JPH11294443A - クランク軸の潤滑装置 - Google Patents

クランク軸の潤滑装置

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JPH11294443A
JPH11294443A JP9490398A JP9490398A JPH11294443A JP H11294443 A JPH11294443 A JP H11294443A JP 9490398 A JP9490398 A JP 9490398A JP 9490398 A JP9490398 A JP 9490398A JP H11294443 A JPH11294443 A JP H11294443A
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JP
Japan
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lubricating
oil
main
journal
lubricating oil
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JP9490398A
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Takao Suzuki
孝男 鈴木
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各メインジャーナルの潤滑部へ供給される潤
滑油量を均等にすることのできるクランク軸の潤滑装置
を提供すること。 【解決手段】 第1、2、4、5メインジャーナル(1
10、130、170、190)の外周の潤滑部に導入
された潤滑油は連通油路(220、240、260、2
80)を介して第1、2、3、4ピンジャーナル(12
0、140、160、180)の外周の潤滑部に送ら
れ、その後、隙間からオイルパンに戻る。第3メインジ
ャーナル(150)の外周の潤滑部に導入された潤滑油
は第3メインベアリング(350)に形成された排出穴
(360)から排出されオイルパンに帰還する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランク軸の潤滑装
置、特に往復動式内燃機関のクランク軸の潤滑装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】往復動式内燃機関においてはピストンの
往復運動を回転運動に変換するためにクランク軸が使用
されている。このクランク軸の、メインジャーナルはベ
アリングを介してシリンダブロックにより支持され、ま
た、ピンジャーナルはベアリングを介してコネクティン
グロッドと連結されている。各メインジャーナルとベア
リングの間には潤滑油を供給しなければならないし、ま
た、各ピンジャーナルとベアリングの間にも潤滑油を供
給しなければならない。そして、ピンジャーナルへの潤
滑油の供給はメインジャーナルに供給した潤滑油を連通
油路を介しておこなわなければならない。
【0003】ここで、機関は通常偶数個の気筒を有し、
なることが多い。メインジャーナルは気筒数に1を加え
た数とされて、奇数個となることが多い。例えば、4気
筒エンジンの場合は5個のメインジャーナルとされる。
その場合に、1個のピンジャーナルへは1個のメインジ
ャーナルからのみ潤滑油を供給するものとすると、ある
1つのメインジャーナルへ供給される潤滑油はピンジャ
ーナルへ供給されないことになる。そこで、各ピンジャ
ーナルへ隣接する両側のメインジャーナルから1系統づ
つ、合計2系統で潤滑油を供給するようにした潤滑装置
が公知である(特開平7−27127号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
装置では、連通油路の径について配慮されておらず、最
外側のメインジャーナルへ供給される潤滑油は抵抗は大
きく(ピンジャーナルへの連通油路が1本しか連通され
ていない)、供給される潤滑油の量が、他のメインジャ
ーナルに比べて少なく、各メインジャーナルの潤滑油量
が均等にならない。そして、均等にならない場合は、最
も流れが悪いところの流量が確保されるように供給油圧
が制御されるので、ポンプ負荷が増大して、機関の燃費
を悪化させ、また、余分に潤滑油が供給されるところで
は、潤滑油温が低下して、潤滑油の粘度が増大して摩擦
係数が増加し摺動部の摩擦増加はもちろん、なおさら、
ポンプ負荷を増大、燃費の悪化を将来する。また、連通
油路の数が多く、加工工数が多いという問題もある。本
発明は上記問題に鑑み、簡単な構成で各メインジャーナ
ルの潤滑部へ供給される潤滑油量を均等にすることので
きるクランク軸の潤滑装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、クランク軸のメインジャーナルであって、クランク
アームによって結合されているピンジャーナルの外周の
潤滑部に潤滑油を分配する連通油穴を有する連通油穴付
きメインジャーナルと、ピンジャーナルの外周の潤滑部
に潤滑油を分配する連通油穴を有さない連通油穴無しメ
インジャーナルと、から成るメインジャーナルと、連通
油穴付きメインジャーナルを支持する第1メイン軸受
と、連通油穴無しメインジャーナルを支持する第2メイ
ン軸受と、連通油穴付き、および、連通油穴無しメイン
ジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を供給するための潤
滑油供給手段と、を具備し、連通油穴付きメインジャー
ナルの外周の潤滑部に供給された潤滑油は、連通油穴を
通ってピンジャーナルの外周面に導かれ、連通油穴無し
メインジャーナルの外周の潤滑部に供給された潤滑油
は、第2メイン軸受を貫通する排出油路を介して、第2
メイン軸受の外部へ排出するようにされていることを特
徴とするクランク軸の潤滑装置が提供される。この様に
構成されたクランク軸の潤滑装置では、連通油穴無しメ
インジャーナルの外周の潤滑部に供給される潤滑油は、
第2メイン軸受を貫通する排出油路を介して、第2メイ
ン軸受の外部へ排出するようにされ流れが良い。
【0006】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、潤滑装置が動弁機構を有する往復動式内燃機
関のクランク軸の潤滑装置であって、排出油路から排出
された潤滑油が動弁機構の潤滑に使用されるようにされ
ているクランク軸の潤滑装置が提供される。この様に構
成されたクランク軸の潤滑装置では、排出油路から排出
された潤滑油が動弁機構の潤滑に使用される。
【0007】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、第2メイン軸受の背面に達した潤滑油をメイ
ンジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油導入
用軸受貫通穴が、軸受支持部材に形成された第2メイン
軸受の背面まで潤滑油を導く導入油路の径に等しくされ
た径を有する背面側の開口部から滑らかに絞られてメイ
ンジャーナルの外周の潤滑部に達するようにされたクラ
ンク軸の潤滑装置が提供される。この様に構成されたク
ランク軸の潤滑装置では、メインジャーナルの外周の潤
滑部に達する潤滑油の圧力が高くなる。
【0008】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、第2メイン軸受の背面に達した潤滑油をメイ
ンジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油導入
用軸受貫通穴が、軸受支持部材に形成された第2メイン
軸受の背面まで潤滑油を導く導入油路の径に等しくされ
た径を有する背面側の開口部から軸受内部で軸方向に2
股に分かれてメインジャーナルの外周の潤滑部に達する
ようにされたクランク軸の潤滑装置が提供される。この
様に構成されたクランク軸の潤滑装置では、メインジャ
ーナルの外周の潤滑部に軸方向で2か所潤滑油が供給さ
れる。
【0009】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
において、第2メイン軸受の背面に達した潤滑油をメイ
ンジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油導入
用軸受貫通穴が、軸方向で2か所に設けられているクラ
ンク軸の潤滑装置が提供される。この様に構成されたク
ランク軸の潤滑装置では、メインジャーナルの外周の潤
滑部に軸方向で2か所潤滑油が供給される。
【0010】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
において、第2メイン軸受の内の、少なくとも背面に潤
滑油が送達される側が2分割され、2分割されたそれぞ
れが、背面に達した潤滑油をメインジャーナルの外周の
潤滑部に導く潤滑油導入用軸受貫通穴を有していて、排
出油路が分割の隙間を起点にしているクランク軸の潤滑
装置が提供される。この様に構成されたクランク軸の潤
滑装置では、2分割された軸受に設けられた貫通穴を通
ってメインジャーナルの外周の潤滑部に軸方向で2か所
潤滑油が供給され、分割の隙間を起点にした排出油路か
ら潤滑油が排出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を説明する。図1は4気筒エンジンの場合の
本発明によるクランク軸の潤滑装置の構造の第1の実施
の形態の構造を模式的に示した図である。クランク軸1
00は、第1メインジャーナル110、第2メインジャ
ーナル130、第3メインジャーナル150、第4メイ
ンジャーナル170、第5メインジャーナル190の5
個のメインジャーナルと、第1ピンジャーナル120、
第2ピンジャーナル140、第3ピンジャーナル16
0、第4ピンジャーナル180の4個のピンジャーナル
を有する。
【0012】第1ピンジャーナル120は第1クランク
アーム115を介して第1メインジャーナル110と結
合され、第2クランクアーム125を介して第2メイン
ジャーナル130と結合され、第2ピンジャーナル14
0は第3クランクアーム135を介して第2メインジャ
ーナル130と結合され、第4クランクアーム145を
介して第3メインジャーナル150と結合され、第3ピ
ンジャーナル160は第5クランクアーム155を介し
て第3メインジャーナル150と結合され、第6クラン
クアーム165を介して第4メインジャーナル170と
結合され、第4ピンジャーナル180は第7クランクア
ーム175を介して第4メインジャーナル170と結合
され、第8クランクアーム125を介して第5メインジ
ャーナル190と結合され、ている。
【0013】第1〜第5メインジャーナル、110〜1
90は、それぞれ、第1〜第5メインベアリング、31
0、330、350、370、390を介して、シリン
ダブロック10とキャップ20で挟持されている。オイ
ルポンプ400から圧送された潤滑油は、メインギャラ
リ405、および、第1〜第5ギャラリ、410、43
0、450、470、490および、第1〜第5メイン
ベアリング、310〜390に形成されている導入穴、
315、335、355、375、395を通って、第
1〜第5メインベアリング、310〜390と第1〜第
5メインジャーナル、110〜190の間の摺動部に導
入される。
【0014】第1〜第5メインベアリング、310〜3
90の内周面には、周知のように、溝311、331、
351、371、391が形成されていて、潤滑油はそ
の溝に沿って、各メインジャーナルの全周に分布され
る。そして、第1〜第5メインジャーナル、110〜1
90には、それぞれ、略対向する外周面の間を貫通する
内部貫通穴、210、230、250、270、290
が潤滑油の周方向の分布を良くするために形成されてい
る。
【0015】そして、第1メインジャーナル110の貫
通穴210の一方の外周面上の出口から第1ピンジャー
ナル120の外周面に達する連通油路220が形成さ
れ、第2メインジャーナル130の貫通穴230の一方
の外周面上の出口からは第2ピンジャーナル140の外
周面に達する連通油路240が形成され、、第4メイン
ジャーナル170の貫通穴270の一方の外周面上の出
口からは第3ピンジャーナル160の外周面に達する連
通油路280が形成され、第5メインジャーナル190
の貫通穴290の一方の外周面上の出口から第4ピンジ
ャーナル180の外周面に達する連通油路290が形成
されている。
【0016】一方、第3メインジャーナル150にはピ
ンジャーナルの潤滑部に延伸する連通油路は形成されて
いない。その代わり、第3メインベアリング350には
導入穴355の他に、排出穴360が形成されている。
図2は排出穴360の例を、軸方向から見たものであっ
て、第3メインジャーナル150の最大荷重方向、すな
わち、真下側を外して形成され、焼付きの防止や流出が
悪くならないように配慮されている。
【0017】第1メインジャーナル110、第2メイン
ジャーナル130、第4メインジャーナル170、第5
メインジャーナル190の外周の潤滑部へ供給された潤
滑油は、それぞれ第1連通油路220、第2連通油路2
40、第3連通油路260、第4連通油路280を介し
て、第1ピンジャーナル120、第2ピンジャーナル1
40、第3ピンジャーナル160、第4ピンジャーナル
180の外周の潤滑部へ供給され、潤滑した後は、隙間
から抜けてオイルパン(図示せず)に帰還する。一方、
第3メインジャーナル150の外周の潤滑部に供給され
た潤滑油は潤滑後は、第3メインベアリング350の排
出穴360から排出されてオイルパン(図示せず)に帰
還する。
【0018】上記のようにすることによって、ピンジャ
ーナルの潤滑部への連通油路を有さない第3メインジャ
ーナル150の潤滑部を通る潤滑油の流れが良くなる、
その結果、潤滑油の流れが悪いメインジャーナルの潤滑
部がなくなり、それを補うために、その流れの悪さを補
うようにオイルポンプ400の供給圧を高める必要がな
くなり、結果的にオイルポンプ400の駆動力を減少
し、燃費が向上する。
【0019】次に、第1の実施の形態の変形例について
説明する。各変形例の第1の実施の形態との差は、第3
メインベアリング350における潤滑油を背面側から潤
滑部側に導く導入穴の構造にある。図3は第1の変形例
における導入穴355Aを示しており、背面側から潤滑
部側に向かってテーパ状に絞られている。このようにす
ることにより潤滑部における潤滑油の圧力を高めること
ができる。図4は第2の変形例における導入穴355B
を示しており、背面側から潤滑部側に向かう途中で2股
に分けられている。このようにすることにより潤滑部へ
導入される潤滑油の量を増大すること及び軸の巾方向全
体に給油することができる。且つ355Bは傾斜を持ち
流れに方向性もできる。図5は第3の変形例における導
入穴355Cを示しており、背面側から潤滑部側へ独立
した2本の導入穴にされており、このようにすることに
より潤滑部へ導入される潤滑油の量を増大すること及び
軸の巾方向全体に給油することができる。
【0020】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図6は第2の実施の形態の構造を示す図であって、
この第2の実施の形態においては、第2メインジャーナ
ル130の貫通穴230の一方の外周面上の出口から第
1ピンジャーナル120の外周面に達する連通油路22
0’が形成され、第3メインジャーナル150の貫通穴
250の一方の外周面上の出口からは第2ピンジャーナ
ル140の外周面に達する連通油路240’が形成さ
れ、、第4メインジャーナル170の貫通穴270の一
方の外周面上の出口からは第3ピンジャーナル160の
外周面に達する連通油路280が形成され、第5メイン
ジャーナル190の貫通穴290の一方の外周面上の出
口から第4ピンジャーナル180の外周面に達する連通
油路290が形成されている。
【0021】一方、第1メインジャーナル110にはピ
ンジャーナルの潤滑部に延伸する連通油路は形成されて
いない。その代わり、第1メインベアリング310には
導入穴315の他に、排出穴320が形成されている。
排出穴320が外部連通油路700に連通し、油路70
0は、吸気カムシャフト500、および排気カムシャフ
ト600の潤滑油取り入れ穴505、605に通じてい
る。図7に排出穴320および油路700の詳細が示さ
れている。
【0022】この第2の実施の形態では、第2メインジ
ャーナル130、第3メインジャーナル150、第4メ
インジャーナル170、第5メインジャーナル190の
外周の潤滑部へ供給された潤滑油は、それぞれ第1連通
油路220’、第2連通油路240’、第3連通油路2
60、第4連通油路280を介して、第1ピンジャーナ
ル120、第2ピンジャーナル140、第3ピンジャー
ナル160、第4ピンジャーナル180の外周の潤滑部
へ供給され、潤滑した後は、隙間から抜けてオイルパン
(図示せず)に帰還する。
【0023】しかし、第1メインジャーナル110の外
周の潤滑部に供給された潤滑油は潤滑後は、第1メイン
ベアリング310の排出穴160から、直接排出される
のではなくて、外部連通油路700を通って、吸気およ
び排気カムシャフト、500、600の潤滑油導入穴、
505、605に導かれる。吸気および排気カムシャフ
ト、500、600の潤滑油導入穴、505、605に
達した潤滑油は、さらに、吸気および排気カムシャフ
ト、500、600の内部の共通油路、510、61
0、および、さらに、分配油路、511〜516、61
1〜616を経て、図示されていないベアリングとの間
の各潤滑部へ供給される。そして潤滑後は、隙間から抜
けてオイルパン(図示せず)に帰還する。
【0024】次に、第2の実施の形態の変形例について
説明する。図8に示されるようにこの変形例において
は、第2の実施の形態に比して、第1メインベアリング
310のシリンダヘッド10側が2分割された310S
1と310S2で構成され、その各々に背面側から潤滑
部側へ独立した2本の導入穴315S1,315S2が
形成されるとともに2分割された310S1と310S
2の間に排出穴320’が形成されている点が異なる。
【0025】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、ピンジャーナ
ルの潤滑部へ潤滑油を送る連通油路を有さないメインジ
ャーナルには排出油路が形成されるので、各メインジャ
ーナルへ供給される潤滑油の量が均等にされ、その結
果、潤滑油の流れが悪いメインジャーナルの潤滑部がな
くなり、その流れの悪さを補うようにオイルポンプの供
給圧を高める必要がなくなり、結果的にオイルポンプの
駆動力が減少し、燃費が向上する。また、メインジャー
ナルの潤滑部からピンジャーナルの潤滑部へ潤滑油を導
く連通油路は各一本であるので連通油路の加工コストが
増大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を模式的に示
す図である。
【図2】第1の実施の形態における排出油路を軸方向か
ら見た図である。
【図3】第1の実施の形態の第1の変形例における導入
穴を示す図である。
【図4】第1の実施の形態の第2の変形例における導入
穴を示す図である。
【図5】第1の実施の形態の第3の変形例における導入
穴を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の構成を模式的に示
す図である。
【図7】第2の実施の形態における排出穴を軸方向から
見た図である。
【図8】第2の実施の形態の変形例における導入穴と排
出穴、外部連通油路を示す図である。
【符号の説明】
110、130、150、170、190…メインジャ
ーナル 120、140、160、180…ピンジャーナル 215、235、255、275、295…連通油路 310、330、350、370、390…メインベア
リング 315、335、355、375、395…導入穴 320、320’…排出穴 360…排出穴 400…オイルポンプ 500…吸気カムシャフト 600…排気カムシャフト 700…外部連通油路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸のメインジャーナルであっ
    て、クランクアームによって結合されているピンジャー
    ナルの外周の潤滑部に潤滑油を分配する連通油穴を有す
    る連通油穴付きメインジャーナルと、ピンジャーナルの
    外周の潤滑部に潤滑油を分配する連通油穴を有さない連
    通油穴無しメインジャーナルと、から成るメインジャー
    ナルと、 連通油穴付きメインジャーナルを支持する第1メイン軸
    受と、 連通油穴無しメインジャーナルを支持する第2メイン軸
    受と、 連通油穴付き、および、連通油穴無しメインジャーナル
    の外周の潤滑部に潤滑油を供給するための潤滑油供給手
    段と、を具備し、 連通油穴付きメインジャーナルの外周の潤滑部に供給さ
    れた潤滑油は、連通油穴を通ってピンジャーナルの外周
    面に導かれ、 連通油穴無しメインジャーナルの外周の潤滑部に供給さ
    れた潤滑油は、第2メイン軸受を貫通する排出油路を介
    して、第2メイン軸受の外部へ排出するようにされてい
    ることを特徴とするクランク軸の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 潤滑装置が動弁機構を有する往復動式内
    燃機関のクランク軸の潤滑装置であって、 排出油路から排出された潤滑油が動弁機構の潤滑に使用
    されるようにされている請求項1に記載のクランク軸の
    潤滑装置。
  3. 【請求項3】 第2メイン軸受の背面に達した潤滑油を
    メインジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油
    導入用軸受貫通穴が、軸受支持部材に形成された第2メ
    イン軸受の背面まで潤滑油を導く導入油路の径に等しく
    された径を有する背面側の開口部から滑らかに絞られて
    メインジャーナルの外周の潤滑部に達していることを特
    徴とする請求項1に記載のクランク軸の潤滑装置。
  4. 【請求項4】 第2メイン軸受の背面に達した潤滑油を
    メインジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油
    導入用軸受貫通穴が、軸受支持部材に形成された第2メ
    イン軸受の背面まで潤滑油を導く導入油路の径に等しく
    された径を有する背面側の開口部から軸受内部で軸方向
    に2股に分かれてメインジャーナルの外周の潤滑部に達
    していることを特徴とする請求項1に記載のクランク軸
    の潤滑装置。
  5. 【請求項5】 第2メイン軸受の背面に達した潤滑油を
    メインジャーナルの外周の潤滑部に潤滑油を導く潤滑油
    導入用軸受貫通穴が、軸方向で2か所に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランク軸の潤滑装
    置。
  6. 【請求項6】 第2メイン軸受の内の、少なくとも背面
    に潤滑油が送達される側が2分割され、2分割されたそ
    れぞれが、背面に達した潤滑油をメインジャーナルの外
    周の潤滑部に導く潤滑油導入用軸受貫通穴を有してい
    て、 排出油路が分割の隙間を起点にしていることを特徴とす
    る請求項1に記載のクランク軸の潤滑装置。
JP9490398A 1998-04-07 1998-04-07 クランク軸の潤滑装置 Pending JPH11294443A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150307A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Toyota Motor Corp エンジンの軸受け給油構造

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JP2009150307A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Toyota Motor Corp エンジンの軸受け給油構造

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