JPH11282382A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11282382A
JPH11282382A JP10082267A JP8226798A JPH11282382A JP H11282382 A JPH11282382 A JP H11282382A JP 10082267 A JP10082267 A JP 10082267A JP 8226798 A JP8226798 A JP 8226798A JP H11282382 A JPH11282382 A JP H11282382A
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JP
Japan
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light
polarized light
electronic device
polarization
linearly polarized
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JP10082267A
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English (en)
Inventor
Satoshi Chiba
悟志 千葉
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然光又はバックライトのいずれかによって
表示を行う方式の電子機器において、数字等の情報に関
する表示形態を多様化する。 【解決手段】 ある一方向を向く直線偏光成分を透過さ
せ、それ以外の偏光を吸収する偏光板11と、透過する
偏光の偏光軸を変化させる状態とそれを変化させない状
態とのいずれかを選択できる液晶パネル8と、液晶パネ
ル8を挟んで偏光板11の反対側に配置された偏光分離
フィルム12aと、偏光分離フィルム12aの反対側に
配置されたカラーフィルタと、カラーフィルタの偏光分
離フィルムaの反対側に配置した偏光分離フィルム12
bを通して液晶パネル8へ光を放射するバックライト1
8とを含んで電子機器を構成する。偏光分離フィルム1
2aとbは、ある一方向の直線偏光成分を透過させ、そ
れに対して直角方向の直線偏光成分を反射する。バック
ライト18の発光を利用して数字等の情報を表示すると
きには、矢印Dで示すようにしてバックライトの発光色
によってその情報が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、置き時計、腕時
計、ストップウオッチ等のように、表示パネルを有する
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置等といったフラ
ットディスプレイ装置を用いて数字、文字その他の情報
を表示するようにした電子機器は広く知られている。例
えば、今、液晶表示装置を用いた電子機器を考えれば、
前記電子機器は、例えば図7に示すように、液晶パネル
51を挟んでその両側に一対の偏光板52及び53を配
置し、さらに、一方の偏光板53の裏側に発光要素54
を配置することによって構成される。一対の偏光板52
及び53は、それらの方位角が互いに直角を成すように
配置される。
【0003】この従来の電子機器では、昼間の明るい間
は外部光を用いて数字等の情報を表示し、夜間の暗い間
は必要に応じて発光要素54を発光させてその光を用い
て数字等の情報を表示する。また、数字等の情報の表示
は、液晶パネル51の電極間に所定電圧を印加すること
によって行い、電圧が印加されない領域は白色背景地又
は適当な色の背景地となる。図では、電圧が印加されて
情報が表示される領域を“ON”で表し、電圧が印加さ
れない背景地の領域を“OFF”で表している。
【0004】今、外部光を用いて背景地を表示(液晶パ
ネル51をOFF)するときには、矢印Pで示すよう
に、外部光すなわち自然光のうち紙面に対して平行方向
の直線偏光成分が偏光板52を透過し、OFF状態の液
晶パネル51によって偏光方向が90゜捻られて紙面に
対して垂直方向の直線偏光成分となる。この直線偏光成
分は偏光板53を透過した後に発光要素54の表面で乱
反射し、そして前記乱反射光の一部は、偏光板53、液
晶パネル51及び偏光板52を順次に透過した後に外部
に表示され、これにより、該部分が白色の背景地として
認識される。
【0005】また、外部光を用いて数字等の情報を表示
(液晶パネル51をON)するときには、矢印Qで示す
ように、偏光板52によって外部光のうちから紙面平行
方向の直線偏光成分が取り出され、前記直線偏光成分が
液晶パネル51を透過する。このとき液晶パネル51は
ON状態にあるから直線偏光成分の偏光方向は捻られる
ことなく紙面平行方向を維持し、よって、この直線偏光
成分は偏光板53によって吸収される。この結果、この
部分は外部からは“黒”として認識される。
【0006】以上により、外部光を用いて表示を行うと
きには、白の背景地の上に黒の数字等が時刻表示その他
の情報表示として表示される。
【0007】他方、発光要素54の発光を用いて背景地
を表示(液晶パネル51をOFF)するときには、矢印
Cで示すように、発光要素54の発光すなわち自然光か
ら偏光板53によって紙面垂直方向の直線偏光成分が取
り出され、さらに、OFF状態にある液晶パネル51に
よって前記直線偏光成分の偏光方向が90゜捻られて紙
面平行方向の直線偏光成分に変換され、前記直線偏光成
分が偏光板52を透過して外部に認識される。このとき
に認識される光の色は発光要素54の発光色であり、通
常は、白色である。
【0008】また、発光要素54の発光を用いて数字等
の情報を表示(液晶パネル51をON)するときには、
矢印Dで示すように、発光要素54の発光から偏光板5
3によって紙面垂直方向の直線偏光成分が取り出され、
前記直線偏光成分が、ON状態にある液晶パネル51を
透過して偏光板52に到達する。このときの直線偏光成
分は偏光板52の偏光方向と整合しないので前記偏光板
52に吸収され、その結果、外部からは“黒”として認
識される。
【0009】以上により、発光要素54からの発光を用
いて表示を行うときには、発光要素54の発光色の背景
地の上に黒の数字等が時刻その他の情報として表示され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
なように、前記従来の電子機器においては、自然光を用
いる場合及び発光要素の発光を用いる場合のいずれの場
合でも、数字等の情報は“黒”で表示されるだけであ
り、従って、数字等の情報の表示形態が単純であるとい
う問題があった。
【0011】本発明は、前記の問題点に鑑みて成された
ものであって、自然光及び発光要素のいずれかを選択し
て表示を行う方式の電子機器において、数字等の情報に
関する表示形態を多様化できるようにすることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子機器
は表示用のパネルを有する電子機器であって、ある一方
向を向く直線偏光成分を透過させ、それ以外の偏光を透
過させない第1偏光分離手段と、前記第1偏光分離手段
から出た直線偏光成分を受ける位置に配置され、透過す
る偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない状態と
のいずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、前記透
過偏光軸可変手段を挟んで前記第1偏光分離手段の反対
側に配置され、ある一方向の直線偏光成分を透過させ、
それに対して直角方向の直線偏光成分を反射する第2偏
光分離手段と、前記第2偏光分離手段を挟んで前記透過
偏光軸可変手段の反対側に配置され、透過した一方向直
線偏光成分のある波長領域を吸収し着色光とするカラー
フィルタと、前記カラーフィルタを挟んで前記第2偏光
分離手段の反対側に配置され、ある一方向の直線偏光成
分を透過させ、それに対して直角方向の直線偏光成分を
反射する第3偏光分離手段と、前記第3偏光分離手段を
通して前記透過偏光軸可変手段へ光を放射する発光手段
とを有することを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、自然光を用いる場合は
数字等の情報をカラーフィルタで着色された色で表示す
るという通常の表示形態を実現し、一方、発光手段を用
いる場合には数字等の情報を発光表示できる。さらに前
記第3偏光分離手段を有することで自然光を用いる場合
カラーフィルタを透過した光が前記第3偏光分離手段で
反射するため鮮明な色に設定でき、発光手段を用いる場
合には前記第3偏光分離手段を透過した光で数字等の情
報を発光表示することができる。このことは、自然光を
使って表示を行う状況に応じて表示色をカラーフィルタ
の色を選択することで希望する種々の色に設定できると
いう効果を有する。
【0014】また、前記第2偏向分離手段を有すること
で従来であれば偏光板によって吸収又は分散されていた
光を反射によって表示に寄与させることができるので、
電子機器の背景を明るく表示でき、その結果、数字等の
情報のコントラストを高めることができるという効果を
有する。
【0015】請求項2記載の電子機器は、前記発光手段
は橙色、赤色、青緑色及び黄緑色の少なくとも一色を発
光することを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、数字等の情報を発光手
段の発光によって表示できるので、発光手段の発光色と
して黒以外の色を用意しておけば数字等の情報を黒以外
の特定色で表示できる。特に、前記発光色を橙色、赤
色、青緑色及び黄緑色のいずれかから選択すれば、人の
目を引きつけ易い目立った表示を行うことができるとい
う効果を有する。
【0017】請求項3記載の電子機器は、前記発光手段
は多色の光を発光することを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、1つの電子機器におい
て数字等の情報を異なるいくつかの色で表示できるよう
になるので表示を多様化できるという効果を有する。
【0019】請求項4記載の電子機器は、前記発光手段
としてEL素子をを用いたことを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、電子機器に導光板など
の導光手段を用いる必要が無く、薄型で均一な発光面を
実現できるという効果を有する。また、EL素子を内に
多色の光を発光できるようにパターンを形成しておけば
薄型で表示を多様化できるという効果を有する。
【0021】請求項5記載の電子機器は、前記発光手段
としてLEDを用いたことを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、電子機器の発光面を様
々な発光面に変化させることができ多様な表示面を実現
できるという効果を有する。
【0023】請求項6記載の電子機器は、前記第2偏光
分離手段は、2種類の層を交互に積層して形成される複
数層構造を有し、それらの複数層のうち互いに隣り合う
2層間において、ある一方向の屈折率はそれら2層間で
等しく、それと直角方向の屈折率はそれら2層間で異な
るとともに、個々の層は厚さが異なることを特徴とす
る。
【0024】上記構成によれば、あらゆる種類の波長を
含む光を効率良く反射することが可能となるという効果
を有する。
【0025】請求項7記載の電子機器は、発光手段とし
て、非駆動時に透明で駆動時に発光する有機EL素子
と、第3偏光分離手段の代わりに反射板を用い、前記有
機EL素子を第2偏光分離手段とカラーフィルタの間、
または反射板とカラーフィルタの間に配置したことを特
徴とする。
【0026】上記構成によれば、発光する光を第3偏光
分離手段で吸収されることがないため、明るい発光が得
られ、発光させる際の消費電流を低減させることができ
るという効果を有する。
【0027】請求項8記載の電子機器は、電子機器の外
装ケースに防水構造を有することを特徴とする。
【0028】上記構成によれば、電子機器の外装ケース
に防水構造を有することで電子機器の信頼性が高くなる
という効果を有する。
【0029】請求項9記載の電子機器は、電子機器のケ
ースに携帯するためのベルトを付けたことを特徴とす
る。
【0030】上記構成によれば、電子機器のケースに携
帯するためのベルトを付けたことで電子機器の携帯性が
良くなるという効果を有する。
【0031】前記構成において、第1偏光分離手段は通
常の偏光板によって構成できる。通常の偏光板というの
は、自然光の入射に対してある一方向の直線偏光成分を
出射する機能を有するフィルム状部材であり、例えば、
偏光層をTAC(三酢酸セルロース)の保護層で挟むこ
とによって形成できる。
【0032】前記透過偏光軸可変手段は、例えば、液晶
パネルを用いて構成できる。液晶としては、TN(Twis
ted Nematic)液晶、STN(Super-Twisted Nematic)
液晶、ECB( Electrically Controlled Birefringen
ce)液晶等といった各種液晶を用いることができる。な
お、STN液晶の中には、F−STN(Film Compensat
ed Super-Nematic)液晶等といった色補償用光学異方体
を用いるSTN液晶も含まれる。
【0033】前記第2偏光分離手段は、国際公開され
た国際出願(国際公開番号WO95/17692又はW
O95/27919)に開示されたように薄膜を多数枚
積層した構造の偏光分離フィルムや、コレステリック
液晶層の両側又は片側に(1/4)λ板を配設した構造
の偏光分離板や、ブリュースターの角度を利用して反
射偏光と透過偏光とに分離する構造の偏光分離部材(S
ID 92 DIGEST 第427頁から第429
頁)や、あるいは、ホログラムを利用した偏光分離部
材等を用いて構成できる。
【0034】発光手段としては、EL(Electro Lumi
nescence)のような平面発光体や、平面状の発光面を
備えた導光板の側端面に線状光源である冷陰極管を配置
した構造の発光装置や、平面状の発光面を備えた導光
板の側端面に点状光源であるLED(Light Emitting D
iode)を複数個、列状に配置した構造の発光装置等を用
いて構成できる。
【0035】前記第1偏光分離手段と前記第2偏光分離
手段との間に光散乱層を設けることができる。本発明の
電子機器では、第1偏光分離手段によって取り込まれた
自然光が透過偏光軸可変手段を透過し、さらに第2偏光
分離手段で反射した後に外部へ出射する場合がある(図
1の矢印P)。この場合、光路上に何も配設しておかな
いと、反射光は鏡面反射状態で外部へ出射し、従って、
観察者は鏡面反射像を認識することになり、計時装置の
表示態様としては好ましくない。これに対し、光路上に
光散乱層を設けておけば、観察者は鏡面反射像に代えて
白色像を認識することになるので、計時装置として見易
い表示形態を得ることができるという効果を有する。
【0036】
【発明の実施の形態】図4は、本発明に係る電子機器の
一実施形態である電子腕時計の断面構造を示している。
【0037】この腕時計は、例えばプラスチック製のケ
ース1と、前記ケース1の内部に格納されたムーブメン
ト2と、ケース1に固定されていてムーブメント2の上
に位置するガラス板3と、そして、ムーブメント2を固
定する裏ぶた4とを含んで構成される。符号6は、腕バ
ンドを示している。
【0038】ムーブメント2は、図6に示すように、パ
ネル枠7と、前記パネル枠7に支持された透過偏光軸可
変手段としての液晶パネル8と、前記液晶パネル8の外
側表面(図の上側表面)に貼着された第1偏光分離手段
としての偏光板11と、液晶パネル8を挟んで偏光板1
1の反対側に配置された第2偏光分離手段としての偏光
分離フィルム12aと、偏光分離フィルム12aを挟ん
で液晶パネル8の反対側のに配置された透過した一方向
直線偏光成分のある波長領域を吸収し着色光とするカラ
ーフィルタ16と、カラーフィルタ16を挟んで偏光分
離フィルム12aの反対側に配置された第3偏光分離手
段としての偏光分離フィルム12bと、前記偏光分離フ
ィルム12bの底面側に配設された発光手段としてのバ
ックライト18と、そして電池9とを有する。
【0039】前記偏光分離フィルム12aおよび12b
が種々の偏光分離要素によって構成できることは既述の
通りであるが、望ましくは、国際公開された国際出願
(国際公開番号WO95/17692又はWO95/2
7919)に開示された構造の偏光分離フィルムを用い
て前記第2偏光分離手段および第3偏向分離手段を構成
する。この偏光分離フィルムは、例えば図2に示すよう
に、2種類の層A,Bを交互に積層して形成される複数
層構造を有し、そして、それらの複数層A,Bのうち互
いに隣り合う2層間において、ある一方向の屈折率はそ
れら2層間で等しく、それと直角方向の屈折率はそれら
2層間で異なるように設定し、さらに、個々の層の層厚
に変化を持たせている。
【0040】図2において、XYZの直交3軸方向を考
えるとき、A,Bの2層は例えば押出し成形によって多
層状態に形成され、さらに、一方向(例えばX方向)に
沿って引き延ばされ、他の一方向(すなわちY方向)に
は引き延ばされない。すなわち、X軸方向が延伸方向で
あり、Y軸方向がそれに対する横方向である。B材料は
屈折率nB (例えばnB =1.64)を有し、これは延
伸処理によっても実質的に変化しない。一方、A材料は
延伸処理によって屈折率が変化する特性を有する。例え
ば、A材料から成るシートを一軸方向に延伸処理する
と、延伸方向(すなわちX方向)に一つの屈折率nAX
(例えばnAX=1.88)を有し、横方向(Y方向)に
は異なる屈折率nAY(例えばnAY=1.64)を有する
ようになる。A,B材料から成る図2の積層構造をX方
向へ延伸すれば、前記延伸方向に関して大きな屈折率差
Δn=1.88−1.64=0.24が発生する。その
一方、それと直角なY方向に関しては、A,B各層間の
屈折率差Δn=1.64−1.64=0であり、屈折率
に差は生じない。このような光学特性のため、本偏光分
離フィルム12に光が入射すると、前記入射光のうち透
過軸E方向の偏光成分(a)は偏光分離フィルム12を
透過する。他方、入射光のうちの吸光軸F方向の偏光成
分(b)は屈折率差Δnに直面することになり、それ
故、その部分で反射する。
【0041】さらに、A,B各層間の層厚t1,t2,t
3,… … … は少しずつ寸法に変化が加えられ、それ
故、図3に示すように各層の境界面で波長の異なった光
(b−1)、(b−2)… … を反射できるようになっ
ている。つまり、層厚を異ならせたA,B2種類の多層
構造により、あらゆる種類の波長を含む光を効率良く反
射することが可能となる。
【0042】偏光分離フィルム12aの透過軸の向きに
対して偏光分離フィルム12bの反射軸の向きを変える
ことで、自然光を用いたときの数字等の表示の着色とバ
ックライトを用いたときの発光色の強度を調整すること
が出来る。すなわち、偏光分離フィルム12aの透過軸
と偏光分離フィルム12bの反射軸を合わせるとバック
ライトを用いたときの発光色は表示されにくくなり、逆
に偏光分離フィルム12aの透過軸と偏光分離フィルム
12bの反射軸を直交させたときには自然光を利用した
ときの着色光の鮮明さが損なわれてしまう。このように
偏光分離フィルム12aと偏光分離フィルム12bの軸
を使用者の好みに合わせて変えることで様々な表示が可
能になる。
【0043】偏光板11は、ある一方向を向く直線偏光
成分を透過させ、それ以外の偏光を吸収、分散等して透
過させないように作用する。また、偏光分離フィルム1
2aと12bは、図2に示すように多数の薄膜を積層し
た構造の偏光分離フィルムによって構成する。既述の通
り、この偏光分離フィルム12aと12bは、ある一方
向の直線偏光成分を透過させ、それに対して直角方向の
直線偏光成分を吸収等ではなくて反射するように作用す
る。さらに、バックライト18は、例えば平面発光素子
であるELによって構成する。このバックライト18の
表面は光を乱反射する乱反射面となっており、また、そ
の色は灰色となっている。
【0044】液晶パネル8は、互いに対向する一対の透
明ガラス基板13a及び13bを有し、それらのガラス
基板の間に形成された間隙、いわゆるセルギャップ内に
液晶、例えばTN液晶Lが封入される。ガラス基板13
a及び13bには、図5に示すように数字、文字等の情
報を表示するための複数の透明電極14が形成される。
本実施形態では、1桁の数字を表示するための透明電極
として7セグメントに分割された透明電極を用いてい
る。
【0045】一対のガラス基板13a及び13bのそれ
ぞれに形成されていて、互いに対向する透明電極対14
の間には所定の電圧を印加でき、そのように電圧を印加
(ON)するか、あるいは電圧を印加しない(OFF)
かによって、液晶Lの配向を2つの状態のうちのいずれ
かに設定できる。本実施形態の液晶は、それがON状態
のときに直線偏光成分の偏光軸を変化させず、一方、そ
れがOFF状態のときに直線偏光成分の偏光軸を90゜
だけ捻るように設定される。
【0046】以下、前記構成より成る電子腕時計につい
てその動作を説明する。この腕時計は、バックライト1
8の発光を利用する光源形態と、バックライト18の発
光を利用することなく外部の自然光を利用する光源形態
との2種類の光源形態を有する。また、腕時計の表示面
を白の背景色のままに維持したい場合にはその領域の液
晶パネル8をOFF状態とし、表示面に数字等といった
情報を表示する場合にはその領域の液晶パネル8をON
状態とする。以下、それら各種の場合を個別に説明す
る。
【0047】(外部自然光を用いる場合)外部自然光を
用いて白の背景色を表示する場合には、まず、図1にお
いて液晶パネル8をOFF状態にする。すると、同図の
矢印Pで示すように、外部光すなわち自然光のうち紙面
に対して平行方向の直線偏光成分が偏光板11を透過
し、OFF状態にある液晶パネル8によって偏光方向が
90゜捻られて紙面に対して垂直方向の直線偏光成分と
なる。この直線偏光成分は波長に応じて偏光分離フィル
ム12a内の各層面間で反射し、そして前記反射光は、
液晶パネル8及び偏光板11を順次に透過した後に外部
に表示される。これにより、腕時計の表示面内に“白”
の背景色が表示される。
【0048】次に、外部自然光を用いて数字等の情報を
表示する場合には、液晶パネル8をON状態にする。す
ると、矢印Qで示すように、偏光板11によって外部光
のうちから紙面平行方向の直線偏光成分が取り出され、
前記直線偏光成分が液晶パネル8を透過する。このとき
液晶パネル8はON状態にあるから直線偏光成分の偏光
方向は捻られることなく紙面平行方向を維持し、よっ
て、この直線偏光成分は偏光分離フィルム12aとカラ
ーフィルタ16透過し、カラーフィルタ16の色に着色
される。この着色された直線偏光成分は波長に応じて偏
光分離フィルム12b内の各層面間で反射し、そして前
記反射光は、カラーフィルタ16、偏光分離フィルム1
2a、液晶パネル8及び偏光板11を順次に透過した後
に外部に表示される。この着色光により表示され、もっ
て、観察者によって数字等の情報として認識される。
【0049】(バックライト18を用いる場合)バック
ライト18の発光を用いて背景色を表示する場合には、
バックライト18を点灯し、さらに液晶パネル8をOF
F状態にする。すると、矢印Cで示すように、バックラ
イト18の発光すなわち自然光から偏光分離フィルム1
2bによって紙面平行方向の直線偏光成分が取り出さ
れ、さらに、OFF状態にある液晶表示装置8によって
前記直線偏光成分の偏光方向が90゜捻られて紙面垂直
方向の直線偏光成分に変換される。この直線偏光成分は
偏光板11によって吸収又は分散されて外部への出射が
阻止されるので、外部からは“黒色”の背景色として認
識される。
【0050】次に、バックライト18の発光を用いて数
字等の情報を表示する場合には、バックライト18を点
灯し、さらに液晶パネル8をON状態にする。すると、
矢印Dで示すように、バックライト18の発光から偏光
分離フィルム12bによって紙面平行方向の直線偏光成
分が取り出され、前記直線偏光成分が、カラーフィル
タ、偏光分離フィルム12aを透過し、ON状態にある
液晶パネル8を透過し、さらに偏光板11を透過して外
部に表示される。
【0051】以上により、バックライト18からの発光
を用いて表示を行うときには、黒色の背景地の上にバッ
クライト18の発光色とカラーフィルタの合成色によっ
て数字等が時刻その他の情報として表示される。例え
ば、バックライト18が赤色光を発光し、カラーフィル
タとして赤のカラーフィルタを用いた場合には、黒の背
景地の上に赤色によって情報が表示される。このこと
は、例えば、夜間において白色地に黒色の情報を表示す
るような従来の場合に比べて、非常に見易い表示とな
る。
【0052】バックライト18の発光色とカラーフィル
タの色は、観察者の要求に応じて種々の色を選定でき
る。この色として、例えば、橙色、赤色、黄緑色等を選
定すれば、これらは黒色の背景地に対して識別し易い色
であるので、観察者にとって見易い表示形態を得ること
ができる。また、バックライト18を用いない表示のと
きと、バックライト18を用いる表示のときとの間で、
表示形態に非常に大きな変化を持たせることができるの
で、使用者の興味を惹き付け易い、きわめて有用な表示
形態を実現できる。
【0053】バックライト18は、その全面から単色の
光を発光するものであっても良いし、あるいは、分割さ
れたいくつかの領域のそれぞれから異なる色の光を発光
することにより全体として多色で発光するようなもので
あっても良い。多色の光を発光するように設定すれば、
バックライト18を用いて数字等の情報を表示すると
き、各種の情報を異なった色で表示できるようになり、
それ故、種々の要求を満足できる多様な表示形態を得る
ことができる。
【0054】さらに、図7に示した従来装置では、矢印
Pで示すように、外部光に基づいて白色背景地を表示す
るときに、その外部光が偏光板53を往復で2回透過す
る。このように外部光が偏光板53を透過すると、背景
地として表示される白色の輝度が低下するので腕時計の
表示状態が暗くなるおそれがある。これに対して本実施
形態の腕時計によれば、図1の矢印Pで示すように外部
自然光が偏光分離フィルム12aで反射することを利用
して外部光によって白色背景地を表示しており、偏光板
による光吸収量が少なくなるので、白色背景地を明るく
表示できる。このことは、老人等のように視覚が弱って
いる人に関して見易い表示を提供できる。
【0055】図8は、本発明に係る電子機器のさらに他
の実施形態の要部を示している。この実施形態が図1に
示した先の実施形態と異なる点は、液晶パネル8と偏光
分離フィルム12aとの間に光散乱層17を配設したこ
とである。この実施形態によれば、光散乱層17によっ
て散乱又は拡散する光により、背景地として鮮明な白色
を表示できる。以上、好ましい実施形態を挙げて本発明
を説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定される
ものではなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種
々に改変できる。
【0056】例えば前記実施形態では、腕時計に関して
本発明を適用した場合を例示したが、ストップウオッチ
等といったその他の電子機器に対しても本発明を適用で
きる。また、発光手段として、EL以外の任意の発光装
置を用いることもできる。
【0057】また、前記実施形態では、透過する偏光の
偏光軸を変化させる状態と変化させない状態とのいずれ
かを選択できる透過偏光軸可変手段として、TN液晶を
使った液晶パネルを用いたが、これに代えて、STN液
晶やECB液晶を使った液晶パネルを用いることもでき
る。
【0058】また、ある一方向の直線偏光成分を透過さ
せ、それに対して直角方向の直線偏光成分を反射する作
用を奏する第2偏光分離手段として、図2のような複数
の薄膜を積層した多層構造を採用したが、これに代え
て、コレステリック液晶層の両側又は片側に(1/
4)λ板を配設した構造の偏光分離板や、ブリュース
ターの角度を利用して反射偏光と透過偏光とに分離する
構造の偏光分離部材(SID 92 DIGEST 第
427頁から第429頁)や、あるいは、ホログラム
を利用した偏光分離部材等を用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の電子機器によれば、発光
手段からの発光を用いて数字等の情報を表示するとき
に、前記発光手段の発光色によってその情報を表示でき
るので、従来装置のように、ただ単に黒色だけによって
情報を表示する場合に比べて、数字等の情報に関する表
示形態を多様化できる。また、第2偏光分離手段による
光反射を利用して白色背景地を形成するので、従来のよ
うに偏光板を透過した光によって白色背景地を形成する
場合に比べて、偏光板の光吸収による輝度の低下がなく
なり、それ故、鮮明な白色背景地を得ることができる。
さらに、第3偏光分離手段を用いていることで自然光を
用いて数字等の情報を表示するときに、カラーフィルタ
によって着色された色を鮮明に表示することができる。
また、偏光分離フィルム12aの透過軸の向きに対して
偏光分離フィルム12bの反射軸の向きを変えること
で、自然光を用いたときの数字等の表示の着色とバック
ライトを用いたときの発光色の強度を調整することが出
来る。すなわち、偏光分離フィルム12aの透過軸と偏
光分離フィルム12bの反射軸を合わせるとバックライ
トを用いたときの発光色は表示されなくなり、逆に偏光
分離フィルム12aの透過軸と偏光分離フィルム12b
の反射軸を直交させたときには自然光を利用したときの
着色光の鮮明さが損なわれてしまう。このように偏光分
離フィルム12aと偏光分離フィルム12bの軸を使用
者の好みに合わせて変えることで様々な表示を得ること
ができる。
【0060】請求項2記載の電子機器によれば、橙色、
赤色、青緑色、黄緑の各色は黒色の背景地に対して識別
し易い色であるので、これらを用いて数字等の情報を表
示するようにすれば、観察者にとって非常に見易い表示
形態を得ることができる。
【0061】請求項3記載の電子機器によれば、発光手
段の発光面をいくつかの領域に分割した状態で各領域か
ら多色の光を発光することにより、発光手段を用いて数
字等の情報を表示するときに、各種の情報を異なった色
で表示できるようになり、それ故、種々の要求を満足で
きる多様な表示形態を得ることができる。
【0062】請求項4記載の電子機器によれば、発光手
段としてEL素子を用いることで均一な面発光を得るこ
とができる。
【0063】請求項5記載の電子機器によれば、発光手
段としてLEDを用いることで数種類の面発光色を選択
でき、EL素子を用いたときには必要だった昇圧回路が
不要な回路を用いることができる。
【0064】請求項6記載の電子機器は、複数の薄膜を
積層して形成した薄膜積層構造の偏光分離フィルムを第
2偏光分離手段として用いる場合を想定している。この
構造の偏光分離フィルムは、きわめて薄い厚さで形成で
き、しかも可撓性を付与することもできるので、電子機
器の全体的な厚さを薄くでき、しかも、その製造工程を
簡単にすることができる。
【0065】請求項7記載の電子機器は、発光手段とし
て非駆動時に透明で駆動時に発光する有機EL素子を用
いることで発光手段を第3偏光分離手段より、上面に配
置することが出来るため、効率的な発光を得ることがで
きる。
【0066】請求項8記載の電子機器は、外装ケースに
防水構造を持たせることで、高い信頼性の電子機器を得
ることができる。
【0067】請求項9記載の電子機器は、外装ケースに
携帯するためのベルトを付けることで携帯性の良い電子
機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の一実施形態の要部を模
式的に示す図である。
【図2】図1に示す構造の要部として用いられる偏光分
離フィルムの内部構造を模式的に示す斜視図である。
【図3】図2に示す偏光分離フィルムの作用を模式的に
示す図である。
【図4】本発明に係る電子機器の一実施形態である電子
腕時計の一実施形態の断面構造を示す断面図である。
【図5】図4の電子腕時計で用いられるムーブメントを
示す平面図である。
【図6】図5のムーブメントの断面図である。
【図7】従来の電子機器の一例の要部を模式的に示す図
である。
【図8】本発明に係る電子機器のさらに他の実施形態の
要部を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ムーブメント 3 ガラス板 4 裏ぶた 6 腕バンド 7 パネル枠 8 液晶パネル(透過偏光軸可変手段) 9 電池 11 偏光板(第1偏光分離手段) 12a 偏光分離フィルム(第2偏光分離手段) 12b 偏光分離フィルム(第3偏光分離手段) 13a,13b ガラス基板 14 透明電極 16 カラーフィルム 17 光散乱層 18 バックライト(発光手段) A,B 異種類の薄膜層 C,D バックライト光路 E 透過軸 F 吸光軸 L 液晶 P,Q 外部光光路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用のパネルを有する電子機器であっ
    て、 ある一方向を向く直線偏光成分を透過させ、それ以外の
    偏光を透過させない第1偏光分離手段と、 前記第1偏光分離手段から出た直線偏光成分を受ける位
    置に配置され、透過する偏光の偏光軸を変化させる状態
    と変化させない状態とのいずれかを選択できる透過偏光
    軸可変手段と、 前記透過偏光軸可変手段を挟んで前記第1偏光分離手段
    の反対側に配置され、ある一方向の直線偏光成分を透過
    させ、それに対して直角方向の直線偏光成分を反射する
    第2偏光分離手段と、 前記第2偏光分離手段を挟んで前記透過偏光軸可変手段
    の反対側に配置され、透過した一方向直線偏光成分のあ
    る波長領域を吸収し着色光とするカラーフィルタと、 前記カラーフィルタを挟んで前記第2偏光分離手段の反
    対側に配置され、ある一方向の直線偏光成分を透過さ
    せ、それに対して直角方向の直線偏光成分を反射する第
    3偏光分離手段と、 前記第3偏光分離手段を通して前記透過偏光軸可変手段
    へ光を放射する発光手段とを有することを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器において、前記
    発光手段は橙色、赤色、青緑色及び黄緑色の少なくとも
    一色を発光することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1から請求項2のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、前記発光手
    段は多色の色光を発光することを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、 前記発光手段としてEL素子をを用いたことを特徴とす
    る電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、 前記発光手段としてLEDを用いたことを特徴とする電
    子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、 前記第2偏光分離手段は、2種類の層を交互に積層して
    形成される複数層構造を有し、 それらの複数層のうち互いに隣り合う2層間において、
    ある一方向の屈折率はそれら2層間で等しく、それと直
    角方向の屈折率はそれら2層間で異なるとともに、 個々の層は厚さが異なることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電子機器において、 発光手段として、非駆動時に透明で駆動時に発光する有
    機EL素子と、第3偏光分離手段の代わりに反射板を用
    い、前記有機EL素子を第2偏光分離手段とカラーフィ
    ルタの間、または反射板とカラーフィルタの間に配置し
    たことを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、 電子機器の外装ケースに防水構造を有することを特徴と
    する電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の電子機器において、 電子機器のケースに携帯するためのベルトを付けたこと
    を特徴とする電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1300629C (zh) * 2001-09-19 2007-02-14 奥博特瑞克斯株式会社 液晶显示元件
KR100681764B1 (ko) * 1999-12-06 2007-02-15 엘지.필립스 엘시디 주식회사 투과반사형 액정표시장치

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KR100681764B1 (ko) * 1999-12-06 2007-02-15 엘지.필립스 엘시디 주식회사 투과반사형 액정표시장치
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