JPH11289644A - 電柱腕金用鳥害防止具 - Google Patents

電柱腕金用鳥害防止具

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JPH11289644A
JPH11289644A JP10108508A JP10850898A JPH11289644A JP H11289644 A JPH11289644 A JP H11289644A JP 10108508 A JP10108508 A JP 10108508A JP 10850898 A JP10850898 A JP 10850898A JP H11289644 A JPH11289644 A JP H11289644A
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JP
Japan
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arm
piece
utility pole
preventing equipment
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10108508A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiju Inoue
喜重 井上
Tetsunori Furukawa
哲典 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meishin Electric Co Inc
Original Assignee
Meishin Electric Co Inc
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Publication date
Application filed by Meishin Electric Co Inc filed Critical Meishin Electric Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電柱腕金用鳥害防止具を電柱上部に固設され
た腕金に対して通電中のままでも、安全にしかも作業性
よく取り付け固定できるようにする。 【解決手段】 防止具本体1の下面に側面コ形状をなし
かつその上片2bと下片2cとにボルト挿通孔7,7を
貫設した固定金具2を取り付けてなり、遠隔操作により
前記上片2bと下片2cとの間に腕金Aを嵌入して掛止
し、ボルト挿通孔7,7にボルト14を挿通してナット
15を螺締めすることにより電柱腕金用鳥害防止具Bを
腕金Aに取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱上部に固設さ
れた腕金上面に鳥類が営巣するのを防止する電柱腕金用
鳥害防止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電柱上部に固設された腕金
に鳥類が営巣して送配電線事故が起るのを防止するた
め、前記腕金上面に沿って、先端が尖ったバリヤー棒体
を無数に立設した鳥害防止具を取り付けるようにしてい
る。更に詳しくは、感電事故が起らないよう安全のため
あらかじめ作業をする電柱の前後に位置する電柱間の電
流を開閉器により遮断すると共に前記両電柱はバイパス
線により接続しておく。そして、前記作業をする電柱に
あっては、作業車の昇降機に作業者が乗って前記腕金近
くまで上昇し、手作業により腕金の上面に沿って鳥害防
止具を載せ、更に適宜位置で鳥害防止具と腕金とをステ
ンレスバンドで一体に巻回することにより鳥害防止具を
取り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電柱
腕金用鳥害防止具は、腕金にステンレスバンドを巻回し
て取り付け固定するようにしたので、手作業で行なう必
要が有り、このために感電の危険を避けるべく区間停電
し、バイパス線の接続工事を行なうといった作業を行な
わねばならず、これら作業が面倒で時間が掛かり作業能
率が悪いという課題があった。そこで、本発明は上記課
題を解決すべくなされたもので、絶縁ヤットコや活線操
作棒による遠隔操作でもって通電中でも安全にしかも作
業性よく腕金に取り付け固定することができる電柱腕金
用鳥害防止具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る電柱腕金用鳥害防止具は、電柱上部に固
設された腕金上面に載置される防止具本体の下面に、前
記腕金が嵌入される上片と下片とを備えた側面コ形状を
なす固定金具を取り付けると共に、該固定金具の上片と
下片とにボルト挿通孔を一直線状に貫設し、両ボルト挿
通孔にボルトを挿通してナットで螺子止めできる構成か
らなる。そこで、前記固定金具を絶縁ヤットコで把持
し、遠隔操作により前記絶縁ヤットコを介して固定金具
を腕金に掛止し、次に上片と下片に貫設した両ボルト挿
通孔にボルトを挿通し、活線操作棒を介してボルトにナ
ットを螺締めする。
【0005】また、前記防止具本体を合成樹脂により形
成し切断が容易にできるようにすれば、腕金の寸法が短
かったり、該腕金上面の碍子が邪魔になる場合に前記防
止具本体を切断して使用することができる。更に、固定
金具が防止具本体に着脱可能に取り付けられるようにす
れば、前記のように防止具本体を切断した場合でも任意
の位置に固定金具が取り付けられる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る電柱腕金用鳥害
防止具の実施の形態を図面と共に説明する。図1は電柱
腕金用鳥害防止具Bの斜視図、図2は同分解斜視図であ
る。図において1は後記する腕金Aに鳥が飛来して営巣
するのを防止する防止具本体であり、2は該防止具本体
1を腕金Aに取り付け固定させるための固定金具であ
る。防止具本体1は、合成樹脂により一体に形成され、
腕金Aの上面に載置できる横幅を有すると共に適宜長さ
に形成される。そして、2本の平行な縦杆部3a,3b
と両縦杆部3a,3b間に一方の縦杆3bからその側方
へ伸びる複数の横杆部4,4…からなる平枠体5と、該
平枠体5の上面に無数に立設され先端の尖ったバリヤー
棒体6,6…とからなる。
【0007】固定金具2は帯状綱板をコ形状に屈曲して
形成され、垂直な側片2aの上下端縁に腕金Aの上面と
下面を挟むようにして配置される上片2bと下片2cと
がそれぞれ水平に設けられている。そして、これら上片
2b及び下片2cには先端側に上下に一直線状にボルト
挿通孔7,7が貫設されている。なお、前記上片2b及
び下片2cは、弾発力を保たせるために側片2a寄りに
山形状の屈曲部8,8を横断状に設け、さらに各屈曲部
8,8より先端側の両側縁を互いに内側へ折り曲げて折
返片9,9を形成し変形しにくくしている。さらに、前
記上片2bの上面に前記防止具本体1の平枠体5に取り
付けられる挟着アダプター10が一体に固設されてい
る。該挟着アダプター10には、上片2bの長手方向に
沿って方形をなす基板11の一側端に側面逆L字形をな
す一対の嵌合片12,12が立設される共に、他側端に
前記嵌合片12,12,に対向するようにして上端に内
側へ突出する係止突部13a,13aを有する係止片1
3,13が立設されている。
【0008】前記各嵌合片12,12と各係止片13,
13との間隔は防止具本体1の両縦杆部3a,3bが嵌
合し得る寸法を有し、図3に示すように各嵌合片12,
12に一方の縦杆部3aを嵌合すると共に各係止片1
3,13の係止突部13a,13aの下側に他方の縦杆
部3bを押し込むことにより、防止具本体1が上片2b
上面に直交状に取り付けられることとなる。この状態で
は、他方の縦杆部3bが係止突部13a,13aにより
押えられしかも両係止片13,13の弾発力が働くこと
から、一方の縦杆部3a側とも相俟ち防止具本体1の下
面に固定金具2がしっかりと取り付けられる。
【0009】前記固定金具2は強制的に取り外すことも
でき、これにより防止具本体1の所望個所に取り付けら
れる。通常は、防止具本体1のほぼ中央に取り付けるの
が望ましく、防止具本体1が長い時は固定金具2を2個
取り付けるようにしても良い。また、前記防止具本体1
は合成樹脂により形成されていることから、腕金A上面
の取付個所によっては、その長さに対応するように容易
に切断して使用することもできる。
【0010】次に、このように形成された電柱腕金用鳥
害防止具Bの腕金Aに対する取り付け固定の手順を説明
する。まず、長尺に形成された防止具本体1を例えば図
5に示すように腕金A上面に突設された碍子Gから腕金
Aの先端に至る長さに合うように平枠体5を切断して寸
法採りする。そして、このように寸法採りされた防止具
本体1の長手方向の中央位置で平枠体5の下面に固定金
具2の挟着アダプター10を取り付ける。その要領は図
4(a)に示すように防止具本体1の下方に固定金具2
を上・下片2b,2cが両縦杆部3a,3bと直交する
ようにして配置し、図4(b)に示すように各縦杆部3
a,3bを挟着アダプター10の各一対の嵌合片12,
12と一対の係止片13,13との間に嵌入して取り付
ける。
【0011】次に、作業者が作業車(図示せず。)の昇
降機に乗り込み、電柱Pの腕金A付近まで上昇し、図4
(c)に示すように前記電柱腕金用鳥害防止具Bの固定
金具2の側片2aを公知の絶縁ヤットコCの先端に設け
た把持金具aで挟持した状態で遠隔操作により図4
(d)に示すように上片2bと下片2cとの間に腕金A
を嵌入して掛止する。続いて図4(e)に示すように同
じく絶縁ヤットコCを用いて前記上・下片2b,2cの
ボルト挿通孔7,7にボルト14を上側から挿通させ、
この状態で更に公知の活線操作棒Dの先端に取り付けら
れるボックスレンチhにナット15を装着し、同様に遠
隔操作により下片2cの下側から前記ボルト14にナッ
ト15を螺締する。これにより、図5に示すように腕金
A上面に電柱腕金用鳥害防止具Bが取り付けられる。以
後同様に作業を繰り返すことにより図6に示すように電
柱Pに固設される腕金Aの上面全体に電柱腕金用鳥害防
止具Bが取り付けられることとなる。
【0012】前記絶縁ヤットコCは、図7に示す構成よ
りなる。すなわち、頭部にヤットコ型の把持金具aを有
し、2本のFRP製の絶縁棒b,c下部に取り付けられ
たハンドルdを操作することにより把持金具aの開閉が
できる構造である。なお、前記把持金具aの突端にはア
ルミ合金製の把持部eが設けられ、把持した物が滑らな
いようになっている。
【0013】また、前記活線操作棒Dは図8に示す構成
よりなる。すなわち、FRP製の操作棒fの基端側にグ
リップgが設けられ、先端側にボックスレンチhが取着
される。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る電柱腕金
用鳥害防止具は、防止具本体の下面に腕金が嵌入される
上片と下片とを備えると共に該上・下片にボルト挿通孔
を貫設した固定金具を取り付けるようにした構成よりな
るので、前記固定金具を絶縁ヤットコで挟み、該絶縁ヤ
ットコを介しての遠隔操作により電柱上部に固設された
腕金の所定個所に嵌入して掛止し、さらに、絶縁ヤット
コや活線操作棒による遠隔操作で固定金具の上片と下片
とをボルト・ナットで締め付け固定することができるか
ら、従来のように電流を遮断する必要もなく通電中でも
電柱腕金用鳥害防止具が腕金に安全にかつ作業性よく取
り付け固定でき、作業時間も短縮され作業能率が極めて
向上するという効果を奏する。さらに、防止具本体を合
成樹脂で形成することにより、長尺に形成したものを容
易に切断することができるから必要長さの寸法採りがし
易くなる。しかも、防止具本体に固定金具を着脱可能に
取り付けるようにすれば、常に寸法取りした防止具本体
の中央位置に固定金具が取り付けられることとなり、電
柱腕金用鳥害防止具が腕金に対して常に安定した状態で
取り付け固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電柱腕金用鳥害防止具の斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同側面断面図。
【図4】電柱腕金用鳥害防止具を腕金に取り付ける手順
を示す作用説明図。
【図5】電柱腕金用鳥害防止具を腕金に取り付けた状態
の斜視図。
【図6】同電柱の腕金全面に取り付けた状態の斜視図。
【図7】絶縁ヤットコの正面図。
【図8】活線操作棒の斜視図。
【符号の説明】
1 防止具本体 2 固定金具 2b 上片 2c 下片 7,7 ボルト挿通孔 A 腕金 B 電柱腕金用鳥害防止具 P 電柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱上部に固設された腕金上面に載置さ
    れる防止具本体の下面に、前記腕金が嵌入される上片と
    下片とを備えた側面コ形状をなす固定金具を取り付ける
    と共に、該固定金具の上片と下片とにボルト挿通孔を一
    直線状に貫設し、両ボルト挿通孔にボルトを挿通してナ
    ットで螺子止めできるようにしたことを特徴とする電柱
    腕金用鳥害防止具。
  2. 【請求項2】 防止具本体が合成樹脂により形成されて
    いる請求項1記載の電柱腕金用鳥害防止具。
  3. 【請求項3】 固定金具が防止具本体に着脱可能に取り
    付けられる請求項1または請求項2記載の電柱腕金用鳥
    害防止具。
JP10108508A 1998-04-03 1998-04-03 電柱腕金用鳥害防止具 Pending JPH11289644A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10227145A1 (de) * 2002-06-18 2004-01-15 Elektrotechnische Werke Fritz Driescher & Söhne Gmbh Vogelabweiser sowie Montagestange hierfür
CN108056094A (zh) * 2017-12-29 2018-05-22 国家电网公司 改进型驱鸟器
EP3876246A1 (de) * 2020-03-03 2021-09-08 AXPO Grid AG Mastausleger mit vogelschutzprofil

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10227145A1 (de) * 2002-06-18 2004-01-15 Elektrotechnische Werke Fritz Driescher & Söhne Gmbh Vogelabweiser sowie Montagestange hierfür
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