JPH11294757A - 液体燃料消費管理装置および液体燃料供給管理システム - Google Patents

液体燃料消費管理装置および液体燃料供給管理システム

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JPH11294757A
JPH11294757A JP10268998A JP10268998A JPH11294757A JP H11294757 A JPH11294757 A JP H11294757A JP 10268998 A JP10268998 A JP 10268998A JP 10268998 A JP10268998 A JP 10268998A JP H11294757 A JPH11294757 A JP H11294757A
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tank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人為的作業への依存度が低く、使用量の正確
な計量ができ、さらに設備コストが低い液体燃料消費管
理装置および液体燃料供給管理システムを提供する。 【解決手段】 ホームタンク10に貯蔵された液体燃料
の使用量および残量の少くとも一方を含む液体燃料の消
費情報を、電話回線95を介して液体燃料を供給する側
の液体燃料供給管理装置90に送信するよう構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホームタンク内に
貯蔵された液体燃料の使用量および残量の少くとも一方
を計量および管理するための液体燃料供給管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】ホームタンクは、例えば、各世帯に暖房
機や給湯機を備えた集合住宅毎や、ボイラを備えた道路
・駐車場溶雪用加熱システム毎に1基ずつ、屋外に設置
され、比較的大量(500〜1000リットル程度)の
液体燃料(灯油等)を貯蔵するためのタンクであり、メ
インタンクとも呼ばれる。各ホームタンクに対しては、
液体燃料の供給業者等が、タンク付き自動車などを用
い、液体燃料を供給(配送・給油)している。
【0003】尚、ホームタンクと集合住宅における各世
帯内の暖房機器等との間には、一般に、ホームタンク内
に貯蔵された液体燃料の消費動作を管理するための液体
燃料消費管理装置が設置される。液体燃料消費管理装置
は、ホームタンク内の液体燃料を、一旦、所定の高さ
(例えば、集合住宅の二階程度)にまで吸上げ、この高
さよりも低い位置にある各世帯の暖房機器等に供給する
役目を果たす。このような液体燃料消費管理装置は、一
般に、液体燃料を貯蔵する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内
に液体燃料を吸上げるポンプと、貯蔵タンク内での液体
燃料の液位を検出する液位センサとしてのフロートスイ
ッチと、ポンプの動作を制御する制御部とを備えてい
る。そして、フロートスイッチの検知信号に基づいて、
貯蔵タンク内の液面が所定の範囲内に位置するようにポ
ンプの作動を制御している。さらに、液体燃料装置に
は、液体燃料の流通量を検出するための流通量計が備え
られる場合がある。この種の液体燃料装置は、例えば、
特願平9−289631号にて提案されている。
【0004】ところで、液体燃料を使用(供給(配送・
給油)、貯蔵、消費)していく上で、ホームタンク内に
貯蔵された液体燃料の使用量や残量を計量および管理す
ることが必要とされる。また、液体燃料の消費側が集合
住宅である場合には、世帯毎の液体燃料の使用量をも、
計量および管理することが必要とされる。
【0005】従来、ホームタンク内に貯蔵された液体燃
料の使用量および残量の少くとも一方は、次のように、
計量および管理されている。液体燃料の供給業者の巡回
員は、各ホームタンクの設置場所に赴き、ホームタンク
内の残量や流通量計の検出値を調査する。巡回員は、調
査結果を供給業者側に持ち帰る。供給業者は、持ち帰ら
れた調査結果に基づき、液体燃料をホームタンクに配送
・給油する計画を立案後、配送・給油を実行する。即
ち、従来の液体燃料の計量および管理は、一貫して、人
為的作業に依存している。
【0006】より具体的には、例えば、北海道・東北地
方の灯油の使用実態にそくして説明すると、ホームタン
クは、490リットル容量のもの(一般的には、これが
500リットルタンクと呼ばれる)が主流であるが、最
近、1000リットル容量のものも使用されつつある。
【0007】一般家庭における1シーズンの灯油使用量
は、約1500リットルである。よって、タンク付き自
動車を用い、1回の配送・給油につき、300リットル
の灯油をホームタンクに供給するとすると、一般家庭へ
の配送・給油は、5回/シーズンとなる。
【0008】一方、アパート等の共同住宅における1シ
ーズンの灯油使用量は、一世帯当りの部屋数は少いので
約1000リットルであり、一棟あたり4世帯とする
と、約4000リットルである。そして、1回の配送・
給油につき、300リットルの灯油をホームタンクに供
給するとすると、共同住宅への配送・給油は、13回/
シーズン程度となる。また、共同住宅の場合、各世帯毎
にどのくらい灯油を使用したかが正確に判るようにホー
ムタンクと各世帯の暖房機等との間(各世帯の入口付
近)に流通量計が取り付けてあり、このメータの検針を
1ケ月毎に灯油供給業者が行ない、その量に応じて各世
帯から使用料を徴収している。
【0009】道路・駐車場溶雪用加熱システムの際も、
500リットルのホームタンクから、ボイラーに灯油を
供給するのが一般的であるが、灯油の使用量(1時間当
たり15リットル程度)が家庭内暖房機等に比べて遥か
に多く、1日に5時間ボイラを運転するとすると、シー
ズン中は少くとも4〜5日に1回の割合でホームタンク
に灯油を供給してやらなければならず、供給業者は毎日
システムを巡回してまわっているのが実状である。
【0010】液体燃料を使用していく上で、上述のよう
な人為的作業への依存度を減らす策として、特開平2−
143012号公報(第1の従来例)、特開平3−56
300号公報(第2の従来例)、さらに、特開平5−1
49527号公報(第3の従来例)が開示されている。
【0011】第1の従来例、第2の従来例は、レベルス
ッチと積算機構を組み合わせ、ホームタンク内の液体燃
料の残量を検出すると共に、使用量を示す信号を電話回
線を通じて液体燃料の供給業者に伝送する灯油供給管理
システム、ホームタンクの残量管理システムである。
【0012】第3の従来例は、燃料量検知器を用いた燃
料点検装置である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例、第2の
従来例は、レベルスイッチを使用しているため、設備コ
ストが高く、配線工事等も余分にかかる。
【0014】第3の従来例は、燃料量検知器のみ使用し
ているため設備コストは安価であるものの、燃料要否の
確認が燃料の供給者側からしか行なえず、かつ、使用量
の正確な計量ができないという欠点がある。
【0015】本発明の課題は、人為的作業への依存度が
低く、使用量の正確な計量ができ、さらに設備コストが
低い液体燃料消費管理装置および液体燃料供給管理シス
テムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下の
態様(1)〜(8)が得られる。
【0017】(1) 液体燃料を消費する側に設置され
たホームタンク内に貯蔵された液体燃料の消費動作を液
体燃料の流通量計によって計測した流通量に基づいて管
理する液体燃料消費管理装置において、液体燃料の使用
量および残量の少くとも一方を含む液体燃料の消費情報
を、情報伝送回線を介して液体燃料を供給する側に送信
するよう構成されたことを特徴とする液体燃料消費管理
装置。
【0018】(2) 前記ホームタンクから排出される
液体燃料の排出量を計量してその計量結果を出力する流
通量検出部と、前記流通量検出部からの計量結果を判定
基準と比較判定してその判定結果を前記消費情報として
出力する判定部とを備えた態様(1)の液体燃料消費管
理装置。
【0019】(3) 液体燃料を消費する側の構成とし
て、前記ホームタンクと、態様(1)または(2)の液
体燃料消費管理装置とを有し、液体燃料を供給する側の
構成として、液体燃料の使用量および残量の少くとも一
方に基づいて液体燃料の配送・給油の計画ならびに料金
の算出を行う液体燃料供給管理装置を有することを特徴
とする液体燃料供給管理システム。
【0020】(4) 前記液体燃料供給管理装置は、前
記液体燃料消費管理装置に対して前記消費情報を送信す
るよう指示するための送信指示信号を送信し、前記液体
燃料消費管理装置は、前記送信指示信号を受信すること
によって前記消費情報を送信する態様(3)の液体燃料
供給管理システム。
【0021】(5) 前記液体燃料消費管理装置は、予
め定められた時間間隔毎に前記消費情報を送信する態様
(3)の液体燃料供給管理システム。
【0022】(6) 前記液体燃料消費管理装置は、予
め定められた液体燃料の流通量間隔毎に前記消費情報を
送信する態様(3)の液体燃料供給管理システム。
【0023】(7) 前記液体燃料消費管理装置は、予
め定められた液体燃料の積算量に達したときに前記消費
情報を送信する態様(3)の液体燃料供給管理システ
ム。
【0024】(8) 前記液体燃料供給管理装置は、前
記判定基準を送信し、前記液体燃料消費管理装置は、受
信した判定基準を書き換え可能に記憶する態様(3)の
液体燃料供給管理システム。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態による液体燃料消費管理装置および液体燃料
供給管理システムを説明する。
【0026】[実施の形態1]図1を参照して、本発明の
実施の形態1による液体燃料供給管理システムは、共同
住宅等の個別世帯の燃料使用量管理ならびにホームタン
ク10の残量管理に適用された例であり、液体燃料を消
費する側の構成として、ホームタンク10と、液体燃料
消費管理装置と、モデム装置80とを有し、液体燃料を
供給する側の構成として、液体燃料の使用量および残量
の少くとも一方に基づいて液体燃料の配送・給油の計画
ならびに料金の算出を行う液体燃料供給管理装置90を
有している。液体燃料消費管理装置と液体燃料供給管理
装置90との間は、情報伝送回線としての電話回線95
により接続される。液体燃料供給管理装置90は、例え
ば、ソフトウエアやデータを記憶する記憶手段、キーボ
ードなどの入力手段、ディスプレイなどの表示手段、お
よびモデム装置を備えたパーソナルコンピュータを用い
て構成されている。
【0027】尚、本実施の形態では説明を簡単にするた
めに、電話回線95は有線でしかも専用電話回線である
が、本発明においては、携帯電話システムやPHS等の
無線回線を利用したり各世帯が加入している一般の電話
回線を利用することも可能である。この際、モデム装置
80を回線の種類に応じた構成にすることはいうまでも
ない。
【0028】液体燃料消費管理装置は、液体燃料を消費
する側に設置されたホームタンク10内に貯蔵された液
体燃料の消費動作を液体燃料の流通量計40によって計
測した流通量に基づいて管理する液体燃料消費管理装置
であって、液体燃料の使用量および残量の少くとも一方
を含む液体燃料の消費情報を、情報伝送回線としての電
話回線95を介して、液体燃料を供給する側に送信する
ものである。
【0029】液体燃料消費管理装置は、より具体的に
は、世帯A、B…毎に設置され、メインタンク10から
送られた液体燃料をそれぞれ一時的に貯蔵可能な複数の
サブタンク20a、20b…とを有し、複数のサブタン
ク20a、20bのそれぞれに設けられた末端配管22
から液体燃料をストーブ等の各供給先(図示せず)へ供
給可能なように構成されている。
【0030】メインタンク10と複数のサブタンク20
a、20b…との間は、メインタンク10側に接続され
た主配管31と、主配管31と複数のサブタンク20
a、20b…のそれぞれとの間を接続する複数の副配管
32a、32b…とによって接続されている。
【0031】メインタンク10から主配管31のうちの
最上流側のサブタンク20aに接続する副配管32aよ
りも上流側までの箇所には、液体燃料の流通する量を検
出するオーバル型の流通量計40が設けられいる。複数
の副配管32a、32b…のそれぞれから複数のサブタ
ンク20a、20b…のそれぞれまでの各いずれかの箇
所にはそれぞれ、サブタンク用開閉弁としての電磁弁5
0a、50b…が設けられている。複数のサブタンク2
0a、20b…にはそれぞれ、各タンク内の液位を検出
する液位センサ21が設けられている。
【0032】メインタンク10から主配管31のうちの
サブタンク20aに接続する副配管32aよりも上流側
までのいずれかの箇所には、液体燃料を所定の流量以上
で強制的に流通させる液体圧送手段としての電磁ポンプ
70が設けられている。尚、液体圧送手段としては、電
磁ポンプの他にも、例えば、ロータリーポンプと電気モ
ータとの組み合わせからなる電動ポンプを用いてもよ
い。
【0033】本装置はさらに、電磁弁50a、50b…
の開閉制御をも含む装置の動作の制御を行う制御・表示
装置を有している。制御・表示装置は、複数のサブタン
ク20a,20b…のそれぞれについての電磁弁、液位
センサの入出力信号を少線用信号に変換するサブ制御部
62a,62b…と、サブ制御部62a,62b…との
間で少線用信号を通信すると共に、電磁弁50a、50
b…の開閉制御をも含む装置の動作の制御を行うメイン
制御部61とにより構成されている。
【0034】メイン制御部61は、図示はしないが、ホ
ームタンク10から排出される液体燃料の排出量を計量
してその計量結果を出力する流通量検出部と、流通量検
出部からの計量結果を判定基準と比較判定してその判定
結果を消費情報として出力する判定部とを備えている。
メイン制御部61はまた、モデム装置80に電気的に接
続されており、モデム装置80との間で電気信号を送受
信する。
【0035】図2は、ケース615に収容されたメイン
制御部61等を示す図である。図2を参照して、ケース
615には、メイン制御部61、LED表示部611、
表示切換スイッチ612、設定スイッチ613、給油要
求信号発信用スイッチ614、流通量計40、フィルタ
41、電磁弁42、および電磁ポンプ70が収容または
取り付けされている。ケース615およびこれに収容ま
たは取り付けされた部品をまとめて、集中検針盤とも呼
ぶ。流通量計40は、液晶表示部40aと、信号出力部
40bとを備えている。
【0036】図1および図2を参照して、制御・表示装
置(メイン制御部61)は、各電磁弁50a、50b…
の2つ以上が同時に開となることがないように開閉制御
を行う。また、流通量計40および各液位センサ21か
らの液位信号を取り込み、複数のサブタンク20a、2
0b…のそれぞれに流入した液体燃料の流通量を個々に
計量するように構成されている。さらに詳しくは、制御
・表示装置は、電磁ポンプ70、流通量計40、液位セ
ンサ21、および各電磁弁50a、50b…と電気的に
接続されており、電磁ポンプ70と電磁弁50の通電、
停止を制御する機能と、液位センサ21と流通量計40
からの信号を受けて、複数のサブタンク20a、20b
…のそれぞれへどれ程の液体燃料が流通したかを演算お
よび表示する機能を有している。尚、図1中、一点鎖線
は、信号線を示す。流通量計40は、メイン制御部61
と同一のケース615内に収容されなくてもよい。ま
た、各電磁弁50a、50b…は、複数のサブタンク2
0a、20b…のそれぞれの中に設けられてもよい。ま
た、複数のサブタンク20a、20b…のそれぞれに
は、各世帯のストーブ等に液体燃料を供給するための末
端配管22と、その末端配管22からの液体燃料の流出
を停止/開放する手動の開閉弁(図示せず)を有してい
る。
【0037】圧送手段としての電磁ポンプ70の流入側
には、圧送手段用開閉弁としての電磁弁42が備えられ
ている。これにより、サブタンク20a、20b…のそ
れぞれの流入側に備えられたサブタンク用開閉弁として
の電磁弁50a、50b…の閉止能力がゴミのかみ込み
等に因り低下して、再現性のないことが多い僅かな漏れ
を生じたとしても、電磁ポンプ70側に設けた電磁弁4
2の閉止能力が正常であれば、サブタンク20a、20
b…からの液体燃料の逆流は防止できる。即ち、一度計
量した液体燃料を、再度計量してしまうような不具合を
防ぐことができる。尚、圧送手段用開閉弁は、圧送手段
の流入側および流出側の少くとも一方に備えられていれ
ばよい。
【0038】図3および図4は、本実施の形態による液
体燃料消費管理装置による液体燃料の計量動作を説明す
るためのフロー図である。以下、図1〜図4を参照し
て、本液体燃料消費管理装置による液体燃料の計量動作
を説明する。尚、この説明では、説明を簡単にするため
に、サブタンクをサブタンク20aおよび20bの2つ
に限定して説明する。
【0039】まず、ステップS0にて、給油要求信号発
信用スイッチ614をOFF側からON側にすると、メ
インタンク10への給油を要求する給油要求信号の出力
動作に関してリセット状態になる。即ち、後述するステ
ップS17にて給油要求信号を出力可能な状態になる。
リセット信号は、メイン制御部61へ出力される。
【0040】ステップS1は、制御開始ステップであ
る。ステップS1では、メイン制御部61は、流通量計
40が表示している本装置におけるその時点での液体燃
料の流通量の積算量、即ち、運転開始前の流通量計40
の表示値を、メータ表示値D1として読込む。
【0041】以後のステップS2a〜S13aは、サブ
タンク20aについてのステップである。サブタンク2
0bについてはステップS2b〜S13bがあるが、こ
れらステップはステップS2a〜S13aと同様である
ため、以下では、主にステップS2b〜S13bの説明
を行う。
【0042】ステップS2aならびにS2bにて、サブ
タンク20aおよび20bのどちらかの液位センサ21
のリードスイッチLS1がONになるまで待機する。こ
こで、サブタンク20aのリードスイッチLS1がON
になる(ステップS2a)と、ステップS3aに移行す
る。
【0043】メイン制御部61は、ステップS3aにて
電磁弁50aをONにし、ステップS4aにて電磁弁4
2および電磁ポンプ70をONにしてサブタンク20a
に液体燃料を供給する。
【0044】ステップS5aにて、メイン制御部61
は、サブタンク20aのリードスイッチLS2を監視
し、リードスイッチLS2がONしたら、ステップS6
aに移行する。
【0045】メイン制御部61は、ステップS6aにて
電磁弁42および電磁ポンプ70をOFFにしてから、
ステップS7aにて電磁弁50aをOFFにする。
【0046】メイン制御部61は、ステップS8aに
て、流通量計40のメータ表示値、即ち、停止後の流通
量計40の表示値をメータ表示値D2として読み込む。
さらに、ステップS9aにて、サブタンク20aの1回
の使用量iaを、|表示値D1−表示値D2|の計算を
行って求める。
【0047】ここで求めたサブタンク20aの1回の使
用量iaは、ストーブ等の消費量(例えば、20ミリリ
ットル/分)よりも電磁ポンプ70の供給量(例えば、
500ミリリットル/分)の方が大きい場合には、概
ね、サブタンク20aのリードスイッチLS1がONし
てからリードスイッチLS2がONするまでの内容積と
みなすことができる。本実施の形態では、約300ミリ
リットルである。
【0048】メイン制御部61は、ステップS10aに
て、1回の使用量iaが「第1のしきい値T1a」(2
00ミリリットル)未満か否かを判定する。判定の結
果、1回の使用量iaが200ミリリットル未満であれ
ば、システムの異常として、ステップS19にて異常信
号E1を出力する。異常信号E1を出力した際は、その
旨をLED表示部611にて表示すると共に、図示しな
いブザー等でアラーム音を発生する。システムの運転は
継続する。これは、1回の使用量iaが少い原因として
は配管のつまりや流通量計40の故障が考えられ、これ
らの故障等は安全上は差し支えないからである。尚、異
常信号E1は、モデム装置80および電話回線95を介
して燃料供給会社の液体燃料供給管理装置90に対して
送信することができる。ステップS10aでの判定の結
果、1回の使用量iaが200ミリリットル以上であれ
ば、ステップS11aへ移行する。
【0049】メイン制御部61はまた、ステップS11
aにて、1回の使用量iaが「第1のしきい値T1b」
(400ミリリットル)よりも多いか否かを判定する。
判定の結果、1回の使用量iaが400ミリリットル超
過であれば、システムの異常として、ステップS20に
て異常信号E2を出力すると共に、ステップS21にて
システムの運転を停止する。異常信号E2を出力した際
は、その旨をLED表示部611にて表示すると共に、
図示しないブザー等でアラーム音を発生する。システム
の運転の停止をも行うのは、供給配管からの液体燃料漏
れなどの危険な状況の可能性があるからである。異常信
号E2についても、モデム装置80および電話回線95
を介して燃料供給会社の液体燃料供給管理装置90に対
して送信することができる。ステップS10aでの判定
の結果、1回の使用量iaが400ミリリットル以下で
あれば、ステップS12aへ移行する。
【0050】ステップS12aでは、即ち、1回の使用
量iaが200ミリリットル以上400ミリリットル以
下のときは、メイン制御部61は、使用量iaを積算す
る。ステップS13aでは、積算値をサブタンク20a
の使用量として、LED表示部611により例えば5秒
間表示する。ただし、この説明時はステップを1回しか
経ていないため、1回の使用量iaと積算した使用量と
は等しい。
【0051】次に、ステップS14にて、メイン制御部
61は、流通量計40のメータ表示値D4を読込む。メ
ータ表示値D4は、必然的に、メータ表示値D2または
メータ表示値D3のどちらかと同じとなるが、説明の便
宜上、メータ表示値D4とした。
【0052】メイン制御部61は、ステップS15に
て、トータルの流通量iTを、|表示値D1−表示値D
4|の計算を行って求める。次に、ステップS16に
て、トータル流通量を積算する。
【0053】ステップS17では、メイン制御部61
は、ステップS0で満タン補給信号が入力されてからの
トータルの流通量が「第2のしきい値T2」である30
0リットルを超えたか否かを判断し、超えた場合はステ
ップS22にて給油要求信号を出力する。給油要求信号
を出力した際は、その旨をLED表示部611にて表示
すると共に、図示しないブザー等でアラーム音を発生す
る。システムの運転は継続する。ステップS17での判
定の結果、前記トータルの流通量が300リットル以下
であれば、ステップS18へ移行する。
【0054】ステップS18では、メイン制御部61
は、流通量計40に異常があるか否かを予め記憶してい
る流通量計40の動作に関する正常動作基準に基づいて
判定する。判定の結果、流通量計40に異常が有れば、
ステップS23にて異常信号E3を出力する。異常信号
E3を出力した際は、その旨をLED表示部611にて
表示すると共に、図示しないブザー等でアラーム音を発
生する。システムの運転は継続する。異常信号E3につ
いても、モデム装置80および電話回線95を介して燃
料供給会社の液体燃料供給管理装置90に対して送信す
ることができる。ステップS18での判定の結果、流通
量計40が正常であれば、制御の一サイクルを終了し、
必要に応じてステップS1へ戻り、制御を繰り返す。
【0055】さて、本システムにおいては、液体燃料供
給者側が液体燃料消費管理装置の初期設定を遠隔的に行
う。供給業者の事務員は、液体燃料供給管理装置90の
図5に示すようなディスプレイ画面を参照しながら、キ
ーボード入力等によって初期設定を行い、そのデータ
(判定基準値を含む)を消費管理装置に電話回線95を
介して送信する。一方、液体燃料供給管理装置90から
のデータを受信したメイン制御部61は、記憶手段に各
データを書き込み、以後、そのデータに基づいて、所定
の動作をなす。
【0056】図5を参照して、供給業者の事務員は、ま
ず、項目1にて、顧客名を入力する。この例では共同住
宅なので上段にオーナ氏名「サンデン太郎」を、下段に
入居者の氏名「山田太郎」…を入力する。尚、共同住宅
では、ホームタンク10の残量はオーナ氏名で管理し、
各世帯毎の使用量は入居者氏名で管理する。
【0057】次に、項目2にて、電話番号を入力する。
この例では専用回線を使用するので、一般回線はブラン
クとする。
【0058】項目3において、タンク容量は、実際に使
用されているホームタンク10の容量を入力する。
【0059】項目4において、定期検針日時は、燃料供
給者側が検針したい日時を自由に設定できる。この例で
は、毎月「25日」の「午前1時00分」に設定してあ
り、この日時になると、自動的に共同住宅側に設置した
メイン制御部61内の判定手段から流通量データが送信
されてくる。
【0060】項目5において、使用量確認間隔は、流通
量センサ40の表示値(使用量)が何リットルになる毎
に使用量のデータ送信させるかを決めるためのものであ
り、この例では「100リットル」に設定した。したが
って、100,200,300,…,1000,110
0リットル,…の間隔で、データが送信されてくるの
で、このデータ送信された日時をモニタしていれば、そ
のホームタンクの消費スピードを把握できる。尚、使用
量確認間隔が小さいほど、通信回数は増えるものの、消
費スピードの把握の精度が向上し、次回給油日を計算で
予測することも可能になる。
【0061】項目6において、補給要求間隔は、ホーム
タンク10に液体燃料を補給した後に、何リットル積算
したら、液体燃料消費管理装置から要求信号を出すかの
設定値である。この例では、「300リットル」に設定
した。
【0062】ここまでデータを入力し、画面上の「設定
終了ボタン」を押下し、さらに「送信ボタン」を押下す
ると、項目4〜6の判定基準値が液体燃料供給管理装置
90から、電話回線95およびモデム装置80を通し
て、液体燃料消費管理装置のメイン制御部61内の判定
部に送信される。
【0063】初期設定後、液体燃料供給管理装置90
は、液体燃料消費管理装置のモニタを開始する。
【0064】尚、ホームタンク10に液体燃料を補給し
た直後に、流通量データのゼロリセットを行う必要があ
る。具体的には、液体燃料消費管理装置にリセットボタ
ン等を設けるなどし、燃料を配送・供給した人がリセッ
トするか、液体燃料供給管理装置90から電話回線95
を介して遠隔的にリセットする。
【0065】図6は、液体燃料供給管理装置90におけ
る1998年2月3日時点のモニタ画面例である。
【0066】ここで、顧客名、電話番号、タンク容量
(リットル)、および確認間隔(リットル)は、図5に
示す初期設定画面で設定したデータの通りである。尚、
図6では、補要要求間隔(リットル)を表示していない
が、表示したほうが判り易い。
【0067】前月メータ値は、前月(ここでは、199
7年12月25日)のメータの読み(流通量計40の表
示値)である。液体燃料供給管理装置90は、この前月
のメータ値と今月(1998年1月25日)のメータ値
の読みとから、その月の使用量を計算する。そして、A
世帯の山田太郎さんとB世帯の鈴木一郎さんに、使用量
に応じた費用を請求する。
【0068】この今月メータ値(リットル)の欄は、今
月の25日にデータが送信されてくるまでは、最新のデ
ータを表示するように設定してあるため、この例では2
月2日の給油要求が発信された日のデータが表示されて
いる。
【0069】前回給油日は、使用料精算とは独立して行
なわれるホームタンク10への給油日と、給油した際の
メータの読みを示す欄であり、この値が次の補給要求信
号を出すための起点となる。
【0070】前述のとおり、ゼロリセットの方法には種
々あるが、ここでは、灯油供給担当からの連絡を受けた
事務員が液体燃料供給管理装置90に給油日をキー入力
すると、液体燃料供給管理装置90が自動的に液体燃料
消費管理装置に電話をかけ、メイン制御部61からその
時点のメータの読みが送信されてくると共に、ゼロリセ
ットがかかる。この時点から300(リットル)を消費
すると、補給要求信号が出るようにセットされる。尚、
ゼロリセットとは、補給要求信号を出すためにそれに使
用するデータをゼロにリセットするという意味であり、
メータの読み(流通量計40の表示値)自体は計量法上
の問題もあるので、常に積算された値を表示させてい
る。
【0071】給油日からの確認回数(受信日)の欄は、
本例では、5つのデータが受信可能となっており、前回
給油日以降、表示値が100の倍数になる毎(確認間隔
毎)にデータと日付が表示される。
【0072】したがって、1998年1月20日に給油
日をキー入力した時点では、この欄は5ケ所全て空欄で
ある。
【0073】給油日からの確認回数欄は、給油日のリセ
ット操作が忘れられた場合にホームタンク10が空とな
り、ユーザに迷わくがかかことを防ぐためにある。即
ち、この確認回数の欄が4ケ所以上埋ったら何等かのミ
スがあったと判断し、ホームタンク10が空になる前に
アクションが起せるようにする。このような目的から考
えると、ホームタンクとして1000リットルタンクを
使用する場合は、確認間隔は200リットル程度が望ま
しい。
【0074】本例では、給油日からの確認回数は「0
1.21」(1月21日)と「1400リットル」とい
うように日付とその時のメータ値で示してあるが、この
データに時間を加えて管理すれば、より精度が上がるこ
とはいうまでもない。
【0075】給油要求日の欄にデータと日付が現れた場
合は、前回給油してから既に300リットルを消費して
いるというアラームなので、補給の手配がなされるべき
である。
【0076】[実施の形態2]本発明の実施の形態2によ
る液体燃料供給管理システムは、一般家庭住宅の燃料使
用量管理ならびにホームタンク10の残量管理に適用さ
れた例であり、特に、簡素な構成である。
【0077】図7を参照して、本液体燃料供給管理シス
テムは、液体燃料を消費する側の構成として、ホームタ
ンク10と、液体燃料消費管理装置65と、流通量計4
0と、モデム装置80とを有し、液体燃料を供給する側
の構成として、液体燃料の使用量および残量の少くとも
一方に基づいて液体燃料の配送・給油の計画ならびに料
金の算出を行う液体燃料供給管理装置90を有してい
る。液体燃料消費管理装置65は、モデム装置80、電
話回線95を介して液体燃料供給管理装置90に接続可
能である。尚、図7において、実施の形態1と同一また
は同様部には図1と同符号を付している。図8を参照し
て、液体燃料消費管理装置65は、回路基板65aと、
送信間隔設定ダイアル65bと、給油押ボタン65c
と、検針押ボタン65dとを備えている。
【0078】本実施の形態では、電話回線95が一般家
庭用回線であるため、基本的には、燃料供給者側から任
意に流通量を確認することはできない。ただし、所謂ノ
ーリンキングサービス等に加入することで、確認可能で
ある。
【0079】また、供給業者がフリーダイヤルサービス
に加入し、電話使用料金を業者が負担してもよい。
【0080】液体燃料消費管理装置65は、流通量計4
0から送られてくる流通量データ(流通量の積算デー
タ)を出力するものであり、給油押ボタン65cを押下
することによってその時点での積算量を給油時のデータ
として出力し、検針押ボタン65dを押下することによ
ってその時点での積算量を検針データとして出力する。
液体燃料消費管理装置65から出力されたデータは、モ
デム装置80に入力され、電話回線95を通して液体燃
料供給管理装置90へ送信される。
【0081】また、送信間隔設定ダイアル65bは、本
例では、0,50,100,150,200,および4
00(リットル)の目盛があり、流通量計40の積算値
がその目盛の倍数になった時点で、液体燃料消費管理装
置65は積算量をデータ出力する。例えば、送信間隔設
定ダイアル65bで送信間隔を「150リットル」に合
わせた場合には、150,300,450リットル…の
積算量に達する毎にデータ出力される。送信間隔設定ダ
イアル65bで送信間隔を「0リットル」に合わせた場
合には、データ出力は行なわれない。
【0082】図9は、液体燃料消費管理装置65をモニ
タする液体燃料供給管理装置90における1998年2
月1日時点のモニタ画面例である。
【0083】液体燃料供給管理装置90では、供給業者
のオペレータが、顧客名、電話番号、およびタンク容量
をキーボード入力する。
【0084】顧客「吉田花子」について、前回メータ値
(リットル)は、この例では1998年1月25日に
「1458.0リットル」であるが、これはユーザーに
電話をかけて検針押ボタン65dを押してもらうか、あ
るいは業者が直接出向いて検針押ボタン65dを押すか
して入手したデータである。検針押ボタン65dを押下
する作業を省くためには、検針日を毎月25日と決めず
に、25日付近のデータを使用するようにする。即ち、
この例では、液体燃料消費管理装置65から自動的に送
信されてくるデータ(1月21日の1400リットル)
を前月(1月)のメータ値とする。これにより、検針押
ボン65dを押下する作業を省略しながらも、月々の使
用料金の請求を行える。
【0085】前回給油日データ「1998年1月20日
で積算量1380.0リットル」は、タンク付き自動車
で給油を行った際に作業者が給油押ボタン65cを押し
て初めて送信されたデータであり、給油押ボタン65c
を押す作業が煩わしければ、その時点または事後に携帯
電話等で作業者がオペレータに連絡してオペレータが給
油日をキーボードから入力してもよい。ただし、キーボ
ードからの入力では給油した時点の積算量が不明なた
め、以降説明する給油指定日の計算に誤差が生じやす
い。
【0086】タンク充填率(%)とは、給油時に満タン
を100%として、タンクにどのくらいの灯油が入って
いるかという目安であり、シーズン中は常に100%で
あるから、この数値は自動的に「100%」に設定され
る。ただし、シーズン終りに夏場に向けてあまりタンク
内に灯油を残したくないということで、タンクに灯油を
半分までしか給油しなかった場合には、給油担当者から
の連絡を受けてこの数値をキーボード入力で「50%」
に変更する。これにより、例えば、ホームタンク10と
して、500リットルタンクが一時的に250リットル
タンクになったとみなされるため給油指定日等の計算方
法も自動的に変更される。
【0087】給油日からの確認回数の欄は、液体燃料消
費管理装置65から所定の送信間隔(リットル)で自動
的に送信されてくるデータを表示する欄であり、この例
では第0マス〜第10マスまでの11マスを設けてあ
る。第0マスは、前回給油日の直前に受信した日付と積
算値を示してあり、給油日を給油押ボタン65cを押し
て入手したデータによらずに連絡によってキーボード入
力する際に、給油指定日を決定するための計算に使用さ
れる。さらに、第1マス「1月21,1400リット
ル」の時点では、状態変化は無い。第2マスは「1月2
6日,1500リットル」の時点で、タンク容量(50
0リットル)と送信間隔(100=(1500−140
0)リットル)に基づいて液体燃料供給管理装置90が
判断し、第1マス〜第5マスが反転表示になり、このタ
ンク容量と送信間隔では第5マスまでデータが送信され
ると、ホームタンク10が空になることを報知する。
【0088】これと共に、第1マスと第2マスのデータ
送信間隔と前回給油日から計算して給油指定日を表示す
る。ここで、給油時期をいつにするかは(タンクの残量
がどの程度になった時にするかということ)、別画面の
初期設定で行なうことが出来るが、この例ではタンク容
量の60%まで灯油を使用した時点を給油指定日とす
る。この例での計算方法は、第1マスと第2マスの日付
から1日当りの使用量を計算100リットル/5日=2
0リットル/日、満タンを500リットルとすると、6
0%(300リットル)消費するには、300/20=
15日かかるから給油日を1月20日とすると、2月4
日が給油指定日となる。次いで、1月31日にデータが
送信されると第1マスと第3マスの日付のデータから計
算をやり直し給油指定日を更新する(この例では計算結
果は同じ)。このようにして、前回の給油日とその時の
タンク充填率さえ判っていれば、自動送信されてくる積
算量データから次回給油日(給油指定日)が計算でき
る。
【0089】ここで、顧客「宇田川啓太」について、タ
ンク充填率を80%とした時の動作を説明する。第1マ
スと第2マスから送信間隔は50リットルであり、仮に
充填率100%ならば第10マスまで枠が反転表示する
が、充填率80%であるので第8マスまで反転となる。
この時点で、タンク容量は400(リットル)になった
と見なされる。したがって、給油指示日の計算も400
リットル×60%=240リットル消費した時の日付と
なり、第5マスと第1マスの日付のデータから250リ
ットル/6日を4.1リットル/日、240/4.1〓
6日であり、給油日が1月25日であるから給油指定日
は1月31日となり、2月1日時点では給油指定日を過
ぎており、急いで給油を行う必要がある。ただし、この
例では給油時期を上記と同じタンクの残量が給油時の6
0%になった時として示したが、この数置も別画面で個
々に設定できるようにしておけば、シーズン終了時の残
量管理の精度が向上する。
【0090】以上説明した実施の形態1および2共に、
液体燃料消費管理装置側にて流通量計の異常(電池切れ
等)やシステムの異常等のトラブルが発生した際に、そ
の旨の情報を液体燃料供給管理装置側に送信するように
構成できる。
【0091】また、データを送信した際に、回線が使用
中(話し中)の場合には、所定時間毎に再送信を行うよ
うに構成することができる。
【0092】また、本発明で使用する情報伝送回線とし
ては、電話回線を例に挙げたが、インターネットを経由
することもできる。ただし、個人情報(特に、課金情報
等)の漏洩および改竄やシステムへのウイルスの混入を
防止するために、データの暗号化等を行う必要がある。
【0093】
【発明の効果】本発明による液体燃料供給管理システム
は、その液体燃料消費管理装置が、液体燃料の使用量お
よび残量の少くとも一方を含む液体燃料の消費情報を、
情報伝送回線を介して液体燃料を供給する側に送信する
よう構成されたため、人為的作業への依存度が低く、使
用量の正確な計量ができ、さらに設備コストが低い。即
ち、本発明によれば、以下の効果1〜6が得られる。
【0094】1.燃料供給者側が任意時にホームタンク
からの液体燃料の排出量を確認でき、燃料使用量の把握
が任意に行える。
【0095】2.燃料供給者側から電話をかけなくて
も、予め設定した日に消費情報を取得できるため、使用
量の巡回検針が不要である。
【0096】3.燃料供給者側から電話をかけなくて
も、予め設定した消費量間隔で消費情報を取得できるた
め、液体燃料の配送・給油計画の立案が容易である。ま
た、使用量の巡回検針の代用データとして使用も可能で
ある。
【0097】4.ホームタンクを満タンにした際に電話
回線を通して供給業者がゼロリセットをかけれえば、ホ
ームタンクが空になる前に自動的に燃料要求信号が発信
され、ホームタンクの燃料切れを防止できる。
【0098】5.各設定内容は適宜併用または使い分け
できる。
【0099】6.判定の基準値を燃料供給者側から変更
できるので、燃料の消費速度や、ホームタンクの大きさ
等のちがいによる情報送信のタイミングや頻度を、必要
最小限の情報の送受信で管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による液体燃料諸費管理
装置および液体燃料供給管理システムの構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示す装置の詳細な構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1による液体燃料諸費管理
装置および液体燃料供給管理システムの動作を説明する
ためのフロー図である。
【図4】図4に示すフロー図に続くフロー図である。
【図5】本発明の実施の形態1による液体燃料供給管理
システムの動作を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態1による液体燃料供給管理
システムの動作を説明するための表図である。
【図7】本発明の実施の形態2による液体燃料諸費管理
装置および液体燃料供給管理システムの構成を示す図で
ある。
【図8】図7に示す装置の詳細な構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2による液体燃料供給管理
システムの動作を説明するための表図である。
【符号の説明】
10 ホームタンク 21 液位センサ 40 流通量計 61 メイン制御部 65 液体燃料消費管理装置 80 モデム装置 90 液体燃料供給管理装置 95 電話回線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を消費する側に設置されたホー
    ムタンク内に貯蔵された液体燃料の消費動作を液体燃料
    の流通量計によって計測した流通量に基づいて管理する
    液体燃料消費管理装置において、液体燃料の使用量およ
    び残量の少くとも一方を含む液体燃料の消費情報を、情
    報伝送回線を介して液体燃料を供給する側に送信するよ
    う構成されたことを特徴とする液体燃料消費管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ホームタンクから排出される液体燃
    料の排出量を計量してその計量結果を出力する流通量検
    出部と、前記流通量検出部からの計量結果を判定基準と
    比較判定してその判定結果を前記消費情報として出力す
    る判定部とを備えた請求項1に記載の液体燃料消費管理
    装置。
  3. 【請求項3】 液体燃料を消費する側の構成として、前
    記ホームタンクと、請求項1または2に記載の液体燃料
    消費管理装置とを有し、液体燃料を供給する側の構成と
    して、液体燃料の使用量および残量の少くとも一方に基
    づいて液体燃料の配送・給油の計画ならびに料金の算出
    を行う液体燃料供給管理装置を有することを特徴とする
    液体燃料供給管理システム。
  4. 【請求項4】 前記液体燃料供給管理装置は、前記液体
    燃料消費管理装置に対して前記消費情報を送信するよう
    指示するための送信指示信号を送信し、前記液体燃料消
    費管理装置は、前記送信指示信号を受信することによっ
    て前記消費情報を送信する請求項3に記載の液体燃料供
    給管理システム。
  5. 【請求項5】 前記液体燃料消費管理装置は、予め定め
    られた時間間隔毎に前記消費情報を送信する請求項3に
    記載の液体燃料供給管理システム。
  6. 【請求項6】 前記液体燃料消費管理装置は、予め定め
    られた液体燃料の流通量間隔毎に前記消費情報を送信す
    る請求項3に記載の液体燃料供給管理システム。
  7. 【請求項7】 前記液体燃料消費管理装置は、予め定め
    られた液体燃料の積算量に達したときに前記消費情報を
    送信する請求項3に記載の液体燃料供給管理システム。
  8. 【請求項8】 前記液体燃料供給管理装置は、前記判定
    基準を送信し、前記液体燃料消費管理装置は、受信した
    判定基準を書き換え可能に記憶する請求項3に記載の液
    体燃料供給管理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310753A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料計
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KR20180061206A (ko) * 2015-10-02 2018-06-07 로베르트 보쉬 게엠베하 충전 레벨 지시기를 구비한 탱크 및 상기 탱크를 포함한 콤팩트 어셈블리
JP2019194829A (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 広行 池田 ライフライン使用管理システム、ライフライン使用管理方法、プログラム

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