JPH11286967A - 自動運転建設機械 - Google Patents

自動運転建設機械

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JPH11286967A
JPH11286967A JP8872198A JP8872198A JPH11286967A JP H11286967 A JPH11286967 A JP H11286967A JP 8872198 A JP8872198 A JP 8872198A JP 8872198 A JP8872198 A JP 8872198A JP H11286967 A JPH11286967 A JP H11286967A
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JP
Japan
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construction machine
automatic driving
unloading
target
driving construction
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JP8872198A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Eguchi
義紀 江口
Toru Kurenuma
榑沼  透
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動運転建設機械の位置ずれや放土されるダン
プトラック等の目標物の位置ずれにかかわらず目標物の
所定の位置に放土すること。 【解決手段】教示して記憶された教示位置データを順次
読み出して油圧ショベルを掘削から放土までの一巡する
動作を繰り返し行う自動運転建設機械において、該自動
運転建設機械は、前記油圧ショベル上に設けられ、当該
油圧ショベルが放土すべき目標物を撮像する撮像手段1
4,176と、前記撮像された撮像データに基づいて当
該油圧ショベルが放土する前記目標物の放土位置を算出
する放土位置算出手段175と、前記油圧ショベルが掘
削から放土まで一巡する動作中の所定の位置で前記放土
位置の算出を指令する放土位置算出指令手段1711,
1718,1719とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動運転を行う建
設機械に係わり、特に、ダンプトラックやクラッシヤ等
の作業機械への自動積み込み作業を行う自動運転建設機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、砕石現場等において、油圧ショベ
ル等の建設機械によるダンプトラックやクラッシャへの
積み込み作業は、ある決まった場所から土石を掘削し、
ダンプトラックのベッセルやクラッシャのホッパ等の決
まった場所へ放土するという単調な繰り返し作業であ
る。このような単調な繰り返し作業は、オペレータにと
って苦痛であり、人手を介在せずに自動的に行わせると
いう要求が高まっている。
【0003】従来、このような積み込み作業の自動化方
法の一つとしては、掘削位置と放土位置とを教示して、
これらの位置間で、油圧ショベルを走行せずに旋回作業
を主として繰り返し作業を行わせていた。
【0004】例えば、特開平9−195321号公報に
は、教示された動作を繰り返して、油圧ショベルに掘削
から放土までの一連の作業を自動的に行わせる技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の油
圧ショベル等の自動運転を行う自動運転建設機械では、
掘削によるジャッキアップや旋回の慣性力等の原因によ
り、自動運転建設機械自体が位置ずれしてしまうという
問題がある。また、ダンプトラックに積み込みを行う際
に、ダンプトラックが毎回、同じ場所に停車するとは限
らず、ダンプトラック上の放土すべき適切な位置に積み
込むことができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、
自動運転建設機械にビデオカメラ等の撮像手段を設け、
撮像データからダンプトラック等の目標物としての作業
機械への所定の放土位置を算出し放土することを可能に
した自動運転建設機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0008】教示して記憶された教示位置データを順次
読み出して油圧ショベルを掘削から放土までの一巡する
動作を繰り返し行う自動運転建設機械において、該自動
運転建設機械は、前記油圧ショベル上に設けられ、当該
油圧ショベルが放土すべき目標物を撮像する撮像手段
と、前記撮像した撮像データに基づいて当該油圧ショベ
ルが放土すべき前記目標物上の放土位置を算出する放土
位置算出手段と、前記油圧ショベルが掘削から放土まで
一巡する動作中の所定の位置で前記放土位置の算出を指
令する放土位置算出指令手段と、を備えていることを特
徴とする。
【0009】また、請求項1に記載の自動運転建設機械
において、前記撮像手段は、前記目標物を撮像するテレ
ビカメラと、前記テレビカメラによって撮像された撮像
データに基づいて前記テレビカメラが前記目標物の所定
の位置を常時撮像するように制御するテレビカメラ制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0010】また、請求項1に記載の自動運転建設機械
において、前記撮像手段は、前記所定の位置で前記目標
物を撮像する位置に設置されていることを特徴とする。
【0011】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つに記載の自動運転建設機械において、前記所定の
位置は、放土直前の任意の位置に設定されていることを
特徴とする。
【0012】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つに記載の自動運転建設機械において、前記所定の
位置は、掘削前の任意の位置に設定されていることを特
徴とする。
【0013】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つに記載の自動運転建設機械において、前記所定の
位置は、掘削直後の任意の位置に設定されていることを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
から図10を用いて説明する。
【0015】図1は本実施形態に係わる自動運転を行う
油圧ショベル(以下自動運転建設機械という)の作業態
様を示す図である。
【0016】図において、1は後述する貯留された土石
3を掘削して後述するダンプトラック2に放土する自動
運転建設機械、2は土石が積み込まれるベッセル15を
備え、自動運転建設機械1から放土された土石を積み込
み運搬するダンプトラック、3は土石貯留所に貯留され
た土石、16は自動運転建設機械1から遠隔の位置に配
置され自動運転建設機械1を遠隔操作する遠隔操作装置
である。
【0017】自動運転建設機械1は、走行体4と、走行
体4上に旋回可能に設けられた旋回体5と、旋回体5に
俯仰動可能に設けられるブーム6と、ブーム6の先端に
回動可能に設けられたアーム7と、アーム7の先端に回
動可能に設けられたバケット8と、旋回体5とブーム6
との俯仰角を検出する角度センサ9、ブーム6とアーム
7との回動角を検出する角度センサ10、アーム7とバ
ケット8との回動角を検出する角度センサ11と、旋回
体の旋回角を検出する角度センサ12、旋回体5に設け
られた運転台13と、運転台13の屋上に設けられ、ダ
ンプトラック2の積み込み場所を撮像するために設けら
れたビデオカメラ14と、から構成されている。
【0018】なお、本実施形態では、ビデオカメラ14
を運転台13の屋上に取り付けたが、撮像に適した場所
であるなら自動運転建設機械1のどこに設置してもよ
い。
【0019】図2は、本実施形態に係わる自動運転建設
機械の再生操作時の制御機構を示すブロック図であり、
なお、この図において図1に示す符号と同一符号の箇所
は同一箇所を示す。
【0020】図において、ビデオカメラ14はカメラを
水平方向および垂直方向に旋回させる雲台141と、雲
台141を水平方向に旋回させる水平軸モータ142
と、雲台141を垂直方向に旋回させる垂直軸モータ1
43とから構成される。
【0021】遠隔操作装置16は、教示時に、教示位置
格納部1713に教示位置データおよび教示コマンド格
納部1717に教示コマンドを教示して格納させる教示
操作部161と、再生動作時に、コマンドインタプリタ
部1716に自動運転建設機械1の再生動作を起動また
は停止させる指令を出力する再生操作部162とから構
成される。
【0022】17は自動運転建設機械1に搭載される装
置を示し、171は主としてコンピュータで構成される
自動運転コントローラ、172は後述するサーボ制御部
1717から出力する駆動信号によって駆動される補助
制御弁、173は補助制御弁172から出力される油圧
信号によって制御され、アクチュエータに流入する油量
を制御する主制御弁、174は自動運転建設機械の旋回
体、ブーム、アーム、およびバケットの各シリンダおよ
び旋回モータを作動するためのアクチュエータ、175
はビデオカメラ14によって撮像された画像信号に基づ
いて、ビデオカメラ14を常時ベッセル15上の放土位
置を撮像するように制御する制御信号aを雲台駆動部1
76に出力すると共に、後述する画像取込位置判定部1
719からの画像取り込み指令信号bを受けると、ビデ
オカメラ14によって撮像された画像信号に基づいて自
動運転建設機械1の放土位置を演算して放土位置データ
cを後述する教示位置格納部1713に出力する画像信
号処理部、176は画像信号処理部175からの制御信
号aによってビデオカメラ14を常時ベッセル15の放
土位置を撮像するように水平軸モータ142および垂直
軸モータ143を制御するための駆動信号を出力する雲
台駆動部である。
【0023】自動運転コントローラ171は、角度セン
サ9〜12からの検出信号に基づいて自動運転建設機械
の現在位置を演算する現在位置演算部1711と、現在
位置演算部1711からの帰還値と入力値とを比較して
その偏差を補正する駆動信号を補助制御弁172に出力
するサーボ制御部1712と、教示時に教示操作部16
1からの指令により作成された教示位置データおよび再
生動作時に演算されて生成された放土位置データとして
の教示位置データを記憶する教示位置格納部1713
と、教示時に操作されて自動運転建設機械1の教示コマ
ンドが記憶される教示コマンド格納部1717と、コマ
ンドインタプリタ部1716の指令に従って教示位置格
納部1713に格納されている教示位置データを出力す
る教示位置出力処理部1714と、教示位置出力処理部
1714から出力される教示位置データ間を補間処理す
るサーボ前処理部1715と、教示コマンド格納部17
14からの教示コマンドをシーケンシャルに読み出し、
教示位置出力処理部1714に教示位置データ出力させ
るための指令信号を出力するとともに、教示位置データ
間の移動速度値を出力するコマンドインタプリタ部17
16と、教示時に教示操作部161の指令により作成さ
れた教示コマンドが格納される教示コマンド格納部17
17と、ビデオカメラ14がベッセル15を撮像するの
に適切と考えられる自動運転建設機械1の旋回位置が格
納されている画像取込位置格納部1718と、画像取込
位置格納部1718に格納されている画像取込位置と現
在位置演算部1711から入力する現在位置データとを
比較して自動運転建設機械1が画像位置取込位置にある
か否かを判定し、画像取込位置に到達したとき、映像信
号処理部175に画像の取り込みのための指令信号bを
出力する画像取込判定部1719とから構成される。
【0024】上記のごとく、教示位置格納部1713に
格納される、例えば、放土位置、掘削位置、旋回方向に
係わる教示位置データのうち、放土位置データは、他の
教示位置データが教示時に前もって作成されて格納され
るのに対して、再生動作時に、画像信号処理部175に
よって常時演算されて格納される。
【0025】図3は、図2に示す自動運転建設機械の再
生動作時の制御機構の他の例を示すブロック図である。
図3に示すものは、図2に示すもののビデオカメラ14
が自動運転建設機械1の旋回動作にかかわらず常時ベッ
セル15を撮像する向きに制御されているのに対して、
ビデオカメラ14が画像取込位置においてベッセル15
を撮像する位置に固定されている点で相違し、その他は
図2に示すものと同じ構成である。
【0026】画像信号処理部177は、画像取込位置判
定部1719からの画像取り込みの指令信号bを受ける
と、ビデオカメラ14によって撮像された画像信号に基
づいて自動運転建設機械1の放土位置を演算して放土位
置データcを教示位置格納部1713に出力する点で画
像信号処理部175と同様の機能を有し、ビデオカメラ
14を常時ベッセル15の放土位置を撮像するように雲
台を制御するための機能を有していない点で相違する。
【0027】次に、本実施形態に係わる自動運転建設機
械の動作を図1および図2または図3に基づいて説明す
る。
【0028】はじめに、図1に示すように、自動運転建
設機械1のバケット8によって、貯留されている土石3
を掘削した後、バケット8をダンプトラック2のベッセ
ル15の位置まで移動させ、このベッセル15の所定の
位置で放土し、再び、バケット8を土石3の貯留場所に
復帰させるまでの一巡の動作を再生動作する場合につい
て説明する。
【0029】再生起動するために、再生操作部162を
操作すると、図示されていない、無線通信手段によって
再生起動信号が遠隔操作装置16から自動運転建設機械
1に伝送され、コマンドインタプリタ部1716に入力
される。コマンドインタプリタ部1716はこの再生起
動信号を入力すると、教示コマンド格納部1717に格
納されているコマンドをシーケンシヤルに読み出し、教
示位置格納部1713から教示位置出力処理部1714
に教示位置データを出力させる。教示位置データはサー
ボ前処理部1715に転送され、かつコマンドインタプ
リタ部1716から与えられる目標速度で、自動運転建
設機械1のフロントの各関節が動作するように補間計算
を行い、サーボ制御部1712に目標角度値を出力す
る。サーボ制御部1712では、現在位置演算部171
1で演算された現在位置を基にフィードバック制御を行
い、補助制御弁172に駆動信号を出力する。これによ
り、予め教示された動作が再生される。
【0030】次に、図2に示す画像信号処理部175に
おいて、ビデオカメラ14によって撮像された画像信号
に基づいてビデオカメラ14を常時ベッセル15の放土
位置を撮像するように雲台駆動部176に制御信号aを
出力する処理手順を図4に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0031】再生動作時は、常時、テレビカメラ14は
撮像動作しており、撮像された画像信号は画像信号処理
部175に入力される。ステップ101において取り込
まれた画像信号をフイルタでノイズ除去し、ステップ1
02でエッジ抽出のオペレータを用いてエッジの抽出を
行う。次に、ステップ103で抽出されたエッジからハ
フ変換などの手法を用いて直線の抽出を行う。ステップ
104においてステップ103で抽出された直線とステ
ップ102で抽出されたエツジとから、画像内の線分の
端点と交点を検出する。次に、ステップ105におい
て、あらかじめ登録してある対象物、ここではダンプト
ラック2のベッセル15のモデルとステップ104で得
られた線分の情報から対象物の形状の認識を行う。形状
の認識ができると、ステップ106において、ベッセル
15上の特徴点の位置情報を算出する。
【0032】ここで、画像信号処理部175が認識した
ベツセル15の形状および特徴点s1,s2,s3,s
4の特徴点の例を図5に示す。
【0033】なお、この算出は、図6に示すように、一
般に、少なくともベッセル15等の対象物の3点の特徴
点間の距離が既知であって、ビデオカメラ14で撮像さ
れた画面内のこれらの点の位置s1〜s4が解れば、後
述する公知の計算方法によって各点の空間での位置を求
めることができる。ここで、18に示すXo,Yo,Z
oはベッセル15の目標物に設定した目標物座標系であ
り、この座標系は空間中どこにとってもよいが、ここで
は特徴点s1〜s4のうちの1つである点s1を目標物
座標系の原点と置いている。19に示すXc,Yc,Z
cはカメラ14のレンズ中心を原点としたカメラ座標系
である。20に示すXw,Yw,Zwは自動運転建設機
械1を自動制御するため基準となる制御座標系である。
なお、公知の計算方法としては、特公昭62−5410
8号公報、大村等によって発表された電子情報通信学会
論文誌D−lVol.J72−D−INo.9pp−1
441−1447、が知られている。
【0034】次に、ステップ107において、ステップ
106で求めた特徴点s1〜s4から算出された中央点
(図5に示す直線s1−s3と直線s2−s4との交点
M)とテレビカメラ14の画面中央部との差信号を演算
し、この差信号を制御信号aとして雲台駆動部176に
出力する。雲台駆動部176はこの制御信号aがゼロに
なるようにサーボ制御を行い、結果としてテレビカメラ
14は常時ベッセル15の中央点Mに向くように制御さ
れる。
【0035】なお、上記のステップ101からステップ
106における画像処理は、その全部もしくは一部をハ
ードウェアで実現することが可能であり、また、逆にそ
の全部もしくは一部をソフトウェアで実現することも可
能である。
【0036】次に、図2に示す画像信号処理部175お
よび図3に示す画像信号処理部177において、画像取
込位置判定部1719からの画像取り込み指令を受け
て、ビデオカメラ14によって撮像された画像信号に基
づいて自動運転建設機械1の放土位置を演算し放土位置
データを教示位置格納部1713に出力する処理手順を
図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0037】自動運転建設機械1の再生動作状態におい
て、自動運転建設機械1が画像取込位置判定部1719
において画像取込位置に到達したと判定されると、画像
を取り込むための指令信号bが画像信号処理部175
(または画像信号処理部177)に出力される。この指
令を受けると画像信号処理部175(または画像信号処
理部177)はテレビカメラ14から画像信号を入力す
る。ステップ201において取り込まれた画像信号をフ
イルタでノイズ除去し、以下ステップ202からステッ
プ207の処理を行う。なお、ステップ202〜ステッ
プ206までの処理は、図4に示すフローチャートのス
テップ102〜ステップ106までの処理と同じである
ので説明を省略する。ステップ206においてベッセル
15上の特徴点の位置情報を算出し、次いで、ステップ
207において、算出された特徴点の位置情報からカメ
ラ座標系における自動運転建設機械1が放土すべき放土
位置を算出する。ステップ208において、カメラ座標
系から制御座標系への変換を行って制御座標系における
放土位置を算出し、算出された放土位置データcは教示
位置格納部1713に出力される。
【0038】次に、図2または図3において、放土位置
を演算するための指令信号bの出力するタイミングのそ
れぞれ異なる例を図8から図10に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0039】はじめに、図8において、自動運転コント
ローラ171によって自動運転が行われ、ステップ30
1において掘削を行い、次いでステップ302において
教示された教示位置データに基づいて放土位置付近まで
旋回し、ステップ303においてこの放土位置付近に設
定された画像取込位置に自動運転建設機械1が達したと
判定されると、画像取込位置判定部1719から指令信
号bが画像信号処理部175(または画像信号処理部1
77)に出力される。次いで、ステップ304において
画像信号処理部175(または177)は指令信号bを
受けた時点で既に詳述したように自動運転建設機械1が
放土すべき放土位置を演算する。ステップ305におい
て演算された放土位置データは教示位置格納部1713
に出力され、放土位置における放土位置データとして格
納される。ステップ306において、自動運転建設機械
1が放土位置になると、教示位置格納部1713から前
記の演算された放土位置データが出力され、その放土位
置データに従って各関節が制御され放土が行われる。次
に、ステップ307において教示位置格納部1713に
教示され格納されている掘削位置まで旋回し、再びステ
ップ301からの処理を繰り返す。
【0040】なお、この図8に示す処理の場合は、図3
に示すテレビカメラ14は、自動運転建設機械1が旋回
して画像取込位置(放土直前の位置)でベッセル15の
中央部Mを撮像するように運転台13上の所定の位置に
固定されている。
【0041】図9においては、自動運転コントローラ1
71によって自動運転が行われ、ステップ401におい
て、教示された教示位置データに従って掘削位置まで旋
回し、ステップ402において、この掘削位置に設定さ
れた画像取込位置に自動運転建設機械1が達したと判定
されると、画像取込位置判定部1719から指令信号b
が画像信号処理部175(または画像信号処理部17
7)に出力される。次いで、ステップ405において画
像信号処理部175(または177)は指令信号bを受
けた時点で自動運転建設機械1が放土すべき放土位置を
演算する。一方、ステップ404において掘削位置にあ
るのでその位置で掘削が行われる。次いで、ステップ4
06において、演算された放土位置データに基づいて、
ほぼ掘削位置から放土位置までの自動運転建設機械1が
通過すべき旋回路を演算し演算された放土位置に向かっ
て旋回する。ステップ407では、自動運転建設機械1
は演算した放土位置に到達するとその位置で放土し、再
びステップ401からの処理を繰り返す。
【0042】なお、この図9に示す処理の場合は、図3
に示すテレビカメラ14は、自動運転建設機械1が旋回
して画像取込位置(掘削位置)でベッセル15の中央部
Mを撮像するように運転台13上の所定の位置に固定さ
れている。
【0043】次に、図10において、自動運転コントロ
ーラ171によって自動運転が行われ、ステップ501
において掘削位置で掘削を行い、ステップ502におい
て、この掘削位置に設定された画像取込位置に自動運転
建設機械1が達したと判定されると、画像取込位置判定
部1719から指令信号bが画像信号処理部175(ま
たは画像信号処理部177)に出力される。次いで、ス
テップ504において画像信号処理部175(または1
77)は指令信号bを受けた時点で自動運転建設機械1
が放土すべき放土位置を演算する。次に、ステップ50
4において教示された教示位置データに従って自動運転
建設機械1を掘削から放土位置付近まで旋回する。ステ
ップ506で前記の演算された放土位置で放土する。次
いで、ステップ507において自動運転建設機械1を教
示位置データに従って掘削位置まで旋回させ、再びステ
ップ501からの処理を繰り返す。
【0044】なお、この図10に示す処理の場合は、図
3に示すテレビカメラ14は、自動運転建設機械1が旋
回して画像取込位置(掘削位置)でベッセル15の中央
部Mを撮像するように運転台13上の所定の位置に固定
されている。
【0045】なお、本実施形態では上記のごとく、ビデ
オカメラ14の画像取込位置は、掘削または放土直前等
の自動運転建設機械1が旋回動作を行っていない位置で
撮像するので、高精度の画像信号を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】上記のごとく、本発明によれば、自動運
転建設機械は、油圧ショベル上に設けた当該油圧ショベ
ルが放土すべき目標物を撮像する撮像手段と、撮像され
た撮像データに基づいて当該油圧ショベルが放土する前
記目標物上の放土位置を算出する放土位置算出手段と、
当該油圧ショベルが掘削から放土まで一巡する動作中の
所定の位置で前記放土位置の算出を指令する放土位置算
出指令手段とを備えるので、当該油圧ショベルが何等か
の理由で位置ずれを起こしたり、または目標物が所定の
位置からずれていても、油圧ショベルは的確に放土すべ
き放土位置を把握して放土することができ、自動運転を
高精度に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動運転建設機械
の作業形態を示す図である。
【図2】本実施形態に係わる自動運転建設機械の再生動
作時の制御機構を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係わる自動運転建設機械の再生動
作時の制御機構の他の例を示すブロック図である。
【図4】図2に示す画像信号処理部175におけるテレ
ビカメラ14を制御するための処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】図2に示す画像信号処理部175または図3に
示す画像信号処理部177が認識したベツセル15の形
状および特徴点s1,s2,s3,s4の各位置を示す
図である。
【図6】ベッセル15等の目標物に設定した目標物座標
系、テレビカメラ14のレンズ中心を原点としたカメラ
座標系、および自動運転建設機械1を自動制御するため
基準となる制御座標系の関係を示す図である。
【図7】図2に示す画像信号処理部175および図3に
示す画像信号処理部177における放土位置を算出する
ための処理手順を示すフローチャートである。
【図8】放土直前に放土位置が演算される場合の自動運
転コントローラおよび画像信号処理部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】掘削時に放土位置が演算される場合の自動運転
コントローラおよび画像信号処理部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】掘削直後に放土位置が演算される場合の自動
運転コントローラおよび画像信号処理部の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動運転建設機械 2 ダンプトラック 3 土石 9〜12 角度センサ 14 ビデオカメラ 15 ベッセル 16 遠隔操作装置 162 再生操作部 17 車内搭載装置 171 自動運転コントローラ 1711 現在位置演算部 1712 サーボ制御部 1713 教示位置格納部 1714 教示位置出力処理部 1715 サーボ前処理部 1716 コマンドインタプリタ部 1717 教示コマンド格納部 1718 画像取込位置格納部 1719 画像取込位置判定部 175,177 画像信号処理部 176 雲台駆動部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示して記憶された教示位置データを順
    次読み出して油圧ショベルを掘削から放土までの一巡す
    る動作を繰り返し行う自動運転建設機械において、 該自動運転建設機械は、 前記油圧ショベル上に設けられ、当該油圧ショベルが放
    土すべき目標物を撮像する撮像手段と、 前記撮像した撮像データに基づいて当該油圧ショベルが
    放土すべき前記目標物上の放土位置を算出する放土位置
    算出手段と、 前記油圧ショベルが掘削から放土まで一巡する動作中の
    所定の位置で前記放土位置の算出を指令する放土位置算
    出指令手段と、 を備えていることを特徴とする自動運転建設機械。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記撮像手段は、前記目標物を撮像するテレビカメラ
    と、前記テレビカメラによって撮像された撮像データに
    基づいて前記テレビカメラが前記目標物の所定の位置を
    常時撮像するように制御するテレビカメラ制御手段とを
    備えることを特徴とする自動運転建設機械。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、 前記撮像手段は、前記所定の位置で前記目標物を撮像す
    る位置に設置されていることを特徴とする自動運転建設
    機械。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの記載において、 前記所定の位置は、放土直前の任意の位置に設定されて
    いることを特徴とする自動運転建設機械。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの記載において、 前記所定の位置は、掘削前の任意の位置に設定されてい
    ることを特徴とする自動運転建設機械。
  6. 【請求項6】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの記載において、 前記所定の位置は、掘削直後の任意の位置に設定されて
    いることを特徴とする自動運転建設機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10781574B2 (en) 2015-12-28 2020-09-22 Sumitomo (S.H.I) Construction Machinery Co, Ltd. Shovel
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