JPH11280798A - 電動ブレーキ装置 - Google Patents

電動ブレーキ装置

Info

Publication number
JPH11280798A
JPH11280798A JP10082219A JP8221998A JPH11280798A JP H11280798 A JPH11280798 A JP H11280798A JP 10082219 A JP10082219 A JP 10082219A JP 8221998 A JP8221998 A JP 8221998A JP H11280798 A JPH11280798 A JP H11280798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
moving member
motor
pad
rotation transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10082219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3980161B2 (ja
Inventor
Touma Yamaguchi
東馬 山口
Yoichi Kumemura
洋一 久米村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP08221998A priority Critical patent/JP3980161B2/ja
Priority to US09/273,263 priority patent/US6325182B1/en
Priority to DE19913939A priority patent/DE19913939B4/de
Publication of JPH11280798A publication Critical patent/JPH11280798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3980161B2 publication Critical patent/JP3980161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • F16D65/16Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/18Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/18Electric or magnetic
    • F16D2121/24Electric or magnetic using motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/34Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting in the direction of the axis of rotation
    • F16D2125/40Screw-and-nut

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッドの引きずりを防止することにより、パ
ッドおよびディスクの長寿命化と燃費向上とを図ること
ができる電動ブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 モータ25で回転させられるとともに互
いに逆向きのネジ部31,32を有する回転伝達手段2
6を設け、この回転伝達手段26の一方のネジ部31に
第1の移動手段34を螺合させるとともに他方のネジ部
32に第2の移動手段38を螺合させているため、制動
力を解除させるようモータ25で回転伝達手段26を所
定の方向に回転させると、この回転伝達手段26の逆向
きのネジ部31,32にそれぞれ螺合された第1の移動
手段34および第2の移動手段38が、それぞれの当接
部36,42をパッド14,15から離間する方向に同
時に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に用いて好適
な電動ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動ブレーキ装置として、例えば、特開
平3−45462号公報に開示されたもの等がある。こ
の種の電動ブレーキ装置は、ディスクの両側に配置され
る一対のパッドと、これら一対のパッドをディスクに押
し付けて制動力を発生させるキャリパとを有するもの
で、このキャリパとしては、ディスクの軸線方向に移動
可能とされたいわゆるフローティング式のものが一般に
採用されている。このフローティング式のキャリパは、
モータと、該モータで直接移動させられるとともに一方
のパッドのディスクに対し反対側に配置された第1の移
動部材と、モータを支持するとともに他方のパッドのデ
ィスクに対し反対側に設けられる爪部を有する第2の移
動部材とを具備しており、モータの駆動で第1の移動部
材を介して前記一方のパッドをディスクに押し付ける
と、その反力で第2の移動部材がディスクに対し移動し
ながらその爪部で前記他方のパッドをディスクに押し付
け、このようにして両パッドでディスクを両側から押圧
して制動力を発生させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したフ
ローティング式のキャリパを採用した場合、制動力を解
除させる際にモータを逆転させて第1の移動部材を前記
一方のパッドのディスクへの押圧を解除する方向に移動
させることになるが、このように、モータで直接移動さ
せられる第1の移動部材側の前記一方のパッドはディス
クからの離間が容易となるものの、モータで直接移動さ
せられることがない第2の移動部材側の前記他方のパッ
ドはディスクからの離間ができず、引きずりを生じてし
まう。そして、このような引きずりを生じると、パッド
およびディスクの寿命が短くなるとともに燃費の悪化を
生じてしまうことになる。したがって、本発明の目的
は、パッドの引きずりを防止することにより、パッドお
よびディスクの長寿命化と燃費向上とを図ることができ
る電動ブレーキ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電動ブレーキ装置は、ディ
スクの両側に配置される一対のパッドと、これら一対の
パッドをディスクに押圧して制動力を発生させるキャリ
パとを有し、前記キャリパは、回転力を発生させる一の
モータと、該モータで回転させられるとともに互いに逆
向きのネジ部を有する回転伝達手段と、該回転伝達手段
の一方のネジ部に螺合されるとともに一方のパッドのデ
ィスクに対し反対側に該パッドに当接可能な当接部が配
置される第1の移動手段と、前記回転伝達手段の他方の
ネジ部に螺合されるとともに他方のパッドのディスクに
対し反対側に該パッドに当接可能な当接部が配置される
第2の移動手段と、を具備することを特徴としている。
【0005】このように、モータで回転させられるとと
もに互いに逆向きのネジ部を有する回転伝達手段を設
け、この回転伝達手段の一方のネジ部に第1の移動手段
を螺合させるとともに他方のネジ部に第2の移動手段を
螺合させているため、制動力を解除させるようモータで
回転伝達手段を所定の方向に回転させると、この回転伝
達手段の逆向きのネジ部にそれぞれ螺合された第1の移
動手段および第2の移動手段が、それぞれの当接部を一
方のパッドおよび他方のパッドから離間する方向に同時
に移動させる。よって、両パッドがともにディスクから
の離間が容易となリ、引きずりが防止される。
【0006】本発明の請求項2記載の電動ブレーキ装置
は、請求項1記載のものに関し、前記キャリパは、ディ
スクの軸線方向に沿って移動可能に設けられていること
を特徴としている。
【0007】このようにキャリパがディスクの軸線方向
に沿って移動可能に設けられているため、ディスクに振
れがあったとしても、キャリパがディスクの軸線方向に
移動することで、第1の移動手段および第2の移動手段
が移動し、これらにより押圧される両パッドをディスク
の振れに追従させることができる。
【0008】本発明の請求項3記載の電動ブレーキ装置
は、請求項1記載のものに関し、前記回転伝達手段は、
ディスクの軸線方向に移動可能とされていることを特徴
としている。
【0009】このように回転伝達手段がディスクの軸線
方向に移動可能に設けられているため、ディスクに振れ
があったとしても、回転伝達手段がディスクの軸線方向
に移動することで、これに螺合している第1の移動手段
および第2の移動手段が移動し、これらにより押圧され
る両パッドをディスクの振れに追従させることができ
る。しかも、回転伝達手段をディスクの軸線方向に移動
可能に設けることで、キャリパ全体をディスクの軸線方
向に移動可能に設ける必要がなくなり、移動させる部材
の重量を小さくでき摺動抵抗を小さくできる。
【0010】本発明の請求項4記載の電動ブレーキ装置
は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のものに関
し、前記回転伝達手段は、一方のネジ部を内周側に有し
他方のネジ部を外周側に有することを特徴としている。
【0011】このように、回転伝達手段は、一方のネジ
部を内周側に有し他方のネジ部を外周側に有しているた
め、両ネジ部が外周側に並列して設けられる場合に比し
て長さを短くできる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の電動ブレーキ装置の第1
の実施の形態を図1および図2を参照して以下に説明す
る。第1の実施の形態の電動ブレーキ装置は、車両の非
回転部に固定されるキャリア12と、このキャリア12
にディスク13の両側に配設された状態で摺動自在に支
持される一対のインナパッド14およびアウタパッド1
5と、キャリア12とで構成される二カ所の摺動案内部
16,16において該キャリア12にディスク13の軸
線方向に摺動自在となるよう支持された、パッド14,
15を両側から挾持可能なキャリパ17とで主に構成さ
れている。
【0013】キャリア12は、ガイド穴20がそれぞれ
穿設される二カ所の支持部21,21と、これら支持部
21,21のガイド穴20,20の開口側同士を連結さ
せる第1連結部22aと、これら支持部21,21のガ
イド穴20,20の底部側同士を連結させる第2連結部
22bとを有している。
【0014】そして、キャリア12は、支持部21,2
1がディスク13の周方向における両端位置となり、か
つ支持部21,21に穿設されたガイド穴20,20が
ディスク軸線方向(図1,図2における左右方向)に沿
うようにディスク13に対し配置された状態で車体側に
固定される。
【0015】支持部21,21の内側位置には相互に対
向するように一対のパッドガイド23,23が設けられ
ており、これらパッドガイド23,23により、インナ
パッド14およびアウタパッド15はディスク13の軸
線方向に沿って摺動自在となるようにそれぞれの両端位
置において支持されることになる。なお、この支持状態
でインナパッド14およびアウタパッド15は、ディス
ク13の軸線に平行な軸線回りの回転が規制されてい
る。
【0016】キャリパ17は、第1部材24aおよび第
2部材24bからなるハウジング24を有しており、こ
のハウジング24には、回転力を発生させる一つのモー
タ25と該モータ25の回転を適宜減速させて出力軸
(回転伝達手段)26から出力させる減速機27とが内
蔵されている。ここで、モータ25は、図示せぬコント
ローラからの指令でトルクを発生させる。
【0017】また、このハウジング24のモータ25の
軸線方向(図2における左右方向)における一側には、
該モータ25の軸線を中心として相反する方向に突出す
る突出部28,28が形成されている。キャリパ17の
両突出部28,28には、それぞれ、モータ25の軸線
方向と平行してピン29がモータ25に対し反対方向に
延出するように固定されている。
【0018】そして、これらのピン29,29がキャリ
ア12のガイド穴20,20に摺動自在に嵌合されるこ
とで、キャリパ17はそのモータ25を含めてキャリア
12に摺動自在に支持されることになる。
【0019】キャリパ17の減速機27の出力軸26に
は、その外周部の先端側に第1オネジ部(ネジ部)31
が、その外周部の基端側に第1オネジ部31より大径の
第2オネジ部(ネジ部)32が、それぞれ形成されてい
る。これら第1オネジ部31および第2オネジ部32
は、互いに逆向きでリードが等しくされている。ここ
で、ネジの逆向きとは同一方向の回転に対しネジの進む
方向が逆向きであることを言う。モータ25に対し反対
側の第1オネジ部31には、第1移動部材(第1の移動
手段)34がその一側に形成されたメネジ部35で螺合
されている。この第1移動部材34は、メネジ部35に
対し反対側が円筒部(当接部)36とされている。
【0020】また、モータ25側の第2オネジ部32に
は、第2移動部材(第2の移動手段)38がその一側に
形成されたメネジ部39で螺合されている。この第2移
動部材38は、メネジ部39が形成されるメネジ形成部
40と、該メネジ形成部40から略垂直に延出するディ
スクパス部41と、該ディスクパス部41のメネジ形成
部40に対し反対側からメネジ形成部40に平行に延出
する爪部(当接部)42とを有している。
【0021】そして、キャリパ17をキャリア12に支
持させた状態で、モータ25および減速機27はその軸
線をディスク13の軸線に平行させることになり、第1
移動部材34は、その円筒部36がインナパッド14の
ディスク13に対し反対側に当接可能に対向配置され、
第2移動部材38は、そのディスクパス部41がディス
ク13の外周部を跨ぐように延出し爪部42がアウタパ
ッド15のディスク13に対し反対側に当接可能に対向
配置されることになる。
【0022】ここで、第1移動部材34およびインナパ
ッド14には、これらをディスク13の軸線方向に沿っ
て所定量離間可能としつつこれらの相対回転を規制する
第1回止部44が設けられており、これにより、第1移
動部材34は、ディスク13の軸線に平行な軸線回りに
おける回転が規制されている。なお、この第1回止部4
4は、例えば、第1移動部材34にディスク13の軸線
方向に沿って形成された穴部と、この穴部に摺動自在に
嵌合するようインナパッド14にディスク13の軸線方
向に沿って形成された軸部とで構成される。
【0023】同様に、第2移動部材38の爪部42とア
ウタパッド15とにも、これらをディスク13の軸線方
向に沿って所定量離間可能としつつこれらの相対回転を
規制する第2回止部45が設けられており、これによ
り、第2移動部材38は、ディスク13の軸線に平行な
軸線回りにおける回転が規制されている。なお、この第
2回止部45も、例えば、第1回止部44と同様、爪部
42にディスク13の軸線方向に沿って形成された穴部
と、この穴部に摺動自在に嵌合するようアウタパッド1
5にディスク13の軸線方向に沿って形成された軸部と
で構成される。
【0024】以上の構成により、モータ25が正回転す
ると、減速機27の出力軸26が正回転することにな
り、第1オネジ部31が、第1回止部44で回転が規制
された第1移動部材34を、その円筒部36を含んでデ
ィスク13方向に移動させると同時に、第1オネジ部3
1と逆ネジ関係の第2オネジ部32が、第2回止部45
で回転が規制された第2移動部材38を、その爪部42
がディスク13方向に移動するように移動させる。する
と、円筒部36および爪部42でインナパッド14およ
びアウタパッド15がディスク13方向に押圧され、こ
れらパッド14,15がディスク13に接触して制動力
を発生させる。
【0025】このとき、摺動案内部16,16によりキ
ャリパ17がキャリア12に対しディスク13の軸線方
向に移動可能に支持されているため、ディスク13に振
れがあったとしても、キャリパ17がディスク13の軸
線方向に移動することで、第1移動部材34および第2
移動部材38が移動し、これらにより押圧される両パッ
ド14,15がディスク13の振れに追従することにな
る。また、両パッド14,15に厚さの違いがあったと
しても、同様に第1移動部材34および第2移動部材3
8が移動して、良好に対応することができる。
【0026】他方、この状態からモータ25が逆回転す
ると、減速機27の出力軸26が逆回転することにな
り、第1オネジ部31が、回転が規制された第1移動部
材34を、その円筒部36を含んでディスク13から離
間する方向に移動させると同時に、第1オネジ部31と
逆ネジ関係の第2オネジ部32が、回転が規制された第
2移動部材38を、その爪部42がディスク13から離
間する方向に移動するように移動させる。すると、イン
ナパッド14およびアウタパッド15がディスク13か
ら同時に離間して制動力を解除させる。
【0027】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、モータ25で回転させられるとともに互いに逆向き
の第1オネジ部31および第2オネジ部32を有する出
力軸26を設け、この出力軸26の第1オネジ部31に
第1移動部材34を螺合させるとともに第2オネジ部3
2に第2移動部材38を螺合させているため、制動力を
解除させるようモータ25で出力軸26を逆回転させる
と、第1オネジ部31に螺合された第1移動部材34が
その円筒部36をインナパッド14から離間する方向に
移動させると同時に、第1オネジ部31と逆ネジ関係の
第2オネジ部32に螺合された第2移動部材38がその
爪部42をアウタパッド15から離間する方向に移動さ
せる。
【0028】よって、インナパッド14およびアウタパ
ッド15がともにディスク13からの離間が容易とな
リ、引きずりが防止される。したがって、アウタパッド
15およびディスク13の長寿命化と燃費向上とを図る
ことができる。
【0029】しかも、キャリパ17の全体がディスク1
3の軸線方向に沿って移動可能に設けられているため、
ディスク13に振れがあったとしても、キャリパ17の
全体がディスク13の軸線方向に移動することで、第1
移動部材34および第2移動部材38が移動し、これら
により押圧される両パッド14,15をディスク13の
振れに追従させることができる。したがって、制動力の
変化を防止できる。また、両パッド14,15に厚さの
違いがあったとしても、同様に第1移動部材34および
第2移動部材38が移動して、良好に対応することがで
きる。
【0030】加えて、第1移動部材34および第2移動
部材38を同時に動かせるため、制動初期に爪部42お
よび円筒部36をすばやくパッド隙間分移動させること
ができ、応答性を向上させることができる。
【0031】なお、第1オネジ部31およびメネジ部3
5と、第2オネジ部32およびメネジ部39とをそれぞ
れボールネジで構成することも可能である。このように
ボールネジを用いると、第1移動部材34および第2移
動部材38からの反力を回転運動に戻すことが可能とな
り、ディスク13の肉厚変動にも対応できることにな
る。この場合、第1オネジ部31およびメネジ部35
と、第2オネジ部32およびメネジ部39とのそれぞれ
のリードを第1移動部材34および第2移動部材38の
慣性に比例させるように意図的に不等にして、第1移動
部材34および第2移動部材38をディスク13の軸線
方向に均等に動作させるようにしてもよい。
【0032】次に、本発明の電動ブレーキ装置の第2の
実施の形態を図3〜図5を参照して以下に、第1の実施
の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1の実
施の形態と同様の部分は同一の符号を付しその説明は略
す。第2の実施の形態の電動ブレーキ装置には、回転伝
達部材(回転伝達手段)50が設けられている。
【0033】この回転伝達部材50は、その外周部の一
側に第1オネジ部(ネジ部)51が、その外周部の他側
に第1オネジ部51より大径の第2オネジ部(ネジ部)
52が、それぞれ形成されている。これら第1オネジ部
51および第2オネジ部52は、互いに逆向きでリード
が等しくされている。第1オネジ部51には第1の実施
の形態と同様の第1移動部材34が、第2オネジ部52
にも第1の実施の形態と同様の第2移動部材38が、そ
れぞれ螺合されている。
【0034】また、第2の実施の形態では、減速機27
の出力軸53が相違しており、この出力軸53と回転伝
達部材50とが、相対回転が規制された状態で軸線方向
移動が可能なスライド機構部55で連結されている。す
なわち、このスライド機構部55は、減速機27の出力
軸53に形成されたスプライン軸56と、回転伝達部材
50の第2オネジ部52側にこのスプライン軸56を摺
動自在に嵌合させるよう形成されたスプライン穴57と
で構成されている。
【0035】そして、車両の非回転部に固定されるキャ
リア12には、連結部12aが形成されており、この連
結部12aを介してキャリパ17のハウジング24が一
体的に固定されている。これにより、ハウジング24、
モータ25および減速機27は、キャリア12に対し位
置固定とされている。なお、キャリパ17をキャリア1
2に対し固定するのではなく、直接車両の非回転部に取
り付けてもよい。これに対し、回転伝達部材50が上記
のようにディスク13の軸線方向に移動可能に設けられ
ている。
【0036】以上の構成により、モータ25が正回転す
ると、減速機27の出力軸53が正回転することにな
り、スライド機構部55を介して回転伝達部材50が正
回転する。すると、第1オネジ部51が、第1回止部4
4で回転が規制された第1移動部材34を、その円筒部
36を含んでディスク13方向に移動させると同時に、
第1オネジ部51と逆ネジ関係の第2オネジ部52が、
第2回止部45で回転が規制された第2移動部材38
を、その爪部42がディスク13方向に移動するように
移動させる。すると、円筒部36および爪部42でイン
ナパッド14およびアウタパッド15がディスク13方
向に押圧され、これらパッド14,15がディスク13
に接触して制動力を発生させる。
【0037】このとき、回転伝達部材50が、スライド
機構部55により減速機27の出力軸53に対しディス
ク13の軸線方向に移動可能に支持されているため、デ
ィスク13に振れがあったとしても、回転伝達部材50
がディスク13の軸線方向に移動することで、これに螺
合している第1移動部材34および第2移動部材38が
移動し、これらにより押圧される両パッド14,15が
ディスク13の振れに追従することになる。また、両パ
ッド14,15に厚さの違いがあったとしても、同様に
回転伝達部材50、第1移動部材34および第2移動部
材38が移動して、良好に対応することができる。
【0038】他方、この状態からモータ25が逆回転す
ると、減速機27の出力軸53が逆回転することにな
り、スライド機構部55を介して回転伝達部材50が逆
回転する。すると、第1オネジ部51が、回転が規制さ
れた第1移動部材34を、その円筒部36を含んでディ
スク13から離間する方向に移動させると同時に、第1
オネジ部51と逆ネジ関係の第2オネジ部52が、回転
が規制された第2移動部材38を、その爪部42がディ
スク13から離間する方向に移動するように移動させ
る。すると、インナパッド14およびアウタパッド15
がディスク13から同時に離間して制動力を解除させ
る。
【0039】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することは勿
論、回転伝達部材50をスライド機構部55によりディ
スク13の軸線方向に移動可能としているため、モータ
25および減速機27を含むハウジング24をキャリア
12に固定できるとともに、回転伝達部材50、第1移
動部材34および第2移動部材38のみをディスク13
の軸線方向に移動させればよいことになる。よって、移
動させる部材の重量を小さくでき摺動抵抗を小さくでき
るため、初期応答性を向上させるとともに、ディスク1
3の振れにパッド14,15を良好に追従させることが
できる。また、移動させる部材を支持する部分の負担を
軽減できる。
【0040】なお、この場合、キャリパ17をキャリア
12に対し摺動自在に案内させる摺動案内部16,16
は不要となるが、図5に示すように、第2移動部材38
に両側に突出する突出部59,59を形成し、両突出部
59,59に、それぞれ、ディスク13の軸線方向と平
行してピン60,60を爪部42の方向に延出するよう
に固定して、これらピン60,60を、キャリア12の
ガイド穴20,20に摺動自在に嵌合させることによ
り、第2移動部材38の回り止めをさらに強化したり、
第2回止部45を廃止したりすることが可能となる。
【0041】次に、本発明の電動ブレーキ装置の第3の
実施の形態を図6および図7を参照して以下に、第1の
実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1
の実施の形態と同様の部分は同一の符号を付しその説明
は略す。
【0042】第3の実施の形態のキャリパ61は、略円
筒状の第1部材62aと該第1部材62aの一側を閉塞
させる第2部材62bとを有するハウジング62を具備
しており、このハウジング62は円筒状の出力部材63
を回転させるモータ64の一部を構成している。
【0043】すなわち、このモータ64は、ハウジング
62と、ハウジング62の内周部に取り付けられたコイ
ル65と、コイル65の両側に配置されたベアリング6
6,67と、これらベアリング66,67を介して回転
自在に支持された円筒状の出力部材63と、コイル65
の内側に位置するように出力部材63の外周部に固定さ
れたマグネット68とを有している。ここで、ベアリン
グ67と第2部材62bとの間には、出力部材63の回
転位置を検出する位置検出器69が設けられている。な
お、モータ64は、図示せぬコントローラからの指令で
トルクを発生させる。
【0044】ハウジング62の第2部材62bには、第
1部材62aと同軸をなして突出する突出軸部70が出
力部材63の内周に対し間隔をあけるよう形成されてい
る。車両の非回転部に固定されるキャリア12には、連
結部12aが形成されており、この連結部12aを介し
てハウジング62が一体化されている。これにより、ハ
ウジング62およびこれを含むモータ64は、キャリア
12に対し位置固定とされている。なお、キャリパ61
をキャリア12に対し固定するのではなく、直接車両の
非回転部に取り付けてもよい。
【0045】ハウジング62の突出軸部70には、その
外側に第1移動部材(第1の移動手段)71がその一側
に形成された円筒部72で連結されている。ここで、こ
れら突出軸部70および円筒部72は、相対回転が規制
された状態で軸線方向移動が可能な第1スライド機構部
73を介して連結されている。すなわち、この第1スラ
イド機構部73は、円筒部72に形成されたスプライン
穴74と、突出軸部70にこのスプライン穴74に嵌合
するよう形成されたスプライン軸75とで構成されてい
る。
【0046】この第1移動部材71の円筒部72のスプ
ライン穴74に対し反対側には、該円筒部72より大径
の円板部77が円筒部72と同軸に形成されており、こ
の円板部77の円筒部72に対し反対側には、円板部7
7より小径の円筒部(当接部)78が円板部77と同軸
に形成されている。
【0047】ハウジング62の第1部材62aのベアリ
ング66よりキャリア12側に突出する円筒突出部80
には、その内側に第2移動部材(第2の移動手段)81
がその一側に形成された円筒部82で連結されている。
ここで、これら円筒突出部80および円筒部82は、相
対回転が規制された状態で軸線方向移動が可能な第2ス
ライド機構部83を介して連結されている。すなわち、
この第2スライド機構部83は、円筒突出部80に形成
されたスプライン穴84と、円筒部82にこのスプライ
ン穴84に嵌合するよう形成されたスプライン軸85と
で構成されている。
【0048】第2移動部材81は、この円筒部82と、
この円筒部82の一側に形成された底部87と、この底
部87から円筒部82に対し反対方向への該円筒部82
の軸線に平行に延出するディスクパス部88と、該ディ
スクパス部88の底部87に対し反対側から底部87に
平行に延出する爪部(当接部)89とを有している。そ
して、底部87の円筒部82に対し反対側には、穴部9
0が円筒部82と同軸に形成されており、該穴部90よ
り円筒部82側に穴部90と同軸をなして貫通孔91が
形成されている。
【0049】このような第2移動部材81に、貫通孔9
1に円筒部72が穴部90に円板部77がそれぞれ摺動
自在に嵌合された状態で第1移動部材71が支持されて
いる。そして、第2移動部材81には、第1移動部材7
1と第2移動部材81の底部87とで囲まれた室93に
連通するポート92が形成されている。
【0050】なお、貫通孔91の内周部には円筒部72
の内周面との隙間をシールするシール部材94が、円板
部77の外周部には穴部90の内周面との隙間をシール
するシール部材95が、それぞれ設けられている。ま
た、円筒部78の外周部と穴部90の内周面との間に
は、第1移動部材71と第2移動部材81との摺動部分
にほこり等が入るのを防止するダストブーツ96が設け
られている。
【0051】モータ64の出力部材63の内側には、段
付き円筒状の回転伝達部材98が設けられている。これ
ら出力部材63と回転伝達部材98とは、相対回転が規
制された状態で軸線方向移動が可能なスライド機構部9
9で連結されている。すなわち、このスライド機構部9
9は、出力部材63に形成されたスプライン穴100
と、回転伝達部材98の軸線方向における一側にこのス
プライン穴100に嵌合するよう形成されたスプライン
軸101とで構成されている。
【0052】回転伝達部材98の内側には第1ボールネ
ジ103を介して第1移動部材71が設けられている。
すなわち、回転伝達部材98の内周部にメネジ部(ネジ
部)104が形成されるとともに、第1移動部材71の
円筒部72の外周部にオネジ部105が形成され、これ
らメネジ部104とオネジ部105との間にボール10
6が介在されている。
【0053】さらに、回転伝達部材98の軸線方向にお
ける他側は、スプライン軸101より大径の大径部10
8とされており、この大径部108の外側には第2ボー
ルネジ109を介して第2移動部材81が設けられてい
る。すなわち、大径部108の外周部にオネジ部(ネジ
部)110が形成されるとともに、第2移動部材81の
円筒部82の内周部にメネジ部111が形成され、これ
らオネジ部110とメネジ部111との間にボール11
2が介在されている。
【0054】ここで、第1ボールネジ103と、第2ボ
ールネジ109とは、同じリードで逆向きとされてい
る。なお、回転伝達部材98は、メネジ部104および
スプライン軸75を有する第1部材98aと、オネジ部
110を有する第2部材98bとが嵌合固定されて構成
されている。
【0055】そして、第1移動部材71は、その円筒部
78がインナパッド14のディスク13に対し反対側に
当接可能に対向配置され、第2移動部材81は、そのデ
ィスクパス部88がディスク13の外周部を跨ぐように
延出し爪部89がアウタパッド15のディスク13に対
し反対側に当接可能に対向配置されている。
【0056】以上の構成により、モータ64がその出力
軸63を正回転させると、スライド機構部99を介して
連結された回転伝達部材98が正回転する。すると、第
1ボールネジ103が、第1スライド機構部73で回転
が規制された第1移動部材71を、その円筒部78を含
んでディスク13方向に移動させると同時に、第1ボー
ルネジ103と逆ネジ関係の第2ボールネジ109が、
第2スライド機構部83で回転が規制された第2移動部
材81を、その爪部89がディスク13方向に移動する
ように移動させる。すると、第1移動部材71の円筒部
78と第2移動部材81の爪部89とでインナパッド1
4およびアウタパッド15がディスク13の方向に押圧
され、これらパッド14,15がディスク13に接触し
て制動力を発生させる。
【0057】このとき、回転伝達部材98がモータ64
の出力部材63に対しディスク13の軸線方向に移動可
能に支持されているため、ディスク13に振れがあった
としても、回転伝達部材98がディスク13の軸線方向
に移動することで、これに螺合された第1移動部材71
および第2移動部材81が移動し、これらにより押圧さ
れる両パッド14,15がディスク13の振れに追従す
ることになる。
【0058】他方、この状態からモータ64がその出力
部材63を逆回転させると、スライド機構部99を介し
て回転伝達部材98が逆回転する。すると、第1ボール
ネジ103が、回転が規制された第1移動部材71を、
その円筒部78を含んでディスク13から離間する方向
に移動させると同時に、第1ボールネジ103と逆ネジ
関係の第2ボールネジ109が、回転が規制された第2
移動部材81を、その爪部89がディスク13から離間
する方向に移動するように移動させる。すると、インナ
パッド14およびアウタパッド15がディスク13から
同時に離間して制動力を解除させる。
【0059】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、第1,第2の実施の形態と同様の効果を奏すること
は勿論、回転伝達部材98が第1ボールネジ103を内
周側に有し第2ボールネジ109を外周側に有している
ため、第1ボールネジ103および第2ボールネジ10
9が外周側に並列して設けられる場合に比して軸線方向
長さを短くできる。また、ボールネジ103,109を
用いているため、第1移動部材71および第2移動部材
81からの反力を回転運動に戻すことが可能となり、デ
ィスク13の肉厚変動にも対応できる。
【0060】さらに、ボールネジ103,109が可逆
性を有しているため、第1移動部材71と第2移動部材
81との間の室93にポート92を介してマスタシリン
ダからの液圧を加えることで液圧による制動が可能とな
り、液圧とモータ64とを併用した制動が可能となる。
つまり、通常制動時にモータ64を液圧のアシストとし
て用い、フェイル等でモータ64が駆動できなくなって
も液圧のみで制動力を確保するようにできる。加えて、
回転伝達部材98とモータ64の出力軸63とがスライ
ド機構部99で連結されているため、制動時にパッド1
4,15側から発生した熱が直接モータ64の側に伝わ
ってしまうのを防止できる。
【0061】なお、第3の実施の形態も、キャリパ61
をキャリア12に対し摺動自在に案内させる摺動案内部
16,16は不要となるが、図7に示すように、第2移
動部材81に両側に突出する突出部114,114を形
成し、両突出部114,114に、それぞれ、ディスク
13の軸線方向と平行してピン115,115を爪部8
9の方向に延出するように固定して、これらのピン11
5,115を、キャリア12のガイド穴20,20に摺
動自在に嵌合させることにより、第2移動部材81の回
り止めをさらに強化したり、第2スライド機構部83を
廃止したりすることができる。
【0062】また、第1ボールネジ103および第2ボ
ールネジ109のそれぞれのリードを第1移動部材71
および第2移動部材81の慣性に比例させるように意図
的に不等にして、第1移動部材71および第2移動部材
81をディスク13の軸線方向に均等に動作させるよう
にしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の電動ブレーキ装置によれば、モータで回転させら
れるとともに互いに逆向きのネジ部を有する回転伝達手
段を設け、この回転伝達手段の一方のネジ部に第1の移
動手段を螺合させるとともに他方のネジ部に第2の移動
手段を螺合させているため、制動力を解除させるようモ
ータで回転伝達手段を所定の方向に回転させると、この
回転伝達手段の逆向きのネジ部にそれぞれ螺合された第
1の移動手段および第2の移動手段が、それぞれの当接
部を一方のパッドおよび他方のパッドから離間する方向
に同時に移動させる。よって、両パッドがともにディス
クからの離間が容易となリ、引きずりが防止される。し
たがって、パッドおよびディスクの長寿命化と燃費向上
とを図ることができる。
【0064】本発明の請求項2記載の電動ブレーキ装置
によれば、キャリパがディスクの軸線方向に沿って移動
可能に設けられているため、ディスクに振れがあったと
しても、キャリパがディスクの軸線方向に移動すること
で、第1の移動手段および第2の移動手段が移動し、こ
れらにより押圧される両パッドをディスクの振れに追従
させることができる。したがって、制動力の変化を防止
できる。また、両パッドに厚さの違いがあったとして
も、同様に第1の移動手段および第2の移動手段が移動
して、良好に対応することができる。
【0065】本発明の請求項3記載の電動ブレーキ装置
によれば、回転伝達手段がディスクの軸線方向に移動可
能に設けられているため、ディスクに振れがあったとし
ても、回転伝達手段がディスクの軸線方向に移動するこ
とで、これに螺合されている第1の移動手段および第2
の移動手段が移動し、これらにより押圧される両パッド
をディスクの振れに追従させることができる。したがっ
て、制動力の変化を防止できる。また、両パッドに厚さ
の違いがあったとしても、同様に第1の移動手段および
第2の移動手段が移動して、良好に対応することができ
る。しかも、回転伝達手段をディスクの軸線方向に移動
可能に設けることで、キャリパ全体をディスクの軸線方
向に移動可能に設ける必要がなくなり、移動させる部材
の重量を小さくでき摺動抵抗を小さくできる。このた
め、初期応答性を向上させるとともに、ディスクの振れ
にパッドを良好に追従させることができる。また、移動
させる部材を支持する部分の負担を軽減できる。
【0066】本発明の請求項4記載の電動ブレーキ装置
によれば、回転伝達手段は、一方のネジ部を内周側に有
し他方のネジ部を外周側に有しているため、両ネジ部が
外周側に並列して設けられる場合に比して長さを短くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動ブレーキ装置の第1の実施の形
態を示す側断面図である。
【図2】 本発明の電動ブレーキ装置の第1の実施の形
態を示す平面図である。
【図3】 本発明の電動ブレーキ装置の第2の実施の形
態を示す側断面図である。
【図4】 本発明の電動ブレーキ装置の第2の実施の形
態を示す平面図である。
【図5】 本発明の電動ブレーキ装置の第2の実施の形
態の変形例を示す平面図である。
【図6】 本発明の電動ブレーキ装置の第3の実施の形
態を示す側断面図である。
【図7】 本発明の電動ブレーキ装置の第3の実施の形
態の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
12 キャリア 13 ディスク 14 インナパッド 15 アウタパッド 17 キャリパ 25 モータ 26 出力軸(回転伝達部材) 31 第1オネジ部(ネジ部) 32 第2オネジ部(ネジ部) 34 第1移動部材(第1の移動手段) 36 円筒部(当接部) 38 第2移動部材(第2の移動手段) 42 爪部(当接部) 50 回転伝達部材(回転伝達手段) 51 第1オネジ部(ネジ部) 52 第2オネジ部(ネジ部) 61 キャリパ 64 モータ 71 第1移動部材(第1の移動手段) 78 円筒部(当接部) 81 第2移動部材(第2の移動手段) 89 爪部(当接部) 98 回転伝達部材(回転伝達手段) 104 メネジ部(ネジ部) 110 オネジ部(ネジ部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの両側に配置される一対のパッ
    ドと、 これら一対のパッドをディスクに押圧して制動力を発生
    させるキャリパとを有し、 前記キャリパは、 回転力を発生させる一のモータと、 該モータで回転させられるとともに互いに逆向きのネジ
    部を有する回転伝達手段と、 該回転伝達手段の一方のネジ部に螺合されるとともに一
    方のパッドのディスクに対し反対側に該パッドに当接可
    能な当接部が配置される第1の移動手段と、 前記回転伝達手段の他方のネジ部に螺合されるとともに
    他方のパッドのディスクに対し反対側に該パッドに当接
    可能な当接部が配置される第2の移動手段と、を具備す
    ることを特徴とする電動ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリパは、ディスクの軸線方向に
    沿って移動可能に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の電動ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記回転伝達手段は、ディスクの軸線方
    向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の電動ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記回転伝達手段は、一方のネジ部を内
    周側に有し他方のネジ部を外周側に有することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一項記載の電動ブレーキ
    装置。
JP08221998A 1998-03-27 1998-03-27 電動ブレーキ装置 Expired - Fee Related JP3980161B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08221998A JP3980161B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 電動ブレーキ装置
US09/273,263 US6325182B1 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Motor-driven brake system
DE19913939A DE19913939B4 (de) 1998-03-27 1999-03-26 Motorgetriebenes Bremssystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08221998A JP3980161B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 電動ブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11280798A true JPH11280798A (ja) 1999-10-15
JP3980161B2 JP3980161B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=13768312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08221998A Expired - Fee Related JP3980161B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 電動ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3980161B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157379A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Hitachi Ltd 電動ディスクブレーキ
KR20160016610A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 디스크 브레이크
JP2016028215A (ja) * 2015-11-24 2016-02-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 ディスクブレーキ
JP2017020565A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 曙ブレーキ工業株式会社 フローティング型電動ディスクブレーキ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157379A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Hitachi Ltd 電動ディスクブレーキ
JP4623316B2 (ja) * 2006-12-25 2011-02-02 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動ディスクブレーキ
KR20160016610A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 디스크 브레이크
JP2017020565A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 曙ブレーキ工業株式会社 フローティング型電動ディスクブレーキ装置
JP2016028215A (ja) * 2015-11-24 2016-02-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 ディスクブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3980161B2 (ja) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6325182B1 (en) Motor-driven brake system
KR100769092B1 (ko) 드럼 브레이크 및 드럼 브레이크용 전기 작동기
JP2009052682A (ja) 電動式ブレーキ装置
JPWO2016171210A1 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置
JP4166336B2 (ja) 電動ブレーキ装置
US7543688B2 (en) Brake apparatus for a vehicle
US6112864A (en) Disc brake
KR102661697B1 (ko) 전동 브레이크 장치
JP3980161B2 (ja) 電動ブレーキ装置
KR101208367B1 (ko) 차량용 디스크 브레이크
JP3928149B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JPH11257389A (ja) 電動式ブレーキ装置
JP4482843B2 (ja) 電動ディスクブレーキのパッド摩耗の検出方法及び電動ディスクブレーキ装置
JP3964039B2 (ja) 電動ブレーキ装置
KR101045918B1 (ko) 차량용 디스크 브레이크
JPH10331883A (ja) ディスクブレーキ
JP4540760B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP2002089598A (ja) ディスクブレーキ装置
JP2005291303A (ja) ディスクブレーキ
JPH11287272A (ja) ディスクブレーキ
JPH11287265A (ja) ディスクブレーキ
JP2000110865A (ja) 電動ブレーキ
JP2003194115A (ja) 電動ディスクブレーキおよびその制御プログラム
JP2000110860A (ja) 電動ブレーキ装置
JP3079832B2 (ja) 超音波モータを駆動源とする駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140706

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees