JPH11299020A - ガス絶縁変電所もしくは開閉所 - Google Patents

ガス絶縁変電所もしくは開閉所

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JPH11299020A
JPH11299020A JP10098725A JP9872598A JPH11299020A JP H11299020 A JPH11299020 A JP H11299020A JP 10098725 A JP10098725 A JP 10098725A JP 9872598 A JP9872598 A JP 9872598A JP H11299020 A JPH11299020 A JP H11299020A
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Japan
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gas
main bus
unit
pressure
sealed
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JP10098725A
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Tokio Yamagiwa
時生 山極
Minoru Izumitani
稔 泉谷
Koji Sasaki
幸司 佐々木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/53Cases; Reservoirs, tanks, piping or valves, for arc-extinguishing fluid; Accessories therefor, e.g. safety arrangements, pressure relief devices
    • H01H33/56Gas reservoirs
    • H01H2033/566Avoiding the use of SF6

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】過電圧抑制機器である避雷器の仕様変更及び追
加配置により、設備を最大限に活用し、地球温暖化対策
を可能にしたガス絶縁変電所及び開閉所を提供する。 【解決手段】開閉部を有するガス区画と開閉部を有しな
いガス区画である主母線ユニット100,101,母線
202,ブッシング203,避雷器204とを分離し、
開閉部を有する区画は遮断性能確保のためSF6 ガスを
使用し、開閉部を有しない区画では避雷器定格の選定も
しくは追加配置により過電圧を抑制し、SF6 ガス量の
削減あるいはSF6 ガス以外のガスを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁変電所もし
くは開閉所に係り、特に地球温暖化対策に対応したガス
絶縁変電所もしくは開閉所に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所もしくは開閉所に用いられるガス
絶縁開閉装置(以下GISと称す)としては、1970
年代より絶縁性能,消弧性能に優れたSF6(六弗化硫
黄)ガスが使用されてきた。このGISの基本構造につ
いては、例えば電気学会技術報告第552号「ガス絶縁
開閉装置(GIS)の適用ガイド」(1995年7月発
行)に示されている。この文献に記載のように、鋼製の
接地タンク内に導体部,導体接続部,開閉部等の高電圧
部を配置し、この高電圧部と接地タンク間の絶縁確保の
ため、支持用あるいは支持及び区画用として絶縁スペー
サを配置したユニット機器を構成し、このユニット機器
を単独または複数接続して目的の機能を得るように組合
せて開閉所や変電所を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなGISは課
電部が全て鋼製タンク内に収納されているため、気象条
件の影響等を受け難く、耐環境性に優れ、且つ開閉所や
変電所の用地の縮小化にも有利であり、急速な進歩を遂
げてきた。しかしながら、近年、このGISに用いられ
るSF6 ガスは地球温暖化係数が二酸化炭素(CO2
の約24000倍もあり、温暖化対策上から将来に向け
使用量の削減が不可欠になっている。
【0004】本発明の第1の目的は、従来設備を最大限
に活用して地球温暖化対策を可能にしたガス絶縁変電所
及び開閉所を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、SF6 ガスの使用
量を低減したガス絶縁変電所及び開閉所を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のガス絶縁変電所及び開閉所は、主母線
と、該主母線に接続される接地タンク内に配置された導
体部と該導体部を支持する絶縁スペーサを設けた第1の
ユニット機器と、接地タンク内に導体部と開閉部が配置
され、該導体部を支持する絶縁スペーサを設けた第2の
ユニット機器とを組み合わせて構成されたガス絶縁開閉
装置を備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所において、
サージ電圧を抑制するための避雷器を追加配置するとと
もに前記主母線もしくは前記第1のユニット機器に封入
されるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力を前記第2のユニ
ット機器に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力よ
りも低く設定した、もしくは前記主母線もしくは前記第
1のユニット機器に封入されるガスをSF6(六弗化硫
黄)ガスより地球温暖化係数の小さいガスとしたことを
特徴とする。
【0007】又、主母線と、該主母線に接続された母線
断路器,遮断器,線路断路器の開閉部を収納した各ユニ
ット機器と、前記線路断路器の線路引込み口に設けられ
た避雷器とを備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所であ
って、前記主母線の端部に第2の避雷器を設けるととも
に、前記主母線に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの
圧力を前記開閉部を収納した各ユニット機器に封入され
るSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力より低い圧力に設定し
た、もしくは前記主母線に封入されるガスをSF6(六弗
化硫黄)ガスより地球温暖化係数の小さいガスとしたこ
とを特徴とする。
【0008】又、主母線と、該主母線に接続される接地
タンク内に配置された導体部と該導体部を支持する絶縁
スペーサを設けた第1のユニット機器と、接地タンク内
に導体部と開閉部が配置され、該導体部を支持する絶縁
スペーサを設けた第2のユニット機器と、送電線側の引
込み口に設けられた避雷器とを組み合わせて構成された
ガス絶縁開閉装置を備えたガス絶縁変電所もしくは開閉
所において、前記送電線側の引込み口に設けられた避雷
器の定格電圧を小さく設定するとともに、前記主母線も
しくは前記第1のユニット機器に封入されるSF6(六弗
化硫黄)ガスの圧力を前記第2のユニット機器に封入さ
れるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力よりも低く設定し
た、もしくは前記主母線もしくは前記第1のユニット機
器に封入されるガスをSF6(六弗化硫黄)ガスより地球
温暖化係数の小さいガスとしたことを特徴とする。
【0009】又、主母線と、該主母線に接続された母線
断路器,遮断器,線路断路器の開閉部を収納した各ユニ
ット機器と、前記線路断路器の線路引込み口に設けられ
た避雷器とを備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所であ
って、前記線路引込み口に設けられた避雷器の定格電圧
を小さく設定するとともに、前記主母線に封入されるS
6(六弗化硫黄)ガスの圧力を前記開閉部を収納した各
ユニット機器に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧
力より低い圧力に設定した、もしくは前記主母線に封入
されるガスをSF6(六弗化硫黄)ガスより地球温暖化係
数の小さいガスとしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図7
により説明する。図1は、GISの全体配置構成を示す
平面図、図2は、図1の回路構成を示す単線結線図、図
3は、本実施例のガス絶縁開閉装置の特性を示す図、図
4は、本実施例のガス絶縁開閉装置の一部を模式的に示
す横断面図、図5は、本実施例のガス絶縁開閉装置の線
路ユニット機器を示す横断面図、図6は、本実施例の母
線接続ユニット機器を示す断面図、図7は、本実施例の
母線区分ユニット機器を示す断面図である。
【0011】ガス絶縁変電所もしくは開閉所には、ガス
絶縁開閉装置が設けられており、その構成は次のように
なっている。図1に示すガス絶縁開閉装置構成の一例で
は、主母線100,101に母線断路器198,19
9、遮断器200、線路断路器201の開閉用の各ユニ
ット機器が接続され、母線202,ブッシング203を
介して送電線路に接続されている。線路引込み口には過
電圧抑制のために避雷器204が設けられている。又、
主母線ユニット100,101の端部には、避雷器20
a,20bが2回線接続された構成で設けられている。
この避雷器20a,20bは、従来のガス絶縁開閉装置
に追加されたものであり、後述するように、サージ電圧
を低減するためのものである。
【0012】GISを構成する各機器は、図4に示すよ
うに、接地タンク1内に中心導体2が配置され、この中
心導体2は絶縁スペーサ80,85により支持されてい
る。主母線ユニット100,101はそれぞれ絶縁スペ
ーサ80,85を介して線路ユニット機器10a〜10
dと接続され、主母線ユニット100と主母線ユニット
101とは母線接続ユニット機器210を介して接続さ
れている。主母線ユニット100,101には、それぞ
れ母線区分ユニット機器30a,30bが設けられてい
る。又、線路ユニット機器10a〜10dには、それぞ
れ線路母線110a〜110d等と接続されている。本実施
例では、ガス絶縁開閉装置の一例を示したが、各ユニッ
ト機器は、それが使用される変電所あるいは開閉所等の
目的に合った構成に組み立てられている。
【0013】図5から図7は図4の主要ユニット機器を
より詳細に示したものである。図5に示す線路ユニット
機器10について述べる。
【0014】接地タンク1内に中心導体2が配置され、
SF6 ガスもしくは窒素ガス75を封入した主母線10
0,101に区分用の絶縁スペーサ80を介して母線用
断路器50,51が設けられている。この母線用断路器
50,51は、両端に接地開閉器60,61を備えた遮
断器90に接続されている。遮断器90の線路側には、
線路用断路器52,線路用接地開閉器62を介して線路
用母線110に接続されている。図5に示すように、3
枚の区分用絶縁スペーサ80で囲まれたユニット機器1
0には遮断器90、断路器50,51,52、接地開閉
器60,61,62の開閉部が含まれている。このよう
に構成されたユニット機器10では、電流開閉性能が要
求されるので、SF6 ガス70を封入している。又、線
路用母線110及び主母線100,101は、遮断性能
は要求されないため、SF6 ガスの圧力を低下させて封
入する、もしくはSF6 ガスよりも温暖化係数の小さい
ガス、本実施例では、窒素ガス75を封入している。
又、絶縁スペーサ85は、遮断器ユニット90と断路器
ユニット50,51,52を分離しており、絶縁スペー
サ85を設けることにより、組立がし易すく、遮断能力
に応じ封入ガス圧力を変えることができる。
【0015】又、絶縁スペーサ80と絶縁スペーサ85
で仕切られた部分には、断路器50,51,52が設け
られているだけであるので、遮断器90程遮断開閉性能
が要求されないので、SF6 ガスの圧力を低下させて封
入する、もしくはSF6 ガスよりも温暖化係数の小さい
ガスSF6 ガスと異なるガスを封入してもよい。この部
分に用いられるSF6 ガスの代替ガスとしては、地球温
暖化係数がSF6 ガスよりも小さい空気、窒素ガス
2 ,CO2 ,CF4 ,トリフルオロメチルヨージドC
3I等及びこれらのガスとSF6ガスとの混合ガスがあ
る。
【0016】母線接続ユニット機器20は、図6に示す
ように、接地タンク1内に中心導体2が配置されてお
り、絶縁スペーサ80によって支持,区画されている。
母線接続ユニット機器20内には、断路器53,遮断器
91,断路器54が設けられており、主母線100と1
01を接続している。又、遮断器91の両側には、接地
開閉器63,64が設けられている。この母線接続ユニ
ット機器20は、電流開閉性能が要求されるので、SF
6 ガスが封入されている。
【0017】母線区分ユニット機器30には、図7に示
すように、中心導体2が配置され、断路器65,遮断器
92,断路器66を介して主母線100a,100b
間、もしくは主母線101間を接続している。又、遮断
器92の両側には、接地開閉器55,56が設けられて
いる。この母線区分ユニット機器30は、電流開閉性能
が要求されるので、SF6 ガスが封入されている。
【0018】GISは高電圧絶縁性能と大電流等の遮断
性能が必要である。絶縁性能に関しては、SF6 ガスよ
りも優る何種類かのガスが見い出されているが、電流遮
断性能を左右する消弧性能に関しては現状SF6 ガスに
優るものは発見されていない。
【0019】このように構成のGISにおいて、開閉部
を有する線路ユニット機器10a〜10d,母線接続ユ
ニット機器20,母線区分ユニット機器30a,30b
には、封入ガスとして大電流遮断の点から消弧特性の優
れたSF6 ガス70が用いられている。一方、開閉部
(遮断器90等)を有しない主母線ユニット100,1
01及び線路母線110a〜110dには、SF6 ガス
もしくはSF6 ガスよりも温暖化係数の小さいガス7
5、本実施例においては大気中に約4/5含有している
窒素ガスを封入している。又、SF6 ガスの代替ガスと
しては、地球温暖化係数がSF6 ガスよりも小さい空
気、CO2 ,CF4 ,トリフルオロメチルヨージドCF
3I等及びこれらのガスとSF6ガスとの混合ガスがあ
る。
【0020】以上のように構成されたガス絶縁開閉装置
の変電所に侵入するサージ電圧の分布を図3により説明
する。図3において、横軸は変電所の部位を示し、縦軸
はサージ電圧の大きさを示す。避雷器20aが無い場合
には変電所入口に配置された避雷器204により一旦サ
ージは抑制されるが、各ユニット機器210,201,
200,199を通過し、主母線ユニット100の端部
では再び電圧が上昇する。このため、サージ電圧が変電
所全体では、図3中にLIWVで示す基準の絶縁レベル
以下となるように避雷器の特性が選定されている。
【0021】本実施例では、これに対して、主母線10
0端部に避雷器20aが付加されているので、この避雷
器20aの効果によりサージ電圧が抑制され、避雷器2
0aを追加配置することにより主母線ユニット部のサー
ジ電圧は大幅に低減できる。本実施例では、このように
してサージ電圧を抑制し、電圧が低減される各ユニット
のSF6 ガス圧力を減圧するようにしている。SF6
スの絶縁特性は、ほぼSF6 ガスの圧力に比例するた
め、所要絶縁耐力(最高サージ電圧)の低減に見合った
ガス圧力の低減が可能であり、SF6 ガスの使用量の削
減ができる。本実施例では、図2に示すように、開閉器
を含むユニット群10a,10bは、電流開閉性能が要
求されるので、遮断性能を保持するためにガス圧力は従
来と同様に高く設定し、開閉器を含まない主母線ユニッ
ト100,101についてSF6ガス圧力を低く設定し
ている。なお、電圧の低減幅が大きいユニットでは、SF
6ガスを封入する代わりに他のガス、例えばN2 ガスを
封入することができる。又、SF6 ガスの代替ガスとし
ては、地球温暖化係数がSF6 ガスよりも小さい空気、
CO2,CF4,CF3I等及びこれらのガスとSF6ガス
との混合ガスがある。
【0022】以上のように、本実施例では、ガス絶縁変
電所及び開閉所において、避雷器を付加配置することに
より、地球温暖化に影響するSF6 ガスの使用量を低減
することが可能となり、環境性に優れたガス絶縁変電所
及び開閉所を提供できる。
【0023】又、上述したガス絶縁開閉装置では、避雷
器を変電所に追加配置して、開閉器を含まない主母線ユ
ニット100,101についてSF6 ガス圧力を低く設
定して、SF6 ガスの使用量を低減する場合を説明した
が、既設の変電所において、線路引込み口の避雷器20
4の定格を下げる、例えば500kV−GIS仕様の制
限電圧から300kV−GIS仕様の制限電圧に下げる
ことにより、定格電圧を下げた変電所として運用して、
各ユニットの一部または全体のガス圧力を下げることが
できる。又、各ユニットの一部または全体のガスをSF
6 ガス以外のガスに置換し、定格電圧を下げた変電所と
して運用することもできる。本実施例によれば、避雷器
の仕様を変更することにより、SF6 ガスの使用量を削
減することができ、環境性に優れたガス絶縁変電所及び
開閉所を提供できる。
【0024】以上説明したように、ガス圧力を低減して
SF6 ガスの使用量を減らすことは、絶縁耐力を低下さ
せることになり、新たに製作するためには大形のものを
作る必要があり、本実施例では、過電圧を抑制する避雷
器の仕様である制限電圧を低減する、あるいは避雷器の
追加配置により変電所及び開閉所に侵入するサージを抑
えているので、SF6 ガスの使用量が低減されても絶縁
耐力を十分確保できる。
【0025】又、SF6 ガスを使用しない場合には、温
暖化係数の小さいガスとして例えば大気中に4/5存在
する窒素ガスが考えられ、窒素ガスの絶縁耐力は同一ガ
ス圧力のSF6 ガスの約1/3である。このため、同一
圧力では窒素ガス使用GISでは約3倍の寸法が必要で
あり、寸法を同一に保つためには窒素ガスの場合約3倍
の圧力にする必要がある。既存のGISを使用する場合
には、寸法を大きくすることは困難であり、ガス圧力も
大幅に増大することはできない。これらの観点から、使
用電圧を下げて使用することが有効である。本実施例で
は、避雷器の定格を格下げしており、一階級以上電圧の
低い電圧階級のGISとして使用することができるの
で、SF6 ガスの使用量が低減されても絶縁耐力を十分
確保できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ガス絶縁変電所及び開
閉所において、機器を大きく変更することなく、地球温
暖化に対し影響が大きいとされているSF6 ガスの使用
量を大幅に削減できるため、環境性に優れたガス絶縁変
電所及び開閉所を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガス絶縁開閉装置の全
体配置を示す平面図である。
【図2】図1の回路構成を示す単線結線図である。
【図3】本実施例のガス絶縁開閉装置の特性を示す図で
ある。
【図4】本実施例のガス絶縁開閉装置の一部を模式的に
示す横断面図である。
【図5】本実施例のガス絶縁開閉装置の線路ユニット機
器を示す横断面図である。
【図6】本実施例の母線接続ユニット機器を示す断面図
である。
【図7】本実施例の母線区分ユニット機器を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…接地タンク、2…中心導体、10a,10b,10
c,10d…線路ユニット機器、20a,20b,20
4…避雷器、30a,30b…母線区分ユニット機器、
50,51,52…断路器、60,61,62…接地開
閉器、70…SF6 ガス、80,85…絶縁スペーサ、
90…遮断器、100,101…主母線ユニット、11
0a〜110d…線路母線、198,199…母線用断
路器ユニット、200…遮断器ユニット、201…線路
用断路器ユニット、202…母線、203…ブッシン
グ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】又、絶縁スペーサ80と絶縁スペーサ85
で仕切られた部分には、断路器50,51,52が設け
られているだけであるので、遮断器90程遮断開閉性能
が要求されないので、SF6 ガスの圧力を低下させて封
入する、もしくはSF6 ガスよりも温暖化係数の小さい
SF6 ガスと異なるガスを封入してもよい。この部分に
用いられるSF6 ガスの代替ガスとしては、地球温暖化
係数がSF6 よりも小さい空気,窒素ガスN2 ,C
2 CF4 及びこれらのガスとSF6 ガスとの混合
ガスがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このよう構成のGISにおいて、開閉部
を有する線路ユニット機器10a〜10d,母線接続ユ
ニット機器20,母線区分ユニット機器30a,30b
には、封入ガスとして大電流遮断の点から消弧特性の優
れたSF6 ガス70が用いられている。一方、開閉部
(遮断器90等)を有しない主母線ユニット100,1
01及び線路母線110a〜110dには、SF6 ガス
もしくはSF6 ガスよりも温暖化係数の小さいガス7
5、本実施例においては大気中に約4/5含有している
窒素ガスを封入している。又、SF6 ガスの代替ガスと
しては、地球温暖化係数がSF6 ガスよりも小さい空
気,CO2 CF4 及びこれらのガスとSF6 ガスと
の混合ガスがある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本実施例では、これに対して、主母線10
0端部に避雷器20aが付加されているので、この避雷
器20aの効果によりサージ電圧が抑制され、避雷器2
0aを追加配置することにより主母線ユニット部のサー
ジ電圧が大幅に低減できる。本実施例では、このように
してサージ電圧を抑制し、電圧が低減される各ユニット
のSF6 ガス圧力を減圧するようにしている。SF6
スの絶縁特性は、ほぼSF6 ガスの圧力に比例するた
め、所要絶縁耐力(最高サージ電圧)の低減に見合った
ガス圧力の低減が可能であり、SF6 ガスの使用量が削
減できる。本実施例では、図2に示すように、開閉器を
含むユニット群10a,10bは、電流開閉性能が要求
されるので、遮断性能を保持するためにガス圧力は従来
と同様に高く設定し、開閉器を含まない主母線ユニット
100,101についてSF6 ガス圧力を低く設定して
いる。なお、電圧の低減幅が大きいユニットでは、SF
6ガスを封入する代わりに他のガス、例えばN2 ガスを
封入することができる。又、SF6 ガスの代替ガスとし
ては、地球温暖化係数がSF6 ガスよりも小さい空気,
CO2 CF4 及びこれらのガスとSF6 ガスとの混
合ガスがある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主母線と、該主母線に接続される接地タン
    ク内に配置された導体部と該導体部を支持する絶縁スペ
    ーサを設けた第1のユニット機器と、接地タンク内に導
    体部と開閉部が配置され、該導体部を支持する絶縁スペ
    ーサを設けた第2のユニット機器とを組み合わせて構成
    されたガス絶縁開閉装置を備えたガス絶縁変電所もしく
    は開閉所において、サージ電圧を抑制するための避雷器
    を追加配置するとともに前記主母線もしくは前記第1の
    ユニット機器に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧
    力を前記第2のユニット機器に封入されるSF6(六弗化
    硫黄)ガスの圧力よりも低く設定した、もしくは前記主
    母線もしくは前記第1のユニット機器に封入されるガス
    をSF6(六弗化硫黄)ガスより地球温暖化係数の小さい
    ガスとしたことを特徴とするガス絶縁変電所もしくは開
    閉所。
  2. 【請求項2】主母線と、該主母線に接続された母線断路
    器,遮断器,線路断路器の開閉部を収納した各ユニット
    機器と、前記線路断路器の線路引込み口に設けられた避
    雷器とを備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所であっ
    て、前記主母線の端部に第2の避雷器を設けるととも
    に、前記主母線に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの
    圧力を前記開閉部を収納した各ユニット機器に封入され
    るSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力より低い圧力に設定し
    た、もしくは前記主母線に封入されるガスをSF6(六
    弗化硫黄)ガスより地球温暖化係数の小さいガスとした
    ことを特徴とするガス絶縁変電所もしくは開閉所。
  3. 【請求項3】主母線と、該主母線に接続される接地タン
    ク内に配置された導体部と該導体部を支持する絶縁スペ
    ーサを設けた第1のユニット機器と、接地タンク内に導
    体部と開閉部が配置され、該導体部を支持する絶縁スペ
    ーサを設けた第2のユニット機器と、送電線側の引込み
    口に設けられた避雷器とを組み合わせて構成されたガス
    絶縁開閉装置を備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所に
    おいて、前記送電線側の引込み口に設けられた避雷器の
    定格電圧を小さく設定するとともに、前記主母線もしく
    は前記第1のユニット機器に封入されるSF6(六弗化硫
    黄)ガスの圧力を前記第2のユニット機器に封入される
    SF6(六弗化硫黄)ガスの圧力よりも低く設定した、も
    しくは前記主母線もしくは前記第1のユニット機器に封
    入されるガスをSF6(六弗化硫黄)ガスより地球温暖化
    係数の小さいガスとしたことを特徴とするガス絶縁変電
    所もしくは開閉所。
  4. 【請求項4】主母線と、該主母線に接続された母線断路
    器,遮断器,線路断路器の開閉部を収納した各ユニット
    機器と、前記線路断路器の線路引込み口に設けられた避
    雷器とを備えたガス絶縁変電所もしくは開閉所であっ
    て、前記線路引込み口に設けられた避雷器の定格電圧を
    小さく設定するとともに、前記主母線に封入されるSF6
    (六弗化硫黄)ガスの圧力を前記開閉部を収納した各ユ
    ニット機器に封入されるSF6(六弗化硫黄)ガスの圧力
    より低い圧力に設定した、もしくは前記主母線に封入さ
    れるガスをSF6(六弗化硫黄)ガスより地球温暖化係数
    の小さいガスとしたことを特徴とするガス絶縁変電所も
    しくは開閉所。
  5. 【請求項5】前記地球温暖化係数がSF6 ガスよりも小
    さいガスとして窒素ガス,空気,トリフルオロメチルヨ
    ージド,二炭化炭素,四弗化炭素のうちのいずれか、も
    しくはこれらのうちのいずれかとSF6 ガスの混合ガス
    を封入した請求項1から4のいずれかに記載のガス絶縁
    変電所もしくは開閉所。
  6. 【請求項6】前記避雷器の定格電圧を一階級以上低下さ
    せた定格電圧の変電所及び開閉所として使用した請求項
    3又は4に記載のガス絶縁変電所もしくは開閉所。
  7. 【請求項7】前記開閉器を含まないユニット機器の過電
    圧を抑制するように前記第2の避雷器が配置されている
    請求項1から4のいずれかに記載のガス絶縁変電所もし
    くは開閉所。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101269020B1 (ko) * 2011-10-10 2013-06-04 한국전력공사 건조공기를 사용한 가스절연개폐장치의 검수시험 방법 및 장치
WO2019063421A1 (de) * 2017-09-27 2019-04-04 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung mit einer gasisolierten schaltanlage

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