JPH11288040A - 映像・音声一体型スクリーン及び再生装置 - Google Patents

映像・音声一体型スクリーン及び再生装置

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JPH11288040A
JPH11288040A JP10105810A JP10581098A JPH11288040A JP H11288040 A JPH11288040 A JP H11288040A JP 10105810 A JP10105810 A JP 10105810A JP 10581098 A JP10581098 A JP 10581098A JP H11288040 A JPH11288040 A JP H11288040A
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JP
Japan
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transparent
audio
screen
speaker
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JP10105810A
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English (en)
Inventor
Satoru Kadowaki
覚 門脇
Toru Matsumoto
徹 松本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察者に圧迫感を与えることなく,迫力ある
映像や音声を効果的に再生可能な,映像・音声一体型ス
クリーン及び再生装置を提供すること。 【解決手段】 拡散体が記録された透明ホログラム素子
11と透明平面スピーカ12とを,互いに積層あるいは
並列させて一体的に構成した映像・音声一体型スクリー
ン10。また,上記映像・音声一体型スクリーン10と
映像・音声供給手段17とよりなり,上記映像・音声一
体型スクリーン10に対し映像光16を照射するよう構
成された映像照射器15を有する映像・音声一体型再生
装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,映像と共に音声を再生すること
ができる映像・音声一体型スクリーン及び映像・音声一
体型再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】商品展示用のショーウィンドウ等に設置し
て,動画または静止画による広告等を映すディスプレイ
装置は従来より数多く知られている。これらの装置は,
動画または静止画表示用のスクリーン部分と,該動画ま
たは静止画と共に再生される音声用のスピーカ部分と,
動画または静止画及び音声をスクリーン部分及びスピー
カ部分に供給するための映像・音声供給手段とより構成
されている。
【0003】上記装置として,スピーカ部分に平面スピ
ーカを採用し,該平面スピーカをスクリーン部分に張り
付けた構成を有するものが知られている(特開昭63−
280293号)。また,スクリーン部分をホログラム
素子にて構成することも考えられている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のディス
プレイ装置において,臨場感や迫力ある映像や音声を得
るためにスクリーン部分やスピーカ部分を大型とした場
合,スクリーン部分やスピーカ部分が非常に目立ってし
まい,見栄えの点で問題があった。近年は,観察者の視
野を遮断することがなく,また観察者に圧迫感を与える
ことなく,迫力のある映像や音声を効果的に再生可能と
なるようなディスプレイ装置が求められている。
【0005】本発明は,かかる問題点に鑑み,観察者に
圧迫感を与えることなく,迫力ある映像や音声を効果的
に再生可能な,映像・音声一体型スクリーン及び再生装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,拡散体が記録さ
れた透明ホログラム素子と透明平面スピーカとを,互い
に積層あるいは並列させて一体的に構成したことを特徴
とする映像・音声一体型スクリーンにある。
【0007】上記透明ホログラム素子は,例えば後述の
実施形態例1の図4,図5に示すごとき露光光学系を用
いて撮影され,物体光と参照光とによる干渉縞が記録さ
れた感光部材より構成することができる。この場合の拡
散体(図4,図5における符号52)としてはすりガラ
ス等を用いることができる。
【0008】次に,上記透明平面スピーカは,発音体と
該発音体に通電するために接続された電極及びリード線
よりなる圧電スピーカから構成することができる。上記
発音体は,例えば透明圧電体と透明基板とよりなり,上
記透明圧電体としては,例えば,PLZT(鉛,ランタ
ン,ジルコニア,チタンの酸化物),チタン酸バリウ
ム,ポリビニリデンフロライド(一般に,PVF2)等
の無機物,有機物よりなる各種の結晶を使用することが
できる。また,上記透明基板としてはITO(インジウ
ム,チタンの酸化物),あるいは上記透明圧電体と同様
の材料を使用することができる。
【0009】更に,上記透明平面スピーカとしては,一
枚の透明基板に一枚の透明圧電体を積層したユニモルフ
構造のもの(図2参照),また一枚の透明基板の両面よ
りこれを挟み込むように透明圧電体を設けたバイモルフ
構造のもの(図3参照)等を用いることができる。
【0010】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明にかかる映像・音声一体型スクリーンは透明ホログ
ラム素子と透明平面スピーカとを互いに積層あるいは並
列させて一体的に構成されている。このため,本発明に
かかるスクリーンを用いることで,一見して何も無いよ
うに見える透明空間に映像と音声とを再生することがで
きる。このため,観察者に対し強い印象を与えることが
できるまったく新しいメディアとして利用することがで
きる。
【0011】更に,本発明にかかるスクリーンは透明で
あるため,スクリーンの前方,後方等の周辺空間を観察
者から遮閉することがない。このため,観察者に圧迫感
を与えることが防止され,更にスクリーンの設置に関し
てデザイン上の自由度を大きく広げることができ,これ
までにない新しい用途を得ることができる。
【0012】即ち,電話ボックスの壁面ガラス,エスカ
レータのサイドガラス等の透明部材に貼り付けて,商品
情報,イベント情報等を紹介するなどの用途に利用する
ことができる。本発明にかかるスクリーンはパネル一枚
分の空間があれば設置できるため,上記のような用途に
最適である。
【0013】また,自動車等の窓ガラス等に設け,カー
ナビからの情報等を再生することに利用することができ
る。また,列車等の各種乗物の窓ガラスに設け,各種イ
ンフォメーション,気象情報等を紹介することができ
る。また,コンビニなどの小売り店舗のフロントウィン
ド,店舗,展示場等のショーウィンドーにおけるウィン
ドガラス等に設置し,商品情報等を紹介することもでき
る。本発明にかかるスクリーンは観察者の視界を遮るこ
とが無いため,このような用途に最適である。
【0014】更に,従来のスピーカには大型化により見
栄えの悪化が生じるため,大型のものを利用し難いとい
う問題があった。本発明においては,スピーカは透明で
あり,また透明なスクリーンと一体化しているため,例
えスクリーンよりも大きな面積を有していたとしてもあ
まり目立つことがない。このため,容易に大型で大音響
のスピーカを設置することができる。更に,スピーカと
スクリーンとが一体となっているため,映像そのものか
ら音声が発せられるように観察者に感じさせることがで
きる。よって,本発明によれば臨場感かつ迫力ある映像
と音声を再生することができる。
【0015】以上のように,本発明によれば,観察者に
圧迫感を与えることなく,迫力ある映像や音声を効果的
に再生可能な,映像・音声一体型スクリーンを提供する
ことができる。
【0016】次に,請求項2の発明のように,透明ホロ
グラム素子と透明平面スピーカとは透明接着剤により互
いに張り合わせてあることが好ましい。これにより,本
発明の効果を確実に得ることができる。また,上記透明
接着剤としては,アクリル系,エポキシ系,ウレタン系
等の通常の耐熱性を有する接着剤のいずれについても使
用することができる。
【0017】また,上記透明接着剤の代わりに,以下に
記載するような透明粘着剤を使用することもできる。こ
の粘着剤としては,例えば重量平均分子量が800,0
00〜1,300,000であるものを使用することが
できる。また,例えば酸成分を吸収可能に改質されたも
のを使用することができる。また,酸成分を吸着しうる
官能基を有するものを使用することができる。また,上
記粘着剤として使用可能な物質としては,例えば,天然
ゴム,ポリイソプレン,スチレン−ブタジエンゴム,ブ
チルゴム,ポリイソブチレン,ポリアクリル酸ブチル,
ポリアクリル酸−2−エチルヘキシル,ポリアクリル
酸,シリコーンゴム,及びビニルブチルエーテルを挙げ
ることができる。
【0018】更に,透明ホログラム素子と透明平面スピ
ーカとの間に透明シリコーンオイルを配置して,該オイ
ルが漏れないように透明ホログラム素子と透明平面スピ
ーカの外周部を封止することもできる(図6参照)。こ
れにより透明ホログラム素子と透明スピーカとの間の界
面反射を防止し,ノイズ光(外光の映り込み)等による
映像見栄えの低下を防止することができる。また,透明
シリコーンオイルは振動緩衝材としても機能するため,
大音声時の振動防止効果を得ることができる。
【0019】次に,請求項3の発明のように,上記映像
・音声一体型スクリーンはくもり度が30%以下である
ことが好ましい。これにより,より透明に見えるスクリ
ーンを得ることができ,本発明にかかる効果を確実に得
ることができる。上記くもり度が30%より大きい場合
には,スクリーンが不透明となり,本発明にかかる効果
が得難くなるおそれがある。なお,上記くもり度は「プ
ラスチックの光学的特性試験方法」JIS K7105
(1981年版)のヘーズ(曇値)の規定に準じて測定
される数字である。また,この規定に従ってくもり度を
測定する際の試験片は80mm×80mmである。
【0020】次に,請求項4の発明のように,本発明に
かかるホログラム素子としては反射型あるいは透過型の
いずれも利用することができる。
【0021】また,請求項5の発明は,拡散体が記録さ
れた透明ホログラム素子と透明平面スピーカとを,互い
に積層あるいは並列させて一体的に構成した映像・音声
一体型スクリーンと映像・音声供給手段とよりなり,該
映像・音声供給手段は上記映像・音声一体型スクリーン
に対し映像光を照射するよう構成された映像照射器を有
することを特徴とする映像・音声一体型再生装置にあ
る。
【0022】これにより,前述したごとく,一見して何
も無いように見える透明空間に映像と音声とを再生する
ことができる。このため,観察者に対し強い印象を与え
ることができるまったく新しいメディアとして利用する
ことができる。
【0023】更に,本発明にかかるスクリーンは透明で
あるため,スクリーンの前方,後方等の周辺空間を観察
者から遮閉することがない。このため,再生装置の設置
(特にスクリーンの設置)に関してデザイン上の自由度
を大きく広げることができ,後述するごとくこれまでに
ない新しい用途を得ることができる。
【0024】更に,従来のスピーカには大型化により見
栄えの悪化が生じるため,大型のものを利用し難いとい
う問題があった。本発明においては,スピーカは透明で
あり,また透明なスクリーンと一体化しているため,例
えスクリーンよりも大きな面積を有していたとしてもあ
まり目立つことがない。このため,容易に大型で大音響
のスピーカを設置することができる。更に,スピーカと
スクリーンとが一体となっているため,映像そのものか
ら音声が発せられることとなる。よって,本発明によれ
ば臨場感ある映像と音声を再生することができる。
【0025】以上のように,本発明によれば,観察者に
圧迫感を与えることなく,迫力ある映像や音声を効果的
に再生可能な,映像・音声一体型再生装置を提供するこ
とができる。
【0026】上記映像照射機としては,スライド投影
器,液晶プロジェクタ等の各種投影機を使用することが
できる。また,上記映像照射機は映像供給手段との接続
は映像ケーブル等で直接接続することもできるが,各種
の通信回線を介して接続し,供給手段を映像照射機と離
れた場所に設置することもできる。なお,映像供給手段
としてはLDプレーヤー,DVDプレーヤー,ビデオデ
ッキ,パソコン等を使用することができる。
【0027】また,本発明にかかる映像・音声一体型再
生装置において,映像照射機は観察者側に設置すること
もできるし,スクリーンを挟んで観察者とは反対側に設
置することもできる。前者の場合は透明ホログラム素子
として後述する反射型の素子を使用する必要がある。後
者の場合,後述する透過型の素子を使用する必要があ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる映像・音声一体型再生装置
について図1〜図5を用いて説明する。図1に示すごと
く,拡散体が記録された透明ホログラム素子11と透明
平面スピーカ12とを,互いに積層させて一体的に構成
した映像・音声一体型スクリーン10と映像・音声供給
手段17とよりなり,該映像・音声供給手段17は上記
映像・音声一体型スクリーン10に対し映像光16を照
射するよう構成された映像照射器15を有する。
【0029】上記透明平面スピーカ12は,図2に示す
ごとく,1枚の透明基板121と1枚の透明圧電体12
2とを張り合わせて構成した発音体120と該発音体1
20に設けた電極124とよりなり,該電極124には
リード線125が接続されている。この構造はユニモル
フ構造の圧電スピーカであり,上記リード線125は図
示を略した電源に接続されている。上記透明圧電体はP
LZT(鉛,ランタン,ジルコニア,チタンの酸化物)
よりなり,上記透明基板はITO(インジウム,チタン
の酸化物)よりなる。上記電極124は銀ペーストより
なる。
【0030】また,上記透明平面スピーカ12として,
図3に示すごとき,透明基板121の両面に透明圧電体
122を接合して構成した発音体120に対し,電極1
24を介してリード線125を接続したバイモルフ構造
を有するものを使用することができる。
【0031】上記透明ホログラム素子12は透過型の素
子であり,図4に示すごとき露光光学系5を用いて,す
りガラスよりなる光拡散体52を通した拡散光を物体光
とし,非拡散光を参照光として感光部材に入射させ,こ
こにおいて干渉縞を形成させることにより作製すること
ができる。
【0032】図4に示すように,レーザー光源51から
放射されたコヒーレントな光34をミラー511で光路
変更した後,半透明鏡512により2つの光341,3
42に分割する。
【0033】そして,一方の光341をレンズ516で
発散したのち,光拡散体52を透過させ,その拡散光を
物体光36として感光部材50に照射する。また,半透
明鏡512で分割された他方の光342は,ミラー51
3,514で光路変更した後,レンズ515で発散され
て,参照光35として感光部材50に照射される。上記
参照光35と物体光36により感光部材50に干渉縞を
形成する。なお,同図において,脈動する波型の表示は
拡散光を模式的に表示したものである(図5においても
同様である)。
【0034】また,上記透明ホログラム素子12とし
て,反射型の素子を用いることもできる。反射型の素子
を用いて映像・音声一体型スクリーン10を構成した場
合には,映像照射器15が観察者8の側に配置されるこ
ととなる。このような反射型の透明ホログラム素子12
を製作する場合には,図5に示すような露光光学系5を
用いて,参照光35と物体光36とを互いに感光部材5
0の反対の側から照射して干渉縞を形成する。
【0035】上記透明ホログラム素子11と上記透明平
面スピーカ12とは透明接着剤13にて張り合わされて
いる。上記透明接着剤13はアクリル系接着剤よりな
る。また,上記映像照射器15は液晶プロジェクタであ
り,映像・音声供給手段17はLDプレーヤーである。
また,映像照射器15と映像・音声供給手段17との間
は映像伝送ケーブル171で接続されており,また透明
平面スピーカ12と映像・音声供給手段17との間は音
声伝送ケーブル172で接続されている。
【0036】次に,本例の映像・音声一体型再生装置1
の動作について説明する。映像・音声供給手段17であ
るLDプレーヤーを起動する。これにより,映像信号は
映像照射機15に送られ,映像光16となって映像・音
声一体型スクリーン10に照射される。このスクリーン
10の透明ホログラム素子11において映像光16は回
折・散乱され,映像が再生される。この再生された映像
は透明平面スピーカ12を通じて観察者8に届く。ま
た,映像・音声供給手段17からの音声信号は電気信号
として透明平面スピーカー12に送出される。この電気
信号が透明圧電体122を振動させ,音声が再生され
る。
【0037】次に,本例の作用効果について説明する。
本例の映像・音声一体型再生装置1のスクリーン10は
透明ホログラム素子11と透明平面スピーカ12とを互
いに積層させて一体的に構成されている。このため,本
例によれば一見して何も無いように見える透明空間に映
像と音声とを再生することができる。このため,観察者
8に対し強い印象を与えることができるまったく新しい
メディアとして利用することができる。
【0038】更に,本例にかかるスクリーン10は透明
であるため,スクリーン10の前方,後方等の周辺空間
を観察者8から遮閉することがない。このため,スクリ
ーン10の設置に関してデザイン上の自由度を大きく広
げることができ,これまでにない新しい用途を得ること
ができる。
【0039】更に,従来のスピーカには大型化により見
栄えの悪化が生じるため,大型のものを利用し難いとい
う問題があった。本例のスピーカは透明平面スピーカ1
2であり,またスクリーンと一体化しているため,殆ど
目立たず,観察者に存在を意識させない。このため,容
易に大型で大音響のスピーカを設置することができる。
基本的にスピーカの音響はスピーカの大きさに依存する
ため,大型のものほど迫力ある音声が再生できる。更
に,本例においては,スピーカとスクリーンとが一体と
なっているため,映像そのものから音声が発せられる
と,観察者8に感じさせることができる。よって,本例
によれば臨場感ある映像と音声を再生することができ
る。
【0040】以上のように,本例によれば,観察者に圧
迫感を与えることなく,迫力ある映像や音声を効果的に
再生可能な,映像・音声一体型スクリーン及び再生装置
を提供することができる。
【0041】また,上記透明ホログラム素子と透明平面
スピーカとを並べて配列することで,映像・音声一体型
スクリーンを構成することもできる。このものについて
も,上述したごとき,観察者に圧迫感を与えることな
く,迫力ある映像や音声を効果的に再生可能という効果
を得ることができる。また,上記透明ホログラム素子と
透明平面スピーカとを並列させる場合,空間に対し敷き
詰めるように並べて,本例にかかる映像・音声一体型ス
クリーンを構成させることもできる。
【0042】実施形態例2 本例は,図6に示すごとく,透明ホログラム素子12と
透明平面スピーカ11との間に透明シリコンオイル13
5を充填して,互いに積層させて構成した映像・音声一
体型スクリーン10である。なお,同図における符号1
36は透明シリコンオイル封止用の枠体である。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0043】本例の映像・音声一体型スクリーンにおい
ては,透明ホログラム素子11と透明スピーカ12との
間の界面反射が防止できるため,ノイズ光(外乱光の写
り込み)等による映像の見栄え低下防止を図ることがで
きる。また,透明シリコーンオイル135は振動緩衝材
としても機能するため,大音声時の振動を防止すること
ができる。その他は実施形態例1と同様の作用効果を有
する。
【0044】実施形態例3 実施形態例1または2において,積層あるいは並列する
透明ホログラム素子と透明平面スピーカとは必ずしも同
一サイズでなくともかまわない。また,平面スピーカを
透明ホログラム素子に対し部分的に積層する時,映像が
再生される以外の部分に平面スピーカを積層する場合に
は,必ずしも透明性を持つ必要がない。透明性を有して
いなくとも,本発明と同様の効果を発揮することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,映像・音声一体型再生
装置の構成説明図。
【図2】実施形態例1にかかる,ユニモルフ型の透明平
面スピーカを示す説明図。
【図3】実施形態例1にかかる,バイモルフ型の透明平
面スピーカを示す説明図。
【図4】実施形態例1にかかる,透過型の透明ホログラ
ム素子の作製方法を示す説明図。
【図5】実施形態例1にかかる,反射型の透明ホログラ
ム素子の作製方法を示す説明図。
【図6】実施形態例2にかかる,透明ホログラム素子と
透明平面スピーカとの間に透明シリコンオイルを封入し
た映像・音声一体型スクリーンの説明図。
【符号の説明】
1...映像・音声一体型再生装置, 10...映像・音声一体型スクリーン, 11...透明ホログラム素子, 12...透明平面スピーカー, 13...接着剤, 15...映像照射器, 16...映像光, 17...映像・音声供給手段,
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/74 H04N 5/74 C H04R 1/00 310 H04R 1/00 310F 1/02 103 1/02 103B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散体が記録された透明ホログラム素子
    と透明平面スピーカとを,互いに積層あるいは並列させ
    て一体的に構成したことを特徴とする映像・音声一体型
    スクリーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において,透明ホログラム素子
    と透明平面スピーカとは透明接着剤により互いに張り合
    わせてあることを特徴とする映像・音声一体型スクリー
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記映像・音
    声一体型スクリーンはくもり度が30%以下であること
    を特徴とする映像・音声一体型スクリーン。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    ホログラム素子は反射型あるいは透過型であることを特
    徴とする映像・音声一体型スクリーン。
  5. 【請求項5】 拡散体が記録された透明ホログラム素子
    と透明平面スピーカとを,互いに積層あるいは並列させ
    て一体的に構成した映像・音声一体型スクリーンと映像
    ・音声供給手段とよりなり,該映像・音声供給手段は上
    記映像・音声一体型スクリーンに対し映像光を照射する
    よう構成された映像照射器を有することを特徴とする映
    像・音声一体型再生装置。
JP10105810A 1997-06-06 1998-03-31 映像・音声一体型スクリーン及び再生装置 Pending JPH11288040A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10105810A JPH11288040A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 映像・音声一体型スクリーン及び再生装置
US09/090,952 US5993006A (en) 1997-06-06 1998-06-05 Apparatus for synthesizing and displaying images

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004502381A (ja) * 2000-07-04 2004-01-22 フランス テレコム 通信端末装置および通信システム
CN102654726A (zh) * 2011-11-23 2012-09-05 上海华博信息服务有限公司 一种无框透声幕装置

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