JPH11285405A - 指 輪 - Google Patents

指 輪

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Publication number
JPH11285405A
JPH11285405A JP10715198A JP10715198A JPH11285405A JP H11285405 A JPH11285405 A JP H11285405A JP 10715198 A JP10715198 A JP 10715198A JP 10715198 A JP10715198 A JP 10715198A JP H11285405 A JPH11285405 A JP H11285405A
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JP
Japan
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ring
main body
curvature
ring main
mounting surface
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JP10715198A
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Kuniaki Nakada
國明 中田
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NAKATA SHOKAI KK
Original Assignee
NAKATA SHOKAI KK
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C9/00Finger-rings
    • A44C9/02Finger-rings adjustable

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  • Adornments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】より簡単にサイズ直しをすることの出来る指輪
を提供することである。 【構成】この発明に係わる指輪は、リング状の指輪本体
12と、この指輪本体12の外周の一部に配設され、所
定の曲率を有すると共に、石14が取付けられている取
付け面16とを具備し、指輪本体12の少なくとも一個
所で分断された分断個所20、22を回動自在に連結し
て、指輪本体12のサイズ直しをするの際に生じる内径
の変化に基づいて取付け面16の曲率の変化を防止する
ように連結する連結機構18が設けられていることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一部に宝石、輝
石等の石が取付けられた指輪に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に指輪は、これを身につける人の
指サイズが変わったり、これを譲り渡す人の指サイズと
合わない事情が発生した場合には、指輪が指にきつくて
嵌まらなかったり、緩すぎて脱落して無くしてしまう事
態となる可能性がある。この為、指輪が金属製である場
合には、サイズ直しを依頼して、丁度のサイズに合わせ
ることになる。
【0003】このサイズ直し作業に際しては、通常、指
輪の一部を切断し、サイズを広げる場合には、両接断面
を開いて拡径させ、ここに同一材料の金属を付け足し
て、これをロウ付けにより溶着させている。一方、サイ
ズを詰める場合には、切断部で必要な量の金属を取り除
いて縮径させ、新たな切断面同士をロウ付けにより溶着
させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなサイズ直し(拡径/縮径)に際して指輪の曲率が変
化することになる。この結果、図15に示すように、宝
石や輝石等の石Bが接着や爪等により取付けられている
指輪Aのサイズ直しをする際には、石Bが取付けられて
いる取付け面Cの曲率もサイズ直しに伴い変化すること
となる。
【0005】ここで、取付け面Cの曲率変化に伴って、
殆どの場合、石が取付け面から剥がれて脱落したり、石
が割れたりして、新たにこれを取付けたり、一旦石を取
り外しておく等の余分な作業をしなければならないこと
となる。このようにして、石の再取付けという余計な作
業を強いられて作業性が悪くなり、サイズ直しの作業時
間が長くかかると共に、サイズ直し費用の増大を招くこ
ととなり、改善が要望されている。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、この発明の目的は、より簡単にサイズ直しを
することの出来る指輪を提供することである。
【0007】また、この発明の他の目的は、サイズ直し
に際して、石が脱落することのないようになされた指輪
を提供することである。
【0008】また、この発明の更なる目的は、サイズ直
しに際して、石が割れることを確実に防止することの出
来る指輪を提供することである。
【0009】また、この発明の別の目的は、サイズ直し
に際して、石が確実に取付けられた状態が維持されるよ
うになされた指輪を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる指輪は、請求項
1の記載によれば、リング状の指輪本体と、この指輪本
体の外周の一部に配設され、所定の曲率を有すると共
に、石が取付けられている取付け面とを具備し、前記指
輪本体の少なくとも一個所で分断された分断個所を回動
自在に連結して、前記指輪本体のサイズ直しをするの際
に生じる内径の変化に基づいて前記取付け面の曲率の変
化を防止するように連結する連結手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる指輪は、請求項2
の記載によれば、リング状の指輪本体と、この指輪本体
の外周の一部に配設され、所定の曲率を有すると共に、
石が取付けられている取付け面と、前記指輪本体の少な
くとも一個所で分断された分断個所を回動自在に連結し
て、前記指輪本体の内径の変化に基づく前記取付け面の
曲率の変化を吸収する連結手段とを具備し、この連結手
段によりサイズ直し時に前記取付け面の曲率が変化する
ことを防止することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる指輪は、請求項3
の記載によれば、リング状の指輪本体と、この指輪本体
の外周の一部に配設され、所定の曲率を有すると共に、
石が取付けられている取付け面と、前記指輪本体の少な
くとも一個所で分断された分断個所を回動自在に連結し
て、該指輪本体の内径が変化したとしても前記取付け面
の曲率を一定に保持する連結手段とを具備し、この連結
手段によりサイズ直し時に前記取付け面の曲率が変化す
ることを防止することを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる指輪は、請求項4
の記載によれば、前記指輪本体は、1個所で分断され、
前記連結手段は、前記指輪本体の該1個所に配設されて
いることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる指輪は、請求項5
の記載によれば、前記指輪本体は、2個所で分断され、
前記連結手段は、前記指輪本体の該2個所に夫々配設さ
れていることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる指輪は、請求項6
の記載によれば、前記指輪本体は、前記取付け面の両側
で分断されていることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる指輪は、請求項7
の記載によれば、前記連結手段は、1個所の分断位置に
つき形成される一対の分断面を、互いに回動自在に連結
する1本の連結ピンを備えていることを特徴としてい
る。
【0017】また、この発明に係わる指輪は、請求項8
の記載によれば、前記1本の連結ピンは、前記取付け面
に近い側の分断面に取付けられていることを特徴として
いる。
【0018】また、この発明に係わる指輪は、請求項9
の記載によれば、前記1本の連結ピンは、前記取付け面
に近い側の分断面と対向する分断面に取付けられている
ことを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる指輪は、請求項1
0の記載によれば、前記連結手段は、1個所の分断位置
につき形成される一対の分断面を、互いに回動自在に連
結する2本の連結ピンを互いに整合した状態で備えてい
ることを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる指輪は、請求項1
1の記載によれば、前記2本の連結ピンは、前記取付け
面に近い側の分断面に取付けられていることを特徴とし
ている。
【0021】また、この発明に係わる指輪は、請求項1
2の記載によれば、前記2本の連結ピンは、前記取付け
面に近い側の分断面と対向する分断面に取付けられてい
ることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わる指輪は、請求項1
3の記載によれば、前記連結手段は、1個所の分断位置
につき形成される一対の分断面に、夫々平行した状態で
取付けられた2本の連結ピンと、両連結ピンを一括して
緩く取り囲むように連結する連結環とを備えることを特
徴としている。
【0023】また、この発明に係わる指輪は、請求項1
4の記載によれば、前記連結手段は、1個所の分断位置
につき形成される一対の端部に、夫々厚さ方向に貫通し
た状態で形成された窓部と、両窓部を一括して緩く貫通
する状態で連結する連結環とを備えることを特徴として
いる。
【0024】
【発明を実施する形態】以下に、この発明に係わる指輪
の一実施例の構成を、添付図面を参照して以下に詳細に
説明する。
【0025】{指輪10の構成の説明}先ず、図1を参
照して、一実施例の指輪10の構成を説明する。
【0026】図1に示すように、この指輪10は、リン
グ状の指輪本体12と、この指輪本体12の外周面の一
部に配設され、所定の曲率を有すると共に、宝石や輝石
等の石14が取付けられている取付け面16と、指輪本
体12を少なくとも一個所(この実施例では、2個所)
で分断された各分断個所を回動自在に連結して、指輪本
体12の内径の変化に基づく取付け面16の曲率の変化
を吸収する連結機構18とを具備している。
【0027】ここで、この実施例においては、指輪本体
12は、取付け面16が形成された本体上部(取付け
部)12Aと、この取付け部12Aの両端において連結
機構18を介して夫々の両端部が回動自在に連結される
本体下部12Bとを備えて構成されている。このように
指輪本体12を構成することにより、サイズ直しの際に
は、この本体下部12Bを拡径又は縮径に応じた加工を
施すことにより、この加工により発生する指輪本体12
の曲率の変化が、本体上部(取付け部)12Aの取付け
面16に及ばないようになされている。
【0028】即ち、この連結機構18は、指輪10のサ
イズ直し時に、取付け面16の曲率が変化することを防
止して、この取付け面16の曲率変化に伴う石14の脱
落を防止するために設けられている。換言すれば、この
連結機構18は、指輪本体12の2個所で分断された各
分断個所を回動自在に連結して、指輪本体14のサイズ
直しをするの際に生じる内径の変化に基づく取付け面1
6の曲率の変化を防止して、この取付け面16の曲率変
化に伴う石14の脱落を防止するために設けられてい
る。
【0029】尚、この実施例においては、石14は、接
着により取付け面16に取付け(固着)されている。詳
細には、石の取付け作業に際しては、石16の底面(被
接着面)の曲率と指輪10の取付け面16の曲率とを正
確に合わせ(一致させ)て、両者(少なくとも一方)に接
着剤を塗布して、石14を取付け面16に接着させるよ
うにしている。
【0030】{連結機構18の具体的構成の説明}上述
した連結機構18の具体的構成を、図2を参照して、詳
細に説明する。尚、2個所の分断位置における各々の連
結機構18の構成は同一であるので、以下の説明におい
ては、一方の分断位置における連結機構18の構成を説
明し、他方の分断位置における連結機構18の構成の説
明を省略する。
【0031】この連結機構18は、この実施例において
は図2に示すように、分断位置において、互いに対向す
る状態で形成される本体上部(取付け部)12Aの一方
の分断面20と、本体下部12Bの他方の分断面22と
を、互いに回動自在に連結するように構成されている。
詳細には、この実施例では、本体上部(取付け部)12
Aの一方の分断面20は、図中下方に向けて突出する正
面視で略三角形状の山を呈する2つの斜面20A、20
Aから構成されており、本体下部12Bの他方の分断面
22は、図中下方に向けて凹む正面視で略三角形状の溝
を呈する2つの斜面22A、22Bから構成されてい
る。ここで、両分断面20、22は、互いに相補的に所
定の弛みを有して嵌合するように形成されている。
【0032】一方、連結機構18は、両分断面20、2
2を回動可能に連結するために、一方の分断面20に
は、1本の連結ピン24が指輪本体12の半径方向に略
沿った状態で一体的に取付けられている。具体的には、
この連結ピン24は、一方の分断面20を規定する両斜
面20A、20Bから夫々突出する状態で、一方の分断
面20に取付けられている。尚、この連結ピン24は、
所定量の弾性変形が可能となる金属材料から形成されて
いる。
【0033】また、連結機構18は、他方の分断面22
に、両分断面20、22が互いに相補的に嵌合する状態
で、即ち、互いに対応する斜面20A、20B:22
A、22Bが、互いに所定の間隙をおいて対向して嵌合
する状態で、連結ピン24の両端(両突出端部)が夫々
挿通される連結孔26A、22Bが形成されている。具
体的には、この連結孔26A、26Bは、他方の分断面
22を規定する両斜面22A、22Bに夫々開口する状
態で、互いに整合した状態で形成されている。尚、各連
結孔26A、26Bは、連結ピン24の直径よりも僅か
に大きな内径を有するように形成されている。
【0034】このように連結機構18は構成されている
ので、本体上部(取付け部)12Aと本体下部12Bと
は、連結ピン24を介して互いに回動自在に連結される
ことになる。
【0035】{連結機構18の組み立て作業の説明}以
上のように構成される連結機構18を組み立てるに際し
ては、先ず、図3に示すように、単に、連結ピン24が
取付けられた一方の分断面20を、これが対応する他方
の分断面22に嵌合するように押し付ける。この押し付
け動作に応じて、図4に示すように、連結ピン24の両
突出端部が、対応する斜面22A、22Bに当接し、そ
の後、図5に示すように、夫々の傾斜に従って弾性的に
折曲することになる。そして、一方の分断面20が他方
の分断面22に相補的に嵌合する状態で、図2に示すよ
うに、連結ピン24の両突出端部が、対応する斜面22
A,22Bに開口する連結孔26A、26Bに夫々挿通
され、組み立て動作が完了する。
【0036】{サイズ直し作業の説明}以上のように構
成された指輪10をサイズ直しする必要が生じた場合に
つき、以下に説明する。
【0037】先ず、サイズを大きく(拡径)する場合に
は、本体下部12Bを図示しないクランプ装置でクラン
プ(固定)し、その略中央部で切断する。この切断状態
で、図6に示すように、指輪本体12を構成している金
属と同一材料で形成されると共に、所定長さの付加部材
28を切断位置に挿入し、これをロウ付けにより本体下
部12Bに溶着する。これにより付加部材28を挿入し
た分だけ、指輪本体12の周長が長くなり、拡径される
ことになる。
【0038】この拡径作業により、指輪本体12の曲率
は変化することになるが、この曲率の変化は、付加部材
28が直接的に挿入された本体下部12Bに留まり、連
結機構18を介して連結されたところの、石14が取付
けられた本体上部12Aには及ばないことになる。この
結果、石14が接着された取付け面16の曲率は何ら変
化することがなく、従って、石14が取付け面16に取
付けられている状態が、確実に維持されることになる。
即ち、サイズを拡径したとしても、石14が取付け面1
6から剥がれて脱落したり、石14が割れたりする事態
が、確実に回避されることになる。
【0039】一方、サイズを小さく(縮径)する場合に
は、本体下部12Bを図示しないクランプ装置でクラン
プ(固定)し、図7に示すように、その略中央部で、所定
長さに渡り切断する。この切断により除去した分だけ、
指輪本体12の周長が短くなり、縮径されることにな
る。
【0040】この縮径作業により、指輪本体12の曲率
は変化することになるが、この曲率の変化は、所定長さ
に渡り除去された本体下部12Bに留まり、連結機構1
8を介して連結されたところの、石14が取付けられた
本体上部12Aには及ばないことになる。この結果、石
14が接着された取付け面16の曲率は何ら変化するこ
とがなく、従って、石14が取付け面16に取付けられ
ている状態が、確実に維持されることになる。即ち、サ
イズを縮径したとしても、石14が取付け面16から剥
がれて脱落す事態が、確実に回避されることになる。
【0041】{変形例の説明}この発明は、上述した実
施例の構成に限定されることなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもな
い。
【0042】例えば、上述した実施例においては、石1
4を取付け面16に接着により固定するように説明した
が、この発明は、このような構成に限定されることな
く、爪止めや、堀止めや、レール止め(挟み止め)等の
固定手段により石14を固定する場合にも、同様に適用
することが出来るものである。
【0043】また、上述した実施例においては、指輪本
体12を2個所で分断するように説明したが、この発明
は、このような構成に限定されることなく、指輪本体1
2を1個所で分断する場合にも同様な効果を奏すること
が出来るものである。要は、この発明においては、指輪
本体12を少なくとも1個所で分断する場合に、同様に
適用することが出来るものである。
【0044】また、上述した実施例においては、連結機
構18において、指輪本体12の本体上部12A側の分
断面20を突出する状態に、本体下部12B側の分断面
22を凹む状態に夫々形成するように説明したが、この
発明の連結機構はこのような構成に限定されることな
く、図8に第1の変形例として示すように、分断面20
を凹む状態に、分断面22を突出する状態に夫々形成し
てもよい。
【0045】また、上述した実施例においては、連結機
構18において、連結ピン24の弾性を利用して、これ
の両端を連結孔26A、26Bに夫々挿入するように説
明したが、この発明の連結機構は、このような組み立て
(連結)動作により構成されることに限定されることな
く、図9に第2の変形例として示すように、両分断面2
0、22が互いに対向した状態で、互いに一直線状の連
通状態となるように、両分断面20、22を夫々貫通す
る第1及び第2の連通孔30A、30Bを連通ピン24
が連通可能となるように形成し、両連通孔30A、30
Bに連通ピン24を挿通させて、指輪本体12の両側面
に開口する部分をロウ付けにより固定するようにしても
良く、連結部において同様に両分断面20、22が回転
可能に連結されることになる。
【0046】また、上述した実施例における連結機構1
8の組み立て動作の他の例としては、図10に第3の変
形例として示すように、他方の分断面22において2つ
の斜面22A、22Bから三角形状の凹みを形成されて
いることを利用して、2つの斜面22A、22Bを夫々
含む両突出片部32A、32Bを外方に押し広げて塑性
変形させ、一方の分断面20に連通ピン24を取付けた
後に、この連通ピン24の両端部が、2つの斜面22
A、22Bに夫々開口するように形成された連通孔26
A、26Bに夫々挿通されるように、両突出片部32
A、32Bを内方に押し戻すように塑性変形させても良
く、この場合も、上述した第1の変形例と同様に、連結
部において両分断面20、22が回転可能に連結される
ことになる。
【0047】また、上述した実施例において、連結機構
18は一対の分断面20、22を凹状及び凸状に形成す
ると共に、両者を貫通する状態で1本の連結ピン24を
介して、回動可能に連結するように説明したが、この発
明の連結機構は、このような構成に限定されることな
く、図11に第4の変形例として示すように、一対の連
結孔26A、26Bに夫々挿通される一対の(2本の)
連結ピン34A、34Bを、互いに整合した状態で備え
るように構成してもよい。この場合、一対の連結ピン3
4A、34Bを、図示するように凸状の一方の分断面2
0側に取付け、一対の連通孔26A、26Bを凹状の他
方の分断面22側に形成するように構成してもよいし、
図12に第5の変形例として示すように、一対の連結ピ
ン34A、34Bを、図示するように凹状の他方の分断
面22側に取付け、一対の連通孔26A、26Bを凸状
の一方の分断面20側に形成するように構成してもよ
い。
【0048】また、上述した実施例において、連結機構
18は一対の分断面20、22を凹状及び凸状に形成
し、両者を連結ピン24を介して回動可能に連結するよ
うに説明したが、この発明の連結機構は、このような構
成に限定されることなく、図13に第6の変形例として
示すように、両分断面20、22を夫々平坦に形成し、
両分断面の中央部に凹所36A、36Bを互いに対向す
る状態で形成し、夫々の凹所36A、36B内に連結ピ
ン38A、38Bを両端支持の状態で取付け、両連結ピ
ン38A、38Bを連結環40により緩く連結すること
により、連結部において両分断面20、22が回転可能
に連結されることになる。尚、この変形例において、連
結環40は、所謂Cリング状の部材から構成され、両連
結ピン38A、38Bを一括して囲んだ後に、連結環4
0の両端面を互いに近接(又は、接合)するように塑性
変形させることにより取付けられる。
【0049】また、上述した実施例において、連結機構
18は、連結ピン24を用いて両分断面20、22を連
結するように説明したが、この発明の連結機構は、この
ような構成に限定されることなく、図14に第7の変形
例として示すように、両分断面20、22の近傍に、一
対の開口42A、42B:44A、44Bを夫々形成
し、互いに対向する開口42A;44A:42B;44
B同士を、上述した第6の変形例と同様の連結環46
A、46Bにより緩く連結することにより、連結部にお
いて両分断面20、22が回転可能に連結されることに
なる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、より簡単にサイズ直しをすることの出来る指輪が提
供されることになる。
【0051】また、この発明によれば、サイズ直しに際
して、石が脱落することのないようになされた指輪が提
供されることになる。
【0052】また、この発明によれば、サイズ直しに際
して、石が割れることを確実に防止することの出来る指
輪が提供されることになる。
【0053】更に、この発明によれば、サイズ直しに際
して、石が確実に取付けられた状態が維持されるように
なされた指輪が提供されることになる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる指輪の一実施例の外観構成を
示す正面図である。
【図2】図1に示す指輪に備えられた連結機構の構成を
取り出して示す側面図である。
【図3】図1に示す指輪を組み立てる際の初期状態を示
す側面図である。
【図4】図1に示す指輪を組み立てる際の、連結ピン2
4の斜面への当接状態を示す側面図である。
【図5】図1に示す指輪を組み立てる際の、連結ピンの
弾性的な折曲状態を示す側面図である。
【図6】図1に示す指輪を拡径する場合のサイズ直し動
作を説明するための正面図である。
【図7】図1に示す指輪を縮径する場合のサイズ直し動
作を説明するための正面図である。
【図8】この発明の第1の変形例に係わる連結機構の構
成を示す側面図である。
【図9】この発明の第2の変形例に係わる連結機構の組
み立て動作を説明するための側面図である。
【図10】この発明の第3の変形例に係わる連結機構の
組み立て動作を説明するための側面図である。
【図11】この発明の第4の変形例に係わる連結機構の
構成を取り出して示す側面図である。
【図12】この発明の第5の変形例に係わる連結機構の
構成を取り出して示す側面図である。
【図13】この発明の第6の変形例に係わる連結機構の
構成を取り出して示す側面図である。
【図14】この発明の第7の変形例に係わる連結機構の
構成を取り出して示す側面図である。
【図15】従来における指輪の問題点を説明するための
正面図である。
【符号の説明】
10 指輪 12 指輪本体 12A 本体上部(取付け部) 12B 本体下部 14 石 16 取付け面 18 連結機構 20 一方の分断面 20A:20B 斜面 22 他方の分断面 22A:22B 斜面 24 連結ピン 26A:26B 連結孔 28 付加部材 30A:30B 連通孔 32A:32B 突出片部 34A:34B 連結ピン 36A:36B 凹所 38A:38B 連結ピン 40 連結環 42A:42B 開口 44A:44B 開口 46A:46B 連結環

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状の指輪本体と、 この指輪本体の外周の一部に配設され、所定の曲率を有
    すると共に、石が取付けられている取付け面とを具備
    し、 前記指輪本体の少なくとも一個所で分断された分断個所
    を回動自在に連結して、前記指輪本体のサイズ直しをす
    るの際に生じる内径の変化に基づいて前記取付け面の曲
    率の変化を防止するように連結する連結手段が設けられ
    ていることを特徴とする指輪。
  2. 【請求項2】リング状の指輪本体と、 この指輪本体の外周の一部に配設され、所定の曲率を有
    すると共に、石が取付けられている取付け面と、 前記指輪本体の少なくとも一個所で分断された分断個所
    を回動自在に連結して、前記指輪本体の内径の変化に基
    づく前記取付け面の曲率の変化を吸収する連結手段とを
    具備し、 この連結手段によりサイズ直し時に前記取付け面の曲率
    が変化することを防止することを特徴とする指輪。
  3. 【請求項3】リング状の指輪本体と、 この指輪本体の外周の一部に配設され、所定の曲率を有
    すると共に、石が取付けられている取付け面と、 前記指輪本体の少なくとも一個所で分断された分断個所
    を回動自在に連結して、該指輪本体の内径が変化したと
    しても前記取付け面の曲率を一定に保持する連結手段と
    を具備し、 この連結手段によりサイズ直し時に前記取付け面の曲率
    が変化することを防止することを特徴とする指輪。
  4. 【請求項4】前記指輪本体は、1個所で分断され、 前記連結手段は、前記指輪本体の該1個所に配設されて
    いることを特徴とする請求項前記何れか1項に記載の指
    輪。
  5. 【請求項5】前記指輪本体は、2個所で分断され、 前記連結手段は、前記指輪本体の該2個所に夫々配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    に記載のに記載の指輪。
  6. 【請求項6】前記指輪本体は、前記取付け面の両側で分
    断されていることを特徴とする請求項5に記載の指輪。
  7. 【請求項7】前記連結手段は、1個所の分断位置につき
    形成される一対の分断面を、互いに回動自在に連結する
    1本の連結ピンを備えていることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れか1項に記載の指輪。
  8. 【請求項8】前記1本の連結ピンは、前記取付け面に近
    い側の分断面に取付けられていることを特徴とする請求
    項7に記載の指輪。
  9. 【請求項9】前記1本の連結ピンは、前記取付け面に近
    い側の分断面と対向する分断面に取付けられていること
    を特徴とする請求項7に記載の指輪。
  10. 【請求項10】前記連結手段は、1個所の分断位置につ
    き形成される一対の分断面を、互いに回動自在に連結す
    る2本の連結ピンを互いに整合した状態で備えているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の指
    輪。
  11. 【請求項11】前記2本の連結ピンは、前記取付け面に
    近い側の分断面に取付けられていることを特徴とする請
    求項10に記載の指輪。
  12. 【請求項12】前記2本の連結ピンは、前記取付け面に
    近い側の分断面と対向する分断面に取付けられているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の指輪。
  13. 【請求項13】前記連結手段は、 1個所の分断位置につき形成される一対の分断面に、夫
    々平行した状態で取付けられた2本の連結ピンと、 両連結ピンを一括して緩く取り囲むように連結する連結
    環とを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    1項に記載の指輪。
  14. 【請求項14】前記連結手段は、 1個所の分断位置につき形成される一対の端部に、夫々
    厚さ方向に貫通した状態で形成された窓部と、 両窓部を一括して緩く貫通する状態で連結する連結環と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    に記載の指輪。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047512A (ja) * 2001-08-06 2003-02-18 Pilot Corp 白金装身具、ロウ材、およびロウ付け方法
JP2009142412A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Kazuya:Kk 指輪再生方法と指輪の再生構造
JP2017189485A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 株式会社ビアーチェ 装身具又は宝飾品の溶接方法

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