JPH11284980A - 刻印認識装置及びその認識方法 - Google Patents
刻印認識装置及びその認識方法Info
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- JPH11284980A JPH11284980A JP10086823A JP8682398A JPH11284980A JP H11284980 A JPH11284980 A JP H11284980A JP 10086823 A JP10086823 A JP 10086823A JP 8682398 A JP8682398 A JP 8682398A JP H11284980 A JPH11284980 A JP H11284980A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- inspection object
- dvd
- reflected
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- Character Discrimination (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】DVD10のミラーバンド部7に刻印された刻
印文字を、確実に高精度で認識し、異機種混入を検査す
る検査装置及びその方法に関する。 【解決手段】リング照明40のリング状光を拡散板41
にて一様に拡散されたハロゲン光を、平面ミラー20上
に載置されたDVD10に向け照射する。そして、DV
D10で、刻印文字部9以外の透明あるいは半透明部の
ミラーバンド部7に入射し、透過したハロゲン光は、平
面ミラ−30で正反射し黒く映り、一方、刻印文字部9
に入射したハロゲン光は、刻印部の凹部により乱反射
し、平面ミラー30上に白い陰影を映し出す。そして、
CCDカメラ50によりこの両反射光を撮像し、撮像画
像を画像認識装置60により画像処理することにより刻
印文字を認識することにより、DVD10の異機種混入
を判定する。
印文字を、確実に高精度で認識し、異機種混入を検査す
る検査装置及びその方法に関する。 【解決手段】リング照明40のリング状光を拡散板41
にて一様に拡散されたハロゲン光を、平面ミラー20上
に載置されたDVD10に向け照射する。そして、DV
D10で、刻印文字部9以外の透明あるいは半透明部の
ミラーバンド部7に入射し、透過したハロゲン光は、平
面ミラ−30で正反射し黒く映り、一方、刻印文字部9
に入射したハロゲン光は、刻印部の凹部により乱反射
し、平面ミラー30上に白い陰影を映し出す。そして、
CCDカメラ50によりこの両反射光を撮像し、撮像画
像を画像認識装置60により画像処理することにより刻
印文字を認識することにより、DVD10の異機種混入
を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刻印文字を認識す
る方法に係わり、特に、光学ディスクの信号形成面の内
側(ミラーバンド部)にリング状に刻印された刻印文字
を認識する刻印文字認識装置及びその認識方法に関す
る。
る方法に係わり、特に、光学ディスクの信号形成面の内
側(ミラーバンド部)にリング状に刻印された刻印文字
を認識する刻印文字認識装置及びその認識方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CD:Comp
act Disc とする。)やデジタルビデオディスク(以
下、DVD:Digital Video Disk とする。) などの光
学ディスクの製造工程は、極めて短い波長のガスレーザ
ーでガラスマスターにピット(情報孔)を刻み、このガ
ラスマスターからスタンパーを作成し、このスタンパー
によりポリカーボネート樹脂成形し、反射面にアルミを
蒸着し、このアルミ表面を保護する保護コーティング材
を塗布し完成する。CDはこれで完成であるが、DVD
は、この後に、2枚のディスクを張り合わせる工程があ
る。
act Disc とする。)やデジタルビデオディスク(以
下、DVD:Digital Video Disk とする。) などの光
学ディスクの製造工程は、極めて短い波長のガスレーザ
ーでガラスマスターにピット(情報孔)を刻み、このガ
ラスマスターからスタンパーを作成し、このスタンパー
によりポリカーボネート樹脂成形し、反射面にアルミを
蒸着し、このアルミ表面を保護する保護コーティング材
を塗布し完成する。CDはこれで完成であるが、DVD
は、この後に、2枚のディスクを張り合わせる工程があ
る。
【0003】図1に示すように、刻印文字は、情報ピッ
ト面6の内側のミラーバンド部7に、ピット面と同時に
スタンパーに刻印され、射出成形される。刻印文字9
は、品名や製造番号などが表示され、刻印文字検査装置
により、刻印文字を自動的に認識し、判別することによ
り、異機種のディスクが生産ラインに混入していないか
どうかを検査する。
ト面6の内側のミラーバンド部7に、ピット面と同時に
スタンパーに刻印され、射出成形される。刻印文字9
は、品名や製造番号などが表示され、刻印文字検査装置
により、刻印文字を自動的に認識し、判別することによ
り、異機種のディスクが生産ラインに混入していないか
どうかを検査する。
【0004】検査装置は、生産ラインの、例えば、ディ
スクをケースに入れる前やピットアート印刷前、あるい
は、DVDの場合は、2枚のディスクを接着剤で張り合
わせ前などに設置される。
スクをケースに入れる前やピットアート印刷前、あるい
は、DVDの場合は、2枚のディスクを接着剤で張り合
わせ前などに設置される。
【0005】従来、刻印文字の判別検査装置は、CDの
場合は、ディスク製造終了後に行われる場合が多く、図
3のような光学構成で検査が行われていた。すなわち、
テーブル2上に載置されたCD1に照明装置4にて光を
照射し、CD1からの反射光を撮像手段3にて撮像し、
撮像画像を画像認識手段5にて画像処理をすることによ
り、CD1のミラーバンド部7の刻印文字を認識するこ
とにより行われていた。しかし、DVDの場合は、2枚
のディスクを張り合わせる前に検査を行う必要があり、
DVDは、図2に示すように、基板部と、基板を補強す
る役目のダミー基板部よりなり、半透明の基板部に不透
明のダミー基板部を張り合わせるタイプ(1)(3)
と,半透明の基板部同士を張り合わせるタイプ(2)
(4)があり、いずれのタイプにおいても接着する前の
基板部は半透明のコーティングディスクである。しか
し、半透明のコーティングディスクにおいては、図3の
ような光学構成では、照明装置4の光が透過し、テーブ
ル2の陰が映り込み、ミラーバンド部に刻印された刻印
文字を正確に認識することは困難であった。
場合は、ディスク製造終了後に行われる場合が多く、図
3のような光学構成で検査が行われていた。すなわち、
テーブル2上に載置されたCD1に照明装置4にて光を
照射し、CD1からの反射光を撮像手段3にて撮像し、
撮像画像を画像認識手段5にて画像処理をすることによ
り、CD1のミラーバンド部7の刻印文字を認識するこ
とにより行われていた。しかし、DVDの場合は、2枚
のディスクを張り合わせる前に検査を行う必要があり、
DVDは、図2に示すように、基板部と、基板を補強す
る役目のダミー基板部よりなり、半透明の基板部に不透
明のダミー基板部を張り合わせるタイプ(1)(3)
と,半透明の基板部同士を張り合わせるタイプ(2)
(4)があり、いずれのタイプにおいても接着する前の
基板部は半透明のコーティングディスクである。しか
し、半透明のコーティングディスクにおいては、図3の
ような光学構成では、照明装置4の光が透過し、テーブ
ル2の陰が映り込み、ミラーバンド部に刻印された刻印
文字を正確に認識することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述したD
VDのような2枚のディスクを張り合わせる前の半透明
のコーティングディスクのミラーバンド部に刻印された
文字を正確に認識するための認識装置及びその認識方法
を提供するものである。
VDのような2枚のディスクを張り合わせる前の半透明
のコーティングディスクのミラーバンド部に刻印された
文字を正確に認識するための認識装置及びその認識方法
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、刻印が付され
た透明もしくは半透明の検査物に照明手段により光を照
射し、該検査物からの反射光を撮像手段により撮像し、
該撮像画像を画像認識することにより刻印を判別する刻
印検査装置において、鏡面を有する鏡面物と、該鏡面上
に載置もしくは一定間隔をもって配置された前記検査物
と、検査物に光を照射する照明手段と、検査物上に所定
距離をもって配設された撮像手段と、前記照明手段によ
る前記検査物からの反射光と検査物を透過し前記鏡面か
らの反射光とを撮像する撮像手段と、該撮像画像を、画
像処理することにより刻印を認識する認識手段とを有す
ることを特徴とする刻印認識装置である。
た透明もしくは半透明の検査物に照明手段により光を照
射し、該検査物からの反射光を撮像手段により撮像し、
該撮像画像を画像認識することにより刻印を判別する刻
印検査装置において、鏡面を有する鏡面物と、該鏡面上
に載置もしくは一定間隔をもって配置された前記検査物
と、検査物に光を照射する照明手段と、検査物上に所定
距離をもって配設された撮像手段と、前記照明手段によ
る前記検査物からの反射光と検査物を透過し前記鏡面か
らの反射光とを撮像する撮像手段と、該撮像画像を、画
像処理することにより刻印を認識する認識手段とを有す
ることを特徴とする刻印認識装置である。
【0008】また、刻印が付された透明もしくは半透明
の検査物に照明手段により光を照射し、該検査物からの
反射光を撮像手段により撮像し、該撮像画像を画像処理
することにより刻印を認識する刻印検査装置において、
鏡面物の鏡面上に載置もしくは一定間隔をもって配置さ
れた前記検査物に、前記照明手段により照明光を照射
し、前記撮像手段にて、該検査物からの反射光と検査物
を透過し鏡面からの反射光を撮像し、該撮像画像を画像
処理することにより前記刻印を認識することを特徴とす
る刻印認識方法である。
の検査物に照明手段により光を照射し、該検査物からの
反射光を撮像手段により撮像し、該撮像画像を画像処理
することにより刻印を認識する刻印検査装置において、
鏡面物の鏡面上に載置もしくは一定間隔をもって配置さ
れた前記検査物に、前記照明手段により照明光を照射
し、前記撮像手段にて、該検査物からの反射光と検査物
を透過し鏡面からの反射光を撮像し、該撮像画像を画像
処理することにより前記刻印を認識することを特徴とす
る刻印認識方法である。
【0009】尚、前記刻印認識方法は、前記検査物の、
刻印部に入射した光が乱反射し、該刻印部の陰が前記鏡
面に反射する反射光と、刻印部以外の部位を透過し鏡面
に正反射した反射光とを前記撮像手段にて撮像し、該撮
像画像を画像処理することにより前記刻印を認識するこ
とを特徴とするものである。
刻印部に入射した光が乱反射し、該刻印部の陰が前記鏡
面に反射する反射光と、刻印部以外の部位を透過し鏡面
に正反射した反射光とを前記撮像手段にて撮像し、該撮
像画像を画像処理することにより前記刻印を認識するこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面に基ずき
説明する。
説明する。
【0011】図4は、本発明の一実施例における刻印文
字検査装置100の略構成図であり、図5は刻印検査装
置100の略断面図である。
字検査装置100の略構成図であり、図5は刻印検査装
置100の略断面図である。
【0012】図5において、10は平面ミラー20上に
載置されたDVDで、20は刻印文字検査装置100の
ボトム部30に固定されている平面ミラーである。50
はCCDカメラで、DVD10からの反射光を撮像する
に足る距離に、取付金具23にてフレーム21に固定さ
れている。40はDVD10を照明するリング照明で、
ハロゲン光源発生装置42のハロゲンランプ44にて発
生したハロゲン光は、光ファイバーケーブル43によ
り、リング照明40に導かれ、リング照明40は、導か
れたハロゲン光を、一様なリング状光に変換し、拡散板
41に向かって照射する。拡散板41は、前記リング状
光を一様な拡散光に変換する。
載置されたDVDで、20は刻印文字検査装置100の
ボトム部30に固定されている平面ミラーである。50
はCCDカメラで、DVD10からの反射光を撮像する
に足る距離に、取付金具23にてフレーム21に固定さ
れている。40はDVD10を照明するリング照明で、
ハロゲン光源発生装置42のハロゲンランプ44にて発
生したハロゲン光は、光ファイバーケーブル43によ
り、リング照明40に導かれ、リング照明40は、導か
れたハロゲン光を、一様なリング状光に変換し、拡散板
41に向かって照射する。拡散板41は、前記リング状
光を一様な拡散光に変換する。
【0013】リング照明40は、DVD10とCCDカ
メラ50との間に取付板24及び固定金具25にて、フ
レーム21に固定されている。拡散板41は、固定金具
25にて、フレーム21に固定されている。
メラ50との間に取付板24及び固定金具25にて、フ
レーム21に固定されている。拡散板41は、固定金具
25にて、フレーム21に固定されている。
【0014】60は画像認識装置で、CCDカメラ50
にて撮像された画像データが、カメラケーブル52によ
り送られてくる。22は刻印文字検査装置100の外部
を取り囲む本体カバーである。
にて撮像された画像データが、カメラケーブル52によ
り送られてくる。22は刻印文字検査装置100の外部
を取り囲む本体カバーである。
【0015】また、図6は、刻印文字検査装置100が
配備されたDVD10の検査ラインの略構成図である。
配備されたDVD10の検査ラインの略構成図である。
【0016】60は画像認識装置、42はハロゲン光源
発生装置、200はDVD10を搬送するコンベアで、
210はDVD10を刻印文字検査装置100の近傍ま
で搬送するターンテーブルである。DVD10をターン
テーブル210により刻印文字検査装置100内の平面
ミラー20上まで搬送する手段は図示されていないが、
手作業で搬送しても良いし、ロボットハンドなどを用い
て搬送しても良い。
発生装置、200はDVD10を搬送するコンベアで、
210はDVD10を刻印文字検査装置100の近傍ま
で搬送するターンテーブルである。DVD10をターン
テーブル210により刻印文字検査装置100内の平面
ミラー20上まで搬送する手段は図示されていないが、
手作業で搬送しても良いし、ロボットハンドなどを用い
て搬送しても良い。
【0017】次に、本実施例の被検査物であるDVD1
0について説明する。
0について説明する。
【0018】図2が示すように、DVD10には、現在
(1)(2)(3)(4)の4タイプがある。
(1)(2)(3)(4)の4タイプがある。
【0019】タイプ(1)は、基板部1a(基板+記録
層)と、ダミー基板部1gからなり、基板部1aとダミ
ー基板部1gが接着層1hにて張り合わされている。ダ
ミー基板部1aは、DVDの機械的な寸法の規格を満足
させるために張り合わせるものである。
層)と、ダミー基板部1gからなり、基板部1aとダミ
ー基板部1gが接着層1hにて張り合わされている。ダ
ミー基板部1aは、DVDの機械的な寸法の規格を満足
させるために張り合わせるものである。
【0020】タイプ(2)は、二つの基板部1b,1c
(基板+記録層)からなり、各々の基板が接着層1iに
て張り合わされる。
(基板+記録層)からなり、各々の基板が接着層1iに
て張り合わされる。
【0021】タイプ(3)は、層間にスペーサのある二
つの記録層を持つ基板部1d(基板+記録層+スペーサ
+記録層)とダミー基板部1jからなり、基板部1dと
ダミー基板部1jが接着層1kにて張り合わされる。
つの記録層を持つ基板部1d(基板+記録層+スペーサ
+記録層)とダミー基板部1jからなり、基板部1dと
ダミー基板部1jが接着層1kにて張り合わされる。
【0022】タイプ(4)は、層間にスペーサのある二
つの記録層を持つ二つの基板部1e,1f(基板+記録
層+スペーサ+記録層)からなり、各々の基板1e,1
fが接着層1mにて張り合わされる。
つの記録層を持つ二つの基板部1e,1f(基板+記録
層+スペーサ+記録層)からなり、各々の基板1e,1
fが接着層1mにて張り合わされる。
【0023】上記4タイプにおいて、基板部は透明また
は半透明部分であり、ダミー基板部は不透明部分であ
る。刻印文字部は、基板部の内周ミラーバンド部に刻印
されている。
は半透明部分であり、ダミー基板部は不透明部分であ
る。刻印文字部は、基板部の内周ミラーバンド部に刻印
されている。
【0024】次に、DVDの製造工程を説明すると、ま
ず、極めて短い波長のガスレーザーでガラスマスターに
ピット(情報孔)を刻むと同時に、情報ゾーンの内側の
ミラーバンド部に品名や製造番号が刻印される。そし
て、このガラスマスターからスタンパーが作られる。こ
のスタンパーを射出成形機の金型に装着し、ポリカーボ
ネート樹脂を注入してDVDの片面が成形される。次
に、このディスクの記録層をアルミ又は金にてコーティ
ングし、このコーテイング面を保護するためにその上か
ら透明の樹脂膜をコーティングする。
ず、極めて短い波長のガスレーザーでガラスマスターに
ピット(情報孔)を刻むと同時に、情報ゾーンの内側の
ミラーバンド部に品名や製造番号が刻印される。そし
て、このガラスマスターからスタンパーが作られる。こ
のスタンパーを射出成形機の金型に装着し、ポリカーボ
ネート樹脂を注入してDVDの片面が成形される。次
に、このディスクの記録層をアルミ又は金にてコーティ
ングし、このコーテイング面を保護するためにその上か
ら透明の樹脂膜をコーティングする。
【0025】CDなどのような単板の場合は、この後、
ピットアートを印刷して完成するが、DVDのような複
板の場合は、(前述した、4タイプ)この後、2枚のデ
ィスクを接着剤で張り合わせ、ピットアートを印刷し、
完成する。
ピットアートを印刷して完成するが、DVDのような複
板の場合は、(前述した、4タイプ)この後、2枚のデ
ィスクを接着剤で張り合わせ、ピットアートを印刷し、
完成する。
【0026】したがって、CDの場合は、製造終了後
(ピットアート印刷後)に刻印文字の検査が行われる場
合が多いが、DVDの場合は、2枚のディスクを張り合
わせる工程があるため、2枚のディスクを張り合わせる
前に検査をする場合が多い。
(ピットアート印刷後)に刻印文字の検査が行われる場
合が多いが、DVDの場合は、2枚のディスクを張り合
わせる工程があるため、2枚のディスクを張り合わせる
前に検査をする場合が多い。
【0027】しかし、2枚のディスクを張り合わせる前
に検査しようとすると、少なくとも片面は、アルミコー
テイング工程前、すなわち射出成形後のポリカーボネー
トの素材の状態における透明な状態、または、素材の記
録面にアルミコーティング及び保護膜を施した半透明状
態である。すなわち、前述したDVDの4タイプにおい
て、タイプ(1)と(3)においては、片面の基板部側
が透明あるいは半透明状態であり、タイプ(2)と
(4)においては、両基板が透明あるいは半透明状態で
ある。
に検査しようとすると、少なくとも片面は、アルミコー
テイング工程前、すなわち射出成形後のポリカーボネー
トの素材の状態における透明な状態、または、素材の記
録面にアルミコーティング及び保護膜を施した半透明状
態である。すなわち、前述したDVDの4タイプにおい
て、タイプ(1)と(3)においては、片面の基板部側
が透明あるいは半透明状態であり、タイプ(2)と
(4)においては、両基板が透明あるいは半透明状態で
ある。
【0028】本発明の動作を図5に基づいて説明する
と、ハロゲン光源発生装置42のハロゲンランプ44に
て発生したハロゲン光は、光ファイバーケーブル43に
よりリング照明40に導かれ、リング状の一様な光を拡
散板41に向け放射する。拡散板41により一様に拡散
されたハロゲン光は、平面ミラー20上に載置されたD
VD10に向け放射される。
と、ハロゲン光源発生装置42のハロゲンランプ44に
て発生したハロゲン光は、光ファイバーケーブル43に
よりリング照明40に導かれ、リング状の一様な光を拡
散板41に向け放射する。拡散板41により一様に拡散
されたハロゲン光は、平面ミラー20上に載置されたD
VD10に向け放射される。
【0029】DVD10に向け放射されたハロゲン光
は、DVD10面において、刻印文字部9以外のミラー
バンド部7は、透明あるいは半透明でハロゲン光を透過
し、透過したハロゲン光は、平面ミラ−30で正反射
し、CCDカメラ50の撮像画像には黒く映る。また、
刻印文字部に照射したハロゲン光は、刻印の凹部による
乱反射により平面ミラー30上に白い陰影を映し出し、
CCDカメラ50の撮像画像は、図7に示すように、黒
色部の中に刻印文字部が白色に浮き上がった状態に映
り、文字部を認識するためには良好な画像が得られる。
この撮像画像から、画像認識装置60にて文字部を認識
し、異機種のDVDが混在していないかどうかを判定す
る。
は、DVD10面において、刻印文字部9以外のミラー
バンド部7は、透明あるいは半透明でハロゲン光を透過
し、透過したハロゲン光は、平面ミラ−30で正反射
し、CCDカメラ50の撮像画像には黒く映る。また、
刻印文字部に照射したハロゲン光は、刻印の凹部による
乱反射により平面ミラー30上に白い陰影を映し出し、
CCDカメラ50の撮像画像は、図7に示すように、黒
色部の中に刻印文字部が白色に浮き上がった状態に映
り、文字部を認識するためには良好な画像が得られる。
この撮像画像から、画像認識装置60にて文字部を認識
し、異機種のDVDが混在していないかどうかを判定す
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は、DVDにおいて、2枚のディ
スクの張り合わせ前の透明もしくは半透明な状態におい
て、ミラーバンド部に刻印された文字を、文字以外の部
位と鮮明に区別し、正確に文字認識を行うことができる
文字認識装置及びその方法を提供するものである。
スクの張り合わせ前の透明もしくは半透明な状態におい
て、ミラーバンド部に刻印された文字を、文字以外の部
位と鮮明に区別し、正確に文字認識を行うことができる
文字認識装置及びその方法を提供するものである。
【図1】本発明におけるDVD10の平面図である。
【図2】本発明におけるDVD10の張り合わせタイプ
を説明する略断面図である。
を説明する略断面図である。
【図3】従来のCDなどにおける刻印文字検査装置の略
説明図である。
説明図である。
【図4】本発明の一実施例における刻印文字検査装置1
00の略構成図である。
00の略構成図である。
【図5】同じく、刻印文字検査装置100の略断面図で
ある。
ある。
【図6】同じく、刻印文字検査装置100が配備された
DVD10の検査ラインの略構成図である。
DVD10の検査ラインの略構成図である。
【図7】本発明の一実施例における刻印文字検査装置1
00において、DVD10を撮像した撮像画像である。
00において、DVD10を撮像した撮像画像である。
10 DVD(検査物) 100 刻印文字検査装置(刻印検査装置) 20 平面ミラー(鏡面物) 40 リング照明(照明手段) 50 CCDカメラ(撮像手段) 60 画像認識装置(認識手段)
Claims (3)
- 【請求項1】刻印が付された透明もしくは半透明の検査
物に照明手段により光を照射し、該検査物からの反射光
を撮像手段により撮像し、該撮像画像を画像認識するこ
とにより刻印を判別する刻印検査装置において、 鏡面を有する鏡面物と、該鏡面上に載置もしくは一定間
隔をもって配置された前記検査物と、検査物に光を照射
する照明手段と、検査物上に所定距離をもって配設され
た撮像手段と、前記照明手段による前記検査物からの反
射光と検査物を透過し前記鏡面からの反射光とを撮像す
る撮像手段と、該撮像画像を、画像処理することにより
刻印を認識する認識手段とを有することを特徴とする刻
印認識装置。 - 【請求項2】刻印が付された透明もしくは半透明の検査
物に照明手段により光を照射し、該検査物からの反射光
を撮像手段により撮像し、該撮像画像を画像処理するこ
とにより刻印を認識する刻印検査装置において、 鏡面物の鏡面上に載置もしくは一定間隔をもって配置さ
れた前記検査物に、前記照明手段により照明光を照射
し、前記撮像手段にて、該検査物からの反射光と検査物
を透過し鏡面からの反射光を撮像し、該撮像画像を画像
処理することにより前記刻印を認識することを特徴とす
る刻印認識方法。 - 【請求項3】前記検査物の、刻印部に入射した光が乱反
射し該刻印部の陰が前記鏡面に反射する反射光と、刻印
部以外の部位を透過し鏡面に正反射した反射光とを前記
撮像手段にて撮像し、該撮像画像を画像処理することに
より前記刻印を認識することを特徴とする請求項2記載
の刻印認識方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08682398A JP3514421B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 刻印認識装置及びその認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08682398A JP3514421B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 刻印認識装置及びその認識方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11284980A true JPH11284980A (ja) | 1999-10-15 |
JP3514421B2 JP3514421B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=13897541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08682398A Expired - Fee Related JP3514421B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 刻印認識装置及びその認識方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3514421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7177899B2 (en) | 2000-12-28 | 2007-02-13 | Future System Consulting Corp. | Framework system |
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1998
- 1998-03-31 JP JP08682398A patent/JP3514421B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7177899B2 (en) | 2000-12-28 | 2007-02-13 | Future System Consulting Corp. | Framework system |
US7366751B2 (en) | 2000-12-28 | 2008-04-29 | Future Architect, Inc. | Framework system |
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