JPH1128986A - 成形天井の端末構造 - Google Patents

成形天井の端末構造

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JPH1128986A
JPH1128986A JP20226797A JP20226797A JPH1128986A JP H1128986 A JPH1128986 A JP H1128986A JP 20226797 A JP20226797 A JP 20226797A JP 20226797 A JP20226797 A JP 20226797A JP H1128986 A JPH1128986 A JP H1128986A
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JP
Japan
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terminal
molded ceiling
skin
base material
window glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP20226797A
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English (en)
Inventor
Shigematsu Tamura
重松 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
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Publication of JPH1128986A publication Critical patent/JPH1128986A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末部の基材が見えにくく外観性に優れ、し
かも、簡単かつ経済的に成形できる成形天井の端末構造
を提供する。 【解決手段】 基材21の表面21a側に表皮31が積
層されて、少なくともそのフロント側またはリア側のい
ずれかの端末部11が自動車のウィンドガラスWに向け
て屈曲形成され、かつ前記端末部11先端12に切断端
面13が形成された成形天井10において、前記切断端
面13が表皮端末部先端33を基準としてその表皮31
側から基材21側へ向かってウィンドガラスWから離れ
る切断角度Acからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車における成
形天井の端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の天井には、その一例を示す図2
(A)および他の例を示す(B)のように、車体ボディ
Bの内側に車内用の成形天井50,60が取り付けられ
ている。該成形天井50,60としては、硬質ウレタン
発泡体シート,軟質ウレタン発泡体シート,ガラス繊維
マット,熱硬化性樹脂シート材等からなる基材51,6
1にポリエステル繊維等のファブリックやプラスチック
シートあるいは不織布等からなる表皮52,62および
裏面材(図示せず)をホットメルトフィルム等を介して
積層して加熱プレス成形したものが多い。なお、図示の
符号Wはウィンドガラスを表し、前記ウィンドガラスW
は、その上端縁Waを前記車体ボディBのフランジ部B
aに接着材Mにより接着されている。
【0003】ところで、従来における成形天井の少なく
ともそのフロント側またはリア側のいずれかの端末構造
は、図2(A)に示すように、表皮端末部52aで基材
端末部51aを巻き込んだ端末部53構造とすることに
より、車外より車室内を見た場合に、該基材端末部51
aが見えないようにして美観の向上を図っている。
【0004】しかしながら、この表皮巻き込み端末構造
は、所要形状に成形された成形天井50の端末所定部に
対し裏面から基材まで、カッタ等によって切り込み線を
入れ、次いで、前記切り込み線より外側(端部側)の端
末部裏側を表皮から剥がして除去し、残された表皮端末
部52aを基材端末部51aに巻き込んで固着するとい
った煩雑な作業が必要となり、ひいては製造コストや設
備費が高くなってしまうといった問題がある。
【0005】また、前記表皮巻き込み端末構造とは別の
構造として、図2(B)に示すように、成形天井60の
少なくともそのフロント側またはリア側のいずれかの端
末部63をウィンドガラスWに略平行にカットするとと
もに、ウィンドガラスWの上端に所定の上下幅で黒色セ
ラミック64等を帯状に塗装することによって、車外よ
りウィンドガラスWを通して車室内を見た場合に、基材
端末部61aを見え難くしたものもある。
【0006】しかしながら、この端末構造では、前記カ
ットされた基材端末部61aの切断端面はウィンドガラ
スWと略平行とされ、車外に向かって起き上がりの大き
な傾斜面を構成しているため、特に背の高いワンボック
スカー等においては、セラミック64塗装部分の下側部
分から基材端末部61aが見え易かった。また、基材端
末部61aを完全に隠すには、セラミック64塗装部分
の幅を広くする必要があり、該塗装に要するコストが高
くなってしまうといった問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題に鑑みて提案されたもので、基材の端末部が見え
にくく外観性に優れ、しかも、簡単かつ経済的に成形で
きる成形天井の端末構造を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、基材の表面側に表皮が積層されて、少なくともそ
のフロント側またはリア側のいずれかの端末部が自動車
のウィンドガラスに向けて屈曲形成され、かつ前記端末
部先端に切断端面が形成された成形天井において、前記
切断端面が表皮端末部先端を基準としてその表皮側から
基材側へ向かってウィンドガラスから離れる切断角度か
らなることを特徴とする成形天井の端末構造に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、端末部の切断端面を自動車の水平ラインと略平行に
したことを特徴とする成形天井の端末構造に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る成
形天井の取り付け状態を示す断面図である。この図に示
す成形天井10は、車室内の断熱および装飾等のため
に、自動車の天井の車体ボディBの内側に取り付けられ
るもので、基材21と表皮31とを含む。なお、図示の
符号Wはウィンドガラスを表し、前記ウィンドガラスW
は、その上端縁Waを前記車体ボディBのフランジ部B
aに接着材Mにより接着されている。
【0011】基材21は、成形天井10の形状保持およ
び車体ボディBへの取り付け等のためのもので、剛性お
よび断熱性ならびに作業性に優れた種々の材質からな
る。例えば、基材21の材質としては、ポリプロピレ
ン,熱硬化性樹脂液を含浸させた軟質あるいは硬質ウレ
タン発泡体シートにガラス繊維マットを積層したもの,
フェノール樹脂シートにガラス繊維マットを積層したも
の等が挙げられる。なお、基材21は、表面21a側に
表皮31を重ねて加熱プレス成形され、車体ボディBの
形状に合わせた所要形状に賦形されている。
【0012】表皮31は、成形天井10の表面を装飾あ
るいは保護するためのもので、織布,不織布,ポリエス
テル繊維等のファブリックやプラスチックシート等から
なり、ホットメルトフィルム等(図示せず)を介して基
材21の表面21a側に積層され、前記加熱プレス成形
によって基材21の表面21aに接着している。なお、
前記基材21の裏面21bには、不織布等からなる裏面
材(図示せず)が積層されることもある。
【0013】前記成形天井10の少なくともフロント側
またはリア側のいずれかの端末部11は、所定角度Ab
だけ屈曲形成されている。この実施例では、前記所定角
度Abは略90°とされ、該成形天井10は、端末部1
1先端12がウィンドガラスW面に向かって略90°屈
曲した状態で車体に取り付けられている。なお、図示の
符号22,32はそれぞれ基材21の端末部,表皮31
の端末部を示す。
【0014】そして、前記端末部11の先端12には、
カッター等によりカットされた切断端面13が形成され
ており、該切断端面13は、成形天井10の車体への取
付状態において、表皮31の端末部32先端33を基準
として表皮31側から基材21側へ向かってウィンドガ
ラスWから離れる切断角度Acとなるように形成されて
いる。
【0015】このような端末構造にすれば、成形天井1
0の端末部11の切断端面13は、ウィンドガラスWよ
りも寝た状態となるため、車外から通行人等がウィンド
ガラスWの上部を通して成形天井10の端末部11を見
た場合に、該切断端面13の可視部分の面積が小さくな
って、基材21の端末部22が見え難くなり、成形天井
10の端末部11の見栄えが良好となる。
【0016】前記切断角度Acは、前記成形天井10の
端末部11の屈曲角度AbおよびウィンドガラスWの傾
斜角度Awに応じて適宜定められ、車外より車室内を見
た場合に基材21の端末部22が目立たず、かつ、成形
天井10の端末部11先端12の強度が低下し過ぎてす
ぎて、当該成形天井10の車体への取り付け時に該端末
部11先端12が潰れたり、あるいは変形したり等しな
い範囲とされる。特に、切断端面13を自動車の水平ラ
インL(前後の車軸を結ぶ線と同じ)と略平行にすれ
ば、通行人等が車外からウィンドガラスWを通して成形
天井10の端末部11を見た場合、その切断端面13が
視線と略平行若しくはそれより下方へ傾斜した状態とな
って、車外から基材21の端末部22が見えなくなるた
め、きわめて美観が良好となる。しかも、成形天井10
の端末部11先端12が薄くなり過ぎず、適度の強度を
維持することができる。
【0017】また、自動車への取付け時や走行中の振動
等により該成形天井10の端末部11先端12がウィン
ドガラスWに接触することがあっても、表皮31の端末
部32先端33が基材21の端末部22先端23よりも
ウィンドガラスW側に突出しているので、ウィンドガラ
スWに接触するのは柔らかい表皮31の端末部32先端
33となるため、ウィンドガラスWに傷をつける心配が
なく、しかも、該接触により異音が生じることもない。
【0018】また、より確実に基材21の端末部22を
見え難くするため、前記成形天井10の端末部11の構
造とともに、ウィンドガラスWの上端部に黒色セラミッ
ク(図示せず)等を塗装する場合でも、車外からの基材
21の端末部22の可視部分の面積が小さくなっている
ので、セラミック塗装部分の幅は狭くて済み、経済的で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
成形天井の端末構造にあっては、基材の端末部が見えに
くく、良好な外観が得られる。しかも、従来行なわれて
いた表皮の巻き込み加工等の煩雑な作業が不要となり、
単に端末をカットするだけでよいため製造コストや設備
費を大幅に低減できるので、この種成形天井において極
めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る端末構造を有する成
形天井の取り付け状態を示す断面図である。
【図2】従来の端末構造を有する成形天井の取り付け状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 成形天井 11 成形天井の端末部 12 成形天井の端末部先端 13 成形天井の端末部先端の切断端面 21 基材 21a 基材の表面 31 表皮 33 表皮端末部先端 W ウィンドガラス Ac 切断端面の切断角度 L 自動車の水平ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面側に表皮が積層されて、少な
    くともそのフロント側またはリア側のいずれかの端末部
    が自動車のウィンドガラスに向けて屈曲形成され、かつ
    前記端末部先端に切断端面が形成された成形天井におい
    て、前記切断端面が表皮端末部先端を基準としてその表
    皮側から基材側へ向かってウィンドガラスから離れる切
    断角度からなることを特徴とする成形天井の端末構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、端末部の切断端面を
    自動車の水平ラインと略平行にしたことを特徴とする成
    形天井の端末構造。
JP20226797A 1997-07-10 1997-07-10 成形天井の端末構造 Pending JPH1128986A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20226797A JPH1128986A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 成形天井の端末構造

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JP20226797A JPH1128986A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 成形天井の端末構造

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JPH1128986A true JPH1128986A (ja) 1999-02-02

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ID=16454718

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JP20226797A Pending JPH1128986A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 成形天井の端末構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6540287B2 (en) * 2001-03-09 2003-04-01 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Ag Detachable fastening of an inner lining, in particular a roof lining, at a receiving part of a motor vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6540287B2 (en) * 2001-03-09 2003-04-01 Dr. Ing. H.C.F. Porsche Ag Detachable fastening of an inner lining, in particular a roof lining, at a receiving part of a motor vehicle

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