JPH11288343A - 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Info

Publication number
JPH11288343A
JPH11288343A JP8975798A JP8975798A JPH11288343A JP H11288343 A JPH11288343 A JP H11288343A JP 8975798 A JP8975798 A JP 8975798A JP 8975798 A JP8975798 A JP 8975798A JP H11288343 A JPH11288343 A JP H11288343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual space
label
information
providing
identification target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8975798A
Other languages
English (en)
Inventor
Katashi Nagao
確 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8975798A priority Critical patent/JPH11288343A/ja
Publication of JPH11288343A publication Critical patent/JPH11288343A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別対象の位置を記録する。 【解決手段】 デジタル画像受付部11は、ラベルが貼
付された識別対象が撮影されたデジタル写真の入力を受
け付け、ラベル検出部12に出力する。ラベル検出部1
2は、入力されたデジタル写真に含まれるラベルを検出
し、識別対象の画像情報とID番号を仮想空間作成部2
2に出力する。仮想空間作成部22は、VRMLを用いて仮
想空間を作成して、その中に識別対象の画像を貼り付け
る。さらに、仮想空間作成部22は、貼り付けた識別対
象とサーバをリンク付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、サーバとリンク
された仮想空間を生成する情報処理装置および方法、並
びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】類似した物体を識別して管理する方法と
して、例えば図書館においては、バーコードが利用され
ている。識別対象である各本には、固有のID番号が設
定されて登録され、ID番号を示すバーコードが貼付さ
れている。例えば、本の貸し出しが行われる場合、バー
コードのID番号がレーザ光の反射を利用したバーコー
ド読取装置によって読み取られ、情報処理装置に入力さ
れて、所定の貸し出し処理が行われる。
【0003】また、バーコードが示すID番号とともに
本のインデックス情報(書名、作者名、要約等)がデー
タベースとして一元的に管理されることにより、例え
ば、書名に任意の単語が含まれている本を特定する等の
検索が実行できる装置が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バーコード
読取装置は、例えば、バーコードを撮影した写真やコピ
ー等のように本来の大きさとは違う、拡大、または縮小
されたバーコードを認識することができない課題があっ
た。
【0005】また、バーコード読取装置は、複数のバー
コードを同時に認識することができないので、大量の識
別対象を処理する場合、効率的ではない課題があった。
【0006】例えば、本の題名の一部と本の色を記憶し
ていた本を検索する場合、本の題名の一部から検索を行
い、その検索結果として複数の書名が表示されるだけな
ので、記憶している本の色やその本が置かれていた位置
等の視覚情報を有効に利用できない課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ラベルを画像情報として読み取るととも
に、データベースにリンクされた仮想空間を生成するこ
とにより、識別対象の位置関係を記録することを可能に
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、ラベルが貼付された識別対象が含まれるデジ
タル画像からラベルの位置を検出する検出手段と、検出
手段が検出したラベルの位置に基づいて、デジタル画像
から識別対象の画像情報を抽出する抽出手段と、実在す
る空間を模した仮想空間を提供する仮想空間提供手段
と、仮想空間提供手段が提供する仮想空間の所定の位置
に、抽出手段が抽出した識別対象の画像情報を合成する
合成手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の情報処理方法は、ラベル
が貼付された識別対象が含まれるデジタル画像からラベ
ルの位置を検出する検出ステップと、検出ステップで検
出したラベルの位置に基づいて、デジタル画像から識別
対象の画像情報を抽出する抽出ステップと、実在する空
間を模した仮想空間を提供する仮想空間提供ステップ
と、仮想空間提供ステップで提供した仮想空間の所定の
位置に、抽出ステップで抽出した識別対象の画像情報を
合成する合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の提供媒体は、ラベルが貼
付された識別対象が含まれるデジタル画像からラベルの
位置を検出する検出ステップと、検出ステップで検出し
たラベルの位置に基づいて、デジタル画像から識別対象
の画像情報を抽出する抽出ステップと、実在する空間を
模した仮想空間を提供する仮想空間提供ステップと、仮
想空間提供ステップで提供する仮想空間の所定の位置
に、抽出ステップで抽出した識別対象の画像情報を合成
する合成ステップとを含む処理を情報処理装置に実行さ
せるプログラムを提供することを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の情報処理装置において
は、検出手段が、ラベルが貼付された識別対象が含まれ
るデジタル画像からラベルの位置を検出し、抽出手段
が、検出手段が検出したラベルの位置に基づいて、デジ
タル画像から識別対象の画像情報を抽出し、仮想空間提
供手段が、実在する空間を模した仮想空間を提供し、合
成手段が、仮想空間提供手段が提供する仮想空間の所定
の位置に、抽出手段が抽出した識別対象の画像情報を合
成する。
【0012】請求項4に記載の情報処理方法、および請
求項5に記載の提供媒体においては、検出ステップで、
ラベルが貼付された識別対象が含まれるデジタル画像か
らラベルの位置を検出し、抽出ステップで、検出ステッ
プで検出したラベルの位置に基づいて、デジタル画像か
ら識別対象の画像情報を抽出し、仮想空間提供ステップ
で、実在する空間を模した仮想空間を提供し、合成ステ
ップで、仮想空間提供ステップで提供する仮想空間の所
定の位置に、抽出ステップで抽出した識別対象の画像情
報を合成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0014】すなわち、請求項1に記載の情報処理装置
は、ラベルが貼付された識別対象が含まれるデジタル画
像からラベルの位置を検出する検出手段(例えば、図9
のラベル検出部12)と、検出手段が検出したラベルの
位置に基づいて、デジタル画像から識別対象の画像情報
を抽出する抽出手段(例えば、図10のラベル検出部1
2)と、実在する空間を模した仮想空間を提供する仮想
空間提供手段(例えば、図9の仮想空間作成部22)
と、仮想空間提供手段が提供する仮想空間の所定の位置
に、抽出手段が抽出した識別対象の画像情報を合成する
合成手段(例えば、図9の仮想空間作成部22)とを備
えることを特徴とする。
【0015】但し勿論この記載は、各手段を記載したも
のに限定することを意味するものではない。
【0016】本発明を適用したハイパフォトグラフ検索
システムの構成について、図1を参照して説明する。な
お、本明細書においてシステムの用語は、複数の装置、
手段などにより構成される全体的な装置を意味するもの
である。
【0017】情報処理装置1は、ラベル(詳細は図3を
参照して後述する)が貼付された識別対象(例えば、
本)のデジタル画像の入力を受け付け、その画像からラ
ベルを識別するようになされている。また、情報処理装
置1は、予め用意されているリンク情報に基づいて、画
像内の識別対象の位置に識別対象の情報が格納されてい
るサーバ6がハイパリンクされた(画像内の識別対象の
位置がクリックされると、データベース6にアクセスさ
れる)ハイパフォトグラフを生成する。さらに、情報処
理装置1は、インターネットに代表されるネットワーク
5を介して識別対象の情報が格納されているサーバ6に
アクセスし、その情報の一部を取得して検索用のインデ
ックスファイルを生成する。さらに、情報処理装置1
は、ユーザが入力した検索条件に適合する識別対象を、
インデックスファイルを参照して検索し、その結果を表
示装置2に表示させるようになされている。
【0018】図2は、情報処理装置1の機能ブロックを
示している。デジタル画像受付部11は、ラベルが貼付
された識別対象が撮影されたデジタル写真(デジタル画
像)の入力を受け付け、ラベル検出部12に出力するよ
うになされている。
【0019】図3にラベルの例を示す。ラベルの大きさ
は、長辺がnx(nは2以上の任意の整数、この例の場
合、n=8)で、短辺が(2y+z)であり、xの値、
およびy:zの比率は所定値である。したがって、短辺
の長さは任意である。ラベルの基盤は白色であり、その
上にラベルの読み取り方向の開始側の短辺を示す黒色の
フラグFs、および識別対象のID番号を示すフラグF
0乃至F5の領域が一定の間隔で設けられている。な
お、フラグFのオン、オフは、フラグFの領域の色で判
定される。すなわち、フラグFの領域が黒色である場合
はオンを示し、フラグの領域が白色である場合はオフを
示している。フラグF0乃至F5は、それぞれ20乃至
5の位の数を示している。この例の場合、フラグF0
乃至F5が全てオンであるので、このラベルが示すID
番号は20+21+22+23+24+25=63である。
【0020】またラベルは、上述したようにID番号を
示すだけでなく、貼付される識別対象が撮影された写真
において、識別対象の領域を示すためにも用いられの
で、識別対象には少なくとも2個のラベルが貼付され
る。
【0021】ところで、ラベルが示すID番号と、その
ラベルが貼付される識別対象の情報が格納されているサ
ーバ6のURL(Uniform Resource Locator)との対応は、
予め作成されたリンク情報に記録されており、そのリン
ク情報は、情報処理装置1の記憶部16に記憶されてい
る。なお、ラベルが貼付される識別対象の情報が記憶部
16に記憶されている場合、リンク情報には、URLの代
わりに、その情報が記憶されているディレクトリ名とフ
ァイル名が記録されている。
【0022】ラベル検出部12は、入力されたデジタル
写真に含まれる全てのラベルを検出し、その位置とID
番号をハイパフォトグラフ作成部13に出力するように
なされている。
【0023】ハイパフォトグラフ作成部13は、入力さ
れたラベルの位置およびID番号、並びに記憶部16に
記憶されているリンク情報を用い、デジタル写真内の同
じID番号を示すラベルで囲まれた範囲に、そのラベル
に対応したサーバ6がハイパリンクされた画像(ハイパ
フォトグラフ)を生成する。このハイパフォトグラフ
は、HTML(Hyper Text Markup Language)形式で作成され
ており、例えば、ネットスケープナビゲータ(商標)の
ようなWWW(World Wide Web)ブラウザにより表示され
る。
【0024】インデックスファイル作成部14は、ハイ
パフォトグラフにリンクされたサーバ6に格納されてい
る識別対象の情報の所定の部分を通信部15を介して取
得し、その情報から検索用のインデックスファイルを作
成し、記憶部16に出力するようになされている。
【0025】通信部15は、ネットワーク5を介したサ
ーバ6との情報通信を制御する。記憶部16は、ラベル
のID番号とそのラベルが貼付される識別対象の情報が
格納されているサーバ6のURLが記録されたリンク情
報、インデックスファイル作成部14が作成した検索用
インデックスファイル、およびハイパフォトグラフを記
憶するようになされている。
【0026】検索部17は、ユーザからキーボード3を
用いて入力される検索条件(任意の単語等)を記憶部1
6に記憶されるインデックスファイルの中から検索し、
検索結果を表示制御部19に出力するようになされてい
る。操作受付部18は、ユーザによるキーボード3、お
よびマウス4への操作を受け付ける。表示制御部19
は、入力された検索結果を表示するように表示装置2を
制御する。
【0027】なお、図2には、信号の入出力を示す矢印
が示されていないが、各部から他の各部に、必要な信号
が供給されるようになされている。
【0028】次に、本を識別対象の例として、情報処理
装置1のハイパフォトグラフ作成処理について、図4の
フローチャートを参照して説明する。ステップS1にお
いて、ユーザは、各本に貼付するラベルが示すID番号
と、その本の情報(書名、作者名、要約等)が格納され
ているサーバ6のURLとの対応が記録されたリンク情報
を作成し、記憶部16に記憶させる。
【0029】ステップS2において、ユーザは、図5に
示すように、本の背表紙の上端と下端にラベルを貼付
し、デジタルスチルカメラにより、ラベルが貼付された
複数の本を1枚の写真(デジタル画像)に撮影する。
【0030】ステップS3において、ステップS2で撮
影されたデジタル画像がデジタル画像受付部11に入力
され、ラベル検出部12に供給される。ステップS4に
おいて、ラベル検出部12は、入力されたデジタル画像
からラベルを認識する。このラベル認識処理について、
図6を参照して説明する。ステップS11において、図
7に示すようにデジタル画像が2値化され、ラベルの位
置が特定される(2値化された画像の白色部分がラベル
である)。
【0031】ステップS12において、2値化された画
像内に未処理のラベルが存在するか否かが判定される。
未処理のラベルが存在すると判定された場合、ステップ
S13に進む。
【0032】ステップS13において、ステップS11
で2値化された画像の白色部分(ラベル)の重心が検出
され、それに基づいてラベルの4つの端点が検出され
る。ステップS14において、ステップS13で検出さ
れた端点の近傍から開始フラグFsが検出される。
【0033】ステップS15において、開始フラグFs
が検出された短辺から向かい合う短辺の方向にフラグF
の検出が行われる。ステップS16において、ステップ
S15のフラグ検出結果に基づいて、ラベルが表すID
番号が演算される。
【0034】再び、ステップS12に戻り、未処理のラ
ベルが存在すると判定された場合、ステップS13乃至
S16の処理が繰り返され、未処理のラベルが存在しな
いと判定された場合、ステップS17に進む。
【0035】ステップS17において、同じID番号を
示す全てのラベルの端点により囲まれた領域が本を示す
領域であると決定される。
【0036】図4に戻る。ステップS5において、ハイ
パフォトグラフ作成部13は、記憶部16に記憶されて
いるリンク情報を参照し、図6のステップS17で決定
された領域と、その領域に表示されている本の情報が格
納されているサーバ6がハイパリンクされたハイパフォ
トグラフをHTML形式で作成する。図8は、WWWブラウザ
により表示されたハイパフォトグラフを示している。
【0037】ステップS6において、インデックスファ
イル作成部14は、通信部15を制御して、ステップS
5で作成されたハイパフォトグラフにリンクされたサー
バ6から識別対象である本の情報の所定の部分を取得
し、その情報から検索用インデックスファイルを作成
し、記憶部16に記憶させる。
【0038】次に、上述したハイパフォトグラフ作成処
理が施された本の中から任意の本を検索する処理につい
て、図9のフローチャートを参照して説明する。この処
理は、ユーザから所定の指令が行われることにより開始
され、表示装置2に検索条件を入力するウィンドウが表
示される。
【0039】ステップS21において、ユーザは、キー
ボード3を操作して検索条件を入力する。この検索条件
は操作受付部18により受け付けられて検索部17に入
力される。
【0040】ステップS22において、検索部17は、
記憶部16からインデックスファイルを読み出して、検
索条件に合致する本を検索する。さらに検索部17は、
検索した本が含まれるハイパフォトグラフの情報と、そ
の本のID番号を表示制御部19に出力する。
【0041】ステップS23において、表示制御部19
は、検索された本が含まれるハイパフォトグラフを記憶
部16から読み出し、そのハイパフォトグラフの検索さ
れた本の領域が強調されて(例えば、影を付ける)表示
されるように表示装置2を制御する。表示装置2は、検
索された本が強調されたハイパフォトグラフを表示す
る。
【0042】ステップS24において、操作受付部18
は、検索されてハイパフォトグラフ上に強調表示されて
いる領域がマウス4でクリックされるまで待機する。強
調表示されている領域がクリックされたと判定された場
合、ステップS25に進む。
【0043】ステップS25において、通信部15は、
ハイパフォトグラフ上のクリックされた領域にリンクさ
れているサーバ6にアクセスし、検索された本の情報を
取得する。
【0044】ステップS26において、表示制御部19
は、ステップS25で取得した本の情報を表示装置2に
表示させる。
【0045】ただし、ステップS23乃至S26の処理
は、実際にはWWWブラウザにより実行される。
【0046】なお、デジタル画像受付部11に入力され
る情報は、紙焼きされた写真をスキャナでデジタイズし
た情報、ビデオカメラで撮影した映像の1フレーム等の
デジタル画像であればよい。したがって、例えば、図書
館において、このハイパフォトグラフ検索システムが利
用された場合、ラベルが貼付されている本が並べられた
本棚を監視カメラで撮影すれば、その映像を使って本の
存在の有無を確認することができる。
【0047】次に、本発明を適用した仮想空間検索シス
テムについて説明する。この仮想空間検索システムは、
図1に示したハイパフォトグラフ検索システムの情報処
理装置1を情報処理装置21に置き換えたものである。
【0048】例えば、美術館のように、複数の識別対象
(絵画など)が所定の基準(絵画の描かれた年代など)
に基づいて分類されて配置された空間においては、各識
別対象が離れて配置されている。したがって、上述した
図書館の例のように、複数の識別対象を1枚の写真に撮
影することは不可能であり、識別対象間の位置関係(展
示の順番)を視覚的に記録することができない。そこ
で、識別対象を個々に撮影し、それらの写真を識別対象
間の位置関係を再現した仮想空間に貼り付ければ、識別
対象間の位置関係(展示の順番)を視覚的に記録するこ
とができる。
【0049】図10は、上述した処理を実行する情報処
理装置21の機能ブロック図を示している。この情報処
理装置21は、図2の情報処理装置1からハイパフォト
グラフ作成部13を削除し、仮想空間作成部21を追加
したものである。仮想空間作成部22は、識別対象が実
際に存在している空間を模した仮想空間を、VRML(Virtu
al Reality Modeling Language)を用いて作成するとと
もに、仮想空間に設けた識別対象の配置に、識別対象を
撮影した写真を対応付けるようになされている。なお、
その他の構成については、図2に示した情報処理装置1
と同様であるので、その説明は省略する。また、図10
には、信号の入出力を示す矢印が示されていないが、各
部から他の各部に、必要な信号が供給されるようになさ
れている。
【0050】情報処理装置2の仮想空間作成処理につい
て、美術館の絵画を識別対象の例とし、図11のフロー
チャートを参照して説明する。ステップS31におい
て、ユーザは、各絵画に貼付するラベルが示すID番号
と、その絵画の情報(作品名、作者名、解説等)が格納
されているサーバ6のURLとの対応が記録されたリンク
情報を作成し、記憶部16に記憶させる。
【0051】ステップS32において、ユーザは、絵画
の範囲を示す矩形の対角する2個の頂点にラベルを貼付
し、デジタルスチルカメラにより、ラベルが貼付された
絵画を個々に撮影する。
【0052】ステップS33において、ステップS2で
撮影されたデジタル画像が(ラベルが貼付された写真が
スキャナによりデジタイズされた画像が)、デジタル画
像受付部11に入力され、ラベル検出部12に供給され
る。ステップS34において、ラベル検出部12は、入
力されたデジタル画像からラベルを認識し、そのID番
号と、デジタル画像のなかの絵画の部分の画像データを
仮想空間作成部22に出力する。なお、このラベル認識
処理の詳細は、上述した図6の処理と同様であるので、
その説明は省略する。
【0053】ステップS35において、仮想空間作成部
22は、ユーザの操作に従って、図12に示すように、
絵画が実際に展示されている美術館を模した仮想空間を
VRML形式で作成し、その仮想空間に複数の絵画表示位置
を設定する。また、仮想空間作成部22は、図13に示
すように、仮想空間の所定の絵画表示位置にラベル検出
部12から入力された絵画の画像データを貼り付けると
ともに、記憶部16に記憶されているリンク情報を参照
し、絵画の表示位置と、そこに貼り付けられた絵画の情
報が格納されているサーバ6をリンク付けする。なお、
図12と図13は、VRML形式の情報を表示できるWWWブ
ラウザを用いて、表示装置2に仮想空間を表示した例で
ある。
【0054】ステップS36において、インデックスフ
ァイル作成部14は、通信部15を制御して、ステップ
S5で作成された仮想空間にリンクされたサーバ6から
識別対象である絵画の情報の所定の部分を取得し、その
情報から検索用インデックスファイルを作成し、記憶部
16に記憶させる。この検索用インデックスファイルを
参照することにより、上述したハイパフォトグラフ検索
システムと同様に、絵画の検索を行うことができる。
【0055】この仮想空間検索システムを用いれば、ユ
ーザは、あたかも実際の美術館内を移動しているかのよ
うに、絵画の配置を知ることができる。さらに、仮想空
間内の絵画をクリックすれば、その絵画に関連する情報
を表示させることができる。
【0056】なお、仮想空間作成部22においては、実
在しない空間を作り出すことができるので、例えば、大
英博物館とルーブル美術館を組み合わせた仮想美術館を
作り出すことができる。
【0057】また、図3に示したラベルの例では、64
種類のID番号を示すことしかできないので、ID番号
が不足することが考えられる。この対策としては、ラベ
ル内のフラグ数を増加させたり、フラグに黒以外の色を
設定し、そのRGB成分を検出するようすれば、ラベルが
示す情報量を増加させることができる。
【0058】また、上記各処理を行うコンピュータプロ
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の情報処
理装置、請求項4に記載の情報処理方法、および請求項
5に記載の提供媒体によれば、実在する空間を模した仮
想空間が提供され、提供された仮想空間の所定の位置
に、抽出された識別対象の画像情報が合成されるように
したので、識別対象の位置関係を記録することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したハイパフォトグラフ検索シス
テムの構成を示す概念図である。
【図2】図1の情報処理装置1の機能ブロック図であ
る。
【図3】ラベルの例を示す図である。
【図4】図1の情報処理装置1のハイパフォトグラフ作
成処理を説明するフローチャートである。
【図5】図2のデジタル画像受付部11に入力されるラ
ベルが貼付された本を撮影したデジタル画像を表示装置
2上に表示した中間調画像の写真である。
【図6】図4のステップS4のラベル認識処理を説明す
るフローチャートである。
【図7】図5のデジタル画像を2値化した画像を表示装
置2上に表示した中間調画像の写真である。
【図8】ハイパフォトグラフをWWWブラウザを用いて表
示装置2に表示した中間調画像の写真である。
【図9】図1の情報処理装置1の検索処理を説明するフ
ローチャートである。
【図10】本発明を適用した仮想空間検索システムの情
報処理装置21の機能ブロック図である。
【図11】図10の情報処理装置21の仮想空間作成処
理を説明するフローチャートである。
【図12】仮想空間をWWWブラウザを用いて表示装置2
に表示した中間調画像の写真である。
【図13】仮想空間をWWWブラウザを用いて表示装置2
に表示した中間調画像の写真である。
【符号の説明】
1 情報処理装置, 2 表示装置, 3 キーボー
ド, 4 マウス, 5ネットワーク, 6 サーバ,
11 デジタル画像受付部, 12 ラベル検出部,
13 ハイパフォトグラフ作成部, 14 インデッ
クスファイル作成部, 15 通信部, 16 記憶
部, 17 検索部, 18 操作受付部, 19 表
示制御部, 21 情報処理装置, 22 仮想空間作
成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルが貼付された識別対象が含まれる
    デジタル画像から前記ラベルの位置を検出する検出手段
    と、 前記検出手段が検出した前記ラベルの位置に基づいて、
    前記デジタル画像から前記識別対象の画像情報を抽出す
    る抽出手段と、 実在する空間を模した仮想空間を提供する仮想空間提供
    手段と、 前記仮想空間提供手段が提供する前記仮想空間の所定の
    位置に、前記抽出手段が抽出した前記識別対象の画像情
    報を合成する合成手段とを備えることを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記合成手段は、前記仮想空間提供手段
    が提供する前記仮想空間の所定の位置に前記識別対象の
    情報が格納されているサーバをリンクすることを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記仮想空間提供手段は、VRMLを用いて
    仮想空間を提供することを特徴とする請求項2に記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 ラベルが貼付された識別対象が含まれる
    デジタル画像から前記ラベルの位置を検出する検出ステ
    ップと、 前記検出ステップで検出した前記ラベルの位置に基づい
    て、前記デジタル画像から前記識別対象の画像情報を抽
    出する抽出ステップと、 実在する空間を模した仮想空間を提供する仮想空間提供
    ステップと、 前記仮想空間提供ステップで提供する前記仮想空間の所
    定の位置に、前記抽出ステップで抽出した前記識別対象
    の画像情報を合成する合成ステップとを含むことを特徴
    とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 ラベルが貼付された識別対象が含まれる
    デジタル画像から前記ラベルの位置を検出する検出ステ
    ップと、 前記検出ステップで検出した前記ラベルの位置に基づい
    て、前記デジタル画像から前記識別対象の画像情報を抽
    出する抽出ステップと、 実在する空間を模した仮想空間を提供する仮想空間提供
    ステップと、 前記仮想空間提供ステップで提供する前記仮想空間の所
    定の位置に、前記抽出ステップで抽出した前記識別対象
    の画像情報を合成する合成ステップとを含む処理を情報
    処理装置に実行させるプログラムを提供することを特徴
    とする提供媒体。
JP8975798A 1998-04-02 1998-04-02 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 Withdrawn JPH11288343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8975798A JPH11288343A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8975798A JPH11288343A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11288343A true JPH11288343A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13979607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8975798A Withdrawn JPH11288343A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 情報処理装置および方法、並びに提供媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11288343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003187005A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Yappa Corp 博物館に於ける展示物情報提供システム
JP2009169963A (ja) * 2000-08-09 2009-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電子ファイル装置とそのシステム作成方法及び書類データの選択方法
JP2011018313A (ja) * 2009-02-24 2011-01-27 Fuji Xerox Co Ltd モデルを定義するコンピュータ実行方法、システムおよび方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169963A (ja) * 2000-08-09 2009-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電子ファイル装置とそのシステム作成方法及び書類データの選択方法
JP2003187005A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Yappa Corp 博物館に於ける展示物情報提供システム
JP2011018313A (ja) * 2009-02-24 2011-01-27 Fuji Xerox Co Ltd モデルを定義するコンピュータ実行方法、システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7552381B2 (en) Check boxes for identifying and processing stored documents
US8788529B2 (en) Information sharing between images
US7499590B2 (en) System and method for compiling images from a database and comparing the compiled images with known images
US7188307B2 (en) Access system
US6961897B1 (en) System and method for interactive electronic media extraction for web page generation
CN100444173C (zh) 组成文件的集合的方法和装置及计算机操作方法
EP1484697A2 (en) System and method for data publication through web pages
US20090123071A1 (en) Document processing apparatus, document processing method, and computer program product
US20060101007A1 (en) Information processing apparatus and method, and recording medium
GB2374225A (en) Camera for recording linked information associated with a recorded image
CN111832826A (zh) 基于增强现实的图书馆管理的方法、设备及存储介质
JP2006202081A (ja) メタデータ生成装置
JPWO2007004521A1 (ja) マーカ特定装置及びマーカ特定方法
CN111523069B (zh) 一种基于3d引擎实现电子书播放3d效果的方法及其系统
JPH11288343A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
Mintzer et al. Populating the Hermitage Museum's new web site
JP2019008684A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
JPH11272693A (ja) 情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JP2000020549A (ja) 文書データベースシステムへの入力支援装置
JP2004280514A (ja) Pdfファイル及びpdfファイル作成システム
JP2001290766A (ja) 情報登録システムおよび情報登録方法
JPH11232305A (ja) Webブラウザを利用した情報検索システム及び方法
KR20040096001A (ko) 동영상을 포함하는 전자 메일의 작성 시스템 및 방법
JP2005135118A (ja) 図面管理システム
Wilson et al. Development of a metadata application profile at the State Library of New South Wales

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607