JPH11284621A - Ａｔｍネットワーク管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ルート探索および障害時の迂回ルート探索時間
を短縮できかつ管理を容易にできるＡＴＭネットワーク
管理装置を提供する。 【解決手段】コネクション確立要求の受信とコネクショ
ン確立通知を送信する手段と、ＶＣ設定情報からルート
を探索する手段と、各ＡＴＭスイッチ毎のPDU（Protoco
l Data Unit）を生成しＳＮＭＰ（Simple Network Mana
gementProtocol）によってＶＣ（Virtual Connection）
を設定する手段と、ＡＴＭネットワーク内のＡＴＭスイ
ッチのＶＣリンク状態を監視する手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はＡＴＭネットワーク
管理装置に関し、特に、ＡＴＭネットワーク内のコネク
ション設定時のルート探索機能と障害時の迂回ルート探
索を効率的かつ高速に実行する管理機能を備えたＡＴＭ
ネットワーク管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＡＴＭスイッチ間のコネクション設定の
例として、ＰＮＮＩ(Private Networkto Network Inter
face）のルーティング機能を例に取る。ＰＮＮＩは、コ
ネクションの設定に先立って、Hello パケットにより隣
接するＡＴＭスイッチとＡＴＭスイッチ識別子、階層識
別子を交換し階層レベルを比較した後、隣接するＡＴＭ
スイッチとトポロジーに関するデータを交換し、隣接Ａ
ＴＭスイッチが持っているデータベースと同期させる。
このデータベースをフラッディングによりリーダシップ
優先度を宣伝し、最もリーダシップ優先度の高いＡＴＭ
スイッチをＰＧ（Peer Group）内のＰＧリーダとする。

【０００３】ＰＧリーダは、１つ上位の階層レベルにお
いて隣接する論理ＡＴＭスイッチとＳＶＣ（Switched V
irtual Circuit）を張り、最上位の階層レベルまで繰り
返す。コネクション設定時、トポロジーデータ（全ての
ＡＴＭスイッチの到達可能なアドレスとリンクのメトリ
クス）を基に、発側ＡＴＭスイッチがＤＴＬ（Designat
ed Transit List）を作成し、Setupメッセージの中でル
ートを指定する。発側ＡＴＭスイッチは、ルート選択時
に通るルートの呼受付判定を行い、途中のＡＴＭスイッ
チがＤＴＬ一部を取り除いたり、追加することでルーテ
ィングが行われる(ATM Forum PNNI Specification Vers
ion 1.0 af−pnni−0055.000を参照）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
技術では、ＡＴＭスイッチ間のコネクション設定時のＳ
ＶＣ設定および障害時の迂回ルート探索は、ルート情報
をフラッディングによりＡＴＭネットワーク内のすべて
のＡＴＭスイッチに伝播させる必要があったため、コネ
クション確立に要する時間が大きくなり、動画や音声の
リアルタイム通信，メディア通信に適用する場合には、
セッション確立時の通信品質の劣化が顕著となる恐れが
あった。また、個々のＡＴＭスイッチにコネクション管
理が分散化されているため、大規模なＡＴＭネットワー
クの各ＡＴＭスイッチのコネクション、およびリンク状
態の管理は困難であった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、データの転送
に先立ってコネクションの設定を行う必要があるATMネ
ットワークにおいて、ＡＴＭネットワーク内のコネクシ
ョン設定のためのルート探索、およびコネクションの集
中管理を実現するＡＴＭネットワーク管理装置であっ
て、コネクション確立要求の受信とコネクション確立通
知を送信する手段と、ＶＣ(Virtual Connection)設定情
報からルートを探索する手段と、各ＡＴＭスイッチ毎の
ＰＤＵ（Protocol Data Unit）を生成しＳＮＭＰ（Simp
le NetworkManagement Protocol ）によってＶＣを設定
する手段と、ＡＴＭネットワーク内のＡＴＭスイッチの
ＶＣリンク状態の管理によりネットワークの管理を容易
にする手段を有することを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】図２は本発明を適用するネットワ
ーク構成の一例を示す。１ａはＡＴＭネットワーク管理
装置、２ａ，２ｂ，２ｃはＡＴＭスイッチ、３ａ，３ｂ
はＡＴＭ端末、４ａはＡＴＭネットワークを示す。

【０００７】図１はＡＴＭネットワーク管理装置２の構
成の一例を示す。２１はＡＴＭスイッチ物理リンクテー
ブル、２２はＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル、２３は
ATMスイッチ物理ＶＣ設定テーブル、２４はＡＴＭスイ
ッチ物理ポート対応テーブル、２５はＡＴＭスイッチ論
理ＶＣ管理テーブル、２６はルート探索処理部、２７は
シグナリングパケット解析処理部、２８はＳＮＭＰマネ
ジャを示す。

【０００８】図３はＡＴＭスイッチ物理リンクテーブル
２１の構成の一例を示す。２１１はＡＴＭスイッチ識別
子、２１２は物理ポート番号、２１３は次ホップＡＴＭ
識別子、２１４は次ホップ物理ポート番号を示す。図４
はＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル２２の構成の一例を
示す。２２１はＡＴＭスイッチ識別子、２２２は隣接Ａ
ＴＭスイッチ識別子を示す。図５はＡＴＭスイッチ物理
ＶＣ設定テーブル２３の構成の一例を示す。２３１はＡ
ＴＭスイッチ交換機識別子、２３２は入力論理ポート番
号、２３３は出力論理ポート番号、２３４は入力ＶＰ
Ｉ、２３５は入力ＶＣＩ、２３６は出力ＶＰＩ、２３７
は出力ＶＣＩを示す。図６はＡＴＭスイッチ物理ポート
対応テーブル２４の構成の一例を示す。２４１はＡＴＭ
スイッチ識別子、２４２は物理ポート番号、２４３は論
理ポート番号を示す。図７はＡＴＭスイッチ論理ＶＣ管
理テーブル２５の構成の一例を示す。２５１はＡＴＭス
イッチ交換機識別子、２５２は入力論理ポート番号、２
５３は出力論理ポート番号、２５４は入力ＶＰＩ、２５
５は入力ＶＣＩ、２５６は出力ＶＰＩ、２５７は出力Ｖ
ＣＩ、２５８はＶＣリンク状態フラグを示す。

【０００９】ＡＴＭネットワーク管理装置２での初期化
処理を図８を参照しながら説明する。

【００１０】ＡＴＭネットワーク管理装置２には予めＡ
ＴＭスイッチの物理ポートに接続されているＡＴＭスイ
ッチおよび、ＡＴＭ端末との接続関係を示すＡＴＭスイ
ッチ物理リンクテーブル２１を設定しておく（５０
０）。

【００１１】次ホップＡＴＭ識別子２１３には、ＡＴＭ
スイッチ識別子２１１の物理ポート番号２１２に接続さ
れている次ホップＡＴＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別
子または、ＡＴＭ端末のＡＴＭ端末識別子を設定する。
次ホップＡＴＭ識別子２１３がＡＴＭスイッチであれば
次ホップ物理ポート番号２１４には次ホップＡＴＭスイ
ッチの物理ポート番号を設定し、ＡＴＭ端末であれば
「ＮＵＬＬ」を設定する。ＡＴＭスイッチ物理リンクテ
ーブル２１よりＡＴＭスイッチ識別子２１１をキーして
次ホップとなるＡＴＭスイッチをすべて検出し（５０
５）、ＡＴＭスイッチ間の接続関係を示すＡＴＭスイッ
チ物理隣接テーブル２２を作成する(５１０)。

【００１２】隣接ＡＴＭスイッチ識別子２２２には、Ａ
ＴＭスイッチ識別子２２１に接続されているすべてのＡ
ＴＭスイッチの識別子が設定される。更に、Get−Reque
stのＰＤＵを生成し（５１５）、ＡＴＭネットワーク内
の各ＡＴＭスイッチに対してＳＮＭＰを用いて各ＡＴＭ
スイッチの物理ポート番号を取得し、ＡＴＭスイッチ物
理ポート対応テーブル２４を作成する（５２０）。

【００１３】ＡＴＭスイッチ物理ポート対応テーブル２
４の物理ポート番号２４２には、取得した物理ポート番
号を設定し、論理ポート番号２４３には、ＡＴＭネット
ワーク管理装置２が割り当てるＡＴＭネットワーク内で
一意となるように定める論理的なポート番号を設定す
る。ＡＴＭネットワーク管理装置２は、コネクション設
定に先立って、ＡＴＭ端末からのＡＴＭスイッチへのシ
グナリングパケットを受信するために、ＡＴＭスイッチ
物理リンクテーブル２１より次ホップＡＴＭ識別子２１
３からＡＴＭ端末に接続されているＡＴＭスイッチをＡ
ＴＭスイッチ識別子２１１を検出し、上記ＡＴＭスイッ
チに対してＡＴＭ端末と管理インタフェース間のシグナ
リング用ＶＣの物理ポート情報とＶＰＩ／ＶＣＩ情報、
およびATM端末とＡＴＭネットワーク管理装置間のＳＶ
Ｃの物理ポート情報とＶＰＩ／VCI情報をＳＮＭＰを用
いて取得する。これらの物理ポート情報とＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ情報を取得した後、ＡＴＭ端末とＡＴＭスイッチの管
理インタフェース間のシグナリング用ＶＣを解放し、そ
の代替として上記シグナリング用ＶＣの物理ポート情報
とＶＰＩ／ＶＣＩ情報を用いてＡＴＭ端末とＡＴＭネッ
トワーク管理装置にシグナリング用ＶＣを設定する（５
２５）。

【００１４】次に、ＡＴＭネットワーク管理装置２での
コネクション確立処理を図９を参照しながら説明する。

【００１５】発側ＡＴＭ端末はＡＴＭネットワーク管理
装置２に対してコネクションの確立を要求する（６０
０）。ＡＴＭネットワーク管理装置２はＡＴＭ端末から
ＡＴＭスイッチへのシグナリングパケットを受信し、シ
グナリングパケット解析処理部２７で解析し（６０
５）、シグナリングパケット内の発側ＡＴＭ端末識別子
と着側ＡＴＭ端末識別子を検出する（６１０）。

【００１６】ＡＴＭスイッチ物理リンクテーブル２１よ
り発側ＡＴＭ端末識別子と着側ATM端末識別子をキーに
して、それらに接続されている発側ＡＴＭスイッチと着
側ＡＴＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別子を探索する。
ルート探索処理部２７は発側ＡＴＭスイッチと着側ＡＴ
ＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別子に基づいて、ＡＴＭ
ネットワーク内のルートを探索し（６１５）、ＡＴＭネ
ットワーク内の各ＡＴＭスイッチのＶＣ設定を行う。Ａ
ＴＭネットワーク管理装置２は、各ＡＴＭスイッチのＶ
Ｃ設定が完了すると、発側ＡＴＭ端末と着側ＡＴＭ端末
に対してシグナリングパケット用ＶＣを用いてコネクシ
ョン確立を通知する（６２０）。

【００１７】その後、ＶＣ設定情報をＡＴＭスイッチ論
理ＶＣ管理テーブル２５のＡＴＭスイッチ識別子２５
１，入力論理ポート番号２５２，出力論理ポート番号２
５３，入力VPI254，入力VCI255，出力VPI256，出力VCI2
57，ＶＣリンク状態フラグ258の論理コネクション情報
を設定，更新する(６２５)。入力論理ポート番号２５２
と出力論理ポート番号２５３は、ＡＴＭスイッチ物理Ｖ
Ｃ設定テーブル２３の入力物理ポート番号２３２と出力
物理ポート番号２３３をキーに、ＡＴＭスイッチ物理ポ
ート対応テーブル２４を参照して、それぞれ論理ポート
に変換した物理ポート番号である。また、ＶＣリンク状
態フラグは、リンク状態が正常であればリンク状態フラ
グのビット位置に「１」、障害があれば「０」を設定す
る。

【００１８】次に、ＡＴＭネットワーク管理装置２での
シグナリングパケット解析処理部２７のシグナリングパ
ケット解析処理を図１０を参照しながら更に詳細に説明
する。

【００１９】ＡＴＭネットワーク管理装置２がＡＴＭ端
末からシグナリングパケットを受信し（７００）、受信
パケットをバッファに格納した（７０５）後、そのバッ
ファから発側ＡＴＭ端末識別子と着側ＡＴＭ端末識別子
を検出する（７１０）。

【００２０】次に、ＡＴＭネットワーク管理装置２での
ルート探索処理部２７のルート探索処理を図１１を参照
しながら更に詳細に説明する。

【００２１】ＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル２２より
発側ＡＴＭスイッチから着側ＡＴＭスイッチへのＡＴＭ
スイッチのルートを探索する（８００）。発側ＡＴＭス
イッチから着側ＡＴＭスイッチへのＡＴＭスイッチのル
ート探索は、ＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル２２より
発側ＡＴＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別子２２１をキ
ーに隣接するＡＴＭスイッチを隣接ＡＴＭスイッチ識別
子２２２から探索し、探索できなければその隣接ＡＴＭ
スイッチ識別子２２２をキーにして探索を続ける。探索
時に発側ＡＴＭスイッチと着側ＡＴＭスイッチ間で複数
のルートが探索された場合、ルート内のＡＴＭスイッチ
数を算出し、ＡＴＭスイッチ数が最小となるルートを選
択する。

【００２２】発側ＡＴＭスイッチから着側ＡＴＭスイッ
チまでのＡＴＭスイッチのルート決定後、ＡＴＭスイッ
チ物理リンクテーブル２１を参照して発側ＡＴＭスイッ
チから着側ＡＴＭスイッチまでのＡＴＭスイッチで、ど
の物理ポートを使用するかを探索する（８０５）。探索
したＡＴＭスイッチのルートを基に発側ＡＴＭスイッチ
のＡＴＭスイッチ識別子２１１をキーにして次ホップと
なるＡＴＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別子を次ホップ
ＡＴＭ識別子２１３から探索し、次ホップ物理ポート番
号２１４を検出する。更に検出された次ホップＡＴＭ識
別子２１３をキーに探索を続ける。探索時にＡＴＭスイ
ッチ間を結ぶ複数のルートが検出された場合（８１
０）、各ルートの両端の物理ポートで設定されているＶ
Ｃ数の総和を算出し（８１５）、ルート毎にＶＣ数の総
和を比較する（８２０）。そして、ＶＣ数の総和が最小
となるルートを選択し（８２５）、ＡＴＭスイッチ間で
用いる各ＡＴＭスイッチの物理ポートを割り当てる。

【００２３】また、各物理ポート間のＶＰＩ／ＶＣＩの
割り当ては（８３０）、例えば、ＶＰ（Virtual Path）
交換を用いて各物理ポートのＶＰＩ／ＶＣＩの割り当て
を行う場合、ＶＰＩは発側ＡＴＭ端末から着側ＡＴＭ端
末までのルートでＡＴＭネットワーク内で一意な値を割
り当て、ＶＣＩはＡＴＭスイッチ論理ＶＣ管理テーブル
２５より論理ポート間で使用していない最小のＶＣＩを
割り当てる。

【００２４】発側ＡＴＭスイッチから着側ＡＴＭスイッ
チ間のルート内のＡＴＭスイッチ、およびそのルート内
の各ＡＴＭスイッチの論理ポートとＶＰＩ／ＶＣＩが決
定後、ルート探索で取得したＡＴＭスイッチ識別子２３
１，入力物理ポート番号232，出力物理ポート番号２３
３，入力VPI234，入力VCI235，出力VPI236，出力VCI237
の物理コネクション情報をＡＴＭスイッチ物理ＶＣ設定
テーブル２３に書き込む。ＳＮＭＰマネジャ２８がＡＴ
Ｍスイッチ物理ＶＣ設定テーブル２３を参照してＡＴＭ
スイッチ毎のSet−RequestのＰＤＵを生成し（８３
５）、ルート内のＡＴＭスイッチに対してＳＮＭＰを用
いてＶＣ設定を行う（８４０）。

【００２５】次に、ＡＴＭネットワーク管理装置２で
の、障害時のルート探索処理を図１２を参照しながら説
明する。

【００２６】ＡＴＭネットワーク内のＡＴＭスイッチに
障害が発生したとき、障害を検出したＡＴＭスイッチが
ＡＴＭネットワーク管理装置２に対して障害発生を通知
するためのＴＲＡＰをかける（９０５）。ＡＴＭネット
ワーク管理装置２は、このＴＲＡＰを解析してＴＲＡＰ
をかけたＡＴＭスイッチを検出し、このＡＴＭスイッチ
に対してGet−RequestのＰＤＵを生成し（９１０）、障
害を検出したＡＴＭスイッチのＶＣのリンク状態を取得
し（９１５）、ＡＴＭスイッチ論理ＶＣ管理テーブル２
５のＶＣリンク状態フラグ２５８と同期を取る。

【００２７】ＶＣリンク状態フラグ２５８が「０」であ
れば、ＡＴＭスイッチ物理リンクテーブル２１から障害
が発生したＡＴＭスイッチのＡＴＭスイッチ識別子２１
１と物理ポート番号２１２と次ホップＡＴＭ識別子２１
３と次ホップ物理ポート番号２１４を削除する（９２
５）。その後、迂回のためのルート探索処理を行い（９
３０）、ＶＣ設定を行った後、ＡＴＭスイッチ論理ＶＣ
管理テーブル２５を更新する（９３５）。

【００２８】

【発明の効果】本発明の構成によれば、ＡＴＭネットワ
ーク管理装置によってＡＴＭネットワーク内のコネクシ
ョンリソースを集中的に管理することにより、コネクシ
ョン確立時のルート探索時間および障害時の迂回ルート
探索時間を軽減できる。このため、従来、遅延時間が大
きくて問題だったセッション確立時の通信品質を向上で
きる。さらに、ＡＴＭスイッチ論理ＶＣ管理テーブルで
ＡＴＭネットワーク内のＡＴＭスイッチのＶＣ設定状態
を管理することにより、複数のＡＴＭスイッチからなる
ＡＴＭネットワークを論理的な単一のＡＴＭスイッチと
して見せることができるため、ネットワークの管理が容
易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のＡＴＭネットワーク管理装
置２の構成を説明するブロック図。

【図２】ＡＴＭネットワークの構成を説明するブロック
図。

【図３】ＡＴＭスイッチ物理リンクテーブル２１の説明
図。

【図４】ＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル２２の説明
図。

【図５】ＡＴＭスイッチ物理ＶＣ設定テーブル２３の説
明図。

【図６】ＡＴＭスイッチ物理ポート対応テーブル２４の
説明図。

【図７】ＡＴＭスイッチ論理ＶＣ管理テーブル２５の説
明図。

【図８】ＡＴＭネットワーク管理装置２の初期化処理の
フロー図。

【図９】ＡＴＭネットワーク管理装置２のコネクション
確立処理のフロー図。

【図１０】シグナリングパケット解析処理部２７のシグ
ナリングパケット解析処理のフロー図。

【図１１】ルート探索処理部２６のルート探索処理のフ
ロー図。

【図１２】迂回時のルート探索処理のフロー図。

【符号の説明】

１ａ…ＡＴＭネットワーク管理装置、２ａ，２ｂ，２ｃ
…ＡＴＭスイッチ、３ａ，３ｂ…ＡＴＭ端末、４ａ…Ａ
ＴＭネットワーク、２１…ＡＴＭスイッチ物理リンクテ
ーブル、２２…ＡＴＭスイッチ物理隣接テーブル、２３
…ＡＴＭスイッチ物理ＶＣ設定テーブル、２４…ＡＴＭ
スイッチ物理ポート対応テーブル、２５…ＡＴＭスイッ
チ論理ＶＣ管理テーブル、２６…ルート探索処理部、２
７…シグナリングパケット解析処理部、２８…ＳＮＭＰ
マネジャ、２１１…ＡＴＭスイッチ識別子、２１２…物
理ポート番号、２１３…次ホップＡＴＭ識別子、214…
次ホップ物理ポート番号、２２１…ＡＴＭスイッチ識別
子、２２２…隣接ATMスイッチ識別子、２３１…ＡＴＭ
スイッチ交換機識別子、２３２…入力論理ポート番号、
２３３…出力論理ポート番号、２３４…入力ＶＰＩ、２
３５…入力VCI、２３６…出力ＶＰＩ、２３７…出力Ｖ
ＣＩ、２４１…ＡＴＭスイッチ識別子、２４２…物理ポ
ート番号、２４３…論理ポート番号、２５１…ＡＴＭス
イッチ交換機識別子、２５２…入力論理ポート番号、２
５３…出力論理ポート番号、254…入力ＶＰＩ、２５５
…入力ＶＣＩ、２５６…出力ＶＰＩ、２５７…出力ＶＣ
Ｉ、２５８…ＶＣリンク状態フラグ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】呼処理機能を有する複数のＡＴＭ(Asynchr
   onous Transfer Mode)端末との間で複数の入出力ＡＴＭ
   回線を介して呼情報を交換する呼処理手段と、発信側Ａ
   ＴＭ端末と着信側ＡＴＭ端末の間に存在する複数のＡＴ
   ＭスイッチからなるＡＴＭネットワーク内のＡＴＭコネ
   クション経路をルーティングアルゴリズムに基づき決定
   するコネクション経路制御手段と、前記ＡＴＭスイッチ
   内のコネクションの確立，開放を行うコネクション設定
   手段を備えるＡＴＭネットワーク管理装置において、上
   記呼処理手段がＡＴＭ端末との間で呼情報の交換を行う
   際に、上記コネクション経路制御手段を用いて複数のコ
   ネクション経路の中から最適なコネクション経路を決定
   し、上記コネクション設定手段を用いて前記コネクショ
   ン経路制御手段で決定した経路に基づいてＡＴＭスイッ
   チ内の物理コネクション確立または開放を行うことによ
   り、仮想的に発信側のＡＴＭ端末と着信側のＡＴＭ端末
   の間に、網側の呼処理を行う単一のＡＴＭスイッチのみ
   存在するように見せることを特徴とするＡＴＭネットワ
   ーク管理装置。
2. 【請求項２】請求項１記載のＡＴＭネットワーク管理装
   置の呼処理手段において、呼処理を実行するための初期
   設定としてＡＴＭ端末と上記装置を接続する物理経路上
   に存在するＡＴＭスイッチ内のＡＴＭルーティングテー
   ブルを書き換えることにより、ＡＴＭ端末とＡＴＭ端末
   に隣接するＡＴＭスイッチとの間で交換される呼情報を
   ＡＴＭ端末と上記装置との間で交換されるように変更す
   ることを特徴とするＡＴＭネットワーク管理装置。
3. 【請求項３】請求項１記載のＡＴＭネットワーク管理装
   置のコネクション経路制御手段において、最初にＡＴＭ
   ネットワーク内のＡＴＭスイッチの物理的な接続関係を
   示すＡＴＭスイッチ物理隣接情報から発信側のＡＴＭス
   イッチから着信側のＡＴＭスイッチまでのコネクション
   経路を探索し、次にＡＴＭスイッチの物理的な入出力回
   線の接続関係を示すＡＴＭスイッチ物理入出力回線接続
   情報からＡＴＭスイッチ間の物理入出力回線を選択し、
   ＡＴＭスイッチ間を結ぶ複数のコネクション経路の中に
   複数の物理入出力回線が存在する場合、上記物理入出力
   回線の両端に存在するコネクション経路数をコネクショ
   ン経路毎に比較し、コネクション経路数が最小となる物
   理入出力回線を選択し、選択した物理入出力回線に物理
   入出力回線の両端で最小となるＶＰＩ（Virtual Path I
   dentifier）／ＶＣＩ（VirtualChannel Identifier）を
   割り当てることを特徴とするＡＴＭネットワーク管理装
   置。
4. 【請求項４】請求項１記載のＡＴＭネットワーク管理装
   置のコネクション設定手段において、請求項３記載のコ
   ネクション経路制御手段に基づき決定される論理コネク
   ション情報を物理コネクション情報に変換した後、コネ
   クション情報設定のためのネットワーク管理プロトコル
   を用いたコネクション設定パケットを該当するＡＴＭス
   イッチに対して送信することにより、コネクション設定
   を並列に行うことを特徴とするＡＴＭネットワーク管理
   装置。