JPH11295205A - 攪拌装置及び攪拌方法 - Google Patents

攪拌装置及び攪拌方法

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JPH11295205A
JPH11295205A JP9719098A JP9719098A JPH11295205A JP H11295205 A JPH11295205 A JP H11295205A JP 9719098 A JP9719098 A JP 9719098A JP 9719098 A JP9719098 A JP 9719098A JP H11295205 A JPH11295205 A JP H11295205A
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JP
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stirring
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container body
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JP9719098A
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Inventor
Takehiko Noguchi
武彦 野口
Masaru Takamatsu
勝 高松
Takashi Sakuhata
孝 作畠
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • B01J19/18Stationary reactors having moving elements inside
    • B01J19/20Stationary reactors having moving elements inside in the form of helices, e.g. screw reactors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適時に容器本体内の内容物の粘度を検知でき
る攪拌装置及び攪拌方法を提供する。 【解決手段】 攪拌翼14が所定の回転数で回転するた
めの電流値を、内容物が攪拌翼14が受ける負荷として
測定し、測定した電流値に基づいて粘度を検知できるよ
うに、攪拌装置10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料を注入してお
き、攪拌翼を回転させて内容物を攪拌するための攪拌装
置及び攪拌方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から、流体を攪拌
するために攪拌装置が使用されている。このような攪拌
装置の一例として、攪拌装置1を図8に示す。この攪拌
装置1は、注入口2又は3から原料を容器本体4内に入
れておき、電動機5を駆動させて容器本体4内の攪拌翼
6を回転させることにより、内容物を攪拌するように構
成されている。
【0003】例えば、ポリイミドを合成するには、芳香
族ジアミンと芳香族酸二無水物とを原料として容器本体
4内に注入し、攪拌翼6を回転させて反応させ、ポリイ
ミドの中間原料となるポリアミド酸を得ている。ここ
で、ポリアミド酸の重合を溶液状態で行った場合、反応
の進行に伴って内容物の粘度が上昇し、反応が終了する
と粘度上昇が認められなくなる。このため、ポリアミド
酸を重合する場合には、内容物の粘度の測定を行うこと
が、反応状態を知るための重要な操作となっている。
【0004】しかし、従来の粘度測定方法によれば、内
容物の採取から粘度を測定するまでに時間がかかるた
め、粘度を検知した時には、更に反応が進行している場
合があった。このため、適時の粘度の値を得ることがで
きず、主副原料を途中で加えるタイミングの判断が困難
であった。また、このような粘度測定方法によれば、粘
度計が別途必要となり、コストがかかることとなってい
た。
【0005】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る攪拌装置の
要旨とするところは、容器本体内に攪拌翼を備えた攪拌
装置であり、該攪拌翼が内容物から受ける負荷を測定す
ることにより、該内容物の粘度を検知することにある。
すなわち、本発明の攪拌装置は、容器本体内の内容物か
ら攪拌翼に受けている負荷を測定することにより、攪拌
装置自体によって容器本体内の内容物の粘度を検知し得
るものである。
【0007】このような本発明の攪拌装置は、容器本体
内で攪拌翼を回転させて内容物を攪拌している時に、容
器本体内の内容物から攪拌翼に受けている負荷が測定さ
れ、この測定された負荷に基づいて容器本体内の内容物
の粘度が想定又は算出されることにより、容器本体内の
内容物の粘度が検知される。内容物を攪拌している時
に、容器本体内の内容物の粘度が検知されるため、攪拌
している時に容器本体内へ適時に主副原料(流体)を加
えることが可能となる。また、内容物が所望の粘度に達
した時に攪拌を停止したりすることも可能となる。ま
た、本発明の攪拌装置自体によって容器本体内の内容物
の粘度を検知し得るため、粘度計を別途に備える必要が
ない。
【0008】また、本発明に係る攪拌装置の要旨とする
ところは、前記攪拌装置において、電動機により前記攪
拌翼を回転駆動させる攪拌装置であり、該電動機の電流
値又は電力値を、前記負荷として測定することにある。
すなわち、本発明の攪拌装置は、攪拌翼を所定の回転数
で回転させるための電流値又は電力値を測定することに
より、容器本体内の内容物の粘度を検知し得るものであ
る。
【0009】このような本発明の攪拌装置は、容器本体
内で攪拌翼を所定の回転数で回転させて内容物を攪拌し
ている時に、攪拌翼を所定の回転数で回転させるための
電流値又は電力値が測定され、この測定された電流値又
は電力値に基づいて容器本体内の内容物の粘度が想定又
は算出されることにより、容器本体内の内容物の粘度が
検知される。
【0010】また、本発明に係る攪拌装置の要旨とする
ところは、前記攪拌装置において、前記検知した粘度に
基づいて前記容器本体内への流体の注入を制御する制御
手段を備えたことにある。
【0011】このような本発明の攪拌装置は、内容物か
ら攪拌翼に受ける負荷を測定することにより検知した内
容物の粘度に基づき、制御手段が、容器本体内への流体
の注入を制御する。例えば、内容物を攪拌している時
に、主副原料を加える場合には、検知した粘度に基づい
て、主副原料を注入する時間や注入量が制御される。
【0012】また、本発明に係る攪拌装置の要旨とする
ところは、前記攪拌装置において、芳香族ジアミン化合
物と芳香族酸二無水物とからポリアミド酸を合成するこ
とにある。
【0013】このような本発明の攪拌装置は、芳香族ジ
アミン化合物と芳香族酸二無水物とを容器本体内に注入
し、攪拌翼を回転させて反応させ、ポリアミド酸を得る
場合において、ポリアミド酸を溶液状態で重合させる
と、反応の進行に伴って内容物の粘度が上昇し、反応が
終了すると粘度上昇が認められなくなるが、このような
内容物の粘度の変化又は粘度の値等を検知することが可
能となる。
【0014】次に、本発明に係る攪拌方法の要旨とする
ところは、電動機により容器本体内で攪拌翼を回転駆動
させる攪拌方法であり、該電動機の電流値又は電力値を
負荷として測定することにより、該容器本体内の内容物
の粘度を検知することにある。
【0015】このような本発明の攪拌方法は、容器本体
内で攪拌翼を所定の回転数で回転させて内容物を攪拌し
ている時に、攪拌翼を所定の回転数で回転させるための
電流値又は電力値を測定し、この測定された電流値又は
電力値に基づいて容器本体内の内容物の粘度を想定又は
算出することにより、容器本体内の内容物の粘度を検知
する方法である。
【0016】また、本発明に係る攪拌方法の要旨とする
ところは、前記攪拌方法において、前記検知した粘度に
基づいて、前記容器本体内への流体の注入を制御手段に
よって制御することにある。
【0017】このような本発明の攪拌方法は、内容物か
ら攪拌翼に受ける負荷を測定することにより検知した内
容物の粘度に基づき、制御手段を用いて、加える流体の
注入時間又は注入量等を制御する方法である。
【0018】また、本発明に係る攪拌方法の要旨とする
ところは、前記攪拌方法において、芳香族ジアミン化合
物と芳香族酸二無水物とからポリアミド酸を合成するこ
とにある。
【0019】このような本発明の攪拌方法は、芳香族ジ
アミン化合物と芳香族酸二無水物とを容器本体内に注入
し、攪拌翼を回転させて反応させ、ポリアミド酸を得る
場合において、ポリアミド酸を溶液状態で重合させる
と、反応の進行に伴って内容物の粘度が上昇し、反応が
終了すると粘度上昇が認められなくなるが、このような
反応において、内容物の粘度の変化又は粘度の値等を検
知できる方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る攪拌装置及び
攪拌方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1において、符号10は本発明に係る攪
拌装置である。この攪拌装置10は、容器本体12内に
攪拌翼14を備え、容器本体12内に原料を注入し、電
動機16を駆動させて攪拌翼14を所定の回転数で回転
させることにより、内容物を攪拌する攪拌装置であり、
内容物から攪拌翼14に受けている負荷を測定すること
により、内容物の粘度を検知するように構成されてい
る。具体的には、電動機16が攪拌翼14を所定の回転
数で回転させるための電流値を負荷として測定し、測定
した電流値に基づいて粘度を検知するように構成されて
いる。また、加える主副原料(流体)の容器本体12内
への注入を、検知した粘度に基づいて制御する制御手段
18を備えている。
【0022】本発明の攪拌装置10において、電動機1
6は、図3に示すように、攪拌翼14を回転させるモー
ター20と、モーター20の回転速度を検出する速度検
出器22と、設定した目標回転数及び検出した回転速度
に基づいてモーター20へ電気的指令を送る比較・増幅
器24とを備えている。なお、モーター20の種類は、
誘導電動機の他、直流電動機、同期電動機、交流整流子
電動機、ステップモーター、パルスモーター等、特に限
定されない。また、速度検出器22の種類は、速度発電
機の他、電圧検出器等、特に限定されない。
【0023】また、モーター20へ送る電気的信号の電
流値を測定できるように、電流計26が接続されてい
る。すなわち、電動機16は、比較・増幅器24によっ
て、速度検出器22で検出した実際の回転数と、設定し
た目標回転数とを比較し、モーター20の回転数が目標
回転数になるように増幅して、モーター20へ電気的信
号を送る電動機であるが、モーター20へ送る電気的信
号の電流値を測定して、粘度を検出するように構成した
ものである。
【0024】また、制御手段18は、図2に示すよう
に、制御弁28に接続されており、電流計26によって
測定した電流値に基づいて、制御弁28の開閉を制御
し、注入口30から容器本体12内へ送る主副原料の注
入を制御できるように構成されている。ここで、制御手
段18の種類は、アナログ回路、シーケンサー、マイコ
ン回路等、特に限定されないが、図4に、一例として、
マイコン回路を用いた制御手段18を示す。この制御手
段18は、メモリ32に内蔵されたプログラムに従い、
電流計26によって測定した電流値に基づいて、制御弁
28の開閉を制御するように構成されている。また、制
御弁の種類も、モーターを使用したサーボ弁、ソレノイ
ドを使用した電磁式制御弁、又はパルスモーターを使用
したディジタル弁等、特に限定されない。
【0025】また、制御手段18による制御は、電流計
26によって測定した電流値に基づいて、容器本体12
内の内容物が所望の粘度になるように行われる。例え
ば、芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二無水物とを容器
本体12内に注入して攪拌翼14を一定回転数で回転さ
せ、重合させる場合等においては、通常、容器本体12
内の内容物は、反応が終了すると粘度の上昇が認められ
なくなる。このため、反応が終了して略一定の粘度にな
った時に、主副原料を注入口30から注入して粘度を更
に上昇させる必要がある。そこで、反応が終了して略一
定の粘度になり、電流計26によって測定した電流値が
略一定になった時に、制御弁28を開放させて加える主
副原料を自動的に注入できるように制御されている。
【0026】具体的には、制御手段18によって、電流
計26の電流値が略一定の状態で所定時間経過した時
に、制御弁28を所定時間開く方法が考えられる。ま
た、電流計26の電流値が所定の設定値になった時から
所定時間経過後に制御弁28を所定時間開く方法も考え
られる。
【0027】このような攪拌装置10は、まず、注入口
34から所定の原料が容器本体12内に注入される。例
えば、芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二無水物とが注
入される。一方、電動機16は回転駆動させられてお
り、攪拌翼14が回転軸36のまわりに一定回転数で回
転させられる。攪拌翼14が回転させられることによ
り、容器本体12内の内容物が攪拌させられる。
【0028】容器本体12内の内容物が攪拌させられて
いくと、内容物は徐々に粘度が上昇していき、電流計2
6の電流値は、攪拌翼14を一定の回転数で回転させる
ために上昇していくこととなる。このため、電流値は、
回転数一定である時、好ましくは回転数一定であるとと
もに所定の温度である時に、内容物の粘度ないし重合度
として評価できることとなるため、制御手段に入力する
ことが可能となる。すなわち、ある一つの条件として回
転数、温度を決め、データを比較又は換算して評価でき
ることとなる。なお、電流計26の電流値は随時、制御
手段18に伝達される。内容物の粘度及び電流計26の
電流値は、反応中は上昇し、反応が終了して略一定値に
安定する。内容物の粘度及び電流計26の電流値が略一
定値に安定すると、制御手段18によって、制御弁28
が所定時間開放され、注入口30から主副原料が所定量
注入される。
【0029】所定量の主副原料が注入されると、さらに
内容物の粘度及び電流計26の電流値が上昇していき、
再び略一定値に安定する。内容物の粘度及び電流計26
の電流値が略一定値に安定すると、再び、制御手段18
によって、制御弁28が所定時間開放され、注入口30
から主副原料が所定量注入される。このようにして、適
時、加える主副原料を注入しつつ、内容物の粘度及び電
流計26の電流値を上昇させていき、電流計26の電流
値が所定の値になった時に、主副原料の注入を停止させ
ることにより、所望の粘度の生成物が得られる。
【0030】このような攪拌装置10及び攪拌方法によ
れば、攪拌翼14を所定の回転数で回転させるための電
流値を測定することにより、容器本体12内の内容物の
粘度を適時に検知していくことができる。このため、加
える主副原料を所望の時刻に注入することができ、注入
するタイミングを誤ることがない。また、所望の粘度の
生成物を得ることができ、得られる生成物の品質を向上
させることができる。また、内容物が所望の粘度に達し
た時に反応を停止することもできるため、所望の粘度の
生成物を得ることができる。
【0031】また、電流計26によって容器本体12内
の内容物の粘度を検知できるため、別途粘度計を備えて
おき、攪拌している内容物を採取して粘度計によって粘
度を測定する必要がない。このため、設備コストを低減
できるとともに、粘度測定のための工数を低減できる。
【0032】また、攪拌装置10及び攪拌方法によれ
ば、加える主副原料の注入を制御手段18によって制御
することができるため、主副原料を所望の時間に自動的
に注入することができる。このため、主副原料を、より
正確な時間に、より正確な注入量だけ注入することがで
き、所望の粘度の生成物を、より確実に得ることができ
る。
【0033】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明に係る攪拌装置及び攪拌方法はその他の
態様でも実施し得るものである。
【0034】例えば、本発明に係る攪拌装置は、図5に
示すような攪拌装置40であっても良い。この攪拌装置
40は、制御手段42によって電動機16の駆動を制御
できるように構成されている。このような攪拌装置40
によれば、電流計26の電流値が所定の値に達して、内
容物の粘度が所望の値になった時に、制御手段42によ
って電動機16を自動的に停止させることができる。
【0035】また、本発明に係る攪拌装置は、図6に示
すような攪拌装置46であっても良い。この攪拌装置4
6は、電流計48の電流値を作業者が読み取り、所定の
電流値になった時に、作業者が手動で制御弁50を開放
させて、主副原料を注入する攪拌装置である。このよう
な攪拌装置46によっても、主副原料を所望の時間に注
入することができる。
【0036】また、本発明に係る攪拌装置は、図7に示
すような攪拌装置52であっても良い。この攪拌装置5
2は、トルク検出器54によって、電動機16の回転ト
ルクを、内容物から攪拌翼14に受ける負荷として測定
することにより、容器本体12内の内容物の粘度を検知
できるように構成されている。このような攪拌装置52
によれば、トルク検出器54の回転トルクの値が所定の
値に達して、容器本体12内の内容物の粘度が所定値に
なった時に、制御弁28を開放させて主副原料を注入す
ることができる。
【0037】以上、本発明の実施形態について、図面に
基づいて説明したが、本発明の実施形態は図示したもの
には限定されない。
【0038】例えば、本発明の攪拌装置及び攪拌方法の
用途は上述のものに限定されず、その他の樹脂溶液の攪
拌に使用しても良い。さらに、樹脂溶液の攪拌に限定さ
れず、食料品や建築材料の混合攪拌に使用しても良い。
また、注入を制御する流体は、上述の主副原料に限定さ
れず、検知した粘度に応じて注入を制御する必要のある
流体であれば良い。
【0039】また、容器本体内から攪拌翼に受けている
負荷を測定して粘度を検知する方法は、上述のような、
電流値又は回転トルクを測定する方法に限定されず、電
力値を測定する方法であっても良い。電力値を測定する
方法であれば、仮に電圧が降下することに伴い電流が増
加したとしても、攪拌翼に受けている負荷を確実に測定
できるため、より望ましい。また、電流値を測定する方
法であっても、電流計を設けないで、電動機の電流を直
接制御手段へ送り、制御手段内で電流値を測定して粘度
を検知する方法であっても良い。また、攪拌翼の回転動
力を測定するその他の方法であっても良い。
【0040】その他、本発明の技術的範囲には、その趣
旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々な
る改良、修正、変形を加えたものも含む。
【0041】
【発明の効果】このような本発明の攪拌装置によれば、
容器本体内で内容物を攪拌している時に、容器本体内の
内容物の粘度を適時に検知することができる。このた
め、攪拌している時に加える主副原料(流体)を適時に
注入することができる。また、内容物が所望の粘度に達
した時に攪拌を停止するように構成することもできる。
また、内容物の粘度を適時に検知して適時に主副原料を
注入することができるため、所望の粘度の生成物を得る
ことができ、得られる生成物の品質を向上させることが
できる。
【0042】また、反応操作においては、一般的には、
原料注入の最終段階に到って粘度が急激に上昇するが、
本発明の攪拌装置によれば、攪拌電流や電力を利用し
て、刻々と変化する反応状態を素早く検知できるため、
反応を制御する手段として、より優れた効果を奏するも
のである。
【0043】また、本発明の攪拌装置によれば、また、
攪拌装置自体によって容器本体内の内容物の粘度を検知
し得るため、別途粘度計を備えておき、攪拌している内
容物を採取して粘度計によって粘度を測定する必要がな
い。このため、設備コストを低減できるとともに、粘度
測定のための工数を低減できる。
【0044】また、電動機により攪拌翼を回転駆動させ
る攪拌装置であり、電動機の電流値又は電力値を、負荷
として測定することを特徴とする本発明の攪拌装置によ
れば、攪拌翼を所定の回転数で回転させるための電流値
又は電力値を測定することにより、容易に容器本体内の
内容物の粘度を検知することができる。
【0045】また、検知した粘度に基づいて容器本体内
への流体の注入を制御する制御手段を備えたことを特徴
とする本発明の攪拌装置によれば、例えば、攪拌翼を回
転させて内容物を攪拌している時に、主副原料を所望の
時間に自動的に注入することができる。このため、容器
本体内の内容物が所望の粘度になった時に、主副原料
を、より正確な時間に、より正確な注入量だけ注入する
ことができる。また、容器本体内の内容物が所望の粘度
になった時に、攪拌翼を自動的に停止させることも可能
となる。
【0046】また、芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二
無水物とからポリアミド酸を合成することを特徴とする
本発明の攪拌装置によれば、芳香族ジアミン化合物と芳
香族酸二無水物とを容器本体内に注入し、攪拌翼を回転
させて反応させ、ポリアミド酸を得る場合において、ポ
リアミド酸を溶液状態で重合させると、反応の進行に伴
って内容物の粘度が上昇し、反応が終了すると粘度上昇
が認められなくなるが、このような内容物の粘度の変化
又は粘度の値等を検知することができる。このため、ポ
リアミド酸の重合において、加える主副原料を適時に注
入することができる。
【0047】次に、本発明の攪拌方法によれば、容器本
体内で内容物を攪拌している時に、容器本体内の内容物
の粘度を検知することができるため、攪拌している時に
加える主副原料を適時に注入することができる。また、
内容物が所望の粘度に達した時に攪拌を停止することも
できる。このため、所望の粘度の生成物を得ることがで
き、得られる生成物の品質を向上させることができる。
【0048】また、検知した粘度に基づいて、容器本体
内への流体の注入を制御手段によって制御することを特
徴とする本発明の攪拌方法によれば、攪拌翼を回転させ
て内容物を攪拌している時に、加える主副原料を所望の
時間に自動的に注入することができる。また、容器本体
内の内容物が所望の粘度になった時に、攪拌翼を自動的
に停止させることも可能となる。
【0049】また、芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二
無水物とからポリアミド酸を合成することを特徴とする
本発明の攪拌方法によれば、芳香族ジアミン化合物と芳
香族酸二無水物とを容器本体内に注入し、攪拌翼を回転
させて反応させ、ポリアミド酸を得る攪拌方法におい
て、ポリアミド酸を溶液状態で重合させると、反応の進
行に伴って内容物の粘度が上昇し、反応が終了すると粘
度上昇が認められなくなるが、このような内容物の粘度
の変化又は粘度の値等を検知することができる。このた
め、ポリアミド酸の重合において、加える主副原料を容
器本体内へ適時に注入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る攪拌装置の一の実施形態を示す正
面図である。
【図2】図1に示す攪拌装置を示す概念図である。
【図3】図1に示す攪拌装置の電動機を示す概念図であ
る。
【図4】図1に示す攪拌装置の制御手段の一の実施形態
を示す概念図である。
【図5】本発明に係る攪拌装置の他の実施形態を示す概
念図である。
【図6】本発明に係る攪拌装置の更に他の実施形態を示
す概念図である。
【図7】本発明に係る攪拌装置の更に他の実施形態を示
す概念図である。
【図8】従来の攪拌装置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
10,40,46,52;攪拌装置 12;容器本体 14;攪拌翼 16;電動機 18,42;制御手段 26,48;電流計 28,50;制御弁 54;トルク検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に攪拌翼を備えた攪拌装置で
    あり、該攪拌翼が内容物から受ける負荷を測定すること
    により、該内容物の粘度を検知することを特徴とする攪
    拌装置。
  2. 【請求項2】 電動機により前記攪拌翼を回転駆動させ
    る攪拌装置であり、該電動機の電流値又は電力値を、前
    記負荷として測定することを特徴とする請求項1に記載
    する攪拌装置。
  3. 【請求項3】 前記検知した粘度に基づいて前記容器本
    体内への流体の注入を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載する攪拌装置。
  4. 【請求項4】 芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二無水
    物とからポリアミド酸を合成することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載する攪拌装置。
  5. 【請求項5】 電動機により容器本体内で攪拌翼を回転
    駆動させる攪拌方法であり、該電動機の電流値又は電力
    値を負荷として測定することにより、該容器本体内の内
    容物の粘度を検知することを特徴とする攪拌方法。
  6. 【請求項6】 前記検知した粘度に基づいて、前記容器
    本体内への流体の注入を制御手段によって制御すること
    を特徴とする請求項5に記載する攪拌方法。
  7. 【請求項7】 芳香族ジアミン化合物と芳香族酸二無水
    物とからポリアミド酸を合成することを特徴とする請求
    項5又は請求項6に記載する攪拌方法。
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