて、やや高められた圧力下に必要に
応じアルカリ触媒の存在下で酸化アルキレンと接触させ
ることにより生ずる。使用するアミンおよび酸化アルキ
レンの量は一般に、アミンの各当量につき1〜10当量
の酸化アルキレンである。エポキシド化生成物は一般に
少なくとも28、好ましくは約250〜約1200の範
囲の平均ヒドロキシル価(ASTM D−2849−6
9ヒドロキシル価法Cにより測定)を有する。本発明の
ポリエーテルポリオールの分子量(末端基分析およびポ
リオールの公称官能価により測定される数平均)は一般
に約150〜約1500、好ましくは約300〜約12
00、特に好ましくは約400〜約1000の範囲であ
る。
【0019】ポリオールを作成した後、KOHとして約
0.1〜約1.0%の量にてアルカリ触媒を含有する得
られた反応混合物をたとえば硫酸、燐酸、乳酸もしくは
蓚酸のような酸で中和する。中和は、酸および反応混合
物を室温条件下で撹拌しながら混合し、次いで蒸留して
過剰の水を除去することにより行うことができる。中和
されたポリエーテルポリオールは正確に7.0のpHを
有する必要はない。反応混合物は若干酸性もしくはアル
カリ性に維持することができる。すなわち5〜11、好
ましくは6〜10のpHに維持することができ、生成し
た塩がポリオールに可溶性であれば、これをそこに留め
ることができる。或いは塩をたとえば濾過により除去す
ることもできる。中和された本発明のポリエーテルポリ
オール反応混合物は透明であり(すなわち曇りがな
く)、ポリウレタンフォームの製造方法に直接使用する
ことができる。これらポリエーテルポリオールをポリイ
ソシアネート付加法によりポリイソシアネートと反応さ
せることによるポリウレタンフォームの製造方法は当業
者に周知されている。
0.1〜約1.0%の量にてアルカリ触媒を含有する得
られた反応混合物をたとえば硫酸、燐酸、乳酸もしくは
蓚酸のような酸で中和する。中和は、酸および反応混合
物を室温条件下で撹拌しながら混合し、次いで蒸留して
過剰の水を除去することにより行うことができる。中和
されたポリエーテルポリオールは正確に7.0のpHを
有する必要はない。反応混合物は若干酸性もしくはアル
カリ性に維持することができる。すなわち5〜11、好
ましくは6〜10のpHに維持することができ、生成し
た塩がポリオールに可溶性であれば、これをそこに留め
ることができる。或いは塩をたとえば濾過により除去す
ることもできる。中和された本発明のポリエーテルポリ
オール反応混合物は透明であり(すなわち曇りがな
く)、ポリウレタンフォームの製造方法に直接使用する
ことができる。これらポリエーテルポリオールをポリイ
ソシアネート付加法によりポリイソシアネートと反応さ
せることによるポリウレタンフォームの製造方法は当業
者に周知されている。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明の組成物の製造お
よび使用、並びに処理の詳細につきさらに説明する。以
下の開示で示す本発明は、これら実施例により思想もし
くは範囲のいずれにおいても限定されるものでない。以
下の製造手順の条件および過程につき既知の改変を用い
て、これら組成物を作成しうることを当業者は容易に了
解しうるであろう。特記しない限り温度は全て℃であ
り、部数および%は全てそれぞれ重量部および重量%で
ある。
よび使用、並びに処理の詳細につきさらに説明する。以
下の開示で示す本発明は、これら実施例により思想もし
くは範囲のいずれにおいても限定されるものでない。以
下の製造手順の条件および過程につき既知の改変を用い
て、これら組成物を作成しうることを当業者は容易に了
解しうるであろう。特記しない限り温度は全て℃であ
り、部数および%は全てそれぞれ重量部および重量%で
ある。
【0021】実施例1 100gの新たに蒸留したオルト−トルエンジアミン
(o−TDA)をフラスコに入れた。これに0.5gの
ジメチルアミンボランを添加し、次いで充分混合した。
試料を密封すると共に、65℃のオーブンに100gの
未処理の新たに蒸留したオルト−トルエンジアミンと一
緒に入れた(表1における実施例1参照)。24時間の
後、未処理試料はガードナー色>18を有したが、処理
試料は5のガードナー色を有した。48時間の後、o−
TDAの未処理試料は不透明な黒色であった(すなわち
ガードナー色は>>18であった)のに対し、ジメチル
アミノボランで処理された試料はまだ5のガードナー色
を有した。ジメチルアミノボランで処理されたo−TD
A試料の色を65℃のオーブン内で貯蔵した後に24時
間、48時間、2週間、4週間および6週間にて検査し
た。6週間の後、ジメチルアミノボランで処理されたo
−TDAの色はまだガードナー5であつた。
(o−TDA)をフラスコに入れた。これに0.5gの
ジメチルアミンボランを添加し、次いで充分混合した。
試料を密封すると共に、65℃のオーブンに100gの
未処理の新たに蒸留したオルト−トルエンジアミンと一
緒に入れた(表1における実施例1参照)。24時間の
後、未処理試料はガードナー色>18を有したが、処理
試料は5のガードナー色を有した。48時間の後、o−
TDAの未処理試料は不透明な黒色であった(すなわち
ガードナー色は>>18であった)のに対し、ジメチル
アミノボランで処理された試料はまだ5のガードナー色
を有した。ジメチルアミノボランで処理されたo−TD
A試料の色を65℃のオーブン内で貯蔵した後に24時
間、48時間、2週間、4週間および6週間にて検査し
た。6週間の後、ジメチルアミノボランで処理されたo
−TDAの色はまだガードナー5であつた。
【0022】実施例2〜7 これら実施例は実施例1にて示したと実質的に同じ手順
を用いて行ったが、ただし特定の安定化用化合物を新た
に蒸留されたo−TDAに添加すると共に、それぞれ示
した量の安定化用化合物を使用した。特定の安定化用化
合物およびそれぞれの相対量、並びに65℃のオーブン
内で24時間、48時間、4週間、6週間および8週間
にわたり貯蔵した後のガードナー色に関する結果を下表
1に示す。処理o−TDA試料の色は貯蔵期間の全体に
わたり同一に留まったので、最も長い貯蔵時間について
のみガードナー色を表に示す。
を用いて行ったが、ただし特定の安定化用化合物を新た
に蒸留されたo−TDAに添加すると共に、それぞれ示
した量の安定化用化合物を使用した。特定の安定化用化
合物およびそれぞれの相対量、並びに65℃のオーブン
内で24時間、48時間、4週間、6週間および8週間
にわたり貯蔵した後のガードナー色に関する結果を下表
1に示す。処理o−TDA試料の色は貯蔵期間の全体に
わたり同一に留まったので、最も長い貯蔵時間について
のみガードナー色を表に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例9:ポリエーテルポリオールを処理
o−TDAおよび未処理o−TDAから作成した。ポリエーテルポリオールA :ポリエーテルポリオール
を、以下の手順に従い上記実施例1に記載したと同様な
処理o−TDAから作成した。この処理された溶融o−
TDAを、2個の開口容器の間に数回にわたり溶融材料
を往復して注ぎ入れることにより空気に露出させた。2
680gのこの材料を撹拌反応器に充填し、これを密閉
すると共に窒素でパージし、窒素により30psigま
で加圧した。この材料を115℃まで加熱すると共に、
3339gの酸化エチレンを2時間かけて反応器に添加
し、次いでさらに2時間にわたり反応させた。混合物を
90℃まで冷却し、50.9gの46%水酸化カリウム
水溶液を添加した。反応器を密封すると共に窒素で加圧
した後、これを再び115℃まで加圧し、次いでゆっく
り5683gの酸化プロピレンを4時間かけて添加し、
次いでさらに3時間にわたり反応させた。90℃まで冷
却した後、1200gの水を添加し、KOHを当量の硫
酸で中和した。ポリオールを110℃および5mmHg
で加熱して水分を減少させ、材料を濾過して生成した硫
酸カリウム塩を除去した。得られたポリオールはガード
ナースケールにて14の色を特徴とした。
o−TDAおよび未処理o−TDAから作成した。ポリエーテルポリオールA :ポリエーテルポリオール
を、以下の手順に従い上記実施例1に記載したと同様な
処理o−TDAから作成した。この処理された溶融o−
TDAを、2個の開口容器の間に数回にわたり溶融材料
を往復して注ぎ入れることにより空気に露出させた。2
680gのこの材料を撹拌反応器に充填し、これを密閉
すると共に窒素でパージし、窒素により30psigま
で加圧した。この材料を115℃まで加熱すると共に、
3339gの酸化エチレンを2時間かけて反応器に添加
し、次いでさらに2時間にわたり反応させた。混合物を
90℃まで冷却し、50.9gの46%水酸化カリウム
水溶液を添加した。反応器を密封すると共に窒素で加圧
した後、これを再び115℃まで加圧し、次いでゆっく
り5683gの酸化プロピレンを4時間かけて添加し、
次いでさらに3時間にわたり反応させた。90℃まで冷
却した後、1200gの水を添加し、KOHを当量の硫
酸で中和した。ポリオールを110℃および5mmHg
で加熱して水分を減少させ、材料を濾過して生成した硫
酸カリウム塩を除去した。得られたポリオールはガード
ナースケールにて14の色を特徴とした。
【0025】ポリエーテルポリオールB:ポリエーテル
ポリオールを、以下の手順に従い未処理o−TDAから
作成した。この未処理の溶融o−TDAを、2個の開口
容器の間に溶融材料を数回にわたり往復して注ぎ入れる
ことにより空気に露出させた。2773gのこの材料を
撹拌反応器に充填し、これを密閉すると共に窒素でパー
ジし、窒素により30psigまで加圧した。この材料
を115℃まで加熱し、3456gの酸化エチレンをゆ
っくり反応器に2時間かけて添加し、次いでさらに2時
間にわたり反応させた。混合物を90℃まで冷却し、5
2.6gの46%水酸化カリウム水溶液を添加した。反
応器を密封すると共に加圧した後、これを再び115℃
まで加圧し、次いでゆっくり5881gの酸化プロピレ
ンを4時間かけて添加し、次いでさらに3時間にわたり
反応させた。90℃まで冷却した後、1200gの水を
添加し、KOHを当量の硫酸で中和した。ポリオールを
110℃および5mmHgで加熱して水分を減少させる
と共に、材料を濾過して生成した硫酸カリウム塩を除去
した。得られたポリオールは>18の色(ガードナース
ケールに基づく)を特徴とした。
ポリオールを、以下の手順に従い未処理o−TDAから
作成した。この未処理の溶融o−TDAを、2個の開口
容器の間に溶融材料を数回にわたり往復して注ぎ入れる
ことにより空気に露出させた。2773gのこの材料を
撹拌反応器に充填し、これを密閉すると共に窒素でパー
ジし、窒素により30psigまで加圧した。この材料
を115℃まで加熱し、3456gの酸化エチレンをゆ
っくり反応器に2時間かけて添加し、次いでさらに2時
間にわたり反応させた。混合物を90℃まで冷却し、5
2.6gの46%水酸化カリウム水溶液を添加した。反
応器を密封すると共に加圧した後、これを再び115℃
まで加圧し、次いでゆっくり5881gの酸化プロピレ
ンを4時間かけて添加し、次いでさらに3時間にわたり
反応させた。90℃まで冷却した後、1200gの水を
添加し、KOHを当量の硫酸で中和した。ポリオールを
110℃および5mmHgで加熱して水分を減少させる
と共に、材料を濾過して生成した硫酸カリウム塩を除去
した。得られたポリオールは>18の色(ガードナース
ケールに基づく)を特徴とした。
【0026】以上、本発明を例示の目的で詳細に説明し
たが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず、本発明の思
想および範囲を逸脱することなく種々の改変をなしうる
ことが当業者には了解されよう。
たが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず、本発明の思
想および範囲を逸脱することなく種々の改変をなしうる
ことが当業者には了解されよう。
フロントページの続き (72)発明者 ステイーヴン・エル.・シーリング アメリカ合衆国ペンシルヴアニア州15228 ピツツバーグ、リン・ヘイヴン・ドライ ヴ 250 (72)発明者 ケイス・ジエー.・ヘツドレイ アメリカ合衆国ウエストヴアージニア州 26159パデン・シテイー、エス.・セカン ド・アヴエニユー 609
Claims (15)
- 【請求項1】 (a)成分(b)100重量%に対し
0.01〜5重量%の(i)硫黄化合物のアルカリ金属
塩、(ii)硫黄化合物のアルカリ金属塩の水和物、
(iii)硫黄化合物のアルカリ金属塩のアルデヒド、
(iv)アルミニウム水素化物、(v)硼酸塩、および
(vi)硼素化合物よりなる群から選択される化合物
と; (b)芳香族アミン基含有化合物とからなることを特徴
とする安定な芳香族アミン組成物。 - 【請求項2】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約5
00未満の分子量を有すると共に芳香族環に結合した1
〜3個のアミン基を有し、芳香族環が未置換または
(i)ヒドロキシル基、(ii)分枝鎖もしくは線状と
しうる1〜18個の炭素原子を有するアルキル基、(i
ii)6〜13個の炭素原子を有する芳香族基、および
(iv)7〜12個の炭素原子を有するアリールアルキ
ル基よりなる群から選択されるいずれかの置換基で置換
される請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約5
00未満の分子量を有すると共に10〜20個の炭素原
子を有する縮合環系からなり、1〜4個のアミン基が該
環系に結合してなる請求項1に記載の組成物。 - 【請求項4】 芳香族アミン基含有化合物(b)が粗製
トルエンジアミンもしくはオルト−トルエンジアミンか
らなる請求項2に記載の組成物。 - 【請求項5】 成分(a)がボラン−ジメチルアミンお
よび硼水素化ナトリウムよりなる群から選択される請求
項1に記載の組成物。 - 【請求項6】 (1)成分(b)100重量%に対し
0.01〜5重量%の安定化用化合物(a)を芳香族ア
ミン(b)に添加し、前記安定化用化合物(a)を
(i)硫黄化合物のアルカリ金属塩、(ii)硫黄化合
物のアルカリ金属塩の水和物、(iii)硫黄化合物の
アルカリ金属塩のアルデヒド、(iv)アルミニウム水
素化物、(v)硼酸塩、および(vi)硼素化合物より
なる群から選択することを特徴とする芳香族アミンの色
を安定化させる方法。 - 【請求項7】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約5
00未満の分子量を有すると共に芳香族環に結合した1
〜3個のアミン基を有し、芳香族環が未置換または
(i)ヒドロキシル基、(ii)分枝鎖もしくは線状と
しうる1〜18個の炭素原子を有するアルキル基、(i
ii)6〜13個の炭素原子を有する芳香族基、および
(iv)7〜12個の炭素原子を有するアリールアルキ
ル基よりなる群から選択されるいずれかの置換基で置換
される請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約5
00未満の分子量を有すると共に10〜20個の炭素原
子を有する縮合環系からなり、1〜4個のアミン基が該
環系に結合してなる請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 芳香族アミン基含有化合物(b)が粗製
トルエンジアミンもしくはオルト−トルエンジアミンか
らなる請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 成分(a)がボラン−ジメチルアミン
および硼水素化ナトリウムよりなる群から選択される請
求項6に記載の方法。 - 【請求項11】 芳香族アミンをアルコキシル化するこ
とからなり、前記芳香族アミンを芳香族アミン100重
量%に対し0.01〜5重量%の(i)硫黄化合物のア
ルカリ金属塩、(ii)硫黄化合物のアルカリ金属塩の
水和物、(iii)硫黄化合物のアルカリ金属塩のアル
デヒド、(iv)アルミニウム水素化物、(v)硼酸
塩、および(vi)硼素化合物よりなる群から選択され
る化合物で処理することを特徴とするポリエーテルポリ
オールの製造方法。 - 【請求項12】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約
500未満の分子量を有すると共に芳香族環に結合した
1〜3個のアミン基を有し、芳香族環が未置換または
(i)ヒドロキシル基、(ii)分枝鎖もしくは線状と
しうる1〜18個の炭素原子を有するアルキル基、(i
ii)6〜13個の炭素原子を有する芳香族基、および
(iv)7〜12個の炭素原子を有するアリールアルキ
ル基よりなる群から選択されるいずれかの置換基で置換
される請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 芳香族アミン基含有化合物(b)が約
500未満の分子量を有すると共に10〜20個の炭素
原子を有する縮合環系からなり、1〜4個のアミン基が
該環系に結合してなる請求項11に記載の方法。 - 【請求項14】 芳香族アミン基含有化合物(b)が粗
製トルエンジアミンもしくはオルト−トルエンジアミン
からなる請求項12に記載の方法。 - 【請求項15】 成分(a)がボラン−ジメチルアミン
および硼水素化ナトリウムよりなる群から選択される請
求項12に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/998,141 | 1997-12-24 | ||
US08/998,141 US6004482A (en) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | Stable aromatic amine composition, and a process for preparing color stable aromatic amines |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302231A true JPH11302231A (ja) | 1999-11-02 |
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Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6004482A (ja) |
EP (1) | EP0927715B1 (ja) |
JP (1) | JPH11302231A (ja) |
CA (1) | CA2255049A1 (ja) |
DE (1) | DE69822428T2 (ja) |
ES (1) | ES2217488T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019535796A (ja) * | 2016-11-29 | 2019-12-12 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 少なくともモノアルキル置換されたジアミノシクロヘキサンを安定化する方法 |
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US6762214B1 (en) * | 2003-03-18 | 2004-07-13 | Bayer Polymers Llc | Process for the production of rigid foams from alkaline polyether polyols |
DE10338827A1 (de) * | 2003-08-21 | 2005-04-21 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Polyetheralkoholen |
US7323605B2 (en) * | 2005-11-09 | 2008-01-29 | Bayer Materialscience Llc | Double metal cyanide-catalyzed, low unsaturation polyethers from boron-containing starters |
JP6780961B2 (ja) * | 2016-06-14 | 2020-11-04 | 株式会社ブリヂストン | ポリウレタン用アルデヒド捕捉剤、ポリウレタン、及びポリウレタンの製造方法 |
WO2018140461A1 (en) | 2017-01-27 | 2018-08-02 | Covestro Llc | Process for the preparation of stable toluene diamine residue/water blends, related compositions, and methods of using such blends as a fuel |
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US3314995A (en) * | 1963-12-09 | 1967-04-18 | Mobay Chemical Corp | Alkylene oxide adducts of bis(2, 4-diamino-5-methyl phenyl)methane |
NL133349C (ja) * | 1963-12-30 | |||
US3462492A (en) * | 1965-04-05 | 1969-08-19 | Olin Mathieson | Condensation products of phenylene diamines and alkylene oxides |
GB1154161A (en) * | 1965-05-19 | 1969-06-04 | Ici Ltd | Polyether Polyols |
GB1235381A (en) * | 1968-03-14 | 1971-06-16 | Leo Pharm Prod Ltd | New anilides and anilines |
GB1311095A (en) * | 1969-04-09 | 1973-03-21 | Ici Ltd | Alkylene oxide orthotolylene diamine compositions |
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GB1398185A (en) * | 1972-06-21 | 1975-06-18 | Ici Ltd | Polyurethane foams |
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1998
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- 1998-12-17 ES ES98123981T patent/ES2217488T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-12-17 EP EP98123981A patent/EP0927715B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-12-24 JP JP10376247A patent/JPH11302231A/ja active Pending
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