JPH11286022A - 成形物の成形方法 - Google Patents

成形物の成形方法

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JPH11286022A
JPH11286022A JP8974298A JP8974298A JPH11286022A JP H11286022 A JPH11286022 A JP H11286022A JP 8974298 A JP8974298 A JP 8974298A JP 8974298 A JP8974298 A JP 8974298A JP H11286022 A JPH11286022 A JP H11286022A
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JP
Japan
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mold
molding
product
machine
molds
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8974298A
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English (en)
Inventor
Shigeo Okada
成生 岡田
Susumu Tsuchiya
進 土屋
Takenori Hayama
孟則 巴山
輝人 ▲葛▼西
Teruhito Kasai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手で行う作業が少なく、安定した良い品質
の製品が安定して得られる効率の良い成形物の成形方法
を提供する。 【解決手段】 上金型及び下金型と共にキャビティを形
成する中金型を用いる成形方法であって、同形の中金型
を複数個用意し、その内の1個以上の中金型を用いて成
形しているときに、他の中金型から製品を離型する成形
物の成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
物、及び、エラストマー性を有する素材からなる成形物
の成形方法技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形物、及び、エラストマ
ー性を有する素材からなる成形物は、一般に金型により
形成されたキャビティ内に材料を導入することにより成
形される。このとき、アンダカットを有する成形物など
の成形において、成形物の形状に応じて上金型及び下金
型と共にキャビティを形成する中金型を用いて、いわゆ
る無理抜きにより離型を行わせることが多い。この無理
抜きによる離型は、特に一組の金型で多数個の製品を同
時に成形する場合に汎用される。これは、1個取りの金
型に比して、多数個取りの金型では割り型構造やスライ
ドコア構造を持たせることが設計あるいは金型加工上困
難である上、大幅なコスト高を招くためである。しかし
ながら、多数個取りの金型での無理抜きには多くの問題
点がある。
【0003】ここで、多数個取りの金型での無理抜きに
ついて、図面を用いて説明する。図5(a)に符号Aを
付して成形機を示す。この成形機Aは型開きの状態であ
り、上金型1、中金型2及び下金型3が示されている。
なお中金型2及び下金型3がセットされたテーブルA1
は製品の型抜き作業のため、図中右方向作業者に向かっ
てスライドされている。作業者は製品が離型されていな
いままの中金型を作業台C(図5(b)に示す)で圧搾
空気などを用いて離型する。このような従来技術では、 1.成形機2〜3台に1人の作業者が必要であるため人
件費が高い。 2.製品離型を人手で行うため時間のばらつきが生じ、
成形−離型サイクルが安定しない。 3.上記製品離型時間が長いため、金型温度が低下する
とともにその温度がばらついて、次に行う成形において
製品不良が発生しやすくなる。などの欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題点を改善する、すなわち、人手で行う作業が少
なく、安定した良い品質の製品が安定して得られる効率
の良い成形物の成形方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の成形物の成形方
法は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、
上金型及び下金型と共にキャビティを形成する中金型を
用いる成形方法であって、同形の中金型を複数個用意
し、その内の1個以上の中金型を用いて成形していると
きに、他の中金型から製品を離型する成形物の成形方法
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の成形物の成形方法におい
て、中金型は2個必要である。すなわち、1個は成形に
用いられ、また別の1個は製品の離型を行う。なお、本
発明の上記構成により、成形機の使用効率が高くなり生
産効率が高くなると共に、上金型及び下金型の温度低下
が相対的に少ないため、次の成形を迅速に行うことがで
き、また、温度低下のばらつきも減少するため、不良品
の発生を低下させることができる。なお、本発明の成形
方法において複数個必要なのは中金型だけであるため、
金型全体を複数組準備することに比べ非常にコストが低
く、また、交換作業も容易で、自動化した場合において
も大がかりな装置が不要で、簡略化できる。
【0007】上記中金型からの製品の離型が無理抜きで
あるならば、中金型の通常の取り扱いにおいても製品が
脱落することがないため、成形機から離れた別の場所に
運搬することが容易である。このような製品は、抜きピ
ンなどで、製品自体の塑性変形を利用して中金型から離
型することができる。このような無理抜きを容易とする
ためには製品のアンダーカットを小さく設計するか、製
品自体を柔軟性、エラストマー性をもつ素材から形成す
る。
【0008】以下に本発明の成形物の成形方法について
図面を用いて具体的に説明する。図1に符号Aを付して
示したのは成形機である。1は上金型、2は中金型、3
は下金型であり、これらはテーブルA1の上昇によって
型締めされていて、製品の成形が行われている。なお製
品である成形物はこの例では含油シリコーンゴムからな
る防水コネクタ用パッキンである。なお上記上金型、中
金型及び下金型により630個のキャビティが形成され
ている、いわゆる630個取りの金型である。一方、符
号Bを付して示したのはワーク抜き機である。そのテー
ブルB1の上には成形機で用いられている中金型2と同
形の中金型2’が準備されている。
【0009】成形機による成形が終了すると図1(b)
に示したように型開きを行う。このとき中金型2及び下
金型3はテーブルA1の下降に従って下降するが、上金
型1はスライドピンA2の働きにより、中金型2上方で
間隔を開けて保持される。一方、ワーク抜き機Bからテ
ーブルB1が成形機A側にスライドされて次工程の中金
型交換の準備に入る。
【0010】すなわち図2(a)に示すように成形機A
のテーブルA1がワーク抜き機B側にスライドされ、製
品を離型せずに保持している中金型2が下金型3上から
ワーク抜き機BのテーブルB1へ移される。なおこのと
き、同時にワーク抜き機Bに付属するスプールバリ除去
機B2が成形機A側にスライドして、成形機Aのスプー
ルバリを除去する。その後、スプールバリ除去機B2が
ワーク抜き機B側へスライドして元の位置に復帰する。
一方、ワーク抜き機BのテーブルB1はさらに成形機A
側にスライドされて、テーブルB1上の中金型2’が
下金型3上の所定位置にセットされる(図2(b)参
照)。
【0011】以上のように中金型2及び2’が交換され
た後、図3(a)に示すようにテーブルA1及びB1は
元の場所にそれぞれ復帰する。次いで図3(b)に示す
ように成形機AのテーブルA1が上昇して上金型1、中
金型2’及び下金型3の型締が行われ、成形が再度開始
される。この成形中にワーク抜き機Bでは中金型2に保
持されている製品がワーク抜き機B3によって離型さ
れ、中金型2下方のシュートB4を経て製品用ケースB
5に収納される。なお、ワーク抜きB3はその後上方に
戻り図1(a)に示すように待機状態となる。上記図3
(b)での製品の離型について図4を用いて詳細に説明
する。すなわち、図4の断面図に示すようにワーク抜き
機B3には中金型2の製品保持部に対応する箇所すべて
にそれぞれ対応する抜きピンB3aが図中矢印で示す方
向(下方)へ移動することにより、エラストマー性を有
する含油シリコーンゴムからなる製品αが無理抜きされ
て離型が完了する。
【0012】なお、上記のように、図1(a)の状況に
戻ったのち、図1(a)〜図3(b)の工程が、ただし
中金型2及び2’が入れ替わった状況で繰り返され、そ
の後、再度中金型2’及び2が入れ替わって順次繰り返
される。
【0013】上述のように自動化されたワーク抜き機B
を用いることで製品の成形から製品取りまで自動化が可
能となった。その結果、人手により離型が行われていた
とき1時間当たり9500個生産されていた含油シリコ
ーンゴム製パッキンを1時間当たり18000個生産す
ることができるようになった。また、そのときの不良率
は従来0.04%であったものが0.004%と1/1
0のレベルにすることができ、成形時の省力化ととも
に、製品の品質管理が容易となると云った副次効果も生
じた。なお、上記は多数個取りの金型を用いた例を示し
たが、本発明は製品1個取りの金型を用いた場合におい
ても応用できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の成形物の成形方法は、人手で行
う作業が少なく、安定した良い品質の製品が安定して得
られる効率の良い優れた成形物の成形方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成形方法の例を示す図である。 (a)成形機による成形を行っている状況を示す図であ
る。 (b)中金型の交換準備状況を示す図である。
【図2】本発明による成形方法の例を示す図である。 (a)中金型の交換状況を示す図である。 (b)中金型の交換状況を示す図である。
【図3】本発明による成形方法の例を示す図である。 (a)中金型の交換が終わった状況を示す図である。 (b)交換された中金型2’による成形が行われ、か
つ、製品を保持する中金型2から離型が行われている状
況を示す図である。
【図4】ワーク抜き機による離型の状況を示す断面図で
ある。
【図5】従来の製品の離型の状況を示すモデル図であ
る。 (a)成形終了時の中金型取り出し状況を示す図であ
る。 (b)中金型からの製品の離型を圧搾空気を用いて行う
状況を示す図である。
【符号の説明】
A 成形機 B ワーク抜き機 B3 ワーク抜き B4 シュート 1 上金型 2、2’ 中金型 3 下金型
フロントページの続き (72)発明者 ▲葛▼西 輝人 静岡県御殿場市保土沢652 矢崎電線株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上金型及び下金型と共にキャビティを形
    成する中金型を用いる成形方法であって、同形の中金型
    を複数個用意し、その内の1個以上の中金型を用いて成
    形しているときに、他の中金型から製品を離型すること
    を特徴とする成形物の成形方法。
  2. 【請求項2】 上記金型を利用する成形において、上金
    型、中金型及び下金型により複数個のキャビティが形成
    され、複数個の製品が同時に成形されることを特徴とす
    る請求項1に記載の成形物の成形方法。
  3. 【請求項3】 上記離型が無理抜きであることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の成形物の成形方
    法。
  4. 【請求項4】 上記中金型からの製品の離型が抜きピン
    を用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の成形物の成形方法。
JP8974298A 1998-04-02 1998-04-02 成形物の成形方法 Withdrawn JPH11286022A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6908293B2 (en) 2001-05-09 2005-06-21 Nec Electronics Corporation Resin encapsulation system
CN104002439A (zh) * 2014-04-30 2014-08-27 宁国中奕橡塑有限公司 一种手工脱模装置

Cited By (3)

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US6908293B2 (en) 2001-05-09 2005-06-21 Nec Electronics Corporation Resin encapsulation system
CN104002439A (zh) * 2014-04-30 2014-08-27 宁国中奕橡塑有限公司 一种手工脱模装置
CN104002439B (zh) * 2014-04-30 2016-11-23 宁国中奕橡塑有限公司 一种手工脱模装置

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