JPH11286146A - 不整合の影響を受けないイメ―ジを作る方法 - Google Patents

不整合の影響を受けないイメ―ジを作る方法

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JPH11286146A
JPH11286146A JP11000022A JP2299A JPH11286146A JP H11286146 A JPH11286146 A JP H11286146A JP 11000022 A JP11000022 A JP 11000022A JP 2299 A JP2299 A JP 2299A JP H11286146 A JPH11286146 A JP H11286146A
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colors
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JP11000022A
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Steven J Harrington
ジェイ ハーリントン スティーヴン
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Xerox Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不整合の影響を受けない連続調ラスター・カ
ラーイメージを作る方法を提供することである。 【解決手段】 本方法は、1)各画素ごとに、近隣画素
から画素について成分の点で最大の色差を決定するこ
と、および2)前記色差の小部分を決定し、それを各画
素の色値に加えることが特徴である。画素値とその近隣
画素値との差が計算され、色成分の小部分を画素に対す
る着色剤指定に加えることによって画素値が変化する。
この変化値が画素に欠けている近隣着色剤の量を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】カラー印刷は一般に3つまたは4つの色
分解画像(color separations)(たとえば、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、およびブラック)を印刷することに
よって行われる。中間色はさまざまな量のこれらの原色
が混じったものを印刷することによって作られる。しか
し、共通成分を少ししか、またはまったく持たない対の
カラーを指定することができる。たとえば、純シアンと
純マゼンタ、またはイエローと多少のマゼンタから作ら
れたオレンジとシアンとブラックから作られたダークシ
アンである。もしイメージの近隣区域がそのような2つ
の色を使用すれば、問題が生じる可能性がある。もし色
成分間の整合が完全でなければ、問題が生じる。もし色
分解画像が完全に整合していなければ、2つの色の間の
境界に隙間が生じ、紙の白が透けて見えることがある。
これは望ましくないと考えられ、それを減らすために
「トラッピング」として知られる技法が用いられる。ト
ラッピングは、通常、一方の着色区域が近隣区域と重な
るように、一方の着色区域の境界を動かすことであると
考えられる。図形オブジェクトを処理してする場合に
は、これはオブジェクトを広げること、すなわち拡大す
ること、すなわちその背景を詰めること、すなわち縮小
することと同じである。
【0002】ページまたは図形イメージのレイアウト
は、事前に定めた図形デザインに従って「構造化された
図形」を組み合わせることに依存している。構造化され
た図形は、通例、複数の色分解画像の中に一般的に表現
された色の近隣領域であり、印刷媒体(たとえば紙)上
に像形成された一連の図形オブジェクトを表す。像形成
されたオブジェクトは、互いに分離することができる、
1つまたはそれ以上の点で互いに境を接することができ
る、互いに部分的にまたは完全に重なることができる形
状である。従って、印刷されたページ、すなわち図形イ
メージは図形オブジェクトを表している形状のパッチワ
ークでできており、その一部は連続してより後に像形成
されたオブジェクトによって切り取られる。
【0003】境を接している形状または重なっている形
状によって、色の近隣領域の間に境界が生じる。この境
界は理想的な印刷条件の下では幅がゼロのはずである。
すなわち、一方の色は他方の色が始まる所で正確に終っ
ているべきであり、印刷工程自体によって境界に沿って
新しい色が導入されてはならない。形状を埋める「色」
は、べたの色 (solid colors) 、チント (tints)、退色
(degrades) 、連続調イメージ(contone images)のこと
もあり、または「塗りつぶされてない」(すなわちイン
クが塗布されていない紙)こともある。一般に、これら
の近隣領域の中に表現された「色」は1つ以上の着色材
を使用して印刷される。従って、実際上、一方の印刷さ
れた色分解画像と他方の色分解画像の間の小さいが目に
見える不整合(ミスレジストレーション)の問題のため
に、異なる色の領域間に幅ゼロの境界を実現することは
不可能である。このエラーは「光の洩れ(light leak)
として、または目に見える望ましくない色の境界領域と
して現れる。
【0004】不整合の問題は、印刷装置に常に存在する
機械的な問題である。この問題は、どんな色分解整合プ
ロセスにもある固有の不完全さによって色分解画像が意
図した所に正確に置かれないために起きる。それは機械
的な整合方法によってある程度修正できるが、完全に修
正できることはまれである。高価格のハイエンド印刷プ
ロセスの場合は、顧客は不整合人工物は目に見えないで
あろうと高い期待をもつ。低価格のローエンドプリンタ
の場合は、機械的な整合方法は補正すなわちトラッピン
グが欠かせないので高くつく。
【0005】説明から明らかになるように、異なる印刷
方法は他とまったく異なる不整合人工物をもつ。オフセ
ット印刷はすべての方向に一様な不整合をもつ傾向があ
る。しかし、ゼログラフィー印刷は主に一方向にだけ不
整合をもつ傾向がある。
【0006】この不整合を補正する方法はこの分野で知
られている。一般的な手法は、印刷したとき視覚的影響
を最小にするため、隙間すなわち不整合ボーダー領域を
決められた色で埋めるように境を接する一方の領域を拡
張することである。このように一方の色の領域から他方
の色の領域へ拡張されたボーダーは「広げられた」と言
われる。そのように拡張されたボーダーは「トラップ」
と呼ばれ、そして色が加えられたゾーンは「トラップゾ
ーン」と呼ばれる。
【0007】ディジタルイメージを自動的にトラッピン
グするため一般に使用される方法は、ベクトルをベース
とする方法とラスターをベースとする方法のカテゴリー
に入る。ベクトルをベースとする方法は、オブジェクト
を文字、多角形、等として記述するページ記述言語から
オブジェクト情報のほかに異なる色の領域間のすべての
エッジ(edge) のリストを含む内部データ構造に変換さ
れたイメージに依存している。ラスターをベースとする
方法は、ページ記述をベースとする形式のために最初に
走査され(すなわち変換され)、個々の走査要素すなわ
ち画素を含む一連の(高解像度)走査線として内部に記
憶される。これらの方法は各ラスター線を順番に処理
し、1つまたはそれ以上の近隣画素と比較して色境界
(color boundary) を決定する。エッジを見つけ出す一
定の初期処理の後、ベクトルをベースとする方法および
ラスターをベースとする方法は共に規則を適用して上記
の境界にトラップを生成するか否かを決定し、最後に、
もし生成すべきであれば、第2の一組の規則を適用して
トラップの特徴(nature) を決定する。
【0008】従って、大部分のトラッピング処理はこの
説明を通して参照する以下のフォーマットを取ることが
わかる。 A.どのように記述されていても、イメージの中のエッ
ジを見つけ出す。 B.見つけ出したエッジの両側の各対の色について、 1)トラッピングを使用すべきかどうか決定し、 2)トラッピングの方法を選択する。 C.それに応じてイメージを修正する。
【0009】本発明は、明白にエッジを見つけ出さない
(ステップAはない)点で、この従来の方法とは異な
る。本発明は、さらに、トラッピングを使用すべきか否
を決定することを試みずに、代わりに常に修正をすべて
の画素に適用する点でステップBとは異なる。さらに、
トラッピング方法の選択はない。すなわち、ただ1つの
修正計画が例外なく適用される。従来の技術の場合、米
国特許第4,931,861号に記載されている方法
は、イメージフィールド内の境を接するまたは重なって
いるオブジェクトを表す2つのラスター化されたイメー
ジを使用して、第1イメージと第2イメージ間のポーダ
ー(borders)を形成している画素のマップを表す第3の
2値イメージを定義している。
【0010】米国特許第4,725,9664に記載さ
れている方法は、同様に画素をベースとして定義されて
おり、一度に1解像度要素だけ動かすマスクを使用して
色の有無を評価し、それに基づいて正または負の拡張が
決定される。
【0011】米国特許第5,113,249号に記載さ
れている方法は、境を接するまたは重なった各対の形状
について、トラップ(「フレーム」と呼ばれる重複領
域)を生成するか否かを決定する基礎として一組の自動
化された規則を使用し、もし生成するならば、トラップ
の特徴を生成する。この米国特許に記載された好ましい
実施例は、走査したデータを使用し、画素の各行を順番
に処理し、各画素について前走査線からの3画素と同じ
行からの2画素とを比較して、色の変化が起きたかどう
かを決定する。トラップを生成するか否かの決定とその
トラップの特徴(もし生成されれば、)は処理手順の中
に入っており、処理を開始する前に定められた基準を使
用する。この米国特許の方法は、エッジを見つけ出し、
2つの色が知られた後に従う規則を記載している。色が
チントであるか、特殊な色(金箔など)であるか、ブラ
ックであるか、イエローであるか、「ウィンドウ」(走
査イメージを意味する)であるか、それらの種々の組合
せであるかに基づいて、24の規則がある。
【0012】Aldus Corporation (米国) の市販製品“T
rapWise”も同様にトラッピングにラスター手法を用い
ている。この製品の場合、処理時間は、解像度要素の数
に比例するので、解像度と共に2次的に増加し、高解像
度たとえば3600dpiの場合、計算時間がより長く
なる。さらに、トラップは事前に定められた規則を用い
てこのパッケージと一緒に生成され、計算の繰り返しを
要求せずに、ユーザーが編集することはできない。
【0013】米国特許第4,583,116号は、どの
オブジェクトが輪郭を決めるかを決定するためエッジの
両側の暗さ(darkness) を評価するトラッピング処理を
開示している。輪郭を決めるオブジェクトは変化しな
い。その他のオブジェクトはその下に広げられる。フィ
ル(fill) は一定であり、広げられる色分解画像の値と
一致する。「最も暗い」色分解画像は輪郭を決めるのに
使用され、一定に保たれるが、より明るい色分解画像は
すべて広げられる。
【0014】米国特許第4,700,399号は、エッ
ジを見つけ出し、そのほかの場所からエッジに沿ってア
ンダーカラー除去法を用いて、ブラックオブジェクトの
エッジに沿ってカラーブリージング( 隣の色と混ざった
り、にじんだりすること)を起こさずに濃いブラックを
得る方法を開示している。この方法は色をブラックテキ
ストのエッジから離すことが必要である。
【0015】米国特許第4,931,861号は、別の
色分解画像内で別の形状が重なっている場合に、2項演
算子を用いて形状を拡大または縮小することを述べてい
る(それらの形状を得るため、しきい値が使用されてい
る)。そのほか、2つの形状が隣り合っているが、重な
っていない場合の拡大について述べている。
【0016】米国特許第5,131,058号は、ラス
ターをエッジをベースとする「外形」表現へ変換する。
その後、外形が広げられ、得られたイメージは再びラス
ター化される。拡大は、色分解画像について、拡大/縮
小を保証する色差が存在するかどうかを指示するプロセ
スで行われる。
【0017】米国特許第5,295,236号は、前に
述べた市販製品 TrapWise を表現することができる。こ
の特許は、トラップするのに必要なエッジに関する情報
を導き出し、一定の簡単な規則でトラッピングし、トラ
ップをベクトルに変換し、そのベクトルを変換してPD
L形式に戻す方法を述べている。
【0018】米国特許第5,204,918号は、ベク
トルデータを入力と仮定して、外形を記述する。すなわ
ちエッジの検出は行われない。イメージ部分は増加優先
順位で選択される。近くにより低い優先順位の部分が存
在しているイメージ部分の輪郭の部分について、2つの
補完輪郭が生成される。元の輪郭から指定された距離に
オフセットが存在する。全オフセット領域(もう1つの
オブジェクトが存在する場所ではなく、元の輪郭の両側
の)について、新しい色が計算される。2つの側のうち
の最大濃度が補正領域に使用される。代わりに最小濃度
を使用してもよい。必要なエッジ・フォローイング(ed
ge following) はフレームバッファの中で、または直接
にベクトルデータに対し行われる。
【0019】米国特許第5,402,530号は、ペー
ジ記述言語(PDL)を使用し、そして輪郭を表すため
に修正した Weiler アルゴリズムを使用してデータ構造
を組み立てる。それは、4種類のオブジェクト(内部フ
ィル、領域のボーダー上のストローク、領域の最上部上
のテキスト、および自分自身上のテキスト)を考慮して
いる点で、オブジェクトをベースとしている。
【0020】米国特許第5,386,223号は、ある
色を境を接している別の色の中に広げる2色印刷を扱っ
ている。この特許はより明るい色を広げることが望まし
いと述べている。
【0021】米国特許第5,542,052号は、一組
の幾何学的規則を述べている。最初に、各色に相対的な
暗さが割り当てられ、マゼンタに最も暗い色であり、シ
アンは中間の暗さの色であり、イエローは最も明るい色
である。次に、より明るい色はより暗い色の下に広げら
れる。トラップベクトルはエッジの各側に隣接する2色
の関数である色で描かれる。
【0022】米国特許第5,313,570号は、ラス
ターまたPDL入力のどちらかを受け取り、ベクトルを
ベースとする中間フォームを生成する。処理自身は、デ
ィスプレイ・リストを生成し、次にそのディスプレイ・
リストから走査ビームテーブルと呼ばれる新しい表現を
生成する平面スィープ・アルゴリズムに基づいている。
アクティブ・エッジテーブルは各エッジごとにポリゴン
・スタックを有する。これらの表現から境界マップが生
成される。
【0023】米国特許第5,668,931号は、トラ
ッピング規則について述べている。その全体的概念は一
組の評価方法をもち、各候補トラップについて、それぞ
れの評価方法にそれが最適トラップであるかどうかを決
定させるものである。各方法はすべてのトラップをラン
ク付けし、次にランキングの加重和を用いてトラップに
得点を付ける。このやり方の場合、評価方法の中には他
の評価方法よりもっともらしいものがある。彼らは縮小
した大きさも可能であると述べているが、候補トラップ
は典型的な広がり(spread) とチョーク(choke)から成
っているように見える。評価方法は次の通りである。
1)考えられる各不整合について、境を接する2つの色
からCIELUVの最小距離を決定し、次にそれらの極
小点の最大値を得点として使用する。2)トラップ色か
ら前記トラップ色が入り込んだ色までのCIEUV距離
を決定する。3)各不整合について、得点セットをセッ
トの最大値として使用し、すなわち相対的により暗い不
整合色を有利に扱って、それぞれの境を接する色からの
L*値の差を決定する。4)各不整合色について、得点
が明るさの差だけに基づいているように、境を接する各
色からL*値の絶対差を決定すること、5)暗い不整合
色を示す得点を用いて、各不整合色のL*値を決定す
る。6)境を接する色のL*を決定し、暗い色が明るい
色に入り込んでいるときはL*の絶対差に等しい得点を
割り当てる、または明るい色が暗い色に入り込んでいる
ときはゼロを割り当てる。7)不整合色に最も高いパー
センテージのイエローを使用する。重み(weights)は経
験的に決定され、時間が経過したら、あるいは特定のア
プリケーションデマンドとして調整することができる。
重みは、最初に、多数の校正トラップのエキスパート評
価に基づいて最小2乗法によって決定される。
【0024】米国特許第5,613,046号は、イメ
ージを表示することができ、任意の色ペア、オブジェク
ト、エッジ、または色を選択することができ、内側/外
側か、どんな色にするべきか、自動または手動はどのよ
うにすべきかなどに関するトラッピング行動を修正する
ことができるユーザーインタフェースを開示している。
このユーザーインタフェースは、さらに、現在のトラッ
ピングを適用または適用せずに、選択した色ペア、オブ
ジェクト、エッジ、または色に対する16の可能な不整
合のどれかの影響を表示し、可能な修正を通じて幾つか
の可能なトラップの適用を繰り返し、どれが最良である
か見ることができる。
【0025】米国特許第5,440,652号は、処理
の間にエッジを見つけ出し、それを追跡して2次エッジ
を作る方法を述べている。2次エッジはトラップ領域の
他の側として使用される。2次エッジの配置と間の領域
の色は規則ベースへ照会することによって決定される。
【0026】米国特許第5,615,314号は、RI
P(プリンタインタフェース)のための基本的なアーキ
テクチュアを述べている。それは、バッファリング、待
ち行列、およびページイメージをRIPからプリンタへ
転送するための圧縮を含んでいる。それは、さらに制御
情報、詳細には複数コピー命令や放棄命令を有してい
る。それは、さらに潜在的な不整合エラーを補償するた
め「オブジェクトを選択的に拡張する」選択拡張プロセ
ッサを備えている。それがどのように選択するかは示さ
れていない。このアーキテクチュアは「標準コンボリュ
ーション技法」を使用し、たとえば3×3近隣画素区域
(neighborhood) の最大値を取って拡張する。
【0027】米国特許第5,513,300号は、線画
を背にラスターをトラップすることを述べている。ラス
ターはイメージに関係しており、線画は異なる解像度で
ある。線画はランレングスデータとして格納され、イメ
ージはラスターとして記憶される。この方法はイメージ
が現れる場所を示すマスクを作り、そのマスクを浸食す
る(erode)または拡張する(dilate)する。次に、イメー
ジまたは線画の空でない色分解画像が浸食または拡張さ
れた領域の中にコピーされる。もしオペレータがそのよ
うに指示すれば、色分解画像は空である。
【0028】米国特許第5,386,483号は、ラス
ターをべースとするイメージ内のトラッピング領域を見
つけ出すことを述べている。イメージはそれぞれが一定
の色をもつ領域にセグメント化される。そのような各領
域に領域番号が割り当てられる。ルックアップテーブル
を使用して、CMYKとRGBの両方を含む色と領域番
号間の対応関係が記憶される。RGBは、ディスプレイ
とマウスを用いてプロセスを監視するオペレータによっ
て使用される。次にデータがカラーテーブル指標のラン
を使用して、ランレングス・コード化される。そのアル
ゴリズムはマルチパスである。最初のパスのとき、8近
隣画素ウィンドウ(eight-neighbor window)を使用し
て、各色境界に沿って一対の「フレーム」領域が作られ
る。以後のパスのとき、4近隣画素セット(four-neigh
bor set) を使用して、フレーム領域が拡張される。最
後に、このように作られた新しい各領域に色が割り当て
られる。「フレーム」領域を作るために、3走査線バッ
ファが使用される。ウィンドウ内の中央画素は、もし
1)画素が元の領域の1つの中に位置していれば(すな
わち、既にフレーム領域内にない)、フレーム領域内に
あると見なされ、2)少なくとも1個の近隣画素は異な
る領域の中にある。領域/色は(ユーザーによって)指
定された優先順位を有する。最高の優先順位をもつ近隣
画素がフレームの一部であるとき、そのフレーム番号が
画素の新しい領域に使用される。さもなければ、新しい
フレーム番号が割り当てられ、使用される。フレーム領
域に画素が割り当てられたとき、優先順位は変わらない
ように思われる。
【0029】米国特許第5,241,396号は、濃ブ
ラックテキストを保護する簡単なラスターをベースとす
る技法を開示している。ブラック色分解画像は浸食さ
れ、次にCMYのそれぞれとAND演算されて、新しい
シアン、マゼンタ、イエローの各色分解画像が生成され
る。その後、元のブラックはブラック色分解画像として
使用される。
【0030】米国特許第4,700,399号は、エッ
ジを見つけ出し、どこかほかの場所からそのエッジに沿
って異なるアンダーカラー除去(UCR)を使用するこ
とにより、ブラックオブジェクトのエッジに沿ってカラ
ーブリーディング起こさずに、濃ブラックを得ることを
述べている。色はブラックテキストのエッジから離され
ている。
【0031】米国特許第5,666,543号と米国特
許第5,542,052号は、トラッピングをターンオ
ンする代わりに用いられるプロログを与える方法を述べ
ている。プロログは、ラスターイメージプロセッサ(R
IP)に対し「形状ディレクトリ」を作り、そのあと形
状ディレクトリ内のオブジェクトをトラップするよう命
令する。形状ディレクトリは、逆(back-to-front)ディ
スプレイ・リストであるように思われる。オブジェクト
は逆の順序で処理される。もしオブジェクトが既存オブ
ジェクトと重なっていれば、それらは既存オブジェクト
を背にしてトラップされる。もし既存オブジェクトが既
にトラップされていたならば、新しいトラップが導入さ
れる前に、トラップは取り消される。従って、オブジェ
クトが処理されると、トラップが導入され、ことによる
と領域はトラップされる。そしてトラップがすっかりお
おわれると、領域は再びトラップされる。トラップする
かどうかの決定はテキストポイントサイズと色分解画像
強度(separation strength)を含んでいる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上に挙げた参考文献に
記載されたトラッピング方法は2つの共通な特徴を有す
る。第1は、大部分がラスター形式で表されたイメージ
を処理し、トラッピングを適用するエッジを捜し出すこ
とである。これは、主に構造化された図形を構成するイ
メージ、または構造化された図形を連続調イメージに結
合するイメージの場合、余分な処理ステップを必要とす
る。そのようなイメージは最初に出力解像度でラスター
化し、次に適当な線走査アルゴリズムを適用しなければ
ならない。それらのイメージはさらに一定のエッジ検出
計画を用いて、トラッピングが生じるエッジを識別しな
ければならない。
【0033】従来の方法の第2の共通の特徴は、事前に
設定した基準に基づいて、処理の中でトラッピング決定
を行い、適用する必要があることである。ラスターをベ
ースとする高出力解像度で処理をする場合は、多数の走
査線によって共有される単一色領域ボーダーに対応する
遷移の繰り返しのために、画素から画素へ色が遷移する
潜在的な数は多い。
【0034】従来の技術には、与えられた境を接する色
の組合せに対し指定すべき特定のトラップを自動的に決
定する規則をベースとする方法が多く存在する。たとえ
ば、米国特許第5,113,249号の場合は、一組の
論理テストが連続して使用され、事前に定められた総称
色ペア・カテゴリーが区別され、各色ペアに規則が適用
される。そのような組込み規則体系はトラップの手動指
定に用いられる人間の美的判断を模倣しようとする。各
体系は他の特殊な状況ではそうでないこともあるが、ほ
とんどの場合「専門家」のユーザーに満足できる結果を
与える。2つの色領域間の境界におけるトラップの指定
は本質的に印刷プレートの不整合を除去しないが、トラ
ップ操作を正しく選択することによってトラップゾーン
内の不整合の視覚的影響を少なくする。トラップが指定
された色分解画像を必要とする印刷プレート不整合の場
合は、別の二次的な効果が生じる。
【0035】
【課題を解決するための手段】不整合(ミスレジストレ
ーション)に対するイメージの感受性を減らす問題は、
従来のトラッピング手法に代わる案を提示する本発明に
よって簡単に解決される。本発明は、オブジェクトと境
界を探し出して修正する代わりに、すべての画素に潜在
的な修正を加えることによってトラッピングを達成する
別の方法を提供する。修正の効果は境界領域に対し最大
であり、一様な色領域に対し最小である。この手法は、
イメージ構成要素が「ソフトな」エッジを有するとき、
あるいは一般にエイリアス除去されたエッジが与えられ
た走査オブジェクトの場合のようにエッジがぼやけてい
るときなど、オブジェクト間にはっきりした境界が存在
しないときでも適合する。境界が存在する場合、この方
法の効果は、イメージ内の2つの色の境界(boundary)に
沿ってボーダー(border) を作りだすことである。本発
明の方法を実施することによって、このボーダーは隣り
合う着色領域の両方からの色成分を含むであろう。従っ
て、2つの色の間の境界に生じることがある隙間が両方
の色境界を表している色成分で埋められると、色成分間
の不整合の影響を軽減することができる。この結果、こ
の隙間を通して紙の白が見えることはない。
【0036】本方法は、不整合の影響を受けないように
する場合に、以下のステップ、 1)各画素ごとに、近隣画素から成分の点で最大の色差
を決定すること、および 2)前記色差の小部分を前記画素の色値に加えること、
のステップを取る。
【0037】画素(画素a)値とその一組の近隣画素
(画素 ith) との差を計算して、画素の値を修正する。
前記変化は、色成分Cx,Mx,Yx,Kxの小部分を
画素aのための着色材指定(スペシフィケーション)
(Ca,Ma,Ya,Ka)に加えることによって生じ
る。変化値は画素aに欠けている近隣着色材の量に関係
する。色差が小部分tに加えられるので、修正された画
素値は、Ca’=Ca+t*Cx,Ma’=Ma+t*
Mx,Ya’=Ya+t*Yx,Ka’=Ka+t*K
xによって与えられる。小部分tは画素aの特徴たとえ
ば画素aの輝度によって決まる。
【0038】本方法はハードウェアで実施することもで
きるし、あるいは方法の上記ステップを実施するように
プログラムしたマイクロプロセッサを含むシステムにお
いて実施することもできる。
【0039】発明のその他の利点および隠れた特徴は、
添付図面を参照して、発明の好ましい実施例を開示する
以下の詳細な説明を読まれれば明らかになるであろう。
【0040】
【発明の実施の形態】発明の好ましい実施例とその他の
実施態様は、添付図面と以下の発明の詳細な説明から明
らかになるであろう。添付図面は発明の実施例を説明す
るためのものであり、発明を限定するものではない。
【0041】有効な量の共通着色材を持たずに2つの色
が境を接するとき、トラッピング、または不整合から保
護する他の保護策が必要になる。そのような2つの色の
間の境界に沿って(隣り合う色のすべての色成分を含
む)ボーダー領域を持つことは、色分解画像が不整合の
とき白い隙間が見えるのを防止する。その代わり、ただ
ボーダーはより太くなるか、またはより細くなる。
【0042】ここでボーダーの色を何にすべきかの疑問
を検討する。1つの答えは各CMYK色成分を2つの領
域色の対応する成分値の最大値にすべきであるというこ
とである。しかし、これは必ずしも必要でないし、また
望ましくもない。最大成分値を選ぶことは暗いボーダー
色を与えることがあり、かつ境界に注目を引き付けるこ
とがある。代りの案は、各色成分について最大値と最小
値の中間の値を使用することである。中間値を使用する
ことにより、境界をより目立たなくすることができ、か
つ隙間を白より暗い一定の色で埋めることができる。
(粗いハーフトーン内の明るい色は隙間の中で鎖状の点
のように見えることがあり、かつその視認性を減らすよ
りむしろ隙間へ注目を引き付けることがあるので、ここ
ではハーフトーン処理を検討することは多少慎重にしな
ければならない。)
【0043】図1および図2に、1色だけが存在する場
合の簡単な画素変化を示す。これら2つの例のために、
色はマゼンタであり、着色材の量はグラフ表示の垂直部
分で表されると仮定する。グラフの水平部分は画素を表
しており、グラフは第1画素のマゼンタ値から第2画素
のマゼンタ値への落差を示す。図1に示すように、画素
から画素への着色材の変化は落差点1で起きる。この場
合、画素間のマゼンタの量に基づいて、強い変化が反映
される。下方の小さな段である変化の量が与えられたも
のとすると、このグラフ上でまだ相当なマゼンタレベル
は輝度が低いことを意味しているので、着色材の強い変
化2が第2画素に加えられる。ここで図2を参照する
と、非常に大きな落差3が示されている(大きな段)。
これは大きな修正の可能性を与えるが、実際の修正4は
比較的小さい。これは、この場所では着色材の量が少な
いので、輝度が高いためである。従って、段の大きさに
基づいて着色材が加えられ、かつ輝度が考慮に入ってい
る(ここで、より暗い=変化が少ない)。
【0044】図3に、異なる段サイズの変化をもつ複数
の画素を示す。これは、ソフトすなわちぼやけたエッジ
に対する技法の態度を示す。この例のために、色は依然
としてマゼンタであるとする。図示のように、画素の修
正5は、各画素の近隣画素の着色材と輝度値に基づいて
一度に数段で生じる。
【0045】次に図4について説明する。ここでは2つ
の色が導入されている。シアン6は、たとえばイメージ
の中で色レベルが一定である。他方のマゼンタ8は変化
している。本方法は各画素の値とその近隣画素の値に従
ってマゼンタの変化7を修正する。定数としてシアン6
(図4のすべての画素の輝度量を下げる)の存在のため
に、図3の対応する段5を越えるより大きな変化7が反
映されていることに注目されたい。
【0046】エッジに沿って1つのトラッピング色を選
択しなければならないことはない。実際には、エッジの
各側の1つ、2つのトラッピング色を使用することがで
きる。そこで、たとえば、もしマゼンタ領域の次にシア
ン領域があれば、多少のマゼンタがシアンに加わった所
のシアン側にボーダーを引くことができるであろう。同
様に、多少のシアンがマゼンタに加わった所のマゼンタ
側にボーダーを引くことができるであろう。本発明はこ
れらのボーダーを自動的に構築する方法を提案する。重
要な点は、不整合から保護するために、画素の特徴たと
えば輝度を使用してどのくらいの近隣画素からの差をそ
の色に加えるべきか決定することである。本発明の場
合、エッジをはっきり探し出す必要がない。代わりに、
単に画素とその近隣画素間の色差を使用して、本方法を
すべての画素に適用することができる。もしエッジが存
在しなければ、この差は小さく、小さい変化が起きるで
あろう。これは、エッジの識別が必要であった従来の技
術とは異なる。
【0047】次に図5について説明する。着色材の強い
混合物をもつ2つの画素が互いに境を接している。この
例の場合、マゼンタ10はエッジ11の左側の領域では
大きく示されているが、エッジ11の右側ではより低い
値に落ちている。シアン9はその逆にエッジ11の左側
のより低い値から右側のより高い値へ遷移している。修
正(12,13)によって判るように、エッジ11の各
側の低い輝度は、イメージのマゼンタ側でシアン修正1
3に、そしてシアン側でマゼンタ修正12に強い変化を
与える。
【0048】本方法は連続調のラスターにされたイメー
ジが予定されている。本方法は特定の図形オブジェクト
またはそれらの形状の知識を必要としない。本方法はデ
ィジタル複写機ばかりでなくプリンタにも使用すること
ができる。本方法はイメージが完成したとき適用するこ
とができ、後で除去される人工的な境界に沿ってトラッ
ピングする問題を避けている。この状況は、オブジェク
トが数個の構成要素から作られるとき(たとえば、スィ
ープが一連の長方形から作られるとき)起きることがあ
る。
【0049】本方法は主に図形とテキストに適用でき
る。本方法はおそらくイメージに適していない。本方法
は連続調のオブジェクトだけに使用すべきであり、本方
法がハーフトーン領域の色をひどく変えることがあるの
で、ハーフトーンのオブジェクト(たとえば走査したハ
ーフトーンのイメージ)には使用すべきでない。詳しい
説明は次の通りである。
【0050】2つの色指定Ca,Ma ,Ya ,Ka と、
Cb ,Mb ,Yb ,Kb が与えられたものとして、色a
から欠けている色bの中の着色材の量を決定することが
できる。シアン成分の場合、これは、Cba=max
(0,Cb−Ca)である。同様に、他の成分、Mba
=max(0,Mb−Ma)、Yba=max(0,Y
b−Ya)、Kba=max(0,Kb−Ka)を計算
することができる。画素の色と一組のその近隣画素の色
の差について、各成分について一組のその近隣画素から
最大の差を見つけることができる。Cx=max(C1
a, C2a, C3a, C4a,..)。ここで、Cia
は、上記のように計算した、画素aとそのi番目の近隣
画素間の正差である(同様な計算は、すべての近隣画素
について色分解画像に関する差の最大値を見つけ出し、
その後この結果の最大値を0と共に受け取ることである
ことに注目されたい)。同様に、Mx,Yx,Kxを見
つけ出すことができる。われわれは画素aの値を修正ま
たは置き換えようとしている。もし画素aが一様な色の
領域内にあれば、修正はその値を変化させないであろ
う。しかし、もし画素aが2つの領域間の境界上にあれ
ば、その色を変化させて、その境界にトラッピングを与
えるであろう。これは、色成分Cx ,Mx ,Yx,Kx
の小部分を画素aのための着色材指定(Ca,Ma,Y
a,Ka)に加えることによって行われる。もし画素a
が一様な色の領域の中にあれば、Cx ,...の値は0にな
り、画素aは変化されないであろう。しかし、もし画素
aが境界上にあれば、境界をまたぐ色の差はC
x,...の値に反映されるであろう。それらの値は、
画素aに欠けている近接着色材の量を与えるので、それ
らを供与することはエッジをトラップするであろう。
【0051】2画素広さまでのトラッピング領域の場合
は、画素の近隣画素として直接隣接する4個の画素(上
下、左右)を使用することができる。より広いトラッピ
ング領域の場合は、8個、または12個、または20
個、または24個の近隣画素を使用することができる。
色差について調べる画素の距離が長いほど、トラッピン
グ領域は広くなる。
【0052】色差の小部分tを算入するので、修正され
た画素値は、Ca’=Ca+t*Cx,Ma’=Ma+
t*Mx,Ya’=Ya+t*Yx,Ka’=Ka+t
*Kxによって与えられるであろう。この修正は後で詳
しく説明する図6のハードウェアに示してある。小部分
tは画素aの色値によって決まる。この分野で知られた
トラッピング規則によって提案された1つの手法は、小
部分tを画素aの輝度の関数にすることである。暗い色
の場合、色はシフトし、x着色材量の追加による追加の
暗色化は見分けることが難しいであろう、そして白い隙
間はコントラストが強いので,1に近いtの値が適当で
あろう。明るい色の場合、どの隙間も目に見えないであ
ろうが、異質の着色材量の追加は明白であるので、0に
近いtの値が望ましい。画素aの輝度はマーキング装置
の特性に従って計算することができるが、正確な計算は
不要であり、概算の推定値で十分である。もし赤、緑、
および青の成分が知られていれば、輝度はL=0.3*
Ra+0.6*Ga+0.1*Baとして近似すること
ができる。RGBの値はモデルたとえば Negebauerの方
程式から計算することもできるが、より簡単な式、たと
えばRa=1−(Ca+Ka),Ga=1−(Ma+K
a)、Ba=1−(Ya+Ka)によってCMYKの値
から近似することが多い。採用したハーフトーン化計画
によっては、違う近似を使用することができる。ルック
アップテーブルを使用して与えられた輝度Lについて小
部分の値tを見つけることができるので(すなわちt=
T〔L〕)、実際の関数はマーキング装置の動作に最も
ふさわしいものにすることができる。この関数は、問題
の輝度をもつ色について色境界をもつテストパターンを
を印刷し、どんなトラッピング係数が最適な結果をもた
らすかを見ることによって、経験的に決定することがで
きる。
【0053】CMYK色座標を使用してプロセスを説明
したが、別の座標も可能である。不整合から保護するた
めに、インク量へ変換する必要はない。色忠実度はトラ
ッピングの犠牲になっていないので、着色材量の概算の
推定値が必要なだけである。たとえば、上に述べた置換
によってRGB座標を使用することができよう。さら
に、色成分のそれぞれについて、違うトラッピング量関
数T〔L〕を使用することを検討してもよい。
【0054】本発明は、図6のブロック図に示したハー
ドウェアによって実施することができる。システムは近
隣画素の輝度に基づいて小部分の値を決定する手段を有
する。システムは画素輝度を決定し、この画素輝度は不
整合から保護するため加えなければならない最適の隣接
画素値を決定するため使用される。図6の左側は、場所
i,j(すなわち、Ci,j, Mi,j, Yi,j, Ki,j )
にある画素のための色成分値の入力を示す。同様に近隣
画素に関する値も入力される。たとえば、近隣画素のた
めのシアン成分はCi+1,j, Ci-1,j, Ci,j+1, Ci,
j-1 である。画素値とその近隣画素の値の差(たとえ
ば、Ci+1,j −Ci,j)は入力モジュール101において
決定される。4つの差の最大値の計算と0は、各入力に
ついて比較モジュール102の中で行われる。元の画素
値はさらに輝度計算モジュール105へ送られ、そこ
で、近似輝度値が決定され、重み生成モジュール106
へ送られる。重み生成モジュール106は簡単なルック
アップテーブルとして具体化できることに注目された
い。最大差は拡大縮小モジュール103において4つの
色について重みによって拡大縮小される。次に、この拡
大縮小された結果は合計モジュール104において元の
着色材値に加えられ、修正された着色材量が各出力に与
えられる。本発明は、そのほかに、近隣画素からの画素
について成分の点で最大色差を決定し、その差の小部分
を画素の色値に加えるようにプログラムされたマイクロ
プロセッサをベースとするシステムの中で実施すること
もできる。2画素広さまで領域を必要とするトラッピン
グの間に、直接隣接する4個の画素について画素近隣区
域として2画素広さまで使用するように、システムをプ
ログラムすることができる。より広いトラッピング領域
の場合は、開示した原理に基づいて8個、12個、20
個、または24個の近隣画素を使用できるシステムを開
発することができる。
【0055】以上、特定の実施例について発明を説明し
たが、これは例示するためのものであり、発明を限定す
るものではない。特許請求の範囲に記載した発明の精神
および範囲の中で種々の修正を行うことができる。本明
細書を読まれ理解された人は修正物や変更物を思い浮か
べるであろう。従って、それらは特許請求の範囲の中に
入る、すなわち均等物であるので、すべてのそのような
修正物や変更物は本発明に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】1色だけが存在する場合の簡単な画素変化と、
輝度および画素に加えられた着色材の量に対する変化の
関係を示す略図である。
【図2】より大きな落差が存在する場合の図1に似た略
図である。
【図3】各段が異なる画素を表し、段によって表された
すべての修正は1つの着色材(たとえばマゼンタ)につ
いて一度に起きる場合の画素変化を示す略図である。
【図4】追加の一定着色材(たとえば、シアン)が存在
する場合の画素に対するより大きな着色材変化を示す略
図である。
【図5】2着色材/画素が2つの着色材(シアンとマゼ
ンタ)と境を接しており、各側の低い輝度が着色材の強
い変化を生み出す変化のシナリオを示す略図である。
【図6】本発明のためのシステム構成要素のブロック図
である。
【符号の説明】
1 落差点 2 強い着色材変化 3 かなりおおきな落差 4 実際の修正 5 画素修正 6 一定量のシアン 7 マゼンタ変化 8 マゼンタ 9 シアン 10 マゼンタ 11 エッジ 12 マゼンタ修正 13 シアン修正 101 入力モジュール 102 比較モジュール 103 拡大縮小モジュール 104 合計モジュール 105 輝度計算モジュール 106 重み生成モジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不整合の影響を受けないイメージを作
    る方法であって、 各画素ごとに、近隣画素から選択された画素について、
    成分の点で最大ポジティブ色差を決定すること、および
    前記色差の小部分を前記選択された画素の色値に加える
    こと、を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、画素
    (画素a)値とその一組の近隣画素(画素 ith)との差
    を計算すること、色成分(Cx,Mx,Yx,Kx)の
    小部分を画素aに対する着色材指定(Ca,Ma,Y
    a,Ka)に加えることによって画素aの値を変化させ
    ること、および前記変化値が画素aに欠けている近隣着
    色材の量を与えることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記色
    差は小部分tにおいて加入されて、修正された画素値
    が、Ca’=Ca+t*Cx,Ma’=Ma+t*M
    x,Ya’=Ya+t*Yx,Ka’=Ka+t*Kx
    で与えられ、前記小部分tは画素aの色の値に依存する
    ことを特徴とする方法。
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