JPH11281427A - 流量計の脈動吸収構造 - Google Patents
流量計の脈動吸収構造Info
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- JPH11281427A JPH11281427A JP8712098A JP8712098A JPH11281427A JP H11281427 A JPH11281427 A JP H11281427A JP 8712098 A JP8712098 A JP 8712098A JP 8712098 A JP8712098 A JP 8712098A JP H11281427 A JPH11281427 A JP H11281427A
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- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 推量式の流量計における脈動の影響を低減し
て正確な流量計測を容易かつ安価に実現することができ
る良好な流量計の脈動吸収構造を提供する。 【解決手段】 超音波式流量計100は、流入口2と流
出口3とを連通するガス流路を形成したケース本体1
と、該ケース本体1内の底面側で上流側チャンバ4と下
流側チャンバ5との間に配置された流量測定部8と、こ
れら上流側チャンバ4及び下流側チャンバ5を可変容積
室として構成するための可動膜7とを備える。
て正確な流量計測を容易かつ安価に実現することができ
る良好な流量計の脈動吸収構造を提供する。 【解決手段】 超音波式流量計100は、流入口2と流
出口3とを連通するガス流路を形成したケース本体1
と、該ケース本体1内の底面側で上流側チャンバ4と下
流側チャンバ5との間に配置された流量測定部8と、こ
れら上流側チャンバ4及び下流側チャンバ5を可変容積
室として構成するための可動膜7とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子式ガスメータ等
として使用される流量計の脈動吸収構造に関し、特に、
流路中の流体の流速を間欠的に測定し、この測定した流
速と前記流路の断面積と前記間欠時間とを乗ずることに
よって流路を通過した流体の通過流量を推測する推量式
の流量計における脈動(圧力変動,流速変動)の影響を
低減する脈動吸収構造に関する。
として使用される流量計の脈動吸収構造に関し、特に、
流路中の流体の流速を間欠的に測定し、この測定した流
速と前記流路の断面積と前記間欠時間とを乗ずることに
よって流路を通過した流体の通過流量を推測する推量式
の流量計における脈動(圧力変動,流速変動)の影響を
低減する脈動吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子式ガスメータ等に使用される
流量計としては、流路中の流体の流速に応じて変化する
物理量を間欠的に測定する測定手段と、該測定手段によ
って測定した流速と前記流路の断面積と前記間欠時間と
を乗ずることによって流路を通過した流体の通過流量を
計測する流量計測手段とを備える推量式の流量計が知ら
れている。又、この様な推量式の流量計には、測定手段
として流体中で超音波を発信・受信する素子である音響
トランスジューサ等を使用する超音波式流量計や、流路
中の流体の圧力変動を検出するフルイディック素子を使
用するフルイディック式流量計がある。
流量計としては、流路中の流体の流速に応じて変化する
物理量を間欠的に測定する測定手段と、該測定手段によ
って測定した流速と前記流路の断面積と前記間欠時間と
を乗ずることによって流路を通過した流体の通過流量を
計測する流量計測手段とを備える推量式の流量計が知ら
れている。又、この様な推量式の流量計には、測定手段
として流体中で超音波を発信・受信する素子である音響
トランスジューサ等を使用する超音波式流量計や、流路
中の流体の圧力変動を検出するフルイディック素子を使
用するフルイディック式流量計がある。
【0003】図14は、電子式ガスメータとして使用さ
れる超音波式流量計20の基本構造を示したものであ
る。前記超音波式流量計20は、流入口26と流出口2
7とを連通するガス流路を形成するケース本体24と、
該ケース本体24内に配置された測定手段である流量計
測部28とを備えている。前記流量計測部28は、該ケ
ース本体24内の上流側チャンバ20aと下流側チャン
バ20bとを連通し、ガスの流量測定用流路と超音波の
伝搬管路を兼ねる直管状の計測用ダクト22と、該計測
用ダクト22の両端側に一定距離だけ離れて対向配置さ
れた一対の音響トランスジューサ21,23とを備えて
いる。該音響トランスジューサ21,23は、超音波周
波数で作動する例えば圧電式振動子からなる。
れる超音波式流量計20の基本構造を示したものであ
る。前記超音波式流量計20は、流入口26と流出口2
7とを連通するガス流路を形成するケース本体24と、
該ケース本体24内に配置された測定手段である流量計
測部28とを備えている。前記流量計測部28は、該ケ
ース本体24内の上流側チャンバ20aと下流側チャン
バ20bとを連通し、ガスの流量測定用流路と超音波の
伝搬管路を兼ねる直管状の計測用ダクト22と、該計測
用ダクト22の両端側に一定距離だけ離れて対向配置さ
れた一対の音響トランスジューサ21,23とを備えて
いる。該音響トランスジューサ21,23は、超音波周
波数で作動する例えば圧電式振動子からなる。
【0004】そして、ケース本体24の流入口26から
上流側チャンバ20a内に流入したガスは、計測用ダク
ト22を通って下流側チャンバ20bに達し、流出口2
7より流出する。そこで、上流側チャンバ20a側の音
響トランスジューサ21から超音波信号を発生させ、下
流側チャンバ20b側の音響トランスジューサ23に受
信させて音響トランスジューサ21,23間での超音波
信号のガス流方向の伝搬時間t1 を計測する。
上流側チャンバ20a内に流入したガスは、計測用ダク
ト22を通って下流側チャンバ20bに達し、流出口2
7より流出する。そこで、上流側チャンバ20a側の音
響トランスジューサ21から超音波信号を発生させ、下
流側チャンバ20b側の音響トランスジューサ23に受
信させて音響トランスジューサ21,23間での超音波
信号のガス流方向の伝搬時間t1 を計測する。
【0005】次に、双方の音響トランスジューサ21,
23を切換えて、下流側チャンバ20b側の音響トラン
スジューサ23から超音波信号を発生させ、上流側チャ
ンバ20a側の音響トランスジューサ21に受信させて
ガス流方向とは逆方向の伝搬時間t2 を計測する。この
計測した2つの伝搬時間t1 ,t2 の伝搬時間差に基づ
いて計測用ダクト22内を流れているガスの流速Vを間
欠的に求め、この流速Vに計測用ダクト22の断面積を
乗じて瞬時流量を求める。そして更に、この瞬時流量に
一定の計測間隔であるサンプリング時間を乗じて通過流
量を求め、この通過流量を積算して積算流量を求める。
そして、図示せぬ流量計測手段が求めた上記積算流量を
ケース本体24の外面に装備される図示せぬ表示手段に
表示することによって、電子式ガスメータを構成するこ
とができる。
23を切換えて、下流側チャンバ20b側の音響トラン
スジューサ23から超音波信号を発生させ、上流側チャ
ンバ20a側の音響トランスジューサ21に受信させて
ガス流方向とは逆方向の伝搬時間t2 を計測する。この
計測した2つの伝搬時間t1 ,t2 の伝搬時間差に基づ
いて計測用ダクト22内を流れているガスの流速Vを間
欠的に求め、この流速Vに計測用ダクト22の断面積を
乗じて瞬時流量を求める。そして更に、この瞬時流量に
一定の計測間隔であるサンプリング時間を乗じて通過流
量を求め、この通過流量を積算して積算流量を求める。
そして、図示せぬ流量計測手段が求めた上記積算流量を
ケース本体24の外面に装備される図示せぬ表示手段に
表示することによって、電子式ガスメータを構成するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子ガスメ
ータを通じて供給するガスを消費する燃焼器のなかに
は、ガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のよう
に、使用中に供給ガスに圧力変動や流速変動等の脈動を
生じさせるものがある。そして、例えば図15(a)に
示すように、燃焼器30の使用によって供給ガスに脈動
25が生じ、その脈動25が前記超音波式流量計20の
下流側から流量計内に伝搬すると、計測用ダクト22内
でのガス流を脈動流とする虞がある。
ータを通じて供給するガスを消費する燃焼器のなかに
は、ガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のよう
に、使用中に供給ガスに圧力変動や流速変動等の脈動を
生じさせるものがある。そして、例えば図15(a)に
示すように、燃焼器30の使用によって供給ガスに脈動
25が生じ、その脈動25が前記超音波式流量計20の
下流側から流量計内に伝搬すると、計測用ダクト22内
でのガス流を脈動流とする虞がある。
【0007】更に、図15(b)に示すようなLPG集
団供給や都市ガス供給等の場合には、主供給管31に複
数の流量計20A,20Bが分岐接続されており、上流
側の流量計20Aに接続されている燃焼器30Aの発生
した脈動25Aが、流量計20A及び分岐供給管31a
内のガス流を伝って、下流の流量計20B内に伝搬され
る虞がある。その上、例えば、下流の流量計20Bで
は、自己に接続されている燃焼器30Bからの脈動25
Bと、上流の流量計20Aに接続されている燃焼器30
Aからの脈動25Aとの双方が伝搬され、双方の脈動2
5A,25Bによる影響を受けて流量計20B内での脈
動流が更に激しくなる虞がある。この様な脈動流が激し
くなり、流量計の流入口における脈動の変動周期と流出
口における脈動の変動周期とが大きくずれると、場合に
よっては流量計内で逆流が生じてしまう。
団供給や都市ガス供給等の場合には、主供給管31に複
数の流量計20A,20Bが分岐接続されており、上流
側の流量計20Aに接続されている燃焼器30Aの発生
した脈動25Aが、流量計20A及び分岐供給管31a
内のガス流を伝って、下流の流量計20B内に伝搬され
る虞がある。その上、例えば、下流の流量計20Bで
は、自己に接続されている燃焼器30Bからの脈動25
Bと、上流の流量計20Aに接続されている燃焼器30
Aからの脈動25Aとの双方が伝搬され、双方の脈動2
5A,25Bによる影響を受けて流量計20B内での脈
動流が更に激しくなる虞がある。この様な脈動流が激し
くなり、流量計の流入口における脈動の変動周期と流出
口における脈動の変動周期とが大きくずれると、場合に
よっては流量計内で逆流が生じてしまう。
【0008】この様な推量式の流量計においては、燃焼
器の発生した脈動の影響で計測用ダクト22内のガス流
に脈動流が生じると、流量計測部28における良好な計
測が行えない。特に、計測用ダクト22内で逆流が生じ
ると、流量計の積算流量の演算にも悪影響を及ぼす。即
ち、前記計測用ダクト22内のガス流に脈動流が生じる
と、図16に示すように一定のサンプリング間隔Δtで
ガス流の流速Vを計測し、計測した流速Vにサンプリン
グ時間Δtを乗じて通過流量を求めた場合に、図中斜線
を施した部分が誤差となり、通過流量を積算して求めた
積算流量は実際のガス使用量とかなり違った積算値とな
ってしまう。
器の発生した脈動の影響で計測用ダクト22内のガス流
に脈動流が生じると、流量計測部28における良好な計
測が行えない。特に、計測用ダクト22内で逆流が生じ
ると、流量計の積算流量の演算にも悪影響を及ぼす。即
ち、前記計測用ダクト22内のガス流に脈動流が生じる
と、図16に示すように一定のサンプリング間隔Δtで
ガス流の流速Vを計測し、計測した流速Vにサンプリン
グ時間Δtを乗じて通過流量を求めた場合に、図中斜線
を施した部分が誤差となり、通過流量を積算して求めた
積算流量は実際のガス使用量とかなり違った積算値とな
ってしまう。
【0009】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、推量式の流量計における脈動の影響を低
減して正確な流量計測を容易かつ安価に実現することが
できる良好な流量計の脈動吸収構造を提供することであ
る。
ることに係り、推量式の流量計における脈動の影響を低
減して正確な流量計測を容易かつ安価に実現することが
できる良好な流量計の脈動吸収構造を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、流
入口と流出口とを連通する流路を形成したケース本体
と、該ケース本体内の上流側チャンバと下流側チャンバ
との間に配置され、流路中の流体の流速に応じて変化す
る物理量を間欠的に測定する測定手段とを備えた流量計
の脈動吸収構造であって、前記上流側チャンバ及び前記
下流側チャンバの少なくとも一方が、これら上下流側チ
ャンバ内に伝搬した脈動により変位可能な可動膜を備え
た可変容積室を構成していることを特徴とする流量計の
脈動吸収構造により達成される。
入口と流出口とを連通する流路を形成したケース本体
と、該ケース本体内の上流側チャンバと下流側チャンバ
との間に配置され、流路中の流体の流速に応じて変化す
る物理量を間欠的に測定する測定手段とを備えた流量計
の脈動吸収構造であって、前記上流側チャンバ及び前記
下流側チャンバの少なくとも一方が、これら上下流側チ
ャンバ内に伝搬した脈動により変位可能な可動膜を備え
た可変容積室を構成していることを特徴とする流量計の
脈動吸収構造により達成される。
【0011】上記構成によれば、流量計の上流側又は下
流側から伝搬した脈動は、ケース本体内に入って可変容
積室を構成している該当チャンバ内の可動膜を変位(振
動)させることによって吸収されると共に、該可動膜が
変位して該当チャンバを膨縮させることによって減衰さ
れる。そこで、上流側チャンバと下流側チャンバとの間
に配置された前記測定手段へ伝わる脈動を低減すること
ができる。
流側から伝搬した脈動は、ケース本体内に入って可変容
積室を構成している該当チャンバ内の可動膜を変位(振
動)させることによって吸収されると共に、該可動膜が
変位して該当チャンバを膨縮させることによって減衰さ
れる。そこで、上流側チャンバと下流側チャンバとの間
に配置された前記測定手段へ伝わる脈動を低減すること
ができる。
【0012】尚、好ましくは前記上流側チャンバ及び前
記下流側チャンバの少なくとも一方に逆止め弁が設けら
れることにより、流量計の上流側又は下流側から伝搬し
た脈動は、前記可動膜を変位(振動)させることによっ
て吸収されると共に、順流時には逆止め弁の弁体を変位
させることによって吸収され、逆流時には逆止め弁の弁
体が流路を閉塞することによって遮断されるので、前記
測定手段へ伝わる脈動をほぼ完全に吸収することができ
る。
記下流側チャンバの少なくとも一方に逆止め弁が設けら
れることにより、流量計の上流側又は下流側から伝搬し
た脈動は、前記可動膜を変位(振動)させることによっ
て吸収されると共に、順流時には逆止め弁の弁体を変位
させることによって吸収され、逆流時には逆止め弁の弁
体が流路を閉塞することによって遮断されるので、前記
測定手段へ伝わる脈動をほぼ完全に吸収することができ
る。
【0013】又、好ましくは前記可動膜が、ケース本体
の組立て接合部に介装されるパッキン部と、該パッキン
部の開口部に張設されて伸縮自在な弾性膜部とを有する
ことにより、ケース本体の組立て接合部に介装される気
密・防水パッキンと前記可動膜とを共通化できるので、
部品点数の増加によるコスト上昇を抑えると共に、パッ
キン部の成形性、メンテナンス性を向上させることがで
きる。
の組立て接合部に介装されるパッキン部と、該パッキン
部の開口部に張設されて伸縮自在な弾性膜部とを有する
ことにより、ケース本体の組立て接合部に介装される気
密・防水パッキンと前記可動膜とを共通化できるので、
部品点数の増加によるコスト上昇を抑えると共に、パッ
キン部の成形性、メンテナンス性を向上させることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る流量計の脈動吸収構造を詳細に説明
する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
脈動吸収構造を備えた超音波式流量計1の概略断面図で
ある。
の一実施形態に係る流量計の脈動吸収構造を詳細に説明
する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
脈動吸収構造を備えた超音波式流量計1の概略断面図で
ある。
【0015】図1に示した超音波式流量計100は、電
子式ガスメータとして使用されるもので、流入口2と流
出口3とを連通するガス流路を形成した略直方体のケー
ス本体1と、該ケース本体1内の底面側で上流側チャン
バ4と下流側チャンバ5との間に配置された測定手段で
ある流量測定部8と、これら上流側チャンバ4及び下流
側チャンバ5を可変容積室として構成するための可動膜
7とを備える。また、これら上下流側チャンバ4,5
は、後述する仕切板9,9によって、それぞれ流入口2
側及び流量測定部8側に位置する第1及び第2の上流側
チャンバ4a,4bと、流出口3側及び流量測定部8側
に位置する第1及び第2の下流側チャンバ5a,5bと
に分割された構成である。
子式ガスメータとして使用されるもので、流入口2と流
出口3とを連通するガス流路を形成した略直方体のケー
ス本体1と、該ケース本体1内の底面側で上流側チャン
バ4と下流側チャンバ5との間に配置された測定手段で
ある流量測定部8と、これら上流側チャンバ4及び下流
側チャンバ5を可変容積室として構成するための可動膜
7とを備える。また、これら上下流側チャンバ4,5
は、後述する仕切板9,9によって、それぞれ流入口2
側及び流量測定部8側に位置する第1及び第2の上流側
チャンバ4a,4bと、流出口3側及び流量測定部8側
に位置する第1及び第2の下流側チャンバ5a,5bと
に分割された構成である。
【0016】前記流量測定部8は、隔壁部に区画された
前記ケース本体1内の第2の上流側チャンバ4bと第2
の下流側チャンバ5bとを連通し、ガスの流量測定用流
路と超音波の伝搬管路を兼ねる直管状の計測用ダクト2
2と、該計測用ダクト22の両端側に一定距離だけ離れ
て対向配置された一対の音響トランスジューサ21,2
3とを備えている。
前記ケース本体1内の第2の上流側チャンバ4bと第2
の下流側チャンバ5bとを連通し、ガスの流量測定用流
路と超音波の伝搬管路を兼ねる直管状の計測用ダクト2
2と、該計測用ダクト22の両端側に一定距離だけ離れ
て対向配置された一対の音響トランスジューサ21,2
3とを備えている。
【0017】前記可動膜7は、図2及び図3に示すよう
に、前記第1の上下流側チャンバ4a,5aの背面側に
それぞれ開口された開口部6a,6bを外側から閉塞す
るように張設されている。該可動膜7は、図4に示すよ
うに、前記開口部6a,6bの外周縁に沿うように枠型
に形成されたパッキン部11と、伸縮自在な弾性膜部1
2a,12bとをゴム材料等から一体成形したものであ
り、該パッキン部11はケース本体1のボディ1aと裏
板13との組立て接合部に介装される気密・防水パッキ
ンを兼ねている。
に、前記第1の上下流側チャンバ4a,5aの背面側に
それぞれ開口された開口部6a,6bを外側から閉塞す
るように張設されている。該可動膜7は、図4に示すよ
うに、前記開口部6a,6bの外周縁に沿うように枠型
に形成されたパッキン部11と、伸縮自在な弾性膜部1
2a,12bとをゴム材料等から一体成形したものであ
り、該パッキン部11はケース本体1のボディ1aと裏
板13との組立て接合部に介装される気密・防水パッキ
ンを兼ねている。
【0018】そこで、ケース本体1の組立て接合部に介
装される気密・防水パッキンと前記可動膜7とを共通化
でき、部品点数の増加によるコスト上昇を抑えることが
できる。又、パッキン部11を弾性膜部12a,12b
と一体成形したことにより、枠型に形成されていた従来
の気密・防水パッキンのような開口部が無くなり、成形
時の成形性とメンテナンス性が向上した。
装される気密・防水パッキンと前記可動膜7とを共通化
でき、部品点数の増加によるコスト上昇を抑えることが
できる。又、パッキン部11を弾性膜部12a,12b
と一体成形したことにより、枠型に形成されていた従来
の気密・防水パッキンのような開口部が無くなり、成形
時の成形性とメンテナンス性が向上した。
【0019】そして、前記可動膜7をケース本体1に組
付ける場合は、図5に示したように、ボディ1aの開口
部6a,6bの外周縁に外側から可動膜7のパッキン部
11を当て付けた後、該パッキン部11に裏板13を当
て付けて挾持するようにして、該裏板13をボディ1a
にネジ止め等により固定する。従って、ケース本体1を
組み立てた状態では、ボディ1aの開口部6a,6bが
可動膜7により閉塞され、その外側が裏板13により覆
われた状態になる。
付ける場合は、図5に示したように、ボディ1aの開口
部6a,6bの外周縁に外側から可動膜7のパッキン部
11を当て付けた後、該パッキン部11に裏板13を当
て付けて挾持するようにして、該裏板13をボディ1a
にネジ止め等により固定する。従って、ケース本体1を
組み立てた状態では、ボディ1aの開口部6a,6bが
可動膜7により閉塞され、その外側が裏板13により覆
われた状態になる。
【0020】又、前記裏板13には、前記可動膜7の弾
性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出す
るのを許容する空間Gを構成する収容部14a,14b
が形成されている。ここで、脈動の吸収性を高めるに
は、前記弾性膜部12a,12bはできるだけ伸縮性の
高いものが良く、第1の上下流側チャンバ4a,5a内
の圧力により伸びても、裏板13により覆われているの
で伸び過ぎることはない。尚、前記裏板13と前記弾性
膜部12a,12bとの空間Gはできるだけ広い方が、
それだけ緩衝的脈動吸収作用が働き易くなるので、脈動
の吸収性が高い。
性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出す
るのを許容する空間Gを構成する収容部14a,14b
が形成されている。ここで、脈動の吸収性を高めるに
は、前記弾性膜部12a,12bはできるだけ伸縮性の
高いものが良く、第1の上下流側チャンバ4a,5a内
の圧力により伸びても、裏板13により覆われているの
で伸び過ぎることはない。尚、前記裏板13と前記弾性
膜部12a,12bとの空間Gはできるだけ広い方が、
それだけ緩衝的脈動吸収作用が働き易くなるので、脈動
の吸収性が高い。
【0021】更に、前記上下流側チャンバ4,5は、こ
れら上下流側チャンバ4,5内に入った脈動を前記可動
膜7の弾性膜部12a,12bに確実に作用させると共
に、圧力変動が前記流量測定部8に伝搬するのを抑制す
る為に、ガス流通孔9a,9bを備えた仕切板9,9に
よってそれぞれ第1及び第2の上流側チャンバ4a,4
bと、第1及び第2の下流側チャンバ5a,5bとに分
割されている。尚、前記ガス流通孔9a,9bは、流量
計内の最小断面積である前記計測用ダクト22の開口面
積以上に開口面積を設定することで、圧力損失を増大さ
せないように構成される。
れら上下流側チャンバ4,5内に入った脈動を前記可動
膜7の弾性膜部12a,12bに確実に作用させると共
に、圧力変動が前記流量測定部8に伝搬するのを抑制す
る為に、ガス流通孔9a,9bを備えた仕切板9,9に
よってそれぞれ第1及び第2の上流側チャンバ4a,4
bと、第1及び第2の下流側チャンバ5a,5bとに分
割されている。尚、前記ガス流通孔9a,9bは、流量
計内の最小断面積である前記計測用ダクト22の開口面
積以上に開口面積を設定することで、圧力損失を増大さ
せないように構成される。
【0022】尚、前記超音波式流量計100は、前記流
量測定部8によって測定した流速と前記ガス流路の断面
積と前記間欠時間とを乗ずることによってガス流路を通
過したガスの通過流量を計測する図示しない流量計測手
段と、該流量計測手段が求めた上記積算流量をケース本
体1の外面に表示する図示せぬ表示手段とを備えてい
る。
量測定部8によって測定した流速と前記ガス流路の断面
積と前記間欠時間とを乗ずることによってガス流路を通
過したガスの通過流量を計測する図示しない流量計測手
段と、該流量計測手段が求めた上記積算流量をケース本
体1の外面に表示する図示せぬ表示手段とを備えてい
る。
【0023】即ち、上記超音波式流量計100を通じて
供給するガスを消費する燃焼器が一般のガス燃焼器の場
合には、使用中の供給ガスに脈動(圧力変動,流速変
動)を生じさせることがないので、流入口2からケース
本体1の第1の上流側チャンバ4a内に導入されたガス
は、前記弾性膜部12aを振動させることなく、第2の
上流側チャンバ4bを経て計測用ダクト22内を円滑に
流れ、第2の下流側チャンバ5bから第1の下流側チャ
ンバ5aを経て流出口3から導出される。そこで、前記
流量測定部8は、正確な流速を測定することができる。
供給するガスを消費する燃焼器が一般のガス燃焼器の場
合には、使用中の供給ガスに脈動(圧力変動,流速変
動)を生じさせることがないので、流入口2からケース
本体1の第1の上流側チャンバ4a内に導入されたガス
は、前記弾性膜部12aを振動させることなく、第2の
上流側チャンバ4bを経て計測用ダクト22内を円滑に
流れ、第2の下流側チャンバ5bから第1の下流側チャ
ンバ5aを経て流出口3から導出される。そこで、前記
流量測定部8は、正確な流速を測定することができる。
【0024】次に、上記超音波式流量計100を通じて
供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をする
ガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような燃
焼器であり、その上、LPG集団供給や都市ガス供給の
ようにこれら燃焼器が並列に接続されている場合には、
前記燃焼器の使用によって供給ガスに脈動流が生じるの
で、前記超音波式流量計100の上流側又は下流側から
伝搬した脈動が流入口2又は流出口3からケース本体1
内に入ってくる。
供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をする
ガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような燃
焼器であり、その上、LPG集団供給や都市ガス供給の
ようにこれら燃焼器が並列に接続されている場合には、
前記燃焼器の使用によって供給ガスに脈動流が生じるの
で、前記超音波式流量計100の上流側又は下流側から
伝搬した脈動が流入口2又は流出口3からケース本体1
内に入ってくる。
【0025】すると、ケース本体1内に入った脈動は、
前記第1の上下流側チャンバ4a,5a内の弾性膜部1
2a,12bを振動させることによって吸収されると共
に、該弾性膜部12a,12bが変位して可変容積室を
構成しているこれら第1の上下流側チャンバ4a,5a
を膨縮させることによって減衰される。この時、前記第
2の上下流側チャンバ4b,5bとの間には、ガス流通
孔9a,9bを備えた仕切板9,9が設けられているの
で、脈動を前記可動膜7の弾性膜部12a,12bに確
実に作用させることができると共に、圧力変動が前記流
量測定部8に伝搬するのを抑制することができる。従っ
て、ケース本体1内の底面側に配置された前記流量測定
部8には、流入口2又は流出口3から上下流側チャンバ
4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、該流量測定
部8は正確な流速を測定することができる。
前記第1の上下流側チャンバ4a,5a内の弾性膜部1
2a,12bを振動させることによって吸収されると共
に、該弾性膜部12a,12bが変位して可変容積室を
構成しているこれら第1の上下流側チャンバ4a,5a
を膨縮させることによって減衰される。この時、前記第
2の上下流側チャンバ4b,5bとの間には、ガス流通
孔9a,9bを備えた仕切板9,9が設けられているの
で、脈動を前記可動膜7の弾性膜部12a,12bに確
実に作用させることができると共に、圧力変動が前記流
量測定部8に伝搬するのを抑制することができる。従っ
て、ケース本体1内の底面側に配置された前記流量測定
部8には、流入口2又は流出口3から上下流側チャンバ
4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、該流量測定
部8は正確な流速を測定することができる。
【0026】(第2実施形態)図6及び図7は、本発明
の第2実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式流
量計200の概略縦断面図及び横断面図である。尚、本
第2実施形態の超音波式流量計200と前記第1実施形
態の超音波式流量計100との主な相違点は、可動膜の
取付位置を変更したことにある。従って、前記第1実施
形態の超音波式流量計100と同様の構成部材について
は同符号を付して詳細な説明を省略する。
の第2実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式流
量計200の概略縦断面図及び横断面図である。尚、本
第2実施形態の超音波式流量計200と前記第1実施形
態の超音波式流量計100との主な相違点は、可動膜の
取付位置を変更したことにある。従って、前記第1実施
形態の超音波式流量計100と同様の構成部材について
は同符号を付して詳細な説明を省略する。
【0027】本第2実施形態の超音波式流量計200で
は、図6及び図7に示すように、可動膜17が前記上下
流側チャンバ4,5の第1の上下流側チャンバ4a,5
aの上面側にそれぞれ開口された開口部16a,16b
を外側から閉塞するように張設されている。尚、前記可
動膜17は、前記開口部16a,16bの形状に合わせ
た大きさとされた以外は、上記第1実施形態の可動膜7
と同様の構成である。
は、図6及び図7に示すように、可動膜17が前記上下
流側チャンバ4,5の第1の上下流側チャンバ4a,5
aの上面側にそれぞれ開口された開口部16a,16b
を外側から閉塞するように張設されている。尚、前記可
動膜17は、前記開口部16a,16bの形状に合わせ
た大きさとされた以外は、上記第1実施形態の可動膜7
と同様の構成である。
【0028】即ち、前記可動膜17は、該可動膜17の
弾性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出
するのを許容する空間Gを構成する収容部が形成された
カバー部材15により上方を覆われた状態に固定され
る。そして、上記第1実施形態の超音波式流量計100
と同様に、本第2実施形態の超音波式流量計200で
も、ケース本体1内に入った脈動が、前記第1の上下流
側チャンバ4a,5a内に配設された可動膜17の弾性
膜部12a,12bを振動させることによって吸収され
ると共に、該弾性膜部12a,12bが変位して可変容
積室を構成しているこれら第1の上下流側チャンバ4
a,5aを膨縮させることによって減衰される。従っ
て、ケース本体1内の底面側に配置された前記流量測定
部8には、流入口2又は流出口3から上下流側チャンバ
4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、該流量測定
部8は正確な流速を測定することができる。
弾性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出
するのを許容する空間Gを構成する収容部が形成された
カバー部材15により上方を覆われた状態に固定され
る。そして、上記第1実施形態の超音波式流量計100
と同様に、本第2実施形態の超音波式流量計200で
も、ケース本体1内に入った脈動が、前記第1の上下流
側チャンバ4a,5a内に配設された可動膜17の弾性
膜部12a,12bを振動させることによって吸収され
ると共に、該弾性膜部12a,12bが変位して可変容
積室を構成しているこれら第1の上下流側チャンバ4
a,5aを膨縮させることによって減衰される。従っ
て、ケース本体1内の底面側に配置された前記流量測定
部8には、流入口2又は流出口3から上下流側チャンバ
4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、該流量測定
部8は正確な流速を測定することができる。
【0029】(第3実施形態)図8乃至図10は、本発
明の第3実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式
流量計300の概略縦断面図、IX−IX断面矢視図及
び横断面図である。尚、前記第1及び第2実施形態の超
音波式流量計100,200と同様の構成部材について
は同符号を付して詳細な説明を省略する。
明の第3実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式
流量計300の概略縦断面図、IX−IX断面矢視図及
び横断面図である。尚、前記第1及び第2実施形態の超
音波式流量計100,200と同様の構成部材について
は同符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】本第3実施形態の超音波式流量計300で
は、図8及び図10に示すように、可動膜47が前記下
流側チャンバ5の第2の下流側チャンバ5bの背面側に
開口された開口部46を外側から閉塞するように張設さ
れている。尚、前記可動膜47は、前記開口部46の形
状に合わせた大きさとされた以外は、上記第1実施形態
の可動膜7と同様の構成であり、前記開口部46の外周
縁に沿うように枠型に形成されたパッキン部11と、伸
縮自在な弾性膜部12bとをゴム材料等から一体成形し
たものである。そして、ケース本体1を組み立てた状態
では、ボディ1aの開口部46が可動膜47により閉塞
され、その外側が裏板43により覆われた状態になる。
尚、該裏板43には、前記可動膜47の弾性膜部12b
が伸縮によりケース外方へ膨出するのを許容する空間G
を構成する収容部44が形成されている。
は、図8及び図10に示すように、可動膜47が前記下
流側チャンバ5の第2の下流側チャンバ5bの背面側に
開口された開口部46を外側から閉塞するように張設さ
れている。尚、前記可動膜47は、前記開口部46の形
状に合わせた大きさとされた以外は、上記第1実施形態
の可動膜7と同様の構成であり、前記開口部46の外周
縁に沿うように枠型に形成されたパッキン部11と、伸
縮自在な弾性膜部12bとをゴム材料等から一体成形し
たものである。そして、ケース本体1を組み立てた状態
では、ボディ1aの開口部46が可動膜47により閉塞
され、その外側が裏板43により覆われた状態になる。
尚、該裏板43には、前記可動膜47の弾性膜部12b
が伸縮によりケース外方へ膨出するのを許容する空間G
を構成する収容部44が形成されている。
【0031】また、前記下流側チャンバ5を第1の下流
側チャンバ5aと第2の下流側チャンバ5bとに仕切る
仕切板9のガス流通孔9bには、逆止め弁40が設けら
れている。該逆止め弁40は、弁体である玉42と、該
玉42を支持するすり鉢状の支持面を備えた玉受け台4
1とから成る。そこで、ケース本体1内を流れるガスが
前記ガス流通孔9bの下方から上方へ(第2の下流側チ
ャンバ5bから第1の下流側チャンバ5aへ)流れる際
には、押し上げられた玉42がガス流通孔9bを開放す
るので、ガスは流れることができるが、ガスが前記ガス
流通孔9bの上方から下方へ(第1の下流側チャンバ5
aから第2の下流側チャンバ5bへ)流れる際には、ガ
ス流通孔9bが玉42によって閉塞されるので、ガスは
流れることができない。尚、本実施形態においては、弁
体として玉を用いた逆止め弁40を用いたが、他の形状
の弁体を用いた逆止め弁を使用することも可能である。
側チャンバ5aと第2の下流側チャンバ5bとに仕切る
仕切板9のガス流通孔9bには、逆止め弁40が設けら
れている。該逆止め弁40は、弁体である玉42と、該
玉42を支持するすり鉢状の支持面を備えた玉受け台4
1とから成る。そこで、ケース本体1内を流れるガスが
前記ガス流通孔9bの下方から上方へ(第2の下流側チ
ャンバ5bから第1の下流側チャンバ5aへ)流れる際
には、押し上げられた玉42がガス流通孔9bを開放す
るので、ガスは流れることができるが、ガスが前記ガス
流通孔9bの上方から下方へ(第1の下流側チャンバ5
aから第2の下流側チャンバ5bへ)流れる際には、ガ
ス流通孔9bが玉42によって閉塞されるので、ガスは
流れることができない。尚、本実施形態においては、弁
体として玉を用いた逆止め弁40を用いたが、他の形状
の弁体を用いた逆止め弁を使用することも可能である。
【0032】そこで、上記超音波式流量計300を通じ
て供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をす
るガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような
燃焼器の場合には、この燃焼器の使用によって供給ガス
に脈動流が生じ、その脈動が前記超音波式流量計300
の流出口3からケース本体1内に入ってくる。この時、
前記流出口3からケース本体1の第1の下流側チャンバ
5a内に伝搬した脈動流が、ケース本体1内のガスの流
れに沿った順流時には前記逆止め弁40の玉42を変位
させることによって吸収され、逆流時には該玉42が流
路であるガス流通孔9bを閉塞することによって遮断さ
れる。
て供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をす
るガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような
燃焼器の場合には、この燃焼器の使用によって供給ガス
に脈動流が生じ、その脈動が前記超音波式流量計300
の流出口3からケース本体1内に入ってくる。この時、
前記流出口3からケース本体1の第1の下流側チャンバ
5a内に伝搬した脈動流が、ケース本体1内のガスの流
れに沿った順流時には前記逆止め弁40の玉42を変位
させることによって吸収され、逆流時には該玉42が流
路であるガス流通孔9bを閉塞することによって遮断さ
れる。
【0033】そして更に、前記逆止め弁40を通過して
減衰された脈動流が第2の下流側チャンバ5b内に達す
ると、脈動はこの第2の下流側チャンバ5b内の弾性膜
部12bを振動させることによって吸収されると共に、
該弾性膜部12bが変位して可変容積室を構成している
この第2の下流側チャンバ5bを膨縮させることによっ
てほぼ完全に減衰される。従って、ケース本体1内の底
面側に配置された前記流量測定部8には、流出口3から
下流側チャンバ5内に伝搬した脈動が全く伝わらないの
で、該流量測定部8は正確な流速を測定することができ
る。
減衰された脈動流が第2の下流側チャンバ5b内に達す
ると、脈動はこの第2の下流側チャンバ5b内の弾性膜
部12bを振動させることによって吸収されると共に、
該弾性膜部12bが変位して可変容積室を構成している
この第2の下流側チャンバ5bを膨縮させることによっ
てほぼ完全に減衰される。従って、ケース本体1内の底
面側に配置された前記流量測定部8には、流出口3から
下流側チャンバ5内に伝搬した脈動が全く伝わらないの
で、該流量測定部8は正確な流速を測定することができ
る。
【0034】(第4実施形態)図11は、本発明の第4
実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式流量計4
00の概略縦断面図である。尚、本第4実施形態の超音
波式流量計400と前記第3実施形態の超音波式流量計
300との主な相違点は、可動膜の取付位置を変更した
ことにある。従って、前記第3実施形態の超音波式流量
計300と同様の構成部材については同符号を付して詳
細な説明を省略する。
実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波式流量計4
00の概略縦断面図である。尚、本第4実施形態の超音
波式流量計400と前記第3実施形態の超音波式流量計
300との主な相違点は、可動膜の取付位置を変更した
ことにある。従って、前記第3実施形態の超音波式流量
計300と同様の構成部材については同符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0035】本第4実施形態の超音波式流量計400で
は、図11に示すように、可動膜57が前記下流側チャ
ンバ5の第1の下流側チャンバ5aの上面側に開口され
た開口部56を外側から閉塞するように張設されてい
る。尚、前記可動膜57は、前記開口部56の形状に合
わせた大きさとされた以外は、上記第3実施形態の可動
膜47と同様の構成である。即ち、前記可動膜57は、
該可動膜57の弾性膜部12bが伸縮によりケース外方
へ膨出するのを許容する空間Gを構成する収容部が形成
されたカバー部材55により上方を覆われた状態に固定
される。
は、図11に示すように、可動膜57が前記下流側チャ
ンバ5の第1の下流側チャンバ5aの上面側に開口され
た開口部56を外側から閉塞するように張設されてい
る。尚、前記可動膜57は、前記開口部56の形状に合
わせた大きさとされた以外は、上記第3実施形態の可動
膜47と同様の構成である。即ち、前記可動膜57は、
該可動膜57の弾性膜部12bが伸縮によりケース外方
へ膨出するのを許容する空間Gを構成する収容部が形成
されたカバー部材55により上方を覆われた状態に固定
される。
【0036】そこで、本第4実施形態の超音波式流量計
400では、ケース本体1の第1の下流側チャンバ5a
内に入った脈動が、先ず、この第1の下流側チャンバ5
a内の弾性膜部12bを振動させることによって吸収さ
れると共に、該弾性膜部12bが変位して可変容積室を
構成しているこの第1の下流側チャンバ5aを膨縮させ
ることによって減衰される。
400では、ケース本体1の第1の下流側チャンバ5a
内に入った脈動が、先ず、この第1の下流側チャンバ5
a内の弾性膜部12bを振動させることによって吸収さ
れると共に、該弾性膜部12bが変位して可変容積室を
構成しているこの第1の下流側チャンバ5aを膨縮させ
ることによって減衰される。
【0037】そして更に、前記第1の下流側チャンバ5
aで減衰された脈動流は、ケース本体1内のガスの流れ
に沿った順流時には前記逆止め弁40の玉42を変位さ
せることによって吸収され、逆流時には該玉42が流路
であるガス流通孔9bを閉塞することによって遮断され
るので、ほぼ完全に減衰される。従って、ケース本体1
内の底面側に配置された前記流量測定部8には、流出口
3から下流側チャンバ5内に伝搬した脈動が全く伝わら
ないので、該流量測定部8は正確な流速を測定すること
ができる。
aで減衰された脈動流は、ケース本体1内のガスの流れ
に沿った順流時には前記逆止め弁40の玉42を変位さ
せることによって吸収され、逆流時には該玉42が流路
であるガス流通孔9bを閉塞することによって遮断され
るので、ほぼ完全に減衰される。従って、ケース本体1
内の底面側に配置された前記流量測定部8には、流出口
3から下流側チャンバ5内に伝搬した脈動が全く伝わら
ないので、該流量測定部8は正確な流速を測定すること
ができる。
【0038】(第5実施形態)図12及び図13は、本
発明の第5実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波
式流量計500の概略縦断面図及びXIII−XIII
断面矢視図である。本第5実施形態の超音波式流量計5
00と前記第3実施形態の超音波式流量計300との主
な相違点は、可動膜と逆止め弁とを上下流側チャンバに
配設したことにある。従って、前記第3実施形態の超音
波式流量計300と同様の構成部材については同符号を
付して詳細な説明を省略する。
発明の第5実施形態に係る脈動吸収構造を備えた超音波
式流量計500の概略縦断面図及びXIII−XIII
断面矢視図である。本第5実施形態の超音波式流量計5
00と前記第3実施形態の超音波式流量計300との主
な相違点は、可動膜と逆止め弁とを上下流側チャンバに
配設したことにある。従って、前記第3実施形態の超音
波式流量計300と同様の構成部材については同符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0039】本第5実施形態の超音波式流量計500で
は、図12及び図13に示すように、ケース本体1内の
上下流側チャンバ74,75が、仕切板9によって、そ
れぞれ第1〜第3の上流側チャンバ74a,74b,7
4cと、第1及び第2の下流側チャンバ75a,75b
とに分割された構成である。そして、可動膜67が前記
上流側チャンバ74の第1の上流側チャンバ74aと前
記下流側チャンバ75の第2の下流側チャンバ75bの
背面側にそれぞれ開口された開口部66a,66bを外
側から閉塞するように張設されている。尚、前記可動膜
67は、前記開口部66a,66bの形状に合わせた大
きさとされた以外は、上記第1実施形態の可動膜7と略
同様の構成である
は、図12及び図13に示すように、ケース本体1内の
上下流側チャンバ74,75が、仕切板9によって、そ
れぞれ第1〜第3の上流側チャンバ74a,74b,7
4cと、第1及び第2の下流側チャンバ75a,75b
とに分割された構成である。そして、可動膜67が前記
上流側チャンバ74の第1の上流側チャンバ74aと前
記下流側チャンバ75の第2の下流側チャンバ75bの
背面側にそれぞれ開口された開口部66a,66bを外
側から閉塞するように張設されている。尚、前記可動膜
67は、前記開口部66a,66bの形状に合わせた大
きさとされた以外は、上記第1実施形態の可動膜7と略
同様の構成である
【0040】即ち、前記可動膜67は、該可動膜67の
弾性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出
するのを許容する空間Gを構成する収容部64a,64
bが形成された裏板65により外側を覆われた状態に固
定される。また、前記第1の上流側チャンバ74aと前
記第2の上流側チャンバ74bとを仕切る仕切板9のガ
ス流通孔9aと、前記第1の下流側チャンバ75aと前
記第2の下流側チャンバ75bとを仕切る仕切板9のガ
ス流通孔9bには、第1の逆止め弁70と第2の逆止め
弁40が配設されている。
弾性膜部12a,12bが伸縮によりケース外方へ膨出
するのを許容する空間Gを構成する収容部64a,64
bが形成された裏板65により外側を覆われた状態に固
定される。また、前記第1の上流側チャンバ74aと前
記第2の上流側チャンバ74bとを仕切る仕切板9のガ
ス流通孔9aと、前記第1の下流側チャンバ75aと前
記第2の下流側チャンバ75bとを仕切る仕切板9のガ
ス流通孔9bには、第1の逆止め弁70と第2の逆止め
弁40が配設されている。
【0041】これら第1及び第2の逆止め弁70,40
は、それぞれ弁体である玉72,42と、該玉72,4
2を支持するすり鉢状の支持面を備えた玉受け台71,
41とから成る。そこで、ケース本体1内を流れるガス
が前記ガス流通孔9a,9bの下方から上方へ流れる際
には、押し上げられた玉72,42がガス流通孔9bを
開放するので、ガスは流れることができるが、ガスが前
記ガス流通孔9bの上方から下方へ(第1の下流側チャ
ンバ5aから第2の下流側チャンバ5bへ)流れる際に
は、ガス流通孔9bが玉42によって閉塞されるので、
ガスは流れることができない。
は、それぞれ弁体である玉72,42と、該玉72,4
2を支持するすり鉢状の支持面を備えた玉受け台71,
41とから成る。そこで、ケース本体1内を流れるガス
が前記ガス流通孔9a,9bの下方から上方へ流れる際
には、押し上げられた玉72,42がガス流通孔9bを
開放するので、ガスは流れることができるが、ガスが前
記ガス流通孔9bの上方から下方へ(第1の下流側チャ
ンバ5aから第2の下流側チャンバ5bへ)流れる際に
は、ガス流通孔9bが玉42によって閉塞されるので、
ガスは流れることができない。
【0042】そこで、上記超音波式流量計500を通じ
て供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をす
るガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような
燃焼器であり、その上、LPG集団供給や都市ガス供給
のようにこれら燃焼器が並列に接続されている場合に
は、前記燃焼器の使用によって供給ガスに脈動流が生じ
るので、前記超音波式流量計500の上流側又は下流側
から伝搬した脈動が流入口2又は流出口3からケース本
体1内に入ってくる。
て供給するガスを消費する燃焼器がパルス的な燃焼をす
るガスガバナやガスヒートポンプ(GHP)等のような
燃焼器であり、その上、LPG集団供給や都市ガス供給
のようにこれら燃焼器が並列に接続されている場合に
は、前記燃焼器の使用によって供給ガスに脈動流が生じ
るので、前記超音波式流量計500の上流側又は下流側
から伝搬した脈動が流入口2又は流出口3からケース本
体1内に入ってくる。
【0043】先ず、上記超音波式流量計500の上流側
からケース本体1の第1の上流側チャンバ74a内に入
った脈動は、先ず、この第1の上流側チャンバ74a内
の弾性膜部12aを振動させることによって吸収される
と共に、該弾性膜部12aが変位して可変容積室を構成
しているこの第1の上流側チャンバ74aを膨縮させる
ことによって減衰される。
からケース本体1の第1の上流側チャンバ74a内に入
った脈動は、先ず、この第1の上流側チャンバ74a内
の弾性膜部12aを振動させることによって吸収される
と共に、該弾性膜部12aが変位して可変容積室を構成
しているこの第1の上流側チャンバ74aを膨縮させる
ことによって減衰される。
【0044】そして更に、前記第1の上流側チャンバ7
4aで減衰された脈動流は、ケース本体1内のガスの流
れに沿った順流時には前記逆止め弁70の玉72を変位
させることによって吸収され、逆流時には該玉72が流
路であるガス流通孔9aを閉塞することによって遮断さ
れるので、ほぼ完全に減衰される。
4aで減衰された脈動流は、ケース本体1内のガスの流
れに沿った順流時には前記逆止め弁70の玉72を変位
させることによって吸収され、逆流時には該玉72が流
路であるガス流通孔9aを閉塞することによって遮断さ
れるので、ほぼ完全に減衰される。
【0045】一方、上記超音波式流量計500の下流側
からケース本体1の第1の下流側チャンバ75a内に入
った脈動は、ケース本体1内のガスの流れに沿った順流
時には前記逆止め弁40の玉42を変位させることによ
って吸収され、逆流時には該玉42が流路であるガス流
通孔9bを閉塞することによって遮断される。
からケース本体1の第1の下流側チャンバ75a内に入
った脈動は、ケース本体1内のガスの流れに沿った順流
時には前記逆止め弁40の玉42を変位させることによ
って吸収され、逆流時には該玉42が流路であるガス流
通孔9bを閉塞することによって遮断される。
【0046】そして更に、前記逆止め弁40を通過して
減衰された脈動流が第2の下流側チャンバ75b内に達
すると、脈動はこの第2の下流側チャンバ75b内の弾
性膜部12bを振動させることによって吸収されると共
に、該弾性膜部12bが変位して可変容積室を構成して
いるこの第2の下流側チャンバ75bを膨縮させること
によってほぼ完全に減衰される。
減衰された脈動流が第2の下流側チャンバ75b内に達
すると、脈動はこの第2の下流側チャンバ75b内の弾
性膜部12bを振動させることによって吸収されると共
に、該弾性膜部12bが変位して可変容積室を構成して
いるこの第2の下流側チャンバ75bを膨縮させること
によってほぼ完全に減衰される。
【0047】従って、第5実施形態の超音波式流量計5
00によれば、ケース本体1内の底面側に配置された前
記流量測定部8には、流入口2又は流出口3から上下流
側チャンバ4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、
該流量測定部8は正確な流速を測定することができる。
00によれば、ケース本体1内の底面側に配置された前
記流量測定部8には、流入口2又は流出口3から上下流
側チャンバ4,5内に伝搬した脈動が伝わらないので、
該流量測定部8は正確な流速を測定することができる。
【0048】尚、本発明におけるケース本体、測定手段
及び可動膜の構成は、上記実施形態の構成に限定される
ものではなく、本発明の主旨に基づいて適宜変更可能で
あることは言うまでもない。例えば、上記実施形態にお
いては、超音波式流量計の脈動吸収構造について説明し
たが、本発明の流量計の脈動吸収構造はこれに限定され
るものではなく、フルイディック式流量計等の他の推量
式の流量計にも適用可能であり、流体としてもLPガス
や都市ガスに限るものでなく、ガス以外の水やオイル等
の流体にも適用できる。
及び可動膜の構成は、上記実施形態の構成に限定される
ものではなく、本発明の主旨に基づいて適宜変更可能で
あることは言うまでもない。例えば、上記実施形態にお
いては、超音波式流量計の脈動吸収構造について説明し
たが、本発明の流量計の脈動吸収構造はこれに限定され
るものではなく、フルイディック式流量計等の他の推量
式の流量計にも適用可能であり、流体としてもLPガス
や都市ガスに限るものでなく、ガス以外の水やオイル等
の流体にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明に係る流量計の脈動
吸収構造によれば、上流側チャンバ及び下流側チャンバ
の少なくとも一方が、これら上下流側チャンバ内に伝搬
した脈動により変位可能な可動膜を備えた可変容積室を
構成しているので、流量計の上流側又は下流側から伝搬
した脈動は、ケース本体内に入って可変容積室を構成し
ている該当チャンバ内の可動膜を変位(振動)させるこ
とによって吸収されると共に、該可動膜が変位して該当
チャンバを膨縮させることによって減衰される。そこ
で、上流側チャンバと下流側チャンバとの間に配置され
た前記測定手段へ伝わる脈動を低減することができる。
吸収構造によれば、上流側チャンバ及び下流側チャンバ
の少なくとも一方が、これら上下流側チャンバ内に伝搬
した脈動により変位可能な可動膜を備えた可変容積室を
構成しているので、流量計の上流側又は下流側から伝搬
した脈動は、ケース本体内に入って可変容積室を構成し
ている該当チャンバ内の可動膜を変位(振動)させるこ
とによって吸収されると共に、該可動膜が変位して該当
チャンバを膨縮させることによって減衰される。そこ
で、上流側チャンバと下流側チャンバとの間に配置され
た前記測定手段へ伝わる脈動を低減することができる。
【0050】更に、本発明に係る他の流量計の脈動吸収
構造によれば、前記可動膜を備えた可変容積室と共に、
上流側チャンバ及び前記下流側チャンバの少なくとも一
方に逆止め弁が設けられることにより、流量計の上流側
又は下流側から伝搬した脈動は、前記可動膜を変位(振
動)させることによって吸収されると共に、順流時には
逆止め弁の弁体を変位させることによって吸収され、逆
流時には逆止め弁の弁体が流路を閉塞することによって
遮断されるる。そこで、前記測定手段へ伝わる脈動をほ
ぼ完全に吸収することができる。従って、推量式の流量
計における脈動の影響を低減して正確な流量計測を容易
かつ安価に実現することができる良好な流量計の脈動吸
収構造を提供できる。
構造によれば、前記可動膜を備えた可変容積室と共に、
上流側チャンバ及び前記下流側チャンバの少なくとも一
方に逆止め弁が設けられることにより、流量計の上流側
又は下流側から伝搬した脈動は、前記可動膜を変位(振
動)させることによって吸収されると共に、順流時には
逆止め弁の弁体を変位させることによって吸収され、逆
流時には逆止め弁の弁体が流路を閉塞することによって
遮断されるる。そこで、前記測定手段へ伝わる脈動をほ
ぼ完全に吸収することができる。従って、推量式の流量
計における脈動の影響を低減して正確な流量計測を容易
かつ安価に実現することができる良好な流量計の脈動吸
収構造を提供できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る脈動吸収構造を備
えた超音波式流量計の概略断面図である。
えた超音波式流量計の概略断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面矢視図である。
【図3】図1におけるIII−III断面矢視図であ
る。
る。
【図4】図2に示した可動膜の正面図である。
【図5】図2に示した可動膜の取付け構造を説明する要
部分解斜視図である。
部分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る脈動吸収構造を備
えた超音波式流量計の概略断面図である。
えた超音波式流量計の概略断面図である。
【図7】図6におけるVII−VII断面矢視図であ
る。
る。
【図8】本発明の第3実施形態に係る脈動吸収構造を備
えた超音波式流量計の概略断面図である。
えた超音波式流量計の概略断面図である。
【図9】図8におけるIX−IX断面矢視図である。
【図10】図8におけるX−X断面矢視図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る脈動吸収構造を
備えた超音波式流量計の概略断面図である。
備えた超音波式流量計の概略断面図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る脈動吸収構造を
備えた超音波式流量計の概略断面図である。
備えた超音波式流量計の概略断面図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII断面矢視
図である。
図である。
【図14】超音波式流量計の基本構造を示した概略断面
図である。
図である。
【図15】脈動の発生と影響を説明する構成図である。
【図16】流速の計測値から流量を算出する場合に、脈
動の影響で生じる測定誤差の説明図でるあ。
動の影響で生じる測定誤差の説明図でるあ。
1 ケース本体 2 流入口 3 流出口 4 上流側チャンバ 4a 第1の上流側チャンバ 4b 第2の上流側チャンバ 5 下流側チャンバ 5a 第1の下流側チャンバ 5b 第2の下流側チャンバ 7 可動膜 8 流量測定部 11 パッキン部 12a,12b 弾性膜部 21,23 音響トランスジューサ 22 計測用ダクト 100 超音波式流量計
Claims (3)
- 【請求項1】 流入口と流出口とを連通する流路を形成
したケース本体と、該ケース本体内の上流側チャンバと
下流側チャンバとの間に配置され、流路中の流体の流速
に応じて変化する物理量を間欠的に測定する測定手段と
を備えた流量計の脈動吸収構造であって、 前記上流側チャンバ及び前記下流側チャンバの少なくと
も一方が、これら上下流側チャンバ内に伝搬した脈動に
より変位可能な可動膜を備えた可変容積室を構成してい
ることを特徴とする流量計の脈動吸収構造。 - 【請求項2】 上流側チャンバ及び前記下流側チャンバ
の少なくとも一方には、逆止め弁が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の流量計の脈動吸収構造。 - 【請求項3】 前記可動膜が、ケース本体の組立て接合
部に介装されるパッキン部と、該パッキン部の開口部に
張設されて伸縮自在な弾性膜部とを有することを特徴と
する請求項1又は2に記載の流量計の脈動吸収構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8712098A JPH11281427A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 流量計の脈動吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8712098A JPH11281427A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 流量計の脈動吸収構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11281427A true JPH11281427A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13906106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8712098A Pending JPH11281427A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 流量計の脈動吸収構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11281427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014089122A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Osaka Gas Co Ltd | ガスメータ |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8712098A patent/JPH11281427A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014089122A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Osaka Gas Co Ltd | ガスメータ |
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