JPH11294710A - 給水加熱装置 - Google Patents
給水加熱装置Info
- Publication number
- JPH11294710A JPH11294710A JP9940298A JP9940298A JPH11294710A JP H11294710 A JPH11294710 A JP H11294710A JP 9940298 A JP9940298 A JP 9940298A JP 9940298 A JP9940298 A JP 9940298A JP H11294710 A JPH11294710 A JP H11294710A
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- Japan
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- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベント抽出装置によって抽出されたベント内
に含まれるドレンのエロージョンにより生じるベント抽
出ライン管の減肉を防止することができる給水加熱装置
を提供する。 【解決手段】 本発明による給水加熱装置１０は、給水
加熱器本体１と、給水加熱器本体１内に設けられたベン
ト抽出装置２とを備えている。ベント抽出装置２は、抽
出したベントを排出するための抽出口２ａを有してお
り、この抽出口２ａにはドレン分離タンク６が接続され
ている。ドレン分離タンク６は、ベント出口６ａとドレ
ン出口６ｂとを有している。ベント出口６ａには、ベン
ト抽出ライン管３の一端が接続されている。ベント抽出
ライン管３の他端は、復水器５に接続されている。
に含まれるドレンのエロージョンにより生じるベント抽
出ライン管の減肉を防止することができる給水加熱装置
を提供する。 【解決手段】 本発明による給水加熱装置１０は、給水
加熱器本体１と、給水加熱器本体１内に設けられたベン
ト抽出装置２とを備えている。ベント抽出装置２は、抽
出したベントを排出するための抽出口２ａを有してお
り、この抽出口２ａにはドレン分離タンク６が接続され
ている。ドレン分離タンク６は、ベント出口６ａとドレ
ン出口６ｂとを有している。ベント出口６ａには、ベン
ト抽出ライン管３の一端が接続されている。ベント抽出
ライン管３の他端は、復水器５に接続されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベント抽出装置を
有する給水加熱装置に係り、とりわけ、ベント抽出装置
によって抽出されたベント内に含まれるドレンのエロー
ジョンによるベント抽出ライン管の減肉を防止すること
ができる給水加熱装置に関する。
有する給水加熱装置に係り、とりわけ、ベント抽出装置
によって抽出されたベント内に含まれるドレンのエロー
ジョンによるベント抽出ライン管の減肉を防止すること
ができる給水加熱装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】給水加熱装置は、加熱蒸気と給水との間
で熱交換を行う装置であり、熱交換の過程においてベン
ト（不凝縮ガスともいう）が発生する。
で熱交換を行う装置であり、熱交換の過程においてベン
ト（不凝縮ガスともいう）が発生する。
【０００３】このベントを給水加熱装置の給水加熱器本
体から外部へ排出するために、給水加熱器本体にベント
抽出装置が設けられている。図２に、ベント抽出装置を
有する従来の給水加熱装置を示す。
体から外部へ排出するために、給水加熱器本体にベント
抽出装置が設けられている。図２に、ベント抽出装置を
有する従来の給水加熱装置を示す。
【０００４】図２に示すように、従来の給水加熱装置５
０は、給水加熱器本体５１と、給水加熱器本体５１内に
設けられたベント抽出装置５２とを備えている。ベント
抽出装置５２は、抽出したベントを給水加熱器本体５１
の外部へ排出するための抽出口５２ａを有しており、こ
の抽出口５２ａにはベント抽出ライン管５３の一端が接
続されている。
０は、給水加熱器本体５１と、給水加熱器本体５１内に
設けられたベント抽出装置５２とを備えている。ベント
抽出装置５２は、抽出したベントを給水加熱器本体５１
の外部へ排出するための抽出口５２ａを有しており、こ
の抽出口５２ａにはベント抽出ライン管５３の一端が接
続されている。
【０００５】ベント抽出ライン管５３の他端は、復水器
５５に接続されている。ベント抽出ライン管５３の管路
途中には、通過ベント量を調整するためのベントオリフ
ィス５４が設けられている。
５５に接続されている。ベント抽出ライン管５３の管路
途中には、通過ベント量を調整するためのベントオリフ
ィス５４が設けられている。
【０００６】図２に示す給水加熱装置５０は、給水加熱
器本体５１において加熱蒸気と給水との熱交換が行わ
れ、その際に発生するベントがベント抽出装置５２によ
って抽出される。抽出されたベントは、抽出口５２ａか
らベント抽出ライン管５３およびベントオリフィス５４
を経て復水器５５に送られる。
器本体５１において加熱蒸気と給水との熱交換が行わ
れ、その際に発生するベントがベント抽出装置５２によ
って抽出される。抽出されたベントは、抽出口５２ａか
らベント抽出ライン管５３およびベントオリフィス５４
を経て復水器５５に送られる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベント
抽出装置５２によって抽出されたベントにはドレンが混
在している場合がある。ベント中に含まれるドレンは、
ベント抽出ライン管５３に対するエロージョンの要因と
なり、特にベントオリフィス５４の二次側のオリフィス
角度４５°付近を減肉させることがある。
抽出装置５２によって抽出されたベントにはドレンが混
在している場合がある。ベント中に含まれるドレンは、
ベント抽出ライン管５３に対するエロージョンの要因と
なり、特にベントオリフィス５４の二次側のオリフィス
角度４５°付近を減肉させることがある。
【０００８】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、ベント抽出装置によって抽出されたベン
ト内に含まれるドレンのエロージョンによるベント抽出
ライン管の減肉を防止することができる給水加熱装置を
提供することを目的とする。
たものであり、ベント抽出装置によって抽出されたベン
ト内に含まれるドレンのエロージョンによるベント抽出
ライン管の減肉を防止することができる給水加熱装置を
提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水加熱器本
体と、給水加熱器本体内に設けられ、抽出口を有するベ
ント抽出装置と、ベント抽出装置の抽出口に接続され、
ベント出口を有し、抽出口から導入されるベント中のド
レンを分離するドレン分離タンクと、ドレン分離タンク
のベント出口に接続されたベント抽出ライン管と、を備
えたことを特徴とする給水加熱装置である。
体と、給水加熱器本体内に設けられ、抽出口を有するベ
ント抽出装置と、ベント抽出装置の抽出口に接続され、
ベント出口を有し、抽出口から導入されるベント中のド
レンを分離するドレン分離タンクと、ドレン分離タンク
のベント出口に接続されたベント抽出ライン管と、を備
えたことを特徴とする給水加熱装置である。
【００１０】本発明によれば、ベント中のドレンがドレ
ン分離タンクによって分離されるため、ベント中のドレ
ンのエロージョンによってベント抽出ライン管が減肉す
ることが防止される。
ン分離タンクによって分離されるため、ベント中のドレ
ンのエロージョンによってベント抽出ライン管が減肉す
ることが防止される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図１は、本発明による給水
加熱装置の一実施の形態を示す図である。図１に示すよ
うに、給水加熱装置１０は、給水加熱器本体１と、給水
加熱器本体１内に設けられたベント抽出装置２とを備え
ている。ベント抽出装置２は、抽出したベントを排出す
るための抽出口２ａを有しており、この抽出口２ａには
ドレン分離タンク６が接続されている。
施の形態について説明する。図１は、本発明による給水
加熱装置の一実施の形態を示す図である。図１に示すよ
うに、給水加熱装置１０は、給水加熱器本体１と、給水
加熱器本体１内に設けられたベント抽出装置２とを備え
ている。ベント抽出装置２は、抽出したベントを排出す
るための抽出口２ａを有しており、この抽出口２ａには
ドレン分離タンク６が接続されている。
【００１２】ドレン分離タンク６は、ベーン型分離装置
からなり、ベント出口６ａとドレン出口６ｂとを有して
いる。このうちベント出口６ａは、大面積に構成される
とともに、ベントを給水加熱器本体１の外部へ排出する
ベント抽出ライン管３の一端に接続されている。一方、
ドレン出口６ｂは、給水加熱器本体１内の水位面よりも
下方に設置されている。
からなり、ベント出口６ａとドレン出口６ｂとを有して
いる。このうちベント出口６ａは、大面積に構成される
とともに、ベントを給水加熱器本体１の外部へ排出する
ベント抽出ライン管３の一端に接続されている。一方、
ドレン出口６ｂは、給水加熱器本体１内の水位面よりも
下方に設置されている。
【００１３】ベント抽出ライン管３の他端は、復水器５
に接続されている。また、ベント抽出ライン管３の管路
途中には、通過ベント量を調整するためのベントオリフ
ィス４が、復水器５側の端部近傍であって、ベントオリ
フィス４の二次側のオリフィス角度４５°付近にベント
抽出ライン管３が存在しないような位置に設けられてい
る。
に接続されている。また、ベント抽出ライン管３の管路
途中には、通過ベント量を調整するためのベントオリフ
ィス４が、復水器５側の端部近傍であって、ベントオリ
フィス４の二次側のオリフィス角度４５°付近にベント
抽出ライン管３が存在しないような位置に設けられてい
る。
【００１４】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず給水加熱装置１０の給水
加熱器本体１において、加熱蒸気と給水との熱交換が行
われ、その際に発生するベントがベント抽出装置２によ
って抽出される。
の作用について説明する。まず給水加熱装置１０の給水
加熱器本体１において、加熱蒸気と給水との熱交換が行
われ、その際に発生するベントがベント抽出装置２によ
って抽出される。
【００１５】抽出されたベントは、ベント抽出装置２の
抽出口２ａからドレン分離タンク６に送られ、ベントと
ベント中に混在するドレンとが分離される。
抽出口２ａからドレン分離タンク６に送られ、ベントと
ベント中に混在するドレンとが分離される。
【００１６】分離されたドレンは、ドレン出口６ｂから
給水加熱器本体１内の水位面より下方に排出される。こ
れにより、分離ドレンの排出によって給水加熱器本体１
内の水位面に水位変動が発生することが防止される。
給水加熱器本体１内の水位面より下方に排出される。こ
れにより、分離ドレンの排出によって給水加熱器本体１
内の水位面に水位変動が発生することが防止される。
【００１７】ドレンを分離除去されたベントは、ベント
出口６ａからベント抽出ライン管３およびベントオリフ
ィス４を経て復水器５に送られる。この場合、ベント出
口６ａが大面積に構成されているため、ベントが効果的
に分散する。またベントオリフィス４の二次側のオリフ
ィス角度４５°付近にベント抽出ライン管３が存在しな
いため、ベント抽出ライン管３の減肉が実質的に防止さ
れる。
出口６ａからベント抽出ライン管３およびベントオリフ
ィス４を経て復水器５に送られる。この場合、ベント出
口６ａが大面積に構成されているため、ベントが効果的
に分散する。またベントオリフィス４の二次側のオリフ
ィス角度４５°付近にベント抽出ライン管３が存在しな
いため、ベント抽出ライン管３の減肉が実質的に防止さ
れる。
【００１８】以上のように本実施の形態によれば、抽出
されたベント中のドレンがドレン分離タンク６によって
分離されるため、ベント中のドレンのエロージョンのた
めにベント抽出ライン管３が減肉することが防止され
る。
されたベント中のドレンがドレン分離タンク６によって
分離されるため、ベント中のドレンのエロージョンのた
めにベント抽出ライン管３が減肉することが防止され
る。
【００１９】また、本実施の形態によれば、ドレン出口
６ｂが給水加熱器本体１内の水位面下部に設置されてい
るため、分離ドレンの排出によって給水加熱器本体１内
の水位面に水位変動が発生することが防止される。
６ｂが給水加熱器本体１内の水位面下部に設置されてい
るため、分離ドレンの排出によって給水加熱器本体１内
の水位面に水位変動が発生することが防止される。
【００２０】またベント出口６ａが大面積に構成されて
いるため、ベントが効果的に分散され、さらにベントオ
リフィス４の二次側のオリフィス角度４５°付近にベン
ト抽出ライン管３が存在しないため、ベント抽出ライン
管３の減肉を実質的に防止することができる。
いるため、ベントが効果的に分散され、さらにベントオ
リフィス４の二次側のオリフィス角度４５°付近にベン
ト抽出ライン管３が存在しないため、ベント抽出ライン
管３の減肉を実質的に防止することができる。
【００２１】なお、上記実施の形態において、ドレン分
離タンク６がベーン型分離装置からなっているが、ドレ
ン分離タンク６をメッシュ式分離装置や遠心分離式分離
装置によって構成してもよい。
離タンク６がベーン型分離装置からなっているが、ドレ
ン分離タンク６をメッシュ式分離装置や遠心分離式分離
装置によって構成してもよい。
【００２２】また、ドレン分離タンク６を、図２に示す
ように給水加熱器本体１の内部に設ける代わりに、給水
加熱器本体１の外部に設けてもよい。
ように給水加熱器本体１の内部に設ける代わりに、給水
加熱器本体１の外部に設けてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ベント中
のドレンがドレン分離タンクによって分離されるため、
ベント中のドレンのエロージョンによってベント抽出ラ
イン管が減肉することを防止することができる。
のドレンがドレン分離タンクによって分離されるため、
ベント中のドレンのエロージョンによってベント抽出ラ
イン管が減肉することを防止することができる。
【図１】本発明による給水加熱装置の一実施の形態を示
す断面図。
す断面図。
【図２】従来の給水加熱装置を示す断面図。
１ 給水加熱器本体 ２ ベント抽出装置 ２ａ 抽出口 ３ ベント抽出ライン管 ４ ベントオリフィス ５ 復水器 ６ ドレン分離タンク ６ａ ベント出口 ６ｂ ドレン出口 １０ 給水加熱装置
Claims (8)
- 【請求項１】給水加熱器本体と、 給水加熱器本体内に設けられ、抽出口を有するベント抽
出装置と、 ベント抽出装置の抽出口に接続され、ベント出口を有
し、抽出口から導入されるベント中のドレンを分離する
ドレン分離タンクと、 ドレン分離タンクのベント出口に接続されたベント抽出
ライン管と、を備えたことを特徴とする給水加熱装置。 - 【請求項２】ドレン分離タンクは、給水加熱器本体の内
部に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の
給水加熱装置。 - 【請求項３】ドレン分離タンクは、給水加熱器本体の外
部に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の
給水加熱装置。 - 【請求項４】ドレン分離タンクはドレン出口を有し、こ
のドレン出口は、給水加熱器本体内の水位面よりも下方
に設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のい
ずれかに記載の給水加熱装置。 - 【請求項５】ベント抽出ライン管に復水器が接続され、 ベント抽出ライン管内の復水器側の端部近傍にベントオ
リフィスが設けられていることを特徴とする請求項１乃
至４に記載の給水加熱装置。 - 【請求項６】ベント分離タンクは、ベーン型分離装置か
らなることを特徴とする請求項１乃至５に記載の給水加
熱装置。 - 【請求項７】ベント分離タンクは、メッシュ式分離装置
からなることを特徴とする請求項１乃至５に記載の給水
加熱装置。 - 【請求項８】ベント分離タンクは、遠心分離式分離装置
からなることを特徴とする請求項１乃至５に記載の給水
加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9940298A JPH11294710A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 給水加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9940298A JPH11294710A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 給水加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294710A true JPH11294710A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14246509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9940298A Withdrawn JPH11294710A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 給水加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294710A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001647A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 蒸気タービンのドレン排出装置 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9940298A patent/JPH11294710A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001647A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 蒸気タービンのドレン排出装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060731 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060818 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061005 |