JPH11287958A - Ccdマイクロスコープとこれに用いる照明装置 - Google Patents

Ccdマイクロスコープとこれに用いる照明装置

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JPH11287958A
JPH11287958A JP10089670A JP8967098A JPH11287958A JP H11287958 A JPH11287958 A JP H11287958A JP 10089670 A JP10089670 A JP 10089670A JP 8967098 A JP8967098 A JP 8967098A JP H11287958 A JPH11287958 A JP H11287958A
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藤 正 生 佐
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藤 秀 夫 佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない種類の光源で観察物の光学的性質に応
じた最適の照明光を照射することができるようにする。 【解決手段】 CCDマイクロスコープ(1) のステージ
(6) 上に置かれた観察物の下方から透過照明光を照射す
る照明装置(11)が、光学的性質の異なる複数種類の光源
(14)として、波長の異なるRGB三色の発光ダイオード
(14R, 14G 14B)を備えると共に、各色ごとに独立して、
または、任意の色を組み合わせて点灯することができる
点灯回路(15)を備えている。したがって、各色発光ダイ
オード(14R, 14G 14B)の組合せにより, 赤色,緑色,青
色, 黄色, 青色, マゼンタ, 白色光の7色の異なった光
で照明を行うことができる。照明装置(11)の発光部に、
CCDカメラの光軸と一致させて高輝度の白色光発光ダ
イオード(14W) を設けておけば、100倍以上の高倍率
で撮像するときの光量不足を十分に補える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察物をCCDカ
メラで任意の倍率で撮像し、その画像をモニタテレビに
映し出して観察するCCDマイクロスコープに関する。
【0002】
【従来の技術】観察物を拡大して観察する場合に、倍率
が高くなればなるほど、レンズに入る光量が不足する。
そして、光量を補うために、観察物を載せるステージの
下方に配設された反射鏡で自然光を採り入れたり、自然
光を採り入れることができない場合にはステージの下方
から観察物に透過照明を照射するものが知られている。
そして、通常の光学顕微鏡に用いられる照明装置は、観
察物を載せるステージの下に配設された豆電球などの光
源から発せられた白色光を凹面鏡で集光して、ステージ
上の観察物の下方から照射するようにしている。したが
って、CCDカメラを用いたCCDマイクロスコープに
おいても、光学顕微鏡と同様の照明装置を適用すること
が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白色光
を照射する場合、白色光には多くの色の光が含まれてい
るので、観察物の光学的性質が特定の波長領域の光のみ
を透過しやすいものである場合(例えば、赤色光のみを
透過しやすい場合)には、白色光を照射しても、その白
色光に含まれる緑色光・青色光は吸収されてしまい透過
されないので、照明に寄与することがない。また、観察
物内部に、光学的性質が他の部分と異なるキズや異物や
欠陥が存在する場合、その光学的性質に応じて特定の色
の光を照射した方が、そのキズなどをはっきりと観察す
ることができる場合がある。さらに、観察物やそのキズ
などの光学的性質は、夫々異なるので、その光学的性質
に適した照明光を照射するには、多数の着色光源が必要
となり、拡大して撮像するCCDカメラの視野範囲内に
そのような多数の光源を配設することはできない。ま
た、実際にはほとんど使用しない色の光源も用意しなけ
ればならず、コストが嵩むという問題があった。
【0004】 一方、CCDカメラで観察物を撮像する
場合に、同じ撮像倍率で撮像しても、観察物を映し出す
モニタテレビの画面サイズに応じて画像倍率が変わるの
で、観察者は常に画面サイズと撮像倍率に基づいて画像
倍率を算出しなければならないという面倒があり、正確
な画像倍率を容易に知ることができないという問題があ
った。
【0005】 そこで本発明は、少ない種類の光源で観
察物の光学的性質に応じた最適の照明光を照射すること
ができると同時に、モニタテレビに映し出されている観
察物の画像倍率を容易に知ることができるようにするこ
とを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ステージ上に置かれた観察物をその上方に
支持された撮像倍率可変のCCDカメラにより任意の倍
率で撮像するように成されたCCDマイクロスコープに
おいて、前記ステージ上に置かれた観察物の下方からC
CDカメラの視野範囲内に透過照明光を照射する照明装
置が配され、当該照明装置は、光学的性質の異なる複数
種類の光源と、当該各光源を任意の1又は2以上の種類
ごとに点灯可能な点灯回路を備え、前記CCDカメラに
は、当該カメラの撮像倍率とモニタテレビの画面サイズ
に基づいて定まる画像倍率を表示する倍率表示器が設け
られており、この倍率表示器は、前記画像倍率の倍率数
値を画面サイズごとに並べてマトリクス状に配列した倍
率数値テーブルと、CCDカメラに設けられた画面サイ
ズ選択スイッチに連動してその画面サイズに対応する画
像倍率以外の倍率数値を隠す第一のマスキング機構と、
CCDカメラの倍率調整スイッチに連動してその撮像倍
率に対応した画像倍率以外の倍率数値を隠す第二のマス
キング機構とを備えたことを特徴とする。
【0007】 本発明によれば、観察物の下方から透過
照明光を照射する照明装置を備えており、その照明装置
は、光学的性質の異なる複数種類の光源を備えている。
そして、この光源は、例えば、光学的性質として波長の
異なるRGB三色の発光ダイオードを備え、各色ごとに
独立して点灯することができると同時に、任意の色を組
み合わせて点灯することができる。したがって、赤色
(R),緑色(G),青色(B)の各色光で照明できる
だけでなく、赤色光と緑色光を同時に点灯することによ
り黄色光で、赤色光と青色光を同時に点灯することによ
りマゼンタの色の光で、緑色光と青色光を同時に点灯す
ることによりシアンの色の光で、さらに、RGB三色を
同時に点灯することにより白色光で照明できる。このよ
うに、光源としてRGB三色の発光ダイオードを用いた
場合には、その組合せにより、7色の異なった光で照明
を行うことができる。また、照明装置の発光部に、CC
Dカメラの光軸と一致させて高輝度の白色光発光ダイオ
ードを設けておけば、100倍以上の高倍率で撮像する
ときの光量不足を十分に補える。
【0008】 一方、CCDカメラには倍率表示器が形
成されており、モニタテレビの画面サイズに応じて画面
サイズ選択スイッチを操作すると、これに連動して第一
のマスキング機構により、倍率数値テーブルにマトリク
ス状に配列された画像倍率の倍率数値のうち、その画面
サイズに対応する画像倍率以外の倍率数値が隠されて、
その画面サイズに対応する画像倍率の倍率数値のみが表
示される。次いで、CCDカメラの倍率調整スイッチを
操作すると、これに連動して第二のマスキング機構によ
り倍率数値テーブルがスライドし、前記第一のマスキン
グ機構により表示されている倍率数値が変化して、その
撮像倍率に対応する画像倍率以外の倍率数値は隠され、
その撮像倍率に対応する画像倍率の倍率数値のみが表示
される。これにより、画面サイズ及び撮像倍率に応じて
定まる一の画像倍率が表示される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係るCC
Dマイクロスコープを示す斜視図、図2は照明装置を示
す説明図、図3は照明装置の点灯回路を示す回路図、図
4は倍率表示器を示す分解組立図である。
【0010】 本例に係るCCDマイクロスコープ1
は、CCDカメラ2が対物レンズ(図示せず)を備えた
鏡筒3を下向きにしてスタンド4に支持され、ステージ
6に置かれた観察物をCCDカメラ2により撮像して任
意の倍率でモニタテレビ5に映し出して観察するように
成されている。スタンド4は、ステージ6とこれに立設
された支柱7からなり、当該支柱7に前記CCDカメラ
2が上下動可能に取り付けられている。また、前記ステ
ージ6には、その上面に観察物を保持したスライドグラ
スを固定するクレンメル9,9が取り付けられ、当該ク
レンメル9,9でスライドグラスを固定した状態でその
下方から照明光を照射するための透孔部10が形成され
ている。
【0011】 前記観察物の下方からCCDカメラ2の
視野範囲内に透過照明光を照射する照明装置11は、前
記ステージ6の底面側に着脱可能に装着され、当該ステ
ージ6に装着した状態でその発光部12をCCDカメラ
2の視野範囲に一致させる位置決め係合部13が形成さ
れている。この位置決め係合部13は、前記ステージ6
の透孔部10に嵌まり合う凸部に形成され、その上面に
発光部12が形成され、照明装置11をステージ6に装
着したときに、係合部13の上面と、前記発光部12
と、ステージ6が面一になるように形成されている。
【0012】 また、照明装置11は、光学的性質の異
なる複数種類の光源14と、当該各光源14を任意の1
又は2以上の種類ごとに点灯可能な点灯回路15を備え
ている。本例では、発光部12内には、光学的性質の異
なる複数種類の光源14として、RGB三色の発光ダイ
オード14R,14G,14Bが配されると共に、CC
Dカメラ2の光軸上に高輝度の白色光発光ダイオード1
4Wが配され、前記点灯回路15は、各発光ダイオード
14R,14G,14B,14Wを各色ごとに独立し
て、且つ、任意の色を組み合わせて同時に点灯すること
のできるスイッチ16R,16G,16B,16Wを備
えている。なお、各発光ダイオード14R,14G,1
4Bは、例えば、微細なRGB三色の発光ダイオード1
4R,14G,14Bがマトリクス状に集積されたもの
を用いたり、各発光ダイオード14R,14G,14B
が所要数ずつ発光部12の中心に対して点対称に配列し
たものを用い、さらに、発光部12の上面に曇硝子など
の透過光拡散板12aを配設することにより、いずれを
独立して点灯させたたときでも発光部12に光量ムラが
生じないようにしている。
【0013】 また、照明装置11には、電源装置17
から電源電力を入力する電源入力端子18inと、入力さ
れた電源電力の一部をCCDカメラ2の電源電力として
出力する電源出力端子18out が形成されており、照明
装置11を電源装置17に接続すれば、CCDカメラ2
の電源は照明装置11からとることができ、夫々を電源
装置17に接続する必要がない。
【0014】 一方、前記CCDカメラ2には、当該カ
メラ2の撮像倍率とモニタテレビ5の画面サイズに基づ
いて定まる画像倍率の倍率数値を表示する倍率表示器2
0が設けられている。この倍率表示器20は、CCDカ
メラ2の倍率調整ノブ(倍率調整スイッチ)27を操作
することによりより変化する画像倍率の倍率数値をモニ
タテレビ5の画面サイズ(例えば、14,20,29,
32インチ)ごとに並べてマトリクス状に配列した倍率
数値テーブル21と、CCDカメラ2に設けられた画面
サイズ選択スイッチ22に連動してその画面サイズに対
応する画像倍率以外の倍率数値を隠す第一のマスキング
機構23と、CCDカメラ2の倍率調整ノブ27に連動
してその撮像倍率に対応した画像倍率以外の倍率数値を
隠す第二のマスキング機構24を備えている。
【0015】 そして、前記第一のマスキング機構23
は、画面サイズ選択スイッチ22に連動して上下方向に
スライドするマスキング板25を備え、当該マスキング
板25には倍率数値テーブル21に表示された倍率数値
のうち画面サイズ選択スイッチ22で選択された画面サ
イズに対応する画像倍率以外の倍率数値を隠して、その
画面サイズに対応する画像倍率の倍率数値のみを表示す
る画面サイズ対応倍率表示窓26…が形成されている。
また、前記第二のマスキング機構24は、CCDカメラ
2の倍率調整ノブ27に連動して前記倍率数値テーブル
21を上下にスライドさせ、前記第一のマスキング機構
23により表示された倍率数値を変化させて、その撮像
倍率に対応する画像倍率以外の倍率数値を隠し、その撮
像倍率に対応する画像倍率の倍率数値のみを当該CCD
カメラ2に形成された横長の画像倍率表示窓28に表示
するようになされている。そして、前記第一及び第二の
マスキング機構23及び24により、画面サイズ対応倍
率表示窓26と画像倍率表示窓28が重なった部分に、
画面サイズ及び撮像倍率で定まる一の画像倍率の倍率数
値が表示される。
【0016】 なお、30は動画/静止画切換スイッ
チ、31は4分割画面設定スイッチ、32は2分割画面
設定スイッチ、33は全画面設定スイッチ、34は静止
画を順次取り込むトリガースイッチ、35は前記トリガ
ースイッチ34でメモリに取り込んだ画像を読み出して
順送りするスキップスイッチ、36はビデオ信号出力端
子、37はS信号出力端子、38は電源入力端子、39
はCCDカメラ2を支柱7に沿って上下動させることに
よりピントを合わせるピント調整ノブである。また、図
示は省略するが、対物レンズを備えた鏡筒3内には、そ
の対物レンズの周囲に反射照明用の白色光発光ダイオー
ドが環状に配列され、例えば、観察物が光を透過しない
物質である場合に、CCDカメラ2に設けられたスイッ
チ(図示せず)を操作して点灯させることにより、観察
物の上方から照明光を照射できるようになされている。
【0017】 以上が本発明の一例構成であって、次に
その作用を説明する。まず、照明装置11をステージ6
に取り付け、照明装置11の電源入力端子18inに電源
装置17を接続すると共に、照明装置11の電源出力端
子18out とCCDカメラ2の電源入力端子38を接続
し、CCDカメラ2のビデオ信号出力端子36をモニタ
テレビ5に接続する。
【0018】 次に、モニタテレビ5の画面サイズに応
じて、CCDカメラ2の画面サイズ選択スイッチ22を
操作すると、マスキング板25が上下方向にスライド
し、画面サイズ対応倍率表示窓26と画像倍率表示窓2
8が重なった部分に、倍率数値テーブル21の数値が表
示される。ここで、CCDカメラ2の倍率調整ノブ27
を操作すると、倍率数値テーブル21が上下方向にスラ
イドし、画像倍率の倍率数値がCCDカメラ2の撮像倍
率に応じて切り替わる。このとき、倍率数値テーブル2
1には、縦方向に等画面サイズの画像倍率の倍率数値が
並んでいるので、最初に画面サイズ選択スイッチ22に
より画面サイズを選択しておけば、以後操作する者は画
面サイズを考慮することなく、画像倍率の倍率数値をそ
のまま読み取ることができる。
【0019】 次いで、観察物に透過照明光をあてて観
察しようとする場合、照明装置11の位置決め係合部1
3をステージ6の下方からその透孔部10に嵌め合わせ
ると、発光部12がCCDカメラ2の視野範囲に位置決
めされる。このとき、発光部12と、当該発光部12が
形成された位置決め係合部13の上面と、ステージ6は
面一になる。そして、観察物をステージ6と面一になっ
た発光部12の上に直接載せ、または、観察物を発光部
12の上に位置させるようにスライドグラスをクレンメ
ル9,9でステージ6上に固定する。
【0020】 ここで、照明装置11のスイッチ16
R,16G,16Bをオンすると、RGB各色の発光ダ
イオード14R,14G,14Bが同時に点灯され、こ
れらが混色されて発光部12全体から均一な白色の照明
光が照射され、これにより、観察物に透過照明光が照射
される。これをCCDカメラ2で撮像すれば、白色光で
透過照明された観察物がモニタテレビ5に映し出され
る。
【0021】 このとき、観察物の光学的性質が、例え
ば赤色光など特定の波長領域の光のみを透過しやすいも
のである場合は、観察物の画像が赤くなり、緑色光,青
色光は観察物に吸収されて照明には寄与しない。したが
って、スイッチ16G,16Bをオフして緑色光及び青
色光の発光ダイオード14G,14Bを消灯すればよ
い。
【0022】 また、観察物の内部に存在するキズや異
物や欠陥を観察するときに、その光学的性質に応じて特
定の色の光を照射した方が、そのキズなどをはっきりと
観察することができる場合がある。したがって、スイッ
チ16R,16G,16Bを順次切換操作して、各発光
ダイオード14R,14G,14Bを単独で発光させる
ことにより赤色,緑色,青色の照明光を、また、発光ダ
イオード14R及び14G,14R及び14B,14G
及び14Bを二つずつ組み合わせて発光させることによ
り黄色,マゼンタ色,シアン色の照明光を順次照射する
ことができ、このように照明光の色を変えながら観察物
の内部のキズなどが最も見えやすい色の照明光を選択す
ればよい。このように、本例では、白色,赤色,緑色,
青色,黄色,マゼンタ色,シアン色の七色の照明光を照
射する場合に、三種類の発光ダイオード14R,14
G,14Bがあれば足り、さらに、各色の光量を自在に
調整できるようにすれば無限の色数の照明光で観察物を
照明することができる。
【0023】 さらに、光透過率が比較的低い観察物を
100倍以上の倍率で観察する場合は、その視野範囲も
極めて狭くなり、観察物を透過して対物レンズから入射
される光量も低下するので、RGB三色の発光ダイオー
ド14R,14G,14Bを点灯させて発光部12を全
体的に白色に照射してもまだ光量が不足し、画面が著し
く暗くなる。また、倍率が100倍を越えると、観察物
自体の色を観察することはほとんどできず、また、照明
光の色を変えて照射するよりも高輝度の光を照射した方
が観察物をより鮮明に撮像することができる。したがっ
て、このような場合は、スイッチ16Wをオンして発光
部12の中央に配された高輝度の白色光発光ダイオード
14Wを点灯させて観察すればよい。
【0024】 なお、本例では、光学的性質の異なる複
数種類の光源14として、波長の異なるRGB三色の光
を照射する発光ダイオード14R,14G,14Bと高
輝度の白色光発光ダイオード14Wを用いた場合につい
て説明したが、光学的性質としては、波長に限るもので
はなく任意のものを採用することができ、例えは、偏光
方向や偏光の種類が異なる複数種類の光を照射するよう
にしてもよい。また、CCDカメラ2を高倍率にしたと
きに、例えばRGB三色の発光ダイオード14R,14
G,14Bを同時に点灯することにより、十分な光量の
透過照明光を照射できるのであれば、発光部12の中央
部に高輝度の白色光発光ダイオード14Wは必ずしも設
ける必要はない。
【0025】 照明装置11はその上面にステージ6を
重ねて装着するものに限らず、ステージ6に一体に形成
されているものや、ステージ6の下方に離れて配設され
るものであってもよい。また、照明装置11の発光部1
2はCCDカメラ2の視野範囲より十分広い範囲を発光
できるものであれば、照明装置11に位置決め係合部を
設ける必要もない。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるCCD
マイクロスコープは、観察物の下方から透過照明光を照
射する照明装置として、光学的性質の異なる複数種類の
光源を備えており、これらを夫々独立してまたは任意の
組み合わせで点灯させることができるので、例えば3種
類の光源を用いればその組合せにより7種類の照明光
を、また、4種類の光源を用いればその組合せにより1
5種類の照明光を照射することができるので、少ない種
類の光源で観察物にあった最適の照明光を照射すること
ができるという大変優れた効果を有する。さらに、CC
Dカメラに接続されたモニタテレビの画面サイズを画面
サイズ選択スイッチで正しく選択しておけば、その画面
サイズとCCDカメラの撮像倍率に応じて定まる一の画
像倍率が一つだけ表示されるので、CCDカメラのズー
ム機構により倍率を変えても、モニタテレビに映し出さ
れている画像の倍率を容易に知ることができるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るCCDマイクロスコープを示す
斜視図。
【図2】 照明装置を示す説明図。
【図3】 照明装置の点灯回路を示す回路図。
【図4】 倍率表示器を示す分解組立図。
【符号の説明】
1・・・CCDマイクロスコープ 2・・・CCDカ
メラ 5・・・モニタテレビ 6・・・ステージ 10・・・透孔部 11・・・照明装
置 12・・・発光部 13・・・位置決
め係合部 14・・・光源 14R,14G,14B,14W・・・発光ダイオード 15・・・点灯回路 16R,16G,16B,16
W・・・スイッチ 17・・・電源装置 18in・・・電源
入力端子 18out ・・・電源出力端子 20・・・倍率表
示器 21・・・倍率数値テーブル 22・・・画面サ
イズ選択スイッチ 23・・・第一のマスキング機構 24・・・第二の
マスキング機構 25・・・マスキング板 26・・・画面サ
イズ対応倍率表示窓 27・・・倍率調整ノブ(倍率調整スイッチ) 28・・・画像倍率表示窓

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ(6)上に置かれた観察物をそ
    の上方に支持された撮像倍率可変のCCDカメラ(2)
    により任意の倍率で撮像するように成されたCCDマイ
    クロスコープにおいて、 前記ステージ(6)上に置かれた観察物の下方からCC
    Dカメラ(2)の視野範囲内に透過照明光を照射する照
    明装置(11)が配され、当該照明装置(11)は、光学的
    性質の異なる複数種類の光源(14)と、当該各光源(1
    4)を任意の1又は2以上の種類ごとに点灯可能な点灯
    回路(15)を備え、 前記CCDカメラ(2)には、当該カメラ(2)の撮像
    倍率とモニタテレビ(5)の画面サイズに基づいて定ま
    る画像倍率を表示する倍率表示器(20)が設けられてお
    り、この倍率表示器(20)は、前記画像倍率の倍率数値
    を画面サイズごとに並べてマトリクス状に配列した倍率
    数値テーブル(21)と、CCDカメラ(2)に設けられ
    た画面サイズ選択スイッチ(22)に連動してその画面サ
    イズに対応する画像倍率以外の倍率数値を隠す第一のマ
    スキング機構(23)と、CCDカメラ(2)の倍率調整
    スイッチ(28)に連動してその撮像倍率に対応した画像
    倍率以外の倍率数値を隠す第二のマスキング機構(24)
    とを備えたことを特徴とするCCDマイクロスコープ。
  2. 【請求項2】 ステージ(6)上に置かれた観察物をそ
    の上方に支持された撮像倍率可変のCCDカメラ(2)
    により任意の倍率で撮像するように成されたCCDマイ
    クロスコープにおいて、 前記ステージ(6)上に置かれた観察物の下方からCC
    Dカメラ(2)の視野範囲内に透過照明光を照射する照
    明装置(11)が配され、当該照明装置(11)は、光学的
    性質の異なる複数種類の光源(14)と、当該各光源(1
    4)を任意の1又は2以上の種類ごとに点灯可能な点灯
    回路(15)を備えたことを特徴とするCCDマイクロス
    コープ。
  3. 【請求項3】 ステージ(6)上に置かれた観察物をそ
    の上方に支持された撮像倍率可変のCCDカメラ(2)
    により任意の倍率で撮像するように成されたCCDマイ
    クロスコープにおいて、 前記CCDカメラ(2)には、当該カメラ(2)の撮像
    倍率とモニタテレビ(5)の画面サイズに基づいて定ま
    る画像倍率を表示する倍率表示器(20)が設けられてお
    り、この倍率表示器(20)は、前記画像倍率の倍率数値
    を画面サイズごとに並べてマトリクス状に配列した倍率
    数値テーブル(21)と、CCDカメラ(2)に設けられ
    た画面サイズ選択スイッチ(22)に連動してその画面サ
    イズに対応する画像倍率以外の倍率数値を隠す第一のマ
    スキング機構(23)と、CCDカメラ(2)の倍率調整
    スイッチ(28)に連動してその撮像倍率に対応した画像
    倍率以外の倍率数値を隠す第二のマスキング機構(24)
    とを備えたことを特徴とするCCDマイクロスコープ。
  4. 【請求項4】 前記照明装置(11)は、光学的性質の異
    なる複数種類の光源(14)としてRGB三色の発光ダイ
    オード(14R, 14G, 14B)を備え、前記点灯回路 (15) に
    は、各発光ダイオード(14R, 14G, 14B)を各色ごとに独
    立して、且つ、任意の色を組み合わせて同時に点灯する
    ことのできるスイッチ(16R, 16G, 16B)が設けられた請
    求項1又は2のCCDマイクロスコープ。
  5. 【請求項5】 前記照明装置(11)は、光学的性質の異
    なる複数種類の光源(14) として、RGB三色の発光ダ
    イオード(14R, 14G, 14B)を備えると共に、CCDカメ
    ラ(2)の光軸上に高輝度の白色光発光ダイオード(14
    W)を備え、前記点灯回路 (15) には、各発光ダイオード
    (14R, 14G, 14B, 14W) を各色ごとに独立して、且つ、
    任意の色を組み合わせて同時に点灯することのできるス
    イッチ(16R, 16G, 16B, 16W)が設けられた請求項1又は
    2のCCDマイクロスコープ。
  6. 【請求項6】 前記照明装置(11)は、前記ステージ
    (6)の底面側に着脱可能に装着されるように成された
    請求項1,2,4又は5記載のCCDマイクロスコー
    プ。
  7. 【請求項7】 前記照明装置(11)には、前記ステージ
    (6)と係合して、その発光部(12)をCCDカメラ
    (2)の視野範囲に一致させる位置決め係合部(13)が
    形成された請求項6記載のCCDマイクロスコープ。
  8. 【請求項8】 前記ステージ(6)に、観察物の下方か
    ら照明光を照射するための透孔部(10)が形成されると
    共に、前記照明装置(11)の位置決め係合部(13)が前
    記ステージ(6)の透孔部(10)に嵌め合わされるよう
    になされ、当該係合部(13)の上面に前記発光部(12)
    が形成されてなる請求項7記載のCCDマイクロスコー
    プ。
  9. 【請求項9】 前記照明装置(11)は、ステージ(6)
    に装着された状態で、係合部(13)の上面と、係合部
    (13)に形成された発光部(12)と、ステージ(6)が
    面一になるように形成された請求項8記載のCCDマイ
    クロスコープ。
  10. 【請求項10】 前記照明装置(11)には、電源装置(1
    7)から電源電力を入力する電源入力端子(18in)と、
    入力された電源電力の一部をCCDカメラ(2)の電源
    電力として出力する電源出力端子(18out )が形成され
    てなる請求項6乃至9記載のCCDマイクロスコープ。
  11. 【請求項11】 CCDマイクロスコープ(1)のステー
    ジ(6)上に置かれた観察物に対し、その下方からCC
    Dカメラ(2)の視野範囲内に透過照明光を照射する照
    明装置であって、光学的性質の異なる複数種類の光源
    (14)と、当該各光源(14)を任意の1又は2以上の種
    類ごとに点灯可能な点灯回路(15)を備えたことを特徴
    とする照明装置。
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