JPH1129212A - 食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト - Google Patents

食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト

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JPH1129212A
JPH1129212A JP18680397A JP18680397A JPH1129212A JP H1129212 A JPH1129212 A JP H1129212A JP 18680397 A JP18680397 A JP 18680397A JP 18680397 A JP18680397 A JP 18680397A JP H1129212 A JPH1129212 A JP H1129212A
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JP
Japan
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belt
antibacterial
resin
antifungal
kneaded
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JP18680397A
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Rikio Suzuki
力夫 鈴木
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NIPPON JIIKURINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品搬送に使用して安全であり抗菌・防カビ
性の効力が長期間持続する搬送用ベルトを提供するこ
と。また、搬送用ベルトの接合部においても抗菌・防カ
ビ性の効力が長期間持続する搬送用ベルトを提供するこ
と。 【解決手段】 本発明の食品搬送用の抗菌・防カビ性ベ
ルト20は、樹脂層2、芯体層1及び両層の間に配置さ
れる接着剤層3とから成る。樹脂層2は、ポリウレタ
ン、PVC、ポリオレフィン及びシリコーンより成る群
から選ばれた1つの樹脂にビス(2−ピリジルチオ−1
−オキシド)亜鉛を主成分とする抗菌剤を練り込み成形
したものである。抗菌剤の配合量は、樹脂100重量部
に対し抗菌剤0.1〜5重量部とされる。ベルトは、抗
菌剤を練り込んだ接着フォイルを使用して成形されるフ
ィンガージョイントを具備し得る。また、抗菌剤を練り
込み成形した樹脂により形成される半円筒形のひも状輪
郭材15をベルト20の縁部14に溶接結合され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品搬送用の抗菌
・防カビ性ベルトに関するものであり、食品、食品材
料、及びそれらの包装具等を衛生的に搬送できる抗菌・
防カビ性ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】実公平7−36885号公報は、ベルト
の搬送面にキチン質層を形成した抗菌性ベルトを開示す
る。キチン質層は、抗菌性を備えるが、その効果が弱
く、またキチン質層自体は、硬質であるため、搬送ベル
トとしての屈曲性を欠く短所があった。
【0003】特開平4−333405号公報は、表面層
が外側層と内側層との2層からなり、外側層に重金属イ
オン保持ゼオライト固体粒子を含有させると共に内側層
にイミダゾール系防黴剤(TBZ、BCM)を含有させ
た抗菌性食品搬送用ベルトを開示する。この搬送用ベル
トは、抗菌剤の練り込み加工時の加熱等により銀イオン
が還元され金属銀となり重金属イオン保持ゼオライトが
黒化する短所があり、また練り込み樹脂の変色が起こり
商品価値が損なわれる短所がある。銀イオン保持ゼオラ
イトは、吸水率が高く、水分を嫌うプラスチック加工に
は、不適である。また、このベルトは、銀の活性が強い
ため、肉等のイオウを含んだ蛋白質との接触や塩素系漂
白剤やヨウ素との化学反応、及び光エネルギーによる金
属銀の生成等による着色の問題と効力(抗菌力)の低下
の問題を有する。
【0004】特開平4−333406公報は、表面層と
芯体層を積層させてなり、表面層にイミダゾール系防黴
剤を含有させた抗菌性食品搬送用ベルトを開示する。こ
のベルトに使用されているイミダゾール系防黴剤は、黴
(かび)に対しては効力を有するが、抗菌性の効力が弱
いこと、及び効果の持続性が劣るという短所を有する。
【0005】特開平4−333407公報は、表面層と
芯体層を積層させてなり、表面層に重金属イオン保持ゼ
オライト固体粒子を含有させた抗菌性食品搬送用ベルト
を開示する。このベルトに使用されている重金属イオン
保持ゼオライト固体粒子は、菌に対しては効力を有する
が、黴に対しては効力が弱い短所を有する。
【0006】特開平7−149415公報は、カバー樹
脂層と心体層とを接着剤層を介して積層してなる食品搬
送用ベルトであって、接着剤層に、かび、細菌等の微生
物類の育成を有効に防止する薬剤を添加させて構成した
食品搬送用抗菌性ベルトを開示する。薬剤成分は、詳述
されていないが、従来の無機系抗菌剤は、分散するだけ
で溶解しないので、沈降し易くその為コーティング時に
濃度のバラツキが出易く抗菌性のバラツキとなり易い。
また従来の有機系防黴剤は、溶剤の種類により溶解する
が樹脂に練り込んだ場合よりも耐久性が劣る短所があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の食品搬送用抗菌・防カビ性ベルトの短所を解消し、食
品搬送に使用して抗菌・防カビ性の効力が長期間持続す
る搬送用ベルトを提供することである。本発明の他の目
的は、搬送用ベルトの接合部においても抗菌・防カビ性
の効力が長期間持続することにより衛生的な搬送用ベル
トを提供することである。本発明の別の目的は、機械的
化学的物性にも優れた搬送用ベルトを提供することであ
る。本発明のその他の目的及び利点は、以下の記載及び
図面において明らかにされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の食品搬送用の抗
菌・防カビ性ベルトは、樹脂層、芯体層及び両層の間に
配置される接着剤層とから成り、樹脂層は、ポリウレタ
ン、PVC、ポリオレフィン及びシリコーンより成る群
から選ばれた1つの樹脂にビス(2−ピリジルチオ−1
−オキシド)亜鉛(化学式1)を主成分とする抗菌剤を
練り込み成形したものである。
【0009】
【化学式1】 ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛は、「ピ
リチオン亜鉛」又は「ジンクピリチオン」と呼ばれ、既
存化学物質No.9−1110が付されている。抗菌剤
の配合量は、前記選ばれた1つの樹脂100重量部に対
し抗菌剤0.1〜5重量部である。本発明の食品搬送用
の抗菌・防カビ性ベルトは、好ましくは、次の構成を具
備する。
【0010】(1)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト
の一方の面(ベルト表面又は裏面)は、樹脂層により構
成され、他方の面は、芯体層により構成される。 (2)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルトの両面(ベル
ト表面又は裏面)がいずれも樹脂層により構成される。 (3)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルトは、継手タイ
プ及びシームレスタイプのいずれでもよい。継手は、ベ
ルトの2つの端部に相補形状のフィンガー(複数の突出
部)を形成し、ベルト両面から接着フォイルを当てて成
形して形成されるフィンガージョイントが好ましい。接
着フォイルは、ベルトの樹脂層と同じく、抗菌剤を練り
込んだ樹脂製とする。
【0011】(4)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト
は、ベルト縁部を保護する為のひも状輪郭材、傾斜搬送
での搬送物滑落を防止する滑落防止棧(すべり止め)、
又は走行面(ベルト裏面)にベルト軌道外れ防止として
使用する外れ防止棧を具備する。ひも状輪郭材料、滑落
防止棧、又は外れ防止棧は、抗菌剤を練り込み成形した
樹脂製とし、溶着又は接着の方法により、継手タイプ又
はシームレスタイプのベルトに取付ける。
【0012】(5)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト
の樹脂層は、ポリカーボネートポリウレタン、ポリエー
テルポリウレタン、又はポリカプロラクトンポリウレタ
ンに抗菌剤を練り込み成形したものとする。この場合、
ベルトは、耐水性、耐熱性、耐湿熱性、対油性、対洗滌
性、対機械的強度において優れたものとなる。 (6)食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルトの樹脂層は、
ポリオレフィンに抗菌剤を練り込み成形したものとす
る。これにより、ベルトは、高温熱分解による有毒ガス
を発生せず、たばこ製造工程に使用され好適である。
【0013】
【作用】本発明の食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルトに
おいて、樹脂層に接着された芯体層は、搬送用ベルトに
加わる重力や駆動力を支持するようにベルトに機械的強
度を付与する。本発明の抗菌・防カビ性ベルトを構成す
る樹脂層は、ポリウレタン、PVC、ポリオレフィン及
びシリコーンより成る群から選ばれた1つの樹脂であ
り、食品衛生上好適なものである。樹脂層に練り込まれ
た抗菌剤は、徐々にベルト表面へ移行しベルト表面に抗
菌効果及び防カビ効果を与える。抗菌剤は、ビス(2−
ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛を主成分とするもの
である。この抗菌剤は、抗菌及び抗カビの双方に効能を
有し、またポリウレタン、PVC、ポリオレフィン及び
シリコーンをほとんど変色させないから、食品搬送用ベ
ルトに好適である。抗菌剤の配合量は、樹脂100重量
部に対し抗菌剤0.1〜5重量部とされ、抗菌・防カビ
性を持続しながら、食品への移行が最少となるようにさ
れる。
【0014】樹脂層を抗菌剤が練り込まれたポリカーボ
ネートポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、又は
ポリカプロラクトンポリウレタンとすることにより、耐
スクレーパ摩耗性、耐摩耗性、耐屈曲性等に優れた搬送
ベルトが提供される。樹脂層を抗菌剤が練り込まれたP
VCとすることにより、小径のプーリを使用しないコン
ベヤでは、問題なく使用できる比較的安価な搬送用ベル
トとすることができる。また、非粘着性に優れたポリオ
レフィンとすることにより、粘着性食品の搬送に適した
ベルトとすることができる。ポリオレフィンとする場
合、高温での熱分解で有毒ガスが発生しないので、タバ
コ製造工程に適した搬送用ベルトを提供することがで
き、また産業廃棄物としての焼却上優れたベルトとする
ことできる。樹脂層をシリコーンとすることにより、粘
着性食品の搬送に適したベルトとすることができる。シ
リコーンは、耐熱性、耐湿熱性、耐薬品性、非粘着性に
おいて優れている。
【0015】
【発明の実施の態様】図1は、本発明の第1実施例の抗
菌・防カビ性ベルトの断面図であり、樹脂層2が接着剤
層3により芯体層1に接着されている。樹脂層2は、食
品、食品包装材等の被搬送物を支持する表面を提供する
ものであり、ポリウレタン、PVC、ポリオレフィン及
びシリコーンより成る群から選ばれた1つの樹脂にビス
(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛を主成分とす
る抗菌剤を練り込み成形したものである。抗菌剤の配合
量は、前記選ばれた1つの樹脂100重量部に対し抗菌
剤0.1〜5重量部である。ビス(2−ピリジルチオ−
1−オキシド)亜鉛は、「ピリチオン亜鉛」又は「ジン
クピリチオン」と呼ばれ、前述の化学式1で表されるも
のである。樹脂層2により提供される支持表面は、樹脂
層2内の抗菌剤が徐々に表面へ移動することにより長期
間にわたり抗菌・防カビ効果を有する。
【0016】芯体層1は、帆布等の布材料から成り、ベ
ルトに加わる重力や駆動力を支持するようにベルトに機
械的強度を付与する。芯体層1及び接着剤層3は、抗菌
剤を含んでいない。図1のベルトは、単一の樹脂層、単
一の芯体層及び単一の接着剤層により構成され、ベルト
の一方の面は、樹脂層により構成され、他方の面は、芯
体層により構成される最も簡単な構造のものである。
【0017】図2乃至図4は、本発明の第2実施例乃至
第4実施例の抗菌・防カビ性ベルトの断面図である。図
2の実施例の抗菌・防カビ性ベルトにおいては、ベルト
両面(ベルト表面及び裏面)に配置された樹脂層2、2
が、接着剤層3、3によりベルト中心の1層の芯体層1
に接着されている。樹脂層2、2は、図1の実施例の樹
脂層と同様に抗菌剤を練り込み成形したものである。図
3の第3実施例の抗菌・防カビ性ベルトは、図2のベル
トの下方にもう1つの芯体層1を接着剤層3を介して接
着した構造を備える。図4の第4実施例の抗菌・防カビ
性ベルトは、図3のベルトの下方にもう1つの樹脂層2
を接着剤層3を介して接着した構造を備える。
【0018】図5は、ベルト端部の接合部を示す平面図
であり、図6は、接合部に使用される接着フォイル4の
平面図である。図5に示すように、ベルト端部は、ベル
ト表面(又は裏面)から見て、互いに僅かの間隙をおい
て隣接する相補形状のフィンガー5、5及びフィンガー
6、6を備えるように切断される。図5の接合部を形成
するため、図6に示す抗菌剤を練り込んだ樹脂から成る
接着フォイル4が、ベルトの樹脂層側又は芯体層側に配
置され、接合部のベルトの厚さがほぼベルトの他の部分
と同じ厚さになるように、フィンガー5、5、6、6及
び接着フォイル4が成形される。
【0019】図7は、図4のベルトの縁部14に半円筒
形のひも状輪郭材15を溶接結合したベルト20を示
す。ひも状輪郭材15は、好適には、抗菌剤を練り込ん
だ樹脂により形成される。
【0020】図8は、図7のベルト20の縁部14に溶
接結合された半円筒形のひも状輪郭材15が2本組合わ
された状態の断面を示す。ひも状輪郭材15を形成する
ために使用される樹脂は、例えば、ポリウレタン、PV
C、ポリオレフィン、シリコーンである。ひも状輪郭材
15が熱可塑性樹脂(例えば、ポリウレタン、PVC、
ポリオレフィン)により形成される場合は、ベルト縁部
14とひも状輪郭材15との結合方法は、溶着とするこ
とができる。ひも状輪郭材15がシリコーン等の非熱可
塑性樹脂で形成される場合は、結合は、接着剤を使用し
て行われる。
【0021】図9は、傾斜配置のベルト20から搬送物
が滑落することを防止ため、ベルト20の表面21に間
隔を置いて滑落防止棧(すべり止め)24を固着したベ
ルトを開示する。滑落防止棧24は、好適には、抗菌剤
を練り込んだ樹脂により形成される。ベルト20は、プ
ーリ32により支持される。
【0022】図10は、図9の滑落防止棧24の断面図
である。図10に見られるように、滑落防止棧24は、
比較的広い底面27及び底面27に対し、ほぼ垂直に又
は或る傾斜を有する平板状部分25を備える。滑落防止
棧24は、底面27においてベルト表面21に溶着又は
接着により固着される。滑落防止棧24の断面形状、即
ち、平板状部分25の断面形状は、用途に応じ種々の形
状とされる。
【0023】図11は、ベルト20の走行面(ベルト裏
面)22にベルト軌道外れ防止として使用される外れ防
止棧34を具備する。ベルト20は、プーリ32により
支持されそのまわりをまわる。外れ防止棧34は、好適
には、抗菌剤を練り込んだ樹脂により形成される。外れ
防止棧34がプーリ32の外周凹部33に係合されるこ
とにより、ベルト20は、プーリ32から外れないよう
にされる。
【0024】図12は、図11の外れ防止棧34の断面
図である。図12に見られるように、外れ防止棧34
は、比較的広い底面37及び底面37に対しほぼ垂直方
向に伸長するリブ状部分35を備える。リブ状部分35
は、底面37においてベルト裏面(ベルト走行面)22
に溶着又は接着により固着される。外れ防止棧34の断
面形状、即ち、リブ状部分35の断面形状は、用途に応
じ種々の形状とされる。
【0025】
【発明の効果】本発明の食品搬送用の抗菌・防カビ性ベ
ルトの樹脂層は、ポリウレタン、PVC、ポリオレフィ
ン及びシリコーンより成る群から選ばれた1つの樹脂で
あるから、樹脂層それ自体が、耐水性、耐熱性、耐湿熱
性、耐油性、耐洗滌性、耐摩耗、耐屈曲性を備えると共
に、機械的強度が大であり、それ故、食品衛生上好適な
搬送ベルトが提供される。樹脂層に練り込まれた抗菌剤
は、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛を主
成分とするものであり、抗菌及び抗カビの双方に効能を
有し、また樹脂層を形成するポリウレタン、PVC、ポ
リオレフィン及びシリコーンをほとんど変色させず、樹
脂層から徐々にベルト表面へ移行し長期間にわたりベル
ト表面に抗菌効果及び防カビ効果を与える。抗菌剤の配
合量は、樹脂100重量部に対し抗菌剤0.1〜5重量
部とされ、抗菌・防カビ性を持続しながら、搬送物への
移行が最少である。
【0026】本発明の搬送用ベルトにおいて、樹脂層材
料をポリウレタン、特にポリカーボネートポリウレタン
とすれば、耐スクレーパ摩耗性、耐摩耗性、耐屈曲性、
耐湿熱性等の優れた搬送ベルトとすることができる。ま
た、ベルトの樹脂層をPVCとすることにより、ポリウ
レタンの性能の内、耐屈曲性を除いた性能のベルトとす
ることができる。ベルトの樹脂層を性ポリオレフィンと
することにより、粘着性食品の搬送やタバコ製造工程に
適した搬送ベルトとすることができる。また、ベルトの
樹脂層シリコーンとすることにより、粘着性食品の搬送
に適したベルトとすることができる。
【0027】本発明において、ベルトの継手部分に使用
される接着フォイル、ベルト縁部に結合されるひも状輪
郭材、ベルト表面に固着される滑落防止棧、又はベルト
裏面に固着される外れ防止棧が、ベルトの樹脂層と同じ
く、抗菌剤を練り込んだ樹脂とされることにより、ベル
トの各部分を抗菌・防カビ性を備えたものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の抗菌・防カビ性ベルトの
断面図。
【図2】本発明の第2実施例の抗菌・防カビ性ベルトの
断面図。
【図3】本発明の第3実施例の抗菌・防カビ性ベルトの
断面図。
【図4】本発明の第4実施例の抗菌・防カビ性ベルトの
断面図。
【図5】ベルトの接合部を示す平面図。
【図6】ベルト接合部を形成するための接合フォイルを
示す平面図。
【図7】図4の実施例のベルトの縁部に半円筒形のひも
状輪郭材を溶接結合したベルトの部分断面斜視図であ
る。
【図8】半円筒形のひも状輪郭材が2本組合わされた状
態の断面図。
【図9】滑落防止棧を具備するベルトの斜視図。
【図10】滑落防止棧の断面図。
【図11】外れ防止棧を具備するベルトの斜視図。
【図12】外れ防止棧の断面図である。
【符号の説明】
1:芯体層、2:樹脂層、3:接着剤層、4:接着フォ
イル、14:縁部、15:ひも状輪郭材、20:ベル
ト、24:滑落防止棧、25:平板状部分、27、3
7:底面、32:プーリ、34:外れ防止棧、35:リ
ブ状部分。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルトであ
    って、樹脂層、芯体層及び両層の間に配置される接着剤
    層とから成り、樹脂層は、ポリウレタン、PVC、ポリ
    オレフィン及びシリコーンより成る群から選ばれた1つ
    の樹脂にビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛
    を主成分とする抗菌剤を練り込み成形したものであり、
    抗菌剤の配合量は、前記選ばれた1つの樹脂100重量
    部に対し抗菌剤0.1〜5重量部であることを特徴とす
    る食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食品搬送用の抗菌・防
    カビ性ベルトであって、ベルトの一方の面は、樹脂層に
    より構成され、他方の面は、芯体層により構成されるこ
    とを特徴とする食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の食品搬送用の抗菌・防
    カビ性ベルトであって、ベルトの両側面がいずれも樹脂
    層により構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  4. 【請求項4】 抗菌剤を練り込んだ樹脂からなる接着フ
    ォイルを使用して成形されたフィンガージョイントを有
    し、接着フォイルは、樹脂層の樹脂と同一樹脂から成る
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  5. 【請求項5】 ベルト縁部に沿って固着されるひも状輪
    郭材を有し、ひも状輪郭材は、抗菌剤を練り込んだ樹脂
    からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  6. 【請求項6】 搬送物がベルトから落下することを防止
    するためベルト表面に間隔をおいて滑落防止棧が固着さ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の食品搬送用の抗菌・防カビ性ベルト。
  7. 【請求項7】 ベルトが軌道から外れることを防止する
    ためベルト裏面に外れ防止棧が固着されることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項に記載の食品搬送用の
    抗菌・防カビ性ベルト。
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