JPH11294258A - 内燃機関用ピストン及びその組立て方法 - Google Patents

内燃機関用ピストン及びその組立て方法

Info

Publication number
JPH11294258A
JPH11294258A JP10117888A JP11788898A JPH11294258A JP H11294258 A JPH11294258 A JP H11294258A JP 10117888 A JP10117888 A JP 10117888A JP 11788898 A JP11788898 A JP 11788898A JP H11294258 A JPH11294258 A JP H11294258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
piston head
head
combustion engine
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10117888A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hatanaka
一憲 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP10117888A priority Critical patent/JPH11294258A/ja
Publication of JPH11294258A publication Critical patent/JPH11294258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/02Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
    • F02B23/06Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
    • F02B23/0603Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston at least part of the interior volume or the wall of the combustion space being made of material different from the surrounding piston part, e.g. combustion space formed within a ceramic part fixed to a metal piston head
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/02Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
    • F02B23/06Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
    • F02B23/0672Omega-piston bowl, i.e. the combustion space having a central projection pointing towards the cylinder head and the surrounding wall being inclined towards the cylinder center axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用ピストンのピストン本体とピスト
ンヘッドとを高い結合強度で容易に組み立てることがで
きるようにする。 【解決手段】 ピストン10は、ピストン本体12とピ
ストンヘッド14とから成り、これらは周方向間隔をあ
けて設けられた複数の間欠蟻溝型嵌合部24によって相
互にかみ合わせて嵌合しており、またこれらを貫通する
リベット16によって結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ピスト
ンに関し、特に、2つの部品を結合して形成された内燃
機関用ピストンの改良と、その組立て方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用ピストンは、上面に形成され
た燃焼室と、周面に形成されてシリンダ本体の内面に摺
動するピストンリングが係入するリング溝と、燃焼室の
熱を吸収する冷却油が貫流する中空冷却孔とを有する。
【0003】アルミニウム(Al)、球状黒鉛鋳鉄(F
CD)等の耐熱性金属材料から一体にピストンを成形す
ると、複雑な形状のものを形成することが難しく、特に
中空冷却孔を加工することが難しく、このためこの中空
冷却孔は、中空耐摩環を鋳ぐるみ成形して形成されてい
るが、これはピストンの生産性を低くする。
【0004】近年、一体物のピストンのこのような欠点
を回避するために、燃焼室を有するピストンヘッドとこ
のピストンヘッドが結合されたピストン本体とから成る
内燃機関用ピストンが提案されている(実開昭60−1
25337号公報、実開昭61−141447号公報、
実開昭60−147739号公報、実開昭61−129
55号公報参照)。これらの内燃機関用ピストンは、ピ
ストン本体とピストンヘッドとをボルト・ナットで結合
して形成されていたり(実開昭60−125337号公
報、実開昭60−147739号公報、実開昭61−1
2955号公報参照)、ピストンヘッドの外周面にピス
トン本体の環状部を嵌合し、この環状部とピストンヘッ
ドとを放射方向に水平に貫通する複数のリベットで結合
して形成されていたりしている(実開昭61−1414
47号公報参照)。
【0005】しかし、ピストン本体とピストンヘッドと
をボルト・ナットで結合して形成されたピストンは、長
期に渡って大きな結合強度を得ることが難しいため、実
用性に乏しく、特に、ピストン本体とピストンヘッドと
の熱膨張係数が異なる異質の材料から形成されている場
合にその傾向が大きかった。
【0006】また、ピストン本体とピストンヘッドとに
跨がって中空冷却孔が形成される場合等のように、ピス
トン本体とピストンヘッドとの間の相対角合わせが必要
となるが、両者を高い精度で位置合わせすることが難し
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、ピストン本体とピストンヘッドとを
高い結合強度で容易に組み立てることができる内燃機関
用ピストン及びその組立て方法を提供することにある。
【0008】本発明が解決しようとする他の課題は、ピ
ストン本体とピストンヘッドとを高い精度で位置合わせ
することができる内燃機関用ピストン及びその組立て方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、金属製のピストン本体と、このピストン本体の
上に固定して取付けられ耐熱性のピストンヘッドとから
成り、ピストン本体とピストンヘッドとはリベットによ
って相互に結合されている内燃機関用ピストンにおい
て、ピストン本体とピストンヘッドとは、蟻溝型嵌合部
によって相互にかみ合わせられていることを特徴とする
内燃機関用ピストンを提供することにある。
【0010】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段による内燃機関用ピストンであって、蟻溝型
嵌合部は、周方向に間隔をあけて形成された複数の間欠
嵌合部分から成り、ピストン本体とピストンヘッドと
は、これらの複数の間欠嵌合部分の凸部を前記間欠嵌合
部分を有しない周部部分を経て相互に嵌合されるように
なっていることを特徴とする内燃機関用ピストンを提供
することにある。
【0011】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段による内燃機関用ピストンであっ
て、リベットとピストン本体及びピストンヘッドとは相
互にキー結合されていることを特徴とする内燃機関用ピ
ストンを提供することにある。
【0012】本発明の第4の課題解決手段は、金属製の
ピストン本体と、このピストン本体の上に固定して取付
けられ耐熱性のピストンヘッドとから成り、ピストン本
体とピストンヘッドとはリベットによって相互に結合さ
れている内燃機関用ピストンを組立てる方法において、
ピストン本体とピストンヘッドとのいずれか一方には周
方向に間隔をあけて形成された複数の間欠蟻溝結合雄型
凸部を有し、他方には周方向に間隔をあけて形成された
複数の間欠蟻溝結合雌型凸部を有し、ピストン本体とピ
ストンヘッドとをそれぞれの間欠蟻溝結合凸部を間欠凸
部を有しない周面を経て嵌合した後、相対応する蟻溝結
合雄型凸部と雌型凸部とが相互にかみ合うように回転
し、その後ピストン本体とピストンヘッドとをリベット
によって結合することを特徴とする内燃機関用ピストン
の組立て方法を提供することにある。
【0013】本発明の第5の課題解決手段は、第4の課
題解決手段による内燃機関用ピストンの組立て方法であ
って、リベットとピストン本体又はピストンヘッドとの
いずれか一方にはキー溝を有し、他方にはキーを有し、
リベットをキー溝とキーとがかみ合うようにピストン本
体及びピストンヘッドに貫通して結合することを特徴と
する内燃機関用ピストンの組立て方法を提供することに
ある。
【0014】このように、ピストン本体とピストンヘッ
ドとが蟻溝型嵌合部によってかみ合っていると、リベッ
ト結合と協働してこれらの部品の結合強度が向上し、ピ
ストン本体とピストンヘッドとの接合部分の寸法精度及
び組立精度が低くてよいので生産性が向上する。
【0015】また、リベットとピストン本体及びピスト
ンヘッドとは相互にキー結合されていると、ピストン本
体とピストンヘッドとの間の相対角合わせが容易に行わ
れるので、ピストン本体とピストンヘッドとが相対的に
回転して蟻溝型嵌合部によって嵌合されてもピストン本
体とピストンヘッドとに跨がって形成されて冷却油が貫
流する中空冷却孔を容易に形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1は本発明に係る内燃機関用ピ
ストン10の1つの実施の形態を示し、この内燃機関用
ピストン10は、ピストン本体12と、このピストン本
体12の上に固定して取付けられ耐熱性のピストンヘッ
ド14とから成り、このピストン本体12とピストンヘ
ッド14とは、リベット16によって相互に結合されて
いる。
【0017】ピストン本体12は、アルミニウム(A
l)、球状黒鉛鋳鉄(FCD)等の金属材料から作ら
れ、またピストンヘッド14は、Al、FCDの外にセ
ラミックスから作ることができる。特に、ピストン本体
12とピストンヘッド14とは、Al又はFCDの同材
料から作ることができるのはもちろん、ピストン本体1
2がAlでピストンヘッド14がFCDで作られ、又は
ピストン本体12がFCDでピストンヘッド14がセラ
ミックスで作られるというように異質の材料から作られ
ることもできる。
【0018】燃焼室18は、ピストンヘッド14の中央
部分に形成されており、リング溝20は、ピストン本体
12とピストンヘッド14との外周面に多段に形成さ
れ、また中空冷却孔22は、図示の実施の形態では、ピ
ストン本体12とピストンヘッド14とに跨がってこれ
らのピストン本体12とピストンヘッド14との接合面
に開口するように形成されている2つの孔部分22A、
22Bから成っている。従って、中空冷却孔22は、鋳
ぐるみによることなくピストン10内に形成することが
できる。
【0019】本発明のピストン10は、図1乃至図3に
示すように、ピストン本体12とピストンヘッド14と
を蟻溝型嵌合部24によって相互にかみ合せて形成され
ている。この蟻溝型嵌合部24は、特に、図3及び図5
に示すように、周方向に間隔をあけて形成された複数の
間欠嵌合部分24A、24B−−−等から成り、ピスト
ン本体12とピストンヘッド14とは、これらの複数の
間欠嵌合部分24A、24B等の凸部26、28を間欠
嵌合部分を有しない周部分(凹周部分)30A、30B
−−−等を経て相互に嵌合される。
【0020】更に具体的に述べると、ピストン本体12
とピストンヘッド14とのいずれか一方、図示の形態で
は、ピストンヘッド14には周方向に間隔をあけて形成
された複数の間欠蟻溝結合雄型凸部28を有し、ピスト
ン本体12には周方向に間隔をあけて形成された複数の
間欠蟻溝結合雌型凸部26を有し、ピストン本体12と
ピストンヘッド14とをそれぞれの間欠蟻溝結合凸部2
4A、24Bの凸部26、28を有しない周面を経て嵌
合した後、相対応する蟻溝結合雄型凸部28と雌型凸部
26とが相互にかみ合うように回転して相互に嵌合す
る。図1及び図2から解るように、雄型凸部28は、ピ
ストンヘッド14の小径部14aの外周に形成され、ま
た雌型凸部26は、ピストンヘッド14の小径部14a
が係入する凹部12aの内周に形成されている。
【0021】図示の形態では、これらの凸部26、28
は、図3に示すように、45°間隔をあけて45°の弧
長さに渡って延びる4つの凸部から成り、隣り合う凸部
26と26、28と28に間欠嵌合部分を有しない凹周
部分30A、30Bを形成している。図4(A)又は図
5(A)に示すように、ピストン本体12の間欠嵌合部
を有しない凹周部分30Aにピストンヘッド14の間欠
蟻溝結合雄型凸部28に対応させ、ピストンヘッド14
の間欠嵌合部を有しない凹周部分30Bにピストン本体
12の間欠蟻溝結合雌型凸部26を対応させた状態で、
図4(A)の矢印aに示すようにピストンヘッド14を
ピストン本体12に被せた後、ピストンヘッド14をピ
ストン本体12に対して図4(A)の矢印bに示すよう
に相対的に45°回転してピストンヘッド14の間欠蟻
溝結合雄型凸部28をピストン本体12の間欠蟻溝結合
雌型凸部26にかみ合わせてピストン本体12にピスト
ンヘッド14を嵌合する。
【0022】リベット16は、図1に示すように、ピス
トン本体12とピストンヘッド14との中心を軸線方向
に貫通し、その頭部(一端)16aを打鋲してピストン
本体12とピストンヘッド14とを結合する。図示の形
態では、このリベット16の頭部16aは、ピストンヘ
ッド14の燃焼室18の底面18aを形成している。
尚、この打鋲作業は、頭部16aを叩いてピストン本体
12をピストンヘッド14に結合した後、頭部16aの
変形部分を燃焼室18の底面18aを形成するように加
工してもよい。
【0023】このように、ピストン本体12とピストン
ヘッド14とが蟻溝型嵌合部24によって相互にかみ合
っていると、リベット16による結合と協働してピスト
ン本体12とピストンヘッド14とを結合するので、ピ
ストン本体12とピストンヘッド14との接合部分の寸
法精度及び組立精度が低くてもこれらの部品12、14
を高い接合強度で結合することができる。
【0024】また、リベット16の頭部16aがピスト
ンヘッド14の燃焼室18の底面18aを形成してお
り、これは、燃焼室18内での燃焼ガスの動きに悪影響
を与えることがなく、良好な燃焼効率を得るのを可能に
する。
【0025】図1及び図2に示すように、冷却油が貫流
する中空冷却孔22は、ピストン本体12とピストンヘ
ッド14の相互に連通する孔部分22A、22Bがそれ
ぞれの接合面に開口するように形成することができるの
で、鋳ぐるみによることなく中空冷却孔22を有するピ
ストン10を成形することができる。
【0026】尚、図5(B)に示すように、ピストン本
体12とピストンヘッド14とは、その凹周部分30
A、30Bが相互に相対してピストン本体12とピスト
ンヘッド14との接合部分の間に4つの円弧状の中空部
30が形成されるが、これらの中空部30は、ピストン
10を全体的に軽量化するのに役立ち、ピストン10の
機能に支障を生ずることはない。
【0027】本発明の他の実施の形態が図6に示され、
この実施の形態では、ピストン本体12に小径部12b
が形成され、ピストンヘッド14にこの小径部12bが
係入する凹部14bが形成され、ピストン本体12の小
径部12bの外周面に間欠蟻溝型嵌合部24Aの雄型凸
部28が形成され、ピストンヘッド14の凹部14bの
内周面に間欠蟻溝型嵌合部24Bの雌型凸部26が形成
されていることを除いて図1乃至図5の実施の形態とほ
ぼ同じ構造を有する。この構造のピストン10も前の実
施の形態と全く同じ方法で組み立てられる。尚、図6の
形態では、リング溝20がピストンヘッド14側のみに
形成され、また中空冷却孔22もピストンヘッド14側
のみに形成されている。この場合、中空冷却孔22は、
ピストンヘッド14の接合面に開口しているので、この
中空冷却孔22を鋳ぐるみによって形成する必要がない
ことはもちろんである。
【0028】本発明の更に他の実施の形態が図7に示さ
れ、この実施の形態は、リベット16とピストン本体1
2及びピストンヘッド14とがキー結合されていること
を除いて図1乃至図5の実施の形態と実質的に同じであ
る。図示の形態では、リベット16には、図8(A)に
示すように、ピストン本体12側にキー結合されるキー
32Aとピストンヘッド14側にキー結合されるキー3
2Bとが整列して設けられ、一方、ピストン本体12の
リベット貫通孔にはキー溝34Aを有し、ピストンヘッ
ド14のリベット貫通孔にはキー溝34Bを有し、これ
らのキー溝34A、34Bはピストン本体12とピスト
ンヘッド14とが所定の角度位置で整列している時に上
下に整列するように形成されている。
【0029】従って、ピストン本体12とピストンヘッ
ド14とが図5(A)に示す状態(図4(A)で矢印a
方向にピストンヘッド14をピストン本体12に被せた
状態)から図5(B)に示す状態にピストン本体12と
ピストンヘッド14とを相対的に回転した時に、ピスト
ン本体12とピストンヘッド14とが上下に整列してい
ないと、リベット16はキー嵌めすることができないた
め、リベット結合することができないが、ピストン本体
12とピストンヘッド14とが上下に整列していると、
リベット16は、ピストン本体12とピストンヘッド1
4とのリベット貫通孔を貫通してリベット結合すること
ができる。これは、図7に示すように、中空冷却孔22
がピストン本体12とピストンヘッド14との両方に跨
がって形成されている場合等のように、上下の孔部分2
2A、22Bを位置合わせし、且つ打鋲する際に、ピス
トン本体12とピストンヘッド14とが相対的に角度変
位するのを防止する回り止め作用を有するので有利であ
る。
【0030】リベット16は、図8(A)に示すよう
に、ピストン本体12とピストンヘッド14とにそれぞ
れ相応して別々に設ける代わりに、図8(B)に示すよ
うに、ピストン本体12とピストンヘッド14との両方
のキー溝34A、34Bに跨がって係入するような共通
のキー32を設けてもよい。また、キー32A、32B
は、周方向に180度間隔で設けられ、キー32は、周
方向に90度間隔で設けられているが、その角度間隔は
自由に設定することができ、また周方向に1つのキーの
みを設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、ピスト
ン本体とピストンヘッドとが蟻溝型嵌合部によって嵌合
しているので、リベット結合と協働してこれらの部品の
結合強度が向上し、ピストン本体とピストンヘッドとの
接合部分の寸法精度及び組立精度が低くてよいので生産
性が向上する実益がある。
【0032】また、リベットとピストン本体及びピスト
ンヘッドとが相互にキー結合されていると、ピストン本
体とピストンヘッドとの間の相対角合わせが容易に行わ
れるので、ピストン本体とピストンヘッドとが相対的に
回転して蟻溝型嵌合部によって嵌合されてもピストン本
体とピストンヘッドとに跨がって形成されて冷却油が貫
流する中空冷却孔を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態による内燃機関用ピ
ストンの断面図である。
【図2】図1のピストンの組立て前の状態の断面図であ
る。
【図3】図1のピストンの組立て前の斜視図である。
【図4】図1のピストンの組立て工程を順次示し、同図
(A)は組立て直前の状態の一部の拡大断面図、同図
(B)は組立て状態の一部の拡大断面図である。
【図5】図1のピストンの組立て工程を順次示し、同図
(A)は組立て直前の状態の一部の拡大横断面図、同図
(B)は組立て状態の一部の拡大横断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による内燃機関用ピス
トンの断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施の形態による内燃機関用
ピストンの断面図である。
【図8】図7の実施の形態に用いられるリベットを示
し、同図(A)はピストン本体とピストンヘッドとに別
々のキーを有するリベットの斜視図、同図(B)はピス
トン本体とピストンヘッドとに共通のキーを有するリベ
ットの斜視図である。
【符号の説明】
10 内燃機関用ピストン 12 ピストン本体 12a 小径部 12b 凹部 14 ピストンヘッド 14a 凹部 14b 小径部 16 リベット 16a リベット16の頭部(一端) 18 燃焼室 18a 底面 20 リング溝 22 中空冷却孔 22A ピストンヘッド14側の孔部分 22B ピストン本体12側の孔部分 24 蟻溝型嵌合部 24A ピストン本体12側の複数の間欠嵌合部分 24B ピストンヘッド14側の複数の間欠嵌合部分 26 雌型凸部 28 雄型凸部 30 中空部 30A ピストン本体12側の間欠嵌合部分を有しない
周部分(凹周部分) 30B ピストンヘッド14側の間欠嵌合部分を有しな
い周部分(凹周部分) 32 キー 32A キー 32B キー 34A キー溝 34B キー溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のピストン本体と前記ピストン本
    体の上に固定して取付けられる耐熱性のピストンヘッド
    とから成り、前記ピストン本体とピストンヘッドとはリ
    ベットによって相互に結合されている内燃機関用ピスト
    ンにおいて、前記ピストン本体とピストンヘッドとは、
    蟻溝型嵌合部によって相互にかみ合わせられていること
    を特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関用ピストンで
    あって、前記蟻溝型嵌合部は、周方向に間隔をあけて形
    成された複数の間欠嵌合部分から成り、前記ピストン本
    体とピストンヘッドとは、前記複数の間欠嵌合部分の凸
    部を前記間欠嵌合部分を有しない周部部分を経て相互に
    嵌合されるようになっていることを特徴とする内燃機関
    用ピストン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の内燃機関用ピス
    トンであって、前記リベットと前記ピストン本体及びピ
    ストンヘッドとは相互にキー結合されていることを特徴
    とする内燃機関用ピストン。
  4. 【請求項4】 ピストン本体と前記ピストン本体の上に
    固定して取付けられる耐熱性のピストンヘッドとから成
    り、前記ピストン本体とピストンヘッドとはリベットに
    よって相互に結合されている内燃機関用ピストンを組立
    てる方法において、前記ピストン本体とピストンヘッド
    とのいずれか一方には周方向に間隔をあけて形成された
    複数の間欠蟻溝結合雄型凸部を有し、他方には周方向に
    間隔をあけて形成された複数の間欠蟻溝結合雌型凸部を
    有し、前記ピストン本体とピストンヘッドとをそれぞれ
    の間欠蟻溝結合凸部を間欠凸部を有しない周面を経て嵌
    合した後、前記相対応する蟻溝結合雄型凸部と雌型凸部
    とが相互にかみ合うように回転し、その後前記ピストン
    本体とピストンとを前記リベットによって結合すること
    を特徴とする内燃機関用ピストンの組立て方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の内燃機関用ピストンの
    組立て方法であって、前記リベットとピストン本体又は
    ピストンヘッドとのいずれか一方にはキー溝を有し、他
    方にはキーを有し、前記リベットを前記キー溝とキーと
    がかみ合うように前記ピストン本体及びピストンヘッド
    に貫通して結合することを特徴とする内燃機関用ピスト
    ンの組立て方法。
JP10117888A 1998-04-14 1998-04-14 内燃機関用ピストン及びその組立て方法 Pending JPH11294258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10117888A JPH11294258A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 内燃機関用ピストン及びその組立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10117888A JPH11294258A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 内燃機関用ピストン及びその組立て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11294258A true JPH11294258A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14722718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10117888A Pending JPH11294258A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 内燃機関用ピストン及びその組立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11294258A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004030218A1 (de) * 2004-06-22 2006-01-19 Mahle Gmbh Gebauter Kolben für einen Verbrennungsmotor
KR101296016B1 (ko) * 2007-08-29 2013-08-12 현대중공업 주식회사 억지끼움을 이용한 분리형 피스톤
CN105849383A (zh) * 2013-11-04 2016-08-10 颖引擎有限公司 内燃发动机
CN109210192A (zh) * 2018-09-13 2019-01-15 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 一种全钢活塞及其制作方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004030218A1 (de) * 2004-06-22 2006-01-19 Mahle Gmbh Gebauter Kolben für einen Verbrennungsmotor
US7584694B2 (en) 2004-06-22 2009-09-08 Mahle Gmbh Composite piston for an internal combustion engine
KR101296016B1 (ko) * 2007-08-29 2013-08-12 현대중공업 주식회사 억지끼움을 이용한 분리형 피스톤
CN105849383A (zh) * 2013-11-04 2016-08-10 颖引擎有限公司 内燃发动机
JP2016535193A (ja) * 2013-11-04 2016-11-10 インエンジン、エス.エル. 内燃エンジン
US10267225B2 (en) 2013-11-04 2019-04-23 Innengine, S.L. Internal combustion engine
CN105849383B (zh) * 2013-11-04 2019-06-25 颖引擎有限公司 内燃发动机
CN109210192A (zh) * 2018-09-13 2019-01-15 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 一种全钢活塞及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1242759B1 (en) Piston having uncoupled skirt
EP2028357B1 (en) Piston for an internal-combustion engine and method for manufacturing a piston of this type
US6318243B1 (en) Two-piece piston assembly
US6260472B1 (en) One-piece integral skirt piston and method of making the same
EP1593821A2 (en) Spline phased multiple sprocket
EP0092081B1 (en) Improvements in light metal cylinder head with valve seat insert
JP2008522086A (ja) 内燃機関用のピストン
US6499387B2 (en) Unified multi-piece piston and method of manufacture
GB2366607A (en) I.c. engine piston with body formed from two or more circumferentially incomplete segments
KR20160046833A (ko) 풀 스커트를 지닌 양면 용접 강철 피스톤
JPH11294258A (ja) 内燃機関用ピストン及びその組立て方法
JPS60129464A (ja) カム駒及びその製造方法
JPS6083731A (ja) 中空環体部品と管状部材との結合体
JPH09324857A (ja) ピストンの鋳造方法
JP2007211694A (ja) 内燃機関用ピストン
JPH10169503A (ja) エンジンのシリンダブロック
JP2670388B2 (ja) エンジン用ピストンの中空耐摩環
JP2000213413A (ja) ピストン及びその製造方法
JPS58128562A (ja) 歯付伝動プ−リ
JPS6135717Y2 (ja)
US5443375A (en) Trochoidal piston construction
JPH11247713A (ja) 内燃機関用ピストン
JP2864497B2 (ja) 内燃機関のピストン
JPS6337489Y2 (ja)
JPS6338345Y2 (ja)