JPH11289570A - 無線呼出受信機 - Google Patents

無線呼出受信機

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JPH11289570A
JPH11289570A JP10696798A JP10696798A JPH11289570A JP H11289570 A JPH11289570 A JP H11289570A JP 10696798 A JP10696798 A JP 10696798A JP 10696798 A JP10696798 A JP 10696798A JP H11289570 A JPH11289570 A JP H11289570A
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Kazutoyo Kuwata
一豊 桑田
Tetsuya Shimizu
哲也 清水
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Kokusai Electric Corp
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪戯等によるメッセージ呼出に対して、利用
者に受信を報知しない機能を備えた無線呼出受信機を提
供する。 【解決手段】 呼出番号とメッセージとを含む呼出信号
を受信部51によって無線受信して、受信した呼出番号
とID−ROM53に記憶されている自己の呼出番号と
の一致をID比較手段63によって判定し、呼出番号が
一致した場合に報知手段58〜60によって呼出があっ
たことを報知する無線呼出受信機において、操作部61
から利用者が指定したキーワードを受け付けると、当該
キーワードをキーワード格納エリア71に記憶してお
き、呼出信号を受信した際に、キーワード検索手段67
が当該呼出信号に含まれているメッセージ中に記憶登録
されたキーワードが含まれているか否かを判定し、受信
メッセージ中に記憶登録されたキーワードが含まれてい
る場合には、当該呼出信号を受信したことについての報
知手段58〜60による報知動作を報知禁止手段66が
禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばページャ
(ポケットベル)によって実施される無線呼出受信機に
関し、特に、送信されるメッセージに基づいて呼出があ
ったことを利用者に報知しない機能を備えた無線呼出受
信機に関する。
【0002】
【従来技術】無線呼出受信機としてのページャは、呼出
者がページャを携帯する利用者を遠隔地から呼び出すた
めに広く用いられている。更に近年では、ページャは単
純な呼出を報知するのみでなく、呼出者から呼出と共に
送信されたメッセージを表示する形態で使用されること
が主流になってきている。このような呼出には種々な目
的や内容があることから、従来より、特開平2−127
826号公報に記載されるように、受信信号中に含まれ
る情報中に予め定められたキーワードが存在するか否か
を検索し、キーワードが存在する場合と存在しない場合
とで呼出通報の形態を相違させることにより、呼出通報
のみにより即座に所定の呼出か否かを判別可能にした呼
出受信機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、呼出の目的や
内容には、上記のように呼出者が本来の意図をもって呼
出を行った場合のもの以外に、呼出者が相手を誤って呼
出を行ってしなった場合や、呼出者が悪戯で呼出を行っ
た場合があり、このような異常な呼出がなされた場合に
は、当該呼出によってページャ利用者が煩わされてしま
う事態が生じている。特に、悪戯による呼出の場合に
は、不快な内容のメッセージを含んだ呼出が幾度となく
繰り返し行われたり、あたかも無言電話のように何のメ
ッセージも含まない呼出が幾度となく繰り返し行われ、
ページャ利用者の煩わしさはかなりなものになる事態が
生じてしまう。
【0004】このような異常な呼出に対して、上記した
従来の呼出受信機では、呼出報知の音量を小さくしたり
或いはLEDの発光で呼出報知をする等といったよう
に、呼出通報の形態を相違させることは可能ではある。
しかしながら、この呼出受信機にあっては、異常な呼出
に対して必ず呼出報知動作が行われることにはかわりな
いため、利用者は、この報知動作を停止させたり更には
受信したメッセージを確認するために、煩わしいスイッ
チ操作を無駄に行わなければならなかった。また、ペー
ジャ等の無線呼出受信機は内蔵されたバッテリで動作す
ることから、利用者の煩わしさばかりではなく、無用な
報知動作によってバッテリ電力が浪費されてしまうとい
った問題も引き起こしていた。更に、悪戯による呼出の
場合にあっては、確認動作を行ってメッセージを表示さ
せると、当該メッセージ内容によって利用者が不快な気
分になったり、更には、悪戯による呼出が多くなると、
呼出されただけでも不快な気分になったりしてしまって
いた。
【0005】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、送信されるメッセージに基づいて呼出があったこ
とを利用者に報知しない機能を備えた無線呼出受信機を
提供することを目的とする。より具体的には、送信され
るメッセージの内容に基づいて、利用者への呼出報知が
禁止される無線呼出受信機を提供することを目的とす
る。また、呼出信号中のメッセージの有無に基づいて、
利用者への呼出報知が禁止される無線呼出受信機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、呼出番号とメ
ッセージとを含む呼出信号を受信手段によって無線受信
して、この受信した呼出番号と呼出番号記憶手段に記憶
されている自己に割り当てられた呼出番号との一致を比
較手段によって判定し、受信した呼出番号と自己の呼出
番号とが一致した場合に報知手段によって呼出があった
ことを報知する無線呼出受信機に適用される。
【0007】そして、キーワード入力手段から利用者が
指定したキーワードを受け付けると、当該キーワードを
キーワード記憶手段に記憶しておき、受信手段により呼
出信号を受信した際に、キーワード検索手段が当該呼出
信号に含まれているメッセージ中にキーワード記憶手段
に記憶されたキーワードが含まれているか否かを判定
し、受信したメッセージ中にキーワード記憶手段に記憶
されたキーワードが含まれている場合には、当該呼出信
号を受信したことについての報知手段による報知動作を
報知禁止手段が禁止する無線呼出受信機。したがって、
利用者があるキーワードを含むメッセージを受信しても
報知手段による鳴動等の報知動作がなされなくなり、悪
戯等のメッセージの受信によって利用者が煩わされる事
態が防止され、更には、無駄な報知動作によるバッテリ
電力の浪費が防止される。
【0008】また、本発明は、上記の機能に加えて、受
信手段により受信したメッセージを記憶するメッセージ
記憶手段と、受信手段により受信したメッセージを表示
するメッセージ表示手段と、を有する無線呼出受信機に
も適用され、受信したメッセージ中にキーワード記憶手
段に記憶されたキーワードが含まれている場合には、メ
ッセージ変換手段が当該メッセージを他の内容に変換し
てメッセージ表示手段により表示させる。したがって、
上記のように悪戯等のメッセージを受信しても、報知動
作によって利用者が煩わされる事態が防止され、更に
は、無駄な報知動作によるバッテリ電力の浪費が防止さ
れるとともに、当該メッセージをメッセージ表示手段に
より表示させたとしても、当該メッセージは他の内容に
置き換えられて表示されるため、利用者が不快な気分に
ることが防止される。
【0009】更に、本発明は、上記の機能に加えて、イ
ラストを記憶するイラスト記憶手段を有する無線呼出受
信機にも適用され、前記メッセージ変換手段は前記登録
されたキーワードが含まれているメッセージをイラスト
記憶手段に記憶されているイラストに変換してメッセー
ジ表示手段に表示させる。更に、本発明は、上記の機能
に加えて、複数種類のイラストを記憶するイラスト記憶
手段と、前記登録されたキーワードとイラスト記憶手段
に記憶されたイラストとの対応付けを利用者から受け付
けるイラスト指定入力手段と、有する無線呼出受信機に
も適用され、前記メッセージ変換手段は前記登録された
キーワードが含まれているメッセージを利用者が指定し
たイラストに変換してメッセージ表示手段に表示させ
て、イラストによる分類を可能にする。
【0010】更に、本発明は、上記の機能に加えて、前
記登録されたキーワードを含む受信メッセージと前記メ
ッセージ記憶手段に既に記憶されているメッセージとの
一致をメッセージ比較手段によって判定し、登録された
キーワードを含む受信メッセージとメッセージ記憶手段
に既に記憶されているメッセージとが一致する場合に
は、メッセージ書込手段が当該受信メッセージを既に記
憶されているメッセージに上書きしてメッセージ記憶手
段に記憶させて、悪戯等のメッセージの重複記憶による
記憶容量の浪費を防止する。更に、本発明は、上記の機
能に加えて、前記登録されたキーワードを含むメッセー
ジを受信した場合には、メッセージ廃棄手段が当該受信
メッセージをメッセージ記憶手段に記憶させることなく
廃棄して、悪戯等のメッセージの重複記憶による記憶容
量の浪費を防止する。
【0011】また、本発明は、呼出番号とメッセージと
を含む呼出信号を受信手段によって無線受信して、この
受信した呼出番号と呼出番号記憶手段に記憶されている
自己に割り当てられた呼出番号との一致を比較手段によ
って判定し、受信した呼出番号と自己の呼出番号とが一
致した場合に報知手段によって呼出があったことを報知
する無線呼出受信機に適用されて、受信した呼出信号中
にメッセージが含まれているか否かをメッセージ判定手
段によって判定し、メッセージが含まれていない場合に
は、報知禁止手段が報知手段による報知動作を禁止す
る。したがって、メッセージを何ら含まずに呼出だけを
行うような悪戯呼出信号を受信しても報知手段による鳴
動等の報知動作がなされなくなり、悪戯呼出によって利
用者が煩わされる事態が防止され、更には、無駄な報知
動作によるバッテリ電力の浪費が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を、無線呼出受信機として
ページャを用いた無線選択呼出通信システムの一実施例
形態を用いて詳しく説明する。本例の無線選択呼出通信
システムは、図1に示すように、電話機1A、1B、・
・・、1Nと、電話網2と、中央局3と、基地局4A、
4B、・・・、4Nと、ページャ5A、5B、・・・、
5Nとで構成されている。このシステム構成において、
電話機1A〜1Nあるいは別の入力装置(図示せず、例
えば携帯電話、パーソナルコンピュータ等)からの呼出
が電話網2を介して中央局3に送信される。
【0013】中央局3は、上記した呼出の送信相手の呼
出番号及びメッセージを無線通信システムに適したプロ
トコルに変換して、呼出番号及びメッセージを含む呼出
信号を複数の基地局4A〜4Nへ送信する。なお、無線
通信システムに適したプロトコルとしては、例えば、P
OCSAG(Post Office Code Standardization Advis
ory Group)、NTT方式、RCR STD−43Aに
規定されているFLEX−TD RADIO PAGI
NG SYSTEM(以下FLEX−TDとする)等の
プロトコルがあるが本発明は他の形式も利用することが
できる。
【0014】基地局4A〜4Nは上記のように変換され
たデータを予め決められたデータ伝送速度(例えばFL
EX−TDでは、1600bps(ビット毎秒)、32
00bpsあるいは6400bps)の無線信号で呼出
信号として送信し、ページャ5A〜5Nはこの呼出信号
を受信して、この呼出信号中に自己に割り当てられた呼
出番号と一致する信号を検出した時に、呼出報知及び受
信したメッセージ内容の表示を行う。
【0015】図2には、本例に用いられるページャ(表
示機能付きの無線呼出受信機)5A〜5Nの1つについ
て、その構成を示してある。本例の各ページャは、無線
呼出信号を受信するアンテナ50と、基地局4A〜4N
から送信された無線呼出信号をアンテナ50を介して受
信する受信部51と、受信した呼出信号を復号するデコ
ーダ部52と、予め割り当てられた自己の呼出番号及び
受信すべきフレームの番号を記憶するID−ROM(読
出自在なメモリ)53と、各機能部を制御するための各
種プログラムが格納されているROM(読出自在なメモ
リ)54と、受信したメッセージを格納するための(読
出書込自在なメモリ)RAM55と、制御部62からの
入力信号に基づいて表示部57を駆動する表示駆動回路
56と、メッセージ等を表示するLCD表示部57と、
呼出があったことを発光により報知するためのLED5
8と、呼出があったことを発音により報知するためのス
ピーカ等の鳴音部59と、呼出があったことを振動によ
り報知するためのバイブレータ等の振動部60と、メッ
セージの読出しや報知動作の停止操作、後述する機能の
選択操作やキーワードの入力操作等を利用者か行うため
の操作部61と、を有している。
【0016】ここで、本例の通信システムは、メッセー
ジ等のデータを複数のフレームで重複して送信するダイ
バーシチ的な形式としていることから、ID−ROM5
3には受信すべきフレームの番号が記憶されて、当該フ
レームの番号に基づいて各ページャ5A〜5Nは自己に
該当するフレームを受信処理する。なお、本発明はこの
ような形式の通信システムに限らず、他のの種々な形式
の通信システムにおいても実現できることは勿論であ
る。
【0017】また、このページャには上記の各機能部5
1〜61を統括制御する制御部62を有しており、ま
た、この制御部62は、受信した呼出信号に含まれてい
る呼出番号とID−ROM53に記憶されている自己の
呼出番号との比較を行うID比較手段63と、自己の呼
出番号と一致した場合に受信した呼出信号から呼出番号
に続くメッセージを抽出するメッセージ抽出手段64
と、RAM55に対するメッセージやキーワード等とい
ったデータの書込やRAM55からこれらデータを読み
出して所定の処理を行うメモリ管理手段65と、後述す
るキーワードの一致やメッセージの不存在の場合に報知
手段58〜60による報知動作を行わせない報知禁止手
段66と、を有している。
【0018】更に、このメモリ管理手段65は、メッセ
ージ抽出手段64によって呼出信号から抽出されたメッ
セージ中に後述するRAM55に格納されたキーワード
が存在しているか否かを判定するキーワード検索手段6
7と、RAM55に格納されたメッセージを表示部57
に表示する際に当該メッセージの内容を後述するように
対応するイラストに変換して表示させるメッセージ変換
手段68と、を有している。なお、本例では、上記した
各機能部はCPUやメモリ等のハードウエア資源を用い
て所定のプログラムを実行することにより構成されてい
るが、それぞれハードウエア回路として構成してもよ
い。また、本例のページャでは、受信したメッセージは
RAM55に格納しておき、利用者による操作部61か
らの表示指示にによってRAM55からメッセージを読
み出して表示部57に表示するようにしているが、メッ
セージの表示はメッセージを受信したときに行うように
してもよく、この場合には、メッセージ変換手段68に
よるメッセージの変換処理は当該表示時に行う。
【0019】更に、上記RAM55には、受信したメッ
セージを保存するメッセージ格納エリア70と、受信し
た呼出信号についての読出報知動作を禁止するキーワー
ドを格納するためのキーワード格納エリア71と、キー
ワードが含められているメッセージを表示する際に表示
変換されるイラストを格納するイラスト格納エリア72
と、が設けられている。
【0020】図3には、メッセージ格納エリア70の一
構成例を示してあり、このメッセージ格納エリア70
は、メッセージ番号70aに対応付けて、受信したメッ
セージの内容70bと、その受信時刻70cとを複数組
順次格納する。なお、メッセージ表示の際には、メモリ
管理手段65がメッセージ番号が新しい順(すなわち、
受信時刻が新しい順)に、メッセージ内容とその受信時
刻を読み出して、表示部57に順次表示する。
【0021】図4には、キーワード格納エリア71の一
構成例を示してあり、このキーワード格納エリア71
は、キーワード番号71aに対応付けて、利用者から入
力されたキーワードの内容(文字列)71bと、当該キ
ーワードを含みメッセージに対応付けられたイラストの
内容71cとを複数組順次格納する。なお、上記のメモ
リ管理手段65によるメッセージ表示の際には、キーワ
ード検索手段67が表示しようとするメッセージ中にキ
ーワード格納エリア71に記憶されているキーワードが
含まれるか否かを判定し、キーワードが含まれている場
合には、メッセージ変換手段68が当該メッセージの内
容を当該キーワードに対応付けられているイラストに変
換して表示させる。
【0022】図5には、イラスト格納エリア72の一構
成例を示してあり、このイラスト格納エリア72は、イ
ラスト番号72aに対応付けて、予め登録されたイラス
トの内容(キャラクタ等)72bを複数組格納する。な
お、利用者が操作部61からキーワードを登録する際
に、当該キーワードに対応付けるイラストが利用者によ
って指定されると、メモリ管理手段65が、指定された
イラストの内容をイラスト格納エリア72から読み出し
て対応するキーワード格納エリア71cに複写格納す
る。
【0023】ここで、上記したメッセージとキーワード
との対応付け、更には、キーワードとイラストとの対応
付けは、各データ間をポインタで対応付けることにより
実現してもよく、このようにすればデータ間の対応付け
に要する処理を迅速にできるとともに処理に要するメモ
リ容量の削減することができる。また、本例では、イラ
スト格納エリア72に複数種類用意されたイラストを利
用者が選択してキーワードに対応付ける様にしている
が、登録されたキーワードを含むメッセージの表示に際
しては、メッセージ変換手段68が当該メッセージの内
容を自動的に或る種類のイラストに変換するようにして
もよい。なお、本発明の要旨からして、本明細書におい
ては、イラストの意味は置き換えのためのデータを意味
しており、このイラストはキャラクタ以外にも、「イタ
ズラ」等といった文字列データであってもよい。
【0024】また、本例では、メッセージの表示時にも
メッセージに登録されたキーワードが含まれているかを
判定しているが、本発明では、呼出信号の受信時に行わ
れる一致判定の結果に基づいて、その時点(すなわち、
メッセージ格納時)に、メッセージとキーワードとの対
応付けを行い、メッセージ表示時には判定処理を行わず
に、その対応付けに基づいて変換表示を行うようにして
もよい。
【0025】次に、上記構成のページャによるキーワー
ドの登録処理の動作を、図6に示す処理手順の一例を参
照して説明する。まず、ページャの電源が利用者によっ
てオンされて(ステップS1)、利用者が操作部61に
より機能の選択を行うと(ステップS2)、制御部62
がキーワード登録モードが選択されたか否かを判断する
(ステップS3)。この結果、キーワード登録モード以
外が選択された場合には、それぞれ選択された機能処理
を実行して処理を終了し(ステップS4)、呼出信号の
受信待ち受け状態となる。
【0026】一方、キーワード登録モードが選択された
場合には、利用者によって操作部61から入力される呼
出報知動作を禁止するためのキーワードを受け付け(ス
テップS5)、操作部61からの登録指示によってキー
ワードとなる文字列の入力が終了したと判定したところ
で(ステップS6)、この入力されたキーワードをメモ
リ管理手段65がキーワード格納エリア71に登録格納
する(ステップS7)。なお、操作部61によるキーワ
ードの入力操作に際しては、表示部57に文字表示がな
され、利用者はこれを見ながらキーワードの入力を行
う。
【0027】そして、登録キーワードが含まれているメ
ッセージ内容の代わりにイラストを表示したいときに
は、利用者による操作部61の操作でイラストの選択が
行われ(ステップS8)、この選択されたイラストをメ
モリ管理手段65がイラスト格納エリア72から読出し
て、キーワード格納エリア71cに当該入力されたキー
ワードと対応付けて格納する(ステップS9)。なお、
この操作部61によるイラストの選択操作に際しては、
イラスト格納エリア72に記憶されているイラストが順
次読出されて表示部57に表示され、利用者はこれを見
ながらイラストの選択を行う。
【0028】次に、上記構成のページャによるメッセー
ジ信号の受信からメッセージ格納までの処理動作を、図
7と図8とにそれぞれに示す処理手順の一例を参照して
説明する。なお、これらの処理におけるメッセージ信号
の受信処理は共通するため、同一な処理には同一符号を
付して重複する説明は省略する。なお、本発明において
は、これらの処理の内のいずれを採用してもよい。
【0029】図7に示す処理では、受信したメッセージ
に登録されたキーワードが含まれている場合に、当該受
信メッセージをメッセージ格納エリア70に上書きして
格納する。この処理では、待ち受け状態(ステップS1
0)において、受信部51がID−ROM53に記憶さ
れている自己の呼出番号が含まれるフレームを受信する
と(ステップS11)、受信したフレームの呼出番号と
ID−ROM53に記憶されている自己の呼出番号との
一致をID比較手段63が判定する(ステップS1
2)。この結果、一致する呼出番号が存在しない場合に
は、待ち受け状態(ステップS10)へ移行し、一致す
る呼出番号が存在する場合には、受信した呼出信号にこ
の呼出番号に続くメッセージが存在するか否かの判断が
メッセージ抽出手段64によって行われる(ステップS
13)。
【0030】そして、メッセージが存在しない場合に
は、呼出があったことをLED58、鳴音部59、振動
部60のいずれか一つ或いは組み合わせにより報知動作
を行って(ステップS16)、待ち受け状態へ移行す
る。一方、メッセージが存在する場合には、RAM55
のキーワード格納エリア71に利用者によって何らかの
キーワードが登録されているか否かをキーワード検索手
段67が判定し(ステップS14)、登録キーワードが
存在しない場合には、受信メッセージをRAM55のメ
ッセージ記憶エリア70に格納して(ステップS1
5)、呼出の報知動作を行い(ステップS16)、待ち
受け状態へ移行する。
【0031】一方、登録キーワードが存在する場合に
は、受信メッセージ中に登録キーワードが含まれている
か否かをキーワード検索手段67が判定し(ステップS
17)、登録キーワードが含まれていない場合には、受
信メッセージをRAM55のメッセージ記憶エリア70
に格納して(ステップS15)、呼出の報知動作を行い
(ステップS16)、待ち受け状態へ移行する。これに
対して、登録キーワードが含まれている場合には、この
受信メッセージと同一のメッセージがRAM55のメッ
セージ格納エリア70に既に格納されているか否かをメ
モリ管理手段65が判定し(ステップS18)、同一の
メッセージが存在しない場合は、メモリ管理手段65が
受信メッセージをメッセージ記憶エリア70に格納し
(ステップS19)、報知禁止手段66が報知手段58
〜60の動作を阻止して、呼出の報知動作を行うことな
く待ち受け状態へ移行する。
【0032】一方、同一メッセージが既に存在する場合
には、この受信メッセージをメモリ管理手段65が同一
なメッセージが格納されているメッセージ番号のエリア
に上書きして格納し(ステップS20)、報知禁止手段
66が報知手段58〜60の動作を阻止して、呼出の報
知動作を行うことなく待ち受け状態へ移行する。このよ
うな受信格納処理により、悪戯による呼出報知を防止す
るとともに、メッセージの重複格納を回避するため、記
憶容量の有効利用を図ることができる。
【0033】図8に示す処理では、受信したメッセージ
に登録されたキーワードが含まれている場合に、当該受
信メッセージをメッセージ格納エリア70に格納するこ
となく廃棄する。この処理では、ステップS10〜ステ
ップS17の動作は上記と同一であり、受信メッセージ
中にキーワード格納エリア71に登録されているキーワ
ードが含まれている場合には(ステップS17)、受信
したメッセージをRAM55のメッセージ格納エリア7
0に格納せずにメッセージ抽出手段(廃棄手段)64が
廃棄して、待ち受け状態へ移行する。このような受信格
納処理により、悪戯による呼出報知を防止するととも
に、メッセージの無用な格納を回避するため、記憶容量
の有効利用を図ることができる。なお、本例では、登録
キーワードを含むメッセージに対して、既に同一メッセ
ージが格納されているときには上書格納を行い、或い
は、破棄を行っているが、登録キーワードを含まない通
常のメッセージに対しても同様な処理を行うことも可能
である。
【0034】次に、上記構成のページャによる格納され
ているメッセージの読出処理動作を、図9に示す処理手
順の一例を参照して説明する。この処理では、利用者に
よって操作部61の読出SW(図示せず)が操作される
と(ステップS30)、メッセージ格納エリア70の読
み出し対象として指定されたメッセージにキーワード格
納エリア71に登録されているキーワードが存在してい
るか否かをキーワード検索手段67が判定し(ステップ
S31)、登録キーワードが存在しない場合には、メモ
リ管理部65が当該メッセージ内容を格納エリア70か
ら読み出して、表示部57にそのメッセージ内容を表示
させる(ステップS32)。
【0035】一方、登録キーワードが存在する場合に
は、メモリ管理部65が格納エリア70から読み出した
メッセージ内容を、メッセージ変換手段68が当該登録
キーワードに対応付けられているイラストに変換し(ス
テップS33)、この変換したイラスト(キャラクタ
等)を表示部57に表示させる(ステップS34)。そ
して、このイラスト或いはメッセージの表示中に操作部
61の選択SWが押下されると(ステップS35)、メ
ッセージ記憶エリア70に次に表示対象となるメッセー
ジが存在するか否かをメモリ管理手段65が判断し(ス
テップS36)、次に表示すべきメッセージが存在する
場合には、ステップS501へ移行し、表示すべきメッ
セージが存在しない場合には、メッセージ読出し処理を
終了する。
【0036】このように、メッセージ中に登録キーワー
ドが存在する場合には、イラストに変換して表示される
ため、利用者がメッセージ表示画面を見たときに感じる
不快感を軽減することができる。ここで、本例では、メ
ッセージ表示の際に、登録キーワードが含まれるメッセ
ージをイラストに変換して表示しているが、メッセージ
記憶の際に登録キーワードが含まれるメッセージをイラ
ストに変換してメッセージ記憶エリア70に記憶して、
メッセージの読出表示の際には変換処理を省略するよう
にしてもよい。
【0037】図10には、受信した呼出信号にメッセー
ジが何ら含まれない場合には、呼出報知を行わない処理
手順の一例を示してある。この処理は図2に示した構成
のページャによって実施されるが、メッセージ抽出手段
64と報知禁止手段66との連携に変更を加えており、
メッセージ抽出手段64が受信した呼出信号にメッセー
ジが存在しないと判定したときには(ステップS1
3)、報知禁止手段66がLED58、鳴音部59、振
動部60による報知動作を行わせずに、待ち受け状態へ
移行する。なお、他の処理は図7に示した処理を同一で
あるので、同一符号を付して説明は省略する。
【0038】このように、登録キーワードの有無に係わ
らず、受信した呼出信号中にメッセージが存在しない場
合には、呼出報知が行われないため、利用者は確認の必
要がない呼出によって煩わされることがなくなる。な
お、このような処理は図8に示した処理において同様に
適用することができることは勿論であるが、登録キーワ
ードの有無に基づく呼出報知処理を併用せずに、無線呼
出受信機において単独で実施してもよく、これによって
も上記のような作用効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不快に感じる言葉等のキーワードを利用者がメモリに予
め登録しておくことにより、この登録キーワードを含む
メッセージを受信しても呼出動作が行わないため、悪戯
等による呼出報知によって利用者が煩わされる事態を防
止することができ、更には、限りある電力やメッセージ
記憶容量の浪費を防止することができる。また、登録キ
ーワードを含むメッセージを表示する際には、予め登録
しておいたイラストに変換して表示するため、利用者の
不快感を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るページャを用いた
無線選択呼出通信システムの構成図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るページャの構成図
である。
【図3】 メッセージ格納エリア構造の一例を示す図で
ある。
【図4】 キーワード格納エリア構造の一例を示す図で
ある。
【図5】 イラスト格納エリア構造の一例を示す図であ
る。
【図6】 キーワード登録処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図7】 メッセージ受信格納処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】 メッセージ受信格納処理手順の他の一例を示
すフローチャートである。
【図9】 メッセージ読出処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】 メッセージ受信格納処理手順の更に他の一
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5A〜5N・・・ページャ(無線呼出受信機)、 51
・・・受信部、52・・・デコーダ部、 53・・・I
D−ROM、 55・・・RAM、57・・・表示部、
58・・・LED、 59・・・鳴音部、60・・・
振動部、 61・・・操作部、 62・・・制御部、6
3・・・ID比較手段、 64・・・メッセージ抽出手
段、65・・・メモリ管理手段、 66・・・報知禁止
手段、67・・・キーワード検索手段、 68・・・メ
ッセージ変換手段、70・・・メッセージ格納エリア、
71・・・キーワード格納エリア、72・・・イラス
ト格納エリア、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出番号とメッセージとを含む呼出信号
    を無線受信する受信手段と、自己に割り当てられた呼出
    番号を記憶する呼出番号記憶手段と、受信手段により受
    信した呼出番号と呼出番号記憶手段に記憶された自己の
    呼出番号との一致を判定する比較手段と、受信した呼出
    番号と自己の呼出番号とが一致した場合に呼出があった
    ことを報知する報知手段と、を有する無線呼出受信機に
    おいて、 利用者が指定したキーワードを受け付けるキーワード入
    力手段と、 キーワード入力手段から受け付けたキーワードを記憶す
    るキーワード記憶手段と、 受信手段により受信したメッセージ中にキーワード記憶
    手段に記憶されたキーワードが含まれているか否かを判
    定するキーワード検索手段と、 受信したメッセージ中にキーワード記憶手段に記憶され
    たキーワードが含まれている場合に報知手段による報知
    動作を禁止する報知禁止手段と、 を更に有することを特徴とする無線呼出受信機。
  2. 【請求項2】 呼出番号とメッセージとを含む呼出信号
    を無線受信する受信手段と、自己に割り当てられた呼出
    番号を記憶する呼出番号記憶手段と、受信手段により受
    信した呼出番号と呼出番号記憶手段に記憶された自己の
    呼出番号との一致を判定する比較手段と、受信した呼出
    番号と自己の呼出番号とが一致した場合に呼出があった
    ことを報知する報知手段と、受信手段により受信したメ
    ッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、受信手段に
    より受信したメッセージを表示するメッセージ表示手段
    と、を有する無線呼出受信機において、 利用者が指定したキーワードを受け付けるキーワード入
    力手段と、 キーワード入力手段から受け付けたキーワードを記憶す
    るキーワード記憶手段と、 受信手段により受信したメッセージ中にキーワード記憶
    手段に記憶されたキーワードが含まれているか否かを判
    定するキーワード検索手段と、 受信したメッセージ中にキーワード記憶手段に記憶され
    たキーワードが含まれている場合に報知手段による報知
    動作を禁止する報知禁止手段と、 受信したメッセージ中にキーワード記憶手段に記憶され
    たキーワードが含まれている場合に当該メッセージを他
    の内容に変換してメッセージ表示手段により表示させる
    メッセージ変換手段と、 を更に有することを特徴とする無線呼出受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線呼出受信機におい
    て、 イラストを記憶するイラスト記憶手段を更に有し、 前記メッセージ変換手段は前記キーワードが含まれてい
    るメッセージをイラスト記憶手段に記憶されているイラ
    ストに変換してメッセージ表示手段に表示させることを
    特徴とする無線呼出受信機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の無線呼出受信機におい
    て、 複数種類のイラストを記憶するイラスト記憶手段と、 前記キーワードとイラスト記憶手段に記憶されたイラス
    トとの対応付けを利用者から受け付けるイラスト指定入
    力手段と、を更に有し、 前記メッセージ変換手段は前記キーワードが含まれてい
    るメッセージをイラスト記憶手段に記憶されている対応
    するイラストに変換してメッセージ表示手段に表示させ
    ることを特徴とする無線呼出受信機。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の無線呼出受信機において、 前記キーワードを含む受信メッセージと前記メッセージ
    記憶手段に既に記憶されているメッセージとの一致を判
    定するメッセージ比較手段と、 前記キーワードを含む受信メッセージと前記メッセージ
    記憶手段に既に記憶されているメッセージとが一致する
    場合に当該受信メッセージを当該既に記憶されているメ
    ッセージに上書きして前記メッセージ記憶手段に記憶さ
    せるメッセージ書込手段と、 を更に有することを特徴とする無線呼出受信機。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の無線呼出受信機において、 前記キーワード検索手段が受信したメッセージ中にキー
    ワード記憶手段に記憶されたキーワードが含まれている
    と判定した場合に当該受信メッセージを前記メッセージ
    記憶手段に記憶することなく廃棄するメッセージ廃棄手
    段を、更に有することを特徴とする無線呼出受信機。
  7. 【請求項7】 呼出番号とメッセージとを含む呼出信号
    を無線受信する受信手段と、自己に割り当てられた呼出
    番号を記憶する呼出番号記憶手段と、受信手段により受
    信した呼出番号と呼出番号記憶手段に記憶された自己の
    呼出番号との一致を判定する比較手段と、受信した呼出
    番号と自己の呼出番号とが一致した場合に呼出があった
    ことを報知する報知手段と、を有する無線呼出受信機に
    おいて、 受信手段により受信した呼出信号中にメッセージが含ま
    れているか否かを判定するメッセージ判定手段と、 受信した呼出信号中にメッセージが含まれていない場合
    に報知手段による報知動作を禁止する報知禁止手段と、 を更に有することを特徴とする無線呼出受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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