JPH11290776A - アルミニウムフィン材の塗装方法 - Google Patents

アルミニウムフィン材の塗装方法

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JPH11290776A
JPH11290776A JP9768598A JP9768598A JPH11290776A JP H11290776 A JPH11290776 A JP H11290776A JP 9768598 A JP9768598 A JP 9768598A JP 9768598 A JP9768598 A JP 9768598A JP H11290776 A JPH11290776 A JP H11290776A
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JP
Japan
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fin material
aluminum fin
coating film
water
coating
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JP9768598A
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English (en)
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Yasuhiko Haruta
泰彦 春田
Kotaro Morimoto
好太郎 森本
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィン間に水滴ブリッジを形成せず、かつ黴
の発生や冬季のフィン表面の氷結を解決でき、かつ耐食
性の優れた塗装アルミニウムフィンを得る。 【解決手段】 アルミニウムフィン材上に、プライマ塗
膜を介して、(A)水酸基含有フルオロポリマー(a)
と、エポキシ末端シロキサンポリマー(b)を、フルオ
ロポリマー(a)の水酸基対シロキサンポリマー(b)
のエポキシ基の当量比が1/0.05〜1/0.8とな
る割合で、スルホン酸化合物(c)の存在下に反応させ
てなる反応生成物、及び(B)ブロックされていてもよ
いポリイソシアネート化合物及びメラミン樹脂から選ば
れる少なくとも1種の架橋剤成分、をビヒクル成分とす
る滑水性塗膜を形成可能な組成物を塗装して滑水性塗膜
を形成することを特徴とするアルミニウムフィン材の塗
装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滑水性塗膜表面を
有するアルミニウムフィン材の塗装方法、塗装アルミニ
ウムフィンの製造方法及びこれらの方法によって得られ
る塗装アルミニウムフィンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
エアコンなどの熱交換器のアルミニウムフィンとして
は、親水性塗膜を形成したフィンが実用化されており、
このフィンにおいては、冷房時に凝縮する水がフィン間
に水滴ブリッジを形成することがなく、熱交換効率に優
れていることが知られている。
【0003】しかしながら、親水性塗膜を形成したフィ
ンは、表面に水を保持しやすいためフィン表面に黴が発
生しやすく、特に運転開始時の送風が黴臭いという問題
があり、また、暖房を行う冬季には気温が0℃以下とな
ると室外機の熱交換器のフィン表面についた霜が氷結し
それが成長し、熱交換が低下するという問題があった。
【0004】また、熱交換器のアルミニウムフィンとし
て、撥水性塗膜を形成したものが検討されているが、フ
ィン間に水滴ブリッジを形成しやすく熱交換効率に優れ
たものは実用化されていない。
【0005】さらに、アルミニウムフィンは、冷房運転
中は、水と接触するため耐食性も要求される。
【0006】そこで、本発明者らは、フィン間に水滴ブ
リッジを形成することがなく、かつ親水性塗膜を形成し
たフィンにおける、塗膜に付着した水分による、黴の発
生や冬季におけるフィン表面の氷結を解決でき、かつ耐
食性に優れた塗装アルミニウムフィンを得るために鋭意
研究を行った。
【0007】
【課題を解決するための手段】その結果、アルミニウム
フィン材上に、プライマー塗膜を介して、特定の滑水性
塗膜を形成した塗装アルミニウムフィンによって上記目
的を達成できることを見出し本発明を完成できたもので
ある。
【0008】すなわち本発明は、アルミニウムフィン材
上に、プライマ塗膜を介して、(A)フルオロオレフィ
ン、水酸基含有ビニルモノマー及びこれらと共重合可能
な他の不飽和不飽和モノマーの共重合により得られる水
酸基含有フルオロポリマー(a)と、下記式(1)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、mの平均数は6〜150であり、
nは0〜6の整数であり、R1 は炭素原子数1〜6のア
ルキル基である)で示されるエポキシ末端シロキサンポ
リマー(b)を、フルオロポリマー(a)の水酸基対シ
ロキサンポリマー(b)のエポキシ基の当量比が1/
0.05〜1/0.8となる割合で、スルホン酸化合物
(c)の存在下に反応させてなる反応生成物、及び
(B)ブロックされていてもよいポリイソシアネート化
合物及びメラミン樹脂から選ばれる少なくとも1種の架
橋剤成分、をビヒクル成分とする滑水性塗膜を形成可能
な組成物を塗装して滑水性塗膜を形成することを特徴と
するアルミニウムフィン材の塗装方法を提供するもので
ある。
【0011】また本発明は、アルミニウムフィン材がフ
ィン形状に加工してなるアルミニウムフィン材であり、
上記アルミニウムフィン材の塗装方法によって得られる
成型加工された塗装アルミニウムフィンを提供するもの
である。
【0012】さらに本発明は、アルミニウムフィン材が
シート状のアルミニウムフィン材であり、上記アルミニ
ウムフィン材の塗装方法により該フィン材上にプライマ
ー塗膜を介して滑水性塗膜を形成した後、該塗装アルミ
ニウムフィン材をフィン形状に成型加工することを特徴
とする塗装アルミニウムフィンの製造方法を提供するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明塗装方法について、以下に
詳細に説明する。
【0014】本発明塗装方法は、アルミニウムフィン材
上に、プライマ塗膜を介して、滑水性塗膜を形成可能な
組成物(以下、「滑水組成物」と略称することがある)
を塗装し滑水性塗膜を形成するものである。
【0015】アルミニウムフィン材 本発明塗装方法において使用されるアルミニウムフィン
材は、熱交換器のフィン材として従来使用されている、
それ自体既知のアルミニウムフィン材が挙げられ、表面
が化成処理されていても無処理であってもよいが、塗膜
の付着性や耐食性の点からは化成処理されていることが
好ましい。上記化成処理としては、燐酸クロメート処
理、塗布型クロメート処理などが挙げられる。
【0016】塗装時における上記アルミニウムフィン材
の形状は、塗装方法に応じて(1)シート状であっても
(2)フィンに成型加工され組立てられたものであって
もよい。
【0017】(1)アルミニウムフィン材がシート状で
ある場合には、通常、ロールコータ塗装、絞り塗装など
によりプライマ及び滑水組成物を塗装して滑水塗膜を形
成した後、この塗装板にプレス加工などの成型加工を施
して塗装アルミニウムフィンを作成する(いわゆるプレ
コート法)。
【0018】(2)アルミニウムフィン材がフィンに成
型加工され組立てられたものである場合には、組立てら
れたフィンに、プライマを、浸漬、スプレー、シャワー
などの手段により塗布し、必要に応じて焼付けてプライ
マ塗膜を形成した後、滑水組成物を浸漬、スプレー、シ
ャワーなどの手段により塗装し滑水塗膜を形成して塗装
アルミニウムフィンを作成する(いわゆるアフターコー
ト法)。
【0019】また、シート状のアルミニウムフィン材に
プライマ塗膜を形成した後、フィンに成型加工し組立
て、ついで、組立てられたフィンに浸漬法などにより滑
水組成物を塗装して滑水塗膜を形成することもできる。
【0020】プライマ塗料 本発明塗装方法においては、上記アルミニウムフィン材
上に1層目の塗膜としてプライマ塗膜が形成される。プ
ライマ塗膜を形成するプライマ塗料としては、フィン材
及び滑水性塗膜との密着性、耐食性、加工性などの塗膜
物性が良好で、かつ塗装性のよいものであれば特に制限
なく使用することができる。
【0021】プライマ塗料としては、例えば、アクリル
−アミノ樹脂、エポキシ−アミノ樹脂、エポキシ−ウレ
タン樹脂、ポリエステル−アミノ樹脂、アクリル−ウレ
タン樹脂、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エチ
レンアイオノマー樹脂、塩化ビニル樹脂などの樹脂系の
塗料を挙げることができる。プライマ塗料は、着色顔
料、防錆顔料などの顔料類、各種塗料添加剤を含有して
いてもよい。プライマ塗料は、水系塗料であっても有機
溶剤系塗料であってもよい。
【0022】プライマ塗料は、通常、乾燥膜厚が0.2
〜20μm、好ましくは0.5〜10μm程度となるよ
うに塗装され、焼付けなどによって硬化される。硬化条
件は塗料種、塗装法などに応じて適宜設定することがで
きる。
【0023】滑水性塗膜を形成可能な組成物 本発明方法において使用される滑水性塗膜を形成可能な
組成物(以下、「滑水組成物」と略称することがある)
は、水酸基含有フルオロポリマー(a)と、エポキシ基
末端シロキサンポリマー(b)を、スルホン酸化合物
(c)の存在下に反応させてなる反応生成物(A)、及
び架橋剤成分(B)をビヒクル成分とする組成物であ
る。
【0024】水酸基含有フルオロポリマー(a) 本発明における水酸基含有フルオロポリマー(a)は、
フルオロオレフィン、水酸基含有ビニルモノマー及びこ
れらと共重合可能な他の不飽和モノマーの共重合により
得られるものである。
【0025】上記フルオロポリマー(a)の製造に使用
されるフルオロオレフィンは、その炭素鎖に結合する水
素原子の少なくとも一つがフッ素原子で置換されてお
り、且つ場合により残りの水素原子の少なくとも一つが
塩素原子で置換されていてもよいオレフィンであり、具
体的には、例えば、ヘキサフルオロプロペン、テトラフ
ルオロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン、ジ
クロロジフルオロエチレン、1,2−ジフルオロエチレ
ン、フッ化ビニリデン、モノフルオロエチレン等が挙げ
られ、これらのうちテトラフルオロエチレン及びモノク
ロロトリフルオロエチレンが共重合性などの点から好ま
しい。
【0026】また、上記フルオロオレフィンと共重合せ
しめられる水酸基含有ビニルモノマーとしては、例え
ば、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロ
ピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテ
ル、ヒドロキシペンチルビニルエーテル、ヒドロキシヘ
キシルビニルエーテル等の水酸基含有ビニルエーテル
類;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロ
キシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタク
リレート等のアクリル酸又はメタクリル酸のC2 〜C12
−アルキルエステル等を挙げることができる。これらの
うち、水酸基含有ビニルエーテル、なかでも炭素数2〜
6のヒドロキシアルキルエーテル基を有するビニルエー
テルが共重合性等の点から特に好ましい。
【0027】さらに、上記のフルオロオレフィン及び水
酸基含有ビニルモノマーと共重合せしめられる他の不飽
和モノマーとしては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、ヘキシル、オクチル、デ
シル、ラウリル等のアルキル基やシクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル、ボルニル等
の脂環式基を有するビニルエーテル;スチレン、α−メ
チルスチレン等の芳香族ビニルモノマー;炭素数1〜1
8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル;グリシジル(メタ)アクリレート;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニ
ル、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、バーサチッ
ク酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビニル等のビニ
ルエステル;エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブ
テン−1等のα−オレフィン等が挙げられる。これらの
うち、炭素数2〜6のアルキルエーテル基を有するビニ
ルエーテル、例えば、エチルビニルエーテル及びシクロ
ヘキシルビニルエーテルが共重合性等の点から特に好ま
しい。
【0028】以上にのべたフルオロオレフィン、水酸基
含有ビニルモノマー及び他の共重合可能な不飽和モノマ
ーの共重合割合は、得られるフルオロポリマーに望まれ
る物性などに応じて広い範囲にわたって変えることがで
きるが、上記3者の合計量を基準にして、一般には次の
範囲内とすることが望ましい。
【0029】フルオロオレフィン:20〜80モル%、
特に25〜75モル%、水酸基含有ビニルモノマー:1
〜80モル%、特に5〜75モル%、他の共重合可能な
不飽和モノマー:1〜79モル%、特に5〜70モル
%。
【0030】上記3種のモノマーの共重合は、通常、有
機溶剤中で、モノマーの合計100重量部あたり約0.
01〜約5重量部の重合開始剤の存在下に、約−20℃
〜約150℃の温度で、常圧で又は場合により約30k
g/cm2 Gまでの加圧下に反応させることにより行う
ことができる。
【0031】フルオロポリマー(a)としては、上記の
ようにして得られる共重合体を更に二塩基性酸無水物と
反応せしめて共重合体の水酸基の一部にカルボキシル基
を導入してなる変性共重合体も使用できる。
【0032】かくして得られるフルオロポリマー(A)
は、一般に2,000〜100,000、好ましくは
5,000〜60,000の範囲内の数平均分子量を有
することができる。さらに、フルオロポリマー(a)
は、一般に30〜400mgKOH/g、好ましくは4
0〜300mgKOH/gの範囲内の水酸基価を有する
ことができる。また、得られる塗膜の密着性の点からカ
ルボキシル基を有することが好ましく、0.1〜40m
gKOH/g、さらには1〜20mgKOH/gの範囲
内の酸価を有することが好適である。
【0033】フルオロポリマー(A)としては、なかで
も、モノクロロトリフルオロエチレン、4−ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル及びエチルビニルエーテルの共重
合体を二塩基性酸無水物と反応させて共重合体の水酸基
の一部にカルボキシル基を導入してなる変性共重合体が
好適である。
【0034】エポキシ末端シロキサンポリマー(b) 前記反応生成物(A)の製造に用いられるエポキシ末端
シロキサンポリマー(b)は、下記式(1)
【0035】
【化3】
【0036】で示されるものであり、ここで、mはジメ
チルシロキサン単位の平均重合度を意味し、6〜15
0、好ましくは6〜70の範囲内の数であり、また、n
は0〜6、好ましくは1〜5の整数であり、R1 は炭素
原子数1〜6、好ましくは1〜4のアルキル基である。
【0037】R1 で表される炭素原子数1〜6のアルキ
ル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ヘキシ
ル基などを挙げることができ、なかでもメチル基、n−
ブチル基が好適である。
【0038】シロキサンポリマー(B)は、一般に53
0〜11,400、好ましくは540〜5,500の範
囲内の数平均分子量を有することができる。
【0039】スルホン酸化合物(c) 前記反応生成物(A)の製造の際に用いられるスルホン
酸化合物(c)は、下記式 R2 −SO3 H (式中、R2 は有機残基、例えば、脂肪族炭化水素基、
芳香族炭化水素基などを表し、該脂肪族炭化水素基、芳
香族炭化水素基は場合によりハロゲン原子などにより置
換されていてもよい)で示されるものであり、具体的に
は、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、
2,4−もしくは2,5−ジメチルベンゼンスルホン
酸、ナフタリン−α−スルホン酸、ナフタリン−β−ス
ルホン酸などが挙げられ、中でもメタンスルホン酸が好
適である。
【0040】反応生成物(A) 上記のフルオロポリマー(a)とシロキサンポリマー
(b)とをスルホン酸化合物(c)の存在下に反応せし
めることによって反応生成物(A)を得ることができ
る。この反応において、シロキサンポリマー(b)の一
部は、スルホン酸化合物(c)を触媒としてフルオロポ
リマー(a)にグラフト化されると共に、残りの少なく
とも一部のシロキサンポリマー(b)はスルホン酸化合
物(c)と結合するものと推定される。
【0041】しかして、上記反応により形成される反応
生成物(A)には、フルオロポリマー(a)のシロキサ
ンポリマー(b)のグラフト化物、シロキサンポリマー
(b)とスルホン酸化合物(c)との結合物、未反応の
フルオロポリマー(a)及び/又はシロキサンポリマー
(b)等が含まれる。
【0042】反応生成物(A)には、未反応のスルホン
酸化合物(c)が残存していてもよいが、未反応のスル
ホン酸化合物(c)を実質的に含まないことが望まし
い。
【0043】したがって、上記の反応は、未反応のスル
ホン酸化合物(c)が残存しないような条件下で実施す
ることが望ましく、フルオロポリマー(a)とシロキサ
ンポリマー(b)とは、フルオロポリマー(a)の水酸
基対シロキサンポリマー(b)のエポキシ基の当量比が
1/0.05〜1/0.8、好ましくは1/0.1〜1
/0.5、より一層好ましくは1/0.1〜1/0.4
5の範囲内となるような割合で使用される。また、スル
ホン酸化合物(c)は、一般にシロキサンポリマー
(b)1モル当り0.1〜0.5モル、好ましくは0.
1〜0.4モル、さらに好ましくは0.2〜0.4モル
の範囲内で使用することができる。
【0044】上記の反応は、通常、例えば、トルエン、
キシレン等の有機溶剤中にフルオロポリマー(a)とス
ルホン酸化合物(c)とを溶解させ、ついで得られる溶
液にシロキサンポリマー(b)を添加し、約60〜約1
50℃の温度に加熱することにより実施することができ
る。
【0045】かくして得られる反応生成物は、そのまま
で又は溶媒を添加もしくは部分的に除去して固形分濃度
を適当に調節した後、或いはまた未反応のスルホン酸化
合物を含む場合にはそれを除去した後、後述する架橋剤
成分(B)と混合して本発明において使用できる滑水組
成物とすることができる。
【0046】架橋剤成分(B) 本発明において、前記フルオロポリマー(A)を架橋硬
化させるための架橋剤成分として、ブロックされていて
もよいポリイソシアネート化合物及びメラミン樹脂から
選ばれる少なくとも1種が用いられる。
【0047】上記ポリイソシアネート化合物としては、
例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート、ビス(イソ
シアナトメチル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート等の
脂肪族、脂環式又は芳香族のポリイソシアネート化合
物、及びこれらのポリイソシアネート化合物の過剰量
に、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン、ヘキサントリオール、ヒマシ油等
の低分子活性水素含有化合物を反応させて得られるイソ
シアネート末端プレポリマー等が挙げられる。
【0048】これらのポリイソシアネート化合物は、そ
のまま用いてもよく、或いは必要に応じて、イソシアネ
ート基がブロック剤でブロックされた形態で使用するこ
ともできる。
【0049】イソシアネートブロック剤としては、フェ
ノール、m−クレゾール、キシレノール、チオフェノー
ル等のフェノール類;メタノール、エタノール、ブタノ
ール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、
エチレングリコールモノエチルエーテル等のアルコール
類;アセトキシム、メチルエチルケトキシム、ベンゾフ
ェノンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシ
ム類;ε−カプロラクタム、アセト酢酸エチル、マロン
酸ジエチル等の活性水素含有化合物等を挙げることがで
きる。これらのブロック剤を用いるポリイソシアネート
化合物のブロック化は、それ自体既知の方法に従って行
うことができる。
【0050】また、メラミン樹脂としては、トリアジン
環の数が1〜5個で、分子量が300〜3,000、特
に500〜2,000の範囲内にあるメラミン単体もし
くはその縮合物の部分メチロール化又は完全メチロール
化物、或いは更にそのメチロール基の一部又は全部を炭
素数1〜8の一価アルコール、例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノール、n−ブタノール、イソブタノ
ールなどでエーテル化した部分アルキルエーテル化又は
完全アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂等を用
いることができる。
【0051】本発明塗装方法において使用される滑水組
成物は、以上に述べた反応生成物(A)及び架橋剤成分
(B)をビヒクル成分とするものであり、このビヒクル
成分に、必要に応じて、適宜、有機溶剤を混合すること
により調製することができる。この有機溶剤としては、
本発明の滑水組成物の各成分を溶解ないしは分散可能な
ものを好適に使用することができ、具体例としては、例
えば、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、石油エー
テル、ガソリン、ケロシン、ナフサ、石油系炭化水素溶
剤、クロロホルム、四塩化炭素、二塩化エチレン、2−
エチルヘキサノール、ジエチルエーテル、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、
イソプロピルアルコール、ブタノール、ジオキサン、鉱
物油などを挙げることができる。
【0052】架橋剤成分(B)として、遊離のイソシア
ネート基を有するポリイソシアネート化合物のように、
反応生成物(A)と比較的容易に反応しやすいものを使
用する場合には、滑水組成物は、反応生成物(A)と架
橋剤成分(B)とが分離した二液型にしておき、使用直
前に両成分を混合するようにすることが望ましい。
【0053】反応生成物(A)に対する架橋剤成分
(B)の配合割合は、特に限定されるものではなく架橋
剤成分(B)の種類等に応じて広い範囲にわたって変え
ることができるが、一般的には、反応生成物(A)の固
形分100重量部あたり、架橋剤成分(B)を固形分で
4〜100重量部、好ましくは4〜80重量部、さらに
好ましくは4〜60重量部の範囲内で用いるのが適当で
ある。
【0054】滑水組成物には、必要により更に、例え
ば、着色顔料、体質顔料、防錆顔料、染料、防黴剤、界
面活性剤、その他通常塗料に用いられるそれ自体既知の
添加剤等を配合することもできる。
【0055】本発明塗装方法において、上記滑水組成物
は、アルミニウムフィン材上に形成されたプライマ塗膜
上に塗装され、焼き付けなどによって硬化されて滑水性
塗膜を形成することができる。
【0056】滑水組成物の塗装方法は、アルミニウムフ
ィン材の形状に応じて適宜選択することができ、アルミ
ニウムフィン材がシート状である場合には、ロールコー
タ塗装、絞り塗装などの方法が好適であり、一方、アル
ミニウムフィン材がフィンに成型加工され組立てられた
ものである場合には、浸漬塗装、スプレー塗装、シャワ
ー塗装などの方法が好適である。
【0057】滑水組成物の塗布量は、特に限定されるも
のではないが、通常、乾燥膜厚で10.5〜50μm、
特に1〜15μm程度となる範囲が好適である。
【0058】滑水組成物の硬化条件は、この組成物の調
製に用いられた反応生成物(A)及び架橋剤成分(B)
の種類等に応じて決定され、通常、素材到達温度80〜
250℃、焼き付け時間が約15秒間〜約40分間のの
範囲内の条件を用いることが好適である。
【0059】アルミニウムフィン材がシート状である場
合には、該フィン材上にプライマ塗膜を介して滑水組成
物を塗装し硬化させて滑水性塗膜を形成した後、フィン
形状に成型加工することによって塗装アルミニウムフィ
ンを製造することができる。フィンに成型加工する方法
は、特に限定されるものではなく、金型を用いたドロー
レス法、ドロー法などを挙げることができる。
【0060】アルミニウムフィン材がフィンに成型加工
され組立てられたものである場合には、滑水組成物を塗
装し硬化させたものをそのまま塗装アルミニウムフィン
として使用できる。
【0061】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限され
るものではない。以下、部及び%は特に断らない限り重
量基準によるものとする。
【0062】滑水組成物の製造 反応生成物(A)の製造 製造例1 トルエン100gに、「ルミフロンLF−600」(注
1)72g(固形分量36g、水酸基量20ミリ当
量)、前記式(1)において、R1 がメチル基、mが1
0.9及びnが3である、エポキシ末端シロキサンポリ
マー(エポキシ当量約1,000、表1中において、こ
のシロキサンポリマーを「(b)−1」と略称する)
8.0g(エポキシ基量8ミリ当量)を溶解し、撹拌
後、均一になったところにメタンスルホン酸0.192
g(スルホン酸基量2ミリ当量)を加えて120℃で1
時間反応を行った。ついで冷却し、反応生成物(A)−
1溶液を得た。
【0063】(注1)ルミフロンLF−600:旭硝子
(株)製、水酸基含有フルオロポリマー溶液、商品名、
ポリマーの水酸基価は31mgKOH/g、数平均分子
量15,500、固形分50%。
【0064】製造例2〜6 製造例1において、エポキシ末端シロキサンポリマーの
種類及び量、ならびにメタンスルホン酸量を下記表1に
示すとおりとする以外は製造例1と同様に行い反応生成
物(A−2)〜(A−6)溶液を得た。表1中に、
(a)成分であるルミフロンLF−600中の水酸基/
(b)成分であるエポキシ末端シロキサンポリマー中の
エポキシ基の当量比、及び(c)成分であるメタンスル
ホン酸/(b)成分であるエポキシ末端シロキサンポリ
マーのモル比も記載する。
【0065】
【表1】
【0066】上記表1において、組成配合は固形分量に
て表示した。また、表1中におけるエポキシ末端シロキ
サンポリマー(b)−2〜(b)−4は、それぞれ前記
式(1)において、R1 、m及びnが下記表2に示すと
おりのエポキシ末端シロキサンポリマーである。
【0067】
【表2】
【0068】滑水組成物の製造 製造例7 製造例1で得た反応生成物(A)−1溶液の固形分量で
100部となる量に対して、架橋剤成分(B)である
「タケネートD−160N」(注2)を固形分量で16
重量部となる量加えて撹拌し、滑水組成物(K−1)を
得た。
【0069】(注2)タケネートD−160N:武田薬
品工業(株)製、トリメチロールプロパンのヘキサメチ
レンジイソシアネート付加物、商品名、固形分75%、
イソシアネート含有量12.6%。
【0070】製造例8〜10 製造例7において、反応生成物(A)−1溶液のかわり
に、反応生成物(A)−2〜(A)−4溶液のいずれか
を使用する以外は製造例7と同様に行い、各滑水組成物
を得た。各製造例において使用した反応生成物(A)溶
液及び得られた滑水組成物は次のとおりである。製造例
8……反応生成物(A)−2溶液、滑水組成物(K−
2);製造例9……反応生成物(A)−3溶液、滑水組
成物(K−3);製造例10……反応生成物(A)−4
溶液、滑水組成物(K−4)。
【0071】製造例11 製造例7において、「タケネートD−160N」の使用
量を、固形分量で16重量部から固形分量で36重量部
に変更する以外は製造例7と同様に行い、滑水組成物
(K−5)を得た。
【0072】製造例12 製造例7において、「タケネートD−160N」のかわ
りに、「サイメル303」(注3)を固形分量で15重
量部使用する以外は製造例7と同様に行い、滑水組成物
(K−6)を得た。
【0073】(注3)サイメル303:三井サイテック
(株)製、低分子量メチルエーテル化メラミン樹脂、固
形分約100%。
【0074】プライマ塗料の製造 製造例13 「エピコート1009」(注4)を固形分量で80部と
なる量、ベッカミンP−196M(注5)を固形分量で
20部となる量及び混合溶剤Y(注6)を混合し、粘度
約60秒(フォードカップ#4、25℃)のプライマ塗
料(P−1)を得た。
【0075】(注4)エピコート1009:油化シェル
エポキシ(株)製、商品名、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、 (注5)ベッカミンP−196M:大日本インキ化学工
業(株)製、商品名、尿素樹脂溶液、 (注6)混合溶剤Y:「ソルベッソ150」(エッソ石
油社製、高沸点石油系炭化水素溶剤)/シクロヘキサノ
ン=1/1(重量比)の混合溶剤。
【0076】製造例14 「エピコート1010」(注7)を固形分量で90部と
なる量、「デスモデュールBL−3175」(注8)を
固形分量で10部となる量及び上記混合溶剤Yを混合
し、粘度約60秒(フォードカップ#4、25℃)のプ
ライマ塗料(P−2)を得た。
【0077】(注7)エピコート1010:油化シェル
エポキシ(株)製、商品名、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、 (注8)デスモデュールBL−3175:住友バイエル
ウレタン(株)製、商品名、ブロック化ポリイソシアネ
ート化合物、 製造例15 「バイロンEP−2940」(注9)を固形分量で85
部となる量、「サイメル325」(注10)を固形分量
で15部となる量及び上記混合溶剤Yを混合し、粘度約
60秒(フォードカップ#4、25℃)のプライマ塗料
(P−3)を得た。
【0078】(注9)バイロンEP−2940:東洋紡
績(株)製、エポキシ樹脂変性ポリエステル樹脂、 (注10)サイメル325:三井サイテック(株)製、
メチルエーテル化メラミン樹脂溶液、固形分約80%。
【0079】実施例1 アルカリ脱脂剤(日本シービーケミカル(株)製、商品
名「ケミクリーナー561B」)を溶解した濃度2%の
水溶液を使用して脱脂したアルミニウム板(A105
0、板厚0.1mm)に、製造例13で得たプライマ塗
料(P−1)を乾燥膜厚約3μmとなるように塗装し、
140℃で10分間焼付けた。冷却後、このプライマ塗
膜上に製造例7で得た滑水組成物(K−1)を乾燥膜厚
約10μmとなるように塗装し、140℃で30分間焼
付けて塗装板を得た。
【0080】実施例2〜6及び比較例1〜3 実施例1において、プライマ塗料種及び滑水組成物種を
後記表3に示すとおりとする以外は実施例1と同様に行
い各塗装板を得た。比較例1〜3においては、プライマ
塗料は塗装しなかった。
【0081】得られた各塗装板について、塗膜の密着性
及び滑水性の試験を行った。その試験結果を後記表1に
示す。試験は下記試験方法に基いて行った。
【0082】試験方法 塗膜の密着性:JIS K5400 8.5.2(19
90)碁盤目−テープ法に準じて、塗装板の塗膜に素地
に達する1mm×1mmのマス目を100個作成し、そ
の表面にセロハン粘着テープを密着させ、急激に剥した
後の塗面に剥離せずに残ったマス目の数を記録した。
【0083】水滴の滑水性:協和界面科学(株)製のC
A−X型接触角計を用い、23℃、65%RHの雰囲気
下に、約10mgの脱イオン水をマイクロシリンジを用
いて傾けた塗装板の塗面上に滴下し、水滴が滑落する水
平面からの最小角度を調べた。塗装板の傾斜角は、水平
面から5度刻みとした。5度でも滑落する場合、5>と
表示し、90度でも滑落しない場合は90<と表示し
た。傾斜角を調べる塗装板としては、塗装後25℃の恒
温室に168時間放置した塗装板、塗装後25℃の脱イ
オン水中に168時間浸漬した浸漬処理板及び塗装後乾
湿サイクル試験(25℃の水道水の流水中に7時間浸漬
−引上げて80℃で17時間乾燥する工程を1サイクル
とする)を7サイクル行った乾湿サイクル試験板の3種
類の処理条件の塗装板を用いた。
【0084】耐食性:JIS Z−2371(199
0)に規定する塩水噴霧試験方法に準じて、塗装板に3
00時間塩水噴霧試験を行った。試験後の塗装板表面に
おける白錆の発生程度を下記基準により評価した。
【0085】 ◎:白錆の発生が認められない ○:白錆の発生面積率が10%未満である △:白錆の発生面積率が10%以上で30%未満である ×:白錆の発生面積率が30%以上である。
【0086】
【表3】
【0087】
【発明の効果】本発明によって得られる塗装アルミニウ
ムフィンは、最上層塗膜として滑水組成物からの滑水性
塗膜を有しているので、フィン表面は滑水性に優れてお
り、例えば、従来のフッ素化エチレン系樹脂で被覆した
フィン表面は水滴化した水の接触角は約108度である
が、質量10mgの水滴はフッ素化エチレン系樹脂で被
覆したフィン表面を90度傾けても停止したままであっ
て自重によって落下しないが、本発明による滑水性塗膜
を形成したフィン表面は、水滴の接触角がほぼ65〜8
5度の範囲内にあり、それほど大きくないけれども、フ
ィン表面に付着させた質量10mgの水滴は、水平面か
ら30度以内の角度で傾けただけで自重によって滑り始
めて落下するという優れた滑水性を示す。また、本発明
によるフィン表面に付着させた質量10mgの水滴は、
フィン表面を水平に保ったままで空気を吹き付けた場
合、空気の速度が1m/秒又はそれ以下で移動し滑落さ
せることができる。
【0088】また、本発明によって得られる塗装アルミ
ニウムフィンは、プライマ塗膜が形成されているので、
耐食性、プライマ塗膜と滑水性塗膜との密着性に優れて
おり、耐久性に優れたものである。
【0089】したがって、本発明によって得られる塗装
アルミニウムフィンは、フィン表面に水滴が付着しても
すぐにフィン表面から滑落するのでフィン間における水
滴ブリッジの形成がなく、かつ耐久性にも優れた塗装ア
ルミニウムフィンであり、熱交換器のフィンとして好適
なものである。
【0090】本発明によって得られる塗装アルミニウム
フィンを用いた熱交換器は、フィン表面に、黴の発生や
冬季における氷結がないという利点を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムフィン材上に、プライマ塗
    膜を介して、 (A)フルオロオレフィン、水酸基含有ビニルモノマー
    及びこれらと共重合可能な他の不飽和不飽和モノマーの
    共重合により得られる水酸基含有フルオロポリマー
    (a)と、下記式(1) 【化1】 (式中、mの平均数は6〜150であり、nは0〜6の
    整数であり、R1 は炭素原子数1〜6のアルキル基であ
    る)で示されるエポキシ末端シロキサンポリマー(b)
    を、フルオロポリマー(a)の水酸基対シロキサンポリ
    マー(b)のエポキシ基の当量比が1/0.05〜1/
    0.8となる割合で、スルホン酸化合物(c)の存在下
    に反応させてなる反応生成物、及び(B)ブロックされ
    ていてもよいポリイソシアネート化合物及びメラミン樹
    脂から選ばれる少なくとも1種の架橋剤成分、をビヒク
    ル成分とする滑水性塗膜を形成可能な組成物を塗装して
    滑水性塗膜を形成することを特徴とするアルミニウムフ
    ィン材の塗装方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウムフィン材が、化成処理を施
    してなるものである請求項1記載のアルミニウムフィン
    材の塗装方法。
  3. 【請求項3】 プライマ塗料が、水酸基含有有機樹脂と
    架橋剤とを含有する塗料である請求項1又は2に記載の
    アルミニウムフィン材の塗装方法。
  4. 【請求項4】 アルミニウムフィン材が、フィン形状に
    加工してなるアルミニウムフィン材である請求項1〜3
    のいずれか一項に記載のアルミニウムフィン材の塗装方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のアルミニウムフィン材
    の塗装方法によって得られる成型加工された塗装アルミ
    ニウムフィン。
  6. 【請求項6】 アルミニウムフィン材がシート状のアル
    ミニウムフィン材であり、請求項1〜3のいずれか一項
    記載の塗装方法により該フィン材上にプライマー塗膜を
    介して滑水性塗膜を形成した後、該塗装アルミニウムフ
    ィン材をフィン形状に成型加工することを特徴とする塗
    装アルミニウムフィンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008035A (ja) * 2008-05-30 2010-01-14 Daikin Ind Ltd 熱交換器
JP2012241073A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Kansai Paint Co Ltd 熱交換器フィン材用の着霜抑制処理組成物
CN110225945A (zh) * 2017-02-03 2019-09-10 大金工业株式会社 组合物和涂膜

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