JPH11283200A - 車両の位置検出装置 - Google Patents

車両の位置検出装置

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JPH11283200A
JPH11283200A JP10086528A JP8652898A JPH11283200A JP H11283200 A JPH11283200 A JP H11283200A JP 10086528 A JP10086528 A JP 10086528A JP 8652898 A JP8652898 A JP 8652898A JP H11283200 A JPH11283200 A JP H11283200A
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JP
Japan
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lateral position
yaw angle
vehicle
estimated
detected
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Application number
JP10086528A
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English (en)
Inventor
Yasusuke Morimoto
庸介 森本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Traffic Control Systems (AREA)
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車体重量等の車体物理特性に依存することな
く、ヨー角を精度よく検出する。 【解決手段】道路の左右方向中心に埋設された磁気ネイ
ル3を利用して車両1の横位置が検出され、道路に沿っ
て配設された通信ケーブルからの道路形状情報によって
道路の曲率半径が検出される。理論的な推定横位置が、
それぞれ前回値とされる推定横位置と推定ヨー角と車速
とヨ−レイトと道路曲率半径とをパラメ−タとして演算
される。理論的な推定ヨー角が、それぞれ前回値とされ
る推定ヨー角とヨ−レイトと車速と道路曲率半径とから
演算される。磁気ネイル3を検出したときの実際の横位
置と上記推定横位置との偏差に基いて、前記推定横位置
と推定ヨー角とがフィ−ドバック補正される。フィ−ド
バック補正後の推定値が、推定横位置の演算と推定ヨー
角の演算のための前回値として用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のヨー角を検出
する車両の位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両が現在走行している車線から逸脱す
る可能性があるか否かを推定する等のために、車両が走
行路面の横方向どの位置にあるかのみならず、車両のヨ
ー角を推定することが必要になる。ヨー角を直接検出す
るセンサがないため、種々の情報を基に、ヨー角が推定
されることになる。特開平9−184727号公報に
は、走行路面に埋設されて車両の横位置を示す信号を出
力する磁気ネイルを利用してヨー角を推定するために、
車体の前と後にそれぞれ磁気ネイルを検出するセンサを
設けて、前後のセンサでの検出値の偏差に基いてヨー角
を推定することが提案されている。
【0003】ヨー角の別の推定手法として、ヨ−レイト
センサで検出したヨ−レイト、車速センサで検出した車
速とに基いてヨー角を推定することが提案されている。
さらに別のヨー角推定手法として、車両運動の力学モデ
ルを用いて、車速、操舵角および路面マーカセンサを入
力として、ヨー角を推定することも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載のものでは、センサの計測誤差の影響のために高
精度のヨー角推定が困難である。また、前述のヨ−レイ
トと車速とに基いてヨー角を推定する場合は、時間の経
過と共に検出誤差が累積して、ヨー角を精度よく推定す
ることが困難となる。さらに前述の車両運動の力学モデ
ルを用いてヨー角を推定するものでは、車両の運動力学
に含まれる車体重量、モーメント、タイヤ特性等の各種
パラメ−タの精度がヨー角推定に大きな影響を与えるた
めに、物理特性の異なる車両への適用が困難となる。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、車両の物理特性に依存しない
でヨー角を精度よく推定することができるようにした車
両の位置検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような解決手法を採択してあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、車両の走行路面に対する横位置を検出する横
位置検出手段と、走行方向における道路形状を検出する
道路形状検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、
車両に発生しているヨ−レイトを検出するヨ−レイト検
出手段と、前回の横位置推定値と、前回のヨー角推定値
と、前記道路形状検出手段で検出された前回の道路の曲
率半径と、前記車速検出手段で検出された前回の車速
と、前記ヨ−レイト検出手段で検出された前回のヨ−レ
イトとに基いて、今回の横位置を推定する横位置推定手
段と、前回のヨー角推定値と、前記道路形状検出手段で
検出された前回の道路の曲率半径と、前記車速検出手段
で検出された前回の車速と、前記ヨ−レイト検出手段で
検出された前回のヨ−レイトとに基いて、今回のヨー角
を推定するヨー角推定手段と、前記横位置推定手段によ
り推定された推定横位置と前記横位置検出手段で検出さ
れた横位置との偏差に基いて、該横位置推定手段による
横位置の推定値をフィ−ドバック補正して、該フィ−ド
バック補正後の横位置の推定値を前記前回の横位置推定
値として用いさせる横位置補正手段と、前記横位置推定
手段により推定された推定横位置と前記横位置検出手段
で検出された横位置との偏差に基いて、前記ヨー角推定
手段によるヨー角推定値をフィ−ドバック補正して、該
フィ−ドバック補正後のヨー角推定値を前記前回のヨー
角推定値として用いさせるヨー角補正手段と、を備えて
いるようにしてある。上記解決手法を前提とした好まし
い態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載
のとおりである。
【0007】請求項1によれば、各推定手段による推定
は、車両の物理特性に依存することなく行われるので、
異なる車両にも同様に適用することができて、汎用性の
高いものとなる。また、推定されるヨー角は、横位置検
出手段により検出される実際の横位置を用いたフィ−ド
バック補正を利用して、精度のよいものとなる。
【0008】請求項2によれば、道路に埋設された磁気
ネイルを利用して、フィ−ドバック補正そのものを精度
のよいものとして、請求項1に対応した効果を十分に発
揮させる上で好ましいものとなる。請求項3によれば、
フィ−ドバック補正のための制御ゲインを常に適切化す
ることができる。請求項4によれば、車速をも用いてフ
ィ−ドバック補正のための制御ゲインを適切化すること
ができる。
【0009】請求項5によれば、ヨー角の推定を時々刻
々と短い時間の間に行いつつ、磁気ネイルを利用したフ
ィ−ドバック補正を行って、全体としてヨー角の推定を
より精度のよいものとする上で好ましいものとなる。請
求項6によれば、外部からの正確な道路形状情報を得
て、ヨー角を精度よく推定する上で好ましいものとな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、車両1が走行して
いる走行路面(車線)が、左右一対の区分線2により区
切られている。走行路面には、走行方向に沿って所定間
隔毎(例えば2m毎)に、磁気ネイル3が埋設されてお
り、該磁気ネイル3は、走行路面の左右丁度中間位置
(左右の区分線2の丁度中間位置)に位置するように位
置設定されている。磁気ネイル3は、車両1に対して、
横位置情報を磁気的に出力するものとなる。走行路面に
沿って通信ケーブル4が配設されているが、この通信ケ
ーブル4は、走行路面の形状つまり道路形状を示す信号
を出力するものであり、より具体的には走行路面の湾曲
度合としての曲率半径を出力している。
【0011】車両1には、磁気ネイル3からの出力信号
を受信するセンサ5が装備されており、このセンサ5
が、横位置検出手段を構成するものとなる。また、車両
1には、受信アンテナ6が装備されており、この受信ア
ンテナ6が、通信ケーブル4からの道路形状情報を受信
する道路形状検出手段を構成するものとなる。
【0012】図2には、車両1を上方から見たときの状
態が示される。この図2において、、走行路面の中心線
(磁気ネイル3を結んで得られる線)に対する車両1の
横位置(偏差位置)が符号yで示され、車両1のヨー角
が符号θで示され、車両1の車速が符号vで示され、車
両1で発生しているヨ−レイトが符号rで示され、走行
路面の形状つまり曲率半径が符号Rで示される。
【0013】図3は、車両1に搭載された制御ユニット
(コントロ−ラ)であり、マイクロコンピュ−タを利用
して構成されている。この制御ユニットUには、センサ
5からの横位置信号と、受信アンテナ6からの道路の曲
率半径と、車両1に搭載された車速センサ21からの車
速と、車両1に搭載されたヨ−レイトセンサ22からの
ヨ−レイトとが入力される。また、制御ユニットUから
は、車両1が現在走行している走行路面つまり車線から
逸脱する可能性があると判断されたときに、ブザー等の
警報器23に対して作動信号が出力される。
【0014】制御ユニットUは、横位置推定部12とヨ
ー角推定部13とを有する他、各推定部12、13での
推定値をフィ−ドバック補正するための制御ゲイン調整
部14とを有する。すなわち、横位置推定部12で推定
された推定横位置と磁気ネイル3を利用して得られた実
際の横位置とが減算器15によって減算されて、得られ
た偏差に基いて、各推定部12、13での推定値がフィ
−ドバック補正される。そして、ヨー角推定部13での
フィ−ドバック補正された推定値が、ヨー角推定値とし
て、車線逸脱可能性を判断するときの判断用パラメ−タ
として利用される。図3中16は、磁気ネイル3の検出
時点においてのみ、フィ−ドバック補正用の制御ゲイン
を変更(更新)すると共に、フィ−ドバック補正を実行
させるためのもので、磁気ネイル3の検出時点において
のみONとなる。
【0015】図4は、磁気ネイル3を利用したフィ−ド
バック補正のタイミングと、ヨ−レイト等の検出タイミ
ングとの関係を示し(丸印のタイミングで実行)、磁気
ネイル3を検出したときにのみフィ−ドバック補正が実
行される。これに対して、ヨ−レイト等の検出および横
位置の推定、ヨー角の推定は、それぞれ短いサンプリン
グ周期△t(例えば10msec)毎に行われる(図4
では、ヨ−レイトの入力タイミングのみを代表して示し
てある)。なお、図4中符号△Tは、磁気ネイル3の検
出時間間隔である。
【0016】横位置推定部12での横位置推定の演算が
次の式1に基いて行われ、ヨー角推定部13でのヨー角
推定の演算が次の式2に基いて行われる。式1、式2に
おいて、△tはサンプリング間隔であり(例えば10m
sec)、また『k』はサフィックスであり、『k』は
今回値であることを示し、『k−1』は前回値であるこ
とを示す。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】式1から明らかなように、横位置の今回推
定値y(k)は、サンプリング周期△tの他、横位置の
前回推定値y(k−1)と、前回のヨー角推定値θ(k
−1)と、前回の検出車速v(k−1)と、前回の検出
ヨ−レイトr(k−1)と、前回の検出曲率半径R(k
−1)とをパラメ−タとして設定されている。
【0020】式2から明らかなように、ヨー角の今回推
定値θ(k)は、サンプリング周期△tの他、前回のヨ
ー角推定値θ(k−1)と、前回の検出車速v(k−
1)と、前回の検出ヨ−レイトr(k−1)と、前回の
検出曲率半径R(k−1)とをパラメ−タとして設定さ
れている。このように、式1、式2では、車種特有の物
理特性(車体重量、モーメント、タイヤ特性等)を何等
用いておらず、異なる車種にも適用できる演算式となっ
ている。
【0021】上述の推定された横位置が次の式3に基い
てフィ−ドバック補正され、推定されたヨー角が次の式
4に基いてフィ−ドバック補正される(フィ−ドバック
のオブザーバを構成)。すなわち、式3において、フィ
−ドバック補正された補正後の横位置推定値がy’
(k)として示され、その制御ゲインが符号g1で示さ
れる。また、式4においてフィ−ドバック補正された補
正後のヨー角がθ’(k)として示され、その制御ゲイ
ンが符号g2で示される。
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】フィ−ドバック補正後の横位置推定値が
y’(k)は、横位置センサ5で得られた実際の横位置
Y(k)と式1で得られた横位置推定値y(k)との偏
差に対して制御ゲインg1を乗算して、この乗算により
得られた値と横位置推定値y(k)とを加算することに
より得られる。また、フィ−ドバック補正後のヨー角推
定値がθ’(k)は、横位置センサ5で得られた実際の
横位置Y(k)と式1で得られた横位置推定値y(k)
との偏差に対して制御ゲインg2を乗算して、この乗算
により得られた値とヨー角推定値θ(k)とを加算する
ことにより得られる。
【0025】フィ−ドバック補正によって得られた横位
置の補正値y’(k)は、横位置推定部12での今回の
推定値として出力され、しかも、式1の次回の演算のと
きにy(k−1)に置換して用いられる。また、フィ−
ドバック補正によって得られたヨー角の補正値θ’
(k)は、ヨー角推定部13での今回の推定値として出
力され、しかも、式1および式2での次回の演算のとき
にθ(k−1)に置換して用いられる。式1、式2の演
算のままだけでは、センサ誤差の累積が時間の経過と共
に大きくなって、精度があまりよくないものとなる。し
かしながら、本発明では、フィ−ドバックするオブザー
バを式3、式4で構成して、磁気ネイル3の検出タイミ
ング毎に(正確に横位置情報が提供される毎に)フィ−
ドバック補正されることにより、精度よく(特に磁気ネ
イル3間に車両1のセンサ5が位置している間の)横位
置、ヨー角を検出することができる。
【0026】図5、図6には、それぞれヨー角の推定値
(フィ−ドバック補正された推定値)と実測値との関係
(誤差)を示してあるが、図5は磁気ネイル3が2m間
隔の場合について、また図6は磁気ネイル3が10m間
隔の場合を示す。
【0027】式3、式4でのフィ−ドバック制御ゲイン
g1、g2は、センサのノイズ特性や、推定値の収束性
などを考慮して設定されるが、例えば次の式5、式6で
示すように設定することができる。式、式6中、a、b
はオブザーバの極である。
【0028】
【数5】
【0029】
【数6】
【0030】式6から明らかなように、ヨー角のフィ−
ドバック用制御ゲインg2は、車速vおよび磁気ネイル
3の検出間隔△Tをパラメ−タとして変更されることが
好ましく、例えば磁気ネイル3の検出タイミングでの検
出車速に応じてg2を変更することができる。なお、制
御ゲインg1,g2は、上述した設定手法の他、カルマ
ンフィルタの理論を適用して設定することもできる。
【0031】次に、制御ユニットUによる制御内容につ
いて図7、図8に示すフロ−チャ−トを参照しつつ説明
するが、以下の説明でQはステップを示す。また、フロ
−チャ−トでは、基本的に、車両1の現在の横位置(横
偏差)とヨー角とにより、車両1の将来の横位置を予測
して、予測結果が車線を逸脱するおそれがある場合に、
警報器23を作動させるものとなっている。
【0032】まず、図7のQ1において、車両の横位置
およびヨー角が、後述する図8のフロ−チャ−トの処理
によって検出(推定)される。Q2では、Q1で得られ
た現在の横位置とヨー角とに基いて、車両1の将来の横
位置(中心線からの横偏差)が演算される。Q3では、
現在の横位置が所定のしきい値を越えたか否かが判別さ
れる。Q3の判別でYESのときは、Q4において、予
測された将来の横位置が所定のしきい値を越えたか否か
が判別される。
【0033】上記Q4の判別でYESのときは、Q5に
おいて、運転者が車線変更する意志があるか否かが判別
される(例えばウインカの作動有無の判定)。Q5の判
別でNOのときは、このままでは、運転者の意志に関係
なく車両1が現在走行している車線から逸脱するおそれ
があるときであるとして、Q6において、警報器23が
作動される。Q3の判別でNOのとき、Q4の判別でN
Oのとき、あるいはQ5の判別でYESのときは、警報
器23を作動させることなく、それぞれQ1へ戻る。
【0034】Q1の詳細が図8のフロ−チャ−トに示さ
れるが、Q1の処理は実際には、図7に対して所定サン
プリング周期△t(例えば10msec)毎の割込み処
理によって行われるものである。図8のフロ−チャ−ト
では、まずQ11において、横位置の推定値とヨー角の
推定値との初期値が設定される。Q12では、ヨ−レイ
ト、車速、道路曲率半径が検出される。Q3では、式、
式2に基いて、横位置の推定値とヨー角の推定値とが演
算される。
【0035】Q14では、磁気ネイル3を検出したか否
かが判別される。Q14の判別でNOのときは、Q29
へ移行して、Q13で推定された横位置とヨー角とが出
力される(図7におけるQ2での現在の横位置、ヨー角
として利用)。Q20の後は、Q21において、ヨ−レ
イト、車速、道路曲率半径を検出した後、Q13へ戻
る。
【0036】Q14の判別でYESのときは、Q15へ
移行して、横位置センサ5によって実際の横位置が検出
される。次いで、Q16において、前回の磁気ネイル3
の検出時点から今回の磁気ネイル3の検出時点までの時
間間隔△Tが求められる。この後、Q17において、式
5、式6に基いて、制御ゲイン(オブザーバゲイン)g
1、g2が演算される。引き続き、Q18において、式
3、式4により、フィ−ドバック補正された横位置とヨ
ー角とが演算される。この後、Q19において、Q13
での推定値が、Q18で演算されたフィ−ドバック補正
された推定値に置換される。Q19の後は、Q20へ移
行される。
【0037】以上説明した実施形態では、フィ−ドバッ
ク補正のための制御ゲインg1、g2の設定(変更、更
新)が、磁気ネイル3を検出したときにのみ行われる
(図9のスイッチ16が、磁気ネイル検出時にのみON
となって、制御ゲインが変更可能とされ、スイッチ16
がOFFのときは制御ゲインの変更なし)。ただし、ヨ
−レイト検出や車速検出等は、磁気ネイル3の検出間隔
時間よりも十分短い所定サンプリング時間(例えば10
msec)毎に行うようにしてある。すなわち、制御ゲ
インg1、g2を適切に設定しつつ、ヨ−レイトや車速
等のサンプリング間隔を短い一定時間毎に設定してその
検出精度を十分確保することができ、その結果として極
めて精度よく横位置の推定とヨー角の推定とを行うこと
ができる。なお、磁気ネイル3の検出間隔△Tは、ヨ−
レイトや車速の検出のためには長すぎる時間であって、
しかも不定時間であり、ヨ−レイト等を精度よく検出す
る上では好ましくないものとなる。
【0038】図9、図10は本発明の別の実施形態を示
すもので、図3、図4に対応している。本実施形態で
は、ヨ−レイト検出や車速検出等は、図3、図4の場合
と同様に、磁気ネイル3の検出間隔時間よりも十分短い
所定サンプリング周期(例えば10msec)毎に行う
ようにしてあり、またフィ−ドバック補正のための制御
ゲインg1、g2の設定(変更)も、上記短い所定サン
プリング時間(例えば10msec)毎に行うようにし
てある。図9、図10での実施形態におけるヨー角の推
定値と実測値との関係が、図11、図12に示される
(図11が図5に対応、図12が図6に対応)が、本実
施形態でもヨー角が精度よく推定される。ちなみに、得
られたヨー角推定値の実測値に対する誤差は、磁気ネイ
ル間隔2mの場合(図5の場合)で、直線では最大±
0.16度であり、曲線では最大±0.2度であり、極
めて高精度にヨー角が推定されることになる。
【0039】図13、図14は本発明の別の実施形態を
示すもので、図3、図4に対応している。本実施形態で
は、制御ゲインg1、g2の設定(変更)と、ヨ−レイ
トや車速の検出を、磁気ネイル3の検出時点毎に行うよ
うにしたものである。本実施形態では、ヨ−レイト等の
検出や、横位置およびヨー角の推定を行う間隔が長くて
すむので、制御系の負担を小さくする上で好ましいもの
となる。
【0040】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。道路形状つまり道路の曲がり具合などは、ビーコ
ンやナビゲーションシステム(人工衛星を利用した車両
位置情報とナビゲーション内蔵の道路情報との整合)を
利用して得るようにしてもよい。車線を仕切る区分線を
センサにより検出して、この区分線に対する横位置(偏
差)を利用するようにしてもよい。
【0041】フロ−チャ−トに示す各ステップあるいは
センサ等の各種部材は、その機能の上位表現に手段の名
称を付して表現することができる。また、本発明の目的
は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるい
は利点として表現されたものを提供することをも暗黙的
に含むものである。さらに、本発明は、位置推定方法と
して表現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】横位置と道路形状とを得るための一例を示す
図。
【図2】道路に対する車両の状態を示す平面図。
【図3】本発明の制御系統例を示す図。
【図4】ヨ−レイト等の検出と磁気ネイルを利用した横
位置検出との関係を示すもので、図3の制御内容に対応
した図。
【図5】図3の制御系統によって得られる推定ヨー角の
精度を示すための図。
【図6】図3の制御系統によって得られる推定ヨー角の
精度を示すための図。
【図7】図3の制御系統例での制御内容を示すフロ−チ
ャ−ト。
【図8】図3の制御系統例での制御内容を示すフロ−チ
ャ−ト。
【図9】本発明の別の実施形態を示すもので、図3に対
応した図。
【図10】本発明の別の実施形態を示すもので、図4に
対応した図。
【図11】図9の制御系統によって得られる推定ヨー角
の精度を示すための図。
【図12】図9の制御系統によって得られる推定ヨー角
の精度を示すための図。
【図13】本発明のさらに別の実施形態を示すもので、
図3に対応した図。
【図14】本発明のさらに別の実施形態を示すもので、
図4に対応した図。
【符号の説明】
1:車両 2:車線の区分線 3:磁気ネイル(横位置検出用) 4:通信ケーブル(道路形状検出用) 5:横位置センサ 6:受信アンテナ(道路形状検出用) 12:横位置推定部 13:ヨー角推定部 14:制御ゲイン調整部(フィ−ドバック補正用) U:制御ユニット y:横位置 r:ヨ−レイト θ:ヨー角 R:道路の曲率半径 v:車速 △t:サンプリング間隔 △T:磁気ネイル検出時間間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05D 3/12 G05D 3/12 U B62D 101:00 111:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行路面に対する横位置を検出する
    横位置検出手段と、 走行方向における道路形状を検出する道路形状検出手段
    と、 車速を検出する車速検出手段と、 車両に発生しているヨ−レイトを検出するヨ−レイト検
    出手段と、 前回の横位置推定値と、前回のヨー角推定値と、前記道
    路形状検出手段で検出された前回の道路の曲率半径と、
    前記車速検出手段で検出された前回の車速と、前記ヨ−
    レイト検出手段で検出された前回のヨ−レイトとに基い
    て、今回の横位置を推定する横位置推定手段と、 前回のヨー角推定値と、前記道路形状検出手段で検出さ
    れた前回の道路の曲率半径と、前記車速検出手段で検出
    された前回の車速と、前記ヨ−レイト検出手段で検出さ
    れた前回のヨ−レイトとに基いて、今回のヨー角を推定
    するヨー角推定手段と、 前記横位置推定手段により推定された推定横位置と前記
    横位置検出手段で検出された横位置との偏差に基いて、
    該横位置推定手段による横位置の推定値をフィ−ドバッ
    ク補正して、該フィ−ドバック補正後の横位置の推定値
    を前記前回の横位置推定値として用いさせる横位置補正
    手段と、 前記横位置推定手段により推定された推定横位置と前記
    横位置検出手段で検出された横位置との偏差に基いて、
    前記ヨー角推定手段によるヨー角推定値をフィ−ドバッ
    ク補正して、該フィ−ドバック補正後のヨー角推定値を
    前記前回のヨー角推定値として用いさせるヨー角補正手
    段と、を備えていることを特徴とする車両の位置検出装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において 前記横位置検出手段が、走行路面に埋設されて車両の横
    位置を示す磁気ネイルからの信号を検出するものとして
    設定されている、ことを特徴とする車両の位置検出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記フィ−ドバック補正における制御ゲインを、前記磁
    気ネイルからの信号の入力間隔に応じて補正する制御ゲ
    イン補正手段をさらに備えている、ことを特徴とする車
    両の位置検出装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記ヨー角補正手段でのフィ−ドバック補正による制御
    ゲインが、車速に応じても補正される、ことを特徴とす
    る車両の位置検出装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記補正手段による補正が、前記磁気ネイルからの信号
    の検出毎に行われる一方、前記各推定手段による横位置
    の推定とヨー角の推定とがそれぞれ、該磁気ネイル検出
    の周期よりも十分短い周期毎に行われる、ことを特徴と
    する車両の位置検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    おいて、 前記道路形状検出手段が、車両の外部から与えられる道
    路形状に応じた信号を受信するものとして設定されてい
    る、ことを特徴とする車両の位置検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109813213A (zh) * 2019-02-11 2019-05-28 芯球(上海)智能科技有限责任公司 Agv车角度检测系统及方法
JP2020003458A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 株式会社Subaru 自車位置検出装置

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