JP3001775U - 木製装飾品 - Google Patents

木製装飾品

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JP3001775U
JP3001775U JP1994003123U JP312394U JP3001775U JP 3001775 U JP3001775 U JP 3001775U JP 1994003123 U JP1994003123 U JP 1994003123U JP 312394 U JP312394 U JP 312394U JP 3001775 U JP3001775 U JP 3001775U
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JP
Japan
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block body
family crest
pattern
wood
engraving
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JP1994003123U
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English (en)
Inventor
次郎 真部
英次 真部
Original Assignee
株式会社ウッドレックス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材の有する自然感覚を生かすとともに、表
面に年輪と一体感の得られる家紋を浮彫にした木製装飾
品を提供する。 【構成】 一本の木材を平行平面で一定の幅に輪切りに
して年輪模様3を同心円状に表したブロック体1を形成
する。このブロック体1の切断面2にレーザなどを使用
して家紋4を浮彫する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木材を輪切りにして得られた円盤状のブロック体をそのまま装飾品 として利用する木製装飾品に関する。
【0002】
【従来の技術】
杉などの硬質の木材を輪切りにして得られた円盤状のブロック体をそのまま装 飾品として利用する置時計用装飾品は、実公昭58−47434号などにより公 知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、円盤状のブロック体の表面に表れる年輪と一体感の得られる模様を浮 彫したものはなかった。
【0004】 本考案はこうした実情に鑑み、木材の有する自然感覚を生かすとともに、表面 に年輪と一体感の得られる模様を浮彫にした木製装飾品を提供することを目的に する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、年輪模様を同心円状に表したブロック体 切断面に家紋を浮彫して成るものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、木材の切断面に表れる年輪と家紋の浮彫が一体的に調和して 、美麗なものになると同時に、置物として重厚味があり年輪の有する悠久な雰囲 気により家内の発展と永続を看る者に印象づける。 また、浮き出た家紋と周囲にできる影とのコントラストにより、装飾効果が増 大する。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照して実施例を説明する。 図1は木製装飾品の斜視図である。1はブロック体であり、木材を平行平面で 一定の幅に輪切りにしてなり、その切断面2には年輪3が同心円状に表れる。 そして、この切断面2に下記の各彫刻法で家紋4を彫刻する。
【0008】 第1の彫刻法を説明する。図2において、5は原稿6を載置する原稿用XYテ ーブルであり、このXYテーブル5の上方に原稿を読み取る原稿読取装置7の検 出ヘッド(光電変換器)8を配置する。原稿6は、例えば地色が白の紙を使用し 、その紙の上に後述のように周囲を黒く塗りつぶした加工すべき家紋4のパター ン9を描いたものである。 10はブロック体1を載置する加工材用XYテーブルであり、このテーブルの 上方にレーザ発振器11の加工ヘッド12を配置する。前記両XYテーブル5, 10は、いずれもX方向およびY方向にそれぞれ移動する機構(図示せず)を有 し、しかもこれらは同期して移動するように構成する。 彫刻は、以下のように行う。原稿6を原稿用XYテーブル5上に載せ、ブロッ ク体1を加工材用XYテーブル10上に置く。そして、原稿用XYテーブル5が X方向およびY方向に移動を開始すると、これに同期して加工材用XYテーブル 10もX方向およびY方向に移動する。原稿用XYテーブル5の移動に伴って、 原稿読取装置7の検出ヘッド8が原稿6を順次走査して読み取っていく。そして 、検出ヘッド8が黒で描かれたパターン9の黒い部分を読み取っているときには レーザ発振器11の出力がオンになるように制御回路13で制御する。 従って、検出ヘッド8がパターン9を読み取っているときにのみ加工ヘッド1 2からレーザビームが発射されるので、このレーザビームによりブロック体1に は原稿6に描かれているパターン9と同一パターンつまり家紋4が浮彫になる。 上記の場合では、原稿用XYテーブル5と加工材用XYテーブル10を同期し て移動するように制御しているが、原稿読取装置7で読み取った内容を記憶し、 その記憶結果に従い加工材用XYテーブル10を移動するように制御してもよい 。 このような彫刻法を利用すると、原稿に忠実な浮彫ができる。
【0009】 次に第2の彫刻法を説明する。この彫刻法では、ブロック体1を図示しない移 動テーブル上にセットする。そして、切断面2上に遮光板14を載置する。この 遮光板14は、たとえば銅などの金属板により形成して、レーザ光線を遮光し遮 光板14の下方の被加工物が彫刻されるのを防ぐ。そして、上記遮光板14には 、形成すべき家紋4のパターンに相当する孔をあけた透光部15が設けられてい る。 そして、図示しないレーザ光発生装置より発生したレーザ光16を、レンズ1 7で収束して照射する。この場合、ブロック体1を互いに交差するX軸及びY軸 方向に相対的に移動してレーザ光線を走査すれば、遮光板14の全面にわたって 適確に照射できる。 レーザ光線を照射すると、遮光板14で被覆された部分はレーザ光線が遮断さ れ、透光部15ではレーザ光線がブロック体1の切断面2をある深さ(1ミリ乃 至3ミリ)まで蒸発させて、凹部18を彫り込む(図3)。その結果、ブロック 体1の表面に遮光板14のパターンと同一のパターンすなわち家紋4が浮き出て 残る。 上記第2の彫刻法を利用すると、遮光板が繰り返し利用できること、およびレ ーザ発振器をパターンに従いオン・オフせずにオンしたままでよいので、能率よ く安価に製造できる。
【0010】 さらに第3の彫刻法を説明する。 19はエッチングで腐食しないような耐蝕性でレーザ光線の照射により蒸発す る材質たとえばポリエステル等から成る厚さ20μ乃至50μ程度の基材フィル ムである。この基材フィルム19に鉄、銅、真鍮のような金属製で、厚さはエッ チング可能な0.1〜0.5mm程度の金属板20を、一体的に積層してマスク シートMを形成する(図4)。 そしてこのマスクシートMの金属板20の表面に、加工形状である家紋4に対 応した所定パターンのレジスト被膜21を、公知のフォトレジスト法やシルク印 刷法などにより形成した後(図5)、エッチング処理液に漬け、レジスト被膜2 1に覆われていない部分の金属板20を腐食除去してマスクシートMに前記所定 パターンの金属板20を形成する(図6)。 次に、このマスクシートMをブロック体1の切断面2に載置し、その上方から 炭酸ガスレーザのようなレーザ光線Lをレンズ22で収束し照射する(図7)。 この場合、ブロック体1を互いに交差するX軸及びY軸方向に相対的に移動して レーザ光線を走査すれば、マスクシートMの全面にわたって適確に照射できる。 レーザ光線Lを照射すると、レーザ光線Lは金属板20で遮断された部分では 何の変化もないが、基材フィルム19を露出した部分では基材フィルム19を蒸 発させ、さらにブロック体1の表面をある深さ(1ミリ乃至3ミリ)まで蒸発さ せて、凹部23を彫り込み(図8)、基材フィルム19及び金属板20を取外す と、ブロック体1の表面に金属板20のパターンと同一のパターンすなわち家紋 4が浮き出て残る(図1)。 この第3の彫刻法では、金属板20が基材フィルム19で接着されているので 、第2の彫刻法で必要となるレーザ光線遮断用の金属板が切り離されてばらばら にならないようにパターンに一部変更を加えるという操作がいらず、原稿に忠実 な浮彫が形成できる。
【0011】 上記各彫刻法ではレーザを使用したが、ブラスト彫刻してもよい。 ブラスト彫刻は、上記第2および第3の彫刻法とマスクをブロック体の切断面 に載置するまでは同じであり、レーザの代りに微粒子状の砂を空気と共にシート の上からブローする点で異なる。この際に、砂が金属と比べて柔らかい木材を削 る作用を利用して浮彫が形成される。 ブラスト彫刻によりできたものは、木材の生地がレーザと違い変色せず、また 高価な装置を使用しないので安価に製造できるという特徴がある。 そして、ブロック体1に脚部24を取付けて卓上に載置し易くする加工を施し て置物としたり(図1)、ブロック体1の裏面または上部に紐など(図示せず) を取付けて壁掛にしてもよい。
【0012】 なお、上記実施例ではブロック体の表面及び裏面を平行平面で切ったが、本考 案はこれに限るものではなく、家紋を表示する表面が平坦面であればよく、裏面 は下方にいくほどブロック体の厚さが厚くなるように斜めに切るとともに、ブロ ック体底面に水平な座面を設け、卓上に載置しやすい形状にしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案は木材を利用したので、仕上がった木製装飾品は、木材特有の年輪の美 しさに加え、木材独特の光沢が出て美麗なものになるとともに、家紋の持つ図柄 との一体感をます。さらに、浮彫により家紋が周囲より浮き出て見えて装飾品と しての価値が増大するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】木製装飾品の斜視図である。
【図2】第1の彫刻法の工程図である。
【図3】第2の彫刻法の工程図である。
【図4】第3の彫刻法に利用するマスクシートの断面図
である。
【図5】第3の彫刻方法の工程図であり、マスクシート
の上にレジスト被膜を形成した状態を示す。
【図6】第3の彫刻方法の工程図であり、マスクシート
の金属板をエッチングした状態を示す。
【図7】第3の彫刻方法の工程図であり、レーザ加工を
している状態を示す。
【図8】第3の彫刻方法の工程図であり、彫刻後の状態
を示す。
【符号の説明】
1 ブロック体 2 切断面 3 年輪 4 家紋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 年輪模様を同心円状に表したブロック体
    の切断面に家紋を浮彫して成る木製装飾品。
JP1994003123U 1994-03-07 1994-03-07 木製装飾品 Expired - Lifetime JP3001775U (ja)

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JP1994003123U JP3001775U (ja) 1994-03-07 1994-03-07 木製装飾品

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