JPH11280977A - 分岐ホースとその製造方法 - Google Patents

分岐ホースとその製造方法

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JPH11280977A
JPH11280977A JP10360398A JP10360398A JPH11280977A JP H11280977 A JPH11280977 A JP H11280977A JP 10360398 A JP10360398 A JP 10360398A JP 10360398 A JP10360398 A JP 10360398A JP H11280977 A JPH11280977 A JP H11280977A
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cavity
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の簡略化をもたらす新たな分岐パイ
プを提供する。 【解決手段】 分岐ホース20は、EDPMゴム材料か
らなるメインホース22の適宜な分岐箇所に、ナイロン
66からなる分岐パイプ30を有する。分岐パイプ30
は、メインホース22の隆起部24の内外に対向して位
置する内側鍔部31、外側鍔部32と、この両鍔部を連
結して分岐孔25の内側に位置する管体部33と、外側
鍔部32から上方に伸びた接続管体部34とを、一体に
形成して有する。この分岐ホース20の製造に当たって
は、メインホース22にホース芯金型40を嵌合し、こ
のホース芯金型40に芯金型43をセットする。次い
で、外部金型50を芯金型43にセットしてホース芯金
型40に押し付ける。そして、金型により形成された各
キャビティに、溶融樹脂を射出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホースの分岐箇所
から流体を分岐可能な分岐ホースとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の分岐ホースは、特開平7−83
369号や特開昭60−38128号に提案されている
ように、ホースの分岐箇所にホースとは別体に形成済み
の分岐パイプを配設し、この分岐箇所でホースを取り囲
むゴム層等で分岐パイプをホースに固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の分岐
ホースでは、予め分岐パイプを形成しておく必要があっ
た。また、ゴム層形成の際に、形成済みの分岐パイプを
ホースの分岐箇所に正しい姿勢でセットしてゴム層形成
のための金型をセットしなければならず、煩雑であっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、製造工程の簡略化をもたらす新たな分岐パイプを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題を解決するため、本発明の第1の分岐ホース
は、ホースの分岐箇所から該ホースを通過する流体を分
岐可能な分岐ホースであって、前記ホースは、ホース内
外を連通し流体の分岐を起こすための管路を有する樹脂
製の分岐管路部材を、前記分岐箇所に備え、前記分岐管
路部材は、前記ホースの前記分岐箇所に空けられた分岐
孔をホース内部から外部に貫通し前記管路を有する管路
部と、前記ホースの内外に位置して前記ホースを把持し
シール性を確保する鍔部とを、溶融樹脂の型成形を経て
一体化して備えることを特徴とする。
【0006】上記構成を有する本発明の第1の分岐ホー
スでは、ホースの分岐箇所から流体の分岐を起こすため
の分岐管路部材を溶融樹脂の型成形を経て形成する。そ
して、この分岐部材は、その形成に当たり、分岐箇所の
分岐孔を貫通する管路部とホースの内外でホースを把持
しシール性を確保する鍔部とを溶融樹脂の型成形を経て
一体化して備える。つまり、分岐部材はホースの分岐箇
所に直に形成される。よって、ホースとは別に予めこの
分岐部材を形成したり、形成済みの分岐部材をホースに
セットしたりする必要がないので、分岐ホースの製造工
程を簡略化することができる。
【0007】また、本発明の第2の分岐ホースは、第1
のホースの分岐箇所から第2のホースに流体を分岐させ
る分岐ホースであって、前記第2のホースは、前記第1
のホースの前記分岐箇所に空けられた分岐孔を前記第1
のホースの内部から外部に貫通し前記第1のホースから
分岐した管路を有するホース基部と、前記第1のホース
の内外に位置して前記第1のホースを把持しシール性を
確保する鍔部とを、前記第2のホースの原材料であるゴ
ム或いはエラストマーの型成形を経て一体化して備える
ことを特徴とする。
【0008】上記構成を有する本発明の第2の分岐ホー
スでは、第2のホースを第1のホースに分岐するに際し
ては、この第2のホースの原材料であるゴム或いはエラ
ストマーの型成形を経る。そして、この第2のホース
は、その形成に当たり、分岐箇所の分岐孔を貫通し第1
のホースから分岐した管路を有するホース基部と第1の
ホースの内外でこの第1のホースを把持しシール性を確
保する鍔部とを、ゴム或いはエラストマーの型成形を経
て一体化して備える。つまり、第2のホースは第1のホ
ースの分岐箇所に直に形成される。よって、第1のホー
スとは別に予め第2のホースを形成したり、形成済みの
第2のホースを第1のホースにセットしたりする必要が
ないので、分岐ホースの製造工程を簡略化することがで
きる。
【0009】また、本発明の分岐ホースの製造方法は、
ホースの分岐箇所から該ホースを通過する流体を分岐可
能な分岐ホースの製造方法であって、前記ホースの分岐
箇所に外側に隆起した隆起部を有し、該隆起部において
ホースを貫通して空けられた分岐孔を有するホースを準
備する工程(1)と、該ホースにホース流路を塞ぐホー
ス芯金型を嵌合し、前記分岐孔を該ホース芯金型にて閉
塞する工程(2)と、前記分岐孔に、その孔径より小径
で柱状の芯金型であって、ホース内外を連通し流体の分
岐を起こすための管路の形成用の前記芯金型を挿入して
前記芯金型を前記ホース芯金型に組み込み、前記分岐孔
と前記芯金型との間に第1のキャビティを形成すると共
に、前記ホースの隆起部と前記ホース芯金型との間に前
記芯金型を前記ホース芯金型の側で取り囲み前記第1の
キャビティに連続した第2のキャビティを形成する工程
(3)と、前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取り
囲み該隆起部の外縁に亘ってホース外周に接触する外部
金型であって、前記ホースの隆起部の外側に該隆起部と
前記芯金型を取り囲む第3のキャビティを形成する前記
外部金型を、前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取
り囲み該隆起部の外縁に亘ってホース外周に接触するよ
うセットして前記第3のキャビティを形成すると共に、
前記外部金型と前記ホース芯金型を相対的に移動して、
前記ホースを前記外部金型と前記ホース芯金型とで圧縮
する行程(4)と、前記第1ないし第3のキャビティに
溶融樹脂、可塑化未硫化ゴム或いは溶融エラストマーの
いずれかを行き渡らせ硬化させる工程(5)とを備える
ことを特徴とする。
【0010】上記構成を有する本発明の製造方法によれ
ば、第1ないし第3のキャビティに行き渡って硬化した
樹脂、ゴム或いはエラストマーにより、ホースの分岐孔
をホース内部から外部に貫通し管路を有する部材部分
と、ホースの内外に位置してホースを把持しシール性を
確保する鍔部部分とを一体化して備える分岐用の部材
を、ホースの分岐箇所に直に容易に形成することができ
る。
【0011】しかも、この本発明の製造方法では、第2
のキャビティで硬化させた樹脂、ゴム或いはエラストマ
ーの部分をホース内側の鍔部とするので、このホース内
側の鍔部をホースの分岐孔に比べて大径のものとでき
る。よって、樹脂製の分岐管路部材或いはゴム、エラス
トマー製の他のホースの抜止を確実なものとできる。ま
た、ホースを外部金型とホース芯金型とで圧縮させた状
態で樹脂を硬化させるので、樹脂硬化後には、ホースに
圧縮箇所が残ることになり、高いシール性を確実に確保
することもできる。更に、分岐ホースの両ホースを同一
種類のゴム或いはエラストマーとすれば、他のホース形
成のために注入される可塑化未硫化ゴム或いは溶融エラ
ストマーが分岐対象のホース表面のゴム或いはエラスト
マーとを加硫接着一体化、又は溶融一体化させる。よっ
て、両ホースは、その接触領域で高いシール性を発揮し
て一体となり好ましい。
【0012】上記の構成を有する本発明の分岐ホースの
製造方法は、以下の態様を採ることもできる。第1の態
様は、本発明の分岐ホースの製造方法において、前記工
程(4)は、前記外部金型であって、前記第3のキャビ
ティの上方で前記芯金型を取り囲み、他のホースに挿入
されて該他のホースが接続可能な管継手の外形形状をな
す第4のキャビティを前記第3のキャビティに連続して
形成する前記外部金型を、前記芯金型を前記ホースの隆
起部の側で取り囲み該隆起部の外縁に亘ってホース外周
に接触するようセットして前記第3、第4のキャビティ
を形成すると共に、前記外部金型と前記ホース芯金型を
相対的に移動する工程を有し、前記工程(5)は、溶融
樹脂を射出する工程を有する。
【0013】この第1の態様によれば、他のホースに挿
入されて該他のホースが接続される管継手部を有する分
岐管路部材を、溶融樹脂の射出を経てホースの分岐箇所
に直に容易に形成することができる。
【0014】第2の態様は、上記の本発明の分岐ホース
の製造方法において、前記工程(4)は、前記外部金型
であって、前記第3のキャビティの上方で前記芯金型を
取り囲み、他のホースの外形形状をなす第4のキャビテ
ィを前記第3のキャビティに連続して形成する前記外部
金型を、前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取り囲
み該隆起部の外縁に亘ってホース外周に接触するようセ
ットして前記第3、第4のキャビティを形成すると共
に、前記外部金型と前記ホース芯金型を相対的に移動す
る工程を有し、前記工程(5)は、可塑化未硫化ゴム、
溶融エラストマーのいずれかを注入する工程を有するも
のとすることができる。
【0015】この第2の態様によれば、ホースの分岐箇
所にゴム又はエラストマーの他のホースを分岐して備え
る分岐ホースを、速やかに且つ高い生産性で製造するこ
とができる。
【0016】
【発明の他の態様】本発明は、以下のような他の態様を
採ることも可能であり、第1の他の態様は、本発明の第
1の分岐ホースにおいて、前記管路部を、他のホースに
挿入されて該他のホースが接続される管継手部を有する
ものとすることができる。
【0017】この第1の他の態様によれば、ホースを流
れる流体を、管継手部に接続された他のホースを経て分
岐箇所から外部に導くことができる。
【0018】第2の他の態様は、上記の本発明の第1の
分岐ホースにおいて、前記管路部を、前記管路を雌ねじ
穴として有するものとすることができる。
【0019】この第2の他の態様によれば、この雌ねじ
穴に種々のアタッチメントを設置することができる。例
えば、この雌ねじ穴に圧力計や温度計を螺合すれば、ホ
ースを流れる流体の圧力や温度を速やかに測定できる。
また、この雌ねじ穴にエアー抜きバルブを螺合すれば、
ホースを流れる流体に混ざったエアーを容易に抜き出す
ことができる。この場合、雌ねじ穴を管用平行ねじ(JI
S B 0202)、管用テーパねじ(JIS B 0203)とすれば、
アタッチメントをより液密に設置でき好ましい。
【0020】上記の構成を有する本発明の分岐ホースの
製造方法は、以下の他の態様を採ることもできる。第1
の他の態様は、本発明の分岐ホースの製造方法におい
て、前記工程(5)を、溶融樹脂を射出する工程、或い
は可塑化未硫化ゴム、溶融エラストマーのいずれかを注
入する工程を有するものとすることができる。
【0021】この第1の他の態様によれば、ホースの分
岐箇所に樹脂製の分岐管路部材を備える分岐ホース、或
いはホースの分岐箇所にゴム又はエラストマーの他のホ
ース部分を分岐して備える分岐ホースを、速やかに且つ
高い生産性で製造することができる。
【0022】第2の他の態様は、上記の本発明の分岐ホ
ースの製造方法において、前記工程(3)は、前記分岐
孔に、外周にねじが形成された前記芯金型を挿入して前
記芯金型を前記ホース芯金型に組み込む工程を有し、前
記工程(5)は、溶融樹脂を射出する工程を有するもの
とすることができる。
【0023】この第2の他の態様によれば、雌ねじ穴を
ホース内外を連通し流体の分岐を起こすための管路とし
て有する分岐管路部材を、溶融樹脂の射出を経てホース
の分岐箇所に直に容易に形成することができる。そし
て、この雌ねじ穴への種々のアタッチメントの設置を通
して、当該アタッチメントの有する機能を発揮すること
ができる。
【0024】第3の他の態様は、上記の本発明の分岐ホ
ースの製造方法において、前記工程(1)は、前記分岐
孔の内周面と前記隆起部の内外面とに、前記ホースに対
して樹脂を接着させる接着剤を塗布する工程を有し、前
記工程(5)は、溶融樹脂を射出する工程を有するもの
とすることができる。
【0025】この第3の他の態様によれば、ホースの分
岐箇所に形成した樹脂製の分岐管路部材をホースの分岐
孔の内周面と隆起部の内外面に接着剤にて接着でき好ま
しい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、第1実施例の分岐ホース
20の要部をホースの軸方向に沿って破断した断面端面
図であり、図2は、ホースの軸方向に直交する方向に沿
って破断した断面端面図である。また、図3は、実施例
の分岐ホース20を自動車のエンジンEGとラジエータ
RG間の冷却系管路に適用した構成を示す説明図であ
る。図示するように、分岐ホース20は、メインホース
22と、分岐パイプ30とを有する。この分岐パイプ3
0には、メインホース22より小径のサブホース28が
接続固定されている。そして、メインホース22は、エ
ンジンEGとラジエータRGを連結し、この間の冷却水
の流路を形成し、サブホース28は、メインホース22
から分岐してリザーバタンクRVに至る流路を形成して
いる。
【0027】メインホース22は、EDPMゴム材料か
らなるホース本体23を備え、その内部を冷却水流路と
する。また、メインホース22は、ホース本体23内
に、糸層23aを埋設して備え、ホース本体23を補強
している。なお、サブホース28は、メインホース22
よりその直径が1/3〜1/2と細くされている点で構
成が異なるに過ぎず、メインホース22と同様、EDP
Mゴム材料からなるホース本体とその内部の補強用の糸
層を備える。
【0028】このメインホース22は、適宜な場所の分
岐箇所、図3に示す場合にはエンジンEG近くの分岐箇
所に、外側に凸とされた隆起部24を有する。そして、
隆起部24の頂上部には、この隆起部24、即ちメイン
ホース22を貫通する分岐孔25が空けられている。
【0029】分岐パイプ30は、ナイロン66(PA6
6)等のポリアミド樹脂やポリフェニレンサルファイド
樹脂(PPS)の成型品である。なお、分岐パイプ30
をこれら樹脂にガラス繊維を含有させたものとすること
もできる。そして、この分岐パイプ30は、メインホー
ス22における隆起部24の内外に対向して位置する内
側鍔部31、外側鍔部32と、この両鍔部を連結して分
岐孔25の内側に位置する管体部33と、外側鍔部32
から上方に伸びた接続管体部34とを、一体に形成して
有する。接続管体部34の先端は、上記のサブホース2
8に接続管体部34を挿入した際の抜止35とされてい
る。また、分岐パイプ30は、接続管体部34の先端か
ら内側鍔部31の下端までを貫通する分岐管路36を有
し、この分岐管路36により、メインホース22の内外
を連通して、メインホース22に対して流体の分岐を図
る。
【0030】内側鍔部31と外側鍔部32は、後述する
製造工程を経て形成され、メインホース22を内外から
把持する。内側鍔部31は、図示するようにメインホー
ス22の隆起部24の内側領域を埋め尽くして形成され
ている。また、外側鍔部32は、隆起部24をその外側
において覆い尽くし、外側鍔部32の外縁を隆起部24
の外縁に沿ってメインホース22に埋め込ませて形成さ
れている。よって、外側鍔部32の外縁ではメインホー
ス22が圧縮されるため、このようにメインホース22
を内外から把持する内側鍔部31と外側鍔部32は、高
いシール性を発揮することができる。
【0031】次に、上記した分岐ホース20の製造方法
を、その製造工程を説明するための図4ないし図8を用
いて説明する。まず、第1の工程では、図4,図5に示
すように、メインホース22の分岐箇所に至るまで、マ
ンドレル21を未加硫のメインホース22に挿入する。
このマンドレル21は、その外周に隆起部24の内側形
状に倣った隆起21aを有するので、マンドレル挿入後
には、メインホース21は、分岐箇所で、この隆起21
aに倣って隆起する。次いで、メインホース22を約1
50℃の温度下に約30分程度置いて加硫し、その後、
マンドレル21を引き抜く。これにより、メインホース
22に上記の隆起部24が形成される。そして、この隆
起部24の頂上部に、図示しない打ち抜き工具を用いて
分岐孔25を空ける。なお、上記の隆起部24と分岐孔
25が予め形成済みのメインホース22を準備しても良
い。
【0032】続く第2の工程では、図6に示すように、
このメインホース22にホース流路を塞ぐ円柱状のホー
ス芯金型40を嵌合し、分岐孔25をこのホース芯金型
40で閉塞する。ホース芯金型40には、テーパ穴41
とこの穴に続く有底の位置決め孔42とが形成されてい
る。そして、このホース芯金型40は、分岐孔25のほ
ぼ中央にテーパ穴41と位置決め孔42が位置するよう
に、メインホース22に嵌合される。
【0033】第3の工程では、図6に示すように、分岐
孔25の孔径より小径で柱状の芯金型43を用意し、こ
の芯金型43を分岐孔25に挿入してホース芯金型40
にセットする。芯金型43は、後述する外部金型とで所
定のキャビティを形成して分岐パイプ30を形成するた
めのものであり、ストレートシャフト部44と、その先
端のテーパシャフト部45と位置決めシャフト部46と
を有する。そして、この芯金型43は、テーパシャフト
部45と位置決めシャフト部46をそれぞれホース芯金
型40のテーパ穴41と位置決め孔42に入れ込むこと
で、分岐孔25およびホース芯金型40に対する位置決
め固定される。なお、芯金型43には、軸方向に貫通す
るエアー抜き孔(図示省略)が空けられているので、位
置決め孔42への位置決めシャフト部46の入れ込みに
支障はない。
【0034】このようにホース芯金型40がセットされ
ると、分岐孔25とストレートシャフト部44との間に
環状の第1のキャビティ47が形成される。また、メイ
ンホース22の隆起部24とホース芯金型40との間
に、芯金型43のストレートシャフト部44をホース芯
金型40の側で取り囲み第1のキャビティ47に連続し
た円盤状の第2のキャビティ48が形成される。本実施
例では、ストレートシャフト部44は、分岐孔25より
約5〜6mm小径とされているので、分岐孔25とスト
レートシャフト部44との間は約2.5〜3mmとな
り、第1のキャビティ47は、この寸法で環状とされた
キャビティとなる。また、隆起部24は、その内側にお
いてホース芯金型40との間に約1.5〜2mmの間隙
ができ、分岐孔25の孔径の約2倍の広がりを持つよう
にされているので、第2のキャビティ48は、この寸法
で定まる厚みと広がりをもった円盤状のキャビティとな
る。なお、第2のキャビティ48は、隆起部24がホー
スに形成されたものであることから、その外縁側ほど薄
くなる。また、この第2のキャビティ48は、ホース芯
金型40の周回りに垂れ下がる。
【0035】続く第4の工程では、図6,図7に示すよ
うに、上記した芯金型43と共に分岐パイプ30を形成
する外部金型50を準備し、芯金型43並びにホース芯
金型40にセットする。外部金型50は、ブロック状を
なし、内部に、芯金型43の上端が嵌合する有底孔51
を有する。また、外部金型50は、芯金型43を隆起部
24の側で取り囲み、既述したサブホース28が接続可
能な管継手の外形形状をなすキャビティ52を形成する
ための金型面53と、このキャビティ52と第1のキャ
ビティ47との間に位置し、隆起部24の外側にこの隆
起部24と芯金型43を取り囲む円盤状の第3のキャビ
ティ54を形成するための金型面55と、隆起部24の
外縁に亘ってメインホース22の外周に接触するホース
接触部56とを有する。そして、この外部金型50は、
有底孔51に芯金型43の頂上部を嵌合させてセットさ
れ、芯金型43に対して位置決めされる。なお、外部金
型50は有底孔51と外部とを連通するエアー抜き孔5
7を有するので、有底孔51に芯金型43は支障なく嵌
合する。
【0036】こうして外部金型50がセットされると、
メインホース22の隆起部24の外側に、この隆起部2
4と芯金型43を取り囲み上記の第1のキャビティ47
に連続した円盤状の第3のキャビティ54が形成され
る。また、この第3のキャビティ54の上方には、芯金
型43を隆起部24側で取り囲み第3のキャビティ54
に連続したキャビティ52が形成される。そして、外部
金型50は、このようにキャビティを形成した状態のま
まホース芯金型40に押し付けられる。このため、メイ
ンホース22は、外部金型50のホース接触部56とホ
ース芯金型40とで圧縮される。本実施例では、図7に
示すように、圧縮前のホース厚みをt0、圧縮後のホー
ス厚みをtとした場合、t/t0で表される圧縮率を約
10〜20%とした。この場合、圧縮前のホース厚みt
0は、約4mmである。
【0037】この外部金型50は、図6,図7に示すよ
うに、メインホース22の軸方向に沿った鉛直面或いは
軸と直交する鉛直面において対称であることから、メイ
ンホース22の軸方向に沿って、或いは軸と直交する方
向に沿って2分割の分割型とすることもできる。このよ
うに分割型をすれば、芯金型43への外部金型50の型
セットが容易となる。
【0038】続く第5の工程では、外部金型50の射出
ゲート58(図7参照)から、溶融樹脂を射出し、上記
の各キャビティにこの溶融樹脂を行き渡らせ、その後の
所定時間の放置の間に溶融樹脂を硬化させる。そして、
樹脂硬化後には、外部金型50、芯金型43、ホース芯
金型40の順に型外しを行う。すると、図1,図2に示
すように、分岐パイプ30を有する分岐ホース20が完
成する。よって、この分岐パイプ30にサブホース28
を接続し、図3に示すように、エンジンEG/ラジエー
タRGの間に配管する。なお、サブホース28の接続に
際しては、このサブホース28に分岐パイプ30を差し
込み、図示しない結束具にてホースが固定される。
【0039】以上説明したように本実施例の分岐ホース
20では、メインホース22からサブホース28に流体
の分岐を起こすための分岐パイプ30を溶融樹脂の型成
形を経て形成する。そして、この分岐パイプ30は、そ
の形成に当たり、分岐箇所の分岐孔25を貫通する管体
部33とホースの内外でホースを把持しシール性を確保
する内側鍔部31、外側鍔部32と接続管体部34とを
溶融樹脂の型成形を経て一体化して備える。つまり、分
岐パイプ30はメインホース22の分岐箇所に直に形成
される。よって、メインホース22とは別に予めこの分
岐パイプを形成したり、形成済みの分岐パイプをメイン
ホース22の分岐箇所にセットしたりする必要がないの
で、分岐ホース20の製造工程を簡略化することができ
ると共に、樹脂の射出成型を通して、管体部33と内側
鍔部31、外側鍔部32および接続管体部34を一体化
して備える分岐パイプ30を、メインホース22の分岐
箇所に直に容易に形成することができる。
【0040】しかも、本実施例では、隆起部24の内側
の第2のキャビティ48で硬化させた樹脂をホース内側
の内側鍔部31とするので、このホース内側の内側鍔部
31を分岐孔25に比べて大径のものとできる。具体的
には、内側鍔部31を分岐孔25の孔径の約2倍の広が
りを持つようにした。よって、樹脂製の分岐パイプ30
の抜止を確実なものとできる。
【0041】また、外部金型50のホース接触部56の
開口回りに亘って、メインホース22をこの外部金型5
0とホース芯金型40とで圧縮させた状態で樹脂を硬化
させた。このため、樹脂硬化後に型を外しても、硬化し
た樹脂によりホースに圧縮状態を残すので、高いシール
性を確実に確保でき好ましい。
【0042】次に、他の実施例について説明する。な
お、上記した第1実施例と同一の部材、或いは同一の作
用をなす部材については、第1実施例で用いた符号をそ
のまま用い、その説明を省略することとする。図9は、
第2実施例の分岐ホース20aの要部をホースの軸方向
に沿って破断した断面端面図であり、図10は、ホース
の軸方向に直交する方向に沿って破断した断面端面図で
ある。第2実施例の分岐ホース20aは、これら図面に
示すように、メインホース22と、分岐部材30aとを
有する。この分岐部材30aは、メインホース22を把
持してシール性を確保する内側鍔部31、外側鍔部32
と管体部33を有する点で上記した分岐パイプ30と共
通するものの、その中央に雌ねじ穴36aを貫通して有
する点と、接続管体部34を有しない点で、分岐パイプ
30と異なる。そして、分岐ホース20aは、この分岐
部材30aにエアー抜きバルブ60を螺合して備え、こ
のエアー抜きバルブ60を介して必要時にエアー抜きが
可能である。エアー抜きバルブ60は、エアー抜きの際
に把持操作されるキャップ部61とその下面のシールリ
ング62と雄ねじシャフト63を有する。なお、メイン
ホース22や分岐部材30aの材料は、上記の第1実施
例と同じである。
【0043】この第2実施例の分岐ホース20aの製造
方法は、第1実施例で説明した第1ないし第5の工程と
同一の工程を採り、第3の工程で用いる芯金型と第4の
工程で用いる外部金型が相違する。つまり、第3の工程
で用いる芯金型43aは、図11に示すように、雄ねじ
シャフト部44aと、その先端のテーパシャフト部45
と位置決めシャフト部46とを有する。この場合、雄ね
じシャフト部44aのねじ山は、上記のエアー抜きバル
ブ60の螺合の際の液密性を高めるため、管用平行ねじ
(JIS B 0202)或いは管用テーパねじ(JIS B 0203)の
ねじ山とされている。また、図示しない外部金型は、外
側鍔部32のためのキャビティをこの芯金型43aとで
形成するよう、第1実施例の外部金型50と同様に形成
されている。
【0044】従って、この第2実施例の分岐ホース20
aによれば、分岐部材30aの雌ねじ穴36aに螺合し
たエアー抜きバルブ60により、適宜な時期にエアー抜
きを容易に行うことができ好ましい。また、エアー抜き
バルブ60に替えて、圧力計や温度計を螺合することも
でき、このようにすれば、メインホース22を流れる流
体の圧力や温度を速やかに測定でき好ましい。更に、雌
ねじ穴36aを管用平行ねじ(JIS B 0202)或いは管用
テーパねじ(JIS B 0203)としたので、エアー抜きバル
ブ60等のアタッチメントをより液密に設置でき好まし
い。なお、雌ねじ穴36aにいわゆるクイックカプラを
螺合すれば、このクイックカプラに他のホースを接続し
て、メインホース22からこの他のホースに流体を分岐
できる分岐ホースとして、容易に使い分けることができ
る。
【0045】次に、第3実施例について説明する。図1
2は、第3実施例の分岐ホースの製造工程を説明するた
めホース要部をホースの軸方向に沿って破断した断面端
面図であり、図13は、第3実施例の分岐ホースの製造
工程を説明するためホース要部をホースの軸方向に直交
する方向に沿って破断した断面端面図である。第3実施
例の分岐ホースは、メインホース22に既述したサブホ
ース28を直接形成した点で第1実施例の分岐ホース2
0と異なる。よって、第3実施例の分岐ホースの製造に
用いる芯金型43および外部金型50は、これら図面に
示すように、以下の点で第1実施例と異なるに過ぎな
い。つまり、芯金型43は、サブホース28の長さに適
合した長さのストレートシャフト部44を有するに過ぎ
ない。また、外部金型50は、この芯金型43をそのス
トレートシャフト部44で取り囲む環状のキャビティ5
2を形成するための金型面53を有する。このため、こ
の芯金型43と外部金型50を用い、上記の各キャビテ
ィに可塑化未硫化ゴム或いは溶融エラストマーを注入し
て製造した第3実施例の分岐ホースは、サブホース28
を、当該ホースの内側鍔部31と外側鍔部32でメイン
ホース22を把持した状態でメインホース22に直接形
成して備える分岐ホースとなる。
【0046】よって、この第3実施例によれば、メイン
ホース22からサブホース28が分岐した分岐ホース2
0を製造するに当たり、メインホース22とは別に予め
サブホース28を形成したり、形成済みのサブホース2
8をメインホース22にセットしたりする必要がないの
で、分岐ホースの製造工程を簡略化することができる。
また、ゴム或いはエラストマーの射出成型を通して、管
体部33と内側鍔部31、外側鍔部32および接続管体
部34を一体化して備えるサブホース28をメインホー
ス22の分岐箇所から分岐した分岐ホースを、メインホ
ース22に直に容易に形成することができる。また、メ
インホース22とサブホース28とを同一種類のゴム或
いはエラストマーとすれば、サブホース22の形成のた
めに注入される可塑化未硫化ゴム或いは溶融エラストマ
ーがメインホース22の表面のゴム或いはエラストマー
と加硫接着又は溶融接着して一体化するので、両ホース
は、その接触領域、即ちメインホース22とサブホース
28の内側鍔部31、外側鍔部32および管体部33と
の接触領域で高いシール性を発揮して一体となり好まし
い。なお、サブホース28を、その材料中に短繊維など
の補強剤を配合したものとすれば、既述したシール性を
より向上でき好ましい。
【0047】次に、変形例について説明する。この変形
例では、金型への樹脂射出に先立ち、樹脂製の分岐パイ
プ30とゴム製のメインホース22の接触領域、即ち図
7,図8に一点鎖線で表す接触領域Aに亘って、接着剤
を塗布するよう変形した。この場合の接着剤は、分岐パ
イプ30がナイロン66でメインホース22がEDPM
ゴム材料であれば、下塗り剤としてのモートンインター
ナショナル社製のシクソン511−Tと上塗り剤として
の同社製のシクソンP−6Vからなる接着剤等を例示す
ることができる。このように変形すれば、分岐パイプ3
0をメインホース22の25と隆起部24の内外面にこ
の接着剤にて接着でき好ましい。
【0048】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の分岐ホース20の要部をホースの
軸方向に沿って破断した断面端面図である。
【図2】この分岐ホース20の軸方向に直交する方向に
沿って破断した断面端面図である。
【図3】この分岐ホース20を自動車のエンジンEGと
ラジエータRG間の冷却系管路に適用した構成を示す説
明図である。
【図4】分岐ホース20の製造方法の第1の工程を説明
するための説明図である。
【図5】同じく第1の工程を説明するための説明図であ
る。
【図6】分岐ホース20の製造方法の第2、第3の工程
を説明するための説明図である。
【図7】分岐ホース20の製造方法の第4の工程を説明
するための説明図である。
【図8】同じく第4の工程を説明するための説明図であ
る。
【図9】第2実施例の分岐ホース20aの要部をホース
の軸方向に沿って破断した断面端面図である。
【図10】この分岐ホース20aの軸方向に直交する方
向に沿って破断した断面端面図である。
【図11】第2実施例の製造方法における第3の工程で
用いる芯金型43aを説明するための説明図である。
【図12】第3実施例の分岐ホースの製造工程を説明す
るためホース要部をホースの軸方向に沿って破断した断
面端面図である。
【図13】第3実施例の分岐ホースの製造工程を説明す
るためホース要部をホースの軸方向に直交する方向に沿
って破断した断面端面図である。
【符号の説明】
20,20a…分岐ホース 22…メインホース 23…ホース本体 23a…糸層 24…隆起部 25…分岐孔 26…フック 28…サブホース 30…分岐パイプ 30a…分岐部材 31…内側鍔部 32…外側鍔部 33…管体部 34…接続管体部 35…抜止 36…分岐管路 36a…雌ねじ穴 40…ホース芯金型 41…テーパ穴 42…位置決め孔 43,43a…芯金型 44…ストレートシャフト部 44a…雄ねじシャフト部 45…テーパシャフト部 46…位置決めシャフト部 47…第1のキャビティ 48…第2のキャビティ 50…外部金型 51…有底孔 52…キャビティ 53…金型面 54…第3のキャビティ 55…金型面 56…ホース接触部 57…エアー抜き孔 58…射出ゲート 60…エアー抜きバルブ 61…キャップ部 62…シールリング 63…雄ねじシャフト EG…エンジン RG…ラジエータ RV…リザーバタンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースの分岐箇所から該ホースを通過す
    る流体を分岐可能な分岐ホースであって、 前記ホースは、ホース内外を連通し流体の分岐を起こす
    ための管路を有する樹脂製の分岐管路部材を、前記分岐
    箇所に備え、 前記分岐管路部材は、前記ホースの前記分岐箇所に空け
    られた分岐孔をホース内部から外部に貫通し前記管路を
    有する管路部と、前記ホースの内外に位置して前記ホー
    スを把持しシール性を確保する鍔部とを、溶融樹脂の型
    成形を経て一体化して備えることを特徴とする分岐ホー
    ス。
  2. 【請求項2】 第1のホースの分岐箇所から第2のホー
    スに流体を分岐させる分岐ホースであって、 前記第2のホースは、前記第1のホースの前記分岐箇所
    に空けられた分岐孔を前記第1のホースの内部から外部
    に貫通し前記第1のホースから分岐した管路を有するホ
    ース基部と、前記第1のホースの内外に位置して前記第
    1のホースを把持しシール性を確保する鍔部とを、前記
    第2のホースの原材料であるゴム或いはエラストマーの
    型成形を経て一体化して備えることを特徴とする分岐ホ
    ース。
  3. 【請求項3】 ホースの分岐箇所から該ホースを通過す
    る流体を分岐可能な分岐ホースの製造方法であって、 前記ホースの分岐箇所に外側に隆起した隆起部を有し、
    該隆起部においてホースを貫通して空けられた分岐孔を
    有するホースを準備する工程(1)と、 該ホースにホース流路を塞ぐホース芯金型を嵌合し、前
    記分岐孔を該ホース芯金型にて閉塞する工程(2)と、 前記分岐孔に、その孔径より小径で柱状の芯金型であっ
    て、ホース内外を連通し流体の分岐を起こすための管路
    の形成用の前記芯金型を挿入して前記芯金型を前記ホー
    ス芯金型に組み込み、前記分岐孔と前記芯金型との間に
    第1のキャビティを形成すると共に、前記ホースの隆起
    部と前記ホース芯金型との間に前記芯金型を前記ホース
    芯金型の側で取り囲み前記第1のキャビティに連続した
    第2のキャビティを形成する工程(3)と、 前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取り囲み該隆起
    部の外縁に亘ってホース外周に接触する外部金型であっ
    て、前記ホースの隆起部の外側に該隆起部と前記芯金型
    を取り囲む第3のキャビティを形成する前記外部金型
    を、前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取り囲み該
    隆起部の外縁に亘ってホース外周に接触するようセット
    して前記第3のキャビティを形成すると共に、前記外部
    金型と前記ホース芯金型を相対的に移動して、前記ホー
    スを前記外部金型と前記ホース芯金型とで圧縮する行程
    (4)と、 前記第1ないし第3のキャビティに溶融樹脂、可塑化未
    硫化ゴム或いは溶融エラストマーのいずれかを行き渡ら
    せ硬化させる工程(5)とを備えることを特徴とする分
    岐ホースの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の分岐ホースの製造方法で
    あって、 前記工程(4)は、 前記外部金型であって、前記第3のキャビティの上方で
    前記芯金型を取り囲み、他のホースに挿入されて該他の
    ホースが接続可能な管継手の外形形状をなす第4のキャ
    ビティを前記第3のキャビティに連続して形成する前記
    外部金型を、前記芯金型を前記ホースの隆起部の側で取
    り囲み該隆起部の外縁に亘ってホース外周に接触するよ
    うセットして前記第3、第4のキャビティを形成すると
    共に、前記外部金型と前記ホース芯金型を相対的に移動
    する工程を有し、 前記工程(5)は、 溶融樹脂を射出する工程を有する、分岐ホースの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の分岐ホースの製造方法で
    あって、 前記工程(4)は、 前記外部金型であって、前記第3のキャビティの上方で
    前記芯金型を取り囲み、他のホースの外形形状をなす第
    4のキャビティを前記第3のキャビティに連続して形成
    する前記外部金型を、前記芯金型を前記ホースの隆起部
    の側で取り囲み該隆起部の外縁に亘ってホース外周に接
    触するようセットして前記第3、第4のキャビティを形
    成すると共に、前記外部金型と前記ホース芯金型を相対
    的に移動する工程を有し、 前記工程(5)は、 可塑化未硫化ゴム、溶融エラストマーのいずれかを注入
    する工程を有する、分岐ホースの製造方法。
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