JP2004070698A - 無線検針装置 - Google Patents

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植木 浩一
Tadanori Shirasawa
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Abstract

【課題】各需要家が使用したガス使用量に対する料金を確実に回収するための手段を備えた無線検針装置を提供する。
【解決手段】ガスメータ8で各需要家のガス使用量を計量し、ガスメータ8に接続された子機9により無線電波で親機12と通信し、親機12は自動検針センタ6から各需要家が予め支払った金額に対応するガス使用量が設定され子機9を介してガスメータ8に開栓要求を送信し需要家のガス使用量を定期的に通信で監視する構成にしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各需要家が使用したガス使用量に対する料金を確実に回収するための手段を備えた無線検針装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の無線検針装置は、例えば特開平8−5398号公報に示されるように図6の構成になっていた。
【0003】
図6において、1はガスメータで、2のマイクロコンピュータが内蔵され、3の双方向弁、4の流量計、5のメモリが、マイクロコンピュータ2に接続されている。マイクロコンピュータ2は、双方向弁3の開時に流量計4の出力信号を受けて、ガスの使用量(積算量)を算出するガス使用量算出手段、6の検針センタからの通知を受けて、需要者により支払いがなされた金額に対応する使用可能ガス量をメモリ5にプリセットすると共に、追加の支払いがあった場合にはメモリ5のプリセット値を更新する使用可能ガス量設定手段、及び検針センタ6からの通知があったとき、双方向弁3を開けると共に、ガスの使用量がメモリ5にプリセットされた使用可能ガス量に達した時に双方向弁3を閉止するようにガスメータ1を制御する双方向弁開閉制御手段として機能するようになっている。
【0004】
マイクロコンピュータ2は、更にガス使用量を監視し、この使用量がメモリ5にプリセットされた使用可能ガス量に達する前に予め検針センタ6に対して、需要者に追加支払いを促すための通知を発する督促手段として機能するようになっている。一方、検針センタ6は、ガスメータ1側のマイクロコンピュータ2との間で双方向通信を行うためにのホストコンピュータ7が設置されている。このホストコンピュータ7からは、各需要家から銀行振込或いはガス供給会社等への直接納付などの方法により、予め一定額の金額の支払い(前払い)がなされた場合に、支払いをした需要家に属するガスメータ1のマイクロコンピュータ2に対して、その旨及び支払い額に応じた使用可能ガス量の通知が自動的になされるようになっている。又、ガスの供給の途中において、各需要家からの追加の金額の支払いがなされた場合も同様の通知がなされるようになっている。
【0005】
次に従来例の構成の動作を説明する。検針センタ6においては、各需要家からの一定金額の支払い(前払い)がなされると、ホストコンピュータ7から支払いをした需要家に属するガスメータ1のマイクロコンピュータ2に対して、その旨の支払い額に応じた使用可能ガス量の通知がなされる。
【0006】
ガスメータ1側では検針センタ6からの通知があると、支払いに応じた使用可能ガス量をメモリ5にプリセットすると共に、双方向弁3を開いてガスの供給を開始する。その後、ガスメータ1では流量計4の出力信号を基にガス使用量(積算値)を算出すると共に、検針センタ6からの追加の支払いの通知がなされた場合にはメモリ5のプリセット値を更新する。
【0007】
そしてガスメータ1では使用可能ガス量とガス使用量(積算値)とを比較し、使用可能ガス量が残り少なくなり、予め定めた一定の値になったときに検針センタ6に対して需要者に追加支払いを促すための通知を発する。検針センタ6ではこの通知を受け取ると、需要者に追加支払いを促すための通知を発する。例えば需要者に対して電話を通じて新たな支払い(前払い)をしてもらうように連絡をする。検針センタ6から新たな支払いの通知がなされなかった場合には、ガス使用量が使用可能ガス量に等しくなると、双方向弁3を閉止させガスの供給を停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来技術では下記問題点があった。ガスメータ1と検針センタ6とは電話回線などを使用して接続され、需要家からの支払い通知があったことを検針センタ6よりガスメータ1のマイクロコンピュータ2へ通知し、使用ガス量が使用可能ガス量に近づいてきたらガスメータ1より検針センタ6へ通知するが、ガスメータ1は各需要家宅に設置され電話回線が電柱などより引込み線で各需要家の壁などを介しガスメータ1に接続されるが、このガスメータ1への配線が何らかのトラブルで接続不良になったりすると、せっかく事前に支払いを行っても検針センタ6からの通知がガスメータ1に届かず、メモリ5のプリセット値が更新されず、結果需要家が煮炊きや風呂を沸かしている最中にガス使用量が使用可能ガス量に達し、双方向弁3が作動しガス供給が停止され調理等にガスを使用できないという不具合があり、システムの信頼性や利便性の向上を図る事ができないという問題点を有していた。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、各ガス需要家が使用したガス使用量の料金回収を確実に行え、追加支払いをされた場合確実にガスメータ側に通知できシステムの信頼性や利便性の向上を図ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、各需要家が予め支払った料金に相当するガス使用量を送信する自動検針センタと、各需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、ガスメータに接続されて通信を行い通信した内容を無線で送信する子機と、子機と無線通信を行い自動検針センタから各需要家が予め支払ったガス使用量を通信で受信し子機を介してガスメータに開閉制御信号を送信し需要家のガス使用量を監視する親機とを備えた構成にしている。
【0011】
このことにより、子機はガスメータのすぐ側もしくはガスメータ本体一体に設置され、親機は邪魔にならない位置に設置されるので接続線が極めて短く、無線で通信するので通行者により切断などのトラブルがなく、且つ需要家が支払った料金に対応した使用量を親機で監視し料金を徴収できるので、検針システムの信頼性が高まり、かつ何らかのトラブルで切断され不意に遮断するというトラブルがなく利便性や信頼性が向上している。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は上記目的を達成するため、各需要家が予め支払ったガス使用量を送信する自動検針センタと、各需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータに接続され前記ガスメータと通信を行い通信した内容を無線で送信する子機と、前記子機と無線通信を行い前記自動検針センタから各需要家が予め支払ったガス使用量を通信で受信し前記子機を介して前記ガスメータに開閉制御信号を送信し需要家のガス使用量を監視する親機とからなる。
【0013】
そして、自動検針センタより需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が通信で送られ、親機でガス使用量を記憶し、無線で子機に開閉制御信号を送信する。子機はガスメータに開閉制御信号を送信するとガスメータは内蔵の遮断手段を開栓しガスを供給開始する。需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房等の器具を使用できる。親機は定期的に需要家のガス使用量を検針し、設定された使用量と比較し残量を監視し所定量に達したか動かを管理する。自動検針センタも定期的に親機に通信し使用可能な残量がなくなったかどうかを判定し、残り少ないと自動検針センタは需要家に電話などで通知し、需要家より再度支払いがあると自動検針センタより支払い金額に対応したガス使用量を親機に送られてくるが、親機は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができる。従って子機はガスメータのすぐ側に設置、或いは一体化設定され接続され、更に親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、特にガスメータが需要家の奥まった位置に設置されていても親機がガス事業者にとって便利の良い位置に設置でき、更に無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり親機で管理できるので、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性が高まり、器具使用中に既にガス料金を支払っているのに突然ガス供給停止されることがなく利便性や使い勝手を向上させている。
【0014】
更に本発明は上記目的を達成するため、自動検針センタと通信回線で接続された親機と、前記親機と無線通信を行う子機と、前記子機と接続され需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータとからなる無線検針装置において、自動検針センタと通信を行う回線接続手段と、自動検針センタより需要家が事前に支払ったガス使用量を設定する使用量設定手段と、需要家のガス使用量を積算する積算手段と、前記子機と無線通信を行う無線通信手段と、前記回線接続手段で受信した需要家のガス使用量を前記使用量設定手段に設定し前記無線通信手段を通じて前記子機に開閉制御信号を送信すると共に前記ガスメータで計量したガス量を受信し前記積算手段に積算し使用量設定値に到達したか否かを判定する制御手段とでなる親機とからなる。
【0015】
そして、自動検針センタより需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が通信で送られ、親機の回線接続手段で受信し制御手段を介してガス使用量を使用量設定手段に記憶すると共に、制御手段は無線通信手段により無線で子機に開閉制御信号を送信する。親機より無線で送信されてくると、子機はガスメータに開閉制御信号を送信し、ガスメータが開栓され、需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房器具等を使用できる。そして親機が定期的にガス使用量を検針し、設定された使用量の残量が所定量に達すると親機はガスメータに閉栓要求を送信しガス供給を停止する。一方遮断する前に自動検針センタより需要家に通知し、需要家より再度支払いがあると自動検針センタより支払い金額に対応したガス使用量を親機に送られてくる。親機は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができるが、子機はガスメータのすぐ側に設置し、親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性を高め、器具使用中に不意の切断でガスを利用できないという不具合がなく利便性を向上している。
【0016】
更に本発明は上記目的を達成するため、自動検針センタと通信回線で接続された親機と、前記親機と無線通信を行う子機と、前記子機と接続され需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータとからなる無線検針装置において、自動検針センタと通信を行う回線接続手段と、自動検針センタより需要家が事前に支払ったガス使用量を設定する使用量設定手段と、需要家のガス使用量を積算する積算手段と、前記子機と無線通信を行う無線通信手段と、前記回線接続手段で受信した需要家のガス使用量を前記使用量設定手段に設定し前記無線通信手段を通じて前記子機に開閉制御信号を送信すると共に前記ガスメータで計量したガス量を受信し前記積算手段に積算し使用量設定値に到達したか否かを判定する制御手段と、積算値が使用量設定値との差が所定量以下になると警告を発する通報手段とでなる親機とからなる。
【0017】
そして、自動検針センタより需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が通信で送られ、親機の回線接続手段で受信し制御手段を介してガス使用量を使用量設定手段に記憶すると共に、制御手段は無線通信手段により無線で子機に開閉制御信号を送信する。親機より無線で送信されてくると、子機はガスメータに開閉制御信号を送信し、ガスメータが開栓され、需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房器具等を使用できる。そして親機が定期的にガス使用量を検針し、設定された使用量の残量が所定量に達し設定値と積算値との差が所定量以下になると通報手段により自動検針センタに通報し、即ち親機は自動検針センタに使用可能な量が少ないと発呼通信を送る。自動検針センタより需要家に通知し、需要家より再度支払いがあると自動検針センタより支払い金額に対応したガス使用量を親機に送られてくる。親機は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができるが、子機はガスメータのすぐ側に設置し、親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性を高め、器具使用中に不意の切断でガスを利用できないという不具合がなく利便性を向上している。
【0018】
更に本発明は上記目的を達成するため、需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータと接続され通信する子機と、前記複数の子機と無線通信し自動検針センタと通信回線で接続され各需要家が事前に支払ったガス使用量を管理する親機とからなる。
【0019】
そして、自動検針センタより需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が通信で送られ、親機でガス使用量を記憶し、ガス需要家が複数多数の場合、複数の子機に対し一斉に無線で開閉制御信号を送信する。各々の子機側で開閉制御信号を受信するとガスメータに開閉制御信号を送信し、ガスメータは開閉制御信号を受信すると開栓し、その結果需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房等の器具を使用できる。そしてガス需要家のガス使用量を親機は定期的に検針し、任意の子機より設定された使用量の残量が所定量に達すると親機は自動検針センタに使用可能な残量に達したと発呼通信を送る。自動検針センタより需要家に通知し、需要家より支払いがあると自動検針センタより支払い金額に対応したガス使用量を親機に送られてくるが、親機は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができる。このように集合住宅等において子機はガスメータのすぐ側に設置し、親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、特にガスメータや子機が需要家の奥まった位置に設置されていても親機がガス事業者にとって便利の良い位置に設置でき、更に無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性が高まり、器具使用中に既にガス料金を支払っているのに突然ガス供給停止されることがなく利便性を向上させている。
【0020】
更に本発明は上記目的を達成するため、需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータと接続され通信する子機と、前記複数の子機と無線通信し各需要家が事前に支払った使用料金情報を記録した記録媒体が挿入されるとガス使用可能量を入力する記録媒体入力手段と、入力したガス使用可能量を設定するガス使用量設定手段と、設定されたガス使用可能量と前記子機より受信した需要家のガス使用量を管理する積算手段とを有する親機とからなる。
【0021】
そして、ガス需要家がガス料金を事前に支払い、ガス事業者或いは需要家が記録媒体を親機に挿入し、親機の記録媒体入力手段でガス使用量を読み取りガス使用量設定手段に記憶し、更に無線で子機に開閉制御信号を送信する。子機は受信するとガスメータに開閉制御信号を送信し、更にガスメータは受信すると開栓し、需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房等の器具を使用できる。親機は定期的に需要家のガス使用量を検針し、設定された使用量の残量が所定量に達すると親機は自動検針センタに使用可能な残量に達したと発呼通信を送る。自動検針センタより需要家に通知し、需要家は支払いを行い、新しい記録媒体を購入し親機に挿入されている記録媒体とを器具を使用していない最中に交換する。記録媒体入力手段より支払い金額に対応したガス使用量を入力するが、親機は残使用可能量と入力したガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができる。子機はガスメータのすぐ側に設置し、親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、特にガスメータや子機が需要家の奥まった位置に設置されていても親機がガス事業者にとって便利の良い位置に設置でき、かつ記録媒体で使用ガス可能量を設定でき、更に無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性が高まり、器具使用中に既にガス料金を支払っているのに突然ガス供給停止されることがなく利便性を向上させている。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の無線検針装置の手段の全てもしくは一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
そして、プログラムであるのでマイコン等を用いて本発明の無線検針装置の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の第1、第2、第3、第4及び第5の実施例を図1、図2、図3、図4及び図5を参照して説明する。図1、図2、図3、図4及び図5において、図6と同一機能を有する構成要素に関しては同一番号を付した。
【0025】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例の無線検針装置で、8はガスメータで、内部に需要家のガス使用量を計測したり積算する計測手段と、ガス器具の使用状態を監視する異常判定手段を有し、計測手段で計測した流量値が異常判定手段で異常使用時と判定時、ガスメータ8内蔵の遮断手段に遮断出力しガス供給を停止すると共に、通信手段を有し各種設定値を異常判定手段に設定したり、要求電文を受信時計測手段で計測し積算した流量値より応答電文を作成し返送する。9は子機で、10は子機アンテナ、11は親機アンテナ11は親機で、子機9はガスメータ8のすぐ側に設置され或いはガスメータ8に一体設置されて配線され、有線で各種通信を行い、一方子機アンテナ11を介して無線で親機12に各種通信を行う。親機12は需要家宅に設置されるが、需要家の通行の邪魔にならない位置、ガス事業者にとって取り付けやすい便利な位置に設置し、例えば宅内の電話機のしたとか、屋外設置ならば邪魔にならない外壁とかに設置される。需要家のガス使用量や保安に関する通信を無線で親機アンテナ11を介して受信し子機9と行い、一方自動検針センタ6と電話回線等の通信回線13を利用し保安監視や検針など集中監視を双方向通信で行う。14は使用量設定手段で、需要家が事前にガス使用料金を支払うと、支払った料金に相当するガス使用量を自動検針センタ6より親機12に通信し、親機12は受信すると、使用量設定手段14に設定する。使用量設定手段14に使用量が設定されると、親機12より子機9に開栓要求信号が無線で送信される。
【0026】
次に本発明の構成を説明する。ガス事業者が検針を行うため自動検針センタ6とアナログ方式の電話回線やISDN等などの公衆回線による通信回線13を介して親機12が接続される。更に親機12は各種通信電文を作成し親機アンテナ11を介し送信し、子機9は子機アンテナ11を介して無線電波を受信する。このように無線電波で子機9、親機12間で無線通信する。子機アンテナ11を介して子機9は電文受信するとガス使用量を検針するガスメータ8とがケーブル線等を介して通信端子(図示せず)に接続され、受信した通信電文を送る。
【0027】
このような無線式の自動検針システムにおいて、予め需要家がガス料金を支払う(前払い)と自動検針センタ6より通信回線13を介して親機12に支払った料金に対応したガス使用量を送信する。親機12は受信すると親機12内部の使用量設定手段14にガス使用量を設定する。そして親機12は使用量が設定されると開栓要求電文を作成し、親機アンテナ11を介して子機9に無線電波で送信する。子機9は子機アンテナ11を介して受信し、開栓要求の受信電文をガスメータ8に送信する。ガスメータ9は開栓要求電文を受信すると、遮断手段(図示せず)を開栓しガスを供給開始する。ガス需要家はこれによりガスを使用可能となり、例えば煮炊きなどの調理、ストーブやシャワーなどの暖房、給湯器具を使用できる。親機12は定期的にガス需要家のガス使用量を検針するため検針要求を子機9を介し、ガスメータ8に送信する。ガスメータ8よりの検針応答電文を子機9を介し親機12が受信し、使用量設定手段14の設定値と比較する。ガス需要家のガス使用量が、使用量設定手段14の設定値と比較し所定レベルに達し、設定値との残量値が所定レベル以下になると、自動検針センタ6に親機より通知発呼する。自動検針センタ6は需要家に電話などで設定されたガス使用量の残量が少ないことを通知し、需要家がガス料金を支払うと自動検針センタ6よりガス使用量の設定値が親機12に送信される。親機12は受信すると現在残っているガス使用量を受信した新ガス使用量とを加算しガス使用量設定手段14に設定する。その結果需要家は継続してガスを使用することが可能になる。
【0028】
このように親機12で需要家が支払ったガス料金に相当するガス使用量の設定値をもち、ガスメータ8に対し定期的に検針し需要家のガス使用量を積算しその積算値と設定値とを比較し需要家のガス使用量を管理していくが、こうした通信をガスメータ8のすぐ側、もしくは一体化した子機9と親機12とが無線通信により行うので、ガスメータ8と自動検針センタ6とを接続する通信回線13が、何らかのトラブルや事故で切断されたり、物が通信回線13を構成するケーブル線に引っ掛かり破断などのトラブルにより、需要家がせっかくガス料金を支払ったのにガス使用量に加算されず、遮断手段によりガス供給停止されガスを使用できないという利便性の悪さをなくす事ができ、又ガスメータ8が需要家の奥まった位置、取付けの関係で需要家の家の中や、ベランダなどに設置され、事業者の検針員がガス使用量をみて料金を徴収予告ができないなどの不便さがなく、ガス需要家がガス器具を使用する際の利便性、検針システムの信頼性の向上を図る事が可能である。
【0029】
なお、開栓要求電文を一例に説明したが閉栓要求など遮断手段の制御信号であればよい。
【0030】
(実施例2)
図2は本発明の第2の無線検針装置の実施例である。図2において図1、図3、図4及び図5と同一機能を有する構成要素には、同一番号を付している。
【0031】
図2で、親機12において、15は回線接続手段で、自動検針センタ6(図示せず)と通信回線13を介して接続され、相互通信を行ない、例えば自動検針センタ6より各種設定や検針等の要求電文を受信したり、逆に応答電文等を送信する。16は制御手段で、回線接続手段15で受信した電文をガスメータ8に送信する準備、ガスメータ8より送られてきた電文を回線接続手段15を介して送信する準備を行なう。17は無線通信手段で、回線接続手段15で受信した電文を制御手段16でガスメータ8に送信すると判定すると無線通信手段17に出力され、通信電文を構成するデータは例えばFSK変調などの方式で変調され、親機アンテナ11を介して子機9に無線電波で送信する。無線周波数帯は、例えば特定小電力等で利用する周波数帯であったりする。
【0032】
次に本発明の構成を説明する。自動検針センタ6より需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が、電話回線やISDN等の公衆回線の通信回線13を介して送られ親機12の回線接続手段15で受信する。回線接続手段15は即制御手段16に送り、制御手段16は、電文内容を解析して需要家のガスを使用可能なガス使用量の場合、使用量設定手段14にその値を設定すると共に、開栓要求電文を作成し制御手段16は無線通信手段17に出力する。無線通信手段17は例えば特定小電力周波数帯等を利用し、FSK等の周波数変調の無線方式より無線電波で親機アンテナ11を介して子機8に開栓要求信号を送信する。親機より無線で送信されてきたのを子機アンテナ10でキャッチすると、子機9は内部の周波数復調手段で検波し通信電文を作成しガスメータ8に開栓要求を送信する。ガスメータ8は開栓要求電文を受信すると、遮断手段が開栓され需要家はガスが使用可能となり、調理器具や暖房器具等を使用できる。
【0033】
そして需要家がガス器具を使用開始するとガスメータ8は使用量を計量し内部の検針量記憶手段に格納する。親機12が定期的に子機9に対し制御手段16より検針要求電文を作成し、無線通信手段17を介して送信する。子機9は子機アンテナ10を介して受信するとガスメータ8に検針要求電文を送信する。ガスメータ8は検針要求電文を受信すると内部の検針量記憶手段の記憶値を応答電文に設定し、子機9に送信する。子機9はガスメータ8からの検針応答電文を受信すると子機アンテナ10を介していて送信する。一方親機12は親機アンテナ11を介して無線通信手段17で受信すると例えば周波数復調などの方式により検波し制御手段17に出力する。制御手段17は検針したガス使用量を積算手段18に格納する。制御手段17はガス使用量設定手段14の設定値と検針した積算手段18の使用量とを比較し、設定された使用量に達したかどうかを判定する。自動検針センタ6は親機12に対し定期的な使用量検針要求により積算手段18の内容を検針し、使用状況により需要家に通知する。需要家より再度支払いがあると自動検針センタ6より支払い金額に対応したガス使用量を親機12に送信する。親機12は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理する。もし需要家がガス料金を支払わなかった場合、積算手段18の積算値が使用量設定手段14の設定値に達すると親機12は閉栓要求信号を子機9に送信する。子機9は受信した閉栓要求をガスメータ8に送信する。ガスメータ8は閉栓要求を受信すると遮断手段を駆動しガス供給を停止する。
【0034】
また子機9はガスメータ8のすぐ側、或いはガスメータ8本体にくっつけて一体化設置されるためガスメータ8と子機9との接続線は極めて短く側を通行する人間が持っている棒等のものに引っかかりにくく接続トラブルが起こりにくい。更に親機12はガス事業者が通常生活する需要家の邪魔のならない位置に自由に設置でき、且つ子機9との通信は無線電波、例えば特定小電力帯の周波数領域を使用し送受信するので接続ケーブルが断線するなどのトラブルがない。
【0035】
このように、子機9はガスメータ8のすぐ側に設置し、親機12は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、無線で開栓要求信号をガスメータ8に送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性を高め、器具使用中に不意の切断でガスを利用できないという不具合がなく利便性を向上している。その結果そのデータに基づいてLPGにおいてはボンベ配送の効率的な運用、ガス需要家からの適正なガス料金の回収がおこなえ管理の利便性、検針システムの信頼性の向上を図る事が可能となる。
【0036】
(実施例3)
図3は本発明の第3の無線検針装置の実施例である。図3において図1、図2、図4、図5及び図6と同一機能を有する構成要素には、同一番号を付している。
【0037】
図3で、親機12において、19は発呼通報手段で、自動検針センタ6(図示せず)と通信回線13を介して設定された使用量設定手段の設定値と、子機9を介しガスメータ8とガス使用量の検針要求をを行ない、使用した積算値と使用量設定値との差が所定値以下になると、即ち残量が少なくなると自動検針センタ6に残量が少なくなったという通報発呼を行う。
【0038】
次に本発明の構成を説明する。自動検針センタ6より需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が、電話回線やISDN等の公衆回線の通信回線13を介して送られ親機12の回線接続手段15で受信する。回線接続手段15は即制御手段16に送り、制御手段16は、電文内容を解析して需要家のガスを使用可能なガス使用量の場合、使用量設定手段14にその値を設定すると共に、開栓要求電文を作成し制御手段16は無線通信手段17に出力する。無線通信手段17は例えば特定小電力周波数帯等を利用し、FSK等の周波数変調の無線方式より無線電波で親機アンテナ11を介して子機8に開栓要求信号を送信する。親機より無線で送信されてきたのを子機アンテナ10でキャッチすると、子機9は内部の周波数復調手段で検波し通信電文を作成しガスメータ8に開栓要求を送信する。ガスメータ8は開栓要求電文を受信すると、遮断手段が開栓され需要家はガスが使用可能となり、調理器具や暖房器具等を使用できる。
【0039】
そして需要家がガス器具を使用開始するとガスメータ8は使用量を計量し内部の検針量記憶手段に格納する。親機12が定期的に子機9に対し制御手段16より検針要求電文を作成し、無線通信手段17を介して送信する。子機9は子機アンテナ10を介して受信するとガスメータ8に検針要求電文を送信する。ガスメータ8は検針要求電文を受信すると内部の検針量記憶手段の記憶値を応答電文に設定し、子機9に送信する。子機9はガスメータ8からの検針応答電文を受信すると子機アンテナ10を介していて送信する。一方親機12は親機アンテナ11を介して無線通信手段17で受信すると例えば周波数復調などの方式により検波し制御手段17に出力する。制御手段17は検針したガス使用量を積算手段18に格納する。制御手段17はガス使用量設定手段14の設定値と検針した積算手段18の使用量とを比較し、設定された使用量に達したかどうかを判定する。積算手段18の積算値と使用量設定手段14の設定値とを制御手段16で比較し、その差が所定値以下になった場合制御手段16は通報手段19に警告出力を行い、通報手段19は自動検針センタ6に発呼通信を行う。通報手段19は発呼を回線接続手段15を介し自動検針センタに通報する。
【0040】
自動検針センタ6は親機12からの発呼通信を受信すると、需要家に残量が少なくなったことを通知する。需要家より再度支払いがあると自動検針センタ6より支払い金額に対応したガス使用量を親機12に送信する。親機12は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理する。もし需要家がガス料金を支払わなかった場合、積算手段18の積算値が使用量設定手段14の設定値に達すると親機12は閉栓要求信号を子機9に送信する。子機9は受信した閉栓要求をガスメータ8に送信する。ガスメータ8は閉栓要求を受信すると遮断手段を駆動しガス供給を停止する。
【0041】
また子機9はガスメータ8のすぐ側、或いはガスメータ8本体にくっつけて一体化設置されるためガスメータ8と子機9との接続線は極めて短く側を通行する人間が持っている棒等のものに引っかかりにくく接続トラブルが起こりにくい。更に親機12はガス事業者が通常生活する需要家の邪魔のならない位置に自由に設置でき、且つ子機9との通信は無線電波、例えば特定小電力帯の周波数領域を使用し送受信するので接続ケーブルが断線するなどのトラブルがない。
【0042】
このように、子機9はガスメータ8のすぐ側に設置し、親機12は通行の邪魔にならない任意の位置に設置でき、無線で開栓要求信号をガスメータ8に送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性を高め、器具使用中に不意の切断でガスを利用できないという不具合がなく、かつ使用量設定値にガスの使用積算値がある所定値以内に達すると自動検針センタ6発呼通信し、残量が少ないという予告を行うのでいきなりガス供給を停止することなく利便性を向上している。その結果そのデータに基づいてLPGにおいてはボンベ配送の効率的な運用、ガス需要家からの適正なガス料金の回収がおこなえ管理の利便性、検針システムの信頼性の向上を図る事が可能となる。
【0043】
(実施例4)
図4は本発明の第4の実施例である。図4において図1、図2、図3、図5及び図6と同一機能を有する構成要素には、同一番号を付している。
【0044】
図4は本発明の第4の実施例の無線検針装置で、20、21は第2及び第3のガスメータで、ガスメータ8が設置された需要家以外で、各々の需要家のガス使用量を計測すると共に、ガス器具の使用状態を監視し、異常使用時内蔵の遮断手段(図示せず)で遮断すると共にするともに通信機能を有している。22,23は第2、及び第3の子機で、第2の子機22は第2のガスメータ20のすぐ側に接続もしくは一体設定されて配線されたり、第3の子機23は第3のガスメータ21のすぐ側に接続もしくは一体設定されて配線される。24、25は第2及び第3の子機アンテナで、第2、第3の子機22、23に送受信される無線電波をキャッチしたり送信したりする。親機12は1台で子機9、第2の子機22、第3の子機23と需要家多数の1:Nの無線通信システムを構成する。無線電波は例えば特定小電力帯の周波数を利用する。
【0045】
26、27、28は第1、第2及び第3の使用量設定手段で、親機12に設けられ、自動検針センタ6より各需要家の支払ったガス料金に対応したガス使用量を各々設定される。29、30、31は第1、第2、第3の積算手段で、各需要家のガス使用量を計測するガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21から子機9、第2の子機22、第3の子機23を介し無線通信で親機12に受信し、各家庭毎のガス使用量を記憶する。
【0046】
子機9、第2の子機22、第3の子機23はガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21のすぐ側に設置され、或いはガスメータと一体設置されて配線され、各種通信を行う。親機12は需要家宅に設置されるが、ガス事業者にとって取り付けやすい便利な位置に、例えば宅内の電話機の下、或いは屋外設置ならば外壁の邪魔にならない位置に設置する。
【0047】
次に本発明の構成を説明する。ガス事業者が検針を行うため自動検針センタ6とアナログ方式の電話回線やISDN等などの公衆回線による通信回線13を介して親機12が接続される。更に親機12は各種通信電文を作成し親機アンテナ11を介し送信し、子機9は子機アンテナ11を介して無線電波を受信する。このように無線電波で子機9、親機12間で無線通信する。子機アンテナ11を介して子機9は電文受信するとガス使用量を検針するガスメータ8とがケーブル線等を介して通信端子(図示せず)に接続され、受信した通信電文を送る。
【0048】
こうした1:Nの無線式の自動検針システムにおいて、予め各々の需要家がガス料金を支払う(前払い)と自動検針センタ6より通信回線13を介して親機12に支払った料金に対応したガス使用量を送信する。親機12は受信すると親機12内部の第1の使用量設定手段26、第2の使用量設定手段27、第3の使用量設定手段28に各々の需要家毎にガス使用量を設定する。
【0049】
そして親機12は使用量が設定されると支払った需要家のガスメータ8,20,21の遮断手段をあけるため開栓要求電文を作成し、親機アンテナ11を介して子機9、第2の子機22、第3の子機23に無線電波で送信する。子機9、第2の子機22、第3の子機23は子機アンテナ11、第2のアンテナ24、第3の子機アンテナ25を介して受信し、開栓要求の受信電文をガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21に送信する。ガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21は開栓要求電文を受信すると、遮断手段(図示せず)を開栓しガスを各々の需要家毎供給開始する。ガス需要家はこれによりガスを使用可能となり、例えば煮炊きなどの調理器具、ストーブやシャワーなどの暖房、給湯器具を使用できる。
【0050】
親機12は定期的に各需要家のガス使用量を検針するため検針要求を子機9、第2の子機22、第3の子機23を介し一斉同時、或いは一軒づつ個別にガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21に送信する。ガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21よりの検針応答電文を子機9、第2の子機22、第3の子機23を介し親機12が受信し、各需要家に対応した第1の積算手段29、第2の積算手段30、第3の積算手段31に記憶する。そして第1の積算手段29、第2の積算手段30、第3の積算手段31に格納された各家庭毎の積算値と第1の使用量設定手段26、第2の使用量設定手段27、第3の使用量設定手段28の設定値とを制御手段16で比較する。各々のガス需要家のガス使用量が、各々の需要家の使用量設定に対応した第1の使用量設定手段26、第2の使用量設定手段27、第3の使用量設定手段28の設定値と比較し所定レベルに達し、設定値との残量値が所定レベル以下になると、自動検針センタ6に親機12より回線接続手段15を介して発呼通信を行う。自動検針センタ6は各需要家に電話などで設定されたガス使用量の残量が少ないことを通知し、該当の需要家がガス料金を支払うと自動検針センタ6よりガス使用量の設定値が親機12に送信される。親機12は受信すると現在残っているガス使用量を受信した新ガス使用量とを加算し第1のガス使用量設定手段26、第2の使用量設定手段27、第3の使用量設定手段28に残っている残量と合算し設定する。その結果需要家は継続してガスを使用することが可能になる。
【0051】
このように1:Nの複数の需要家に対しても親機12で各需要家が支払ったガス料金に相当するガス使用量の設定値を複数もち、ガスメータ8、第2のガスメータ20、第3のガスメータ21に対し定期的に検針し需要家のガス使用量を積算しその積算値と設定値とを比較し需要家のガス使用量を管理していくが、こうした通信をガスメータ8のすぐ側、もしくは一体化した子機9と親機12とが無線通信により行うので、ガスメータ8と自動検針センタ6とを接続する通信回線13が、何らかのトラブルや事故で切断されたり、物が通信回線13を構成するケーブル線に引っ掛かり破断などのトラブルにより、需要家がせっかくガス料金を支払ったのにガス使用量に加算されず、遮断手段によりガス供給停止されガスを使用できないという利便性の悪さをなくす事ができ、又ガスメータ8が需要家の奥まった位置、取付けの関係で需要家の家の中や、ベランダなどに設置され、事業者の検針員がガス使用量をみて料金を徴収予告ができないなどの不便さがなく、ガス需要家がガス器具を使用する際の利便性、検針システムの信頼性の向上を図る事が可能である。
【0052】
(実施例5)
図5は本発明の第5の無線検針装置の実施例である。図5において図1、図2、図3、図4及び図6と同一機能を有する構成要素には、同一番号を付している。
【0053】
図5は本発明の第5の実施例の無線検針装置で、32はカード入力手段で、親機12に設けられ、ガス事業者或いはガス需要家が購入したカードを挿入するとカードに記憶されたガス使用可能量が読み取られ、使用量設定手段14に設定される。カードはICカードや磁気カードであったりする。33は延長設定手段で、スイッチ(リードSW、タクトSW等)よりなり使用量設定手段14の設定値と積算手段18との積算値とが所定量以上有る場合は受け付けず所定量以下の場合受け付ける。34は延長使用量設定手段で、延長設定手段33を操作した場合のみ、特に需要家が新規カードを購入し忘れた場合に1回限り受け付けることができ、1日分の使用設定量を使用量設定手段14に緊急用として加算設定できる。以降延長設定手段34は需要家が料金を支払わない限り操作しても受け付けない。
【0054】
次に本発明の構成を説明する。ガス事業者が検針を行うため自動検針センタ6とアナログ方式の電話回線やISDN等などの公衆回線による通信回線13を介して親機12が接続される。更に親機12は各種通信電文を作成し親機アンテナ11を介し送信し、子機9は子機アンテナ11を介して無線電波を受信する。このように無線電波で子機9、親機12間で無線通信する。子機アンテナ11を介して子機9は電文受信するとガス使用量を検針するガスメータ8とがケーブル線等を介して通信端子(図示せず)に接続され、受信した通信電文を送る。子機9はガスメータ8のすぐ側に設置されたり、ガスメータ8と一体設置されてケーブル線等で接続される。親機12は需要家の通行の邪魔にならない宅内の電話機などの下に設置されたり、屋外設置の場合外壁に固定される。
【0055】
こうした無線式の自動検針システムにおいて、予め需要家がガス料金を支払い(前払い)しカードを購入する。そのカードを親機のカード入力手段29に挿入する。カード入力手段29はカード入力検知し、カードに記憶された需要家コードと支払った料金対応のガス使用可能量とを読み出す。そして制御手段16の一致判定手段で入力した需要家コードが自動検針センタ6より通信回線13を介して親機12に設定した需要家コードとが一致するか否かを判定する。一致した場合カードより読み取った使用量設定値を有効とみなし使用量設定手段14に設定する。即ち、カードは偽造されやすいので自動検針センタ6から送信された需要家コードとカード購入時に設定された需要家コードとが一致した場合のみ有効としそれ以外は不一致として使用量設定手段14に設定されない。
【0056】
そして親機12は使用可能量が設定されると開栓要求電文を作成し、親機アンテナ11を介して子機9に無線電波で送信する。子機9は子機アンテナ11を介して受信し、開栓要求の受信電文をガスメータ8に送信する。ガスメータ8は開栓要求電文を受信すると、内蔵の遮断手段を開栓しガスを供給開始する。ガス需要家はこれによりガスを使用可能となり、例えば煮炊きなどの調理、ストーブやシャワーなどの暖房、給湯器具を使用できる。
【0057】
親機12は定期的にガス需要家のガス使用量を検針するため検針要求を無線通信で子機9を介し、ガスメータ8に送信する。ガスメータ8で需要家が使用したガス量を計測手段で計測し積算しており、その積算値よりの検針応答電文を作成し、子機9を介し親機12へ送信し、親機12が受信すると積算手段18に格納する。制御手段16は積算手段18の積算値と使用量設定手段14の設定値と比較する。ガス需要家のガス使用量が、使用量設定手段14の設定値と比較し所定レベルに達し、設定値との残量値が所定レベル以下になると、自動検針センタ6に親機より通知発呼する。自動検針センタ6は需要家に電話などで設定されたガス使用量の残量が少ないことを通知し、需要家が再度ガス料金を支払いカードを購入しカード入力手段32と自動検針センタ6よりガス使用可能量の設定値が親機12に送信される。親機12は受信すると現在残っているガス使用量を受信した新ガス使用量とを加算しガス使用量設定手段14に設定する。その結果需要家は継続してガスを使用することが可能になる。
【0058】
ところが需要家が事前に新カードを購入し忘れる場合があり、調理中或いはシャワーなどを浴びている最中にガス使用量が設定値に到達し遮断されると極めて不便であり不満が残る。そこでこうした場合に例えば1日に限り延長設定手段33(例えば通信テスト用のテストSW等)を操作し1日分の使用設定量を使用量設定手段14に加算する。このことにより緊急時ガス供給を停止されずにすむ。そしてその間に新カードを購入し再度カード入力手段32に挿入し替えて新たに使用量設定手段14に設定する。この場合入力した使用可能量は延長設定手段34で緊急に利用したガス量を差し引いて使用量設定手段14に設定される。
【0059】
このように親機12からカードにより需要家が支払ったガス料金に相当するガス使用可能量の設定値を使用量設定手段14に設定し、ガスメータ8に対し定期的に検針し需要家のガス使用量を積算しその積算値と設定値とを比較し需要家のガス使用量を管理していくが、もし万が一需要家が新カードを購入し忘れた場合、延長設定手段33により一定期間使用量をレンタルすることができ、急に遮断されガスが使用できず煮炊きなどの調理ができないとか、シャワー中に急に冷水が出るなどという不具合がなく、また子機9をガスメータ8のすぐ側、もしくはガスメータ8と一体化し、更に子機9と親機12とが無線通信により通信を行うので、ガスメータ8と自動検針センタ6とを接続する通信回線13が、何らかのトラブルや事故で切断されたり、物が通信回線13を構成するケーブル線に引っ掛かり破断などのトラブルにより、需要家がせっかくガス料金を支払い購入したカードを差しこんだのにガス使用量に加算されず、遮断手段によりガス供給停止されガスを使用できないという利便性の悪さをなくす事ができ、又ガスメータ8が需要家の奥まった位置、取付けの関係で需要家の家の中や、ベランダなどに設置され、事業者の検針員が、ガスメータ8よりガス使用量をみて料金を徴収できないなどの不便さがなく使い勝手が向上し、ガス需要家がガス器具を使用する際の利便性、検針システムの信頼性の向上を図る事が可能である。
【0060】
なお、ICカードや磁気カードで説明したがこれに限らず事前に支払った使用料金情報を記録した記録媒体であればよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、各需要家が予め支払ったガス使用量を送信する自動検針センタと、各需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータに接続され前記ガスメータと通信を行い通信した内容を無線で送信する子機と、前記子機と無線通信を行い前記自動検針センタから各需要家が予め支払ったガス使用量を通信で受信し前記子機を介して前記ガスメータに開閉制御信号を送信し需要家のガス使用量を監視する親機とを設けており、自動検針センタより需要家が予め支払った金額に対応したガス使用量が通信で送られ、親機でガス使用量を記憶し、無線で子機に開閉制御信号を送信し、更に子機はガスメータに開閉制御信号を送信し、ガスメータは受信すると開栓し、需要家はガスが使用可能となり、調理や暖房等の器具を使用できると共に、親機は定期的に需要家のガス使用量を検針し、設定された使用量との残量がわかるように記憶しており、自動検針センタからも定期的に通信し使用可能な残量がすくなくなったと判断すると、自動検針センタより需要家に通知し、更に需要家より支払いがあると自動検針センタより支払い金額に対応したガス使用量を親機に送られてきて、親機は残使用可能量と送信されてきたガス使用量とを合算し新設定値として需要家の使用量を管理することができるので、子機がガスメータのすぐ側、或いは一体化設置されて、かつ親機は通行の邪魔にならない任意の位置に設置、例えば宅内や外壁に設置でき、特にガスメータが需要家の奥まった位置に設置されていても親機がガス事業者にとって便利の良い位置に設置でき、更に無線で開閉制御信号をガスメータに送ったり、ガス使用量を検針するので不慮のトラブルで回線を切断されることなく、検針システムの信頼性が高まり、器具使用中に既にガス料金を支払っているのに突然ガス供給停止されることがなく利便性や使い勝手を向上させている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の無線検針装置の制御ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例の無線検針装置の制御ブロック図
【図3】本発明の第3の実施例の無線検針装置の制御ブロック図
【図4】本発明の第4の実施例の無線検針装置の制御ブロック図
【図5】本発明の第5の実施例の無線検針装置の制御ブロック図
【図6】従来の無線検針装置の制御ブロック図
【符号の説明】
6 自動検針センタ
8 ガスメータ
9 子機
12 親機
14 使用量設定手段
15 回線接続手段
16 制御手段
17 無線通信手段
18 積算手段
19 通報手段
20 第2のガスメータ
21 第3のガスメータ
22 第2の子機
23 第3の子機
26 第1の使用量設定手段
27 第2の使用量設定手段
28 第3の使用量設定手段
29 第1の積算手段
30 第2の積算手段
31 第3の積算手段
32 カード入力手段(記録媒体入力手段)
33 延長設定手段
34 延長使用量設定手段

Claims (6)

  1. 各需要家が予め支払った料金に相当するガス使用量の情報を送信する自動検針センタと、各需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータに接続され前記ガスメータと通信を行いその内容を無線で通信する子機と、前記子機と無線通信を行い前記自動検針センタから各需要家が予め支払った前記ガス使用量の情報を通信で受信し前記子機を介して前記ガスメータに開閉制御信号を送信し需要家のガス使用量を監視する親機とを備えた無線検針装置。
  2. 自動検針センタと通信回線で接続された親機と、前記親機と無線通信を行う子機と、前記子機と接続され需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータとからなる無線検針装置において、自動検針センタと通信を行う回線接続手段と、自動検針センタより需要家が事前に支払ったガス使用量を設定する使用量設定手段と、需要家のガス使用量を積算する積算手段と、前記子機と無線通信を行う無線通信手段と、前記回線接続手段で受信した需要家のガス使用量を前記使用量設定手段に設定し前記無線通信手段を通じて前記子機に開閉制御信号を送信すると共に前記ガスメータで計量したガス量を受信し前記積算手段に積算し使用量設定値に到達したか否かを判定する制御手段とでなる親機とを備えた無線検針装置。
  3. 自動検針センタと通信回線で接続された親機と、前記親機と無線通信を行う子機と、前記子機と接続され需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータとからなる無線検針装置において、自動検針センタと通信を行う回線接続手段と、自動検針センタより需要家が事前に支払ったガス使用量を設定する使用量設定手段と、需要家のガス使用量を積算する積算手段と、前記子機と無線通信を行う無線通信手段と、前記回線接続手段で受信した需要家のガス使用量を前記使用量設定手段に設定し前記無線通信手段を通じて前記子機に開閉制御信号を送信すると共に前記ガスメータで計量したガス量を受信し前記積算手段に積算し使用量設定値に到達したか否かを判定する制御手段と、積算値が使用量設定値との差が所定量以下になると警告を発する通報手段とでなる親機とを備えた無線検針装置。
  4. 需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータと接続され通信する子機と、前記複数の子機と無線通信し自動検針センタと通信回線で接続され各需要家が事前に支払ったガス使用量を管理する親機とを備えた無線検針装置。
  5. 需要家のガス使用量を計量したり使用状態を監視するガスメータと、前記ガスメータと接続され通信する子機と、前記複数の子機と無線通信し各需要家が事前に支払った使用料金情報を記録した記録媒体が挿入されるとガス使用可能量を入力する記録媒体入力手段と、入力したガス使用可能量を設定するガス使用量設定手段と、設定されたガス使用可能量と前記子機より受信した需要家のガス使用量を管理する積算手段とを有する親機とを備えた無線検針装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の無線検針装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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