JPH11290354A - 艶出し研磨治具及びその研磨方法 - Google Patents
艶出し研磨治具及びその研磨方法Info
- Publication number
- JPH11290354A JPH11290354A JP10092698A JP10092698A JPH11290354A JP H11290354 A JPH11290354 A JP H11290354A JP 10092698 A JP10092698 A JP 10092698A JP 10092698 A JP10092698 A JP 10092698A JP H11290354 A JPH11290354 A JP H11290354A
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- JP
- Japan
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- polishing
- jig
- bamboo
- glazing
- polished
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 円滑にして、良好な艶出しを行う。
【解決手段】 竹の繊維方向を長さ方向とした竹製棒状
物１であり、その先端部２は長さ方向に徐々に縮径して
尖状となった研磨治具Ｐである。この治具Ｐをマンドレ
ルＷに取付け、その先端２を歯又は貴金属宝飾品の局部
に当てがって回転させることによりそれらを研削艶出し
する。尖状のため、狭い個所にも容易に入り込んで、研
磨を行い、また、竹の繊維がバラケて、その入り込みも
助長される。
物１であり、その先端部２は長さ方向に徐々に縮径して
尖状となった研磨治具Ｐである。この治具Ｐをマンドレ
ルＷに取付け、その先端２を歯又は貴金属宝飾品の局部
に当てがって回転させることによりそれらを研削艶出し
する。尖状のため、狭い個所にも容易に入り込んで、研
磨を行い、また、竹の繊維がバラケて、その入り込みも
助長される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯又は貴金属宝
飾品の艶出しを行う研磨治具及びその研磨方法に関する
ものである。
飾品の艶出しを行う研磨治具及びその研磨方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】近年の生活水準の向上によ
り、歯の美容も求められ、歯冠修復物の総ての咬合面、
咬頭、隆線、中心窩、発育溝近辺などの仕上げ研磨をし
て艶出しすることが行われる。
り、歯の美容も求められ、歯冠修復物の総ての咬合面、
咬頭、隆線、中心窩、発育溝近辺などの仕上げ研磨をし
て艶出しすることが行われる。
【０００３】この艶出し研磨は、従来、ブラシ、ホイー
ル類を使用していたが作業性も悪く、また、所望の艶を
得がたかった。
ル類を使用していたが作業性も悪く、また、所望の艶を
得がたかった。
【０００４】また、歯科における補綴物研磨と同様に、
従来から、貴金属宝飾品の局部を研磨して艶出しをする
ことも行われており、それらにも、ブラシ、ホイール類
が使用されている。しかし、同様に作業性が悪く、所望
の艶を得がたかった。
従来から、貴金属宝飾品の局部を研磨して艶出しをする
ことも行われており、それらにも、ブラシ、ホイール類
が使用されている。しかし、同様に作業性が悪く、所望
の艶を得がたかった。
【０００５】この発明は、上記実情の下、円滑にして、
艶出し良好な研磨治具及び研磨方法を提供することを課
題とする。
艶出し良好な研磨治具及び研磨方法を提供することを課
題とする。
【０００６】
【発明が解決するための手段】この発明は、まず、竹の
靱性（しなり）に着目し、その竹でもって研磨するよう
にしたのである。その竹のしなりは適度な押圧力を与え
るため、艶出しとしては有効なものである。また、研磨
につれて竹の繊維がバラケて狭い個所にも容易に入り込
んで、良好な研磨がなされる。
靱性（しなり）に着目し、その竹でもって研磨するよう
にしたのである。その竹のしなりは適度な押圧力を与え
るため、艶出しとしては有効なものである。また、研磨
につれて竹の繊維がバラケて狭い個所にも容易に入り込
んで、良好な研磨がなされる。
【０００７】つぎに、マンドレル（回転具）等によって
回転させることができ、かつ局部でも研磨し得るよう
に、棒状物とし、かつその先端部を長さ方向に徐々に細
く尖状としたのである。尖状であれば、発育溝などの細
い部分（局部）にもその尖端を円滑に入り込ませて研磨
し得る。すなわち、艶出しし得る。
回転させることができ、かつ局部でも研磨し得るよう
に、棒状物とし、かつその先端部を長さ方向に徐々に細
く尖状としたのである。尖状であれば、発育溝などの細
い部分（局部）にもその尖端を円滑に入り込ませて研磨
し得る。すなわち、艶出しし得る。
【０００８】棒状物は断面円形が好ましいが、四角形、
三角形などの断面形状でもよい。また、研磨対象は、セ
ラミック、金属全般、各種コンポジット、ハイブリッド
セラミックなどの補綴物及び歯そのものなどの歯科関連
のみならず、宝石類の貴金属宝飾品にも採用し得る。
三角形などの断面形状でもよい。また、研磨対象は、セ
ラミック、金属全般、各種コンポジット、ハイブリッド
セラミックなどの補綴物及び歯そのものなどの歯科関連
のみならず、宝石類の貴金属宝飾品にも採用し得る。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明に係る研磨治具の一実施
形態としては、竹の繊維方向を長さ方向とした竹製棒状
物であり、その先端部は長さ方向に徐々に細くなって尖
状となっている構成を採用し得る。
形態としては、竹の繊維方向を長さ方向とした竹製棒状
物であり、その先端部は長さ方向に徐々に細くなって尖
状となっている構成を採用し得る。
【００１０】また、研磨方法の一実施形態としては、そ
の研磨治具の先端を歯又は貴金属宝飾品の表面に当てて
回転させることによりそれらの艶出しを行う構成とし得
る。
の研磨治具の先端を歯又は貴金属宝飾品の表面に当てて
回転させることによりそれらの艶出しを行う構成とし得
る。
【００１１】
【実施例】研磨治具Ｐの一実施例を図１に示し、この実
施例は、長さ：３０ｍｍ、径：３ｍｍの竹から成り、そ
の長さ方向が竹の繊維方向となっている。その長さ、径
は、例えば長さ：４８．５０ｍｍ、径：２．３５ｍｍな
どと適宜に変更し得る。その棒状物１の一端部は徐々に
縮径して尖状２となっている。いわゆる瓜楊子状であ
る。
施例は、長さ：３０ｍｍ、径：３ｍｍの竹から成り、そ
の長さ方向が竹の繊維方向となっている。その長さ、径
は、例えば長さ：４８．５０ｍｍ、径：２．３５ｍｍな
どと適宜に変更し得る。その棒状物１の一端部は徐々に
縮径して尖状２となっている。いわゆる瓜楊子状であ
る。
【００１２】この研磨治具Ｐは、図２に示すようにマン
ドレルＷに嵌入固定して使用する。その使用方法は、従
来の研磨具による形成研削終了後、図３に示すように、
歯Ｔの所要個所に尖端２を当てがって回転させることに
より、研磨を行う。この研磨時、竹の繊維が適当にバラ
ケて、インレイ等の咬合面に深く入り込み、良好な研磨
がなされる。このとき、咬端２に綿花を微量巻き付け、
その綿花にダイヤモンドペーストや適切なコンパウンド
を塗布含浸させたり、人工歯に直接に塗布して研磨すれ
ば、艶出し効果はさらに向上する。
ドレルＷに嵌入固定して使用する。その使用方法は、従
来の研磨具による形成研削終了後、図３に示すように、
歯Ｔの所要個所に尖端２を当てがって回転させることに
より、研磨を行う。この研磨時、竹の繊維が適当にバラ
ケて、インレイ等の咬合面に深く入り込み、良好な研磨
がなされる。このとき、咬端２に綿花を微量巻き付け、
その綿花にダイヤモンドペーストや適切なコンパウンド
を塗布含浸させたり、人工歯に直接に塗布して研磨すれ
ば、艶出し効果はさらに向上する。
【００１３】因みに、従来法であるブラシ、ホイール類
では、研削面での回転力が大きいため、その力により、
インレイ等の微小な補綴物を紛失してしまうことがあっ
たが、この実施例では、点接触に近いため、被研削物に
及ぼす回転力は小さく、その紛失は皆無であった。
では、研削面での回転力が大きいため、その力により、
インレイ等の微小な補綴物を紛失してしまうことがあっ
たが、この実施例では、点接触に近いため、被研削物に
及ぼす回転力は小さく、その紛失は皆無であった。
【００１４】実施例では、マンドレルに研磨治具Ｐを取
付けたが、そのマンドレルを取付ける歯科機械のハンド
ピースのチャックに直接に治具Ｐを取付けることもでき
る。この場合には、上記長さ：４８．５０ｍｍ、径：
２．３５ｍｍのものを使用するとよい。
付けたが、そのマンドレルを取付ける歯科機械のハンド
ピースのチャックに直接に治具Ｐを取付けることもでき
る。この場合には、上記長さ：４８．５０ｍｍ、径：
２．３５ｍｍのものを使用するとよい。
【００１５】また、貴金属宝飾品の局部を同様にして研
磨したところ、同様な優れた艶出し効果を得た。
磨したところ、同様な優れた艶出し効果を得た。
【００１６】
【発明の効果】この発明は、以上の説明から理解できる
ように、円滑に良好な艶出しを行い得る。
ように、円滑に良好な艶出しを行い得る。
【図１】一実施例の斜視図
【図２】同実施例の使用状態正面図
【図３】同実施例の使用状態斜視図
Ｐ 研磨治具 Ｔ 歯 Ｗ マンドレル １ 棒状物 ２ 尖端
Claims (2)
- 【請求項１】 竹の繊維方向を長さ方向とした竹製棒状
物１であり、その先端部２は長さ方向に徐々に細くなっ
て尖状となっている艶出し研磨治具。 - 【請求項２】 請求項１に記載の研磨治具Ｐの先端を歯
Ｔ又は貴金属宝飾品の表面に当てて回転させることによ
りそれらの艶出しを行なう研磨方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10092698A JPH11290354A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 艶出し研磨治具及びその研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10092698A JPH11290354A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 艶出し研磨治具及びその研磨方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11290354A true JPH11290354A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14286967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10092698A Pending JPH11290354A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 艶出し研磨治具及びその研磨方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11290354A (ja) |
-
1998
- 1998-04-13 JP JP10092698A patent/JPH11290354A/ja active Pending
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