JPH11300395A - ベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法及び汚泥処理システム - Google Patents

ベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法及び汚泥処理システム

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JPH11300395A
JPH11300395A JP10124242A JP12424298A JPH11300395A JP H11300395 A JPH11300395 A JP H11300395A JP 10124242 A JP10124242 A JP 10124242A JP 12424298 A JP12424298 A JP 12424298A JP H11300395 A JPH11300395 A JP H11300395A
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JP
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sludge
belt conveyor
bacteria
mixed
curing
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JP10124242A
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English (en)
Inventor
Kenro Motoda
謙郎 元田
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Motoda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Motoda Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意図的に発生させた微生物を利用した汚泥の
浄化処理を効率よく、また簡易に行うことができる汚泥
処理方法及び汚泥処理システムを提供する。 【解決手段】 汚泥に対し所定の細菌を混合して菌混合
汚泥とし、該菌混合汚泥を所定期間養生することにより
発酵分解させた後、少くともその一部分を戻し材として
新たに供給された汚泥に混合して菌混合汚泥を得るよう
にしたベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法において、
菌混合汚泥を第一のベルトコンベア12により複数の養
生コンテナ14aの位置まで搬送して投入収納し、所定
の養生期間経過後、第二のベルトコンベア15により汚
泥に対し所定の細菌を混合する位置まで戻すようにして
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥(本明細書中
において、し尿・生ゴミ・工場から排出される肉片等の
一般廃棄物及び汚泥・畜糞等の産業廃棄物を総称して
「汚泥」と呼ぶ)を菌の作用により発酵させて浄化処理
するための汚泥処理方法及び汚泥処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より汚泥を処理することが行われて
いる。この処理を大別すると、汚泥を微生物の分解力を
用いて浄化する「浄化処理」と、海洋に投棄する「海洋
投棄」とがある。このうち浄化処理としては、自然中の
微生物を利用した浄化処理と、意図的に加えた微生物を
利用した浄化処理とが提案されている。自然中の微生物
を利用する処理の例としては、汚泥を地中に埋めて微生
物による自然発酵・分解にて浄化するものが挙げられ
る。また意図的に加えた微生物を利用する処理として、
好熱菌を利用した方法が提案されている。好熱菌は通常
の常温性微生物が増殖する温度範囲よりも高い温度で増
殖するものであり、単に有機物を分解するだけでなく、
汚泥中の病原菌や有害な寄生虫卵を高温に曝すことによ
って不活化することができるものである。
【0003】具体的な処理の過程としては、汚泥中に生
息する様々な微生物のうち比較的低温で増殖するバクテ
リア、真菌及び放線菌等の細菌によって発酵が開始さ
れ、これらは堆肥化過程進行に伴い急激に増殖し、これ
と同時に有機物の分解熱によって温度が30〜60℃ま
で上昇する。このとき温度に弱い酵母、カビ及び硝酸菌
等は死滅する。温度が上昇すると意図的に加えた好熱菌
が増殖しはじめ、さらに発酵熱が高まり、病原細菌、病
虫卵、有害昆虫卵、ウイルス、雑草種子等の大部分が不
活化され、人畜に無害なものになる。ここでの好熱菌と
して、通常の好熱菌のみならず、バイオコロニー、バイ
オヒート(共にバイオスペシャル社製)といった特に高
温性な好熱菌をも使用することにより、120℃前後の
高温まで上昇させて発酵させることが可能となる。この
ように好熱菌を使用することでより高温での発酵処理が
可能となり、したがって自然発酵に比べ処理時間を著し
く短縮することができ、また汚泥の浄化・安定化をより
一層高めることができるといったメリットがある。
【0004】また、微生物として光栄養細菌を利用した
方法もある。具体的には、光栄養細菌を担体に固定させ
たものを対象物に添加したり(特開平5−111694
号)、当該細菌を担体に固定させたものをパイプ状の処
理管装置の内部に混入させて、対象物を処理する装置
(特開平8−224592号)等が挙げられる。ここで
「光栄養細菌」とは、一般に光合成細菌(Photosynthet
ic bacteria )と呼ばれている細菌のことをいい、「Be
rgey's Manual of Determinative Bacteriology8th edi
tion (1974)」で確立された分類に従い、光栄養細菌
(Phototrophicbacteria )として開示されるものを意
味する。具体的には、特に限定はなく、ロドスピリラム
属、ロドシュードモナス属、及びロドミクロビウム属を
含むロドスピリ・ラーシエ科;クロマチウム属等を含む
クロマティ・アーシエ科;クロロビウム属等を含むクロ
ロビ・アーシエ科のうちを単独で又は2種以上混合して
用いることができる。
【0005】なお上記光栄養細菌のみでは処理槽内で捕
食菌により捕食され、処理効率を所定のものに維持する
ためには、処理中に光栄養細菌の補充が必要となり不便
であるので、好ましい態様として、上記光栄養細菌をそ
の内部に固定するための「担体」を、該光栄養細菌に対
し、所定割合で添加して用いることができる。このよう
な「担体」としては、光栄養細菌の固定率が高いという
点より、多孔質粒子が好ましく、より具体的には、パー
ライト、バーミキュライト、珪藻土、活性炭、多孔質セ
ラミックス等が好ましく、上記多孔質粒子の他、内部に
固定化光栄養細菌を含む担体を充填したポリビニル製の
チューブや、アルギン酸ナトリウム及び/又はアルギン
酸カルシウム等の含水ゲル状担体をも好ましい担体とし
て用いることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の浄
化処理のうち、自然中の微生物を利用する処理にあって
は浄化されるまで長期間を要し、また発酵臭も強い。さ
らに現代の都市型住宅では土に乏しいという実情もあ
る。生ゴミ以外のし尿や畜糞の浄化処理効率については
未だ十分でない。また海洋投棄による処理においては、
該海洋投棄が近々全面禁止になることが決定しており、
該処理に変わる処理方法の確立が強く要望されている。
ここで、意図的に加えた微生物を利用する処理は上記問
題がなく新しい浄化処理方法として有望視されている
が、上述したようにその基本的な原理は確立されている
ものの、該処理を効率良く連続的かつ迅速に行うための
システム及び装置は未だ提案されておらず、実用化には
至っていない。したがって意図的に発生させた微生物を
利用する処理を効率よく実現するためのシステムを確立
することが切望されていた。本発明は、従来の汚泥処理
における問題に鑑みなされたもので、意図的に発生させ
た微生物を利用した汚泥の浄化処理を効率よく、また簡
易に行うことができる汚泥処理方法及び汚泥処理システ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明は、汚泥に対し所定の細菌を
混合して菌混合汚泥とし、該菌混合汚泥を所定期間養生
することにより発酵分解させた後、少くともその一部分
を戻し材として新たに供給された汚泥に混合して菌混合
汚泥を得るようにしたベルトコンベア搬送式の汚泥処理
方法において、菌混合汚泥を第一のベルトコンベアによ
り複数の養生コンテナの位置まで搬送して投入収納し、
所定の養生期間経過後、第二のベルトコンベアにより汚
泥に対し所定の細菌を混合する位置まで戻すようにして
なることを特徴とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理
方法を提供する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法において、複数
の養生コンテナが連続して養生コンテナ棟を構成し、該
養生コンテナ棟が複数並列して構築されていることを特
徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法におい
て、各養生コンテナに菌混合汚泥を上方から投入し、所
定の養生期間経過後、処理済み汚泥を下方から排出する
ようにしてなることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方
法において、養生コンテナ棟に隣接して、処理済み汚泥
を一時的に保管しておく保管用コンテナ又は複数の保管
用コンテナからなる保管用コンテナ棟が構築されている
ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法において、保管
用コンテナに処理済み汚泥を上方から投入して保管し、
必要に応じて、処理済み汚泥を下方から排出するように
してなることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方
法において、第二のベルトコンベアによって搬送されて
きた処理済み汚泥を篩分けして所定径以下の小粒体と所
定径以上の残り材に分類し、該残り材を上記戻し材とす
ることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方
法において、戻し材の混合を該戻し材及び上記浄化前の
汚泥を粉砕しつつ行うことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理方
法において、菌混合汚泥を発酵させる際、該発酵に伴っ
て生ずる熱により菌混合汚泥中の水分を、該菌混合汚泥
中の細菌及び/又は消臭成分を含めて蒸気とし、蒸気又
は該蒸気を凝縮させた凝縮水を回収し、該凝縮水を浄化
前の汚泥に対する消臭に用いることを特徴とする。
【0015】本発明の第二の態様は、汚泥に対し所定の
細菌を混合して菌混合汚泥とするための菌混合装置と、
細菌が混合された菌混合汚泥を養生することにより発酵
分解させるための複数の養生コンテナと、菌混合汚泥を
複数の養生コンテナの各位置まで搬送し各養生コンテナ
内に投入する第一のベルトコンベアと、そして、各養生
コンテナ内における所定の養生期間経過後、該養生コン
テナから排出される処理済み汚泥を受け取り、少くとも
その一部を、新たに供給された汚泥が菌混合装置に到達
するまでに付加することができるように戻す第二のベル
トコンベアとを備えて構成されてなるベルトコンベア搬
送式の汚泥処理システムを提供する。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおい
て、複数の養生コンテナが連続して養生コンテナ棟を構
成し、該養生コンテナ棟が複数並列して構築されている
ことを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載の汚泥処理システムにおいて、第一のベルト
コンベアが、各養生コンテナにその上方から菌混合汚泥
を投入し、且つ第二のベルトコンベアが、各養生コンテ
ナ内における所定の養生期間経過後、該養生コンテナの
下部から排出される処理済み汚泥を受け取るように配置
されてなることを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項9〜1
1のいずれか一に記載の汚泥処理システムにおいて、上
記養生コンテナ棟に隣接して、処理済み汚泥を一時的に
保管しておく保管用コンテナ又は複数の保管用コンテナ
からなる保管用コンテナ棟が構築されていることを特徴
とする。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおい
て、保管用コンテナに処理済み汚泥を上方から投入して
保管し、必要に応じて、処理済み汚泥を下方から排出す
るようにしてなることを特徴とする。 請求項14に記
載の発明は、請求項9〜13のいずれか一に記載のベル
トコンベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、さら
に、上記第二のベルトコンベアによって搬送されてきた
処理済み汚泥を篩分けして所定径以下の小粒体と所定径
以上の残り材に分類し、該残り材を上記戻し材とする篩
分装置を備えていることを特徴とする。
【0020】請求項15に記載の発明は、請求項9〜1
4のいずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処
理システムにおいて、菌混合装置は、汚泥及び細菌を粉
砕しつつ混合することを特徴とする。
【0021】請求項16に記載の発明は、請求項9〜1
5のいずれか一に記載のベルトコンベア搬送式の汚泥処
理システムにおいて、さらに、菌混合汚泥の発酵に伴っ
て生ずる熱により菌混合汚泥中の水分が蒸発して生成さ
れた細菌及び/又は消臭成分を含む蒸気を回収し、これ
を凝縮水として再使用可能とする蒸気回収装置を備えて
いることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るベルトコンベ
ア搬送式の汚泥処理方法及び汚泥処理システムの一実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本
処理システムにおける一実施例の全体構成を示す平面図
であり、図2はその正面図であり、図3は本処理システ
ムの要部拡大斜視図であり、図4は本処理システムに用
いられるデフレクタ装置の他の実施例の正面図であり、
図5は本処理システムに使用される養生コンテナの縦断
面であり、図6はベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法
の一実施例のフローチャートであり、そして、図7は本
処理システムの他の実施例の全体構成を示す平面図であ
る。
【0023】本発明においては上記した好熱菌又は光栄
養細菌をいずれか単独で又は混合して用いてもよい。ま
た上記細菌のみでは処理槽内で捕食菌により捕食されて
処理効率の低下を招くので、好ましくは上記細菌をその
内部に固定するための担体、例えばパーライト、バーミ
キュライト、珪藻土、活性炭、多孔質セラミックス等の
多孔質粒子を該細菌に対し、所定割合で添加して用いる
ことができる。なお、本実施形態では好熱菌を用いた例
を示す。
【0024】まず本システム及び本処理方法の概略を説
明し、その後システム内の各装置について詳細に説明す
る。本処理システムは、図1及び図2に示すように、汚
泥を養生又は発酵分解する発酵分解領域B及びトラック
1から搬入された汚泥を細菌と混合して菌混合汚泥を得
る菌混合汚泥製造領域Cを含む汚泥処理施設Aを備えて
いる。この汚泥処理施設Aは一点鎖線で描いた建屋F内
に建設される。図示されているように、発酵分解領域B
及び菌混合汚泥製造領域Cは、仕切りF1によって区切
られており、それぞれの領域ごとに必要な消臭/臭気漏
れ出し防止手段を施している。周囲への異臭の発生・漏
れ出しをなくし、この種の汚泥処理施設にありがちな住
民反対運動の主要因である匂いの問題を完全になくする
ことができる。
【0025】菌混合汚泥製造領域Cに運ばれた汚泥は、
トラック1のタンク1aから汚泥受入装置2に投入さ
れ、ベルトコンベア6によりミキサー3に移されて該ミ
キサー3内で後述する戻し材と粗混合される。戻し材に
は、好熱菌が既に含まれているため、戻し材との粗混合
により汚泥に十分な量の種菌が付与される(このように
ミキサー3内において好熱菌が混合された汚泥を菌混合
汚泥と呼ぶ。以下同様)。菌混合汚泥は、次に、菌混合
粉砕装置4に搬送され、この菌混合粉砕装置4内で菌混
合汚泥は細かく粉砕されると共に好熱菌とまんべんなく
接触するように混合される。次に、菌混合汚泥は、ベル
トコンベア12を介して発酵分解領域Bに配置された養
生コンテナ棟14のいずれかの養生コンテナ14aに移
される。菌混合汚泥は、各養生コンテナ14a内に所定
日数(例えば、2日)の養生期間停留され、その間に好
熱菌の作用にて汚泥が発酵分解する。
【0026】養生期間を終えた処理済み汚泥は、各養生
コンテナ14aの底部からベルトコンベア15に、さら
に、複数のベルトコンベア15によって搬送された処理
済み汚泥を集めて菌混合汚泥製造領域C側に搬送するベ
ルトコンベア17により菌混合汚泥製造領域Cに戻され
る。菌混合汚泥製造領域Cでは、処理済み汚泥は、先
ず、分類装置8で戻し材(処理済み汚泥のうちミキサー
3に投入されるものを戻し材と呼ぶ。以下同様)と処理
品(処理済み汚泥のうち堆肥として出荷されるものを処
理品と呼ぶ。以下同様)に分類される。そして、処理品
は処理品搬出装置9に移され、農作物のための肥料とし
て利用される。一方、戻し材は、計量装置10にて計量
されたベルトコンベア6上に載せられ、汚泥受入装置2
からの新たな汚泥と共に後ミキサー3に移され、新たな
汚泥と粗混合される。以後、同様の作業を連続的に行な
う。
【0027】なお、上記戻し材は主として新規に投入す
る汚泥の水分にバラツキがある場合であってもその水分
を調整する役割、即ち水分調整材として機能し、その後
の発酵促進に大いに役立つこととなる。さらにかかる戻
し材を再投入することにより、所定期間(細菌が細胞分
裂して生存し続けることができる期間)は、種菌を新規
に投入する必要がなくなる。上記戻し材は、上記新規投
入汚泥に混合した状態で、その水分が50%以上に、好
ましくは55%程度になるよう添加量を調整することが
でき、その後の汚泥の発酵を速やかに促進することがで
きる。
【0028】なお、図示された好ましい実施形態では、
ベルトコンベア15、17によって搬送された処理済み
汚泥の一部を又は計量装置10によって計量された戻し
材の一部をベルトコンベア19によって保管用コンテナ
棟20のいずれかの保管用コンテナ20aに投入保管す
るように構成されている。保管用コンテナ20aに保管
された処理済み汚泥は、その底部から必要に応じていつ
でもベルトコンベア22上に落とされ、このベルトコン
ベア22を介して養生コンテナ棟14からの処理済み汚
泥を搬送するベルトコンベア17上に載せられる。ベル
トコンベア17に載せられた処理済み汚泥は、通常の操
作を経て、分類装置8に送られ上述のような流れを繰り
返す。
【0029】次に、菌混合汚泥製造領域Cの各装置を詳
細に説明する。この菌混合汚泥製造領域Cには、概略的
に、汚泥受入装置2、ミキサー3、菌混合粉砕装置4、
分類装置8、処理品搬出装置9及び計量装置10が設け
られている。菌混合汚泥製造領域Cに出入りするトラッ
ク1は処理すべき汚泥を収納するタンク1aを搭載して
いる。このタンク1aは、汚泥を密閉状態で搬送するこ
とができるかぎりどの様な形状としても良い。汚泥受入
装置2はホッパー状に形成され、その開放した上面を介
して内部に汚泥を所定量収納自在とされている。この汚
泥受入装置2のミキサー3側の下縁部には図示しない排
出口が形成されており、この排出口には、汚泥を所定量
ずつ計量してミキサー3側に排出することができる計量
装置10と同様の計量装置を設置することができる。こ
のように、汚泥受入装置2からの新たな汚泥と、計量装
置10からの戻し材の量をそれぞれ正確に計量すること
により、ミキサー3に供給される汚泥の水分及び細菌の
混合比率等を所望の値に正確に制御することができる利
点を有している。
【0030】ミキサー3は、円筒状のもので汚泥等の投
入側から排出側に向って下りとなるように傾斜して配置
される。ミキサー3の内周面には図示しない軸方向の羽
根が固定されている。ミキサー3が回転駆動されると、
汚泥は羽根に掬い上げられて上方に持ち上げられ、所定
の角度に至った時点で底に向って落下する。このミキサ
ー3には、また、投入口3a及び図示されていない排出
口が設けられている。ミキサー3は、汚泥受入装置2か
らの汚泥と分別装置8からの戻し材とを投入口3aを介
して受け入れ、これら汚泥及び戻し材を内部の軸方向羽
根の回転によって粗混合すると共に、該回転によって排
出口に向けて搬送し該排出口から排出する。
【0031】菌混合粉砕装置4は、図3に示すように、
円筒状の混合ドラム4aを基台上に回転支持装置4bを
介して低速回転自在に支持して構成されている。この混
合ドラム4aの両側面には側面板4c、4cが取付けら
れている。このうち一方の側面板4cには汚泥及び好熱
菌を取入れる図示されていない取入口が設けられ、もう
一方の側面板4cには混合処理した菌混合汚泥を取出す
取出口4dが設けられている。
【0032】この混合ドラム4aの内周には、その長手
方向に長尺の薄板片からなる多数の掬上げフィンが、回
転上り側位置にて汚泥を掬上げるように内周に対して傾
斜状に形成されている。そして、上記混合ドラム4aの
回転によって汚泥が上方に掬上げられる。また掬上げフ
ィンは、回転上り側位置にある状態において取入口側か
ら取出口4d側にかけて下り傾斜状になるように形成さ
れており、汚泥が順次回動しながら傾斜を利用して取出
口4d側へ連続的に移動するようにしてある。なお取入
口側の側面板4c上部には、空気又は好熱菌を取入れる
ための供給口を設けてある。この混合ドラム4aの内部
には、回転駆動軸4eが設けられ、該回転駆動軸4eに
は多数の回転羽が取付けられており、回転駆動軸4eを
高速に回転させることにより回転羽が高速に回転し、汚
泥を切裂状に粉砕する。
【0033】取出口4dから排出された菌混合汚泥は、
ベルトコンベア12の主ライン12bに沿って養生コン
テナ棟14の高さまで持ち上げれた後、重ね段式に配置
された複数のベルトコンベアユニットによって所定の養
生コンテナ棟14まで搬送される。主ライン12bに
は、各養生コンテナ棟14ごとに分枝ライン12aが直
角に接続されている。主ライン12bと各分枝ライン1
2aとの接続部及び分枝ライン12aの各養生コンテナ
14a上にはデフレクタ装置16が設置されている。各
デフレクタ装置16は、ベルトコンベア上に載せられた
菌混合汚泥を主ライン12bから所望の分枝ライン12
aへ、又は、分枝ライン12aから所望の養生コンテナ
14aに偏向させる役割を果たす。
【0034】図示された好ましい実施形態においては、
かかるデフレクタ装置16は、図示されていないモータ
により回転駆動される軸部材16bと、この軸部材16
bに固定されたデフレクタ板16aとを含んで構成され
ている。デフレクタ板16aは、通常は、ベルトコンベ
ア12の両側に設置されたフェンスの一部を構成し、菌
混合汚泥がサイドに落下しないように抑制している。モ
ータの回転駆動により、デフレクタ板16aがベルトコ
ンベア12上に移動すると、ベルトコンベア12によっ
て搬送されていた菌混合汚泥は、デフレクタ板16aに
よってその進行方向を直角に曲げられる。
【0035】このようにして空の養生コンテナ14aに
所定の量の菌混合汚泥を投入するように、主ライン12
bと各分枝ライン12aとの接続部及び分枝ライン12
aの各養生コンテナ14a上に設置されたデフレクタ装
置16を順番に作動させる。これにより、所望の養生コ
ンテナ棟14の所望の養生コンテナ14aに、菌混合汚
泥を順次満たしていく。図示された好ましい実施形態で
は、分枝ライン12aの各養生コンテナ14a上には、
左右一対のデフレクタ装置16が設置されている。これ
により、菌混合汚泥を各養生コンテナ14aに均等に充
填することができる。
【0036】図4は、分枝ライン12aの各養生コンテ
ナ14a上に設置するデフレクタ装置の他の実施例を示
している。デフレクタ装置18は、概略的に、アクチュ
エータ18aと、養生コンテナ14aの側面壁にピボッ
ト18bを介して回転可能に取り付けられた回動棒18
cと、そして、この回動棒18cの先端に固定されたデ
フレクタプレート18dとから構成されている。アクチ
ュエータ18aは、養生コンテナ14aの両側面壁に掛
け渡された梁14bの所定位置と回動棒18cの所定位
置との間に装着されいる。図示されていない制御装置に
よりアクチュエータ18aを駆動すると、デフレクタ装
置18は、図4の実線の位置(デフレクタ装置が菌混合
汚泥をベルトコンベア12から養生コンテナ14a内に
偏向落下させている状態)と二点鎖線の位置(デフレク
タ装置が作動していない状態)との間で運動する。デフ
レクタプレート18dが分枝ライン12aに隣接する実
線の位置に置かれると、分枝ライン12a上に載せられ
た菌混合汚泥は、これに邪魔されて偏向され、下方の養
生コンテナ14a内に落下される。
【0037】図5は、養生コンテナ14aの縦断面図で
ある。図示されているように、養生コンテナ14aは、
底部が概略的にV字形をなす傾斜した底壁14b,14
cを有しており、その最下部に長方形の排出口14dが
形成されている。排出口14dには、処理済み汚泥を所
定量ずつ計量して排出する計量装置25が設置されてい
る。計量装置25は、概略的に、円筒状の軸部25a
と、軸部25aの外周面に軸方向に連続して且つ円周方
向に等間隔に固定された複数のプレート25bと、そし
て、図示されていない駆動装置とから構成されている。
養生コンテナ14a内において発酵分解された処理済み
汚泥は、隣接する一対のプレート25bによって形成さ
れる領域(図のA〜C)に収納されて回転し、領域Dの
位置でその自重によりベルトコンベア15上に落下す
る。駆動装置を間欠的に駆動する又はその速度を変化さ
せることによって、計量装置25によって排出される処
理済み汚泥の量を自由に調節することができる。
【0038】養生コンテナ14aの内部には、図5に示
すように、主として発酵に関する部材として、内部の温
度を調節するために温湯を循環するための保温管14e
及び汚泥と細菌の発酵処理を促進させるために空気を均
一に送り込むための空気供給管14fが設けられてい
る。さらに、各養生コンテナ14a又は各養生コンテナ
棟14には、水蒸気を外部に排出する蒸気排出管27
a、好熱菌の代わりに又は好熱菌と共に光栄養細菌が使
用される場合には該光栄養細菌の欲する光を照射する照
明装置(図示されていない)が設置される。また、各養
生コンテナ14aの側面には、発酵処理の開始段階から
終了段階までのコンテナ内部の温度・内圧の状態を把握
し、外部の処理装置に出力するためのセンサ(図示され
ていない)が取り付けられている。
【0039】各養生コンテナ14a又は各養生コンテナ
棟14からの蒸気排出管27aは、凝縮器29に接続し
ており、この凝縮器29において蒸気は凝縮して凝縮水
となる。凝縮水は配管27bを通ってポンプ27cに吸
引され、コンジショナ27dに送られる。各養生コンテ
ナ棟14には、また、それらに隣接して加圧空気を各養
生コンテナ14a内に空気供給管14fを介して供給す
るブロワ31が設置されている。ブロワ31からの加圧
エアは、配管31aを通って一旦凝縮器29内に導入さ
れ、蒸気排出管27aを通る蒸気と熱交換して加熱され
た後、配管29bを通して養生コンテナ14aに送られ
る。これにより、養生コンテナ14a内を余熱すること
ができ菌混合汚泥の発酵を促進する。
【0040】養生コンテナ棟14の凝縮器29及びブロ
ワ31の設置される側とは反対の側には、保温管14e
に流体的に接続するボイラ33が設置されている。ボイ
ラ33と保温管14eとの間には、配管33aが配設さ
れており、温水が必要とされる養生コンテナ14aに供
給されるように各分枝部位にコンピュータ制御の弁が配
置される。なお、保管用コンテナ20aは、処理済み汚
泥を一時的に保管しておくためのものであるため、改め
て余熱する必要がなく、従って、配管33aは設置され
ていない。図示された好ましい実施形態においては、収
納された処理済み汚泥が、十分に発酵分解されていなか
った場合用に、加圧エアをブロワ31から供給すること
ができるように構成されている。従って、発生した蒸気
を回収するための凝縮水回収装置27も、また、設置さ
れている。
【0041】分類装置8は、地面を掘り下げてなるピッ
ト内に配置されるもので、ベルトコンベア17の端部よ
り下方に配置される略方形コンテナ状の受槽と、該受槽
内に配置された篩分け用の格子装置とから構成されてい
る。分類装置8は、処理済み汚泥を所定径以下の小粒体
と、所定径以上の残り材との2つに分類するためのもの
で、上記所定径に対応したメッシュ径の図示しない網部
を有している。それにより、該網部上に処理済み汚泥を
載置させると共に、該網部を略水平方向に揺動させる。
この分類装置8にはベルトコンベアが連係されており、
網部を通過した所定径以下の小粒体は処理品として処理
品搬出装置9側に移送され、網部上に残留する残り材は
戻し材としてベルトコンベア7を介してミキサー3側に
移送される。また、処理品搬出装置9は、ベルトコンベ
ア11にて搬送される小粒体たる処理品を出荷可能に梱
包する。
【0042】次に、本発明システムにおける消臭設備に
ついて説明する。この消臭設備には、図1に示された凝
縮水回収装置27により回収された凝縮水を利用する。
上記養生コンテナ14a内における菌混合汚泥の発酵の
際、該発酵に伴って菌混合汚泥の温度は約90〜130
℃程度にまで上昇する。そうすると、菌混合汚泥中の水
分は、上記菌混合汚泥中の細菌及び/又は消臭成分を含
んだ形で蒸気となり、この蒸気を凝縮器29にて凝縮水
とした後、配管27bを介してコンジショナ27dに送
られそこに溜められる。そして、上記凝縮水を図示され
ていない配管を通して消臭を行うべき場所、例えば、菌
混合汚泥製造領域Cの汚泥受入装置2の上方に設置され
た水噴霧装置にて建屋内に噴霧し、あるいは散水等す
る。これにより、凝縮水中の細菌及び/又は消臭成分の
作用によって消臭が行われる。例えば、汚泥受入装置2
の付近は、トラック1のタンク1aから汚泥が放出され
るため特に異臭が発生しやすい。そこで、図示された好
ましい実施形態では、汚泥受入装置2を含む領域を、特
に、消臭必要領域Dとして密閉壁で囲い、そこに、凝縮
水を水噴霧装置にて噴霧し、あるいは散水している。ま
た、受入装置2からミキサー3へ、また、菌混合粉砕装
置4への移送時に、あるいは、汚泥を該受入装置2へ投
入した後のトラック1の荷台に、それぞれ噴霧するよう
に構成することもできる。このようにして本汚泥処理シ
ステム中における適所に発生する異臭を消臭することが
可能となる。
【0043】なお、得られた凝縮水は上述の汚泥処理シ
ステムにおける消臭効果のみならず、土壌改良剤等の液
体肥料に対してもその効果を発揮するものである。次
に、本処理方法の処理手順について図6を参照しつつ詳
細に説明する。荷台に載置したタンク1aに汚泥を収納
したトラック1は、汚泥処理施設Aにおける菌混合汚泥
製造領域Cに入場し、タンク1aに収納された汚泥の重
量を計量する(ステップS1)。この計量は、建屋Fに
隣接して設置されたトラック重量計Gによって行う。次
に、トラック1の後部を上面を開放した汚泥受入装置2
に対峙させ、タンク1aを傾斜させることによって、該
タンク1aの内容物たる汚泥を汚泥受入装置2に投入す
る(ステップS2)。投入直前より、消臭必要領域Dに
水噴霧装置より凝縮水を噴霧して消臭必要領域Dの消臭
を行う(ステップS3)。トラック1は、自動洗浄装置
Hに向かい、該自動洗浄装置Hによってトラック1及び
そのタンク1aが自動的に洗浄され、次の汚泥の積載地
に向かう。ここでの洗浄水にも、コンジショナ27dか
らの凝縮水を用いることができる。
【0044】ここで汚泥受入装置2には、図5に示され
たような計量装置25と同様の汚泥重量計量器が備えら
れており、汚泥受入装置2に投入された汚泥の重量が汚
泥重量計量器にて計量されてベルトコンベア6に送られ
る。例えば、1台のトラック1から約10tの汚泥が投
入され、汚泥受入装置2に投入すべき所定量が100t
であるとすれば、10台のトラック1にて汚泥の投入が
行われる。汚泥受入装置2に投入された汚泥は、ベルト
コンベア6を介してミキサー3に投入される。また同時
にベルトコンベア6には、分類装置8にて分類された大
径部たる戻し材がベルトコンベア7を介して載せられ
る。この戻し材はその内部に好熱菌を含むものであり、
このように好熱菌を含む戻し材を汚泥と同時に投入する
ことによって、該汚泥に好熱菌が種菌として混合され
る。そしてミキサー3の内部のスクリューの回転によっ
て汚泥及び戻し材が粗混合される(ステップS4)。
【0045】ミキサー3にて粗混合され排出された汚泥
及び戻し材は菌混合粉砕装置4に設けた図示されていな
い取入口に達し、混合ドラム4a内に投入される。この
混合ドラム4aは、回転支持装置4bにより常時低速回
転されている。従って、混合ドラム4a内に投入された
菌混合汚泥は、薄板片からなる多数の掬上げフィンに掬
い上げられ、所定の高さに至った時点で自重により落下
する。菌混合汚泥の落下軌跡中に高速回転する多数の回
転羽が位置し、これにより、菌混合汚泥を切裂状に粉砕
且つ汚泥に対して好熱菌を略均一に混合する。掬上げフ
ィンは、回転上り側位置にある状態において取入口側か
ら取出口4d側にかけて下り傾斜状になるように形成さ
れている。従って、菌混合汚泥は、粉砕され且つ回動し
ながら、順次、傾斜を利用して取出口4d側へ連続的に
移動する(ステップS5)。
【0046】そして、この菌混合汚泥が上記した菌混合
粉砕装置4の取出口4dから外部へ排出され、ベルトコ
ンベア12上に落下される。この菌混合粉砕装置4にお
ける混合に際しては、コンジショナ27dからの凝縮水
を消臭スプレーにより吹き掛け消臭を行うこともでき
る。また、凝縮水の噴霧により、水分の調節をすること
もできる。菌混合粉砕装置4から排出された菌混合汚泥
は、ベルトコンベア12によって送られ、主ライン12
bから所望の分枝ライン12aにデフレクタ装置16に
よって偏向され、さらに、デフレクタ装置16又はデフ
レクタ装置18によって所望の養生コンテナ14a内に
落下される(ステップS6)。ここでも消臭スプレーに
よる消臭を行うことができる。
【0047】各養生コンテナ14aに所定の深さまで投
入された菌混合汚泥は、その中で所定日数の間収納され
細菌の作用により発酵分解される(ステップS7)。発
酵分解に際して、菌混合汚泥が低温である場合には、ボ
イラ33から配管33a及び保温管14eを介して温水
を循環供給し、温度を上げて発酵を促進するようにでき
る。あるいは、発酵が進んで高温蒸気を発生している他
の養生コンテナ14aから蒸気を供給して(菌混合汚泥
の水分を多くした方が良い場合)、あるいは、そのよう
な養生コンテナ14aの凝縮器29で熱交換を行った後
の加圧エアを配管31b及び空気供給管14fを介して
当該養生コンテナ14a(菌混合汚泥の水分はそのまま
又は少なくした方が良い場合)に供給することもでき
る。こうすることにより、寒冷地においては汚泥の温度
が低いために発酵が進みにくく、処理が完了するまでの
期間が長くなるという事態を防ぐことが可能となる。
【0048】所定の養生期間が経過し菌混合汚泥が発酵
分解した後、各養生コンテナ14aの底部に設置した計
量装置25を作動させて、処理済み汚泥を所定量ずつ計
量してベルトコンベア15上に排出する。処理済み汚泥
は、ベルトコンベア15により、養生コンテナ棟14の
下方を移動した後、それとほぼ直角に延びるベルトコン
ベア17により菌混合汚泥製造領域Cに戻される(ステ
ップS8)。
【0049】ベルトコンベア15、17により菌混合汚
泥製造領域Cに戻し材された処理済み汚泥は、分類装置
8の受槽に排出される。分類装置8において、処理済み
汚泥が内部のフルイ形式の分類機構によって分類された
後(ステップS9)、その略半分が処理品搬出装置9に
移され、該処理品搬出装置9で袋詰めされて、出荷待ち
のため製品倉庫に納められる(ステップS10)。
【0050】そして、分類装置8内に残存するほぼ半分
の処理済み汚泥は、戻し材として計量装置10で計量し
た後ベルトコンベア7によりミキサー3側に搬送され、
汚泥受入装置2からの新しい汚泥と一緒にすべくベルト
コンベア6上に載せられる(ステップS11)。分類装
置8内に残存するほぼ半分の処理済み汚泥は、一時的
に、保管用コンテナ棟20の保管用コンテナ20aに保
管しておくこともできる。これにより、汚泥受入装置2
へ供給される新たな汚泥とタイミングを合わせることが
できる。なお、保管用コンテナ20aに収納された処理
済み汚泥の水分調整のために、凝縮水回収装置27から
の凝縮水を噴霧したり、あるいは、ブロワ31から加圧
エアを噴射することもできる。そして、戻し材は、汚泥
受入装置2に新規に投入される汚泥と混合した時、水分
を50%以上、好ましくは、55%程度となるようにす
る。汚泥の水分調整は、また、汚泥受入装置2から送ら
れてくる新たな汚泥と計量装置10から送られてくる戻
し材の混合割合をそれぞれの計量装置の駆動速度を調節
することにより行うことができる。
【0051】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものである。例えば、図7に示すよう
に、汚泥受入装置2を発酵分解領域Bに隣接するように
配置し、トラック重量計G及び自動洗浄装置Hと共に一
緒の建屋E内に設置されるようにする。そして、その建
屋全体に、凝縮水回収装置27によって回収した凝縮水
を噴霧又は散水する。それにより、トラック1がその建
屋の出入り口から後ろ向きに入り、汚泥受入装置2に汚
泥を投入し、そして、再び出入り口から出てくる間に、
汚泥の計量、洗浄及び消臭を全て終えることができるよ
うにすることができる。なお、図1〜図6に示した本発
明の第一の実施形態と同一の構成要素については同じ参
照番号を付してその詳細な説明は省略する。
【0052】
【発明の効果】上記したように請求項1に記載の本発明
は、汚泥に対し所定の細菌を混合して菌混合汚泥とし、
該菌混合汚泥を所定期間養生することにより発酵分解さ
せた後、少くともその一部分を戻し材として新たに供給
された汚泥に混合して菌混合汚泥を得るようにしたベル
トコンベア搬送式の汚泥処理方法において、菌混合汚泥
を第一のベルトコンベアにより複数の養生コンテナの位
置まで搬送して投入収納し、所定の養生期間経過後、第
二のベルトコンベアにより汚泥に対し所定の細菌を混合
する位置まで戻すようにしたので、分離して設置される
菌混合汚泥製造領域と発酵分解領域との間の菌混合汚泥
又は処理済み汚泥の移送が極めて簡単となる利点を有す
る。
【0053】また請求項2に記載の本発明は、養生コン
テナは複数が連続して養生コンテナ棟を構成し、該養生
コンテナ棟が複数並列して構築されているため、設備投
資を最小限に抑えることができると共に、その数を任意
に設定することにより、どのような規模の汚泥処理にも
対応することができる効果がある。
【0054】また請求項3に記載の発明は、各養生コン
テナに菌混合汚泥を上方から投入し、所定の養生期間経
過後、処理済み汚泥を下方から排出するようにしたた
め、外部動力を全く利用することなく重力を用いて菌混
合汚泥を各養生コンテナ内に投入し且つ処理済み汚泥を
排出することができる効果がある。
【0055】また請求項4に記載の発明は、養生コンテ
ナ棟に隣接して、処理済み汚泥を一時的に保管しておく
保管用コンテナ又は複数の保管用コンテナからなる保管
用コンテナ棟が構築されているため、新規の汚泥の供給
とタイミングを合わせることができる効果がある。
【0056】また請求項5に記載の発明は、保管用コン
テナに処理済み汚泥を上方から投入して保管し、必要に
応じて、処理済み汚泥を下方から排出するようにしてな
るため、外部動力を全く利用することなく重力を用いて
処理済み汚泥を各保管用コンテナ内に投入し且つ該処理
済み汚泥を排出することができる効果がある。
【0057】また請求項6に記載の発明は、第二のベル
トコンベアによって搬送されてきた処理済み汚泥を篩分
けして所定径以下の小粒体と所定径以上の残り材に分類
し、該残り材を上記戻し材とするため、粉砕が十分でな
く発酵分解が十分に行われていない可能性のあるものは
戻し材として再度粉砕されるようにされる。これによ
り、完全に発酵分解されたもののみ堆肥として製品出荷
することができる効果がある。
【0058】また請求項7に記載の発明は、戻し材の混
合を該戻し材及び浄化前の汚泥を粉砕しつつ行うことに
より、より多くの面積で細菌と汚泥とが接触できるよう
にする効果がある。
【0059】また、請求項8に記載の発明は、菌混合汚
泥を発酵させる際、該発酵に伴って生ずる熱により菌混
合汚泥中の水分を、該菌混合汚泥中の細菌及び/又は消
臭成分を含めて蒸気とし、蒸気又は該蒸気を凝縮させた
凝縮水を回収するため、該凝縮水を浄化前の汚泥に対す
る消臭等に用いることができる効果がある。
【0060】本発明の第二の態様に係るベルトコンベア
搬送式の汚泥処理システムは、汚泥に対し所定の細菌を
混合して菌混合汚泥とするための菌混合装置と、細菌が
混合された菌混合汚泥を養生することにより発酵分解さ
せるための複数の養生コンテナと、菌混合汚泥を複数の
養生コンテナの各位置まで搬送し各養生コンテナ内に投
入する第一のベルトコンベアと、そして、各養生コンテ
ナ内における所定の養生期間経過後、該養生コンテナか
ら排出される処理済み汚泥を受け取り、少くともその一
部を、新たに供給された汚泥が菌混合装置に到達するま
でに付加することができるように戻す第二のベルトコン
ベアとを備えて構成されてなるため、汚泥に対し加えら
れた細菌を繰り返し利用することができる効果がある。
また、システム内で、菌混合汚泥を養生コンテナへ又は
処理済み汚泥を養生コンテナから搬送するのに、ベルト
コンベアを用いるため簡単且つ効率的に作業を行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本汚泥処理システムにおける一実施例の全体
構成を示す平面図である。
【図2】 図1の本処理システムの正面図である。
【図3】 図1の本処理システムの要部拡大斜視図であ
る。
【図4】 本処理システムに用いられるデフレクタ装置
の他の実施例の正面図である。
【図5】 本処理システムに使用される養生コンテナの
縦断面である。
【図6】 ベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法の一実
施例のフローチャートである。そして、
【図7】 本処理システムの他の実施例の全体構成を示
す平面図である。
【符号の説明】
A 汚泥処理施設 B 発酵分解領域 C 菌混合汚泥製造領域 D 消臭必要領域 E 建屋 F 建屋 G トラック重量計 H 自動洗浄装置 1 トラック 1a タンク 2 汚泥受入装置 3 ミキサー 4 菌混合粉砕装置 6、7 ベルトコンベア 8 分類装置 9 処理品搬出装置 10 計量装置 11 ベルトコンベア 12 ベルトコンベア 12a 分枝ライン、12b 主ライン 14 養生コンテナ棟 14a 養生コンテナ、14b、14c 底壁、14d
排出口、 14e 保温管、14f 空気供給管 15、17 ベルトコンベア 16 デフレクタ装置 16a デフレクタ板、16b 軸部材 18 デフレクタ装置 18a アクチュエータ、18b ピボット、18c
回動棒、 18d デフレクタプレート 19 ベルトコンベア 20 保管用コンテナ棟 20a 保管用コンテナ 22 ベルトコンベア 25 計量装置 27 凝縮水回収装置 27a 蒸気排出管、27b 配管、27c ポンプ、
27d コンジショナ 29 凝縮器 31 ブロワ 31a、31b 配管 33 ボイラ 33a 配管

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚泥に対し所定の細菌を混合して菌混合
    汚泥とし、該菌混合汚泥を所定期間養生することにより
    発酵分解させた後、少くともその一部分を戻し材として
    新たに供給された汚泥に混合して菌混合汚泥を得るよう
    にしたベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法において、
    菌混合汚泥を第一のベルトコンベアにより複数の養生コ
    ンテナの位置まで搬送して投入収納し、所定の養生期間
    経過後、第二のベルトコンベアにより汚泥に対し所定の
    細菌を混合する位置まで戻すようにしてなることを特徴
    とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベルトコンベア搬送式
    の汚泥処理方法において、複数の養生コンテナが連続し
    て養生コンテナ棟を構成し、該養生コンテナ棟が複数並
    列して構築されていることを特徴とするベルトコンベア
    搬送式の汚泥処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のベルトコンベア
    搬送式の汚泥処理方法において、各養生コンテナに菌混
    合汚泥を上方から投入し、所定の養生期間経過後、処理
    済み汚泥を下方から排出するようにしてなることを特徴
    とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一に記載のベル
    トコンベア搬送式の汚泥処理方法において、養生コンテ
    ナ棟に隣接して、処理済み汚泥を一時的に保管しておく
    保管用コンテナ又は複数の保管用コンテナからなる保管
    用コンテナ棟が構築されていることを特徴とするベルト
    コンベア搬送式の汚泥処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のベルトコンベア搬送式
    の汚泥処理方法において、保管用コンテナに処理済み汚
    泥を上方から投入して保管し、必要に応じて、処理済み
    汚泥を下方から排出するようにしてなることを特徴とす
    るベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一に記載のベル
    トコンベア搬送式の汚泥処理方法において、第二のベル
    トコンベアによって搬送されてきた処理済み汚泥を篩分
    けして所定径以下の小粒体と所定径以上の残り材に分類
    し、該残り材を上記戻し材とすることを特徴とするベル
    トコンベア搬送式の汚泥処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一に記載のベル
    トコンベア搬送式の汚泥処理方法において、戻し材の混
    合を該戻し材及び上記浄化前の汚泥を粉砕しつつ行うこ
    とを特徴とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一に記載のベル
    トコンベア搬送式の汚泥処理方法において、菌混合汚泥
    を発酵させる際、該発酵に伴って生ずる熱により菌混合
    汚泥中の水分を、該菌混合汚泥中の細菌及び/又は消臭
    成分を含めて蒸気とし、蒸気又は該蒸気を凝縮させた凝
    縮水を回収し、該凝縮水を浄化前の汚泥に対する消臭に
    用いることを特徴とするベルトコンベア搬送式の汚泥処
    理方法。
  9. 【請求項9】 汚泥に対し所定の細菌を混合して菌混合
    汚泥とするための菌混合装置と、細菌が混合された菌混
    合汚泥を養生することにより発酵分解させるための複数
    の養生コンテナと、菌混合汚泥を複数の養生コンテナの
    各位置まで搬送し各養生コンテナ内に投入する第一のベ
    ルトコンベアと、そして、各養生コンテナ内における所
    定の養生期間経過後、該養生コンテナから排出される処
    理済み汚泥を受け取り、少くともその一部を、新たに供
    給された汚泥が菌混合装置に到達するまでに付加するこ
    とができるように戻す第二のベルトコンベアとを備えて
    構成されてなるベルトコンベア搬送式の汚泥処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のベルトコンベア搬
    送式の汚泥処理システムにおいて、複数の養生コンテナ
    が連続して養生コンテナ棟を構成し、該養生コンテナ棟
    が複数並列して構築されていることを特徴とするベルト
    コンベア搬送式の汚泥処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載のベルトコン
    ベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、第一のベルト
    コンベアが、各養生コンテナにその上方から菌混合汚泥
    を投入し、且つ第二のベルトコンベアが、各養生コンテ
    ナ内における所定の養生期間経過後、該養生コンテナの
    下部から排出される処理済み汚泥を受け取るように配置
    されてなることを特徴とするベルトコンベア搬送式の汚
    泥処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか一に記載の
    ベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、上
    記養生コンテナ棟に隣接して、処理済み汚泥を一時的に
    保管しておく保管用コンテナ又は複数の保管用コンテナ
    からなる保管用コンテナ棟が構築されていることを特徴
    とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のベルトコンベア搬
    送式の汚泥処理システムにおいて、保管用コンテナに処
    理済み汚泥を上方から投入して保管し、必要に応じて、
    処理済み汚泥を下方から排出するようにしてなることを
    特徴とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれか一に記載の
    ベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、さ
    らに、上記第二のベルトコンベアによって搬送されてき
    た処理済み汚泥を篩分けして所定径以下の小粒体と所定
    径以上の残り材に分類し、該残り材を上記戻し材とする
    篩分装置を備えていることを特徴とするベルトコンベア
    搬送式の汚泥処理システム。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれか一に記載の
    ベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、菌
    混合装置は、汚泥及び細菌を粉砕しつつ混合することを
    特徴とするベルトコンベア搬送式の汚泥処理システム。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれか一に記載の
    ベルトコンベア搬送式の汚泥処理システムにおいて、さ
    らに、菌混合汚泥の発酵に伴って生ずる熱により菌混合
    汚泥中の水分が蒸発して生成された細菌及び/又は消臭
    成分を含む蒸気を回収し、これを凝縮水として再使用可
    能とする蒸気回収装置を備えていることを特徴とするベ
    ルトコンベア搬送式の汚泥処理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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