JPH11298222A - チップアンテナ - Google Patents

チップアンテナ

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JPH11298222A
JPH11298222A JP11270298A JP11270298A JPH11298222A JP H11298222 A JPH11298222 A JP H11298222A JP 11270298 A JP11270298 A JP 11270298A JP 11270298 A JP11270298 A JP 11270298A JP H11298222 A JPH11298222 A JP H11298222A
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JP
Japan
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conductor
chip antenna
antenna
planar
electrode
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JP11270298A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Endo
敏一 遠藤
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯無線機器全体の形状を小さくすることが
でき、しかも、利得が多く、帯域幅が広いチップアンテ
ナを提供することを目的とするものである。 【解決手段】 誘電体材料または磁性体材料で構成さ
れ、絶縁性を有する基体と、上記基体の内部に設けられ
ている面状の導体と、上記基体の表面に設けられている
給電端子と、上記導体と上記給電端子とを接続する給電
用引き出し電極とを有するチップアンテナである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信または
ローカル・エリア・ネットワークに使用するチップアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来のアンテナの例を示す図
である。
【0003】従来のアンテナとして、図22(1)に示
すロッドアンテナ(モノポールホイップアンテナ)3、
図22(2)に示すヘリカルアンテナ4、図22(3)
に示すチップアンテナ5等が知られている。これらのア
ンテナ3、4、5は、筐体1に設けられている給電点2
に接続されている。
【0004】図23は、従来のチップアンテナ5、5a
を示す斜視図である。
【0005】図23(1)に示すヘリカルタイプのチッ
プアンテナ5は、基体6内に、棒状の内部導体7が内蔵
され、この内部導体7の端部に端子電極8が設けられて
いるアンテナである。
【0006】図23(2)に示すパッチタイプのチップ
アンテナ5aは、基体9の表面に表面電極10が設けら
れ、表面電極10と反対の面にGND電極11が設けら
れ、表面電極10とGND電極11とがスルーホールに
よって接続され、このスルーホールと表面電極10との
接続点が給電点12である。
【0007】上記従来のチップアンテナ5、5aは、特
開平6−318810号公報、特開平7−288412
号公報、特開平9−36639号公報に記載されてい
る。
【0008】ところで、内蔵タイプのアンテナは、通
常、外付けアンテナよりも利得が少なく、一般的には、
ロッドアンテナや空芯アンテナが多く使用されている。
内蔵アンテナは、ダイバーシティ用として多く使用され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】携帯無線機器用のアン
テナとして、従来は、ホイップアンテナ3やヘリカルア
ンテナ4等のように筐体1に外付けされるものが多く、
これらのアンテナの長さや大きさは、受信信号の波長に
よって決定され、ある程度の長さや大きさを必要とする
ので、たとえ携帯無線機器本体を小型にしても、アンテ
ナ3、4だけは小さくすることができず、携帯無線機器
全体の形状を小さくすることが困難であるという問題が
ある。
【0010】また、携帯無線機器に内蔵される従来のチ
ップアンテナ5、5aは、外付けアンテナ3、4と比較
すると、利得が少なく、帯域幅が狭いので、携帯無線機
器の本体に搭載する場合、その取り扱いが非常に難しい
という問題がある。
【0011】本発明は、携帯無線機器全体の形状を小さ
くすることができ、しかも、利得が多く、帯域幅が広い
チップアンテナを提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体材料ま
たは磁性体材料で構成され、絶縁性を有する基体と、上
記基体の内部に設けられている面状の導体と、上記基体
の表面に設けられている給電端子と、上記導体と上記給
電端子とを接続する給電用引き出し電極とを有するチッ
プアンテナである。
【0013】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例であるチップアンテナCA1を示す図であ
る。図1(1)は、チップアンテナCA1の斜透視図で
あり、基体20を二点鎖線で示し、図1(2)は、図1
(1)のI−I’線で切断した縦断面図である。
【0014】チップアンテナCA1は、誘電体材料によ
って構成される基体20と、内部導体21と、複数のビ
ア導体22と、給電用引き出し電極23と、給電用端子
電極24とを有する。ビア導体22は、内部導体21同
士を接続する導体であり、給電用引き出し電極23は、
内部導体21に接続され、給電用端子電極24は、基体
20の表面に設けられている。
【0015】また、内部導体21は、面状(帯状)の導
体であり、内部導体21とビア導体22とによって、巻
回された面状(帯状)の導体が構成され、この巻回され
た面状(帯状)の導体が、基体20の内部に設けられて
いる。
【0016】チップアンテナCA1によれば、内部導体
21とビア導体22とによって構成される巻回された面
状(帯状)の導体をある程度長く確保することができる
ので、アンテナとしての利得が多く、帯域幅が広く、し
かも、チップアンテナであるので、携帯無線機器全体の
形状を小さくすることができる。
【0017】図2は、本発明の第2の実施例であるチッ
プアンテナCA2を示す縦断面であり、図1(1)のI
−I’線と同じ位置で切断した縦断面図である。
【0018】チップアンテナCA2は、基本的には、チ
ップアンテナCA1と同じであるが、チップアンテナC
A2においては、給電用引き出し電極23が、面状の導
体のうちで、基体20の外周側に設けられている。
【0019】図3は、本発明の第3の実施例であるチッ
プアンテナCA3を示す図である。図3(1)は、図1
(1)のI−I’線と同じ位置で切断した縦断面図であ
り、図3(2)は、チップアンテナCA3の斜視図であ
る。
【0020】チップアンテナCA3は、基体20の表面
に、面状の表面導体25を設け、この表面導体25を、
巻回された面状(帯状)の導体の一部とし、また、表面
導体25にトリミング28を行ったものである。トリミ
ング28は、レーザまたはサンドブラスト等によって行
われる切断または切り込みである。
【0021】表面導体25にトリミングを行うことによ
って、巻回された面状(帯状)の導体の長さが変わりイ
ンダクタンスの値が変化し、また、アンテナのキャパシ
タの値が変わるので、受信周波数、周波数帯域が変わ
り、したがって、上記トリミングを行う場所、トリミン
グ量を調整することによって、所望の受信周波数、周波
数帯域を得ることができる。
【0022】図4は、本発明の第3の実施例であるチッ
プアンテナCA3を示す図である。図4(1)は、チッ
プアンテナCA3をシート積層によって製造する場合に
おける各層の分解図であり、図4(2)は断面図であ
る。
【0023】図4に示すチップアンテナCA3におい
て、誘電体材料シート20a〜20iのそれぞれにビア
導体22a〜22iを設け、面状の内部導体21c、2
1g、21iと表面導体25とビア接続用導体32b〜
32hと引き出し電極23とを、印刷、エッチング、ス
パッタまたは蒸着によって設け、これらを積層構造に積
み重ねることによって、チップアンテナCA3を製造す
る。
【0024】図5は、本発明の第4の実施例であるチッ
プアンテナCA4を示す図である。図5(1)は、図1
(1)のI−I’線と同じ位置で切断した縦断面図であ
り、図5(2)は、チップアンテナCA4の斜視図であ
る。
【0025】チップアンテナCA4は、巻回された面状
(帯状)の導体の一部である表面電極26を、給電用パ
ッド電極30として使用した例である。つまり、チップ
アンテナCA4において、端子を構成する場合、基体2
0の裏面に表面電極26が配置され、この表面電極26
の上に、給電用パッド電極30以外の部分がレジスト材
27によって覆われている。さらに、基板等にチップア
ンテナCA4を固定する部品固着用パッド端子31が、
表面電極26と同じ面に配置されている。
【0026】図6は、本発明の第5の実施例であるチッ
プアンテナCA5を示す縦断面図である。
【0027】チップアンテナCA5は、チップアンテナ
CA4の基体20の上面に、チップアンテナCA3で使
用したトリミング用表面電極25を設けたものである。
【0028】図7は、本発明の第6の実施例であるチッ
プアンテナCA6を示す縦断面図である。
【0029】チップアンテナCA6は、基体20の側面
に構成された側面電極29によって、表面電極25と内
部電極21との接続を行った例である。側面電極29
は、ターミネートまたは印刷によって、基体20の側面
に設けられている。なお、内部電極21に給電電極23
が接続され、また、側面電極も、表面電極の一種である
と考えられる。したがって、チップアンテナCA6は、
面状の内部電極と、面状の表面電極と、給電電極とによ
って構成されている。
【0030】図8は、本発明の第7の実施例であるチッ
プアンテナCA7を示す斜視図である。
【0031】チップアンテナCA7は、帯状の誘電体の
シート材料33aに内部導体34aが貼りつけられ、こ
の帯状の誘電体のシート材料33aが円柱状のロール状
に巻回され、内部導体34aの一部と、図示しない給電
電極とが給電用引き出し電極23によって接続されたも
のである。
【0032】図9は、本発明の第8の実施例であるチッ
プアンテナCA8を示す斜視図である。
【0033】チップアンテナCA8は、帯状の誘電体の
シート材料33bに内部導体34bが貼りつけられ、こ
の帯状の誘電体のシート材料33bが四角柱状のロール
状に巻回され、内部導体34bの一部と、図示しない給
電電極とが給電用引き出し電極23によって接続された
ものである。
【0034】図10は、チップアンテナCA7、CA8
の製造工程を示す図である。
【0035】図10(1)に示すような柔軟性(可撓
性)を有する誘電体材料のシート33に、引き出し電極
23が設けられている内部導体34を、印刷、エッチン
グ、スパッタまたは蒸着によって設け、図10(2)ま
たは図10(5)のように円柱状または四角柱状に巻回
して構成する。
【0036】チップアンテナCA8においては、図10
(5)に示すように、プレス機によってプレスし、形を
整えるとともにグリーン密度をあげている。これらの円
柱状または四角柱状の基体33a、33bを、図10
(3)、(7)に示すように、ナイフ35等によって個
別の部品に切断し、図10(4)、(8)に示すよう
に、ターミネート印刷等によって端子電極36a、36
b、37a、37bを構成する。このときに、端子電極
36a、36bは給電端子であり、端子電極37a、3
7bは部品固着用端子である。
【0037】図11、図13、図17は、上記各実施例
であるチップアンテナの構造をわかりやすくするため
に、内部導体のみを示す斜視図である。なお、ビア導体
22も等価回路的には内部導体21と同じであるので、
図11、図13、図17においては、ビア導体22を内
部導体21として示してある。
【0038】図12は、チップアンテナCA7の内部導
体21およびビア導体22を展開して示す図である。
【0039】図12に示すチップアンテナCA7は、リ
ボン状導体(内部導体21とビア導体22とによって構
成される帯状導体)13と給電用引き出し導体14と給
電点2とによって構成され、いわば逆Lアンテナであ
り、リボン状導体13を巻回することによって、小型化
を図ったものである。ここで、リボン状導体13は、給
電点から他端までのある程度の長さと幅とを有し、所定
の受信周波数に対して、その幅(図12中、縦方向の長
さ)を適当に調整すればインダクタ成分が変化する。ま
た、給電点から他端までの長さ(図12中、横方向の長
さ)を、所望の受信周波数の波長に対して意味ある長さ
(たとえばλ/4等)にすれば、共振現象を起こさせる
ことができる。また、図12に示すように巻回すことに
よって、インダクタ成分を増加させることができ、チッ
プアンテナの全体の長さを短くすることができる。
【0040】さらに、チップアンテナCA7は、図13
図に示すように容量成分17を有するので、その等価回
路としては図14のようになる。
【0041】一般に、移動体通信の信号ラインは50Ω
に整合され、平衡変換しない場合、アンテナに対しても
50Ωの整合が要求される。チップアンテナCA7は、
導体の幅や長さや巻き方を変えることによって、インダ
クタンス18とキャパシタンス19との調整が可能であ
り、しかも、インダクタンス18とキャパシタンス19
とについて、非常に広範囲にその調整が可能であるの
で、その整合が非常に容易である。また、アンテナの重
要な特性の1つに帯域幅があるが、チップアンテナCA
7は、ヘリカルアンテナと比較すると、導体幅が広いの
で、小型ながら広い帯域幅を有する。
【0042】上記説明は、チップアンテナCA7につい
てのものであるが、チップアンテナCA7以外のチップ
アンテナCA1〜CA6のそれぞれについて、チップア
ンテナCA7と同様に説明することができる。
【0043】図15は、本発明の第9の実施例であるチ
ップアンテナCA9を示す斜視図である。
【0044】チップアンテナCA9は、チップアンテナ
CA2における内部導体21に、給電用引き出し電極2
3とGND接続用引き出し電極39と設けたものであ
り、給電用端子電極24と、GND端子電極40とを有
するものである。
【0045】図16は、本発明の第10の実施例である
チップアンテナCA10を示す斜視図である。
【0046】チップアンテナCA10は、チップアンテ
ナCA1における内部導体に、給電用引き出し電極23
とGND接続用引き出し電極39とを設けたものであ
り、給電用端子電極24と、GND端子電極40とを有
するものである。
【0047】図17は、チップアンテナCA9、CA1
0を等価的に示す斜視図である。
【0048】チップアンテナCA9もCA10も、動作
原理は、どちらも同じであるなので、図17(1)に示
すチップアンテナCA9についてのみ説明する。
【0049】図18は、図17(1)に示すチップアン
テナCA9を展開した図である。
【0050】チップアンテナCA9は、リボン状導体1
5と給電用引き出し導体14と給電点2とGND引き出
し電極16とによって構成されている。チップアンテナ
CA9は、いわば逆Fアンテナであり、リボン状導体1
5を巻回することによって、チップアンテナが小型化さ
れ、しかも、帯域幅が広く調整がしやすいアンテナであ
る。
【0051】チップアンテナCA9、CA10は、逆
L、逆Fアンテナであると同時に、巻回してあるので、
巻回軸の方向に磁流を発生する。これはヘリカルアンテ
ナの垂直モードと同じ原理であり、モノポールアンテナ
と同じ指向性を示す。つまり、携帯電話等に搭載した
際、ロッドアンテナと同様の指向性特性が得られる。
【0052】図19(1)は、図11(1)に示すチッ
プアンテナCA7と同じ被測定チップアンテナ41を、
アルミで作った筐体42に搭載した場合の例を示す斜視
図である。
【0053】図19(2)は、2つのアンテナ(チップ
アンテナとλ/4モノポールアンテナ)について、水平
方向(X−Y面)の指向性および利得特性を示した図で
あり、実線44aが、図11(1)に示すチップアンテ
ナCA7の特性であり、破線43aが、λ/4モノポー
ルアンテナの特性である。
【0054】図20(1)は、λ/4モノポールアンテ
ナ45を、アルミで作った筐体42に搭載した例を示す
斜視図である。
【0055】図20(2)は、2つのアンテナ(チップ
アンテナとλ/4モノポールアンテナ)について、垂直
方向(X−Z面)の指向性と利得特性とを示す図であ
る。
【0056】図20(2)に示す特性において、実線4
4bの特性は、図11(1)に示す被測定チップアンテ
ナ41の特性であり、破線43bの特性は、図20
(1)に示すものポールアンテナ45の特性である。こ
のように、上記実施例であるチップアンテナの特性は、
小型でありながらλ/4モノポールアンテナとほぼ同等
の特性を有する。
【0057】図21は、本発明の他の実施例であるチッ
プアンテナCA11、CA12、CA13、CA14、
CA15を示す縦断面図である。なお、図21において
は、給電端子と、給電端子と接続するための給電用引き
出し電極と、が省略されて示されている。
【0058】チップアンテナCA11は、面状の内部導
体21とビア導体22とが、誘電体材料の基体20を挟
んで巻回されているチップアンテナであり、巻回が1周
に満たないチップアンテナである。
【0059】チップアンテナCA12は、面状の内部導
体21とビア導体22とが誘電体材料の基体20を挟ん
で巻回されているチップアンテナであり、内部導体21
とビア導体22とが、コ字状を形成しているチップアン
テナである。
【0060】チップアンテナCA13は、面状の内部導
体21とビア導体22とが、誘電体材料の基体20の内
部に設けられ、内部導体21とビア導体22とが、L字
状を形成しているチップアンテナである。
【0061】チップアンテナCA14は、面状の側面電
極(表面電極)29と面状の内部導体21とが接続さ
れ、側面電極(表面電極)29と内部導体21とによっ
て構成されているチップアンテナである。
【0062】チップアンテナCA15は、面状の側面電
極(表面電極)29と面状の表面電極25とが接続さ
れ、側面電極(表面電極)29と表面電極25とによっ
て構成されているチップアンテナである。
【0063】なお、上記各実施例において、使用される
誘電体材料は、セラミック、樹脂またはセラミックと樹
脂との複合材料、あるいはセラミックとガラスとの複合
材料等が挙げられ、絶縁性を有するものである。また、
上記各実施例において、基体20として、誘電体材料の
代わり磁性体材料を使用するようにしてもよい。誘電
率、透磁率または複合材料の混合比等は適宜選択され
る。さらに、上記各実施例における導体は、金、銀、
銅、パラジウム等である。
【0064】上記実施例である各チップアンテナにおい
て、誘電体材料または磁性体材料で構成され、絶縁性を
有する基体20の内部または表面に、上記巻回された導
体を構成したものであり、これによって、誘電率または
透磁率による波長短縮効果が現れ、さらに小型化が可能
になる。また、導体を固定することができ、実装がしや
すくなり、取り扱いが容易になり、量産がしやすい等の
利点がある。
【0065】さらに、チップアンテナCA3によれば、
トリミングされるので、チップアンテナCA3を筐体に
搭載した後でも、微妙な調整が可能になる。もちろん筐
体搭載時のドリフトを考慮し、搭載前に調整するように
してもよい。
【0066】さらに、チップアンテナCA4によれば、
端子を付けるターミネート等の工程をなくすことがで
き、コストダウンや工程の簡略化につながる。また、給
電用の引き出し電極がなくなるので構造がより簡素にな
り、設計が容易になる。
【0067】つまり、上記チップアンテナCA1〜CA
15によれば、内部導体21とビア導体22とによって
構成される巻回された面状(帯状)の導体をある程度長
く確保できるので、アンテナとしての利得が多く、帯域
幅が広く、しかも、チップアンテナであるので、携帯無
線機器全体の形状を小さくすることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、チップアンテナの利得
が多く、帯域幅が広いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるチップアンテナC
A1を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例であるチップアンテナC
A2を示す縦断面である。
【図3】本発明の第3の実施例であるチップアンテナC
A3を示す図である。
【図4】チップアンテナCA3をシート積層によって製
造する場合における各層の分解図である。
【図5】本発明の第4の実施例であるチップアンテナC
A4を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施例であるチップアンテナC
A5を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例であるチップアンテナC
A6を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例であるチップアンテナC
A7を示す斜視図である。
【図9】本発明の第8の実施例であるチップアンテナC
A8を示す斜視図である。
【図10】チップアンテナCA7、CA8の製造工程を
示す図である。
【図11】上記各実施例であるチップアンテナの構造を
わかりやすくするために、内部導体のみを示す斜視図で
ある。
【図12】チップアンテナCA7の内部導体21を展開
して示す図である。
【図13】上記各実施例であるチップアンテナの構造を
わかりやすくするために、内部導体のみを示す斜視図で
ある。
【図14】図13に示すチップアンテナの等価回路を示
す図である。
【図15】本発明の第9の実施例であるチップアンテナ
CA9を示す斜視図である。
【図16】本発明の第10の実施例であるチップアンテ
ナCA10の斜視図である。
【図17】チップアンテナCA9、CA10を等価的に
示す斜視図である。
【図18】図17(1)に示すチップアンテナCA9を
展開した図である。
【図19】被測定チップアンテナ41を、アルミで作っ
た筐体42に搭載した場合の例と、2つのアンテナにつ
いて、水平方向(X−Y面)の指向性および利得特性を
示す図である。
【図20】λ/4モノポールアンテナ45を、アルミで
作った筐体42に搭載した例と、2つのアンテナについ
て、垂直方向(X−Z面)の指向性と利得特性とを示す
図である。
【図21】本発明の他の実施例であるチップアンテナC
A11、CA12、CA13、CA14、CA15を示
す縦断面図である。
【図22】従来のアンテナの例を示す図である。
【図23】従来のチップアンテナ5、5aを示す図であ
る。
【符号の説明】
CA1〜CA15…チップアンテナ、 13…リボン状導体、 20…基体、 21…内部導体、 22…ビア導体、 23…給電用引き出し電極、 24…給電用端子電極、 25、26…表面電極、 27…レジスト、 28…トリミング、 29…側面電極、 30…給電用パッド電極、 31…部品固定用パッド電極。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体材料または磁性体材料で構成さ
    れ、絶縁性を有する基体と;上記基体の内部に設けられ
    ている面状の導体と;上記基体の表面に設けられている
    給電端子と;上記導体と上記給電端子とを接続する給電
    用引き出し電極と;を有することを特徴とするチップア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 誘電体材料または磁性体材料のシートが
    積層され、絶縁性を有する基体と;上記シートに設けら
    れている面状の内部導体とビア接続用導体とによって構
    成されている面状の導体と;上記基体の表面に設けられ
    ている給電端子と;上記導体と上記給電端子とを接続す
    る給電用引き出し電極と;を有することを特徴とするチ
    ップアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記面状の導体は、絶縁性を有する上記誘電体材料また
    は上記磁性体材料を挟んで巻回されている導体であるこ
    とを特徴とするチップアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 上記基体表面に設けられているGND端子と;上記導体
    と上記GND端子とを接続するGND用引き出し電極
    と;を有することを特徴とするチップアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、 上記導体の一部は、レーザまたはサンドブラストによっ
    てトリミング可能であることを特徴とするチップアンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項にお
    いて、 上記導体の少なくとも一部は、上記基体の表面に設けら
    れている給電端子またはGND端子であることを特徴と
    するチップアンテナ。
  7. 【請求項7】 誘電体材料または磁性体材料で構成さ
    れ、絶縁性を有する基体と;上記基体の内部に設けられ
    ている面状の内部導体と;上記基体の表面に設けられて
    いる面状の表面導体と;上記面状の表面導体の一部の導
    体によって構成されている給電端子と;を有し、上記面
    状の内部導体と上記面状の表面導体とが接続されている
    ことを特徴とするチップアンテナ。
  8. 【請求項8】 誘電体材料または磁性体材料のシートが
    積層され、絶縁性を有する基体と;上記シートに設けら
    れている面状の内部導体とビア接続用導体とによって構
    成されている面状の導体と;上記基体の表面に設けられ
    ている面状の表面導体と;上記面状の表面導体の一部の
    導体によって構成されている給電端子と;を有し、上記
    面状の導体と上記面状の表面導体とが接続されているこ
    とを特徴とするチップアンテナ。
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