JPH11298874A - 蓄積型放送受信装置、放送受信方法、送信装置及び送信方法 - Google Patents

蓄積型放送受信装置、放送受信方法、送信装置及び送信方法

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JPH11298874A
JPH11298874A JP10208909A JP20890998A JPH11298874A JP H11298874 A JPH11298874 A JP H11298874A JP 10208909 A JP10208909 A JP 10208909A JP 20890998 A JP20890998 A JP 20890998A JP H11298874 A JPH11298874 A JP H11298874A
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功 増田
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吉正 後藤
Takenosuke Harada
武之助 原田
Kazuhiro Machida
和弘 町田
Mitsuteru Kataoka
充照 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組放送システムにおいて,番組の視聴の制
限を強化し,著作権を保護することを目的とする。 【解決手段】 番組をスクランブルするスクランブル鍵
を暗号化する暗号鍵を,暗号鍵生成手段206は,リア
ルタイム視聴用と蓄積視聴用の鍵を別に生成する。スク
ランブル鍵暗号手段207は,それぞれの鍵を使ってス
クランブル鍵を暗号化する.受信部202において番組
を視聴する際にスクランブル鍵復号手段218は,リア
ルタイムで視聴する場合に,リアルタイム視聴用暗号鍵
を使ってリアルタイム視聴用暗号鍵で暗号化されたスク
ランブル鍵を復号して番組を視聴できるようにし,蓄積
視聴の場合に,スクランブル鍵復号手段218は,蓄積
視聴用暗号鍵を使って蓄積視聴用暗号鍵で暗号化された
スクランブル鍵を復号して,番組を視聴できるようにす
る。このようにスクランブル鍵を暗号化する暗号鍵をリ
アルタイム視聴用と蓄積視聴用と別に持つことによっ
て,番組視聴の制限を強化することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信や放送におい
て番組を暗号化して伝送する放送システムにおける蓄積
型放送受信装置、放送受信方法、送信装置および送信方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図31は、従来装置の概要構成を示した
ブロック図である。
【0003】現在のデジタル放送を例に上げて説明す
る。100は、番組放送システム全体を表す。番組放送
システム100は、送信部101と受信部102からな
る。
【0004】まず送信部101の各構成要素について説
明する。まず、番組生成手段103において、放送され
る番組データを生成し出力する。また、スクランブル鍵
生成手段104において、番組データをスクランブルす
るためのスクランブル鍵を生成し出力する。番組スクラ
ンブラ105は、番組データとスクランブル鍵を入力
し、スクランブル鍵を使って番組データをスクランブル
し暗号化番組データを出力する。暗号鍵生成手段106
において、番組データをスクランブルしたスクランブル
鍵の暗号化を行なうための暗号鍵を生成し出力する。ス
クランブル鍵暗号手段107は、番組データをスクラン
ブルしたスクランブル鍵と暗号鍵を入力し、暗号鍵を使
ってスクランブル鍵を暗号化し、暗号化スクランブル鍵
を出力する。暗号鍵暗号手段108は、スクランブル鍵
を暗号化した暗号鍵を入力し暗号化を行ない暗号化暗号
鍵を出力する。多重化手段109は、暗号化番組デー
タ、暗号化スクランブル鍵、暗号化暗号鍵を入力し多重
化を行ない多重化情報を出力する。送出手段110は、
多重情報を入力し伝送情報に変換し出力する。伝送情報
は伝送手段111によって伝送され、受信部102に受
信される。ディジタル衛星放送システムにおいては、通
信衛星を使った伝送波によって伝送される。
【0005】次に受信部102の各構成要素について説
明する。伝送手段111によって伝送された伝送情報
は、受信手段112に受信される。受信手段112は、
伝送情報を受信し多重情報を出力する。分離手段113
は、多重情報を入力し、暗号化番組データ、暗号化スク
ランブル鍵、暗号化暗号鍵に分離し出力する。暗号鍵蓄
積手段114は、分離手段113によって分離された暗
号化暗号鍵を蓄積する。暗号鍵復号手段115は暗号鍵
蓄積手段114から暗号化暗号鍵を読み出し復号を行な
い、復号された暗号鍵を出力する。現在のディジタル放
送システムにおいて暗号鍵蓄積手段114と暗号鍵復号
手段115は、内に入っており、受信部において蓄積さ
れている暗号鍵を読み出すことが困難であり番組のアク
セス権の保護に役立っている。スクランブル鍵復号手段
116は、暗号鍵復号手段115によって復号された暗
号鍵と、分離手段113によって分離出力された暗号化
スクランブル鍵を入力し、暗号鍵を使って暗号化スクラ
ンブル鍵を復号しスクランブル鍵を出力する。番組デー
タデスクランブラ117は、復号されたスクランブル鍵
と分離手段113によって分離された暗号化番組データ
を入力し、スクランブル鍵を使って暗号化番組データを
デスクランブルし復号された番組データを出力する。再
生手段118は、出力された番組データを入力し表示装
置120に表示できる形式の再生情報を出力する。この
場合、再生情報は、アナログのNTSCの映像信号と音
声信号である。リアルタイムで視聴する場合、再生情報
を表示手段120に入力し番組を表示し、視聴者が視聴
できるようになる。
【0006】また番組データをいったん保管し、放送さ
れた時間の後に視聴する場合、番組データを受信部の保
管手段119に保管する。この番組データを保管する際
にマクロビジョン社のコピー防止技術(公開特 昭63
−107281)を用いることによって、番組データの
保管を不許可にすることが出来る。
【0007】視聴する際に保管手段119から番組デー
タを取り出し、表示手段に入力し番組データを表示し、
視聴者は番組を視聴する。現在のディジタル放送システ
ムにおいて、保管手段119は、外部VTRである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置におけるコピー防止技術は録画防止を目的としたもの
であり、番組データの蓄積の際に、番組データをスクラ
ンブルしたまま保管することが出来ないという課題があ
った。そのため、保管された番組データのコピーの制限
を行なうことは出来るが、番組データの視聴を制限する
ことが出来なかった。
【0009】そこで本発明の目的は、番組データをスク
ランブルしたまま保管し、スクランブルを行なったスク
ランブル鍵を同時に保管することによって、番組データ
の視聴を制限すること、及び、番組をスクランブルする
ための鍵の暗号化を行なう暗号鍵をリアルタイムで視聴
するための鍵と蓄積して視聴するための鍵を2種類用意
しそれぞれの視聴によって暗号鍵を使い分けることによ
って、リアルタイムで視聴する番組データの視聴と蓄積
された番組データの視聴の制限を強化すること、また、
それぞれの暗号鍵を番組単位で変更することによって番
組データの単位で視聴の制限を強化することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の蓄積型放送受信装置に、放送番組の番組デ
ータをスクランブルしたまま保管する保管手段を有する
ことを特徴とする。
【0011】また、送信装置に、前記番組データの送出
時にスクランブル鍵を暗号化する際に,受信と同時に番
組データを視聴するためのリアルタイム視聴用鍵と、番
組データをいったん蓄積した後視聴するための蓄積視聴
用暗号鍵を別に持ち、それぞれの鍵を用いて前記スクラ
ンブル鍵を暗号化して伝送する伝送手段を有することを
特徴とする。
【0012】また、蓄積型放送受信装置であって、前記
リアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵を保持す
る暗号鍵蓄積部を有したことを特徴とする。
【0013】また、蓄積型放送受信装置に、番組データ
をリアルタイムで視聴する場合に、リアルタイム視聴用
暗号鍵とこのリアルタイム視聴用暗号鍵で暗号化された
スクランブル鍵を使って番組データをデスクランブルす
るデスクレンブル手段を有したことを特徴とする。
【0014】また、蓄積型放送受信装置に、番組データ
を蓄積する場合に、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたス
クランブル鍵と暗号化された番組データを保管する保管
手段と、この保管手段に保管されている番組データを視
聴する際に,前記蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスク
ランブル鍵とこの蓄積視聴用暗号鍵を使って番組データ
をデスクランブルするデスクランブル手段を有したこと
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、受信と同
時に番組データを表示手段に表示するためのリアルタイ
ム視聴用暗号鍵と、番組データを一旦蓄積した後視聴す
るための蓄積視聴用暗号鍵を別に持ち、それぞれの鍵を
用いて前記スクランブル鍵を暗号化して伝送し番組デー
タを視聴する放送システムを図1に基づいて詳細に説明
する。図1中の200は、番組放送システム全体を表
す。201は送信部であり、202は受信部であり、番
組放送システム200を構成している。211は、送信
部201から出力された情報を受信部202へ伝送する
伝送手段である。
【0016】まず送信部201の各構成要素について説
明する。送信部201における203は、放送される番
組データを生成し出力する送信部である。204は、番
組データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ks
を生成し出力するスクランブル鍵生成手段である。20
5は、番組データとKsを入力し、Ksを使って番組デ
ータをスクランブルし暗号化番組データを出力する番組
スクランブラである。206は、Ksを暗号化するため
の暗号鍵を生成する暗号鍵生成手段である。207は、
暗号鍵とスクランブル鍵を入力し、暗号鍵を使ってスク
ランブル鍵を暗号化し暗号化スクランブル鍵を出力する
スクランブル鍵暗号手段である。208は、スクランブ
ル鍵を暗号化した暗号鍵を入力し、暗号鍵の暗号化を行
ない、暗号化暗号鍵を出力する暗号鍵暗号手段である。
209は、番組スクランブラ205から出力された暗号
化番組データと、スクランブル鍵暗号手段207から出
力された暗号化スクランブル鍵、暗号鍵暗号手段208
から出力された暗号化暗号鍵を入力し、それらを多重化
し多重化情報を出力する多重化手段である。210は、
多重化情報を入力し、伝送情報を出力する送出手段であ
る。211は、送信部201から出力された伝送情報
を、受信部に伝送する伝送手段である。
【0017】次に受信部202の各構成要素について説
明する。受信部202における212は、伝送手段21
1によって伝送された伝送情報を受信し多重化情報を再
構成し出力する受信手段である。213は、多重化情報
を入力し暗号化番組データ、暗号化スクランブル鍵、暗
号化暗号鍵を分離し出力する分離手段である。214
は、分離手段213から出力された暗号化暗号鍵を蓄積
する暗号鍵蓄積手段である。215は、分離手段213
から分離された暗号化番組データ、暗号化スクランブル
鍵を蓄積保管するための保管手段である。216は、暗
号鍵蓄積手段214から取り出した暗号化暗号鍵を入力
し復号化を行ない暗号鍵を出力する暗号鍵復号手段であ
る。217は、暗号化スクランブル鍵の入力を分離手段
213か保管手段215かを選択するスイッチである。
218は、暗号鍵と暗号化スクランブル鍵を入力し、暗
号鍵を使って暗号化スクランブル鍵の復号を行ないスク
ラブル鍵を出力するスクランブル鍵復号手段218であ
る。219は、暗号化番組データの入力を分離手段21
3か保管手段215かを選択するスイッチである。22
0は、スクランブル鍵と暗号化番組データを入力し、ス
クランブル鍵を使って暗号化番組データを復号し番組デ
ータを出力する番組デスクランブラである。221は、
復号化された番組データを入力し表示手段に表示できる
形式の信号に変換し再生情報を出力する再生手段であ
る。222は、再生情報を入力し視聴者に番組を表示す
る表示手段222である。
【0018】実施の形態1の送信部201の動作を、図
1の構成図と図2のフローチャートを用いて説明する。
まず鍵生成手段206が番組をリアルタイム視聴時にス
クランブル鍵を復号するための暗号鍵Kwrを生成する
(301)。
【0019】次に暗号手段206が、番組をいったん蓄
積し、番組を後に視聴する時にスクランブル鍵を復号す
るための暗号鍵Kwsを生成する(302)。
【0020】番組生成手段203が放送される番組デー
タを生成し出力する(303)。番組データは、MPE
G2のトランスポートパケット(TS:Transpo
rtStream)として出力する。MPEG2システ
ムは、ISO/IEC 13818−1において規格化
されている。
【0021】スクランブル鍵生成手段204において、
番組データをスクランブルするためのスクランブル鍵K
sを生成し出力する(304)。番組スクランブラ20
5は、番組データとKsを入力し、Ksを使って番組デ
ータをスクランブルし暗号化番組データを出力する(3
05)。
【0022】番組データをスクランブル化する際のスク
ランブル方式は、Multi2方式を用いている。Mu
lti2暗号化方式は、秘密鍵暗号系であり、暗号ブロ
ック連鎖(CBC:Cipher Block Chai
ning)モードと出力フィードバック(OFB:Ou
tput Feedback)モードの2種類の処理モ
ードの組み合わせからなる。ブロックの大きさは64ビ
ットで暗号化を行なう。スクランブル鍵暗号手段207
は、スクランブル鍵Ksとリアルタイム視聴用暗号鍵K
wrを入力し、Kwrを使ってKsを暗号化し、リアル
タイム視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’を出力する(306)。
【0023】またスクランブル鍵暗号手段207は、ク
ランブル鍵Ksと蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入力し、K
wsを使ってKsを暗号化し、蓄積視聴用暗号鍵で暗号
化されたスクランブル鍵Ks’’を出力する(30
7)。
【0024】スクランブル鍵の暗号化方式は、秘密鍵暗
号系であるDES(Data Encrypton St
andard)を用いている。DESは、固定長56ビ
ットの鍵によって、データブロックを64ビット単位で
暗号化するものである。
【0025】暗号鍵暗号手段208が、リアルタイム視
聴用暗号鍵Kwrを入力し暗号化を行ない暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’を出力する(308)。
【0026】また暗号鍵暗号手段208は、蓄積視聴用
暗号鍵Kwsを入力し暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’を出力する(309)。
【0027】多重化手段209は、番組スクランブラ2
05から出力された暗号化番組データ、スクランブル鍵
暗号手段207から出力されたリアルタイム視聴用鍵で
暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵
で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用暗号鍵
Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重化情報
を生成し出力する(310)。
【0028】送出手段210が、多重化情報を入力し伝
送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(31
1)。
【0029】送出手段210は、誤り訂正符号を付加
し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0030】伝送手段211は、出力された伝送情報を
受信部202まで伝送する。第1の実施例の受信部20
2における動作を、図1の構成図と図3のフローチャー
トを用いて説明する。
【0031】まず受信手段212が伝送手段211によ
って伝送された伝送情報を受信する。受信手段212
は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り訂正符
号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する(40
1)。
【0032】分離手段213は、受信手段212から出
力された多重情報を入力し、暗号化されたリアルタイム
視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化された蓄積視聴用暗号鍵
Kws’を分離し出力する(402)。
【0033】暗号鍵蓄積手段214が、出力された暗号
化されたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化さ
れた蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積保管する(40
3)。
【0034】分離手段213は、多重情報から暗号化番
組データ、リアルタイム視聴用暗号鍵で暗号化されたス
クランブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化された
スクランブル鍵Ks’’を分離し出力する(404)。
【0035】この時点で視聴者からリアルタイム視聴要
求があるかどうか判定する(405)。
【0036】リアルタイム視聴要求がある場合、暗号鍵
復号手段216は、暗号鍵蓄積手段214から暗号化リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を取り出し、それを復
号し復号化されたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを出
力する(406)。
【0037】この時、スイッチ217、スイッチ219
を、分離手段213からの入力に切り替える。
【0038】スクランブル鍵復号手段218は、暗号鍵
復号手段216から出力されたリアルタイム視聴用暗号
鍵Kwrを入力し、また分離手段213から分離された
リアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’をスイッチ217を通して入力し、Kwrを使って
Ks’を復号し復号化されたスクランブル鍵Ksを出力
する(407)。
【0039】番組デスクランブラ220は、スクランブ
ル鍵復号手段218で復号されたスクランブル鍵Ksを
入力し、また分離手段213から分離された暗号化番組
データをスイッチ219を通して入力し、Ksを使って
暗号化番組データを復号し復号化された番組データを出
力する(408)。
【0040】再生手段221は、復号化された番組デー
タを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し再
生情報を出力する(409)。
【0041】映像番組の場合、MPEG2でエンコード
されたディジタル信号を入力し、アナログのNTSC映
像信号と音声信号を出力する。表示手段222は、再生
情報を入力し、視聴者に番組を表示する(410)。
【0042】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(405)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0043】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(411)。蓄積要求がある場合、保管手段215が
分離手段213から分離された暗号化番組データ、蓄積
視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’を
保管する(412)。
【0044】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(4
11)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移る。
【0045】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(413)。視聴要求がある場合、暗号鍵復号手
段216は、暗号鍵蓄積手段214から暗号化蓄積視聴
用暗号鍵Kws’を取り出し、それを復号し復号化され
た蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(414)。
【0046】この時、スイッチ217、スイッチ219
を、保管手段215からの入力に切り替える。
【0047】スクランブル鍵復号手段218は、暗号鍵
復号手段216から復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kw
sと、保管手段215から出力された暗号化蓄積視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’をスイッチ2
17を通して入力し、Kwsを使ってKs’’を復号し
復号されたスクランブル鍵Ksを出力する(415)。
【0048】番組デスクランブラ220は、スクランブ
ル鍵復号手段218から出力されたスクランブル鍵Ks
を入力し、また保管手段215から出力された暗号化番
組データをスイッチ219を通して入力し、Ksを使っ
て暗号化番組データを復号化し、復号化された番組デー
タを出力する(416)。
【0049】再生手段221は、復号化された番組デー
タを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(409)。
【0050】表示手段222は、再生情報を入力し、視
聴者に番組を表示する(410)。以上により、番組デ
ータをスクランブルしたまま保管し、スクランブルを行
なったスクランブル鍵を同時に保管し、またリアルタイ
ム用視聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を
用意することによって番組データの視聴を制限すること
が出来る。
【0051】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2を図4のブロック図に基づいて詳細に説明する。図4
中の1700は、番組放送システム全体を表す。170
1は送信部であり、1702は受信部であり、番組放送
システム1700を構成している。1711は、送信部
1701から出力された情報を受信部1702へ伝送す
る伝送手段である。
【0052】まず送信部1701の各構成要素について
説明する。送信部1701における1703は、放送さ
れる番組データを生成し出力する番組生成手段である。
1704は、番組データをスクランブルするためのスク
ランブル鍵Ksを生成し出力するスクランブル鍵生成手
段である。1705は、番組データとKsを入力し、K
sを使って番組データをスクランブルし暗号化番組デー
タを出力する番組スクランブラである。
【0053】1706は、Ksを暗号化するための暗号
鍵を生成する暗号鍵生成手段である。1707は、暗号
鍵とスクランブル鍵を入力し、暗号鍵を使ってスクラン
ブル鍵を暗号化し暗号化スクランブル鍵を出力するスク
ランブル鍵暗号手段である。1723は、暗号鍵を暗号
化するための暗号鍵暗号化鍵を視聴者毎に選択する暗号
鍵暗号化鍵管理手段である。1708は、スクランブル
鍵を暗号化した暗号鍵を入力し、暗号鍵の暗号化を行な
い、暗号化暗号鍵を出力する暗号鍵暗号手段である。1
709は、番組スクランブラ1705から出力された暗
号化番組データと、スクランブル鍵暗号手段1707か
ら出力された暗号化スクランブル鍵、暗号鍵暗号手段1
708から出力された暗号化暗号鍵を入力し、それらを
多重化し多重化情報を出力する多重化手段である。17
10は、多重化情報を入力し、伝送情報を出力する送出
手段である。1711は、送信部1701から出力され
た伝送情報を、受信部に伝送する伝送手段である。
【0054】次に受信部1702の各構成要素について
説明する。受信部1702における1712は、伝送手
段1711によって伝送された伝送情報を受信し多重化
情報を再構成し出力する受信手段である。1713は、
多重化情報を入力し暗号化番組データ、暗号化スクラン
ブル鍵、暗号化暗号鍵を分離し出力する分離手段であ
る。1714は、分離手段1713から出力された暗号
化暗号鍵を蓄積する暗号鍵蓄積手段である。1715
は、分離手段1713から分離された暗号化番組デー
タ、暗号化スクランブル鍵を蓄積保管するための保管手
段である。1724は、暗号鍵を暗号化するための視聴
者毎に異なる暗号鍵暗号化鍵を蓄積する暗号鍵暗号化鍵
蓄積手段である。1716は、暗号鍵蓄積手段1714
から取り出した暗号化暗号鍵を入力し、暗号鍵暗号化鍵
蓄積手段1724から取り出した暗号鍵暗号化鍵を入力
し、暗号鍵暗号化鍵を使って暗号化暗号鍵の復号化を行
ない暗号鍵を出力する暗号鍵復号手段である。1717
は、暗号化スクランブル鍵の入力を分離手段1713か
保管手段1715かを選択するスイッチである。171
8は、暗号鍵と暗号化スクランブル鍵を入力し、暗号鍵
を使って暗号化スクランブル鍵の復号を行ないスクラブ
ル鍵を出力するスクランブル鍵復号手段1718であ
る。1719は、暗号化番組データの入力を分離手段1
713か保管手段1715かを選択するスイッチであ
る。1720は、スクランブル鍵と暗号化番組データを
入力し、スクランブル鍵を使って暗号化番組データを復
号し番組データを出力する番組デスクランブラである。
1721は、復号化された番組データを入力し表示手段
に表示できる形式の信号に変換し再生情報を出力する再
生手段である。1722は、再生情報を入力し視聴者に
番組を表示する表示手段1722である。
【0055】実施の形態2の送信部1701の動作を、
図4の構成図と図5のフローチャートを用いて説明す
る。
【0056】まず暗号鍵生成手段1706が番組をリア
ルタイム視聴時にスクランブル鍵を復号するための暗号
鍵Kwrを生成する(1801)。
【0057】次に暗号手段1706が、番組をいったん
蓄積し、番組を後に視聴する時にスクランブル鍵を復号
するための暗号鍵Kwsを生成する(1802)。
【0058】番組生成手段1703が放送される番組デ
ータを生成し出力する(1803)。
【0059】番組データは、MPEG2のトランスポー
トパケット(TS:Transport Strea
m)として出力する。MPEG2システムは、ISO/
IEC13818−1において規格化されている。
【0060】スクランブル鍵生成手段1704におい
て、番組データをスクランブルするためのスクランブル
鍵Ksを生成し出力する(1804)。
【0061】番組スクランブラ1705は、番組データ
とKsを入力し、Ksを使って番組データをスクランブ
ルし暗号化番組データを出力する(1805)。
【0062】番組データをスクランブル化する際のスク
ランブル方式は、Multi2方式を用いている。Mu
lti2暗号化方式は、秘密鍵暗号系であり、暗号ブロ
ック連鎖(CBC:Cipher Block Chai
ning)モードと出力フィードバック(OFB:Ou
tput Feedback)モードの2種類の処理モ
ードの組み合わせからなる。ブロックの大きさは64ビ
ットで暗号化を行なう。
【0063】スクランブル鍵暗号手段1707は、スク
ランブル鍵Ksとリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを入
力し、Kwrを使ってKsを暗号化し、リアルタイム視
聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を出力
する(1806)。
【0064】またスクランブル鍵暗号手段1707は、
クランブル鍵Ksと蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入力し、
Kwsを使ってKsを暗号化し、蓄積視聴用暗号鍵で暗
号化されたスクランブル鍵Ks’’を出力する(180
7)。
【0065】スクランブル鍵の暗号化方式は、秘密鍵暗
号系であるDES(Data Encrypton St
andard)を用いている。DESは、固定長56ビ
ットの鍵によって、データブロックを64ビット単位で
暗号化するものである。
【0066】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段1723
が、視聴者毎に暗号鍵を暗号化するための暗号鍵暗号化
鍵(Km)を選択し、暗号鍵暗号手段1708へ出力す
る(1808)。
【0067】暗号鍵を暗号化するKmは、視聴者毎に異
なる鍵を用いる。暗号鍵暗号手段1708が、リアルタ
イム視聴用暗号鍵Kwrを入力し暗号化を行ない暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を出力する(180
9)。
【0068】また暗号鍵暗号手段1708は、蓄積視聴
用暗号鍵Kwsを入力し暗号化を行ない暗号化蓄積視聴
用暗号鍵Kws’を出力する(1810)。
【0069】ここで行なう暗号化も秘密鍵暗号系である
DES(Data Encrypton Standar
d)を用いている。暗号化に用いたKmは、視聴者毎に
ICカードに収められ、各視聴者に配布される。
【0070】多重化手段1709は、番組スクランブラ
1705から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段1707から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(1811)。
【0071】送出手段1710が、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(181
2)。送出手段1710は、誤り訂正符号を付加し、デ
ィジタル変調を行なって出力している。
【0072】伝送手段1711は、出力された伝送情報
を受信部1702まで伝送する。第2の実施例の受信部
1702における動作を、図4の構成図と図6のフロー
チャートを用いて説明する。
【0073】まず受信手段1712が伝送手段1711
によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段17
12は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り訂
正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(1901)。
【0074】分離手段1713は、受信手段1712か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化されたリアルタ
イム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化された蓄積視聴用暗
号鍵Kws’を分離し出力する(1902)。
【0075】暗号鍵蓄積手段1714が、出力された暗
号化されたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化
された蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積保管する(19
03)。
【0076】分離手段1713は、多重情報から暗号化
番組データ、リアルタイム視聴用暗号鍵で暗号化された
スクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化され
たスクランブル鍵Ks’’を分離し出力する(190
4)。
【0077】この時点で視聴者からリアルタイム視聴要
求があるかどうか判定する(1905)。
【0078】リアルタイム視聴要求がある場合、暗号鍵
暗号化鍵蓄積手段1724が、視聴者ごとに異なる暗号
鍵暗号化鍵Kmを暗号鍵復号手段1716へ出力する
(1906)。暗号鍵暗号化鍵蓄積手段1724は、送
信部から送付されたICカード内に、視聴者毎に異なる
Kmを蓄積している。
【0079】暗号鍵復号手段1716は、暗号鍵蓄積手
段1714から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、暗号鍵暗号化鍵Kmを使ってKwr’
を復号し復号化されたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwr
を出力する(1907)。
【0080】この時、スイッチ1717、スイッチ17
19を、分離手段1713からの入力に切り替える。
【0081】スクランブル鍵復号手段1718は、暗号
鍵復号手段1716から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段1713から分離
された暗号化アルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’をスイッチ1717を通して入力し、K
wrを使ってKs’を復号し復号化されたスクランブル
鍵Ksを出力する(1908)。
【0082】番組デスクランブラ1720は、スクラン
ブル鍵復号手段1718で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段1713から分離された暗号
化番組データをスイッチ1719を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(1909)。
【0083】再生手段1721は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(1910)。
【0084】映像番組の場合、MPEG2でエンコード
されたディジタル信号を入力し、アナログのNTSC映
像信号と音声信号を出力する。表示手段1722は、再
生情報を入力し、視聴者に番組を表示する(191
1)。
【0085】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(1905)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0086】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(1912)。蓄積要求がある場合、保管手段171
5が分離手段1713から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(1913)。
【0087】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(1
912)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0088】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(1914)。視聴要求がある場合、暗号鍵暗号
化鍵蓄積手段1724が、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗
号化鍵Kmを暗号鍵復号手段1716へ出力する(19
15)。
【0089】暗号鍵復号手段1716は、暗号鍵蓄積手
段1714から暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を取り
出し、Kmを使ってKws’を復号し復号化された蓄積
視聴用暗号鍵Kwsを出力する(1916)。
【0090】この時、スイッチ1717、スイッチ17
19を、保管手段1715からの入力に切り替える。
【0091】スクランブル鍵復号手段1718は、暗号
鍵復号手段1716から復号化された蓄積視聴用暗号鍵
Kwsと、保管手段1715から出力された暗号化蓄積
視聴用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’をスイ
ッチ1717を通して入力し、Kwsを使ってKs’’
を復号し復号されたスクランブル鍵Ksを出力する(1
917)。
【0092】番組デスクランブラ1720は、スクラン
ブル鍵復号手段1718から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、また保管手段171から出力された暗号
化番組データをスイッチ1719を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番
組データを出力する(1918)。
【0093】再生手段1721は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(1910)。
【0094】表示手段1722は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(1911)。
【0095】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム用視聴用暗号鍵と蓄
積視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、またそれら暗
号鍵を視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵で暗号化する
ことによって番組データの視聴の制限を強化することが
出来る。
【0096】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3を図7の構成ブロック図に基づいて詳細に説明する。
【0097】図7の放送システムのブロック図におい
て、500は番組放送システム全体、501は番組放送
システムにおける送信部、502は番組放送システムに
おける受信部、511は伝送手段を表す。
【0098】送信部501において、503は番組生成
手段、504はスクランブル鍵生成手段、505は番組
スクランブラ、506は暗号鍵生成手段、507はスク
ランブル鍵暗号手段、508は暗号鍵暗号手段、509
は多重化手段、510は送出手段、523は暗号鍵の管
理を行なう暗号鍵管理手段である。
【0099】受信部502において、512は受信手
段、513は分離手段、514は暗号鍵蓄積手段、51
5は保管手段、516は暗号鍵復号手段、518はスク
ランブル鍵復号手段、520は番組デスクランブラ、5
21は再生手段、522は表示手段、517、519は
スイッチである。
【0100】まず送信部の動作例を図7の構成ブロック
図と図8のフローチャートを用いて説明する。番組生成
手段503は、放送される番組を番組データを生成し出
力する(601)。
【0101】この場合も番組データは、MPEG2のト
ランスポートパケット(TS)として出力する。
【0102】スクランブル鍵生成手段504は、番組デ
ータをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを生
成し出力する(602)。
【0103】番組スクランブラが番組データをスクラン
ブルし暗号化番組データを出力する(603)。
【0104】この場合も番組データをスクランブル化す
る際のスクランブル方式は、Multi2方式を使う。
【0105】この時点で暗号鍵管理手段523からリア
ルタイム視聴用暗号鍵の生成要求があるか判定する(6
04)。
【0106】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段50
6がリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを新たに生成して
出力し(605)、次の動作に移る。
【0107】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次に暗号鍵管理手段523から蓄積視聴用暗号鍵
Kwsの生成要求があるか判定する(606)。
【0108】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段50
6が蓄積視聴用暗号鍵Kwsを新たに生成して出力し
(607)、次の動作に移る。
【0109】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段507が、リアルタ
イム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(608)。また、スクランブル鍵暗号手段5
07は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ks
を入力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブ
ル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を
出力する(609)。
【0110】この場合も、スクランブル鍵の暗号化方式
は、秘密鍵暗号系であるDES(Data Encry
pton Standard)を用いている。
【0111】暗号鍵暗号手段508は、スクランブル鍵
の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを入
力し、暗号化を行ない暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵
Kwr’を出力する(610)。
【0112】また、暗号鍵暗号手段508は、スクラン
ブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入力
し、暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
出力する(611)。
【0113】多重化手段509は、番組スクランブラ5
05から出力された暗号化番組データ、スクランブル鍵
暗号手段507から出力されたリアルタイム視聴用鍵で
暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵
で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用暗号鍵
Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重化情報
を生成し出力する(612)。
【0114】送出手段510が、多重化情報を入力し伝
送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(61
3)。この場合も送出手段510は、誤り訂正符号を付
加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0115】伝送手段511は、出力された伝送情報を
受信部502まで伝送する。受信部502の動作を、図
7の構成図と図9のフローチャートを用いて説明する。
【0116】まず、受信手段512が伝送手段511に
よって伝送された伝送情報を受信する。受信手段512
は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り訂正符
号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する(70
1)。
【0117】分離手段513は、受信手段512から出
力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクランブル
鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化されたスク
ランブル鍵Ks’’を分離する(702)。
【0118】また分離手段513が新しい暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’を分離したかどうか判定す
る(703)。
【0119】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段514は新しい
暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を蓄積し(7
04)、次の動作に移る。
【0120】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離しなかった場合、そのまま次の動作に移
る。
【0121】次に分離手段513が新しい新しい暗号化
蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離したかどうか判定する
(705)。
【0122】新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
分離した場合、暗号鍵蓄積手段514は、新しい暗号化
蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積し(706)、次の動
作に移る。
【0123】新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
分離しなかった場合、そのまま次の動作に移る。
【0124】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(707)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。暗号鍵復号手段516は、暗号
鍵蓄積手段514から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵
Kwr’を取り出し、それを復号し復号化されたリアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを出力する(708)。
【0125】この時、スイッチ517、スイッチ519
を、分離手段513からの入力に切り替える。
【0126】スクランブル鍵復号手段518は、暗号鍵
復号手段516から出力されたリアルタイム視聴用暗号
鍵Kwrを入力し、また分離手段513から分離された
リアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’をスイッチ517を通して入力し、Kwrを使って
Ks’を復号し、復号化されたスクランブル鍵Ksを出
力する(709)。
【0127】番組デスクランブラ520は、スクランブ
ル鍵復号手段518で復号されたスクランブル鍵Ksを
入力し、また分離手段513から分離された暗号化番組
データをスイッチ519を通して入力し、Ksを使って
暗号化番組データを復号し復号化された番組データを出
力する(710)。
【0128】再生手段521は、復号化された番組デー
タを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し再
生情報を出力する(711)。
【0129】この実施例においても、映像番組の場合、
MPEG2でエンコードされたディジタル信号を入力
し、アナログのNTSC映像信号と音声信号を出力す
る。表示手段522は、再生情報を入力し、視聴者に番
組を表示する(712)。
【0130】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(707)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0131】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(713)。蓄積要求がある場合、保管手段515が
分離手段513から分離された暗号化番組データ、蓄積
視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’を
保管する(714)。
【0132】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(7
13)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移る。
【0133】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(715)。視聴要求がある場合、暗号鍵復号手
段516は、暗号鍵蓄積手段514から暗号化蓄積視聴
用暗号鍵Kws’を取り出し、それを復号し復号化され
た蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(716)。
【0134】この時、スイッチ517、スイッチ519
を、保管手段515からの入力に切り替える。
【0135】スクランブル鍵復号手段は、暗号鍵復号手
段516から復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、
保管手段515から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号
化されたスクランブル鍵Ks’’をスイッチ517を通
して入力し、Kwsを使ってKs’’を復号し復号され
たスクランブル鍵Ksを出力する(717)。
【0136】番組デスクランブラ520は、スクランブ
ル鍵復号手段518から出力されたスクランブル鍵Ks
を入力し、保管手段515から出力された暗号化番組デ
ータをスイッチ519を通して入力し、Ksを使って暗
号化番組データを復号化し、復号化された番組データを
出力する(718)。
【0137】再生手段521は、復号化された番組デー
タを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(711)。
【0138】表示手段522は、再生情報を入力し、視
聴者に番組を表示する(712)。以上により、番組デ
ータをスクランブルしたまま保管し、スクランブルを行
なったスクランブル鍵を同時に保管し、またリアルタイ
ム用視聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を
用意し、またそれら暗号鍵を任意のタイミングで変更す
ることにより番組データの視聴の制限を強化することが
出来る。
【0139】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4を図10の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。
【0140】図10の放送システムのブロック図におい
て、2000は番組放送システム全体、2001は番組
放送システムにおける送信部、2002は番組放送シス
テムにおける受信部、2011は伝送手段を表す。
【0141】送信部2001において、2003は番組
生成手段、2004はスクランブル鍵生成手段、200
5は番組スクランブラ、2006は暗号鍵生成手段、2
007はスクランブル鍵暗号手段、2008は暗号鍵暗
号手段、2009は多重化手段、2010は送出手段、
2023は暗号鍵の管理を行なう暗号鍵管理手段、20
24は暗号鍵暗号化鍵の管理を行なう暗号鍵暗号化鍵管
理手段である。
【0142】受信部2002において、2012は受信
手段、2013は分離手段、2014は暗号鍵蓄積手
段、2015は保管手段、2016は暗号鍵復号手段、
2018はスクランブル鍵復号手段、2020は番組デ
スクランブラ、2021は再生手段、2022は表示手
段、2025は暗号鍵暗号化鍵を蓄積する暗号鍵暗号化
鍵蓄積手段、2017、2019はスイッチである。
【0143】まず送信部の動作例を図10の構成ブロッ
ク図と図11のフローチャートを用いて説明する。
【0144】番組生成手段2003は、放送される番組
を番組データを生成し出力する(2101)。この場合
も番組データは、MPEG2のトランスポートパケット
(TS)として出力する。
【0145】スクランブル鍵生成手段2004は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(2102)。
【0146】番組スクランブラが番組データをスクラン
ブルし暗号化番組データを出力する(2103)。この
場合も番組データをスクランブル化する際のスクランブ
ル方式は、Multi2方式を使う。
【0147】この時点で暗号鍵管理手段2023からリ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrの生成要求があるか判定
する(2104)。
【0148】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段20
06がリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを新たに生成し
て出力し(2105)、次の動作に移る。
【0149】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次に暗号鍵管理手段2023から蓄積視聴用暗号
鍵Kwsの生成要求があるか判定する(2106)。
【0150】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段20
06が蓄積視聴用暗号鍵Kwsを新たに生成して出力し
(2107)、次の動作に移る。
【0151】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段2007が、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(2108)。
【0152】また、スクランブル鍵暗号手段2007
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(2109)。
【0153】この場合も、スクランブル鍵の暗号化方式
は、秘密鍵暗号系であるDES(Data Encry
pton Standard)を用いている。
【0154】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2024
が、視聴者毎に暗号鍵を暗号化するための暗号鍵暗号化
鍵Kmを選択し、暗号鍵暗号手段2008へ出力する
(2110)。
【0155】暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化鍵Km
は、視聴者毎に異なる鍵を用いる。暗号鍵暗号手段20
08は、スクランブル鍵の暗号化に用いたリアルタイム
視聴用暗号鍵Kwrを入力し、視聴者ごとに選択された
暗号鍵暗号化鍵Kmを用いて暗号化を行ない暗号化リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を出力する(211
1)。
【0156】また、暗号鍵暗号手段2008は、スクラ
ンブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入
力し、視聴者ごとに選択された暗号鍵暗号化鍵Kmを用
いて暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
出力する(2112)。
【0157】暗号化に用いたKmは、視聴者毎にICカ
ードに収められ、各視聴者に配布される。
【0158】多重化手段2009は、番組スクランブラ
2005から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段2007から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(2113)。
【0159】送出手段2010が、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(211
4)。この場合も送出手段2010は、誤り訂正符号を
付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0160】伝送手段2011は、出力された伝送情報
を受信部2002まで伝送する。受信部2002の動作
を、図10の構成図と図12のフローチャートを用いて
説明する。
【0161】まず、受信手段2012が伝送手段201
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段2
012は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(2201)。分離手段2013は、受信手段2012
から出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化され
たスクランブル鍵Ks’’を分離する(2202)。
【0162】また分離手段2013が新しい暗号化リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を分離したかどうか判定
する(2203)。
【0163】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段2014は新し
い暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を蓄積し
(2204)、次の動作に移る。
【0164】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離しなかった場合、そのまま次の動作に移
る。
【0165】次に分離手段2013が新しい新しい暗号
化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離したかどうか判定す
る(2205)。
【0166】新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
分離した場合、暗号鍵蓄積手段2014は、新しい暗号
化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積し(2206)、次
の動作に移る。
【0167】新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
分離しなかった場合、そのまま次の動作に移る。
【0168】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(2207)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0169】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2025が、視聴
者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵Kmを暗号鍵復号手段2
016へ出力する(2208)。
【0170】視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵Km
は、送信部から送付されたICカード内に蓄積されてい
る。
【0171】暗号鍵復号手段2016は、暗号鍵蓄積手
段2014から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵K
mを使ってKwr’を復号し復号化されたリアルタイム
視聴用暗号鍵Kwrを出力する(2209)。
【0172】この時、スイッチ2017、スイッチ20
19を、分離手段2013からの入力に切り替える。
【0173】スクランブル鍵復号手段2018は、暗号
鍵復号手段2016から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段2013から分離
された暗号化アルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’をスイッチ2017を通して入力し、K
wrを使ってKs’を復号し、復号化されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(2210)。
【0174】番組デスクランブラ2020は、スクラン
ブル鍵復号手段2018で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段2013から分離された暗号
化番組データをスイッチ2019を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(2211)。
【0175】再生手段2021は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(2212)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0176】表示手段2022は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2213)。
【0177】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(2207)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0178】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(2214)。蓄積要求がある場合、保管手段201
5が分離手段2013から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(2215)。
【0179】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(2
214)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0180】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(2216)。視聴要求がある場合、暗号鍵暗号
化鍵蓄積手段2025が、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗
号化鍵Kmを暗号鍵復号手段2016へ出力する(22
17)。
【0181】暗号鍵復号手段2016は、暗号鍵蓄積手
段2014から暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kwr’を取り
出し、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵Kmを使って
Kwr’を復号し復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kws
を出力する(2218)。
【0182】この時、スイッチ2017、スイッチ20
19を、保管手段2015からの入力に切り替える。
【0183】スクランブル鍵復号手段は、暗号鍵復号手
段2016から復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kws
と、保管手段2015から出力された蓄積視聴用暗号鍵
で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’をスイッチ20
17を通して入力し、Kwsを使ってKs’’を復号し
復号されたスクランブル鍵Ksを出力する(221
9)。
【0184】番組デスクランブラ2020は、スクラン
ブル鍵復号手段2018から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、保管手段2015から出力された暗号化
番組データをスイッチ2019を通して入力し、Ksを
使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番組
データを出力する(2220)。
【0185】再生手段2021は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(2212)。
【0186】表示手段2022は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2213)。
【0187】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、それらの暗号鍵
を任意に変更し、またそれらの暗号鍵を視聴者ごとに異
なる暗号鍵暗号化鍵で暗号化することによって番組デー
タの視聴の制限を強化することが出来る。
【0188】(実施の形態5)次に本発明の実施の形態
5を図13の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。図13の放送システムのブロック図において、80
0は番組放送システム全体、801は番組放送システム
における送信部、802は番組放送システムにおける受
信部、811は伝送手段を表す。
【0189】送信部801において、803は番組生成
手段、804はスクランブル鍵生成手段、805は番組
スクランブラ、806は暗号鍵生成手段、807はスク
ランブル鍵暗号手段、808は暗号鍵暗号手段、809
は多重化手段、810は送出手段、823は番組の管理
を行なう番組管理手段、824は蓄積視聴用暗号鍵の管
理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管理手段、825はリアル
タイム視聴用暗号鍵の管理を行なうリアルタイム視聴用
暗号鍵管理手段である。
【0190】受信部802において、812は受信手
段、813は分離手段、814は暗号鍵蓄積手段、81
5は保管手段、816は暗号鍵復号手段、818はスク
ランブル鍵復号手段、820は番組デスクランブラ、8
21は再生手段、822は表示手段、817、819は
スイッチである。
【0191】まず送信部の動作例を図13の構成ブロッ
ク図と図14のフローチャートを用いて説明する。
【0192】最初に番組管理手段823が番組生成要求
を番組生成手段803と蓄積視聴用暗号鍵管理手段82
4に対して番組生成要求を出力する(901)。
【0193】番組生成手段803は、番組管理手段82
3からの番組生成要求を受け取り、放送される番組の番
組データを生成し出力する(902)。この場合、番組
データは、MPEG2のパケッタイズド・エレメンタリ
ー・ストリーム(PES:Packetized El
ementary Stream)として出力する。
【0194】蓄積視聴用暗号鍵管理手段824は、番組
管理手段823からの番組生成要求を受け取り、蓄積視
聴用暗号鍵生成要求を生成し出力する(903)。
【0195】暗号鍵生成手段806は、蓄積視聴用暗号
鍵管理手段824からの蓄積視聴用暗号鍵生成要求を受
け取り蓄積視聴用暗号鍵Kwsを生成し出力する(90
4)。
【0196】スクランブル鍵生成手段804は、番組デ
ータをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを生
成し出力する(905)。
【0197】番組スクランブラ805が番組データをス
クランブルし暗号化番組データを出力する(906)。
この場合も番組データをスクランブル化する際のスクラ
ンブル方式は、Multi2方式を使い、スクランブル
鍵長は64ビットにとっている。
【0198】この時点でリアルタイム視聴用暗号鍵管理
手段825からリアルタイム視聴用暗号鍵の生成要求が
あるか判定する(907)。
【0199】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段80
6がリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを新たに生成して
出力し(908)、次の動作に移る。
【0200】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段807が、リアルタ
イム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(909)。
【0201】また、スクランブル鍵暗号手段807は、
蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入力
し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵K
sを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力す
る(910)。この場合も、スクランブル鍵の暗号化方
式は、秘密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0202】暗号鍵暗号手段808は、スクランブル鍵
の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを入
力し、暗号化を行ない暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵
Kwr’を出力する(911)。
【0203】また、暗号鍵暗号手段808は、スクラン
ブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入力
し、暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を
出力する(912)。
【0204】多重化手段809は、番組スクランブラ8
05から出力された暗号化番組データ、スクランブル鍵
暗号手段807から出力されたリアルタイム視聴用鍵で
暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵
で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用暗号鍵
Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重化情報
を生成し出力する(913)。この多重化の段階で、番
組データをMPEG2のPESからTSに変換する。
【0205】送出手段810が、多重化情報を入力し伝
送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(91
4)。
【0206】この場合も送出手段110は、誤り訂正符
号を付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0207】伝送手段811は、出力された伝送情報を
受信部802まで伝送する。受信部802の動作を、図
13の構成図と図15のフローチャートを用いて説明す
る。
【0208】まず、受信手段812が伝送手段811に
よって伝送された伝送情報を受信する。受信手段812
は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り訂正符
号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する(10
01)。
【0209】分離手段813は、受信手段812から出
力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクランブル
鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化されたスク
ランブル鍵Ks’’、暗号化された蓄積視聴用暗号鍵K
ws’を分離する(1002)。
【0210】暗号鍵蓄積手段814は、暗号化された蓄
積視聴用暗号鍵Kws’を入力し、保管蓄積する(10
03)。
【0211】また分離手段813が新しい暗号化リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwr’を分離したかどうか判定す
る(1004)。
【0212】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段814は新しい
暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を蓄積し(1
005)、次の動作に移る。
【0213】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離したかどうかの判定(1004)におい
て、新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を
分離しなかった場合、そのまま次の動作に移る。
【0214】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(1006)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0215】暗号鍵復号手段816は、暗号鍵蓄積手段
814から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を
取り出し、それを復号し復号化されたリアルタイム視聴
用暗号鍵Kwrを出力する(1007)。
【0216】この時、スイッチ817、スイッチ819
を、分離手段813からの入力に切り替える。
【0217】スクランブル鍵復号手段818は、暗号鍵
復号手段816から出力されたリアルタイム視聴用暗号
鍵Kwrを入力し、また分離手段813から分離された
リアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’をスイッチ817を通して入力し、リアルタイム視
聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用鍵で暗号
化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号化された
スクランブル鍵Ksを出力する(1008)。
【0218】番組デスクランブラ820は、スクランブ
ル鍵復号手段818で復号されたスクランブル鍵Ksを
入力し、また分離手段813から分離された暗号化番組
データをスイッチ819を通して入力し、Ksを使って
暗号化番組データを復号し復号化された番組データを出
力する(1009)。
【0219】再生手段821は、復号化された番組デー
タを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し再
生情報を出力する(1010)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0220】表示手段822は、再生情報を入力し、視
聴者に番組を表示する(1011)。
【0221】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(1006)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0222】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(1012)。蓄積要求がある場合、保管手段815
が分離手段813から分離された暗号化番組データ、蓄
積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’
を保管する(1013)。
【0223】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(1
012)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0224】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(1014)。視聴要求がある場合、暗号鍵復号
手段816は、暗号鍵蓄積手段814から暗号化蓄積視
聴用暗号鍵Kws’を取り出し、それを復号し復号化さ
れた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(1015)。
【0225】この時、スイッチ817、スイッチ819
を、保管手段815からの入力に切り替える。
【0226】スクランブル鍵復号手段818は、復号化
された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段815から
出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’’をスイッチ817を通して入力し、Kws
を使ってKs’’を復号し復号されたスクランブル鍵K
sを出力する(1016)。
【0227】番組デスクランブラ820は、スクランブ
ル鍵復号手段818から出力されたスクランブル鍵Ks
を入力し、また保管手段815から出力された暗号化番
組データをスイッチ819を通して入力し、Ksを使っ
て暗号化番組データを復号化し、復号化された番組デー
タを出力する(1017)。
【0228】再生手段821は、復号化された番組デー
タを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(1010)。
【0229】表示手段822は、再生情報を入力し、視
聴者に番組を表示する(1011)。
【0230】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵を任意に変更し、蓄積視聴用暗号鍵を番組デ
ータ単位で変更し、それらの暗号鍵を暗号化することに
よって、番組データの視聴の制限を強化することが出来
る。
【0231】(実施の形態6)次に本発明の実施の形態
6を図16の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。図16の放送システムのブロック図において、23
00は番組放送システム全体、2301は番組放送シス
テムにおける送信部、2302は番組放送システムにお
ける受信部、2311は伝送手段を表す。
【0232】送信部2301において、2303は番組
生成手段、2304はスクランブル鍵生成手段、230
5は番組スクランブラ、2306は暗号鍵生成手段、2
307はスクランブル鍵暗号手段、2308は暗号鍵暗
号手段、2309は多重化手段、2310は送出手段、
2323は番組の管理を行なう番組管理手段、2324
は蓄積視聴用暗号鍵の管理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管
理手段、2325はリアルタイム視聴用暗号鍵の管理を
行なうリアルタイム視聴用暗号鍵管理手段、2326は
暗号鍵の暗号化を行なう暗号鍵暗号化鍵の選択を行なう
暗号鍵暗号化鍵管理手段である。
【0233】受信部2302において、2312は受信
手段、2313は分離手段、2314は暗号鍵蓄積手
段、2315は保管手段、2316は暗号鍵復号手段、
2318はスクランブル鍵復号手段、2320は番組デ
スクランブラ、2321は再生手段、2322は表示手
段、2327は暗号鍵暗号化鍵を蓄積する暗号鍵暗号化
鍵蓄積手段、2317、2319はスイッチである。
【0234】まず送信部の動作例を図16の構成ブロッ
ク図と図17のフローチャートを用いて説明する。
【0235】最初に番組管理手段2323が番組生成要
求を番組生成手段2303と蓄積視聴用暗号鍵管理手段
2324、暗号鍵暗号化鍵管理手段2326に対して番
組生成要求を出力する(2401)。
【0236】番組生成手段2303は、番組管理手段2
323からの番組生成要求を受け取り、放送される番組
の番組データを生成し出力する(2402)。この場
合、番組データは、MPEG2のパケッタイズド・エレ
メンタリー・ストリーム(PES:Packetize
d Elementary Stream)として出力す
る。
【0237】蓄積視聴用暗号鍵管理手段2324は、番
組管理手段2323からの番組生成要求を受け取り、蓄
積視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力する(240
3)。
【0238】暗号鍵生成手段2306は、蓄積視聴用暗
号鍵管理手段2324からの蓄積視聴用暗号鍵生成要求
を受け取り蓄積視聴用暗号鍵Kwsを生成し出力する
(2404)。
【0239】スクランブル鍵生成手段2304は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(2405)。
【0240】番組スクランブラ2305が番組データを
スクランブルし暗号化番組データを出力する(240
6)。この場合も番組データをスクランブル化する際の
スクランブル方式は、Multi2方式を使い、スクラ
ンブル鍵長は64ビットにとっている。
【0241】この時点でリアルタイム視聴用暗号鍵管理
手段2325からリアルタイム視聴用暗号鍵の生成要求
があるか判定する(2407)。
【0242】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段23
06がリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを新たに生成し
て出力し(2408)、次の動作に移る。
【0243】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段2307が、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(2409)。
【0244】また、スクランブル鍵暗号手段2307
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(2410)。
【0245】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2326
が、視聴者毎に暗号鍵を暗号化するための暗号鍵暗号化
鍵Kmを選択し、暗号鍵暗号手段2308へ出力する
(2411)。
【0246】暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化鍵Km
は、視聴者毎に異なる鍵を用いる。暗号鍵暗号手段23
08は、スクランブル鍵の暗号化に用いたリアルタイム
視聴用暗号鍵Kwrを入力し、視聴者ごとに選択された
暗号鍵暗号化鍵Kmを用いて暗号化を行ない暗号化リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を出力する(241
2)。この場合も、スクランブル鍵の暗号化方式は、秘
密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0247】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2326
が、暗号鍵を暗号化するための視聴者に対して共通の暗
号鍵暗号化鍵Kmcを選択し、暗号鍵暗号手段2308
へ出力する(2413)。
【0248】暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化鍵Kmc
は、視聴者に対して共通の鍵を用いる。
【0249】暗号鍵暗号手段2308は、スクランブル
鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入力し、
視聴者に対して共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用い
て暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を出
力する(2414)。
【0250】暗号化に用いた視聴者ごとに異なる暗号鍵
暗号化鍵Kmと視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Km
cは、視聴者毎にICカードに収められ、各視聴者に配
布される。
【0251】多重化手段2309は、番組スクランブラ
2305から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段2307から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(2415)。この多重化の段
階で、番組データをMPEG2のPESからTSに変換
する。
【0252】送出手段2310が、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(241
6)。この場合も送出手段110は、誤り訂正符号を付
加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0253】伝送手段2311は、出力された伝送情報
を受信部2302まで伝送する。受信部2302の動作
を、図16の構成図と図18のフローチャートを用いて
説明する。
【0254】まず、受信手段2312が伝送手段231
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段2
312は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(2501)。
【0255】分離手段2313は、受信手段2312か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラン
ブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化された
スクランブル鍵Ks’’、暗号化された蓄積視聴用暗号
鍵Kws’を分離する(2502)。
【0256】暗号鍵蓄積手段2314は、暗号化された
蓄積視聴用暗号鍵Kws’を入力し、保管蓄積する(2
503)。
【0257】また分離手段2313が新しい暗号化リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を分離したかどうか判定
する(2504)。
【0258】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段2314は新し
い暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を蓄積し
(2505)、次の動作に移る。
【0259】新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を分離したかどうかの判定(2504)におい
て、新しい暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を
分離しなかった場合、そのまま次の動作に移る。
【0260】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(2506)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0261】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2327が、視聴
者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵Kmを暗号鍵復号手段2
316へ出力する(2507)。
【0262】視聴者毎に異なる暗号鍵暗号化鍵Kmは、
送信部から送付されたICカード内に蓄積されている。
【0263】暗号鍵復号手段2316は、暗号鍵蓄積手
段2314から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵K
mを使ってKwr’を復号し復号化されたリアルタイム
視聴用暗号鍵Kwrを出力する(2508)。
【0264】この時、スイッチ2317、スイッチ23
19を、分離手段2313からの入力に切り替える。
【0265】スクランブル鍵復号手段2318は、暗号
鍵復号手段2316から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段2313から分離
されたリアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’をスイッチ2317を通して入力し、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号
化されたスクランブル鍵Ksを出力する(2509)。
【0266】番組デスクランブラ2320は、スクラン
ブル鍵復号手段2318で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段2313から分離された暗号
化番組データをスイッチ2319を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(2510)。
【0267】再生手段2321は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(2511)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0268】表示手段2322は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2512)。
【0269】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(2506)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0270】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(2513)。蓄積要求がある場合、保管手段231
5が分離手段2313から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(2514)。
【0271】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(2
513)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0272】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(2515)。蓄積番組の視聴要求がある場合、
以下の動作を取る。
【0273】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2327が、視聴
者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを暗号鍵復号手段
2316へ出力する(2516)。
【0274】視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmc
も、送信部から送付されたICカード内の暗号鍵暗号化
鍵蓄積手段2327に蓄積されている。
【0275】視聴要求がある場合、暗号鍵復号手段23
16は、暗号鍵蓄積手段2314から暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’を取り出し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmc
を使ってKws’を復号し復号化された蓄積視聴用暗号
鍵Kwsを出力する(2517)。
【0276】この時、スイッチ2317、スイッチ23
19を、保管手段2315からの入力に切り替える。
【0277】スクランブル鍵復号手段2318は、復号
化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段2315
から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’’をスイッチ2317を通して入力し、
Kwsを使ってKs’’を復号し復号されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(2518)。
【0278】番組デスクランブラ2320は、スクラン
ブル鍵復号手段2318から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、また保管手段2315から出力された暗
号化番組データをスイッチ2319を通して入力し、K
sを使って暗号化番組データを復号化し、復号化された
番組データを出力する(2519)。
【0279】再生手段2321は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(2511)。
【0280】表示手段2322は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2512)。
【0281】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵を任意に変更しその暗号鍵を視聴者ごとに異
なる暗号鍵暗号化鍵で暗号化し、蓄積視聴用暗号鍵を番
組データ単位で変更しその暗号鍵を視聴者に共通の暗号
鍵暗号化鍵で暗号化することによって、番組データの視
聴の制限を強化することが出来る。
【0282】(実施の形態7)次に本発明の実施の形態
7を図19の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。図19の放送システムのブロック図において、11
00は番組放送システム全体、1101は番組放送シス
テムにおける送信部、1102は番組放送システムにお
ける受信部、1111は伝送手段を表す。
【0283】送信部1101において、1103は番組
生成手段、1104はスクランブル鍵生成手段、110
5は番組スクランブラ、1106は暗号鍵生成手段、1
107はスクランブル鍵暗号手段、1108は暗号鍵暗
号手段、1109は多重化手段、1110は送出手段、
1123は番組の管理を行なう番組管理手段、1124
はリアルタイム視聴用暗号鍵の管理を行なうリアルタイ
ム視聴用暗号鍵管理手段、1125は蓄積視聴用暗号鍵
の管理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管理手段である。
【0284】受信部1102において、1112は受信
手段、1113は分離手段、1114は暗号鍵蓄積手
段、1115は保管手段、1116は暗号鍵復号手段、
1118はスクランブル鍵復号手段、1120は番組デ
スクランブラ、1121は再生手段、1122は表示手
段、1117、1119はスイッチである。
【0285】まず送信部の動作例を図19の構成ブロッ
ク図と図20のフローチャートを用いて説明する。最初
に番組管理手段1123が番組生成要求を番組生成手段
1103とリアルタイム視聴用暗号鍵管理手段1124
に対して番組生成要求を出力する(1201)。
【0286】番組生成手段1103は、番組管理手段1
123からの番組生成要求を受け取り、放送される番組
の番組データを生成し出力する(1202)。この場合
も番組データは、MPEG2のパケッタイズド・エレメ
ンタリー・ストリーム(PES)として出力する。
【0287】リアルタイム視聴用暗号鍵管理手段112
4は、番組管理手段1123からの番組生成要求を受け
取り、リアルタイム視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力
する(1203)。
【0288】暗号鍵生成手段1106は、リアルタイム
視聴用暗号鍵管理手段1124からのリアルタイム視聴
用暗号鍵生成要求を受け取りリアルタイム視聴用暗号鍵
Kwrを生成し出力する(1204)。
【0289】スクランブル鍵生成手段1104は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(1205)。
【0290】番組スクランブラ1105がKsを使って
番組データをスクランブルし暗号化番組データを出力す
る(1206)。この場合も番組データをスクランブル
化する際のスクランブル方式は、Multi2方式を使
う。
【0291】この時点で蓄積視聴用暗号鍵管理手段11
25から蓄積視聴用暗号鍵Kwsの生成要求があるか判
定する(1207)。
【0292】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段11
06が蓄積視聴用暗号鍵Kwsを新たに生成して出力し
(1208)、次の動作に移る。
【0293】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段1107が、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(1209)。
【0294】また、スクランブル鍵暗号手段1107
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(1210)。この場合も、スクランブル鍵の暗号
化方式は、秘密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0295】暗号鍵暗号手段1108は、スクランブル
鍵の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを
入力し、暗号化を行ない暗号化リアルタイム視聴用暗号
鍵Kwr’を出力する(1211)。
【0296】また、暗号鍵暗号手段1108は、スクラ
ンブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入
力し、暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’
を出力する(1212)。
【0297】多重化手段1109は、番組スクランブラ
1105から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段1107から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(1213)。この多重化の段
階で、番組データをMPEG2のPESからTSに変換
する。
【0298】送出手段1110は、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(121
4)。この場合も送出手段1110は、誤り訂正符号を
付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0299】伝送手段1111は、出力された伝送情報
を受信部1102まで伝送する。受信部1102の動作
を、図19の構成図と図21のフローチャートを用いて
説明する。
【0300】まず、受信手段1112が伝送手段111
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段1
112は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(1301)。
【0301】分離手段1113は、受信手段1112か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラン
ブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化された
スクランブル鍵Ks’’、暗号化されたリアルタイム視
聴用暗号鍵Kwr’を分離する(1302)。
【0302】暗号鍵蓄積手段1114は、暗号化された
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を入力し、保管蓄積
する(1303)。
【0303】また分離手段1113が新しい暗号化され
た蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離したかどうか判定す
る(1304)。
【0304】新しい暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kw
s’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段1114は新しい
暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積し(130
5)、次の動作に移る。
【0305】新しい暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kw
s’を分離したかどうかの判定(1304)において、
新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離しなかっ
た場合、そのまま次の動作に移る。
【0306】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(1306)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0307】暗号鍵復号手段1116は、暗号鍵蓄積手
段1114から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、それを復号し復号化されたリアルタイ
ム視聴用暗号鍵Kwrを出力する(1307)。
【0308】この時、スイッチ1117、スイッチ11
19を、分離手段1113からの入力に切り替える。
【0309】スクランブル鍵復号手段1118は、暗号
鍵復号手段1116から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段1113から分離
されたリアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’をスイッチ1117を通して入力し、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号
化されたスクランブル鍵Ksを出力する(1308)。
【0310】番組デスクランブラ1120は、スクラン
ブル鍵復号手段1118で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段1113から分離された暗号
化番組データをスイッチ1119を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(1309)。
【0311】再生手段1121は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(1310)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0312】表示手段1122は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(1311)。
【0313】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(1306)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0314】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(1312)。蓄積要求がある場合、保管手段111
5は、分離手段1113から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(1313)。
【0315】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(1
312)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0316】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(1314)。視聴要求がある場合、暗号鍵復号
手段1116は、暗号鍵蓄積手段1114から暗号化さ
れた蓄積視聴用暗号鍵Kws’を取り出し、それを復号
し復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(1
315)。
【0317】この時、スイッチ1117、スイッチ11
19を、保管手段1115からの入力に切り替える。
【0318】スクランブル鍵復号手段1118は、復号
化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段1115
から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’’をスイッチ1117を通して入力し、
Kwsを使ってKs’’を復号し復号されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(1316)。
【0319】番組デスクランブラ1120は、スクラン
ブル鍵復号手段1118から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、保管手段1115から出力された暗号化
番組データをスイッチ1119を通して入力し、Ksを
使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番組
データを出力する(1317)。
【0320】再生手段1121は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(1310)。
【0321】表示手段1122は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(1311)。
【0322】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵を番組データ単位で変更し、蓄積視聴用暗号
鍵を任意に変更し、それらの暗号鍵を暗号化することに
よって、番組データの視聴の制限を強化することが出来
る。
【0323】(実施の形態8)次に本発明の実施の形態
8を図22の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。
【0324】図22の放送システムのブロック図におい
て、2600は番組放送システム全体、2601は番組
放送システムにおける送信部、2602は番組放送シス
テムにおける受信部、2611は伝送手段を表す。
【0325】送信部2601において、2603は番組
生成手段、2604はスクランブル鍵生成手段、260
5は番組スクランブラ、2606は暗号鍵生成手段、2
607はスクランブル鍵暗号手段、2608は暗号鍵暗
号手段、2609は多重化手段、2610は送出手段、
2623は番組の管理を行なう番組管理手段、2624
はリアルタイム視聴用暗号鍵の管理を行なうリアルタイ
ム視聴用暗号鍵管理手段、2625は蓄積視聴用暗号鍵
の管理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管理手段、2626は
暗号鍵を暗号化するための暗号鍵暗号化鍵の管理を行な
う暗号鍵暗号化鍵管理手段である。
【0326】受信部2602において、2612は受信
手段、2613は分離手段、2614は暗号鍵蓄積手
段、2615は保管手段、2616は暗号鍵復号手段、
2618はスクランブル鍵復号手段、2620は番組デ
スクランブラ、2621は再生手段、2622は表示手
段、2627は暗号鍵暗号化鍵を蓄積する暗号鍵暗号化
鍵蓄積手段、2617、2619はスイッチである。
【0327】まず送信部の動作例を図22の構成ブロッ
ク図と図23のフローチャートを用いて説明する。最初
に番組管理手段2623が番組生成要求を番組生成手段
2603とリアルタイム視聴用暗号鍵管理手段262
4、暗号鍵暗号化鍵管理手段2626に対して番組生成
要求を出力する(2701)。
【0328】番組生成手段2603は、番組管理手段2
623からの番組生成要求を受け取り、放送される番組
の番組データを生成し出力する(2702)。この場
合、番組データは、MPEG2のパケッタイズド・エレ
メンタリー・ストリーム(PES)として出力する。
【0329】リアルタイム視聴用暗号鍵管理手段262
4は、番組管理手段2623からの番組生成要求を受け
取り、リアルタイム視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力
する(2703)。
【0330】暗号鍵生成手段2606は、リアルタイム
視聴用暗号鍵管理手段2624からのリアルタイム視聴
用暗号鍵生成要求を受け取りリアルタイム視聴用暗号鍵
Kwrを生成し出力する(2704)。
【0331】スクランブル鍵生成手段2604は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(2705)。
【0332】番組スクランブラ2605がKsを使って
番組データをスクランブルし暗号化番組データを出力す
る(2706)。この場合も番組データをスクランブル
化する際のスクランブル方式は、Multi2方式を使
う。
【0333】この時点で蓄積視聴用暗号鍵管理手段26
25から蓄積視聴用暗号鍵の生成要求があるか判定する
(2707)。
【0334】生成要求がある場合、暗号鍵生成手段26
06が蓄積視聴用暗号鍵Kwsを新たに生成して出力し
(2708)、次の動作に移る。
【0335】生成要求がない場合、そのまま次の動作に
移る。次にスクランブル鍵暗号手段2607が、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入力
し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラン
ブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’を
出力する(2709)。
【0336】また、スクランブル鍵暗号手段2607
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(2710)。この場合も、スクランブル鍵の暗号
化方式は、秘密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0337】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2626
が、暗号鍵を暗号化するための視聴者に共通の共通暗号
鍵暗号化鍵Kmcを選択し、暗号鍵暗号手段2608へ
出力する(2711)。
【0338】この時の暗号鍵を暗号化する共通暗号鍵暗
号化鍵Kmcは、視聴者に対して共通の鍵を用いる。
【0339】暗号鍵暗号手段2608は、スクランブル
鍵の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを
入力し、視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用
いて暗号化を行ない暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵K
wr’を出力する(2712)。
【0340】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2626
が、暗号鍵を暗号化するための視聴者毎に異なる暗号鍵
暗号化鍵Kmを選択し、暗号鍵暗号手段2608へ出力
する(2713)。
【0341】この時の暗号鍵を暗号化する暗号鍵暗号化
鍵Kmは、視聴者毎に異なる鍵を用いる。
【0342】また、暗号鍵暗号手段2608は、スクラ
ンブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入
力し、視聴者ごとに異なる暗号鍵暗号化鍵Kmを使って
暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を出力
する(2714)。
【0343】暗号化に用いた視聴者ごとに異なる暗号鍵
暗号化鍵Kmと視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Km
cは、視聴者毎にICカードに収められ、各視聴者に配
布される。
【0344】多重化手段2609は、番組スクランブラ
2605から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段2607から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(2715)。この多重化の段
階で、番組データをMPEG2のPESからTSに変換
する。
【0345】送出手段2610は、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(271
6)。この場合も送出手段2610は、誤り訂正符号を
付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0346】伝送手段2611は、出力された伝送情報
を受信部2602まで伝送する。受信部2602の動作
を、図22の構成図と図24のフローチャートを用いて
説明する。
【0347】まず、受信手段2612が伝送手段261
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段2
612は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(2801)。
【0348】分離手段2613は、受信手段2612か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラン
ブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化された
スクランブル鍵Ks’’、暗号化されたリアルタイム視
聴用暗号鍵Kwr’を分離する(2802)。
【0349】暗号鍵蓄積手段2614は、暗号化された
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を入力し、保管蓄積
する(2803)。
【0350】また分離手段2613が新しい暗号化され
た蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離したかどうか判定す
る(2804)。
【0351】新しい暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kw
s’を分離した場合、暗号鍵蓄積手段2614は新しい
暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を蓄積し(280
5)、次の動作に移る。
【0352】新しい暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kw
s’を分離したかどうかの判定(2804)において、
新しい暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を分離しなかっ
た場合、そのまま次の動作に移る。
【0353】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(2806)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0354】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2627が、視聴
者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを暗号鍵復号手段
2616へ出力する(2807)。
【0355】視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmc
は、送信部から送付されたICカード内に蓄積されてい
る。
【0356】暗号鍵復号手段2616は、暗号鍵蓄積手
段2614から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを使ってK
wr’を復号し復号化されたリアルタイム視聴用暗号鍵
Kwrを出力する(2808)。
【0357】この時、スイッチ2617、スイッチ26
19を、分離手段2613からの入力に切り替える。
【0358】スクランブル鍵復号手段2618は、暗号
鍵復号手段2616から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段2613から分離
されたリアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’をスイッチ2617を通して入力し、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号
化されたスクランブル鍵Ksを出力する(2809)。
【0359】番組デスクランブラ2620は、スクラン
ブル鍵復号手段2618で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段2613から分離された暗号
化番組データをスイッチ2619を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(2810)。
【0360】再生手段2621は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(2811)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0361】表示手段2622は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2812)。
【0362】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(2806)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0363】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(2813)。蓄積要求がある場合、保管手段261
5は、分離手段2613から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(2814)。
【0364】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(2
813)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0365】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(2815)。視聴要求がある場合、以下の動作
をとる。
【0366】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2627が、視聴
者毎に異なる暗号鍵暗号化鍵Kmを暗号鍵復号手段26
16へ出力する(2816)。
【0367】視聴者毎に異なる暗号鍵暗号化鍵Kmも、
送信部から送付されたICカード内に蓄積されている。
【0368】暗号鍵復号手段2616は、暗号鍵蓄積手
段2614から暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kws’
を取り出し、暗号鍵暗号化鍵Kmを使ってKws’を復
号し復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する
(2817)。
【0369】この時、スイッチ2617、スイッチ26
19を、保管手段2615からの入力に切り替える。
【0370】スクランブル鍵復号手段2618は、復号
化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段2615
から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’’をスイッチ2617を通して入力し、
Kwsを使ってKs’’を復号し復号されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(2818)。
【0371】番組デスクランブラ2620は、スクラン
ブル鍵復号手段2618から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、保管手段2615から出力された暗号化
番組データをスイッチ2619を通して入力し、Ksを
使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番組
データを出力する(2819)。
【0372】再生手段2621は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(2811)。
【0373】表示手段2622は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(2812)。
【0374】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵を番組データ単位で変更しその暗号鍵を視聴
者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵で暗号化し、蓄積視聴用
暗号鍵を任意に変更しその暗号鍵を視聴者毎に異なる暗
号鍵暗号化鍵で暗号化することによって、番組データの
視聴の制限を強化することが出来る。
【0375】(実施の形態9)次に本発明の実施の形態
9を図25の構成ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。
【0376】図25の放送システムのブロック図におい
て、1400は番組放送システム全体、1401は番組
放送システムにおける送信部、1402は番組放送シス
テムにおける受信部、1411は伝送手段を表す。
【0377】送信部1401において、1403は番組
生成手段、1404はスクランブル鍵生成手段、140
5は番組スクランブラ、1406は暗号鍵生成手段、1
407はスクランブル鍵暗号手段、1408は暗号鍵暗
号手段、1409は多重化手段、1410は送出手段、
1423は番組の管理を行なう番組管理手段、1424
はリアルタイム視聴用暗号鍵の管理を行なうリアルタイ
ム視聴用暗号鍵管理手段、1425は蓄積視聴用暗号鍵
の管理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管理手段である。
【0378】受信部1402において、1412は受信
手段、1413は分離手段、1414は暗号鍵蓄積手
段、1415は保管手段、1416は暗号鍵復号手段、
1418はスクランブル鍵復号手段、1420は番組デ
スクランブラ、1421は再生手段、1422は表示手
段、1417、1419はスイッチである。
【0379】まず送信部の動作例を図25の構成ブロッ
ク図と図26のフローチャートを用いて説明する。
【0380】最初に番組管理手段1423が番組生成要
求を番組生成手段1403とリアルタイム視聴用暗号鍵
管理手段1424、蓄積視聴用暗号鍵管理手段1425
に対して番組生成要求を出力する(1501)。
【0381】番組生成手段1403は、番組管理手段1
423からの番組生成要求を受け取り、放送される番組
の番組データを生成し出力する(1502)。この場合
も番組データは、MPEG2のパケッタイズド・エレメ
ンタリー・ストリーム(PES)として出力する。
【0382】リアルタイム視聴用暗号鍵管理手段142
4は、番組管理手段1423からの番組生成要求を受け
取り、リアルタイム視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力
する(1503)。
【0383】蓄積視聴用暗号鍵管理手段1425は、番
組管理手段1423からの番組生成要求を受け取り、蓄
積視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力する(150
4)。
【0384】暗号鍵生成手段1406は、リアルタイム
視聴用暗号鍵管理手段1424からのリアルタイム視聴
用暗号鍵生成要求を受け取りリアルタイム視聴用暗号鍵
Kwrを生成し出力する(1505)。
【0385】また暗号鍵生成手段1406は、蓄積視聴
用暗号鍵管理手段1424からの蓄積視聴用暗号鍵生成
要求を受け取り蓄積視聴用暗号鍵Kwsを生成し出力す
る(1506)。
【0386】スクランブル鍵生成手段1404は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(1507)。
【0387】番組スクランブラ1405が番組データを
スクランブルし暗号化番組データを出力する(150
8)。この場合も番組データをスクランブル化する際の
スクランブル方式は、Multi2方式を使う。
【0388】スクランブル鍵暗号手段1407は、リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入
力し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラ
ンブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’
を出力する(1509)。
【0389】また、スクランブル鍵暗号手段1407
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(1510)。この場合も、スクランブル鍵の暗号
化方式は、秘密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0390】暗号鍵暗号手段1408は、スクランブル
鍵の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを
入力し、暗号化を行ない暗号化リアルタイム視聴用暗号
鍵Kwr’を出力する(1511)。
【0391】また、暗号鍵暗号手段1408は、スクラ
ンブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入
力し、暗号化を行ない暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’
を出力する(1512)。
【0392】多重化手段1409は、番組スクランブラ
1405から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段1407から出力されたリアルタイム視聴
用鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視聴用
暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗号化
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視聴用
暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない多重
化情報を生成し出力する(1513)。この多重化の段
階で、番組データをMPEG2のPESからTSに変換
する。
【0393】送出手段1410は、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(151
4)。この場合も送出手段1410は、誤り訂正符号を
付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0394】伝送手段1411は、出力された伝送情報
を受信部1402まで伝送する。受信部1402の動作
を、図25の構成図と図27のフローチャートを用いて
説明する。
【0395】まず、受信手段1412が伝送手段141
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段1
412は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(1601)。
【0396】分離手段1413は、受信手段1412か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラン
ブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化された
スクランブル鍵Ks’’、暗号化されたリアルタイム視
聴用暗号鍵Kwr’、暗号化された蓄積視聴用暗号鍵K
ws’を分離する(1602)。
【0397】暗号鍵蓄積手段1414は、暗号化された
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を入力し、保管蓄積
する(1603)。
【0398】暗号鍵蓄積手段1414は、暗号化された
蓄積視聴用暗号鍵Kws’を入力し、保管蓄積する(1
604)。
【0399】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(1605)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。暗号鍵復号手段1416は、暗
号鍵蓄積手段1414から暗号化リアルタイム視聴用暗
号鍵Kwr’を取り出し、それを復号し復号化されたリ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrを出力する(160
6)。
【0400】この時、スイッチ1417、スイッチ14
19を、分離手段1413からの入力に切り替える。
【0401】スクランブル鍵復号手段1418は、暗号
鍵復号手段1416から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段1413から分離
されたリアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’をスイッチ1417を通して入力し、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号
化されたスクランブル鍵Ksを出力する(1607)。
【0402】番組デスクランブラ1420は、スクラン
ブル鍵復号手段1418で復号されたスクランブル鍵K
sを入力し、また分離手段1413から分離された暗号
化番組データをスイッチ1419を通して入力し、Ks
を使って暗号化番組データを復号し復号化された番組デ
ータを出力する(1608)。
【0403】再生手段1421は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(1609)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0404】表示手段1422は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(1610)。
【0405】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(1605)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0406】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(1611)。蓄積要求がある場合、保管手段141
5は、分離手段1413から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(1612)。
【0407】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(1
611)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0408】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(1613)。視聴要求がある場合、暗号鍵復号
手段1416は、暗号鍵蓄積手段1414から暗号化さ
れた蓄積視聴用暗号鍵Kws’を取り出し、それを復号
し復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(1
614)。
【0409】この時、スイッチ1417、スイッチ14
19を、保管手段1415からの入力に切り替える。
【0410】スクランブル鍵復号手段1418は、復号
化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段1415
から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’’をスイッチ1417を通して入力し、
Kwsを使ってKs’’を復号し復号されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(1615)。
【0411】番組デスクランブラ1420は、スクラン
ブル鍵復号手段1418から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、保管手段1415から出力された暗号化
番組データをスイッチ1419を通して入力し、Ksを
使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番組
データを出力する(1616)。
【0412】再生手段1421は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(1609)。
【0413】表示手段1422は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(1610)。
【0414】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵を番組データ単位で変更
し、それらの暗号鍵を暗号化することによって、番組デ
ータの視聴の制限を強化することが出来る。
【0415】(実施の形態10)次に本発明の実施の形
態10を図28の構成ブロック図に基づいて詳細に説明
する。
【0416】図28の放送システムのブロック図におい
て、2900は番組放送システム全体、2901は番組
放送システムにおける送信部、2902は番組放送シス
テムにおける受信部、2911は伝送手段を表す。
【0417】送信部2901において、2903は番組
生成手段、2904はスクランブル鍵生成手段、290
5は番組スクランブラ、2906は暗号鍵生成手段、2
907はスクランブル鍵暗号手段、2908は暗号鍵暗
号手段、2909は多重化手段、2910は送出手段、
2923は番組の管理を行なう番組管理手段、2924
はリアルタイム視聴用暗号鍵の管理を行なうリアルタイ
ム視聴用暗号鍵管理手段、2925は蓄積視聴用暗号鍵
の管理を行なう蓄積視聴用暗号鍵管理手段、2926は
暗号鍵の暗号化を行なうための暗号鍵暗号化鍵の管理を
行なう暗号鍵暗号化鍵管理手段である。
【0418】受信部2902において、2912は受信
手段、2913は分離手段、2914は暗号鍵蓄積手
段、2915は保管手段、2916は暗号鍵復号手段、
2918はスクランブル鍵復号手段、2920は番組デ
スクランブラ、2921は再生手段、2922は表示手
段、2927は暗号鍵暗号化鍵を蓄積する暗号鍵暗号化
鍵蓄積手段、2917、2919はスイッチである。
【0419】まず送信部の動作例を図28の構成ブロッ
ク図と図29のフローチャートを用いて説明する。
【0420】最初に番組管理手段2923が番組生成要
求を番組生成手段2903とリアルタイム視聴用暗号鍵
管理手段2924、蓄積視聴用暗号鍵管理手段292
5、暗号鍵暗号化鍵管理手段2926に対して番組生成
要求を出力する(3001)。
【0421】番組生成手段2903は、番組管理手段2
923からの番組生成要求を受け取り、放送される番組
の番組データを生成し出力する(3002)。この場合
も番組データは、MPEG2のパケッタイズド・エレメ
ンタリー・ストリーム(PES)として出力する。
【0422】リアルタイム視聴用暗号鍵管理手段292
4は、番組管理手段2923からの番組生成要求を受け
取り、リアルタイム視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力
する(3003)。
【0423】蓄積視聴用暗号鍵管理手段2925は、番
組管理手段2923からの番組生成要求を受け取り、蓄
積視聴用暗号鍵生成要求を生成し出力する(300
4)。
【0424】暗号鍵生成手段2906は、リアルタイム
視聴用暗号鍵管理手段2924からのリアルタイム視聴
用暗号鍵生成要求を受け取りリアルタイム視聴用暗号鍵
Kwrを生成し出力する(3005)。
【0425】また暗号鍵生成手段2906は、蓄積視聴
用暗号鍵管理手段2925からの蓄積視聴用暗号鍵生成
要求を受け取り蓄積視聴用暗号鍵Kwsを生成し出力す
る(3006)。
【0426】スクランブル鍵生成手段2904は、番組
データをスクランブルするためのスクランブル鍵Ksを
生成し出力する(3007)。
【0427】番組スクランブラ2905が番組データを
スクランブルし暗号化番組データを出力する(300
8)。この場合も番組データをスクランブル化する際の
スクランブル方式は、Multi2方式を使う。
【0428】スクランブル鍵暗号手段2907は、リア
ルタイム視聴用暗号鍵Kwrとスクランブル鍵Ksを入
力し、リアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってスクラ
ンブル鍵Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’
を出力する(3009)。
【0429】また、スクランブル鍵暗号手段2907
は、蓄積視聴用暗号鍵Kwsとスクランブル鍵Ksを入
力し、蓄積視聴用暗号鍵Kwsを使ってスクランブル鍵
Ksを暗号化し、暗号化スクランブル鍵Ks’’を出力
する(3010)。この場合も、スクランブル鍵の暗号
化方式は、秘密鍵暗号系であるDESを用いている。
【0430】次に、暗号鍵暗号化鍵管理手段2926
が、暗号鍵を暗号化するための視聴者に共通の共通暗号
鍵暗号化鍵Kmcを選択し、暗号鍵暗号手段2908へ
出力する(3011)。
【0431】この時の暗号鍵を暗号化する共通暗号鍵暗
号化鍵Kmcは、視聴者に対して共通の鍵を用いる。
【0432】暗号鍵暗号手段2908は、スクランブル
鍵の暗号化に用いたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを
入力し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用いて暗号化を行
ない暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を出力す
る(3012)。
【0433】また、暗号鍵暗号手段2908は、スクラ
ンブル鍵の暗号化に用いた蓄積視聴用暗号鍵Kwsを入
力し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用いて暗号化を行な
い暗号化蓄積視聴用暗号鍵Kws’を出力する(301
3)。
【0434】多重化手段2909は、番組スクランブラ
2905から出力された暗号化番組データ、スクランブ
ル鍵暗号手段2907から出力されたリアルタイム視聴
用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’、蓄積視
聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’’、暗
号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’、暗号化蓄積視
聴用暗号鍵Kws’をそれぞれ入力し、多重化を行ない
多重化情報を生成し出力する(3014)。この多重化
の段階で、番組データをMPEG2のPESからTSに
変換する。
【0435】送出手段2910は、多重化情報を入力し
伝送情報を入力し、伝送情報を生成し出力する(301
5)。この場合も送出手段2910は、誤り訂正符号を
付加し、ディジタル変調を行なって出力している。
【0436】伝送手段2911は、出力された伝送情報
を受信部2902まで伝送する。受信部2902の動作
を、図28の構成図と図30のフローチャートを用いて
説明する。
【0437】まず、受信手段2912が伝送手段291
1によって伝送された伝送情報を受信する。受信手段2
912は、受信した伝送情報をディジタル復調し、誤り
訂正符号処理を行ない、多重情報を再構成して出力する
(3101)。
【0438】分離手段2913は、受信手段2912か
ら出力された多重情報を入力し、暗号化番組データ、リ
アルタイム視聴用暗号鍵Kwrで暗号化されたスクラン
ブル鍵Ks’、蓄積視聴用暗号鍵Kwsで暗号化された
スクランブル鍵Ks’’、暗号化されたリアルタイム視
聴用暗号鍵Kwr’、暗号化された蓄積視聴用暗号鍵K
ws’を分離する(3102)。
【0439】暗号鍵蓄積手段2914は、暗号化された
リアルタイム視聴用暗号鍵Kwr’を入力し、保管蓄積
する(3103)。
【0440】暗号鍵蓄積手段2914は、暗号化された
蓄積視聴用暗号鍵Kws’を入力し、保管蓄積する(3
104)。
【0441】次にリアルタイム視聴要求があるかどうか
判定する(3105)。リアルタイム視聴要求がある場
合、以下の動作を取る。
【0442】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2927が、視聴
者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを暗号鍵復号手段
2916へ出力する(3106)。
【0443】視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmc
は、送信部から送付されたICカード内に蓄積されてい
る。
【0444】暗号鍵復号手段2916は、暗号鍵蓄積手
段2914から暗号化リアルタイム視聴用暗号鍵Kw
r’を取り出し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用いて復
号し復号化されたリアルタイム視聴用暗号鍵Kwrを出
力する(3107)。
【0445】この時、スイッチ2917、スイッチ29
19を、分離手段2913からの入力に切り替える。
【0446】スクランブル鍵復号手段2918は、暗号
鍵復号手段2916から出力されたリアルタイム視聴用
暗号鍵Kwrを入力し、また分離手段2913から分離
されたリアルタイム視聴用鍵で暗号化されたスクランブ
ル鍵Ks’をスイッチ2917を通して入力し、リアル
タイム視聴用暗号鍵Kwrを使ってリアルタイム視聴用
鍵で暗号化されたスクランブル鍵Ks’を復号し、復号
化されたスクランブル鍵Ksを出力する(3108)。
番組デスクランブラ2920は、スクランブル鍵復号手
段2918で復号されたスクランブル鍵Ksを入力し、
また分離手段2913から分離された暗号化番組データ
をスイッチ2919を通して入力し、Ksを使って暗号
化番組データを復号し復号化された番組データを出力す
る(3109)。
【0447】再生手段2921は、復号化された番組デ
ータを入力し表示手段に表示できる形式の信号に変換し
再生情報を出力する(3110)。この実施例において
も、映像番組の場合、MPEG2でエンコードされたデ
ィジタル信号を入力し、アナログのNTSC映像信号と
音声信号を出力する。
【0448】表示手段2922は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(3111)。
【0449】リアルタイム視聴要求があるかないかの判
定(3105)で、要求がなかった場合、次の動作をと
る。
【0450】まず番組の蓄積要求があるかどうか判定す
る(3112)。蓄積要求がある場合、保管手段291
5は、分離手段2913から分離された暗号化番組デー
タ、蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル鍵K
s’’を保管する(3113)。
【0451】番組の蓄積要求があるかどうかの判定(3
112)で、蓄積要求がなかった場合、次の動作に移
る。
【0452】まず蓄積番組の視聴要求があるかどうか判
定する(3114)。視聴要求がある場合、以下の動作
をとる。
【0453】暗号鍵暗号化鍵蓄積手段2927が、視聴
者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを暗号鍵復号手段
2916へ出力する(3115)。
【0454】視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵Kmc
は、送信部から送付されたICカード内に蓄積されてい
る。
【0455】暗号鍵復号手段2916は、暗号鍵蓄積手
段2914から暗号化された蓄積視聴用暗号鍵Kws’
を取り出し、共通暗号鍵暗号化鍵Kmcを用いて復号し
復号化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsを出力する(31
16)。
【0456】この時、スイッチ2917、スイッチ29
19を、保管手段2915からの入力に切り替える。
【0457】スクランブル鍵復号手段2918は、復号
化された蓄積視聴用暗号鍵Kwsと、保管手段2915
から出力された蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ks’’をスイッチ2917を通して入力し、
Kwsを使ってKs’’を復号し復号されたスクランブ
ル鍵Ksを出力する(3117)。
【0458】番組デスクランブラ2920は、スクラン
ブル鍵復号手段2918から出力されたスクランブル鍵
Ksを入力し、保管手段2915から出力された暗号化
番組データをスイッチ2919を通して入力し、Ksを
使って暗号化番組データを復号化し、復号化された番組
データを出力する(3118)。
【0459】再生手段2921は、復号化された番組デ
ータを入力し、表示手段に表示できる形式の信号に変換
し、再生情報を出力する(3110)。
【0460】表示手段2922は、再生情報を入力し、
視聴者に番組を表示する(3111)。
【0461】以上により、番組データをスクランブルし
たまま保管し、スクランブルを行なったスクランブル鍵
を同時に保管し、またリアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積
視聴用暗号鍵の2つの暗号鍵を用意し、リアルタイム視
聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵を番組データ単位で変更
し、それらの暗号鍵を視聴者に共通の暗号鍵暗号化鍵を
用いて暗号化することによって、番組データの視聴の制
限を強化することが出来る。
【0462】
【発明の効果】以上のように、本発明では、番組データ
をリアルタイムで視聴するための暗号鍵と番組データを
蓄積して視聴するための暗号鍵を別に持つことで、それ
ぞれの視聴制限の保護を強化するという有効な効果が得
られ、その暗号鍵の生成を同一の暗号鍵生成手段を用い
ることによって、システムの放送システムの複雑化を防
ぎながら視聴制限の保護を強化するという有効な効果が
得られる。任意のタイミングで暗号鍵を変更することに
よって、さらにそれぞれの視聴制限の保護を強化すると
いう有効な効果が得られる。また、それぞれの暗号鍵を
番組単位で変更することによって、番組データの単位で
視聴の制限を強化することが出来るという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成ブロック
【図2】本発明の第1の実施例の送信部の動作フローチ
ャート
【図3】本発明の第1の実施例の受信部の動作フローチ
ャート
【図4】本発明の第2の実施例のシステム構成ブロック
【図5】本発明の第2の実施例の送信部の動作フローチ
ャート
【図6】本発明の第2の実施例の受信部の動作フローチ
ャート
【図7】本発明の第3の実施例のシステム構成ブロック
【図8】本発明の第3の実施例の送信部の動作フローチ
ャート
【図9】本発明の第3の実施例の受信部の動作フローチ
ャート
【図10】本発明の第4の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図11】本発明の第4の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図12】本発明の第4の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図13】本発明の第5の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図14】本発明の第5の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図15】本発明の第5の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図16】本発明の第6の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図17】本発明の第6の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図18】本発明の第6の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図19】本発明の第7の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図20】本発明の第7の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図21】本発明の第7の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図22】本発明の第8の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図23】本発明の第8の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図24】本発明の第8の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図25】本発明の第9の実施例のシステム構成ブロッ
ク図
【図26】本発明の第9の実施例の送信部の動作フロー
チャート
【図27】本発明の第9の実施例の受信部の動作フロー
チャート
【図28】本発明の第10の実施例のシステム構成ブロ
ック図
【図29】本発明の第10の実施例の送信部の動作フロ
ーチャート
【図30】本発明の第10の実施例の受信部の動作フロ
ーチャート
【図31】従来のシステム構成ブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 和弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 片岡 充照 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの蓄積
    型放送受信装置であって、前記放送番組の番組データを
    スクランブルしたまま保管する保管手段を有した蓄積型
    放送受信装置。
  2. 【請求項2】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの送信
    装置であって、前記番組データの送出時にスクランブル
    鍵を暗号化する際に,受信と同時に番組データを視聴す
    るためのリアルタイム視聴用鍵と、番組データをいった
    ん蓄積した後視聴するための蓄積視聴用暗号鍵を別に持
    ち、それぞれの鍵を用いて前記スクランブル鍵を暗号化
    して伝送する伝送手段を有した送信装置。
  3. 【請求項3】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの送信
    方法であって、前記番組データを前記リアルタイム視聴
    用暗号鍵と前記蓄積視聴用暗号鍵のそれぞれの鍵を用い
    て前記スクランブル鍵を暗号化した後、暗号鍵を暗号化
    するための暗号鍵暗号化鍵を用いて,前記リアルタイム
    視聴用暗号鍵と前記蓄積視聴用暗号鍵を暗号化して伝送
    する送信方法。
  4. 【請求項4】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの蓄積
    型放送受信装置であって、前記リアルタイム視聴用暗号
    鍵と蓄積視聴用暗号鍵を保持する暗号鍵蓄積部を有した
    蓄積型放送受信装置。
  5. 【請求項5】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの蓄積
    型放送受信装置であって、前記番組データをリアルタイ
    ムで視聴する場合に,前記リアルタイム視聴用暗号鍵と
    このリアルタイム視聴用暗号鍵で暗号化されたスクラン
    ブル鍵を使って番組データをデスクランブルするデスク
    レンブル手段を有したことを特徴とする蓄積型放送受信
    装置。
  6. 【請求項6】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの放送
    受信方法であって、前記番組データをリアルタイムで視
    聴する場合に,前記暗号鍵暗号化鍵を使って暗号化され
    たリアルタイム視聴用鍵を復号化することを特徴とする
    放送受信方法。
  7. 【請求項7】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの蓄積
    型放送受信装置であって、前記番組データを蓄積する場
    合に,前記蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブ
    ル鍵と暗号化された番組データを保管する保管手段と、
    この保管手段に保管されている番組データを視聴する際
    に,前記蓄積視聴用暗号鍵で暗号化されたスクランブル
    鍵とこの蓄積視聴用暗号鍵を使って番組データをデスク
    ランブルするデスクランブル手段を有したことを特徴と
    する蓄積型放送受信装置。
  8. 【請求項8】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗号
    化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの放送
    受信方法であって、保管手段に保管されている番組デー
    タを視聴する場合に前記暗号鍵暗号化鍵を使って暗号化
    された蓄積視聴用鍵を復号化することを特徴とする放送
    受信方法。
  9. 【請求項9】 前記スクランブル鍵を使って暗号化され
    た番組データに対して,任意のタイミングでリアルタイ
    ム視聴用暗号鍵および蓄積視聴用暗号鍵を生成すること
    により、リアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵
    の更新を行う暗号鍵管理手段をさらに備えた請求項2に
    記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 スクランブル鍵を用いて放送番組を暗
    号化し、放送番組の秘匿性を保持する放送システムの送
    信方法であって、前記番組データを前記リアルタイム視
    聴用暗号鍵と前記蓄積視聴用暗号鍵のそれぞれの鍵を用
    いて前記スクランブル鍵を暗号化した後、暗号鍵を暗号
    化するための暗号鍵暗号化鍵を用いて、前記リアルタイ
    ム視聴用暗号鍵と前記蓄積視聴用暗号鍵を暗号化して伝
    送する請求項9に記載の送信方法。
  11. 【請求項11】 番組データの生成を要求する番組管理
    手段と、この番組管理手段からの要求にしたがって蓄積
    視聴用暗号鍵を生成する蓄積視聴用暗号鍵管理手段を有
    することにより、前記蓄積視聴用暗号鍵を番組データ単
    位で更新し、リアルタイム視聴用暗号鍵を生成するリア
    ルタイム視聴用暗号鍵管理手段を有することにより、任
    意のタイミングで前記リアルタイム視聴用暗号鍵を更新
    することを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  12. 【請求項12】 番組データ単位で更新された前記蓄積
    視聴用暗号鍵を視聴者に共通の共通暗号鍵暗号化鍵で暗
    号化することを特徴とする請求項11に記載の送信装
    置。
  13. 【請求項13】 番組データの生成を要求する番組管理
    手段と、この番組管理手段からの要求に従ってリアルタ
    イム視聴用暗号鍵を生成するリアルタイム視聴用暗号鍵
    管理手段を有することにより、前記リアルタイム用暗号
    鍵を番組データ単位で更新し、蓄積視聴用暗号鍵を生成
    する蓄積視聴用暗号鍵管理手段を有することにより前記
    蓄積視聴用暗号鍵を任意のタイミングで更新することを
    特徴とする請求項2記載の送信装置。
  14. 【請求項14】 番組データ単位で更新された前記リア
    ルタイム視聴用暗号鍵を視聴者すべてに共通の共通暗号
    鍵暗号化鍵で暗号化することを特徴とする請求項13に
    記載の送信装置。
  15. 【請求項15】 番組データの生成を要求する番組管理
    手段と、この番組管理手段からの要求に従ってリアルタ
    イム視聴用暗号鍵を生成するリアルタイム視聴用暗号鍵
    管理手段と、前記番組管理手段からの要求に従って蓄積
    視聴用暗号鍵を生成する蓄積視聴用暗号鍵管理手段を有
    し、前記リアルタイム視聴用暗号鍵と蓄積視聴用暗号鍵
    を番組データ単位で更新する請求項2記載の送信装置。
  16. 【請求項16】 番組データ単位で更新された前記リア
    ルタイム視聴用暗号鍵と前記蓄積視聴用暗号鍵を視聴者
    すべてに共通の共通暗号鍵暗号化鍵で暗号化することを
    特徴とする請求項15記載の送信装置。
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