JPH11288863A - X線マスクおよびその製造方法 - Google Patents

X線マスクおよびその製造方法

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JPH11288863A
JPH11288863A JP8843698A JP8843698A JPH11288863A JP H11288863 A JPH11288863 A JP H11288863A JP 8843698 A JP8843698 A JP 8843698A JP 8843698 A JP8843698 A JP 8843698A JP H11288863 A JPH11288863 A JP H11288863A
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mask
ray
forming
etching
alignment mark
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JP8843698A
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Koji Kichise
幸司 吉瀬
Hidetaka Yabe
秀毅 矢部
Atsushi Aya
淳 綾
Kaeko Kitamura
佳恵子 北村
Kenji Marumoto
健二 丸本
Shigeto Ami
成人 阿彌
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アライメントマークと高い位置精度を有する
転写用回路パターンを備え、簡略化した製造工程により
製造することが可能なX線マスクを提供する。 【解決手段】 基板2上に、X線を透過するメンブレン
3を形成する。メンブレン3上に、X線の透過を遮るX
線吸収体4を形成する。基板2は、メンブレン3を露出
させる窓部11を含む。X線吸収体4は、転写用回路パ
ターン10と、窓部11と平面的に重ならない領域に形
成されたアライメントマーク7とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線マスクおよび
その製造方法に関し、より特定的には、転写用回路パタ
ーンの形成において位置検出に用いるアライメントマー
クを備えるX線マスクおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において、
配線などの回路パターンを半導体基板に転写する工程で
は、主に紫外線を利用したリソグラフィ技術が利用され
てきている。しかし、半導体装置の高集積化が進み、た
とえばDRAM(Dynamic Random Access Memory)にお
いて、その記憶容量が1ギガビット(Gbit)という
ように大容量化、高集積化が進むと、これに伴って、配
線などの回路パターンも従来よりもさらに微細化するこ
とが求められている。
【0003】このような微細な回路パターンの転写を行
なう技術として、X線を用いたリソグラフィ技術が期待
されている。このX線を用いたリソグラフィ技術では、
露光に用いる光であるX線の波長(軟X線:波長=5〜
20nm)が従来用いられていた紫外線の波長に比べて
短いため、紫外線を用いた従来のリソグラフィ技術より
も、より解像度の高い微細な回路パターンを転写するこ
とができる。
【0004】このX線を用いたリソグラフィ技術では、
転写用の回路パターンが形成されているX線マスクが用
いられる。
【0005】図27は、従来のX線マスクの構成を示す
断面図である。図27を参照して、従来のX線マスクを
説明する。
【0006】図27を参照して、従来のX線マスクは、
基板102とメンブレン103とX線吸収体104とサ
ポートリング101とを備える。
【0007】メンブレン103は、X線透過性の基板で
あり、基板102上に形成されている。また、メンブレ
ン103の膜厚は1〜3μm程度である。X線吸収体1
04は、X線の透過を遮る材料によって構成されてお
り、メンブレン103上に形成されている。基板102
には窓部111が形成されており、この窓部111によ
り、メンブレン103の裏面が露出している。この窓部
111上に位置する領域において、X線吸収体104は
転写用の回路パターン形成部110を含む。基板102
の下面には、サポートリング101が設置されている。
【0008】X線吸収体104の転写用回路パターン形
成部110に形成されている回路パターンには、高い位
置精度および寸法精度が求められる。
【0009】この転写用回路パターンを形成する工程と
しては、通常、以下のような工程が用いられる。まず、
X線吸収体104上にレジスト(図示せず)を塗布す
る。このレジストに電子線描画装置を用いて、転写用回
路パターンを描画する。そして、このレジストに現像処
理を施すことにより、転写用回路パターンのマスクパタ
ーン層を形成する。そして、このマスクパターンをマス
クとして、X線吸収体104をエッチングにより除去す
ることにより、転写用回路パターン層を形成する。
【0010】このようにして転写用回路パターンを形成
するため、レジストに転写用回路パターンを電子線描画
装置を用いて描画する工程での位置検出精度が、X線マ
スクの転写用回路パターンの位置精度および寸法精度に
大きな影響を及ぼす。
【0011】ここで、電子線を用いた転写用回路パター
ンの描画工程は、具体的に以下のような工程を含む。ま
ず、X線吸収体104上にレジストが塗布されたX線マ
スクを、EBカセットと呼ばれる治具へ装着する。次
に、電子線描画装置のロードロック室(真空状態を保っ
たまま電子線描画を行なうエリアにX線マスクを搬入す
るために事前にX線マスクの周囲を真空とするためのエ
リア)にEBカセットとともにX線マスクを搬入する。
次に、ロードロック室の内部を真空とする。次に、ロー
ドロック室から電子線描画を行なうエリアのステージ上
にEBカセットとともにX線マスクを搬入する。そし
て、電子線によって、X線マスクのレジスト上に転写用
の回路パターンを描画する。転写用回路パターンを電子
線を用いて描画する際には、EBカセットもしくはステ
ージ上に設置されたアライメントマークの位置を検出・
参照しながら電子線描画を行なう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常サンプ
ルの温度とロードロック室の内部と電子線描画を行なう
エリアとの間には温度差がある。また、ロードロック室
にて真空引きする際、EBカセットやサンプルの温度は
低下する。このため、サンプルを電子線描画を行なうエ
リアのステージ上に搬入した後、EBカセットおよびX
線マスクの温度は、電子線描画を行なうエリアの温度と
平衡状態に達するまで変化する。その結果、ステージ上
に搬入されたEBカセットおよびX線マスクがこの温度
変化により膨張あるいは収縮する。
【0013】このとき、時間経過につれてX線マスク自
体の温度はある程度安定する。しかしながら、X線マス
クを支持しているEBカセットあるいはステージの温度
は安定するまで時間がかかる。これにより、電子線描画
を行なうエリア全体の温度が平衡状態となるまでは転写
用回路パターンの電子線による描画を精度良く行なうこ
とができなかった。
【0014】したがって、従来、ステージ上にX線マス
クおよびEBカセットを搬入した後、電子線描画を行な
うエリア全体の温度が平衡状態に達するまで、X線マス
クを装着したEBカセットをステージ上に設置した状態
で長時間放置していた。そして、電子線描画を行なうエ
リア全体の温度が平衡状態に達した後、転写用回路パタ
ーンの電子線描画を行なっていた。
【0015】このように、電子線描画を行なうエリア全
体の温度が平衡状態になるまで放置しなければならない
ことは、結果としてX線マスクの製造工期の長期化の原
因となり、さらにはX線マスクの製造コストの上昇の要
因ともなっていた。
【0016】このような、転写用回路パターンの電子線
による描画を行なう前の放置時間の短縮のためには、E
Bカセットあるいはステージ上ではなく、X線マスク自
体にアライメントマークを形成することが考えられる。
これは、X線マスクにアライメントマークを形成すれ
ば、電子線描画を行なうエリア全体の温度が平衡状態に
ならなくても、X線マスクのみの温度が安定すれば、ア
ライメントマークの変位を防止できるためである。
【0017】アライメントマークを備えるX線マスクと
しては、X線マスクの表面上に電子ビーム反射係数の大
きい材料からなるアライメントマークを形成したX線マ
スクが、特開平2−166720号公報において提案さ
れている。図28は、上記公報において提案されている
X線マスクの斜視図である。図28を参照して、従来の
提案されたX線マスクを説明する。
【0018】図28を参照して、従来の提案されたX線
マスクは、支持材料105と、X線透過材料106と、
X線吸収体104と、アライメントマーク107とを備
える。支持材料105上にはX線透過材料106が形成
されている。X線透過材料106上にはX線吸収体10
4が形成されている。X線吸収体104上には、金の膜
からなるアライメントマーク107が形成されている。
【0019】しかし、この従来の提案されたX線マスク
においては、アライメントマーク107(図33参照)
を形成するために、X線吸収体104上に金の膜を形成
するプロセスが従来よりも余分に必要となる。これによ
り、X線マスクの製造工程が複雑化し、製造工期も長く
なるという問題があった。
【0020】また、特開平4−297016号公報にお
いては、X線吸収体上に位置基準となるアライメントマ
ークを形成しているX線マスクが開示されている。しか
し、この特開平4−297016号公報に開示されたX
線マスクでは、メンブレン上のマスクパターンを形成す
る領域にアライメントマークが形成されている。このた
め、マスクパターン形成用のパターンをレジストに描画
する際に生じる熱やレジスト応力緩和に起因する歪みに
より、アライメントマークの基準位置がずれてしまうと
いう問題があった。
【0021】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、本発明の1つの目的は、高い位
置精度を有する転写用回路パターンを備え、簡略化した
製造工程で製造することが可能なX線マスクを提供する
ことである。
【0022】本発明のもう1つの目的は、高い位置精度
を有する転写用回路パターンを備えるX線マスクを、簡
略化した工程により製造することが可能なX線マスクの
製造方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1におけるX線マ
スクは、基板と、X線を透過するメンブレンと、X線の
透過を遮るX線吸収体とを備える。X線を透過するメン
ブレンは基板上に形成されている。X線吸収体は、メン
ブレン上に形成されている。基板は、メンブレンを露出
させる窓部を含む。X線吸収体は、転写用回路パターン
と、窓部と平面的に重ならない領域に形成されたアライ
メントマークとを含む。
【0024】このため、請求項1に記載の発明では、従
来の提案されたX線マスクのように、X線吸収体上にア
ライメントマークとなる金などの膜を形成する工程を追
加せずに、X線マスクのX線吸収体にアライメントマー
クを形成するので、従来より簡略化した製造工程でアラ
イメントマークを備えるX線マスクを得ることができ
る。
【0025】そして、X線マスクに転写用回路パターン
を形成する工程において、このX線マスクに形成された
アライメントマークをX線マスクの位置検出に用いるこ
とができるので、従来のように転写用回路パターンの電
子線描画を行なうエリア全体の温度が平衡状態になるの
を待つことなく、高い精度を有する転写用回路パターン
を備えるX線マスクを製造することができる。
【0026】また、請求項1に記載の発明では、転写用
回路パターンを形成する領域から離れ、メンブレン下に
基板が存在する領域にアライメントマークが位置してい
る。これにより、転写用回路パターンを形成するための
マスクパターンを描画する工程において、窓部上に位置
するメンブレンに振動が発生した場合や、マスクパター
ンの描画工程に起因するレジスト応力緩和や熱により歪
みが発生した場合にも、アライメントマークの位置が大
きく変位することを防止できる。この結果、X線マスク
の位置検出の精度がアライメントマークの変位などによ
り悪化することを防止できる。これにより、より高い精
度を有する転写用回路パターンを備えるX線マスクを得
ることができる。
【0027】請求項2におけるX線マスクは、請求項1
の構成において、アライメントマークがX線吸収体に形
成された開口部である。
【0028】このため、請求項2に記載の発明では、ア
ライメントマークを形成する工程において、転写用回路
パターンの形成工程に用いるエッチングなどの技術を適
用することができ、複雑な工程を追加することなくより
容易にアライメントマークを形成することができる。
【0029】請求項3におけるX線マスクは、請求項1
または2の構成において、基板とX線吸収体との間に保
護膜をさらに備える。
【0030】請求項4におけるX線マスクの製造方法で
は、基板上にX線を透過するメンブレンを形成する。メ
ンブレン上にX線の透過を遮るX線吸収体を形成する。
基板に、メンブレンを露出させる窓部を形成する。X線
吸収体上に第1のマスク層を形成する。第1のマスク層
上に第1のマスクパターンを描画する。第1のマスク層
を現像処理することにより、第1のマスクパターン層を
形成する。第1のマスクパターン層をマスクとして、X
線吸収体を除去することにより、アライメントマークと
して作用する開口部を窓部と平面的に重ならない領域に
形成する。
【0031】このため、請求項4に記載の発明では、従
来のX線マスクのようにアライメントマークを形成する
ためにX線吸収体上に金などの膜を形成する必要がな
い。このため、従来の提案されたX線マスクよりも簡略
化した工程により、アライメントマークを備えるX線マ
スクを容易に得ることができる。
【0032】また、請求項4に記載の発明では、メンブ
レン下に基板が存在する領域にアライメントマークを形
成している。これにより、後述するように、転写用回路
パターンを形成するためのマスクパターンの描画工程に
おいて、窓部上に位置するメンブレンに振動が発生した
場合や、マスクパターンの描画工程に起因するレジスト
応力緩和や熱により歪みが発生した場合にも、アライメ
ントマークの位置が大きく変位することを防止できる。
この結果、X線マスクの位置検出の精度がアライメント
マークの変位などにより悪化することを防止できる。こ
れにより、より高い精度を有する転写用回路パターンを
備えるX線マスクを得ることができる。
【0033】請求項5におけるX線マスクの製造方法
は、請求項4の構成において、第1のマスクパターン層
を除去する。X線吸収体上に第2のマスク層を形成す
る。開口部をアライメントマークとして第2のマスク層
上の位置検出に用いながら、第2のマスク層上に第2の
マスクパターンを描画する。第2のマスク層を現像処理
することにより、第2のマスクパターン層を形成する。
第2のマスクパターン層をマスクとして、X線吸収体を
除去することにより、転写用回路パターンを形成する。
【0034】このため、請求項5に記載の発明では、こ
の開口部をアライメントマークとして位置検出に用いる
ことができるので、従来のように転写用回路パターンの
電子線描画を行なうEBカセットの温度が平衡状態にな
るのを持つことなく、高い位置精度を有する転写用回路
パターンを備えるX線マスクを、簡略化した製造工程で
製造することができる。
【0035】請求項6におけるX線マスクの製造方法
は、請求項4の構成において、開口部をアライメントマ
ークとして第1のマスク層上の位置検出に用いながら、
第1のマスク層上に、第2のマスクパターンを描画す
る。第1のマスク層を現像処理することにより、第2の
マスクパターン層を形成する。第2のマスクパターン層
をマスクとして、X線吸収体を除去することにより、転
写用回路パターンを形成する。
【0036】このため、請求項6に記載の発明では、第
1および第2のマスクパターンを両方とも第1のマスク
層に描画するので、第2のマスクパターンを描画するた
めに第1のマスク層とは別のマスク層を形成するような
場合よりも、X線マスクの製造工程をより簡略化するこ
とができる。
【0037】請求項7におけるX線マスクの製造方法
は、請求項5または6のいずれか1項の構成において、
第1のマスクパターンを描画する工程が光による露光工
程を含み、第2のマスクパターンを描画する工程が電子
線による描画工程を含む。
【0038】このため、請求項7に記載の発明では、第
1のマスクパターンを描画する工程に、電子線を用いた
露光方法よりも露光時間の短い光を用いた露光法を使用
するので、第1および第2のマスクパターンを描画する
ために電子線露光法を用いる場合より、X線マスクの製
造に要する時間を短縮することができる。
【0039】請求項8におけるX線マスクの製造方法
は、請求項5の構成において、第2のマスク層を形成す
る工程が、開口部が露出するようにX線吸収体上に第2
のマスク層を形成することを含む。
【0040】このため、請求項8に記載の発明では、ア
ライメントマークとして作用する開口部の位置検出のた
めにこの開口部に電子線などを照射する場合にも、開口
部上にレジストなどが存在しない。これにより、この開
口部上にレジストがある場合に、上記電子線の照射によ
りレジストが変質し、開口部の電子線による位置検出を
阻害するといった問題の発生を防止できる。この結果、
アライメントマークの位置検出を精度よく行なうことが
できる。これにより、高い位置精度を有する第2のマス
クパターンを描画することができる。その結果、高い精
度を有する転写用回路パターンを備えるX線マスクを容
易に製造することができる。
【0041】請求項9におけるX線マスクの製造方法
は、請求項5〜8のいずれか1項の構成において、開口
部を形成する工程が、X線吸収体を除去するための第1
のエッチング工程を含む。転写用回路パターンを形成す
る工程が、X線吸収体を除去するための第2のエッチン
グ工程を含む。第1および第2のエッチング工程は、そ
れぞれ異なる条件により行なわれる。
【0042】このため、請求項9に記載の発明では、ア
ライメントマークとして作用する開口部の寸法と、転写
用回路パターンにおける配線パターンなどの寸法が異な
る場合に、それぞれのパターン寸法に適応したエッチン
グ条件を用いることが可能となる。この結果、開口部お
よび転写用回路パターンともに寸法精度よく形成するこ
とができる。これにより、高い寸法精度および位置精度
を有する転写用回路パターンを備えるX線マスクを得る
ことができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0044】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるX線マスクを示す断面図である。図1を参
照して、本発明の実施の形態1によるX線マスクを説明
する。
【0045】図1を参照して、本発明の実施の形態1に
よるX線マスクは、サポートリング1と基板2とメンブ
レン3とX線吸収体4とを備える。基板2上にメンブレ
ン3を形成する。メンブレン3上にX線吸収体4を形成
する。基板2の下面にはサポートリング1が設置されて
いる。基板2には、メンブレン3の裏面を露出させるよ
うに窓部11が形成されている。窓部11上に位置する
領域において、X線吸収体4は転写用回路パターン10
を含む。また、窓部11とは平面的に重ならない領域、
つまり窓部11の外側に位置する領域において、X線吸
収体4はアライメントマークとして作用する開口部7を
含む。
【0046】このように、X線吸収体4にアライメント
マークとして作用する開口部7を形成しているので、従
来の提案されたX線マスクのように、アライメントマー
クとなる金などの膜をX線吸収体4上に成膜する必要が
ない。このため、このような金などの成膜工程を追加せ
ずに、アライメントマークを備えるX線マスクを得るこ
とができる。
【0047】そして、後述するX線マスクの製造工程に
おいて、X線吸収体4における転写用回路パターンを形
成する工程において、この開口部7をX線マスク上の位
置検出に用いることができるので、高い位置精度を有す
る転写用回路パターンを形成することが可能となる。
【0048】また、転写用回路パターン10が形成され
ている領域から離れ、メンブレン3下に基板2が存在す
る領域に開口部7が位置している。これにより、転写用
回路パターン10を形成するためのマスクパターンを描
画する工程において、窓部11上に位置するメンブレン
3に振動が発生した場合や、マスクパターンの描画工程
に起因するレジスト応力緩和や熱により歪みが発生した
場合にも、開口部7の位置が大きく変位することを防止
できる。この結果、X線マスクの位置検出の精度が開口
部7の変位などにより悪化することを防止できる。これ
により、より高い位置精度を有する転写用回路パターン
を形成することが可能となる。
【0049】図2〜6は、図1に示した本発明の実施の
形態1によるX線マスクの製造工程を説明するための断
面図である。図2〜6を参照して、図1に示した本発明
の実施の形態1によるX線マスクの製造工程を説明す
る。
【0050】まず、図2に示すように、基板2上に膜厚
が1〜3μm程度のメンブレン3を形成する。メンブレ
ン3上にX線吸収体4を形成する。X線吸収体4上にレ
ジスト5を塗布する。基板2の下面にはサポートリング
1を設置する。基板2の一部をエッチングにより除去す
ることにより、メンブレン3の裏面が露出するような窓
部11を形成する。
【0051】次に、図3に示すように、窓部11上に位
置する領域において、光を用いた露光工程および現像工
程によりレジスト5にアライメントマーク用パターン6
を形成する。このとき、アライメントマーク用パターン
6は、窓部11とは平面的に重ならない領域、つまり窓
部11の外側に形成する。
【0052】このように、アライメントマーク用パター
ン6を形成する工程において、後述する転写用回路パタ
ーンの形成に用いる電子線を用いた露光法よりも露光時
間の短い光露光法を用いるので、このアライメントマー
ク用パターン6および転写用回路パターンの両者をレジ
ストに描画するのに電子線描画法を用いる場合より、X
線マスクの製造工程に要する時間を短縮することができ
る。なお、ここでアライメントマーク用パターン6を形
成する工程において、電子線を用いた露光法を用いても
よい。
【0053】次に、レジスト5をマスクとしてX線吸収
体4をエッチングにより除去することにより、アライメ
ントマークとして作用する開口部7を形成する。その
後、レジスト5を除去する。このようにして、図4に示
すような構造を得る。
【0054】このように、X線吸収体4にアライメント
マークとして作用する開口部7を形成するので、従来提
案されていたようにX線吸収体4上に金などの膜を形成
し、この金などの膜をエッチングなどによりパターニン
グすることによってアライメントマークを形成する場合
よりも、成膜工程を省略でき、X線マスクの製造工程を
簡略化することができる。
【0055】次に、図5に示すように、X線マスク4上
にレジスト8を塗布する。次に、アライメントマークと
して作用する開口部7に電子線などを照射しながら開口
部7の位置を検出する。そして、この位置情報をもとに
してX線吸収体4およびレジスト8の位置を検出しなが
ら、電子線描画法によって転写用回路パターンをレジス
ト8に描画する。そして、図6に示すように、レジスト
8を現像することにより、レジスト8に転写用回路パタ
ーン9を形成する。
【0056】このように、アライメントマークとして作
用する開口部7をX線マスク4およびレジスト8の位置
検出に用いながら、転写用回路パターン9を形成するの
で、この転写用回路パターンの位置精度および寸法精度
を向上させることができる。
【0057】また、転写用回路パターン9が形成されて
いる領域から離れ、メンブレン3下に基板2が存在する
領域に開口部7が位置している。これにより、転写用回
路パターンを描画する工程において、窓部11上に位置
するメンブレン3に振動が発生した場合や、転写用回路
パターンの描画工程に起因するレジスト応力緩和や熱に
より歪みが発生した場合にも、開口部7の位置が大きく
変位することを防止できる。この結果、X線マスクの位
置検出の精度が開口部7の変位などにより悪化すること
を防止できる。これにより、より高い位置精度を有する
転写用回路パターン9を形成することが可能となる。こ
れにより、高い位置精度を有する転写用回路パターンを
備えるX線マスクを製造することができる。
【0058】次に、レジスト8をマスクとしてX線吸収
体4をエッチングにより除去することにより、転写用回
路パターン10(図1参照)を形成する。その後、レジ
スト8を除去する。
【0059】このようにして、図1に示す本発明の実施
の形態1によるX線マスクを製造することができる。
【0060】(実施の形態2)図7〜10は、本発明の
実施の形態2によるX線マスクの製造工程を説明するた
めの断面図である。図7〜10を参照して、本発明の実
施の形態2によるX線マスクの製造工程を説明する。
【0061】まず、図2に示した本発明の実施の形態1
によるX線マスクの製造工程と同様の工程により、図7
に示すような構造を得る。ここで、図7に示した本発明
の実施の形態2によるX線マスクの製造工程の第1工程
におけるX線マスクは、基本的には図2に示した本発明
の実施の形態1によるX線マスクの製造工程の第1工程
におけるX線マスクと同様の構造を備える。ただし、本
発明の実施の形態2によるX線マスクの製造工程では、
図7に示すように、X線吸収体4上に形成するレジスト
16が、図2に示した本発明の実施の形態1によるX線
マスクの製造工程におけるレジスト5よりも厚い膜厚を
有する。これは、後述する製造工程において、このレジ
スト16をアライメントマークとして作用する開口部7
(図9参照)および転写用回路パターン10(図1参
照)の両者の形成工程に用いるために、2回のエッチン
グ工程にも耐えることができるようにするためである。
【0062】次に、図8に示すように、レジスト16に
アライメントマーク用パターン6を光露光法を用いて形
成する。このとき、本発明の実施の形態1と同様に、ア
ライメントマーク用パターン6は、窓部11とは平面的
に重ならない領域、つまり窓部11の外側に形成する。
【0063】ここで、アライメントマーク用パターン6
を形成するために、光露光法を用いるので、図3に示し
た本発明の実施の形態1によるX線マスクの製造工程に
おいてアライメントマーク用パターン6をレジスト5に
形成する際に光露光法を用いる場合と同様の効果を得る
ことができる。なお、アライメントマーク用パターン6
を形成するために、電子線露光法を用いてもよい。
【0064】次に、図9に示すように、レジスト16を
マスクとして、X線吸収体4をエッチングにより除去す
ることにより、アライメントマークとして作用する開口
部7を形成する。
【0065】次に、図10に示すように、アライメント
マークとして作用する開口部7に電子線などを照射し、
この開口部7の位置を検出する。そして、この位置情報
をもとにしてX線吸収体4およびレジスト16上の位置
を検出しながら、レジスト16に電子線描画法により転
写用回路パターンを描画する。レジスト16を現像する
ことにより、転写用回路パターン9を形成する。
【0066】このように、開口部7を形成するためのア
ライメントマーク用パターン6と転写用回路パターン1
0(図1参照)を形成するための転写用回路パターン9
とを同じレジスト16上に描画するので、本発明の実施
の形態1に比べてレジストの形成工程を1回省略するこ
とができる。これにより、本発明の実施の形態1にて示
した効果に加えて、より簡略化した工程により、高い位
置精度を有する転写用回路パターンを備えるX線マスク
を得ることができる。
【0067】その後、レジスト16をマスクとしてX線
吸収体4をエッチングにより除去することにより、転写
用回路パターン10(図1参照)を形成する。そして、
レジスト16を除去することにより、図1に示すような
X線マスクを製造することができる。
【0068】(実施の形態3)図11および12は、本
発明の実施の形態3によるX線マスクの製造工程を説明
するための断面図および平面図である。図11および1
2を参照して、本発明の実施の形態3によるX線マスク
の製造工程を説明する。
【0069】まず、図2〜4に示した本発明の実施の形
態1によるX線マスクの製造工程を実施した後、図11
に示すように、X線吸収体4上で、窓部11上の転写用
回路パターンを形成する領域上のみにレジスト8を形成
する。すなわち、開口部7が露出するように、X線吸収
体4上にレジスト8を形成する。このレジスト8の形成
の方法としては、まず、X線吸収体4上の全面にレジス
トを塗布し、その後、開口部7が位置する周辺部のレジ
ストを除去するなどの方法を用いてもよい。このように
して、開口部7上からレジストを除去することにより、
開口部7を露出させる。
【0070】図11に示した断面に対応する平面図が図
12に示されている。ここで、窓部11上に位置する領
域にのみ形成されているレジスト8の平面形状は、図1
2に示すように円形でもよいし、窓部11の形状と同じ
もしくは相似形である四角形などでもよい。また、X線
吸収体4の外周部に位置するレジストをすべて除去する
代わりに、開口部7の近傍に位置するレジストのみを除
去しても同様の効果が得られる。
【0071】そして、このアライメントマークとして作
用する開口部7に電子線などを照射することにより、開
口部7の位置を検出する。そして、この位置情報をもと
にしてX線吸収体4およびレジスト8上の位置を検出し
ながら、レジスト8に電子線描画法により転写用回路パ
ターンを描画する。
【0072】ここで、アライメントマークとして作用す
る開口部7上にはレジストが存在していない。このた
め、アライメントマーク検出用の光や電子線などが照射
され、レジストが変質することによって、開口部7の検
出を阻害するなどといった問題の発生を防止できる。こ
の結果、アライメントマークとして作用する開口部7の
位置検出を精度よく行なうことができる。これにより、
高い精度を有する転写用回路パターンを形成することが
できる。なお、この実施の形態3を実施の形態2に適用
しても、同様の効果が得られる。
【0073】(実施の形態4)図13は、本発明の実施
の形態4によるX線マスクの断面図である。図13を参
照して、以下に本発明の実施の形態4によるX線マスク
を説明する。
【0074】図13を参照して、本発明の実施の形態4
によるX線マスクは、基本的には図1に示した本発明の
実施の形態1によるX線マスクと同様の構造を備える。
ただし、この図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクでは、メンブレン3とX線吸収体4との間
にエッチングストッパ12が形成されている。
【0075】このように、エッチングストッパ12が形
成されているので、後述の製造工程において、アライメ
ントマークとして作用する開口部7および転写用回路パ
ターン10を形成するためのエッチング工程において、
このエッチングによってメンブレン3が損傷を受けるこ
とを防止できる。
【0076】また、開口部7が窓部11とは平面的に重
ならない領域に形成されているので、図1に示した本発
明の実施の形態1によるX線マスクと同様の効果を得る
ことができる。
【0077】図14〜20は、図13に示した本発明の
実施の形態4によるX線マスクの製造工程を説明するた
めの断面図である。図14〜20を参照して、以下に本
発明の実施の形態4によるX線マスクの製造工程を説明
する。
【0078】まず、図14に示すように、基板2上にメ
ンブレン3を形成する。基板2にメンブレン3の裏面を
露出させるように窓部11を形成する。基板2の下面に
はサポートリング1を設置する。メンブレン3上にエッ
チングストッパ12を形成する。エッチングストッパ1
2上にX線吸収体4を形成する。X線吸収体4上にエッ
チングマスク13を形成する。エッチングマスク13上
にレジスト5を形成する。
【0079】次に、図15に示すように、窓部11と平
面的に重ならない領域に位置するレジスト5に、光露光
法を用いてアライメントマーク用パターン6を形成す
る。ここで、アライメントマーク用パターン6は電子線
露光法を用いて形成してもよい。
【0080】次に、レジスト5をマスクとしてエッチン
グマスク13をエッチングにより除去することにより、
エッチングマスク13にアライメントマーク用パターン
14(図16参照)を形成する。その後、レジスト5を
除去する。このようにして、図16に示すような構造を
得る。
【0081】次に、図17に示すように、エッチングマ
スク13をマスクとして、X線吸収体4をエッチングに
より除去することにより、アライメントマークとして作
用する開口部7を形成する。
【0082】次に、図18に示すように、エッチングマ
スク13上にレジスト8を塗布する。
【0083】次に、図19に示すように、アライメント
マークとして作用する開口部7に電子線等を照射しなが
ら開口部7の位置を検出する。そして、この位置情報を
もとにレジスト8などの位置を検出しながら、電子線描
画法を用いてレジスト8に転写用回路パターン9を形成
する。
【0084】次に、レジスト8をマスクとして、エッチ
ングマスク13を除去することにより、エッチングマス
ク13に転写用回路パターン15(図20参照)を形成
する。その後、レジスト8を除去する。このようにし
て、図20に示すような構造を得る。
【0085】この後、エッチングマスク13をマスクと
して、X線吸収体4をエッチングにより除去することに
より転写用回路パターン10(図13参照)を形成す
る。その後、エッチングマスク13を除去することによ
り、図13に示すようなX線マスクを得ることができ
る。
【0086】ここで、図17および20に示すように、
開口部7および転写用回路パターン10(図13参照)
を形成するためのエッチング工程において、エッチング
マスク13およびエッチングストッパ12は2回のエッ
チング工程にさらされることになる。そのため、このエ
ッチングマスク13およびエッチングストッパ12につ
いては、この2回のエッチング工程に耐えるだけの膜厚
を確保することが必要となる。
【0087】たとえば、X線吸収体4の膜厚が500n
m、1回のエッチング工程におけるオーバーエッチング
の割合を20%、X線吸収体4のエッチングにおいて、
X線吸収体4のエッチングマスク13およびエッチング
ストッパ12に対する選択比を10とすると、エッチン
グマスク13およびエッチングストッパ12に必要な膜
厚は以下のように算出できる。
【0088】まず、エッチングマスク13について考え
る。図17に示したアライメントマークとして作用する
開口部7を形成するためのエッチング工程において、X
線吸収体4の膜厚が500nmであり、オーバーエッチ
ングの比率が20%であることから、このエッチングに
より除去される膜厚としては、X線吸収体4に換算する
と600nmとなる。そして、X線吸収体4のエッチン
グマスク13に対する選択比が10であることから、こ
のエッチング工程において除去されるエッチングマスク
13の膜厚は60nmとなる。
【0089】次に、転写用回路パターン10を形成する
ためのエッチング工程においても、やはり同様にエッチ
ングマスク13の除去される膜厚は60nmである。そ
のため、エッチングマスク13は最低限120nm以上
の膜厚を有する必要がある。
【0090】また、エッチングストッパ12について考
えると、図17に示した開口部7を形成するためのエッ
チング工程においては、エッチングストッパ12は開口
部7の底部においてオーバーエッチング量に対応するエ
ッチングだけを受けることになる。そのため、この1回
目のエッチング工程において除去されるエッチングスト
ッパ12の膜厚は、10nmとなる。
【0091】また、転写用回路パターン10を形成する
ためのエッチング工程においては、エッチングストッパ
12は、転写用回路パターン10の底部において1回目
のエッチング工程と同様に、オーバーエッチング量に対
応するエッチングを受ける。つまり、転写用回路パター
ン10の底部において、X線吸収体4のエッチングマス
ク13に対する選択比が10である場合には、エッング
ストッパ12の除去される膜厚は10nmとなる。
【0092】そして同時に、開口部7の底部において
は、転写用回路パターン10を形成するためのエッチン
グ工程のはじめからエッチングストッパ12は露出して
いる。そのため、エッチングストッパ12はエッチング
マスク13と同様にエッチングを受けることになる。こ
れにより、このエッチング工程において除去されるエッ
チングストッパ12の膜厚は、エッチングマスク13の
除去される膜厚と同様に60nmとなる。
【0093】このため、上記2回のエッチング工程によ
り除去されるエッチングストッパ12の膜厚の合計につ
いては、開口部7の底部での除去される膜厚が最大値と
なり、その値は70nmとなる。つまり、この本発明の
実施の形態5によるX線マスクの製造工程において必要
とされるエッチングストッパ12の膜厚は70nm以上
となる。
【0094】さらに、図17に示したアライメントマー
クとして作用する開口部7を形成するためのエッチング
工程におけるエッチング条件を、X線吸収体4のエッチ
ングマスク13およびエッチングストッパ12に対する
選択比が100となるように調節すれば、上記エッチン
グ工程におけるエッチングマスク13およびエッチング
ストッパ12の膜減り量を低減することができる。この
結果、エッチングマスク13およびエッチングストッパ
12に必要とされる膜厚を低減することができる。
【0095】たとえば、上記のような条件の場合には、
開口部7を形成するためのエッチング工程におけるエッ
チングマスクの膜減り量は6nm、エッチングストッパ
12における膜減り量は1nmとなる。そして、転写用
回路パターン10を形成するためのエッチング工程につ
いては、上記した条件を用いる場合には、結果としてエ
ッチングマスク13が満たすべき最小膜厚を66nm、
エッチングストッパ12に必要な最小膜厚を61nmと
することができる。また、ここで、アライメントマーク
として作用する開口部7と転写用回路パターン10にお
いて形成される配線パターンなどの寸法等は異なる場合
には、開口部7を形成するためのエッチングの条件と、
転写用回路パターン10を形成するためのエッチングの
条件とを、それぞれの寸法に適応された条件で行なって
もよい。これにより、開口部7と転写用回路パターンと
をともに寸法などの精度良く形成することができる。そ
の結果、高い位置精度を有する転写用回路パターンをな
そえるX線マスクを得ることができる。
【0096】また、開口部7を形成するためのエッチン
グの条件を、パターン形状の精度はそれ程高くなくて
も、X線吸収体4のエッチングマスク13およびエッチ
ングストッパ12に対する選択比が大きい(例えば選択
比が100)条件に調節してもよい。一方、転写用回路
パターン10を形成するためのエッチングの条件を、X
線吸収体4のエッチングマスク13およびエッチングス
トッパ12に対する選択比はそれ程大きくなくても、パ
ターン形状の精度のよい条件に調節してもよい。このよ
うにすることで、エッチングマスク13およびエッチン
グストッパ12に必要とされる膜厚を低減しつつ、高い
位置精度を有する転写用回路パターンをなそえるX線マ
スクを得ることができる。
【0097】(実施の形態5)図21〜26は、本発明
の実施の形態5によるX線マスクの製造工程を説明する
ための断面図である。図21〜26を参照して、本発明
の実施の形態6によるX線マスクの製造工程を説明す
る。
【0098】まず、図14に示した本発明の実施の形態
4によるX線マスクの製造工程の第1工程を説明するた
めの断面図に示したX線マスクの構造を得るための製造
工程と同様の工程により、図21に示すように、図14
と同様の構造を得る。ただし、この図21に示した本発
明の実施の形態6によるX線マスクの製造工程では、後
述するように、レジスト16をアライメントマークとし
て作用する開口部7および転写用回路パターン10の形
成工程の両方に使用するので、レジスト16の膜厚を本
発明の実施の形態4による製造工程の場合よりも厚くし
ている。
【0099】次に、図22に示すように、図15に示し
た本発明の実施の形態4によるX線マスクの製造工程と
同様に、レジスト16にアライメントマーク用パターン
6を形成する。
【0100】次に、レジスト16をマスクとして、エッ
チングマスク13を除去することにより、エッチングマ
スク13においてアライメントマーク用パターン14を
形成する。このようにして、図23に示すような構造を
得る。
【0101】次に、図24に示すように、レジスト16
およびエッチングマスク13をマスクとして、X線吸収
体4をエッチングにより除去することにより、開口部7
を形成する。
【0102】次に、図25に示すように、レジスト16
に電子線描画法を用いて、転写用回路パターン9を形成
する。
【0103】このように、アライメントマーク用パター
ン6および転写用回路パターン9をレジスト16に形成
するので、本発明の実施の形態4に示すようにレジスト
を2回形成する場合よりも、製造工程を簡略化すること
ができる。
【0104】次に、レジスト16をマスクとして、エッ
チングマスク13をエッチングにより除去することによ
り、転写用回路パターン15をエッチングマスク13に
形成する。その後、レジスト16を除去することによ
り、図26に示すような構造を得る。その後、エッチン
グマスク13をマスクとして、X線吸収体4をエッチン
グにより除去することにより、転写用回路パターン10
(図13参照)をX線吸収体4に形成する。その後、エ
ッチングマスク13を除去することにより、図13に示
すようなX線マスクを製造することができる。
【0105】なお、本発明の考え方は、半導体基板上の
レジストに直接回路パターンを電子線により描画(EB
直描)することにも応用できる。すなわち、EB直描を
行なう際にもアライメントマークが必要であり、従来
は、半導体基板上にアライメントマークとなる膜を成膜
し、この膜によりアライメントマークを形成していた。
しかし、本発明の考え方を適用し、半導体基板にアライ
メントマークとして作用する開口部を形成すれば、上記
のような成膜工程を省略する事ができる。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0107】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜9に記載の発
明によれば、XマスクのX線吸収体にアライメントマー
クを形成するので、従来のように製造工程が複雑化する
ことなく、簡略化した製造工程によって、高い位置精度
を有する転写用回路パターンを備えるX線マスクを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるX線マスクの断
面図である。
【図2】 図1に示した本発明の実施の形態1によるX
線マスクの製造工程の第1工程を説明するための断面図
である。
【図3】 図1に示した本発明の実施の形態1によるX
線マスクの製造工程の第2工程を説明するための断面図
である。
【図4】 図1に示した本発明の実施の形態1によるX
線マスクの製造工程の第3工程を説明するための断面図
である。
【図5】 図1に示した本発明の実施の形態1によるX
線マスクの製造工程の第4工程を説明するための断面図
である。
【図6】 図1に示した本発明の実施の形態1によるX
線マスクの製造工程の第5工程を説明するための断面図
である。
【図7】 本発明の実施の形態2によるX線マスクの製
造工程の第1工程を説明するための断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2によるX線マスクの製
造工程の第2工程を説明するための断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態2によるX線マスクの製
造工程の第3工程を説明するための断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態2によるX線マスクの
製造工程の第4工程を説明するための断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態3によるX線マスクの
製造工程を説明するための断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態4によるX線マスクの
製造工程を説明するための平面図である。
【図13】 本発明の実施の形態4によるX線マスクの
断面図である。
【図14】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第1工程を説明するための断
面図である。
【図15】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第2工程を説明するための断
面図である。
【図16】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第3工程を説明するための断
面図である。
【図17】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第4工程を説明するための断
面図である。
【図18】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第5工程を説明するための断
面図である。
【図19】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第6工程を説明するための断
面図である。
【図20】 図13に示した本発明の実施の形態4によ
るX線マスクの製造工程の第7工程を説明するための断
面図である。
【図21】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第1工程を説明するための断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第2工程を説明するための断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第3工程を説明するための断面図である。
【図24】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第4工程を説明するための断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第5工程を説明するための断面図である。
【図26】 本発明の実施の形態5によるX線マスクの
製造工程の第6工程を説明するための断面図である。
【図27】 従来のX線マスクの断面図である。
【図28】 従来提案されているアライメントマークを
備えるX線マスクの斜視図である。
【符号の説明】
1 サポートリング、2 基板、3 メンブレン、4
X線吸収体、5,8,16 レジスト、6,14 アラ
イメントマーク用パターン、7 アライメントマークと
して作用する開口部、9,10,15 転写用回路パタ
ーン、11 窓部、12 エッチングストッパ、13
エッチングマスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 佳恵子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 丸本 健二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 阿彌 成人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成され、X線を透過するメンブレンと、 前記メンブレン上に形成され、X線の透過を遮るX線吸
    収体とを備え、 前記基板は、前記メンブレンを露出させる窓部を含み、 前記X線吸収体は、 転写用回路パターンと、 前記窓部と平面的に重ならない領域に形成されたアライ
    メントマークとを含む、X線マスク。
  2. 【請求項2】 前記アライメントマークは、前記X線吸
    収体に形成された開口部である、請求項1に記載のX線
    マスク。
  3. 【請求項3】前記基板と、前記X線吸収体との間に、保
    護膜をさらに備える、請求項1または2に記載のX線マ
    スク。
  4. 【請求項4】 基板上にX線を透過するメンブレンを形
    成する工程と、 前記メンブレン上に、X線の透過を遮るX線吸収体を形
    成する工程と、 前記基板に、前記メンブレンを露出させる窓部を形成す
    る工程と、 前記X線吸収体上に第1のマスク層を形成する工程と、 前記第1のマスク層上に、第1のマスクパターンを描画
    する工程と、 前記第1のマスク層を現像処理することにより、第1の
    マスクパターン層を形成する工程と、 前記第1のマスクパターン層をマスクとして、前記X線
    吸収体を除去することにより、アライメントマークとし
    て作用する開口部を前記窓部と平面的に重ならない領域
    に形成する工程とを備える、X線マスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のマスクパターン層を除去する
    工程と、 前記X線吸収体上に第2のマスク層を形成する工程と、 前記開口部をアライメントマークとして前記第2のマス
    ク層上の位置検出に用いながら、前記第2のマスク層上
    に、第2のマスクパターンを描画する工程と、 前記第2のマスク層を現像処理することにより、第2の
    マスクパターン層を形成する工程と、 前記第2のマスクパターン層をマスクとして、前記X線
    吸収体を除去することにより、転写用回路パターンを形
    成する工程とをさらに備える、請求項4に記載のX線マ
    スクの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記開口部をアライメントマークとして
    前記第1のマスク層上の位置検出に用いながら、前記第
    1のマスク層上に、第2のマスクパターンを描画する工
    程と、 前記第1のマスク層を現像処理することにより、第2の
    マスクパターン層を形成する工程と、 前記第2のマスクパターン層をマスクとして、前記X線
    吸収体を除去することにより、転写用回路パターンを形
    成する工程とをさらに備える、請求項4に記載のX線マ
    スクの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のマスクパターンを描画する工
    程は、光による露光工程を含み、 前記第2のマスクパターンを描画する工程は、電子線に
    よる描画工程を含む、請求項5または6のいずれか1項
    に記載のX線マスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のマスク層を形成する工程は、
    前記開口部が露出するように前記X線吸収体上に第2の
    マスク層を形成することを含む、請求項5に記載のX線
    マスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記開口部を形成する工程は、前記X線
    吸収体を除去するための第1のエッチング工程を含み、 前記転写用回路パターンを形成する工程は、前記X線吸
    収体を除去するための第2のエッチング工程を含み、 前記第1および第2のエッチング工程は、それぞれ異な
    る条件により行なわれる、請求項5〜8のいずれか1項
    に記載のX線マスクの製造方法。
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