JPH11301186A - 木製象嵌製品の製造方法及び木製象嵌製品用パーツ部材 - Google Patents

木製象嵌製品の製造方法及び木製象嵌製品用パーツ部材

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JPH11301186A
JPH11301186A JP10112978A JP11297898A JPH11301186A JP H11301186 A JPH11301186 A JP H11301186A JP 10112978 A JP10112978 A JP 10112978A JP 11297898 A JP11297898 A JP 11297898A JP H11301186 A JPH11301186 A JP H11301186A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質を保持しつつ、複数の凹部に一時に嵌
合体を嵌合させることができるようにし、作業を容易に
して作業効率を向上させ、コストダウンを図る。 【解決手段】 木製基盤1にレーザ加工機のレーザ光を
照射して所定の位置関係に配置された模様Mや文字等を
構成する複数の凹部2を掘削する一方、レーザ加工機に
より木製板10から上記複数の凹部2に対応する複数の
嵌合体11を削成し、この嵌合体11の削成において、
木製板10の下面側にシート状部12を残しかつ該複数
の嵌合体11が上記複数の凹部2とは鏡映対称で形成さ
れるように不要部分を削除して、シート状部12に複数
の嵌合体11が付設されたパーツ部材Pを形成し、この
パーツ部材Pをそのシート状部12を上にして木製基盤
1の凹部2に該パーツ部材Pに付設された嵌合体11を
嵌合し、その後、シート状部12を切削して取り除くこ
とにより木製象嵌製品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木製象嵌製品の製
造方法及び木製象嵌製品用パーツ部材に係り、特に、木
製基盤に掘削した模様や文字等を構成する複数の凹部
に、木製板から削成した複数の嵌合体を嵌合して木製象
嵌製品を製造する木製象嵌製品の製造方法、及び、この
複数の嵌合体を有した木製象嵌製品用パーツ部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、木製象嵌製品の製造方法として、
レーザ加工機を用いて部材の加工を行ない、その後、こ
の加工品を組みつけて行なう方法が知られている。この
方法は、図7に示すように、木製基盤1に上からレーザ
加工機(図示せず)のレーザ光を照射して所定の位置関
係に配置された模様M(図では菊の花の花弁模様)を構
成する複数の凹部2を掘削する一方、木製板(図示せ
ず)からレーザ加工機により上記複数の凹部2に対応す
る複数の嵌合体3を削成し、各嵌合体3を木製基盤1の
対応する凹部2に夫々嵌合して行なっている。嵌合体3
の嵌合は、凹部2に接着剤を塗布し、一個一個、ピンセ
ット等を用いて、逐一手作業で行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
木製象嵌製品の製造方法においては、複数の凹部2に対
応する嵌合体3を逐一手作業で一個一個嵌合させている
ので、作業が煩雑で手間がかかり作業効率が悪いという
問題があり、それだけ、時間あたりの製造数量にも限界
があって、コスト高になっているという問題があった。
特に、図示した、菊の花の花弁模様Mのように、凹部2
が数多くあり、その凹部2同士の間隔も、例えば、0.
5mm程度の小さいものになると、極めて作業が煩雑
で、熟練工によらなければ、品質の高い製品が得られな
いという実情があった。これを解決するために、従来に
おいては、図8に示すように、大きな凹部4とこれに嵌
合する大きな嵌合体5とを設け、この嵌合体5に、模様
M(上記の例であれば菊の花の花弁模様)を刻印して、
嵌合体5の嵌合を一時に行なうようにすることも行なわ
れているが、これだと、象嵌の質感が出ないし、模様間
(花弁間)に基盤の地肌を露出させることができないの
で、品質が劣ってしまうという欠点が生じてしまう。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、高品質を保持しつつ、複数の凹部に一時に嵌合体
を嵌合させることができるようにして、作業を容易にし
て作業効率を向上させ、コストダウンを図ることのでき
る木製象嵌製品の製造方法及び木製象嵌製品用パーツ部
材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、木製基盤に上からレー
ザ加工機のレーザ光を照射して所定の位置関係に配置さ
れた模様や文字等を構成する複数の凹部を掘削する一
方、木製板の上からレーザ加工機のレーザ光を照射して
不要部分を削除し上記複数の凹部に対応する複数の嵌合
体を削成し、該各嵌合体を上記木製基盤の対応する凹部
に夫々嵌合して木製象嵌製品を製造する木製象嵌製品の
製造方法において、上記嵌合体を削成する際、木製板の
下面側にシート状部を残しかつ該複数の嵌合体が上記複
数の凹部とは鏡映対称で形成されるように不要部分を削
除して、該シート状部に上記複数の嵌合体が付設された
パーツ部材を形成し、該パーツ部材をそのシート状部を
上にして上記木製基盤の凹部に該パーツ部材に付設され
た嵌合体を嵌合し、その後、上記シート状部を切削して
取り除く構成としている。また、木製基盤に掘削され所
定の位置関係に配置された模様や文字等を構成する複数
の凹部に、木製板の不要部分を削除し上記複数の凹部に
対応して削成される複数の嵌合体を嵌合させて製造され
る木製象嵌製品の当該複数の嵌合体を有した木製象嵌製
品用パーツ部材において、上記木製板の下面側にシート
状部を形成し、上記複数の嵌合体を上記複数の凹部と鏡
映対称に上記シート状部に一体に形成した構成としてい
る。
【0006】この構成によれば、パーツ部材を木製基盤
に組付ける際は、パーツ部材のシート状部を上にして、
木製基盤の凹部に該パーツ部材に付設された嵌合体を凹
部に対応させて嵌合する。この場合、嵌合体はシート状
部に一体に設けられているので、複数の嵌合体の位置が
複数の凹部の位置に対応して固定されることになり、シ
ート状部を逆さにして、押し込むだけで、嵌合体の嵌合
を一時に行なうことができ、そのため、従来のように、
複数の凹部に対応する嵌合体を逐一手作業で一個一個嵌
合させていた場合に比較して、作業が極めて容易に行な
われ、作業効率が大幅に向上させられる。このため、時
間あたりの製造数量が、大幅に増加することになり、コ
ストダウンを図ることができる。特に、凹部が数多くあ
り、その凹部同士の間隔が1mm以下のような複雑な模
様でも、熟練工によることなく、極めて容易に作業を行
なうことができる。
【0007】また、木製象嵌製品用パーツ部材におい
て、上記木製板の厚さ(D)に対する上記シート状部の
厚さ(T)の比(T/D)を、T/D≦0.3にしたこ
とが有効である。望ましくは、T/D≦0.2にしたこ
とが有効である。温度や湿度変化によってシート状部に
曲げが生じる事態が防止され、平面を保持できるので、
この点でも、嵌合作業が極めて容易に行なわれる。T/
D>0.3であると、嵌合体に対する曲げの影響が大き
くなり、好ましくない。即ち、嵌合体同士を一体に保持
できるに充分な強度があれば、できるだけ薄い方が良
い。更に、上記シート状部の厚さ(T)を、T≦0.3
mmにしたことが有効である。この厚さ以下であると、
ほとんどの木においては、脆くなって、曲げを生じるこ
とがほとんどなくなる。ただし、嵌合体同士を一体に保
持できるに充分な強度を確保できる程度にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る木製象嵌製品の製造方法及び木製象
嵌製品用パーツ部材について説明する。尚、上記と同様
のものには同一の符号を付して説明する。図1乃至図5
に示すように、本発明の実施の形態に係る製造方法が製
造する木製象嵌製品は、木製基盤1に掘削され所定の位
置関係に配置された模様M(図では菊の花の花弁模様)
を構成する複数の凹部2に、木製板10の不要部分を削
除し上記複数の凹部2に対応して削成される複数の嵌合
体11を嵌合させて製造されるものである。凹部2の深
さは、適宜に定めて良い。実施の形態では、0.8mm
に定めている。また、木製基盤1としては、木製の板素
材そのもの、あるいは、盆や箱等すでに加工が終わった
製品であっても良く、適宜に用いて良い。木の種類はど
のような種類のものであっても良い。
【0009】実施の形態に係る製造方法においては、上
記の複数の嵌合体11を有した実施の形態に係る木製象
嵌製品用パーツ部材Pが用いられる。このパーツ部材P
は、図1,図3乃至図5に示すように、木製板10の下
面側にシート状部12を形成し、このシート状部12
に、上記複数の嵌合体11を上記複数の凹部2と鏡映対
称に一体に形成したものである。図3(b)に示すよう
に、木製板10の厚さ(D)に対する上記シート状部1
2の厚さ(T)の比(T/D)は、T/D≦0.3に定
められている。望ましくは、T/D≦0.2に定めるの
が良い。また、シート状部12の厚さ(T)は、T≦
0.3mmに定められている。できるだけ薄く形成する
のが良い。実施の形態では、D=1mm,T=0.2m
m,T/D=0.2に設定している。パーツ部材Pは、
図5に示すように、木製板10に、複数の凹部2からな
る模様Mを、多数列設して形成したものでも良い。
【0010】また、実施の形態に係る製造方法において
は、コンピュータ制御されるレーザ加工機により、木製
基盤1及び木製板10の加工を行なう。図6に示すよう
に、レーザ加工機20は、例えば、木製基盤1や木製板
10の被加工品が載置される載置台21と、載置台21
上の被加工品に向けてレーザ光を照射するレンズ部22
と、このレンズ部22をX−Y方向に移動させる駆動機
構23とを備えて構成されている。そして、制御部によ
り、予め記憶されたレンズ部22の移動軌跡に基づい
て、レンズ部22が駆動され、所要の加工を行なう。上
記のパーツ部材Pの加工においては、シート状部12を
残して不要部分を削除するが、この削除は、レンズ部2
2の調整によってレーザ光の出力を調整するとともに、
レンズ部22の移動速度を調整することにより、シート
状部12が所定の厚さ(T)に形成されるようにしてい
る。即ち、出力が大き過ぎあるいは移動速度が遅過ぎる
と、シート状部12までも削除されるようになり、一
方、出力が小さ過ぎあるいは移動速度が速過ぎると、シ
ート状部12が残り過ぎるので、これら出力と移動速度
を適宜に調整して、適正値に定めている。
【0011】更に、実施の形態に係る製造方法について
説明すると、先ず、レーザ加工機20により、図1乃至
図3に示すように、予め木製基盤1の加工を行なうとと
もに、パーツ部材Pを作製しておく。木製基盤1の加工
においては、図6に示すように、レーザ加工機20の載
置部21に木製基盤1を載置し、木製基盤1に上からレ
ンズ部22のレーザ光を照射して所定の位置関係に配置
された複数の凹部2からなる模様Mを掘削する。一方、
パーツ部材Pの作製においては、図6に示すように、レ
ーザ加工機20の載置部21に木製板10を載置し、木
製板10の上からレンズ部22のレーザ光を照射して不
要部分を削除し上記複数の凹部2に対応する複数の嵌合
体11がシート状部12と一体になったパーツ部材Pを
削成する。この嵌合体11を削成する際、木製板10の
下面側にはシート状部12が残され、かつ、複数の嵌合
体11が上記複数の凹部2とは鏡映対称で形成されるよ
うに不要部分が削除される。この場合、図5に示すよう
に、木製板10に、複数の凹部2からなる模様Mを、多
数列設して形成して良い。そして、シート状部12を切
断して使用するようにする。
【0012】このようにして、木製基盤1及びパーツ部
材Pを作製したならば、次に組付けを行なう。この組付
けは、図4(a)(b)に示すように、木製基盤1の凹
部2に接着剤を塗布し、パーツ部材Pをそのシート状部
12を上にして、木製基盤1の凹部2に該パーツ部材P
に付設された嵌合体11を凹部2に対応させて嵌合す
る。この場合、嵌合体11はシート状部12に一体に設
けられているので、複数の嵌合体11の位置が複数の凹
部2の位置に対応して固定されることになり、シート状
部12を逆さにして、押し込むだけで、嵌合体11の嵌
合を一時に行なうことができ、そのため、従来のよう
に、複数の凹部2に対応する嵌合体11を逐一手作業で
一個一個嵌合させていた場合に比較して、作業が極めて
容易に行なわれ、作業効率が大幅に向上させられる。こ
のため、時間あたりの製造数量が、大幅に増加すること
になり、コストダウンを図ることができる。特に、図示
した菊の花の花弁模様Mのように、凹部2が数多くあ
り、その凹部2同士の間隔が、例えば、0.5mm程度
の小さいものでも、熟練工によることなく、極めて容易
に作業を行なうことができる。
【0013】また、シート状部12は木製であることか
ら、シート状部12に曲げが生じようとし、曲げが生じ
た場合には、嵌合体11の嵌合作業がやりにくくなる
が、木製板10の厚さ(D)に対するシート状部12の
厚さ(T)の比(T/D)が、T/D≦0.3に定めら
れ、実施の形態では、T/D=0.2に定められ、しか
も、T=0.2mmに設定されて、薄くなっているの
で、シート状部12が脆くなっており、そのため、温度
や湿度変化によって、シート状部12に曲げが生じる事
態が防止され、平面を保持できるので、この点でも、嵌
合作業が極めて容易に行なわれる。
【0014】その後、図4(C)の断面図に示すよう
に、シート状部12を切削して取り除き、表面を研磨す
る等して、仕上げる。これにより、図4(C)の平面
図に示すように、木製象嵌製品が作製される。この場
合、シート状部12を切削して取り除くだけで、嵌合体
11を露出させることができ、作業が極めて容易に行な
われる。また、この製品においては、凹部2間(模様M
の花弁間)に木製基盤1の地肌が露出させられているの
で、品質が劣ってしまう事がなく、熟練工によらなくて
も、品質の高い製品が得られるのである。
【0015】尚、上記実施の形態においては、厚さD=
1mmの木製板10を用い、シート状部12の厚さ
(T)をT=0.2mmにし、木製板10の厚さ(D)
に対するシート状部12の厚さ(T)の比(T/D)を
T/D=0.2としたが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、木製板10の厚さDはどのように設定して
も良いし、シート状部12の厚さ(T)や木製板10の
厚さ(D)に対する上記シート状部12の厚さ(T)の
比(T/D)も、模様Mの大きさや木の材質等に応じ
て、適宜に定めて良い。また、模様Mも上述した菊の花
の花弁模様に限定されるものではなく、どのような模様
であっても良い。特に、本発明においては、凹部2が分
離した細かい模様Mにおいて極めて有用になる。その模
様としては、例えば、各種花の花弁模様、点在する花火
模様、散在する星空模様、枝垂れ桜の花同士が離れて咲
く風情、魚や竜等の沢山の鱗模様、雪や雨の降る風景
等、従来極めて煩雑を極めていたどのような模様にも対
応できるのである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の木製象嵌
製品の製造方法及び木製象嵌製品用パーツ部材によれ
ば、木製板の下面側に形成したシート状部に複数の嵌合
体を複数の凹部と鏡映対称に一体に形成するので、パー
ツ部材において複数の嵌合体の位置が複数の凹部の位置
に対応して固定されることになり、凹部に嵌合体を嵌合
させる際、パーツ部材のシート状部を上にして、木製基
盤の凹部に嵌合体を対応させて嵌合するだけで、嵌合体
の嵌合を一時に行なうことができ、そのため、従来のよ
うに、複数の凹部に対応する嵌合体を逐一手作業で一個
一個嵌合させていた場合に比較して、作業を極めて容易
に行なうことができ、作業効率を大幅に向上させること
ができる。このため、時間あたりの製品の製造数量を、
大幅に増加させることができ、コストダウンを図ること
ができる。特に、間隔の小さい凹部が多数ある模様の場
合には、熟練工によらなくても、極めて容易に作業を行
なうことができる。また、嵌合体を嵌合させた後は、シ
ート状部を切削して取り除き、表面を研磨する等して仕
上げれば、木製象嵌製品を完成させることができ、作業
を極めて容易に行なうことができるとともに、隣接する
凹部間に木製基盤の地肌を露出させることができるの
で、品質が劣ってしまう事がなく、熟練工によらなくて
も、品質の高い製品が得ることができる。
【0017】また、木製象嵌製品用パーツ部材におい
て、木製板の厚さ(D)に対するシート状部の厚さ
(T)の比(T/D)を、T/D≦0.3、更には、T
/D≦0.2にした場合には、嵌合体に比較してシート
状部が薄くなるので、温度や湿度変化によって、シート
状部に曲げが生じる事態を防止することができ、平面を
保持できるので、この点でも、嵌合作業を極めて容易に
行なうことができ、作業効率を大幅に向上させることが
できる。また、シート状部の厚さ(T)を、T≦0.3
mmにした場合には、木製のシート状部を脆くすること
ができ、そのため、温度や湿度変化によって、シート状
部に曲げが生じる事態を、より一層防止することができ
るとともに、シート状部の切削も容易に行なうことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品の製造
方法において、本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品
用パーツ部材を木製基盤との関係で示す分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る木製基盤を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)中A−A線断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品用パー
ツ部材を示し、(a)は平面図、(b)は(a)中B−
B線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品の製造
方法の工程(a)(b)(c)を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品用パー
ツ部材の加工形態を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る木製象嵌製品の製造
方法に用いられるレーザ加工機の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の木製象嵌製品の製造方法を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の木製象嵌製品の別の製造方法を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 木製基盤 2 凹部 M 模様 10 木製板 P パーツ部材 11 嵌合体 12 シート状部 D 木製板の厚さ T シート状部の厚さ T/D 比 20 レーザ加工機 21 載置台 22 レンズ部 23 駆動機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製基盤に上からレーザ加工機のレーザ
    光を照射して所定の位置関係に配置された模様や文字等
    を構成する複数の凹部を掘削する一方、木製板の上から
    レーザ加工機のレーザ光を照射して不要部分を削除し上
    記複数の凹部に対応する複数の嵌合体を削成し、該各嵌
    合体を上記木製基盤の対応する凹部に夫々嵌合して木製
    象嵌製品を製造する木製象嵌製品の製造方法において、 上記嵌合体を削成する際、木製板の下面側にシート状部
    を残しかつ該複数の嵌合体が上記複数の凹部とは鏡映対
    称で形成されるように不要部分を削除して、該シート状
    部に上記複数の嵌合体が付設されたパーツ部材を形成
    し、該パーツ部材をそのシート状部を上にして上記木製
    基盤の凹部に該パーツ部材に付設された嵌合体を嵌合
    し、その後、上記シート状部を切削して取り除くことを
    特徴とする木製象嵌製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 木製基盤に掘削され所定の位置関係に配
    置された模様や文字等を構成する複数の凹部に、木製板
    の不要部分を削除し上記複数の凹部に対応して削成され
    る複数の嵌合体を嵌合させて製造される木製象嵌製品の
    当該複数の嵌合体を有した木製象嵌製品用パーツ部材に
    おいて、 上記木製板の下面側にシート状部を形成し、上記複数の
    嵌合体を上記複数の凹部と鏡映対称に上記シート状部に
    一体に形成したことを特徴とする木製象嵌製品用パーツ
    部材。
  3. 【請求項3】 上記木製板の厚さ(D)に対する上記シ
    ート状部の厚さ(T)の比(T/D)を、T/D≦0.
    3にしたことを特徴とする請求項2記載の木製象嵌製品
    用パーツ部材。
  4. 【請求項4】 上記木製板の厚さ(D)に対する上記シ
    ート状部の厚さ(T)の比(T/D)を、T/D≦0.
    2にしたことを特徴とする請求項2記載の木製象嵌製品
    用パーツ部材。
  5. 【請求項5】 上記シート状部の厚さ(T)を、T≦
    0.3mmにしたことを特徴とする請求項2記載の木製
    象嵌製品用パーツ部材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2811249A1 (fr) * 2000-07-06 2002-01-11 Collet Rene Fraise a rainurer en v, gabarit de guidage associe et leur utilisation pour la realisation de marqueterie
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