JPH11288645A - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
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- JPH11288645A JPH11288645A JP9034898A JP9034898A JPH11288645A JP H11288645 A JPH11288645 A JP H11288645A JP 9034898 A JP9034898 A JP 9034898A JP 9034898 A JP9034898 A JP 9034898A JP H11288645 A JPH11288645 A JP H11288645A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push plate
- lever
- case
- push
- pin
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2300/00—Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
- H01H2300/012—Application rear view mirror
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H25/00—Switches with compound movement of handle or other operating part
- H01H25/04—Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
- H01H25/041—Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls
Landscapes
- Switches With Compound Operations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プッシュプレートのプッシュ操作ストローク
が小であってもプッシュ操作の節度感が充分に得られ
る。 【解決手段】 レバー8が下部ケース3に支持された箇
所Cからレバー8とぴん90とが相互に係合する箇所D
までの距離T1は、レバー8が下部ケース3に支持され
た箇所Cからレバー8がプッシュプレート7に連結され
た箇所Eまでの距離T2よりも大である。この結果、プ
ッシュプレート7のプッシュ操作ストロークが小であっ
ても、弾性部材9の弾性力に抗してレバー8とピン90
との係合状態を解除させるためのレバー8の傾動ストロ
ークが大であり、弾性部材9を確実に弾性変形させてプ
ッシュプレート7のプッシュ操作に節度感が付与される
こととなる。すなわち、プッシュプレート7のプッシュ
操作ストロークが小であってもプッシュ操作の節度感が
充分に得られることとなる。
が小であってもプッシュ操作の節度感が充分に得られ
る。 【解決手段】 レバー8が下部ケース3に支持された箇
所Cからレバー8とぴん90とが相互に係合する箇所D
までの距離T1は、レバー8が下部ケース3に支持され
た箇所Cからレバー8がプッシュプレート7に連結され
た箇所Eまでの距離T2よりも大である。この結果、プ
ッシュプレート7のプッシュ操作ストロークが小であっ
ても、弾性部材9の弾性力に抗してレバー8とピン90
との係合状態を解除させるためのレバー8の傾動ストロ
ークが大であり、弾性部材9を確実に弾性変形させてプ
ッシュプレート7のプッシュ操作に節度感が付与される
こととなる。すなわち、プッシュプレート7のプッシュ
操作ストロークが小であってもプッシュ操作の節度感が
充分に得られることとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュプレート
をプッシュ操作して所定の回路を構成するスイッチ装置
に係り、特に、プッシュプレートのプッシュ操作ストロ
ークが小であってもプッシュ操作の節度感が充分に得ら
れるスイッチ装置に関するものである。
をプッシュ操作して所定の回路を構成するスイッチ装置
に係り、特に、プッシュプレートのプッシュ操作ストロ
ークが小であってもプッシュ操作の節度感が充分に得ら
れるスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチ装置としては、例え
ば、特開平8−212875号公報に記載のものがあ
る。このスイッチ装置は、開口部が開設された中空状の
ケースと、前記ケース内に配置された固定接点及び可動
接点と、前記ケースの開口部に複数方向にプッシュ操作
可能に取り付けられたプッシュプレートと、を備え、前
記プッシュプレートをプッシュ操作することにより、前
記可動接点が前記固定接点に接続して所定の回路が構成
されるものである。上述のスイッチ装置は、左側のドア
ミラーのミラー面又は右側のドアミラーのミラー面を上
下左右に傾動操作するスイッチ装置、若しくはハンドル
を上下前後に傾倒操作するスイッチ装置等に使用されて
いる。そして、上述のスイッチ装置はコンパクト化の傾
向にある。
ば、特開平8−212875号公報に記載のものがあ
る。このスイッチ装置は、開口部が開設された中空状の
ケースと、前記ケース内に配置された固定接点及び可動
接点と、前記ケースの開口部に複数方向にプッシュ操作
可能に取り付けられたプッシュプレートと、を備え、前
記プッシュプレートをプッシュ操作することにより、前
記可動接点が前記固定接点に接続して所定の回路が構成
されるものである。上述のスイッチ装置は、左側のドア
ミラーのミラー面又は右側のドアミラーのミラー面を上
下左右に傾動操作するスイッチ装置、若しくはハンドル
を上下前後に傾倒操作するスイッチ装置等に使用されて
いる。そして、上述のスイッチ装置はコンパクト化の傾
向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のスイッチ装置は、コンパクト化すると、プッシュプレ
ートのプッシュ操作ストロークが小となり、プッシュ操
作の節度感が充分に得られない等の課題がある。
のスイッチ装置は、コンパクト化すると、プッシュプレ
ートのプッシュ操作ストロークが小となり、プッシュ操
作の節度感が充分に得られない等の課題がある。
【0004】本発明の目的は、プッシュプレートのプッ
シュ操作ストロークが小であってもプッシュ操作の節度
感が充分に得られるスイッチ装置を提供することにあ
る。
シュ操作ストロークが小であってもプッシュ操作の節度
感が充分に得られるスイッチ装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、ケースにレバーが傾動可能に支持さ
れ、かつそのレバーがプッシュプレートにそのプッシュ
プレートのプッシュ操作と連動傾動するように連結さ
れ、そのプッシュプレート若しくはケースにピンが進退
可能に支持され、かつそのピンがレバーと係合状態にあ
り、そのピンとプッシュプレート若しくはケースとの間
に節度感付与用の弾性部材が介装され、前記レバーが前
記ケースに支持された箇所から前記レバーと前記ピンと
が相互に係合された箇所までの距離が、前記レバーが前
記ケースに支持された箇所から前記レバーが前記プッシ
ュプレートに連結された箇所までの距離よりも大であ
る、ことを特徴とする。
解決するために、ケースにレバーが傾動可能に支持さ
れ、かつそのレバーがプッシュプレートにそのプッシュ
プレートのプッシュ操作と連動傾動するように連結さ
れ、そのプッシュプレート若しくはケースにピンが進退
可能に支持され、かつそのピンがレバーと係合状態にあ
り、そのピンとプッシュプレート若しくはケースとの間
に節度感付与用の弾性部材が介装され、前記レバーが前
記ケースに支持された箇所から前記レバーと前記ピンと
が相互に係合された箇所までの距離が、前記レバーが前
記ケースに支持された箇所から前記レバーが前記プッシ
ュプレートに連結された箇所までの距離よりも大であ
る、ことを特徴とする。
【0006】この結果、本発明のスイッチ装置は、プッ
シュプレートのプッシュ操作でレバーが連動傾動して、
弾性部材の弾性力に抗してレバーとピンとの係合状態が
解除されることにより、プッシュプレートのプッシュ操
作に節度感が付与されることとなる。このとき、レバー
がケースに支持された箇所からレバーとピンとが相互に
係合する箇所までの距離は、レバーがケースに支持され
た箇所からレバーがプッシュプレートに連結された箇所
までの距離よりも大であるから、プッシュプレートのプ
ッシュ操作ストロークが小であっても、弾性部材の弾性
力に抗してピンとの係合状態を解除させるためのレバー
の傾動ストロークが大であり、これにより、弾性部材を
確実に弾性変形させてプッシュプレートのプッシュ操作
に節度感が付与されることとなる。すなわち、プッシュ
プレートのプッシュ操作ストロークが小であってもプッ
シュ操作の節度感が充分に得られることとなる。
シュプレートのプッシュ操作でレバーが連動傾動して、
弾性部材の弾性力に抗してレバーとピンとの係合状態が
解除されることにより、プッシュプレートのプッシュ操
作に節度感が付与されることとなる。このとき、レバー
がケースに支持された箇所からレバーとピンとが相互に
係合する箇所までの距離は、レバーがケースに支持され
た箇所からレバーがプッシュプレートに連結された箇所
までの距離よりも大であるから、プッシュプレートのプ
ッシュ操作ストロークが小であっても、弾性部材の弾性
力に抗してピンとの係合状態を解除させるためのレバー
の傾動ストロークが大であり、これにより、弾性部材を
確実に弾性変形させてプッシュプレートのプッシュ操作
に節度感が付与されることとなる。すなわち、プッシュ
プレートのプッシュ操作ストロークが小であってもプッ
シュ操作の節度感が充分に得られることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスイッチ装置の実
施形態の2例を添付図面を参照して説明する。図1乃至
図7は本発明のスイッチ装置の第1実施形態を示す。な
お、図において、図4及び図5は本発明のスイッチ装置
の構成部品の分解斜視図であり、図4の矢印Aが図5の
矢印Bに連続して、本発明のスイッチ装置の全体が構成
される。この例は自動車用の電動リモートコントロール
ミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるス
イッチ装置として使用されている例について説明する。
施形態の2例を添付図面を参照して説明する。図1乃至
図7は本発明のスイッチ装置の第1実施形態を示す。な
お、図において、図4及び図5は本発明のスイッチ装置
の構成部品の分解斜視図であり、図4の矢印Aが図5の
矢印Bに連続して、本発明のスイッチ装置の全体が構成
される。この例は自動車用の電動リモートコントロール
ミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるス
イッチ装置として使用されている例について説明する。
【0008】この実施の形態において、4方向とは、図
1に示すように、X方向及びY方向である。上述のX方
向とは、図1に示すように、本発明のスイッチ装置を平
面から見て、ほぼ正方形をなすプッシュプレート7の左
辺の中心と右辺の中心とを結ぶ線分の方向である。ま
た、上述のY方向とは、同じく図1に示すように、本発
明のスイッチ装置を平面から見て、ほぼ正方形をなすプ
ッシュプレート7の上辺の中心と下辺の中心とを結ぶ線
分の方向である。さらに、中心軸Z−Zとは、図2に示
すように、プッシュプレート7に対して垂直でかつプッ
シュプレート7の中心(4方向、すなわちX方向とY方
向との交点)を通る軸である。
1に示すように、X方向及びY方向である。上述のX方
向とは、図1に示すように、本発明のスイッチ装置を平
面から見て、ほぼ正方形をなすプッシュプレート7の左
辺の中心と右辺の中心とを結ぶ線分の方向である。ま
た、上述のY方向とは、同じく図1に示すように、本発
明のスイッチ装置を平面から見て、ほぼ正方形をなすプ
ッシュプレート7の上辺の中心と下辺の中心とを結ぶ線
分の方向である。さらに、中心軸Z−Zとは、図2に示
すように、プッシュプレート7に対して垂直でかつプッ
シュプレート7の中心(4方向、すなわちX方向とY方
向との交点)を通る軸である。
【0009】図において、1及び2及び3は本発明のス
イッチ装置のケースを構成する上部ケース(ハウジン
グ)及びインナーケース及び下部ケース(底板)であ
る。この上部ケース1は、例えば合成樹脂製(ABS樹
脂製)からなり、下面11が開口された中空形状をな
す。この上部ケース1の上面のほぼ中央には、ほぼ正方
形形状の開口部10が開設されている。この開口部10
の4辺の下面には、壁12がそれぞれ一体に設けられて
いる。この壁12は、後述するプッシュプレート7の鍔
部70が係合して、プッシュプレート7のプッシュ操作
方向を4方向に規制すると共に、プッシュ操作時におけ
るプッシュプレート7が傾動する際の支線となるもので
ある。
イッチ装置のケースを構成する上部ケース(ハウジン
グ)及びインナーケース及び下部ケース(底板)であ
る。この上部ケース1は、例えば合成樹脂製(ABS樹
脂製)からなり、下面11が開口された中空形状をな
す。この上部ケース1の上面のほぼ中央には、ほぼ正方
形形状の開口部10が開設されている。この開口部10
の4辺の下面には、壁12がそれぞれ一体に設けられて
いる。この壁12は、後述するプッシュプレート7の鍔
部70が係合して、プッシュプレート7のプッシュ操作
方向を4方向に規制すると共に、プッシュ操作時におけ
るプッシュプレート7が傾動する際の支線となるもので
ある。
【0010】前記インナーケース2は、例えば合成樹脂
製(ABS樹脂製)からなり、高さが低く、下面21が
開口された中空形状をなす。このインナーケース2の上
面のほぼ中央には、大円筒部20が中心軸Z−Z方向に
一体に設けられていると共に、そのインナーケース2の
上面のうち大円筒部20を中心とした4方向上には、4
本の小円筒部22が一体に設けられている。このインナ
ーケース2は後述する電気回路基板4上に載置されてい
て上述の上部ケース1中に固定されている。
製(ABS樹脂製)からなり、高さが低く、下面21が
開口された中空形状をなす。このインナーケース2の上
面のほぼ中央には、大円筒部20が中心軸Z−Z方向に
一体に設けられていると共に、そのインナーケース2の
上面のうち大円筒部20を中心とした4方向上には、4
本の小円筒部22が一体に設けられている。このインナ
ーケース2は後述する電気回路基板4上に載置されてい
て上述の上部ケース1中に固定されている。
【0011】前記下部ケース3は、例えば合成樹脂製
(ABS樹脂製)からなり、板形状をなす。この下部ケ
ース3の上面のほぼ中央には、支持軸30が中心軸Z−
Z方向に一体に設けられている。この支持軸30の先端
(上端)は半球形形状をなす。このアウターケース3は
上述の上部ケース1の下面開口部11に固定されてお
り、この結果、上部ケース1の下面開口部11が閉塞さ
れることになり、この上部ケース1及びインナーケース
2及び下部ケース3により中空状のケースが構成される
こととなる。
(ABS樹脂製)からなり、板形状をなす。この下部ケ
ース3の上面のほぼ中央には、支持軸30が中心軸Z−
Z方向に一体に設けられている。この支持軸30の先端
(上端)は半球形形状をなす。このアウターケース3は
上述の上部ケース1の下面開口部11に固定されてお
り、この結果、上部ケース1の下面開口部11が閉塞さ
れることになり、この上部ケース1及びインナーケース
2及び下部ケース3により中空状のケースが構成される
こととなる。
【0012】図において、4はベースとしての電気回路
基板である。この電気回路基板4は、プリント回路板
(PCB)から構成されている。この電気回路基板4の
ほぼ中央には、円形の透孔41が中心軸Z−Z方向に設
けられている。また、この電気回路基板4の上面のうち
円形透孔41を中心とした4方向上には、固定接点40
がそれぞれ配置されている。この電気回路基板4は上述
のインナーケース2と対向して上述の上部ケース1中に
固定されている。また、この電気回路基板4の固定接点
40はコネクタ(図示せず)等により電源に電気的に接
続されている。
基板である。この電気回路基板4は、プリント回路板
(PCB)から構成されている。この電気回路基板4の
ほぼ中央には、円形の透孔41が中心軸Z−Z方向に設
けられている。また、この電気回路基板4の上面のうち
円形透孔41を中心とした4方向上には、固定接点40
がそれぞれ配置されている。この電気回路基板4は上述
のインナーケース2と対向して上述の上部ケース1中に
固定されている。また、この電気回路基板4の固定接点
40はコネクタ(図示せず)等により電源に電気的に接
続されている。
【0013】図において、5はラバーコンタクトであ
る。このラバーコンタクト5は、例えばシリコンゴム等
の弾性及び絶縁性を有する材料からなり、ほぼ正方形の
板形状をなす。このラバーコンタクト5のほぼ中央に
は、円形の透孔51が中心軸Z−Z方向に設けられてい
る。また、このラバーコンタクト5のうち円形透孔51
を中心とした4方向上には、可撓部52がそれぞれ一体
に設けられている。この可撓部52の内面には可動接点
50が配置されている。この可動接点50は、ラバーコ
ンタクト5と別体の導電性部材をラバーコンタクト5に
固定してなり、又は導電性物質をラバーコンタクト5に
一体に設けてなる。このラバーコンタクト5は上述の電
気回路基板4上に固定されており、この結果、上述の固
定接点40と可動接点50とが対向することとなる。
る。このラバーコンタクト5は、例えばシリコンゴム等
の弾性及び絶縁性を有する材料からなり、ほぼ正方形の
板形状をなす。このラバーコンタクト5のほぼ中央に
は、円形の透孔51が中心軸Z−Z方向に設けられてい
る。また、このラバーコンタクト5のうち円形透孔51
を中心とした4方向上には、可撓部52がそれぞれ一体
に設けられている。この可撓部52の内面には可動接点
50が配置されている。この可動接点50は、ラバーコ
ンタクト5と別体の導電性部材をラバーコンタクト5に
固定してなり、又は導電性物質をラバーコンタクト5に
一体に設けてなる。このラバーコンタクト5は上述の電
気回路基板4上に固定されており、この結果、上述の固
定接点40と可動接点50とが対向することとなる。
【0014】図において、6はアクチュエータである。
このアクチュエータ6は、例えば合成樹脂製からなり、
ほぼ小円柱形状をなす。このアクチュエータ6は、上述
のインナーケース2の小円筒部22中に軸方向(上下方
向)にスライド可能に収納されていると共に、後述する
プッシュプレート7と上述のラバーコンタクト5との間
に介装されている。すなわち、アクチュエータ6の上端
はプッシュプレート7の下面に当接し、かつアクチュエ
ータ6の下端はラバーコンタクト5の可撓部52の上面
に当接している。
このアクチュエータ6は、例えば合成樹脂製からなり、
ほぼ小円柱形状をなす。このアクチュエータ6は、上述
のインナーケース2の小円筒部22中に軸方向(上下方
向)にスライド可能に収納されていると共に、後述する
プッシュプレート7と上述のラバーコンタクト5との間
に介装されている。すなわち、アクチュエータ6の上端
はプッシュプレート7の下面に当接し、かつアクチュエ
ータ6の下端はラバーコンタクト5の可撓部52の上面
に当接している。
【0015】図において、7はプッシュプレートであ
る。このプッシュプレート7は、例えば合成樹脂製から
なり、高さが低くかつ下面が開口された中空形状をなす
ものであって、平面から見て上部ケース1の上面開口部
10よりも一回り小さくかつ4角を面取りした正方形形
状をなす。このプッシュプレート3の4側面には、鍔部
70が一体に設けられている。この鍔部70は、上述の
壁12に係合して、プッシュプレート7のプッシュ操作
方向を4方向に規制すると共に、プッシュ操作時におけ
るプッシュプレート7が傾動する際の支線となるもので
ある。このプッシュプレート7の下面のほぼ中央には、
円筒部71が中心軸Z−Z方向に一体に設けられてい
る。この円筒部71の先端部(下端部)には、円筒部7
1を中心とした4方向上に連結用のスリット72がそれ
ぞれ設けられている。また、このプッシュプレート7の
下面のうち円筒部71を中心とした4方向上に凸部73
がそれぞれ一体に設けられている。さらに、このプッシ
ュプレート7の上面のうち円筒部71を中心とした4方
向上に、かつ上述の凸部73と対応した位置に、小半球
形状の凸部74がそれぞれ設けられている。さらにま
た、このプッシュプレート7の円筒部71中には、収納
用の凹部75が設けられている。
る。このプッシュプレート7は、例えば合成樹脂製から
なり、高さが低くかつ下面が開口された中空形状をなす
ものであって、平面から見て上部ケース1の上面開口部
10よりも一回り小さくかつ4角を面取りした正方形形
状をなす。このプッシュプレート3の4側面には、鍔部
70が一体に設けられている。この鍔部70は、上述の
壁12に係合して、プッシュプレート7のプッシュ操作
方向を4方向に規制すると共に、プッシュ操作時におけ
るプッシュプレート7が傾動する際の支線となるもので
ある。このプッシュプレート7の下面のほぼ中央には、
円筒部71が中心軸Z−Z方向に一体に設けられてい
る。この円筒部71の先端部(下端部)には、円筒部7
1を中心とした4方向上に連結用のスリット72がそれ
ぞれ設けられている。また、このプッシュプレート7の
下面のうち円筒部71を中心とした4方向上に凸部73
がそれぞれ一体に設けられている。さらに、このプッシ
ュプレート7の上面のうち円筒部71を中心とした4方
向上に、かつ上述の凸部73と対応した位置に、小半球
形状の凸部74がそれぞれ設けられている。さらにま
た、このプッシュプレート7の円筒部71中には、収納
用の凹部75が設けられている。
【0016】このプッシュプレート7は、後述する弾性
部材9によりプッシュプレート7の鍔部70が上部ケー
ス1の壁12に係合することによって、上述の上部ケー
ス1の開口部10にがたなく4方向にプッシュ操作可能
に取り付けられている。また、このプッシュプレート7
の円筒部71は、上述のインナーケース2の大円筒部2
0及びラバーコンタクト5の円形透孔51及び電気回路
基板4の円形透孔41中に挿通されている。さらに、プ
ッシュプレート7の4個の凸部73の下面が4本のアク
チュエータ6の上端に当接している。
部材9によりプッシュプレート7の鍔部70が上部ケー
ス1の壁12に係合することによって、上述の上部ケー
ス1の開口部10にがたなく4方向にプッシュ操作可能
に取り付けられている。また、このプッシュプレート7
の円筒部71は、上述のインナーケース2の大円筒部2
0及びラバーコンタクト5の円形透孔51及び電気回路
基板4の円形透孔41中に挿通されている。さらに、プ
ッシュプレート7の4個の凸部73の下面が4本のアク
チュエータ6の上端に当接している。
【0017】図において、8はレバーである。このレバ
ー8は、例えば合成樹脂製からなり、小円柱形状をな
す。このレバー8の一端面(下端面)には、支持凹部8
0が設けられている。この支持凹部80は、円錐形をな
し、その底部が半球形をなしているものである。また、
このレバー8の側面には、4本の連結用の突起81が4
方向に一体に設けられている。この突起81は、小円柱
径形状をなす。さらに、このレバー8の他端面(上端
面)には、係合部82が設けられている。この係合部8
2は、レバー8の上端面の中央に円形の溝を設けると共
に、そのレバー8の上端面に十字形の溝を円形の溝を中
心に設けてなる4個の凸部から構成されている。
ー8は、例えば合成樹脂製からなり、小円柱形状をな
す。このレバー8の一端面(下端面)には、支持凹部8
0が設けられている。この支持凹部80は、円錐形をな
し、その底部が半球形をなしているものである。また、
このレバー8の側面には、4本の連結用の突起81が4
方向に一体に設けられている。この突起81は、小円柱
径形状をなす。さらに、このレバー8の他端面(上端
面)には、係合部82が設けられている。この係合部8
2は、レバー8の上端面の中央に円形の溝を設けると共
に、そのレバー8の上端面に十字形の溝を円形の溝を中
心に設けてなる4個の凸部から構成されている。
【0018】このレバー8の支持凹部80が上述の下部
ケース3の支持軸30に嵌合されることにより、このレ
バー8が下部ケース3に傾動可能に支持されることとな
る。また、このレバー8の4本の突起81が上述のプッ
シュプレート7の4本のスリット72にそれぞれ緩く嵌
合することにより、このレバー8はプッシュプレート7
のプッシュ操作と連動傾動するようにプッシュプレート
7に連結されることとなる。
ケース3の支持軸30に嵌合されることにより、このレ
バー8が下部ケース3に傾動可能に支持されることとな
る。また、このレバー8の4本の突起81が上述のプッ
シュプレート7の4本のスリット72にそれぞれ緩く嵌
合することにより、このレバー8はプッシュプレート7
のプッシュ操作と連動傾動するようにプッシュプレート
7に連結されることとなる。
【0019】図において、90はピンである。このピン
90は、例えば合成樹脂製からなり、小円柱形状をな
す。このピン90の一端(下端)91は半球凸部をな
し、このピン90の他端(上端)には収納用の凹部92
が設けられている。このピン90の上端が上述のプッシ
ュプレート7の凹部75中に中心軸Z−Z方向に進退可
能に支持されている。又、このピン90の下端の半球凸
部91が上述のレバー8の係合部82と係合状態にあ
る。
90は、例えば合成樹脂製からなり、小円柱形状をな
す。このピン90の一端(下端)91は半球凸部をな
し、このピン90の他端(上端)には収納用の凹部92
が設けられている。このピン90の上端が上述のプッシ
ュプレート7の凹部75中に中心軸Z−Z方向に進退可
能に支持されている。又、このピン90の下端の半球凸
部91が上述のレバー8の係合部82と係合状態にあ
る。
【0020】図において、9は節度感付与用の弾性部材
である。この弾性部材9は、例えばコイルスプリングか
らなる。この弾性部材9は、上述のプッシュプレート7
の凹部75の底面と上述のピン90の凹部92の底面と
の間に、圧縮状態で介装されている。この結果、プッシ
ュプレート7の円筒部71及びレバー8及びピン90及
び弾性部材9が同一の中心軸Z−Z上に位置することと
なる。また、プッシュプレート7は上部ケース1にがた
なく4方向にプッシュ操作可能に取り付けられ、かつレ
バー8は下部ケース3にがたなく4方向に傾動可能に取
り付けられることとなり、かつピン90はプッシュプレ
ート7とレバー8とにがたなく中心軸Z−Z方向に進退
可能に取り付けられることとなる。この弾性部材9は、
常時ピン90の半球凸部91をレバー8の係合部82に
係合させ、プッシュプレート7のプッシュ操作でレバー
8が連動傾動して弾性部材9の弾性力に抗してピン90
の半球凸部91とレバー8の係合部82との係合状態が
解除されることにより、プッシュプレート7のプッシュ
操作に節度感を付与するものである。
である。この弾性部材9は、例えばコイルスプリングか
らなる。この弾性部材9は、上述のプッシュプレート7
の凹部75の底面と上述のピン90の凹部92の底面と
の間に、圧縮状態で介装されている。この結果、プッシ
ュプレート7の円筒部71及びレバー8及びピン90及
び弾性部材9が同一の中心軸Z−Z上に位置することと
なる。また、プッシュプレート7は上部ケース1にがた
なく4方向にプッシュ操作可能に取り付けられ、かつレ
バー8は下部ケース3にがたなく4方向に傾動可能に取
り付けられることとなり、かつピン90はプッシュプレ
ート7とレバー8とにがたなく中心軸Z−Z方向に進退
可能に取り付けられることとなる。この弾性部材9は、
常時ピン90の半球凸部91をレバー8の係合部82に
係合させ、プッシュプレート7のプッシュ操作でレバー
8が連動傾動して弾性部材9の弾性力に抗してピン90
の半球凸部91とレバー8の係合部82との係合状態が
解除されることにより、プッシュプレート7のプッシュ
操作に節度感を付与するものである。
【0021】そして、レバー8が下部ケース3に支持さ
れた箇所(支持軸30の半球形上端の中心及び支持凹部
80の半球形底部の中心であって、以下支持箇所と称す
る)Cからピン90の半球凸部91とレバー8の係合部
82とが相互に係合する箇所(以下係合箇所と称する)
Dまでの距離T1は、上述の支持箇所Cからレバー8が
プッシュプレート7に連結された箇所(スリット72と
突起81とが緩く嵌合する部分であって、以下連結箇所
と称する)Eまでの距離T2よりも大である。この結
果、レバー8の係合部82の傾動移動量は、上述の距離
T2に対する距離T1の比で大きくなり、プッシュプレ
ート7のプッシュ操作ストロークをより大きなレバー8
の係合部82の傾動移動量に変換できる。
れた箇所(支持軸30の半球形上端の中心及び支持凹部
80の半球形底部の中心であって、以下支持箇所と称す
る)Cからピン90の半球凸部91とレバー8の係合部
82とが相互に係合する箇所(以下係合箇所と称する)
Dまでの距離T1は、上述の支持箇所Cからレバー8が
プッシュプレート7に連結された箇所(スリット72と
突起81とが緩く嵌合する部分であって、以下連結箇所
と称する)Eまでの距離T2よりも大である。この結
果、レバー8の係合部82の傾動移動量は、上述の距離
T2に対する距離T1の比で大きくなり、プッシュプレ
ート7のプッシュ操作ストロークをより大きなレバー8
の係合部82の傾動移動量に変換できる。
【0022】この実施の形態における本発明のスイッチ
装置は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動に
ついて説明する。まず、ノーマル状態(中立状態)は、
図2に示す状態にある。このノーマル状態において、図
6に示すように、プッシュプレート7の4方向のうちの
ある1箇所を矢印F方向にプッシュ操作する。すると、
そのプッシュプレート7のプッシュ操作した箇所と反対
側の鍔部70と上部ケース1の壁12との係合箇所Gを
支線として、プッシュプレート7がプッシュ操作方向F
と同方向(反時計方向)に傾動し始める。このプッシュ
プレート7の傾動に伴って、プッシュプレート7とレバ
ー8との連結箇所Eがプッシュ操作方向Fと同方向の矢
印H方向に移動する。すると、レバー8の係合部82が
支持箇所Cを支点としてプッシュ操作方向Fと逆方向
(時計方向)に矢印I方向に連動傾動し始め、かつピン
90が弾性部材9の弾性力に抗して矢印J方向に移動し
始める。一方、プッシュプレート7のプッシュ操作した
箇所と対応するアクチュエータ6が押されて下降し、そ
れに伴ってラバーコンタクト5のうちプッシュプレート
7のプッシュ操作した箇所と対応する可撓部52が撓
む。
装置は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動に
ついて説明する。まず、ノーマル状態(中立状態)は、
図2に示す状態にある。このノーマル状態において、図
6に示すように、プッシュプレート7の4方向のうちの
ある1箇所を矢印F方向にプッシュ操作する。すると、
そのプッシュプレート7のプッシュ操作した箇所と反対
側の鍔部70と上部ケース1の壁12との係合箇所Gを
支線として、プッシュプレート7がプッシュ操作方向F
と同方向(反時計方向)に傾動し始める。このプッシュ
プレート7の傾動に伴って、プッシュプレート7とレバ
ー8との連結箇所Eがプッシュ操作方向Fと同方向の矢
印H方向に移動する。すると、レバー8の係合部82が
支持箇所Cを支点としてプッシュ操作方向Fと逆方向
(時計方向)に矢印I方向に連動傾動し始め、かつピン
90が弾性部材9の弾性力に抗して矢印J方向に移動し
始める。一方、プッシュプレート7のプッシュ操作した
箇所と対応するアクチュエータ6が押されて下降し、そ
れに伴ってラバーコンタクト5のうちプッシュプレート
7のプッシュ操作した箇所と対応する可撓部52が撓
む。
【0023】そして、プッシュプレート7が係合箇所G
を支線としてさらにプッシュ操作方向Fに傾動すると、
図7に示すように、ラバーコンタクト5の可撓部52が
完全に撓んで電気回路基板4側の固定接点40とラバー
コンタクト5側の可動接点50とが電気的に接続して所
定の回路が構成される。一方、レバー8が支持箇所Cを
支点としてプッシュ操作方向Fと逆方向Iに大きく連動
傾動する。これに伴って、ピン90が弾性部材9の弾性
力に抗して矢印J方向に移動して、ピン90の半球凸部
91とレバー8の係合部82との係合状態が解除され
る。このピン90の半球凸部91とレバー8の係合部8
2との係合状態が解除されることにより、プッシュプレ
ート7のプッシュ操作に節度感が付与されることとな
る。
を支線としてさらにプッシュ操作方向Fに傾動すると、
図7に示すように、ラバーコンタクト5の可撓部52が
完全に撓んで電気回路基板4側の固定接点40とラバー
コンタクト5側の可動接点50とが電気的に接続して所
定の回路が構成される。一方、レバー8が支持箇所Cを
支点としてプッシュ操作方向Fと逆方向Iに大きく連動
傾動する。これに伴って、ピン90が弾性部材9の弾性
力に抗して矢印J方向に移動して、ピン90の半球凸部
91とレバー8の係合部82との係合状態が解除され
る。このピン90の半球凸部91とレバー8の係合部8
2との係合状態が解除されることにより、プッシュプレ
ート7のプッシュ操作に節度感が付与されることとな
る。
【0024】このとき、レバー8と下部ケース3との支
持箇所Cからレバー8とピン90との係合箇所Dまでの
距離T1は、レバー8と下部ケース3との支持箇所Cか
らレバー8とプッシュプレート7との連結箇所Eまでの
距離T2よりも大であるから、プッシュプレート7のプ
ッシュ操作ストロークが小であっても、弾性部材9の弾
性力に抗してピン90の半球凸部91とレバー8の係合
部82との係合状態を解除させるためのレバー8の傾動
ストロークが大であり、これにより、弾性部材9を確実
に弾性変形させてプッシュプレート7のプッシュ操作に
節度感が付与されることとなる。すなわち、プッシュプ
レート7のプッシュ操作ストロークが小であってもプッ
シュ操作の節度感が充分に得られることとなる。なお、
上述の操作作動は、プッシュプレート7の4方向のうち
の他の3箇所におけるプッシュ操作でも、同様に行われ
る。
持箇所Cからレバー8とピン90との係合箇所Dまでの
距離T1は、レバー8と下部ケース3との支持箇所Cか
らレバー8とプッシュプレート7との連結箇所Eまでの
距離T2よりも大であるから、プッシュプレート7のプ
ッシュ操作ストロークが小であっても、弾性部材9の弾
性力に抗してピン90の半球凸部91とレバー8の係合
部82との係合状態を解除させるためのレバー8の傾動
ストロークが大であり、これにより、弾性部材9を確実
に弾性変形させてプッシュプレート7のプッシュ操作に
節度感が付与されることとなる。すなわち、プッシュプ
レート7のプッシュ操作ストロークが小であってもプッ
シュ操作の節度感が充分に得られることとなる。なお、
上述の操作作動は、プッシュプレート7の4方向のうち
の他の3箇所におけるプッシュ操作でも、同様に行われ
る。
【0025】特に、この実施の形態においては、節度感
付与手段としての弾性部材9が金属製のコイルスプリン
グから構成されているものであるから、下記の作用効果
をも達成することができる。すなわち、ラバーコンタク
ト5の可撓部52に節度感付与機能を持たせる必要がな
いので、低コストのラバーコンタクト5が使用できる。
また、金属製コイルスプリングに節度感付与機能を持た
せているので、ラバーコンタクト5の可撓部52の肉厚
を薄くでき、温度変化によるプッシュプレート7のプッ
シュ操作荷重の変動を小さくすることができ、低・高温
時の節度感が安定する。さらに、プッシュプレート7の
プッシュ操作荷重の調整は金属製コイルスプリング側の
み行えば良く、ラバーコンタクト5の可撓部52側の荷
重を調整する必要がないので、過剰調整が容易である。
付与手段としての弾性部材9が金属製のコイルスプリン
グから構成されているものであるから、下記の作用効果
をも達成することができる。すなわち、ラバーコンタク
ト5の可撓部52に節度感付与機能を持たせる必要がな
いので、低コストのラバーコンタクト5が使用できる。
また、金属製コイルスプリングに節度感付与機能を持た
せているので、ラバーコンタクト5の可撓部52の肉厚
を薄くでき、温度変化によるプッシュプレート7のプッ
シュ操作荷重の変動を小さくすることができ、低・高温
時の節度感が安定する。さらに、プッシュプレート7の
プッシュ操作荷重の調整は金属製コイルスプリング側の
み行えば良く、ラバーコンタクト5の可撓部52側の荷
重を調整する必要がないので、過剰調整が容易である。
【0026】図8は本発明のスイッチ装置の第1実施形
態の変形例を示す。図中、図1乃至図7と同符号は同一
のものを示す。レバー8の下端には支持軸83が設けら
れている。この支持軸83の先端(下端)は半球形形状
をなす。また、下部ケース3の上面のほぼ中央には台部
が一体に設けられており、その台部の上面には支持凹部
31が設けられている。この支持凹部31は、円錐形を
なし、その底部が半球形をなしているものである。この
レバー8の支持軸83が下部ケース3の支持凹部31に
嵌合されることにより、このレバー8が下部ケース3に
傾動可能に支持されることとなる。この変形例のもの
は、上述の第1実施形態のものと同様の作用効果を達成
することができる。
態の変形例を示す。図中、図1乃至図7と同符号は同一
のものを示す。レバー8の下端には支持軸83が設けら
れている。この支持軸83の先端(下端)は半球形形状
をなす。また、下部ケース3の上面のほぼ中央には台部
が一体に設けられており、その台部の上面には支持凹部
31が設けられている。この支持凹部31は、円錐形を
なし、その底部が半球形をなしているものである。この
レバー8の支持軸83が下部ケース3の支持凹部31に
嵌合されることにより、このレバー8が下部ケース3に
傾動可能に支持されることとなる。この変形例のもの
は、上述の第1実施形態のものと同様の作用効果を達成
することができる。
【0027】図9乃至図13は本発明のスイッチ装置の
第2実施形態を示す。図中、図1乃至図8と同符号は同
一のものを示す。この例は自動車用の電動リモートコン
トロールミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動
させるスイッチ装置として使用されている例について説
明する。
第2実施形態を示す。図中、図1乃至図8と同符号は同
一のものを示す。この例は自動車用の電動リモートコン
トロールミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動
させるスイッチ装置として使用されている例について説
明する。
【0028】下部ケース3の上面のほぼ中央には支持軸
32が設けられている。この支持軸32は正方形の角柱
形状をなす。一方、レバー8の十字形をなす下端部の端
面には支持凹部84が設けられている。この支持凹部8
4は、正方形の角錐形をなし、その底部が十字形をなし
ているものである。
32が設けられている。この支持軸32は正方形の角柱
形状をなす。一方、レバー8の十字形をなす下端部の端
面には支持凹部84が設けられている。この支持凹部8
4は、正方形の角錐形をなし、その底部が十字形をなし
ているものである。
【0029】この実施の形態における本発明のスイッチ
装置は、以上の如き構成からなるので、プッシュプレー
ト7をプッシュ操作すると、図12及び図13に示すよ
うに、ラバーコンタクト5の可撓部52が撓んで可動接
点50と固定接点40とが接続して所定の回路が構成さ
れ、一方、相互に当接する下部ケース3の支持軸32の
1辺とレバー8の支持凹部84の1辺との支持箇所Cを
支線として、レバー8が連動傾動して弾性部材9の弾性
力に抗してピン90の半球凸部91とレバー8の係合部
82との係合状態が解除され、その結果節度感が付与さ
れる。このとき、レバー8の傾動を支持する箇所Cは、
相互に当接する支持軸32の1辺と支持凹部84の1辺
との線接触であるから、レバー8の傾動が安定すること
となる。
装置は、以上の如き構成からなるので、プッシュプレー
ト7をプッシュ操作すると、図12及び図13に示すよ
うに、ラバーコンタクト5の可撓部52が撓んで可動接
点50と固定接点40とが接続して所定の回路が構成さ
れ、一方、相互に当接する下部ケース3の支持軸32の
1辺とレバー8の支持凹部84の1辺との支持箇所Cを
支線として、レバー8が連動傾動して弾性部材9の弾性
力に抗してピン90の半球凸部91とレバー8の係合部
82との係合状態が解除され、その結果節度感が付与さ
れる。このとき、レバー8の傾動を支持する箇所Cは、
相互に当接する支持軸32の1辺と支持凹部84の1辺
との線接触であるから、レバー8の傾動が安定すること
となる。
【0030】図14は本発明のスイッチ装置の第2実施
形態の変形例を示す。図中、図1乃至図13と同符号は
同一のものを示す。レバー8の下端には正方形の角柱形
状をなす支持軸85が設けられている。この支持軸85
の先端(下端)は正方形形状をなす。また、下部ケース
3の上面のほぼ中央には十字形をなす支持板部が一体に
設けられており、その支持板部の上面には支持凹部33
が設けられている。この支持凹部33は、正方形の角錐
形をなし、その底部が十字形をなしているものである。
この変形例のものは、上述の第2実施形態のものと同様
の作用効果を達成することができる。
形態の変形例を示す。図中、図1乃至図13と同符号は
同一のものを示す。レバー8の下端には正方形の角柱形
状をなす支持軸85が設けられている。この支持軸85
の先端(下端)は正方形形状をなす。また、下部ケース
3の上面のほぼ中央には十字形をなす支持板部が一体に
設けられており、その支持板部の上面には支持凹部33
が設けられている。この支持凹部33は、正方形の角錐
形をなし、その底部が十字形をなしているものである。
この変形例のものは、上述の第2実施形態のものと同様
の作用効果を達成することができる。
【0031】なお、上述の第2実施形態及びその変形例
において、支持凹部84、33が円錐形をなし、その底
部が円形をなしているものであっても良い。この場合、
支持軸32、85の隣り合う2角が円錐形の支持凹部8
4、33に当接するので、その2点の当接箇所を結ぶ線
分を支持箇所Cの支線として、レバー8が連動傾動する
こととなるので、レバー8の傾動安定が得られることと
なる。
において、支持凹部84、33が円錐形をなし、その底
部が円形をなしているものであっても良い。この場合、
支持軸32、85の隣り合う2角が円錐形の支持凹部8
4、33に当接するので、その2点の当接箇所を結ぶ線
分を支持箇所Cの支線として、レバー8が連動傾動する
こととなるので、レバー8の傾動安定が得られることと
なる。
【0032】また、上述の第1実施形態及び第2実施形
態においては、プッシュプレート1のプッシュ操作方向
を4方向としたものであるが、本発明のスイッチ装置
は、2方向のスイッチ装置、若しくはその他の多方向の
スイッチ装置にも適用できる。
態においては、プッシュプレート1のプッシュ操作方向
を4方向としたものであるが、本発明のスイッチ装置
は、2方向のスイッチ装置、若しくはその他の多方向の
スイッチ装置にも適用できる。
【0033】さらに、上述の第1実施形態及び第2実施
形態においては、レバー8がプッシュプレート7のプッ
シュ操作方向Fと逆方向Iに連動傾動するものである
が、レバー8がプッシュプレート7のプッシュ操作方向
Fと同方向に連動傾動するものであっても良い。この場
合、レバー8がプッシュプレート7側のケースに、プッ
シュプレート7のプッシュ操作方向Fと同方向に連動傾
動するように支持されており、またピン90がプッシュ
プレート7と反対側のケースに進退可能に支持され、か
つレバー8に係合されており、さらに弾性部材9がピン
90とプッシュプレート7と反対側のケースとの間に介
装されていることとなる。
形態においては、レバー8がプッシュプレート7のプッ
シュ操作方向Fと逆方向Iに連動傾動するものである
が、レバー8がプッシュプレート7のプッシュ操作方向
Fと同方向に連動傾動するものであっても良い。この場
合、レバー8がプッシュプレート7側のケースに、プッ
シュプレート7のプッシュ操作方向Fと同方向に連動傾
動するように支持されており、またピン90がプッシュ
プレート7と反対側のケースに進退可能に支持され、か
つレバー8に係合されており、さらに弾性部材9がピン
90とプッシュプレート7と反対側のケースとの間に介
装されていることとなる。
【0034】なお、上述の実施形態において、本発明の
スイッチ装置は、自動車用の電動リモートコントロール
ミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるス
イッチとして使用されているが、本発明のスイッチ装置
は、その他のスイッチにも使用しても良い。
スイッチ装置は、自動車用の電動リモートコントロール
ミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるス
イッチとして使用されているが、本発明のスイッチ装置
は、その他のスイッチにも使用しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のスイ
ッチ装置は、レバーがケースに支持された箇所からレバ
ーとピンとが相互に係合する箇所までの距離が、レバー
がケースに支持された箇所からレバーがプッシュプレー
トに連結された箇所までの距離よりも大であるから、プ
ッシュプレートのプッシュ操作ストロークが小であって
も、弾性部材の弾性力に抗してピンとレバーとの係合状
態を解除させるためのレバーの傾動ストロークが大であ
り、これにより、弾性部材を確実に弾性変形させてプッ
シュプレートのプッシュ操作に節度感が付与されること
となる。すなわち、プッシュプレートのプッシュ操作ス
トロークが小であってもプッシュ操作の節度感が充分に
得られることとなる。
ッチ装置は、レバーがケースに支持された箇所からレバ
ーとピンとが相互に係合する箇所までの距離が、レバー
がケースに支持された箇所からレバーがプッシュプレー
トに連結された箇所までの距離よりも大であるから、プ
ッシュプレートのプッシュ操作ストロークが小であって
も、弾性部材の弾性力に抗してピンとレバーとの係合状
態を解除させるためのレバーの傾動ストロークが大であ
り、これにより、弾性部材を確実に弾性変形させてプッ
シュプレートのプッシュ操作に節度感が付与されること
となる。すなわち、プッシュプレートのプッシュ操作ス
トロークが小であってもプッシュ操作の節度感が充分に
得られることとなる。
【図1】本発明のスイッチ装置の第1実施形態を示した
平面図である。
平面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】上部ケース、プッシュプレート、インナーケー
スの分解斜視図である。
スの分解斜視図である。
【図5】アクチュエータ、ラバーコンタクト、電気回路
基板、弾性部材、ピン、レバー、下部ケースの分解斜視
図である。
基板、弾性部材、ピン、レバー、下部ケースの分解斜視
図である。
【図6】プッシュプレートのプッシュ操作開始時におけ
る一部断面図である。
る一部断面図である。
【図7】プッシュプレートのプッシュ操作完了時におけ
る一部断面図である。
る一部断面図である。
【図8】本発明のスイッチ装置の第1実施形態の変形例
を示した一部断面図である。
を示した一部断面図である。
【図9】本発明のスイッチ装置の第2実施形態を示した
レバー及び下部ケースの分解斜視図である。
レバー及び下部ケースの分解斜視図である。
【図10】図1におけるII−II線断面図に対応する
断面図である。
断面図である。
【図11】要部の拡大断面図である。
【図12】プッシュプレートのプッシュ操作開始時にお
ける一部断面図である。
ける一部断面図である。
【図13】プッシュプレートのプッシュ操作完了時にお
ける一部断面図である。
ける一部断面図である。
【図14】本発明のスイッチ装置の第2実施形態の変形
例を示した一部断面図である。
例を示した一部断面図である。
1…上部ケース、10…開口部、11下面、12…壁、
2…インナーケース、20…大円筒部、21…下面、2
2…小円筒部、3…下部ケース、30、32…支持軸、
31、33…支持凹部、4…電気回路基板、40…固定
接点、41…円形透孔、5…ラバーコンタクト、50…
可動接点、51…円形透孔、52…可撓部、6…アクチ
ュエータ、7…プッシュプレート、70…鍔部、71…
円筒部、72…スリット、73…凸部、74…凸部、7
5…凹部、8…レバー、80、84…支持凹部、81…
突起、82…係合部、83、85…支持軸、9…弾性部
材、90…ピン、91…半球凸部、92…凹部、C…支
持箇所、D…係合箇所、E…連結箇所、F…プッシュ操
作方向、G…係合箇所、H…移動方向、I…傾動方向、
Z−Z…中心軸、T1…支持箇所から弾性変形箇所まで
の距離、T2…支持箇所から連結箇所までの距離。
2…インナーケース、20…大円筒部、21…下面、2
2…小円筒部、3…下部ケース、30、32…支持軸、
31、33…支持凹部、4…電気回路基板、40…固定
接点、41…円形透孔、5…ラバーコンタクト、50…
可動接点、51…円形透孔、52…可撓部、6…アクチ
ュエータ、7…プッシュプレート、70…鍔部、71…
円筒部、72…スリット、73…凸部、74…凸部、7
5…凹部、8…レバー、80、84…支持凹部、81…
突起、82…係合部、83、85…支持軸、9…弾性部
材、90…ピン、91…半球凸部、92…凹部、C…支
持箇所、D…係合箇所、E…連結箇所、F…プッシュ操
作方向、G…係合箇所、H…移動方向、I…傾動方向、
Z−Z…中心軸、T1…支持箇所から弾性変形箇所まで
の距離、T2…支持箇所から連結箇所までの距離。
Claims (4)
- 【請求項1】 開口部が開設された中空状のケースと、 前記ケース内に配置された固定接点及び可動接点と、 前記ケースの開口部に複数方向にプッシュ操作可能に取
り付けられたプッシュプレートと、 を備え、 前記プッシュプレートをプッシュ操作することにより、
前記可動接点が前記固定接点に接続して所定の回路が構
成されるスイッチ装置において、 前記ケースに傾動可能に支持され、かつ前記プッシュプ
レートのプッシュ操作と連動傾動するように前記プッシ
ュプレートに連結されたレバーと、 前記プッシュプレート若しくは前記ケースに進退可能に
支持され、かつ前記レバーと係合状態にあるピンと、 前記ピンと前記プッシュプレート若しくは前記ケースと
の間に介装され、常時前記ピンを前記レバーに係合さ
せ、前記プッシュプレートのプッシュ操作で前記レバー
が連動傾動して弾性力に抗して前記レバーと前記ピンと
の係合状態が解除されることにより前記プッシュプレー
トのプッシュ操作に節度感を付与する節度感付与用の弾
性部材と、 を有し、 前記レバーが前記ケースに支持された箇所から前記レバ
ーと前記ピンとが相互に係合された箇所までの距離は、
前記レバーが前記ケースに支持された箇所から前記レバ
ーが前記プッシュプレートに連結された箇所までの距離
よりも大である、ことを特徴とするスイッチ装置。 - 【請求項2】 前記レバーは、前記プッシュプレートと
反対側の前記ケースに、前記プッシュプレートのプッシ
ュ操作方向と逆方向に連動傾動するように支持されてお
り、 前記ピンは、前記プッシュプレートに進退可能に支持さ
れており、 前記弾性部材は、前記ピンと前記プッシュプレートとの
間に介装されている、ことを特徴とする請求項1に記載
のスイッチ装置。 - 【請求項3】 前記レバーは、前記プッシュプレート側
の前記ケースに、前記プッシュプレートのプッシュ操作
方向と同方向に連動傾動するように支持されており、 前記ピンは、前記プッシュプレートと反対側の前記ケー
スに進退可能に支持されており、かつ前記レバーに係合
されており、 前記弾性部材は、前記ピンと前記プッシュプレートと反
対側の前記ケースとの間に介装されている、ことを特徴
とする請求項1に記載のスイッチ装置。 - 【請求項4】 前記固定接点は、前記ケース内に固定さ
れた電気回路基板上に配置されており、 前記可動接点は、前記固定接点と対向して前記ケース内
に固定されたラバーコンタクトに配置されており、 前記可動接点側の前記ラバーコンタクトと前記プッシュ
プレートとの間には、前記プッシュプレートのプッシュ
操作を前記可動接点に伝達するアクチュエータが介装さ
れている、ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記
載のスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034898A JPH11288645A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034898A JPH11288645A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288645A true JPH11288645A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13996037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034898A Pending JPH11288645A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288645A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1801834A1 (de) * | 2005-12-23 | 2007-06-27 | Delphi Technologies, Inc. | Multifunktionsschalter, insbesondere für Rückspiegel |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP9034898A patent/JPH11288645A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1801834A1 (de) * | 2005-12-23 | 2007-06-27 | Delphi Technologies, Inc. | Multifunktionsschalter, insbesondere für Rückspiegel |
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