JPH11294770A - 燃焼器 - Google Patents
燃焼器Info
- Publication number
- JPH11294770A JPH11294770A JP10464598A JP10464598A JPH11294770A JP H11294770 A JPH11294770 A JP H11294770A JP 10464598 A JP10464598 A JP 10464598A JP 10464598 A JP10464598 A JP 10464598A JP H11294770 A JPH11294770 A JP H11294770A
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- Japan
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- main
- nozzles
- nozzle
- pilot fuel
- fuel nozzle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パイロット燃料ノズルと、そのまわりに同心
円状に配設され、それぞれメイン燃料ノズルから供給さ
れた燃料を空気と混合して予混合気を形成する複数個の
メイン予混合ノズルとを有する燃焼器において、振動燃
焼を起こさないように構成した燃焼器を提供する。 【解決手段】 複数個のパイロット燃料ノズル１０３を
有するパイロット燃料ノズル装置１０４のまわりに同心
円状に複数個のメイン予混合ノズル１０２が配設されて
いる。パイロット燃料ノズル１０３は、周方向に不均等
に配置され、パイロット燃料ノズル１０３が配置されて
いない部分１０５が形成されている。パイロット燃料ノ
ズル１０３のあるところに対応したメイン予混合ノズル
１０２の予混合気は比較的短火炎で燃焼するのに対し、
パイロット燃料ノズル１０３のない部分１０５に対応し
たメイン予混合ノズル１０２の予混合気は隣接したメイ
ン燃料ノズルからの火炎伝播で燃焼するため長火炎とな
る。このように火炎長が異るため発熱率分布が分散され
る。
円状に配設され、それぞれメイン燃料ノズルから供給さ
れた燃料を空気と混合して予混合気を形成する複数個の
メイン予混合ノズルとを有する燃焼器において、振動燃
焼を起こさないように構成した燃焼器を提供する。 【解決手段】 複数個のパイロット燃料ノズル１０３を
有するパイロット燃料ノズル装置１０４のまわりに同心
円状に複数個のメイン予混合ノズル１０２が配設されて
いる。パイロット燃料ノズル１０３は、周方向に不均等
に配置され、パイロット燃料ノズル１０３が配置されて
いない部分１０５が形成されている。パイロット燃料ノ
ズル１０３のあるところに対応したメイン予混合ノズル
１０２の予混合気は比較的短火炎で燃焼するのに対し、
パイロット燃料ノズル１０３のない部分１０５に対応し
たメイン予混合ノズル１０２の予混合気は隣接したメイ
ン燃料ノズルからの火炎伝播で燃焼するため長火炎とな
る。このように火炎長が異るため発熱率分布が分散され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット燃料ノ
ズルと、その外周に複数個のメイン予混合ノズルとを有
し、ガスタービンの燃焼器に用いて好適な燃焼器に関す
る。
ズルと、その外周に複数個のメイン予混合ノズルとを有
し、ガスタービンの燃焼器に用いて好適な燃焼器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】パイロット燃料ノズルと、そのまわりに
同心円状に配設された複数個のメイン予混合ノズルとを
備えた燃焼器の従来の例を図３に示している。図３にお
いて、２０１はメイン燃料ノズル、２０２はメイン予混
合ノズル、２０４はパイロット燃料ノズル装置を示して
おり、図のようにパイロット燃料ノズル装置２０４を中
心にして周りに同心円状に複数個のメイン予混合ノズル
２０２が配置されている。
同心円状に配設された複数個のメイン予混合ノズルとを
備えた燃焼器の従来の例を図３に示している。図３にお
いて、２０１はメイン燃料ノズル、２０２はメイン予混
合ノズル、２０４はパイロット燃料ノズル装置を示して
おり、図のようにパイロット燃料ノズル装置２０４を中
心にして周りに同心円状に複数個のメイン予混合ノズル
２０２が配置されている。
【０００３】各メイン予混合ノズル２０２の中心にはメ
イン燃料ノズル２０１がそれぞれ配設されている。パイ
ロット燃料ノズル装置２０４は複数個のパイロット燃料
ノズル２０３を有し、図３の（ｂ）に示してあるよう
に、１個のメイン予混合ノズル２０２に対し一本のパイ
ロット燃料ノズル２０３が設けられた構造になってい
る。
イン燃料ノズル２０１がそれぞれ配設されている。パイ
ロット燃料ノズル装置２０４は複数個のパイロット燃料
ノズル２０３を有し、図３の（ｂ）に示してあるよう
に、１個のメイン予混合ノズル２０２に対し一本のパイ
ロット燃料ノズル２０３が設けられた構造になってい
る。
【０００４】このように構成された図３の燃焼器におい
て、メイン燃料ノズル２０１から供給された燃料は、メ
イン予混合ノズル２０２内で空気と混合して予混合気を
形成する。各メイン予混合ノズル２０２から流出するメ
イン予混合気は、各メイン予混合ノズル２０２に対し一
本づつ設けたパイロット燃料ノズル２０３から供給され
た燃料が形成する拡散炎で燃焼される。
て、メイン燃料ノズル２０１から供給された燃料は、メ
イン予混合ノズル２０２内で空気と混合して予混合気を
形成する。各メイン予混合ノズル２０２から流出するメ
イン予混合気は、各メイン予混合ノズル２０２に対し一
本づつ設けたパイロット燃料ノズル２０３から供給され
た燃料が形成する拡散炎で燃焼される。
【０００５】この場合、メイン予混合ノズル２０２から
のメイン予混合気が燃焼する火炎面は図３の（ａ）のよ
うに円錐状に拡がる。このメイン予混合気が燃焼する火
炎は、メイン予混合気の燃料濃度が高くなると短くなり
振動燃焼を起こしやすい。
のメイン予混合気が燃焼する火炎面は図３の（ａ）のよ
うに円錐状に拡がる。このメイン予混合気が燃焼する火
炎は、メイン予混合気の燃料濃度が高くなると短くなり
振動燃焼を起こしやすい。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、パイ
ロット燃料ノズルと、そのまわりに同心円状に配設され
た複数個のメイン予混合ノズルとを備えた従来の燃焼器
では、メイン予混合気の燃料濃度が高くなるとメイン予
混合気が燃焼する火炎が短くなって振動燃焼を起こし易
いという問題があった。
ロット燃料ノズルと、そのまわりに同心円状に配設され
た複数個のメイン予混合ノズルとを備えた従来の燃焼器
では、メイン予混合気の燃料濃度が高くなるとメイン予
混合気が燃焼する火炎が短くなって振動燃焼を起こし易
いという問題があった。
【０００７】本発明は、このような従来の燃焼器に見ら
れた欠点を解消し、メイン予混合気の燃料濃度が高くな
っても振動燃焼を起こさないように構成した燃焼器を提
供することを課題としている。
れた欠点を解消し、メイン予混合気の燃料濃度が高くな
っても振動燃焼を起こさないように構成した燃焼器を提
供することを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個のパイ
ロット燃料ノズルを有するパイロット燃料ノズル装置
と、そのまわりに同心円状に配設され、それぞれメイン
燃料ノズルから供給された燃料を空気と混合して予混合
気を形成する複数個のメイン予混合ノズルとを有する燃
焼器における前記課題を解決するため、パイロット燃料
ノズルを周方向に不均等に配設した構成を採用する。
ロット燃料ノズルを有するパイロット燃料ノズル装置
と、そのまわりに同心円状に配設され、それぞれメイン
燃料ノズルから供給された燃料を空気と混合して予混合
気を形成する複数個のメイン予混合ノズルとを有する燃
焼器における前記課題を解決するため、パイロット燃料
ノズルを周方向に不均等に配設した構成を採用する。
【０００９】このようにパイロット燃料ノズルを周方向
に不均等に配設した構成の燃焼器では、メイン予混合ノ
ズルに対しパイロット燃料ノズルは一対一に対応してい
ない。
に不均等に配設した構成の燃焼器では、メイン予混合ノ
ズルに対しパイロット燃料ノズルは一対一に対応してい
ない。
【００１０】パイロット燃料ノズルに対応した位置にあ
るメイン予混合ノズルからの予混合気は短火炎の燃焼と
なるのに対し、パイロット燃料ノズルのない位置メイン
予混合ノズルからの予混合気は長火炎で燃焼する。この
ように本発明の燃焼器においては、メイン予混合ノズル
からの火炎長が異るため発熱率分布が分散され振動燃焼
を起こさない。
るメイン予混合ノズルからの予混合気は短火炎の燃焼と
なるのに対し、パイロット燃料ノズルのない位置メイン
予混合ノズルからの予混合気は長火炎で燃焼する。この
ように本発明の燃焼器においては、メイン予混合ノズル
からの火炎長が異るため発熱率分布が分散され振動燃焼
を起こさない。
【００１１】また、本発明は前記課題を解決するため複
数個のメイン予混合ノズルのうち、いくつかのメイン予
混合ノズルからの予混合気を他のメイン予混合ノズルか
らの予混合気より希薄とした構成の燃焼器を提供する。
数個のメイン予混合ノズルのうち、いくつかのメイン予
混合ノズルからの予混合気を他のメイン予混合ノズルか
らの予混合気より希薄とした構成の燃焼器を提供する。
【００１２】本発明のこの燃焼器では、希薄な予混合気
としたメイン予混合ノズルは燃焼速度が遅いため長火炎
を形成し、希薄としない予混合気を導くメイン予混合ノ
ズルは比較的短火炎を形成する。
としたメイン予混合ノズルは燃焼速度が遅いため長火炎
を形成し、希薄としない予混合気を導くメイン予混合ノ
ズルは比較的短火炎を形成する。
【００１３】このように、複数個のメイン予混合ノズル
のうちいくつかの予混合ノズルを他のものより希薄とし
た本発明の燃焼器では発熱率を分散でき、振動燃焼を回
避できる。
のうちいくつかの予混合ノズルを他のものより希薄とし
た本発明の燃焼器では発熱率を分散でき、振動燃焼を回
避できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図１及び図２に示
した実施の形態に基づいて具体的に説明する。
した実施の形態に基づいて具体的に説明する。
【００１５】（第１実施形態）まず、図１に示す第１実
施形態による燃焼器について説明する。図１において、
１０４はパイロット燃料ノズル装置である。パイロット
燃料ノズル装置１０４のまわりには同心円状にメイン予
混合ノズル１０２が配設され、各メイン予混合ノズル１
０２の中心部にはメイン燃料ノズル１０１が設けられて
おり、このメイン燃料ノズル１０１から供給された燃料
を空気と混合して予混合気を形成する。
施形態による燃焼器について説明する。図１において、
１０４はパイロット燃料ノズル装置である。パイロット
燃料ノズル装置１０４のまわりには同心円状にメイン予
混合ノズル１０２が配設され、各メイン予混合ノズル１
０２の中心部にはメイン燃料ノズル１０１が設けられて
おり、このメイン燃料ノズル１０１から供給された燃料
を空気と混合して予混合気を形成する。
【００１６】一方、パイロット燃料ノズル装置１０４に
は複数個のパイロット燃料ノズル１０３が設けられてい
るが、そのパイロット燃料ノズル１０３は周方向に不均
等に配設されていて、まわりに配置されたメイン予混合
ノズル１０２のうち、いくつかのものに対してはパイロ
ット燃料ノズル１０３が配置されていない部分１０５を
形成した構成となっている。
は複数個のパイロット燃料ノズル１０３が設けられてい
るが、そのパイロット燃料ノズル１０３は周方向に不均
等に配設されていて、まわりに配置されたメイン予混合
ノズル１０２のうち、いくつかのものに対してはパイロ
ット燃料ノズル１０３が配置されていない部分１０５を
形成した構成となっている。
【００１７】これは、図３の（ｂ）に示されているよう
にメイン予混合ノズル２０２の各々に対応してパイロッ
ト燃料ノズル２０３が配設されていた従来の燃焼器の構
成と比べ顕著な構成上の特徴である。
にメイン予混合ノズル２０２の各々に対応してパイロッ
ト燃料ノズル２０３が配設されていた従来の燃焼器の構
成と比べ顕著な構成上の特徴である。
【００１８】以上の構成をもつ図１の燃焼器において、
メイン燃料ノズル１０１から供給された燃料はメイン予
混合ノズル１０２で空気と混合して予混合気を形成す
る。この燃焼器では、パイロット燃料ノズル装置１０４
にパイロット燃料ノズル１０３を設けない部分１０５を
形成しているので、パイロット燃料ノズル１０３のない
部分１０５ではメイン予混合ノズル１０２から噴出した
予混合気は長火炎で燃焼する。なお、パイロット燃料ノ
ズル１０３を設けない部分１０５の配置、個数について
は適宜決定することでよい。
メイン燃料ノズル１０１から供給された燃料はメイン予
混合ノズル１０２で空気と混合して予混合気を形成す
る。この燃焼器では、パイロット燃料ノズル装置１０４
にパイロット燃料ノズル１０３を設けない部分１０５を
形成しているので、パイロット燃料ノズル１０３のない
部分１０５ではメイン予混合ノズル１０２から噴出した
予混合気は長火炎で燃焼する。なお、パイロット燃料ノ
ズル１０３を設けない部分１０５の配置、個数について
は適宜決定することでよい。
【００１９】これに対し、パイロット燃料ノズル１０３
が配置されているところのメイン予混合ノズル１０２か
ら噴出した予混合気は比較的短火炎で燃焼する。この長
火炎と短火炎による燃焼状態を図１の（ａ）に模式的に
示してある。このようにして火炎長の異る燃焼が行われ
る結果、発熱率分布が分散され振動燃焼が起こるのを防
ぐことができる。
が配置されているところのメイン予混合ノズル１０２か
ら噴出した予混合気は比較的短火炎で燃焼する。この長
火炎と短火炎による燃焼状態を図１の（ａ）に模式的に
示してある。このようにして火炎長の異る燃焼が行われ
る結果、発熱率分布が分散され振動燃焼が起こるのを防
ぐことができる。
【００２０】（第２実施形態）次に、図２に示す第２実
施形態による燃焼器について説明する。図２に示す燃焼
器では、パイロット燃料ノズル１０３が各メイン予混合
ノズル１０２に対応して設けられており、第１実施形態
の燃焼器のようにパイロット燃料ノズル１０３を設けな
い部分１０５を形成していない。
施形態による燃焼器について説明する。図２に示す燃焼
器では、パイロット燃料ノズル１０３が各メイン予混合
ノズル１０２に対応して設けられており、第１実施形態
の燃焼器のようにパイロット燃料ノズル１０３を設けな
い部分１０５を形成していない。
【００２１】この第２実施形態の燃焼器では、メイン燃
料ノズル１０６から供給する燃料量が、他のメイン燃料
ノズル１０１から供給する燃料量の６０〜９０％と少く
する。
料ノズル１０６から供給する燃料量が、他のメイン燃料
ノズル１０１から供給する燃料量の６０〜９０％と少く
する。
【００２２】このように少いメイン燃料量を供給するメ
イン燃料ノズル１０６を設けられたメイン予混合ノズル
１０７からは、メイン燃料量を少くしないメイン燃料ノ
ズル１０１を配置したメイン予混合ノズル１０２よりも
燃料濃度の薄い予混合気が噴出される。
イン燃料ノズル１０６を設けられたメイン予混合ノズル
１０７からは、メイン燃料量を少くしないメイン燃料ノ
ズル１０１を配置したメイン予混合ノズル１０２よりも
燃料濃度の薄い予混合気が噴出される。
【００２３】なお、複数個配設（例えば８個）されたメ
イン予混合ノズルのうち、どれを、及び、どの程度の希
薄燃料とするか等については適宜決定することでよい。
イン予混合ノズルのうち、どれを、及び、どの程度の希
薄燃料とするか等については適宜決定することでよい。
【００２４】その他の構造は図１に示された第１実施形
態による燃焼器の構造と変わらないので重複する説明を
省略する。
態による燃焼器の構造と変わらないので重複する説明を
省略する。
【００２５】図２の燃焼器は以上の構造を有しており、
メイン燃料ノズル１０１，１０６から供給された燃料
は、それぞれ、予混合ノズル１０２，１０７で空気と混
合してメイン予混合気を形成する。そして、パイロット
燃料ノズル１０３から供給された燃料で形成する拡散炎
でそれらのメイン予混合気を燃焼する。
メイン燃料ノズル１０１，１０６から供給された燃料
は、それぞれ、予混合ノズル１０２，１０７で空気と混
合してメイン予混合気を形成する。そして、パイロット
燃料ノズル１０３から供給された燃料で形成する拡散炎
でそれらのメイン予混合気を燃焼する。
【００２６】ここで、メイン燃料ノズル１０１から供給
する燃料量の例えば６０〜９０％と少い燃料量のメイン
燃料ノズル１０６を配設されたメイン予混合ノズル（希
薄）１０７からは、メイン予混合ノズル１０２より薄い
燃料濃度の予混合気が供給される。
する燃料量の例えば６０〜９０％と少い燃料量のメイン
燃料ノズル１０６を配設されたメイン予混合ノズル（希
薄）１０７からは、メイン予混合ノズル１０２より薄い
燃料濃度の予混合気が供給される。
【００２７】燃料濃度を薄くしないメイン予混合ノズル
１０２からの予混合気の火炎は図示のように比較的短火
炎となるが、燃料濃度を薄くしたメイン予混合ノズル１
０７からの希薄予混合気の火炎は燃焼速度が低いために
長火炎となる。
１０２からの予混合気の火炎は図示のように比較的短火
炎となるが、燃料濃度を薄くしたメイン予混合ノズル１
０７からの希薄予混合気の火炎は燃焼速度が低いために
長火炎となる。
【００２８】このように、第２実施形態の燃焼器によれ
ば、複数個のメイン予混合ノズルのうちいくつかの予混
合ノズルを他のものより希薄とすることにより発熱率を
分散でき、振動燃焼を回避できる。
ば、複数個のメイン予混合ノズルのうちいくつかの予混
合ノズルを他のものより希薄とすることにより発熱率を
分散でき、振動燃焼を回避できる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による燃焼
器は、複数個のパイロット燃料ノズルを有するパイロッ
ト燃料ノズル装置と、そのまわりに同心円状に配設さ
れ、それぞれメイン燃料ノズルから供給された燃料を空
気と混合して予混合気を形成する複数個のメイン予混合
ノズルとを有する燃焼器において、前記パイロット燃料
ノズルを周方向に不均等に配設したものである。
器は、複数個のパイロット燃料ノズルを有するパイロッ
ト燃料ノズル装置と、そのまわりに同心円状に配設さ
れ、それぞれメイン燃料ノズルから供給された燃料を空
気と混合して予混合気を形成する複数個のメイン予混合
ノズルとを有する燃焼器において、前記パイロット燃料
ノズルを周方向に不均等に配設したものである。
【００３０】本発明のこの燃焼器によれば、パイロット
燃料ノズルのあるところに対応したメイン燃料ノズルの
予混合気は比較的短火炎で燃焼するのに対し、パイロッ
ト燃料ノズルのないところに対応したメイン燃料ノズル
の予混合気は隣接したメイン燃料ノズルからの火炎伝播
で燃焼するため長火炎となる。このように、本発明の燃
焼器では、形成される火炎長が異り、発熱率分布が分散
されるため振動燃焼を起こさない。
燃料ノズルのあるところに対応したメイン燃料ノズルの
予混合気は比較的短火炎で燃焼するのに対し、パイロッ
ト燃料ノズルのないところに対応したメイン燃料ノズル
の予混合気は隣接したメイン燃料ノズルからの火炎伝播
で燃焼するため長火炎となる。このように、本発明の燃
焼器では、形成される火炎長が異り、発熱率分布が分散
されるため振動燃焼を起こさない。
【００３１】また、本発明は、複数個のパイロット燃料
ノズルを有するパイロット燃料ノズル装置と、そのまわ
りに同心円状に配設され、それぞれメイン燃料ノズルか
ら供給された燃料を空気と混合して予混合気を形成する
複数個のメイン予混合ノズルとを有する燃焼器におい
て、複数個の前記メイン予混合ノズルのうち、いくつか
のメイン予混合ノズルからの予混合気を他のメイン予混
合ノズルからの予混合気より希薄とした燃焼器を提供す
る。
ノズルを有するパイロット燃料ノズル装置と、そのまわ
りに同心円状に配設され、それぞれメイン燃料ノズルか
ら供給された燃料を空気と混合して予混合気を形成する
複数個のメイン予混合ノズルとを有する燃焼器におい
て、複数個の前記メイン予混合ノズルのうち、いくつか
のメイン予混合ノズルからの予混合気を他のメイン予混
合ノズルからの予混合気より希薄とした燃焼器を提供す
る。
【００３２】本発明のこの燃焼器によれば、燃料濃度を
薄くしないメイン予混合ノズルからの予混合気の火炎は
比較的短火炎となるが、燃料濃度を薄くしたメイン予混
合ノズルからの希薄予混合気の火炎は燃焼速度が低いた
めに長火炎を形成する。従って、本発明の燃焼器におい
ても振動燃焼が生ずるのを防ぐことができる。
薄くしないメイン予混合ノズルからの予混合気の火炎は
比較的短火炎となるが、燃料濃度を薄くしたメイン予混
合ノズルからの希薄予混合気の火炎は燃焼速度が低いた
めに長火炎を形成する。従って、本発明の燃焼器におい
ても振動燃焼が生ずるのを防ぐことができる。
【図１】本発明の第１実施形態による燃焼器を示す図面
で（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面
図。
で（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面
図。
【図２】本発明の第２実施形態による燃焼器を示す図面
で（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面
図。
で（ａ）は縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面
図。
【図３】従来の燃焼器の例を示す図面で（ａ）は縦断面
図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面図。
図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視半面図。
１０１，２０１ メイン燃料ノズル １０２，２０２ メイン予混合ノズル １０３，２０３ パイロット燃料ノズル １０４，２０４ パイロット燃料ノズル装置 １０５ パイロット燃料ノズルを設けない部分 １０６ メイン燃料ノズル（希薄） １０７ メイン予混合ノズル（希薄）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷村 聡 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 赤松 真児 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】 複数個のパイロット燃料ノズルを有する
パイロット燃料ノズル装置と、そのまわりに同心円状に
配設され、それぞれメイン燃料ノズルから供給された燃
料を空気と混合して予混合気を形成する複数個のメイン
予混合ノズルとを有する燃焼器において、前記パイロッ
ト燃料ノズルを周方向に不均等に配設したことを特徴と
する燃焼器。 - 【請求項２】 複数個のパイロット燃料ノズルを有する
パイロット燃料ノズル装置と、そのまわりに同心円状に
配設され、それぞれメイン燃料ノズルから供給された燃
料を空気と混合して予混合気を形成する複数個のメイン
予混合ノズルとを有する燃焼器において、複数個の前記
メイン予混合ノズルのうち、いくつかのメイン予混合ノ
ズルからの予混合気を他のメイン予混合ノズルからの予
混合気より希薄とすることを特徴とする燃焼器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464598A JPH11294770A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 燃焼器 |
| DE69910106T DE69910106T2 (de) | 1998-04-15 | 1999-04-06 | Brennkammer |
| EP99106822A EP0952392B1 (en) | 1998-04-15 | 1999-04-06 | Combustor |
| US09/289,606 US6267583B1 (en) | 1998-04-15 | 1999-04-12 | Combustor |
| CA002268730A CA2268730C (en) | 1998-04-15 | 1999-04-14 | Combustor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464598A JPH11294770A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 燃焼器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294770A true JPH11294770A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14386205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10464598A Pending JPH11294770A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294770A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100571129B1 (ko) * | 2003-08-08 | 2006-04-13 | 주식회사 케너텍 | 파일럿 버너 |
| JP2012510732A (ja) * | 2008-12-12 | 2012-05-10 | 株式会社Ｓｏｋｕｄｏ | マルチチャンネル現像システム |
| CN105518386A (zh) * | 2013-09-06 | 2016-04-20 | 霍尼韦尔国际公司 | 气体燃料-氧气燃烧器 |
| KR20160068851A (ko) | 2013-11-29 | 2016-06-15 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 노즐, 연소기, 및 가스 터빈 |
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1998
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