JPH11288587A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH11288587A
JPH11288587A JP10088992A JP8899298A JPH11288587A JP H11288587 A JPH11288587 A JP H11288587A JP 10088992 A JP10088992 A JP 10088992A JP 8899298 A JP8899298 A JP 8899298A JP H11288587 A JPH11288587 A JP H11288587A
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JP
Japan
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mat
word line
control signal
timing
memory
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Application number
JP10088992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kawase
靖 川瀬
Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Hiroki Fujisawa
宏樹 藤澤
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のワード線のリセットタイミングを最適
化して負電圧レベルの変動を低減させ、メモリセルの情
報保持特性を大幅に向上させる。 【解決手段】 非選択負ワード線方式のメモリには、ワ
ード線のリセットタイミングを制御するマット選択制御
部14が設けられている。ワード線のリセットは、通常
動作の場合、動作モード制御信号RCTLがHiとなり
タイミング制御信号MTの立ち下がりで決まる。複数ワ
ード線選択モードでは、動作モード制御信号RCTLが
Loとなり、タイミング制御信号MTの立ち下がり遅延
時間が加えられたマット制御信号MAC1〜MAC3が
生成され、遅延時間△t〜3△tのタイミングでワード
線がリセットされる。たとえば、ワード線W01は遅延
なし、ワード線W21は2△tの遅延時間によって立ち
下がり、リセット時の電荷放電による負電圧VNNの電位
上昇を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、非選択負ワード線方式のDRAM(D
ynamic Ramdom Access Memo
ry)におけるワード線のリセットタイミングの最適化
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、た
とえば、大容量のDRAMなどの半導体集積回路装置で
は、メモリセルのサブスレッショルドリークを低減し、
リフレッシュ特性を向上させるために、非選択のワード
線のレベルを負電圧VNNにする、いわゆる、非選択負ワ
ード線方式が知られている。
【0003】なお、この種の半導体集積回路装置につい
て詳しく述べてある例としては、特開平2−5290号
公報があり、この文献には、半導体メモリにおける非選
択負ワード線方式の構成が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な非選択負ワード線方式の半導体集積回路装置では、次
のような問題点があることが本発明者により見い出され
た。
【0005】近年のメモリの大容量化ならびに半導体チ
ップの小型化に伴い、電源配線などの配線抵抗も大きく
なる傾向にある。たとえば、複数のワード線を同時に選
択した場合、選択ワード線のプルダウン(以下、リセッ
トという)時に、電源配線における配線抵抗の電荷放電
のために非選択負ワード線のLoレベルが十分に下がら
ず、非選択負ワード線のメモリセルの情報保持特性を劣
化させてしまう恐れがある。
【0006】本発明の目的は、複数のワード線が選択さ
れた場合のリセットタイミングを最適化して負電圧レベ
ルの変動を低減させることにより、メモリセルの情報保
持特性を大幅に向上することのできる半導体集積回路装
置を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、ワード線振幅の低電圧レベルを基準電圧よりも低い
負電圧にする非選択負ワード線方式において、メモリア
レイを仮想的に区切って構成されたメモリマットにおけ
るワード線のリセットタイミングの制御を行い、複数の
ワード線が選択された場合にワード線のリセットタイミ
ングを遅延させるマット制御手段を設けたものである。
【0010】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記マット制御手段が、マット制御信号とメモリマットの
選択を行うマットセレクト信号とに基づいてメモリマッ
トの選択を行うマット選択回路と、セルフリフレッシュ
などのリフレッシュ動作、全メモリマットプリチャージ
動作のいずれかの動作モードの制御を行う動作モード制
御信号とワード線の動作タイミングを制御するタイミン
グ制御信号に基づいて、選択された複数のワード線のリ
セットを所定の時間だけそれぞれ遅延させ、該マット選
択回路に出力するマット制御信号を生成するマット制御
回路とよりなるものである。
【0011】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記マット制御回路が、遅延されていないマット制御信
号を生成する第1の信号生成部と、複数のメモリマット
におけるワード線のリセットタイミングを遅延するマッ
ト制御信号を生成する第2の信号生成部と、動作モード
制御信号に基づいて、第1の信号生成部または第2の信
号生成部によって生成されたマット制御信号を選択的に
出力するスイッチング出力部とよりなるものである。
【0012】以上のことにより、複数のワード線をリセ
ットする場合に、それぞれのワード線のリセットタイミ
ングをずらすことができるので、半導体集積回路装置の
信頼性ならびに性能を大幅に向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態によるメモ
リのブロック図、図2は、本発明の一実施の形態による
メモリに設けられたマット選択制御部の説明図、図3
は、本発明の一実施の形態によるメモリに設けられたマ
ット制御回路の回路図、図4は、本発明の一実施の形態
によるメモリに設けられたマット制御回路の他の例の回
路図、図5は、マット制御回路に設けられたディレイ回
路の回路図、図6は、マット選択制御部ならびにワード
線における各部信号のタイミングチャート、図7は、通
常動作モードのマット選択制御部における各部信号のタ
イミングチャート、図8は、複数ワード線の選択モード
のマット選択制御部における各部信号のタイミングチャ
ートである。
【0015】本実施の形態において、DRAMであるメ
モリ(半導体集積回路装置)1は、非選択のワード線を
負電圧VNNまで振幅させる非選択負ワード線方式となっ
ている。
【0016】メモリ1には、記憶の最小単位であるメモ
リセルが規則正しくアレイ状に並べられてメモリアレイ
2が設けられている。このメモリアレイ2は、該メモリ
アレイ2が仮想的に区切られたメモリマットMA0〜M
A3から構成されている。
【0017】また、メモリアレイ2には、センスアンプ
3が接続されており、このセンスアンプ3は、メモリア
レイ2のセル読み出し信号を増幅する。センスアンプ3
には、カラムドライバ4が接続され、該カラムドライバ
4の後段には、カラムデコーダ5が接続されている。
【0018】カラムデコーダ5は、列方向におけるビッ
ト線の選択を行い、カラムドライバ4は、該カラムデコ
ーダ5からの出力を受けてビット線に選択パルス電圧を
与える。
【0019】さらに、カラムデコーダ5には、カラムア
ドレスバッファ6が接続されており、このカラムアドレ
スバッファ6は、列方向のアドレス信号が入力され、そ
れぞれの内部アドレス信号を発生させて出力を行う。
【0020】また、メモリアレイ2には、ワード線に選
択パルス電圧を与えるロードライバ7が接続され、その
前段には、メモリアレイ2の内、ロー(行)方向のワー
ド線を選択し、該ロードライバにその選択信号を出力す
るローデコーダ8が接続されている。
【0021】ローデコーダ8には、ローアドレスバッフ
ァ9が接続されており、該ローアドレスバッファ9に
は、ロー方向のアドレス信号がメモリ1外部から入力さ
れており、それぞれの内部アドレス信号を発生させてロ
ーデコーダ4に出力を行っている。
【0022】また、センスアンプ3には、入出力制御回
路10が接続されている。この入出力制御回路10は、
データ入力バッファ11とデータ出力バッファ12とも
接続されている。データ入力バッファ11は、メモリ1
外部から入力されたデータを所定のタイミングにより取
り込み、データ出力バッファ12は、メモリ1外部に出
力されるデータを所定のタイミングによって出力する。
【0023】入出力制御回路10は、データ入力バッフ
ァ11およびデータ出力バッファ12により入出力され
るデータの制御を行う。この入出力制御回路10を介し
てセンスアンプ3とデータ入力バッファ11ならびにデ
ータ出力バッファ12とのデータのやり取りが行われ
る。
【0024】また、カラムアドレスバッファ6、ローア
ドレスバッファ9には、制御回路13が接続されてい
る。この制御回路13には、ローアドレスストローブR
AS、クロックCLK、カラムアドレスストローブCA
S、チップセレクトCSなどの信号が入力されており、
それらの信号に基づいてカラムアドレスバッファ6なら
びにローアドレスバッファ9に所定のコマンドを出力す
る。
【0025】さらに、ローアドレスバッファ9は、制御
回路13のコマンドに基づいてローデコーダ8に、マッ
トセレクト信号MSi(i=0〜3)、動作モード制御
信号RCTLおよびタイミング制御信号MTを出力す
る。
【0026】マットセレクト信号MSiはメモリマット
MA0〜MA3を選択する信号、動作モード制御信号R
CTLは通常動作、セルフリフレッシュなどのリフレッ
シュ動作、全メモリマットプリチャージ動作の時に、H
iレベルまたはLoレベルとなる。また、タイミング制
御信号MTは、ワード線の動作タイミングを制御する信
号である。
【0027】次に、ローデコーダ8に設けられたマット
選択制御部(マット制御手段)14の構成について、図
2を用いて説明する。ここで、図2は、簡単化のために
ロードライバ7において、ワードドライバならびに昇圧
電圧VCHと負電源VNNとからなる電源のみの記載とし
た。
【0028】マット選択制御部14は、ワード線のリセ
ットタイミングを制御する回路であり、それぞれのメモ
リマットMA0〜MA3毎に設けられたマット制御回路
MC0〜MC3と論理積回路であるAND回路(マット
選択回路)AN0〜AN3とにより構成されている。
【0029】また、マット選択制御部14の出力信号
は、後段のロードライバ7に入力されており、該ロード
ライバ7には、昇圧電圧VCHならびに負電圧VNNが供給
されており、それぞれのメモリマットMA0〜MA3に
おけるワード線W00〜W0n,W10〜W1n,W2
0〜W2n,W30〜W3nを昇圧電圧VCH〜負電圧V
NNに振幅させる。
【0030】このマット制御回路MC0〜MC3は、ロ
ーアドレスバッファ9から出力される前述した動作モー
ド制御信号RCTLおよびタイミング制御信号MTが入
力され、これらの信号に基づいてマット制御回路MC0
〜MC3がワード線の動作タイミングの制御を行う。
【0031】また、AND回路AN0〜AN3の一方の
入力部には、マットセレクト信号MSiが入力され、他
方の入力部には、前段に接続されているマット制御回路
MC0〜MC3からのマット制御信号MAC0〜MAC
3が入力されるように接続され、これらAND回路AN
0〜AN3の出力によりメモリマットMA0〜MA3が
選択的に動作することになる。
【0032】マット制御回路MC1〜MC3は、複数ワ
ード線選択モード(セルフリフレッシュなどのリフレッ
シュ動作、全メモリマットプリチャージ動作のいずれか
の動作モード)の時にワード線のリセット動作を遅延さ
せるディレイ回路DKが設けられている。マット制御回
路MC0は、ディレイ回路DKが設けられていない。
【0033】マット制御回路MC1〜MC3の回路構成
について図3を用いて説明する。
【0034】マット制御回路MC1〜MC3は、否定論
理積回路であるNAND回路N1、否定論理和回路であ
るNOR回路NR1、ディレイ回路DK、インバータI
v1〜Iv5、PチャネルMOSであるトランジスタT
1,T2ならびにNチャネルMOSであるトランジスタ
T3,T4により構成されている。
【0035】そして、NAND回路N1およびインバー
タIv1によって第1の信号生成部SE1が構成され、
NOR回路NR1、ディレイ回路DK、インバータIv
2〜Iv4により第2の信号生成部SE2が構成され、
トランジスタT1〜T4ならびにインバータIv5によ
ってスイッチング出力部SWが構成されている。
【0036】NAND回路N1の一方の入力部、インバ
ータIv2の入力部には、タイミング制御信号MTが入
力されるように電気的な接続が行われている。NAND
回路N1の他方の入力部、NOR回路NR1の一方の入
力部、インバータIv5の入力部、トランジスタT2,
T3のゲートには、動作モード制御信号RCTLが入力
されているように電気的な接続が行われている。
【0037】NAND回路N1の出力部は、インバータ
Iv1の入力部と電気的に接続されており、インバータ
Iv1の出力部は、トランジスタT1,T3の一方の接
続部と電気的に接続されている。
【0038】インバータIv2の出力部は、NOR回路
NR1の他方の入力部と電気的に接続されており、この
NOR回路NR1の出力部は、インバータIv3の入力
部と電気的に接続が行われている。
【0039】また、インバータIv3の出力部は、ディ
レイ回路DKの入力部と電気的に接続され、該ディレイ
回路DKの出力部は、インバータIv4の入力部と電気
的に接続されている。
【0040】インバータIv4の出力部は、トランジス
タT2,T4の一方の接続部と電気的に接続されてお
り、トランジスタT1〜T4の他方の接続部が、マット
制御信号MACi(i=1〜3)の出力部となってい
る。インバータIv5の出力部は、トランジスタT1,
T4のゲートと電気的に接続されている。
【0041】また、マット制御回路MC1におけるディ
レイ回路DKの遅延時間は△t、マット制御回路MC2
の遅延時間は2△t、マット制御回路MC3の遅延時間
は3△tとなっている。
【0042】さらに、ディレイ回路DKが設けられてい
ないマット制御回路MC0の回路構成を図4に示す。
【0043】マット制御回路MC0は、図4に示すよう
に、否定論理積回路であるNAND回路N1ならびにイ
ンバータIv1により構成されている。
【0044】NAND回路N1の一方の入力部には、動
作モード制御信号RCTLが入力されているように電気
的な接続が行われ、他方の入力部には、タイミング制御
信号MTが入力されるように電気的な接続が行われてい
る。
【0045】また、NAND回路N1の出力部は、イン
バータIv1の入力部と電気的に接続されており、イン
バータIv1の出力部が、マット制御信号MAC0の出
力部となっている。
【0046】次に、ディレイ回路DKは、たとえば、図
5に示すように、PチャネルMOSのトランジスタT5
〜T8、NチャネルMOSのトランジスタT9〜T1
2、コンデンサC1,C2、抵抗R1,R2ならびにイ
ンバータIv6により構成されており、抵抗とコンデン
サの静電容量を用いてノードOの入力信号に対して、ノ
ードODから信号の立ち上がりのみn△tだけ遅延する
遅延信号を得るための回路となっている。
【0047】よって、ディレイ回路DKにおける遅延時
間n△tは、抵抗、静電容量の値を任意に変更すること
によって所望の遅延時間となるように設定するればよ
い。
【0048】次に、非選択負ワード線方式におけるメモ
リ1の動作タイミングを、図1、図2ならびに図6のタ
イミングチャートを用いて説明する。
【0049】なお、図6においては、セルフリフレッシ
ュ動作を仮定しており、メモリマットMA0とメモリマ
ットMA2とが同時に選択され、それらのメモリマット
MA0、MA2におけるワード線W01,W21が各々
1本づつ選択された場合である。
【0050】図6は、上方から下方にかけて、動作モー
ド制御信号RCTL、マットセレクト信号MSi、タイ
ミング制御信号MT、マット制御信号MAC0,MAC
2、ワード線W01、ワード線W21、ワード線W0
1,W21のリセット時における負電圧VNN01,VNN
21の電位上昇、非選択ワード線W11における負電圧
NN11の電位上昇における信号のタイミングを示して
いる。
【0051】ワード線のセット(立ち上がり)とリセッ
ト(立ち下がり)は、タイミング制御信号MTと動作モ
ード制御信号RCTLとによって決まる。ワード線のセ
ットは、動作モード制御信号RCTLのHiレベル、L
oレベルにかかわらず、タイミング制御信号MTの立ち
上がりタイミングで決まる。
【0052】一方、ワード線のリセットは以下に示すよ
うにきまる。
【0053】通常動作では、動作モード制御信号RCT
LがHiレベルのままであり、この時はタイミング制御
信号MTの立ち下がりタイミングによって決まることに
なる。また、複数ワード線選択モードでは、動作モード
制御信号RCTLがLoレベルとなり、この時、タイミ
ング制御信号MTの立ち下がりタイミングに遅延時間△
t〜3△tを加えたタイミングでワード線がリセットさ
れることになる。
【0054】いま、マットセレクト信号MS0,MS2
がHiレベル、マットセレクト信号MS1,MS3がL
oレベルであるので、メモリマットMA0,MA2が選
択される。従って、選択されたワード線W01,W21
は、タイミング制御信号MTのタイミングによって立ち
上がる。
【0055】また、ワード線W01,W21のリセット
タイミングでは、動作モード制御信号RCTLがLoレ
ベルであるので、ワード線W01は遅延なし、ワード線
W21は2△tの遅延時間の後に立ち下がることにな
る。よって、ワード線リセット時の電荷放電による負電
圧VNNの電位上昇は、△V0程度に押さえることができ
る。
【0056】次に、マット選択制御部14の動作につい
て図1〜図3、図7、図8のタイミングチャートを用い
て説明する。
【0057】通常、マット選択制御部14に入力される
動作モード制御信号RCTLは、Hiレベルに固定され
ており、ワード線のセットおよびリセットのタイミング
は、どちらもタイミング制御信号MTにより決まること
になる。
【0058】しかし、複数ワード線選択モードにおい
て、図7に示すように、動作モード制御信号RCTL
は、タイミング制御信号MTより前で立ち下げておく。
そのため、ワード線のセットのタイミングは、タイミン
グ制御信号MTの立ち上がりで決まり、リセットのタイ
ミングは、タイミング制御信号MTの立ち下がりからn
△tだけ遅延したタイミングで立ち下がることになる。
これらの動作を以下に説明する。
【0059】図7は、上方から下方にかけて、動作モー
ド制御信号RCTL、タイミング制御信号MTならびに
マット制御信号MACiの信号タイミングを示してい
る。
【0060】図8は、上方から下方にかけて、動作モー
ド制御信号RCTL、タイミング制御信号MT、該タイ
ミング制御信号MTの反転信号であるタイミング制御信
号MTB、マット制御回路MCiにおけるノードO、ノ
ードOD、ノードODB、マット制御回路MCiの出力
であるマット制御信号MACiにおける信号のタイミン
グを示している。
【0061】まず、通常の動作の場合、図7に示すよう
に、動作モード制御信号RCTLはHiレベルに固定さ
れており、ノードA(図3)は、タイミング制御信号M
Tとほぼ同じタイミングによって立ち上がり、立ち下が
りが決まることになる。
【0062】また、動作モード制御信号RCTLは、H
iレベルであるので、トランジスタT1,T3によって
構成されたパスゲートは導通状態、トランジスタT2,
T4により構成されたパスゲートは非導通状態となって
おり、ノードAの信号が、マット制御信号MACiとし
て出力される。
【0063】一方、複数ワード線の選択モードの場合、
図8に示すように、動作モード制御信号RCTLは、タ
イミング制御信号MTより前でLoレベルとなってい
る。そのため、ノードO(図3)の論理は、タイミング
制御信号MTの反転信号となる。
【0064】そして、マット制御回路MC1〜MC3に
は、ノードOの入力に対して立ち上がりのみn△tだけ
遅延させるディレイ回路DKが設けられているので、こ
のディレイ回路DKの出力であるノードODは、ノード
Oに対して立ち上がりのみn△tだけ遅延した信号とな
る。
【0065】また、ディレイ回路DKの後段に接続され
ているインバータIv4の出力であるノードODBは、
タイミング制御信号MTのタイミングに対して、立ち上
がりはタイミング制御信号MTとほぼ同じタイミング、
立ち下がりはタイミング制御信号MTからn△tだけ遅
延したタイミングで立ち下がる信号となる。
【0066】タイミング制御信号MTが立ち上がる前に
動作モード制御信号RCTLは、Loレベルであるの
で、トランジスタT1,T3により構成されたパスゲー
トは非導通状態、トランジスタT2,T4によって構成
されたパスゲートは導通状態にあるので、ノードODB
の信号がそのままマット制御信号MACiとなって出力
される。
【0067】それにより、本実施の形態においては、マ
ット選択制御部14に設けられたマット制御回路MC0
〜MC3により、複数の選択ワード線のリセットタイミ
ングをずらすことができるので、負電圧VNNの特定ノー
ドに電荷放電が集中するリセットノイズを低減すること
ができる。
【0068】また、リセットノイズを低減できるのでメ
モリセルのリークが少なくなり、情報保持特性を大幅に
向上でき、かつリフレッシュ時間の短時間化を防止でき
るので、メモリ1の信頼性を大幅に向上することができ
る。
【0069】また、本実施の形態では、マット制御回路
MC1〜MC3における遅延時間をディレイ回路DKの
抵抗、静電容量の値を変更することによって設定してい
たが、図9(a)〜(c)に示すように、遅延時間△t
が設定されたディレイ回路DKを直列に接続することに
より、マット制御回路MC1〜MC3の遅延時間を調節
するようにしてもよい。
【0070】たとえば、遅延時間が△tのマット制御回
路MC1では、図9(a)に示すように、ディレイ回路
DKを1つだけ設る。また、遅延時間が2△tのマット
制御回路MC2においては、図9(b)に示すように、
遅延時間が△tのディレイ回路DKを2つ直列に接続す
ることによって遅延時間2△tの設定を行い、遅延時間
が3△tのマット制御回路MC3では、図9(c)に示
すように、遅延時間が△tのディレイ回路DKを3つ直
列に接続することによって遅延時間3△tの設定を行う
ようにしてもよい。
【0071】それにより、ディレイ回路DKにおける遅
延時間の設定を容易に行うことができる。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0073】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0074】(1)本発明によれば、マット制御手段に
より、複数のワード線をリセットする場合に、それぞれ
のワード線のリセットタイミングをずらすことができる
ので、非選択ワード線の負電圧レベルの変動を少なくす
ることができる。
【0075】(2)また、本発明では、メモリセルのリ
ークを少なくすることができるので情報保持特性を大幅
に向上でき、かつリフレッシュ時間の短時間化を防止す
ることができる。
【0076】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、半導体集積回路装置の性能なら
びに信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるメモリのブロック
図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるメモリに設けられ
たマット選択制御部の説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるメモリに設けられ
たマット制御回路の回路図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるメモリに設けられ
たマット制御回路の他の例の回路図である。
【図5】マット制御回路に設けられたディレイ回路の回
路図である。
【図6】マット選択制御部ならびにワード線における各
部信号のタイミングチャートである。
【図7】通常動作モードのマット選択制御部における各
部信号のタイミングチャートである。
【図8】複数ワード線の選択モードのマット選択制御部
における各部信号のタイミングチャートである。
【図9】(a)〜(c)は、本発明の他の実施の形態に
よるメモリに設けられたマット制御回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 メモリ(半導体集積回路装置) 2 メモリアレイ 3 センスアンプ 4 カラムドライバ 5 カラムデコーダ 6 カラムアドレスバッファ 7 ロードライバ 8 ローデコーダ 9 ローアドレスバッファ 10 入出力制御回路 11 データ入力バッファ 12 データ出力バッファ 13 制御回路 14 マット選択制御部(マット制御手段) MA0〜MA3 メモリマット MC0〜MC3 マット制御回路 AN0〜AN3 AND回路(マット選択回路) DK ディレイ回路 N1 NAND回路 NR1 NOR回路 Iv1〜Iv6 インバータ T1〜T12 トランジスタ SE1 第1の信号生成部 SE2 第2の信号生成部 SW スイッチング出力部 C1,C2 コンデンサ R1,R2 抵抗 W00〜W0n ワード線 W10〜W1n ワード線 W20〜W2n ワード線 W30〜W3n ワード線 VCH 昇圧電圧 VNN 負電源 MS0〜MS3 マットセレクト信号 RCTL 動作モード制御信号 MT タイミング制御信号 MAC0〜MAC3 マット制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 宏樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 中込 儀延 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線振幅の低電圧レベルを基準電圧
    よりも低い負電圧にする非選択負ワード線方式の半導体
    集積回路装置であって、メモリアレイを仮想的に区切っ
    て構成されたメモリマットにおける前記ワード線のリセ
    ットタイミングの制御を行い、複数の前記ワード線が選
    択された場合に前記ワード線のリセットタイミングを遅
    延させるマット制御手段を設けたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記マット制御手段が、マット制御信号と前記メ
    モリマットの選択を行うマットセレクト信号とに基づい
    て前記メモリマットの選択を行うマット選択回路と、リ
    フレッシュ動作、全メモリマットプリチャージ動作のい
    ずれかの動作モードの制御を行う動作モード制御信号と
    前記ワード線の動作タイミングを制御するタイミング制
    御信号とに基づいて、選択された複数の前記ワード線の
    リセットを所定の時間だけそれぞれ遅延させ、前記マッ
    ト選択回路に出力するマット制御信号を生成するマット
    制御回路とよりなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記マット制御回路が、遅延されていないマット
    制御信号を生成する第1の信号生成部と、前記複数のメ
    モリマットにおけるワード線のリセットタイミングを遅
    延するマット制御信号を生成する第2の信号生成部と、
    動作モード制御信号に基づいて、前記第1の信号生成部
    または前記第2の信号生成部によって生成されたマット
    制御信号を選択的に出力するスイッチング出力部とより
    なることを特徴とする半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6351431B2 (en) * 2000-05-29 2002-02-26 Nec Corporation Semiconductor memory device
US6392956B2 (en) 2000-05-25 2002-05-21 Nec Corporation Semiconductor memory that enables high speed operation

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US6392956B2 (en) 2000-05-25 2002-05-21 Nec Corporation Semiconductor memory that enables high speed operation
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