JPH11287118A - 内燃機関の排気流路制御弁 - Google Patents
内燃機関の排気流路制御弁Info
- Publication number
- JPH11287118A JPH11287118A JP5505198A JP5505198A JPH11287118A JP H11287118 A JPH11287118 A JP H11287118A JP 5505198 A JP5505198 A JP 5505198A JP 5505198 A JP5505198 A JP 5505198A JP H11287118 A JPH11287118 A JP H11287118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- exhaust
- control valve
- spring
- predetermined value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/08—Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
- F01N13/087—Other arrangements or adaptations of exhaust conduits having valves upstream of silencing apparatus for by-passing at least part of exhaust directly to atmosphere
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N1/00—Silencing apparatus characterised by method of silencing
- F01N1/16—Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts
- F01N1/166—Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts for changing gas flow path through the silencer or for adjusting the dimensions of a chamber or a pipe
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
トリング2を取付け、このシートリング2に弁体4の大
径側を沿わせ、弁体4の小径側にばね受け9を載せ、こ
のばね受け9に弁ばね7の一端を当てた状態で、円錐形
状の弁ハウジング5を被せ、この弁ハウジング5で弁ば
ね7の他端を押出すようにしつつ、弁ハウジング5の開
放端をシートリング2に取付けたものである。 【効果】 排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を超え
ると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排気流
路制御弁を、渦巻状の弁体と、弁ばねと、弁ハウジング
とから排気流路制御弁を構成したので、排気流路制御弁
は全体的にコンパクトに構成することができ、消音装置
に容易に収納することができる。
Description
制御弁に関する。
排気系の総流路面積を小さくし、弁を開けて排気系の総
流路面積を増大するところの排気流路制御弁が開発さ
れ、実用に供されている。この様な排気流路制御弁に
は、例えば特開平8−200039号公報「内燃機関の
排気消音装置」が知られており、同公報の図8に示され
る通り、弁体40(符号は同公報記載のものを流用す
る。以下同様。)を回動軸39で支え、同公報の図7に
示される通り、回動軸39の一端(図では右端)を弁ハ
ウジング38から突出させ、そこに回動付勢ばね41を
取付け、この回動付勢ばね41で回動軸39を弁閉方向
へ廻すと言うものである。従って、排気ガスの流量が増
加すると弁体40が回動付勢ばね41に抗して開いて流
路面積が増え、又は排気ガスの流量が減少すると弁体4
0が回動付勢ばね41の作用で閉じて流路面積が減少す
ると言うものである。
ように、回動付勢ばね41が弁ハウジング38に配置さ
れているため、回動付勢ばね41をカバー57で覆わな
ければならず、同公報の図1に示される通り、カバー5
7がシェル12から飛出すこととなり、見栄えが良いと
はいえない。また、上記排気流通量調整弁30は、弁体
40、回動軸39、回動付勢ばね41、カバー57など
多数個の部品からなっており、構造が複雑である。そこ
で、本発明の目的は、コンパクトで部品点数の少ない排
気流路制御弁を提供することにある。
に請求項1は、排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を
超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排
気流路制御弁において、この排気流路制御弁は、弁体が
所定幅の帯板を渦巻状に巻き、且つ帯板のエッジ同士を
重ね合せた渦巻板であることを特徴とする。渦巻状の弁
体を、軸方向に圧縮することで弁閉とし、軸方向に引張
ることで弁開とする。弁体が渦巻板であるから、排気流
路制御弁は全体的にコンパクトに構成することができ
る。
じ、所定値を超えると開き始めて排気ガスの流路面積を
増加させる排気流路制御弁において、この排気流路制御
弁は、所定幅の帯板を渦巻状に巻き、且つ帯板のエッジ
同士を重ね合せた渦巻板からなる弁体と、この弁体を囲
う弁ハウジングと、この弁ハウジングに開けた通孔と、
弁ハウジングを起点にして弁体を閉方向へ押付ける弁ば
ねとからなることを特徴とする。渦巻状の弁体を、弁ば
ねの作用で軸方向に圧縮することで弁閉とし、排気圧力
で軸方向に引張ることで弁開とする。渦巻状の弁体と、
弁ばねと、弁ハウジングとから排気流路制御弁を構成し
たので、排気流路制御弁は全体的にコンパクトに構成す
ることができ、消音装置に容易に収納することができ
る。
が大径で、弁体側が小径である円錐ばねであることを特
徴とした。円錐ばねの小径側を渦巻弁体の小径側に当て
て、押出すことにより弁体を弁閉状態にする。円錐ばね
であるからセンタリング特性に富み、弁体を中心軸に沿
って滑らかに往復移動させることができる。
力が所定値以下では、ばね作用で弁閉状態を保つもので
あることを特徴とする。排気圧力が所定値以下では、弁
体自身のばね作用で弁閉状態を保ち、排気圧力が所定値
を超えると弁開となる。
じ、所定値を超えると開き始めて排気ガスの流路面積を
増加させる排気流路制御弁において、この排気流路制御
弁は、弁体が所定幅の帯板を渦巻状に巻いた渦巻板を少
なくとも2枚重ね合せたものであることを特徴とする。
1枚のみでは閉弁シール性の低い渦巻板を2枚以上重ね
ることにより、閉弁シール性を発揮させることができ
る。この様な弁体を、軸方向に圧縮することで弁閉と
し、軸方向に引張ることで弁開とする。弁体が渦巻板で
あるから、排気流路制御弁は全体的にコンパクトに構成
することができる。
じ、所定値を超えると開き始めて排気ガスの流路面積を
増加させる排気流路制御弁において、この排気流路制御
弁は、弁体が所定幅の帯板を渦巻状に巻いた渦巻板に、
同形の渦巻板を位相を変えた状態で重ね合せたものであ
ることを特徴する。1枚のみでは閉弁シール性の低い渦
巻板を2枚重ねることにより、閉弁シール性を発揮させ
ることができる。この様な弁体を、軸方向に圧縮するこ
とで弁閉とし、軸方向に引張ることで弁開とする。弁体
が渦巻板であるから、排気流路制御弁は全体的にコンパ
クトに構成することができるとともに、同じ渦巻板を位
相を変えて重ねるだけであるから、部品の種類が少なく
なり、部品の管理が容易となり、製造費用の削減が可能
となる。
は、弁閉方向に予め永久変形させたものであることを特
徴とする。永久変形させることで、渦巻板にスプリング
機能を付加する。この結果、弁を閉弁方向に付勢するた
めの弁ばねを省くことができ、排気流路制御弁のコンパ
クト化を更に促すことができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1〜図4は第1実施例である。図1は本
発明に係る内燃機関の排気流路制御弁の分解斜視図であ
り、内燃機関の排気流路制御弁1は、シートリング2
と、所定幅の帯板3を渦巻状に巻き、且つ帯板3のエッ
ジ同士を重ね合せた渦巻板形状の弁体4と、この弁体4
を囲う弁ハウジング5と、この弁ハウジング5に開けた
通孔6・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)と、弁ハウ
ジング5を起点にして弁体4を閉方向へ押付ける弁ばね
7とからなる。9は、ばね受けである。
れ目を入れたのち、渦巻の中心を軸方向へ引き出し、更
に渦の中心を右又は左に捻ることで、帯板3同士のエッ
ジを重ねればよい。
御弁の組立図であり、パイプ11にシートリング2を取
付け、このシートリング2に弁体4の大径側を沿わせ、
弁体4の小径側にばね受け9を載せ、このばね受け9に
弁ばね7の一端を当てた状態で、円錐形状の弁ハウジン
グ5を被せ、この弁ハウジング5で弁ばね7の他端を押
出すようにしつつ、弁ハウジング5の開放端をシートリ
ング2に取付けてなる排気流路制御弁1を示す。
した消音装置の斜視図であり、この消音装置20は、シ
ェル21と、複数枚の仕切り板22・・・と、前後の盲板
23,24と、導入パイプ25と、中間パイプ26と、
排出パイプ27と、バイパス管28と、このバイパス管
28の出口に取付けた排気流路制御弁1とからなる。
消音装置の作用を次に述べる。図4(a),(b)は本
発明の消音装置及び排気流路制御弁の作用説明図であ
る。(a)は排気圧力が所定値以下の状態を示し、排気
圧力P1が低いため弁ばね7の押力が勝り、この結果、
排気流路制御弁1は閉じている。そこで、排気ガスは導
入パイプ25→中間パイプ26→排出パイプ27の順で
流れ、その間に膨張を繰り返すことで消音作用が起こ
る。(b)は機関の運転状態が高速回転で排気圧力が所
定値を超えた状態を示し、排気圧力P2が高いため弁ば
ね7に抗して弁体4が開いて矢印,の如く排気ガス
が流れる。この結果、排気ガスは導入パイプ25→中間
パイプ26→排出パイプ27の流れに、白抜き矢印で示
したバイパス管28の流れが加わる。この結果、多量の
排気ガスを流すことができる。
は、シェル21に完全に収納できる程度にコンパクトで
ある。
実施例図であり、パイプ11にシートリング2を取付
け、このシートリング2に弁体4の大径側を沿わせ、弁
体4の小径側にばね受け9を載せ、このばね受け9に弁
ばね31の一端を当てた状態で、筒形状の弁ハウジング
32を被せ、この弁ハウジング32で弁ばね31の他端
を押出すようにしつつ、弁ハウジング32の開放端をシ
ートリング2に取付けてなる排気流路制御弁1Bを示
す。即ち弁ばね31は、弁ハウジング32側が大径で、
弁体4側が小径である円錐ばねであることを特徴とす
る。
して、遥にセンタリング特性に富む。従って、弁体4の
小径側端部の位置決め性が低いにもかかわらず、弁体4
は、径方向(軸直角方向)にずれる心配が無く、図の様
な良好な締め切り状態が維持できる。すなわち、中心軸
Sに沿って円滑に往復移動させることができる。円錐ば
ね(弁ばね31)の大径側を弁ハウジング32に当てる
ようにしたので、弁ハウジング32は円筒体となり、通
孔6・・・を多数個設けることができ、弁開時の抵抗を下
げることができ、より多量の排気ガスを流すことができ
る。
を持たせ、このばね作用で弁閉状態にさせてもよい。そ
うすれば、弁ハウジング5や弁ばね7を省略することが
できる。これを具体的に次に示す。
実施例図であり、排気流路制御弁40は、パイプ11に
取付けたシートリング2と、このシートリング2に溶接
した弁体44とからなる。
施例の弁体の製作要領図(前半)である。 (a):板41に渦巻状の切込み41aを入れることに
より、渦巻板42を切出す。42aは端部の余材であ
り、径を小さく成形した際に重ならないように余分な長
さを切断しておく。 (b):(a)の側面図であり、板41は炭素鋼又は合
金鋼の薄板である。弁体を高温部で使用する場合はニッ
ケル合金が望ましい。 (c):渦巻板42を所定温度まで加熱する。後工程の
成形も熱間成形であるから、加熱温度は悪影響を生じな
い高温域(例えば950℃以下)が望ましい。
少し引出して板が重なる程度にする。次に、中心部を
の如く巻方向へ捻って全体の径を小さくし、エッジ同士
が重なる径寸法にする。D1は小さくする前の外径を示
す。 (e):捻った際に生じた薄板のそり42bをプレスで
矯正する。プレスに取付けた金型43a,43bでの
如く渦巻板42を押付け、そり42bを矯正する。D2
は小さくした外径であり、D2<D1である。 (f):渦巻板42をの如く軸方向に引き延ばし、塑
性加工を行い、弁閉方向に予め永久変形させる。
る。 (h):焼入れ後、所定温度まで再加熱し、焼戻しを行
う。弁体を高温部で使用する場合、加熱温度は使用温度
より高くとるのが望ましいが、材料によって決まる(一
般的に490℃前後)。ここで、(c)で加熱して
(g)で急冷することを焼入れといい、この焼入れと
(h)の焼戻しをすることを熱処理という。なお、図7
の製作要領で(d)→(e)→(f)の順に製作を進め
ているが、工程順を変えて、先に(f)を行い、次に
(d)→(e)の順で製作してもよい。
施例の弁体の製作要領図(後半)である。 (a):塑性加工した渦巻板42をばね力に抗して縮
め、1巻目42cを偏心量S1だけ偏心させ、その1巻
目42cを更に少し捻って、2巻目42dに対して隙間
G1を設ける。エッジ同士の重なりをなくする。次に、
2巻目42dを1巻目42cの内径側に通して対向面4
2eに移動させる。 (b):同様に3巻目42fも重なりを避けて2巻目4
2dの対向面42gに移動させる。 (c):同様に4巻目42hも3巻目42fの対向面4
2jに移動させる。引続き最後の巻目まで移動させて各
巻目の重なりを組み替える。 (d):各巻目の螺旋方向を組み替えて、完成した弁体
44を示す。
め、外力を加えないといわゆる自己復帰作用で弁閉状態
になる。従って、第1実施例の(図2で示した)弁ばね
7、ばね受け9及び弁ハウジング5を省くことができ、
部品点数の大幅な削減と、更なるコンパクト化が可能と
なる。なお、図7,図8で述べた製作要領は一例を示し
たに過ぎない。従って、製法、製作順序は変更可能であ
る。
の作用説明図であり、排気流路制御弁40を内蔵した消
音装置20を示す。(a)は排気圧力が所定値以下の状
態を示し、排気圧力P1が低いため弁体44の自己復帰
力が勝り、この結果、排気流路制御弁40は閉じてい
る。そこで、排気ガスは導入パイプ25→中間パイプ2
6→排出パイプ27の順で流れ、その間に膨張を繰り返
すことで消音作用が起こる。(b)は機関の運転状態が
高速回転で排気圧力が所定値を超えた状態を示し、排気
圧力P2が高いため弁体44の自己復帰力に抗して弁体
44が開いて矢印,の如く排気ガスが流れる。この
結果、排気ガスは導入パイプ25→中間パイプ26→排
出パイプ27の流れに、白抜き矢印で示したバイパス管
28の流れが加わる。この結果、多量の排気ガスを流す
ことができる。
0は、シェル21に極めてコンパクトに配置できる。
図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、
同一符号を付し説明を省略する。図10は本発明に係る
内燃機関の排気流路制御弁の分解斜視図であり、内燃機
関の排気流路制御弁50は、シートリング2と、所定幅
の帯板51を渦巻状に巻いた2個の渦巻板52,53か
らなる弁体54と、この弁体54を囲う弁ハウジング5
5と、この弁ハウジング55に開けた通孔56・・・(・・・
は複数を示す。以下同様。)と、弁ハウジング55を起
点にして弁体54を閉方向へ押付ける弁ばね57とから
なる。58は、ばね受けである。
体の製作要領図であり、想像線で示す板59a,59b
に渦巻状の切込み61a,61bを入れることにより、
渦巻板52,53を切出し、これらを矢印a,bの流れ
で、軸方向へ若干引き延ばす。そして、矢印c,dの流
れで一方の渦巻板52に他方の渦巻板53を二重螺旋に
する要領で互いに重ねる。そして、矢印eの流れにした
がって、重ねた渦巻板52,53を軸方向に圧縮して、
弁体54を得る。この弁体54は閉じたときの弁体に相
当する。
形のものを組合わせる場合と、同一物を組合せる場合と
がある。異形のもの同士を組合わせる場合には、渦巻板
52に渦巻板53を単純に二重螺旋にすれば互いのエッ
ジ同士が重なり、閉じて弁体54を容易につくることが
できる。同一物同士を組合わせる場合は、渦巻板52に
対して渦巻板53を好ましくは180゜回転させた状態
で二重螺旋にする。これで、エッジ同士が重なり、弁体
54を得ることができる。このように一方に対して他方
を回転させることを「位相を変える」と呼ぶ。組立はや
や難しいが、同一部品を使用するので、部品の種類が半
減し、部品管理が容易となる。
4実施例図であり、パイプ11にシートリング2を取付
け、このシートリング2に弁体54の大径側を沿わせ、
弁体54の小径側にばね受け58を載せ、このばね受け
58に弁ばね57の一端を当てた状態で、円錐形状の弁
ハウジング55を被せ、この弁ハウジング55で弁ばね
57の他端を押出すようにしつつ、弁ハウジング55の
開放端をシートリング2に取付けてなる排気流路制御弁
50を示す。
例の作用説明図である。排気流路制御弁50を内蔵した
消音装置20を示す。(a)は排気圧力が所定値以下の
状態を示し、排気圧力P1が低いため弁ばね57の押力
が勝り、この結果、排気流路制御弁50は閉じている。
そこで、排気ガスは導入パイプ25→中間パイプ26→
排出パイプ27の順で流れ、その間に膨張を繰り返すこ
とで消音作用が起こる。(b)は機関の運転状態が高速
回転で排気圧力が所定値を超えた状態を示し、排気圧力
P2が高いため弁ばね57に抗して弁体54が開いて矢
印,の如く排気ガスが流れる。この結果、排気ガス
は導入パイプ25→中間パイプ26→排出パイプ27の
流れに、白抜き矢印で示したバイパス管28の流れが加
わる。この結果、多量の排気ガスを流すことができる。
0は、シェル21に完全に収納できる程度にコンパクト
である。
製作要領図であり、渦巻板72,73を2枚用意し、矢
印f,gの流れにしたがって、これらの両方又は一方の
渦中心72a,73aを、弁閉方向に予め永久変形(矢
印,の通りに引張ること。)させる。次に、矢印
h,iの流れにしたがって、両方又は一方の渦中心72
a,73aを、弁開方向(矢印,)へ引張り、矢印
j,kの流れにしたがって、渦巻板72に渦巻板73を
重ね合わせて、弁体74を完成する。
め、外力を加えないといわゆる自己復帰作用で弁閉状態
になる。従って、第4実施例の(図12で示した)弁ば
ね57、ばね受け58及び弁ハウジング55を省くこと
ができ、部品点数の大幅な削減と、更なるコンパクト化
が可能となる。
例の作用説明図であり、排気流路制御弁70を内蔵した
消音装置20を示す。(a)は排気圧力が所定値以下の
状態を示し、排気圧力P1が低いため弁体74の自己復
帰力が勝り、この結果、排気流路制御弁70は閉じてい
る。そこで、排気ガスは導入パイプ25→中間パイプ2
6→排出パイプ27の順で流れ、その間に膨張を繰り返
すことで消音作用が起こる。(b)は機関の運転状態が
高速回転で排気圧力が所定値を超えた状態を示し、排気
圧力P2が高いため弁体74が開いて矢印,の如く
排気ガスが流れる。この結果、排気ガスは導入パイプ2
5→中間パイプ26→排出パイプ27の流れに、白抜き
矢印で示したバイパス管28の流れが加わる。この結
果、多量の排気ガスを流すことができる。
制御弁70を構成したため、この排気流路制御弁70は
極めてコンパクトになり、シェル21に十分に納めるこ
とができる。
44(図7,8参照)と同様に熱処理を行う。
する。請求項1では、排気圧力が所定値以下で閉じ、所
定値を超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加さ
せる排気流路制御弁の弁体を渦巻板としたので、排気流
路制御弁を全体的にコンパクトに構成することができる
とともに、部品点数も少ないから、軽量化と低コスト化
を図ることができる。また、高回転時の出力低下を防ぐ
こともできる。
じ、所定値を超えると開き始めて排気ガスの流路面積を
増加させる排気流路制御弁を、渦巻状の弁体と、弁ばね
と、弁ハウジングとから排気流路制御弁を構成したの
で、排気流路制御弁は全体的にコンパクトに構成するこ
とができ、消音装置に容易に収納することができる。ま
た、部品点数も少ないので、軽量で低コストな商品にで
きる。さらに、高回転時の出力低下を防ぐこともでき
る。
が大径で、弁体側が小径である円錐ばねとし、円錐ばね
の小径側を渦巻弁体の小径側に当てて、押出すことによ
り弁体を弁閉状態にするようにした。円錐ばねであるか
らセンタリング特性に富み、弁体を中心軸に沿って滑ら
かに往復移動させることができる。
じ、所定値を超えると開き始める弁体をばねで構成し、
弁体自身のばね作用で弁閉状態を保つので、閉弁方向に
付勢するための弁ばねを省くことができ、その結果、排
気流路制御弁は極めてコンパクトにすることができ、消
音装置に容易に収納することができる。また、部品点数
の大幅な削減ができ、非常に軽量で、かつ低コストで商
品化できる。
の低い渦巻板を2枚以上重ねることにより、閉弁シール
性を発揮させることで弁体を構成したので、排気流路制
御弁は全体的にコンパクトに構成することができるとと
もに、部品点数も少ないから軽量化と低コスト化を図る
ことができる。また、高回転時の出力低下を防ぐことも
できる。
の低い渦巻板を2枚重ねることにより、閉弁シール性を
発揮させることで弁体を構成し且つ2枚の渦巻板を同形
にしたことを特徴とし、排気流路制御弁は全体的にコン
パクトに構成することができるとともに、同じ渦巻板を
位相を変えて重ねるだけであるから、部品の種類が少な
くなり、部品の管理が容易となり、製造費用の削減が可
能となる。また、高回転時の出力低下を防ぐこともでき
る。
枚は、弁閉方向に予め永久変形させたので、渦巻板にス
プリング機能を付加させることができ、この結果、閉弁
方向に付勢するための弁ばねを省くことができ、排気流
路制御弁のコンパクト化を更に促すことができた。
斜視図
図
置の斜視図
明図
(前半)
(後半)
解斜視図
領図
ング、3,51…帯板、4,44,54,74…弁体、
5,32,55…弁ハウジング、6,56…通孔、7,
57…弁ばね、9,58…ばね受け、20…消音装置、
25…導入パイプ、26…中間パイプ、27…排出パイ
プ、28…バイパス管、31…円錐ばね(弁ばね)、4
2,52,53,72,73…渦巻板。
Claims (7)
- 【請求項1】 排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を
超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排
気流路制御弁において、この排気流路制御弁は、弁体が
所定幅の帯板を渦巻状に巻き、且つ帯板のエッジ同士を
重ね合せた渦巻板であることを特徴とした内燃機関の排
気流路制御弁。 - 【請求項2】 排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を
超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排
気流路制御弁において、この排気流路制御弁は、所定幅
の帯板を渦巻状に巻き、且つ帯板のエッジ同士を重ね合
せた渦巻板からなる弁体と、この弁体を囲う弁ハウジン
グと、この弁ハウジングに開けた通孔と、弁ハウジング
を起点にして弁体を閉方向へ押付ける弁ばねとからなる
ことを特徴とした内燃機関の排気流路制御弁。 - 【請求項3】 前記弁ばねは、弁ハウジング側が大径
で、弁体側が小径である円錐ばねであることを特徴とし
た請求項2記載の内燃機関の排気流路制御弁。 - 【請求項4】 前記弁体をばねで構成し、前記排気圧力
が所定値以下では、ばね作用で弁閉状態を保つものであ
ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気流路
制御弁。 - 【請求項5】 排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を
超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排
気流路制御弁において、この排気流路制御弁は、弁体が
所定幅の帯板を渦巻状に巻いた渦巻板を少なくとも2枚
重ね合せたものであることを特徴とした内燃機関の排気
流路制御弁。 - 【請求項6】 排気圧力が所定値以下で閉じ、所定値を
超えると開き始めて排気ガスの流路面積を増加させる排
気流路制御弁において、この排気流路制御弁は、弁体が
所定幅の帯板を渦巻状に巻いた渦巻板に、同形の渦巻板
を位相を変えた状態で重ね合せたものであることを特徴
とした内燃機関の排気流路制御弁。 - 【請求項7】 前記渦巻板のうち少なくとも1枚は、弁
閉方向に予め永久変形させたものであることを特徴とし
た請求項5又は請求項6記載の内燃機関の排気流路制御
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05505198A JP3640520B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-03-06 | 内燃機関の排気流路制御弁 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2241698 | 1998-02-03 | ||
JP10-22416 | 1998-02-03 | ||
JP10-22413 | 1998-02-03 | ||
JP2241398 | 1998-02-03 | ||
JP05505198A JP3640520B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-03-06 | 内燃機関の排気流路制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11287118A true JPH11287118A (ja) | 1999-10-19 |
JP3640520B2 JP3640520B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=27283836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05505198A Expired - Lifetime JP3640520B2 (ja) | 1998-02-03 | 1998-03-06 | 内燃機関の排気流路制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3640520B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1118748A2 (en) | 2000-01-21 | 2001-07-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust passage control valve |
FR2812343A1 (fr) * | 2000-07-31 | 2002-02-01 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Cloison transversale pour volume d'echappement et volume d'echappement la comportant |
KR100372106B1 (ko) * | 2000-11-27 | 2003-02-14 | 기아자동차주식회사 | 내연기관용 머플러의 밸브 |
KR100464078B1 (ko) * | 2002-01-03 | 2004-12-30 | 엘지전자 주식회사 | 토출 밸브 |
KR100493675B1 (ko) * | 2001-05-07 | 2005-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 압축기의 밸브구조 |
KR100587811B1 (ko) * | 2004-05-10 | 2006-06-12 | 현대자동차주식회사 | 머플러의 배압저감장치 |
KR101180001B1 (ko) | 2010-09-06 | 2012-09-05 | 우신공업 주식회사 | 배기밸브 장치 |
JP2013064326A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Denso Corp | バルブタイミング調整装置 |
CN113530832A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-10-22 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 压缩机排气组件、压缩机及制冷装置 |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP05505198A patent/JP3640520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1118748A2 (en) | 2000-01-21 | 2001-07-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust passage control valve |
US6338246B2 (en) | 2000-01-21 | 2002-01-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust passage control valve |
EP1118748A3 (en) * | 2000-01-21 | 2003-12-03 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust passage control valve |
FR2812343A1 (fr) * | 2000-07-31 | 2002-02-01 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Cloison transversale pour volume d'echappement et volume d'echappement la comportant |
WO2002010561A1 (fr) * | 2000-07-31 | 2002-02-07 | Faurecia Systemes D'echappement | Cloison transversale pour volume d'echappement |
KR100372106B1 (ko) * | 2000-11-27 | 2003-02-14 | 기아자동차주식회사 | 내연기관용 머플러의 밸브 |
KR100493675B1 (ko) * | 2001-05-07 | 2005-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 압축기의 밸브구조 |
KR100464078B1 (ko) * | 2002-01-03 | 2004-12-30 | 엘지전자 주식회사 | 토출 밸브 |
KR100587811B1 (ko) * | 2004-05-10 | 2006-06-12 | 현대자동차주식회사 | 머플러의 배압저감장치 |
KR101180001B1 (ko) | 2010-09-06 | 2012-09-05 | 우신공업 주식회사 | 배기밸브 장치 |
JP2013064326A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Denso Corp | バルブタイミング調整装置 |
CN113530832A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-10-22 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 压缩机排气组件、压缩机及制冷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3640520B2 (ja) | 2005-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10612458B2 (en) | Turbomachine | |
JPH11287118A (ja) | 内燃機関の排気流路制御弁 | |
JP4512058B2 (ja) | タービンハウジング | |
US7389852B2 (en) | Integrated heat exchanger and muffler unit | |
US11167351B2 (en) | Additively manufactured rotors for superchargers and expanders | |
US3831374A (en) | Gas turbine engine and counterflow heat exchanger with outer air passageway | |
US6684633B2 (en) | Exhaust device for two-stroke internal combustion engine | |
JP2006249945A (ja) | ターボチャージャ付き内燃機関 | |
JPH10508356A (ja) | 組合わされた共振器および消音器装置 | |
WO2011132259A1 (ja) | 圧力波過給機 | |
JPS6035121A (ja) | 内燃機関を過給するための変位過給機 | |
KR20180099524A (ko) | 터보 과급기 | |
JP3934396B2 (ja) | 車両用消音器の製造方法 | |
JP2002235522A (ja) | 排気消音装置 | |
US5187334A (en) | Acoustic muffler with one-piece housing | |
US5741127A (en) | Vane for vane compressor | |
US4360317A (en) | Three cycle per revolution wave compression supercharger | |
CA1148478A (en) | Silencer means for internal combustion engines | |
WO2007007142A1 (en) | Air compressor comprising a continuous propeller in a revolving tube | |
WO2007119453A1 (ja) | 触媒コンバータ及び触媒コンバータの製造方法 | |
JP2006266215A (ja) | 車両用マフラの製造方法 | |
JPH10184371A (ja) | ターボチャージャ | |
JP2008062160A (ja) | メタル担体およびメタル担体の製造方法 | |
JP7191466B2 (ja) | 内燃機関の消音装置 | |
WO2010026367A1 (en) | Trapped compressible wave device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |