JPH0421526Y2 - - Google Patents

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JPH0421526Y2
JPH0421526Y2 JP7956689U JP7956689U JPH0421526Y2 JP H0421526 Y2 JPH0421526 Y2 JP H0421526Y2 JP 7956689 U JP7956689 U JP 7956689U JP 7956689 U JP7956689 U JP 7956689U JP H0421526 Y2 JPH0421526 Y2 JP H0421526Y2
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JP
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cutting
tooth
scaler
clearance
teeth
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JP7956689U
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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は切削工具、詳細には歯冠補綴材を一
体装着するため支台歯形成におけるシヨルダー部
に用いる歯間のクリアランス計測兼用としての手
動切削工具に関する。
<従来の技術> 従来より歯石を除去するものとしてスケーラと
称すものが存在するが、これは棒状の把持部の一
端に彎曲した鋭利な刃を備え、これを手動又は超
音波の振動によつて歯石を除去するものである。
しかし、このスケーラは歯石を掻き取るという機
能はあつても差し歯など従来の欠損した歯の一部
に歯冠補綴材を装着するための支台歯の形成に利
用することはできなかつた。
そこで、この役割を果たすものとして、エアモ
ータ又はエアータービン等で切削工具を回転する
歯科用ハンドピースがあり、これにより支台歯形
成時の切削加工を行なつていた。
しかしながら、支台歯とこれの上部の一体冠着
する歯冠補綴材との間には、支台歯側にシヨルダ
ー部と称する段部を形成しなければならないが、
これを形成するには上記ハンドピースを用いて有
髄歯を切削する必要があるが、この際歯肉が歯の
シヨルダー部に近いためにハンドピースの切削工
具により歯肉を傷つけるという問題が生じた。
このことは、特に今度コンピユーターによつて
支台歯を切削していく傾向にある状況において、
全てコンピユーターでは仕上げられないという事
情によるものである。
<考案が解決しようとする課題> したがつて、上記シヨルダー部、特にシヨルダ
ー部の歯肉側の周囲に尖つた箇所を取り除くには
ハンドピースによらず、仕上のため手動による切
削が必要とされる。
そこで、この考案はシヨルダー部の歯肉側の突
起を手動で切削するための手動切削工具、即ち支
台歯のシヨルダー仕上げを手による治療で仕上げ
るための手動切削工具と歯間のクリアランスを測
定するために用いるクリアランスゲージとを兼用
した手動切削工具を提供せんとする。
<課題を解決するための手段> この考案は、上記課題に沿うべくなされたもの
であり、その要旨は棒状の把持部の両端に、歯間
のクリアランス計測を兼用した径の異なる大きさ
のダイヤモンド、硬質セラミツク焼結体など表面
に微細な凹凸を有する切削部をそれぞれ備えてな
る手動切削工具にある。
<作用> この考案は、上記したように把持部の両端部の
切削部により、ハンドピースにより粗仕上げで切
削された支台歯の盛り上げ部、特にシヨルダー部
の歯肉側を手動によつて切削することにより、歯
肉を傷めることなくシヨルダー部を平坦に仕上げ
ることができる。
また、この考案の切削部を、例えば一端を
1m/mに、他端を1.5m/mの真円に形成するこ
とによつて、歯間又は切削した支台歯とこれを歯
合するクリアランスを計測することもできる。こ
の場合、この考案の切削部の表面が微細な凹凸に
なつているため歯用汚物染出液を表面に保持して
上記クリアランス間の狭部に付着することにより
マークを付することもできる。
<実施例> 以下にこの考案の好ましい実施例を添付図面に
基づいて説明する。
第1図において、1はこの考案であるスケーラ
の全体図であり、中央が棒状でその両側部には互
いに逆方向に鈍角で折れ曲つた先細りの把持部2
を有し、把持部2の一端には1.5m/m径を、他
端には1m/m径の球状ダイヤモンド粉の微細な
凹凸を有する成形体をそれぞれロウ付けしてい
る。球状ダイヤモンド粉は人工のものでもよい
し、これに代わるものとして硬質セラミツク焼結
体など歯の象牙質を切削するに可能な切削材料を
用いる。
第2図は、この考案の使用状態を説明するもの
であつて、ハンドピース等でエナメル質もしくは
象牙質と象牙質等の歯冠部9を切削して支台歯7
を形成し、その際に出来たシヨルダー部5におけ
る歯肉8側の突起部6を、この考案であるスケー
ラ1の切削部3又は4で歯肉を傷めることなく平
坦に削り取る。なお、この考案のスケーラは、歯
冠用補綴材を冠着する場合に歯10,11と歯肉
8とを区別するための圧排糸をシヨルダー部5の
周囲に取り付ける際に使用することができ、この
場合切削部3又は4で前記糸を支台歯7の回りに
押し下げる。
第3図は、この考案のスケーラにおける切削部
3又は4の別の用途を示すものであつて、これに
よつて歯科治療の際の歯10と11のクリアラン
ス12を計測することができる。
<考案の効果> 以上説明したように、この考案ではスケーラの
両端にダイヤモンドや硬質セラミツクの焼結体に
より硬質の研削部を備えているので摩耗しにく
く、長期間使用することができ、また手動のスケ
ーラのために、ハンドピースなどによる、歯科切
削処置後における支台歯の細かい仕上げ加工を歯
肉を傷つけることなく行うことに好適である。ま
た、この考案は切削部を径の異なるものを両端に
備えていることにより切削場所の状況に合わせて
使い分けることができ、かつ歯処置中における歯
肉のクリアランスを容易に計測することもでき
る。
なお、この考案では、ムシ歯治療の際にエクス
プローラでムシ歯箇所の軟化象牙質を掻き取る際
の歯の深掘り損傷を生じることなく、クリアラン
ス計測兼用の切削部により上記軟化象牙質を処置
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるスケーラを示す斜視
図、第2図は第1図のスケーラを使用して、切削
された支台歯の仕上加工を示す説明図、第3図は
同じく第1図のスケーラを使用して、歯と歯のク
リアランスを計測している説明図である。 1……スケーラ、2……スケーラの把持部、
3,4……ダイヤモンド或いはセラミツクより成
る切削具、5……支台歯のシヨルダー部、7……
支台歯、8……歯肉、9……歯冠部、10,11
……歯、12……歯間のクリアランス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状の把持部の両端に、歯間のクリアランス計
    測を兼用した径の異なる大きさのダイヤモンド、
    硬質セラミツク焼結体など表面に微細な凹凸を有
    する切削部をそれぞれ備えてなる手動切削工具。
JP7956689U 1989-07-07 1989-07-07 Expired JPH0421526Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7956689U JPH0421526Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7956689U JPH0421526Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318817U JPH0318817U (ja) 1991-02-25
JPH0421526Y2 true JPH0421526Y2 (ja) 1992-05-18

Family

ID=31623836

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JP7956689U Expired JPH0421526Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07

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JP (1) JPH0421526Y2 (ja)

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JPH0318817U (ja) 1991-02-25

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