JPH11280313A - 電子キー - Google Patents

電子キー

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Publication number
JPH11280313A
JPH11280313A JP22471498A JP22471498A JPH11280313A JP H11280313 A JPH11280313 A JP H11280313A JP 22471498 A JP22471498 A JP 22471498A JP 22471498 A JP22471498 A JP 22471498A JP H11280313 A JPH11280313 A JP H11280313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic key
circuit board
switch
casing
seal
Prior art date
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Application number
JP22471498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Oguro
健 大黒
Katsumi Nagano
克巳 長野
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子キーの操作性を確保しつつ、回路への水
等の異物侵入を防止すること。 【解決手段】 封入体15は、例えばウレタン系エラス
トマ等の熱溶着性樹脂材料から0.5mm程度の肉厚で形成
され、熱溶着されて袋状の密閉空間を形成する。密閉空
間内には、送信装置3が密封されている。これにより、
外部の水分等の異物がヘッド本体5内に侵入した場合で
も、これらの異物が送信装置3内に侵入するのを防止す
ることができる。また、ユーザーは、保護部材4及び封
入体15を介して送信装置3のスイッチ12,13を外
部から押圧することができ、スイッチ操作を円滑に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両等の
移動体や建造物等のロック装置の施解錠や、エンジン始
動等のセキュリティ性が要求される各種装置の所定の制
御を遠隔操作で行うことができる電子キーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公平7−38598号公報に
は、車両用扉に設けられた機械的及び電気的に解錠可能
なロック装置を操作する電子キーとしての車両用キーが
開示されている。この車両用キーはロック装置を機械的
に解錠するキーブレードと、ロック装置に対して空中伝
播信号より成る解錠信号を出力してこれを解錠する発信
装置と、キーブレードがインサート成形された略扁平形
状のベースとを備え、発信装置を収容した防水ケースは
ベースの側面に取出し可能に連結される。ロック装置を
機械的に解錠するときは、キーブレードによりロック装
置を操作する。ロック装置を電気的に解錠するときは、
発信装置を操作して解錠信号を出力する。発信装置は防
水ケースに収容されるため、発信装置に悪影響を及ぼす
雨水等の侵入を防止することができる。
【0003】また、特開平7−317386号公報は、
送信回路と電池とスイッチとが内蔵される本体ハウジン
グを着脱自在に連結される一対の本体ケースで形成し、
一対の本体ケースの一方にスイッチに対向する貫通孔を
形成し、貫通孔を密閉する可撓性の熱可塑性部材を本体
ケースの内面及び本体ケースの開口穴の外周部に装着す
る。熱可塑性部材は貫通孔を形成した本体ケースの内面
から開口穴の外周部まで一体に固着される。着脱可能な
一対の本体ケースを連結すると、熱可塑性部材は、スイ
ッチに対向する本体ケースの貫通孔を密閉すると共に、
他方の本体ケースの開口穴の外周部に密着するので、着
脱自在な一対の本体ケースの接合部と貫通孔とが一個の
熱可塑性部材で密閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実公平7−
38598号公報の車両用キーの防水ケースは、収納ケ
ースと、収納ケースの底部を覆う蓋体と、収納ケースの
一対の孔を密閉するゴムブッシュの3個の部品によって
構成されており、各部品間の隙間から水が侵入する欠点
がある。また、特開平7−317386号公報のキーユ
ニットは、一対の本体ケースと、本体ケース内に配置さ
れる熱可塑性部材の3個の部品によって構成されてお
り、各部品間の隙間から水が侵入する欠点がある。
【0005】キーのヘッド部(ケーシング)内への水の
侵入を防止するため、プリント基板と共にヘッド部内に
樹脂を充填したり、プリント基板全体をシリコン樹脂材
料で防湿コーティングを行うことも提案されたが、機械
的構造を有するスイッチ等の可動部を含むプリント基板
に樹脂を充填したり、防湿コーティングを行うと可動部
に作動不良が発生し、また電気的接点での接触不良が生
じる。
【0006】また、電子キーは、送信装置を内蔵した電
子的精密機器であるが、ユーザーは電子キーを電子的精
密機器として慎重に取り扱わず、従来のメカニカルキー
と同様に粗雑に扱うのが通常である。従って、例えば、
雨天時等に、電子キーを雨水に晒しながら施解錠操作を
行ったり、水たまりの中に電子キーを落としてしまうこ
とがある。
【0007】さらに、電子キーは、ユーザーが身につけ
るものであり、小型であることが要求される。電子キー
を小型にするほど持ち運びに便利であり、電子キー携行
の違和感が少なくなる。しかし、電子キーが小型薄肉化
して携帯時の違和感が少なくなればなるほど、ユーザー
は電子キーの取扱いに注意を怠る傾向がある。例えば、
電子キーを被服のポケットに入れたまま一緒に洗濯して
しまったり、水着のポケットに電子キーを収納したまま
で水泳をしたりする場合がある。
【0008】電子キーのケーシングがある程度の防水構
造を備えていても、急に水中に沈められた場合は、電子
キー内部の温度が下がって内圧が低下するため、この圧
力差によって外部の水分が電子キー内部に侵入し易くな
る。例えば、常温の室内におかれた電子キーを洗濯機の
冷たい水の中に入れたり、体温や太陽によって温められ
た電子キーを身に付けたままで水泳をしたりすると、電
子キー内部の温度が急激に下がって内圧が低下し、外部
の水分が電子キー内部に侵入して回路等に悪影響を与え
る可能性が増大する。また、例えば、湯を使って洗濯す
る場合も考えられるが、湯の中では電子キーが温められ
て内圧が上昇するため、電子キー内部の空気がケーシン
グの微小な隙間を介して外部に漏洩する。次に、湯の中
から電子キーを取り出すと、電子キーの温度が低下する
ため、加温中の空気漏洩と相俟って電子キーの内圧が急
激に低下する。従って、ケーシングの接合面付近に付着
した水分が電子キーの内部に吸入され易くなる。
【0009】このように、電子キーの温度変化に起因し
て内圧が変化し、いわゆる呼吸作用によって外部の水分
が電子キー内部に侵入し易くなる。特に、車両用キーレ
スエントリーシステムに用いられる電子キーの場合は、
車両用であるが故に、車内の温度変化に晒され易い。ま
た、温泉地付近では、硫黄分等の電子回路に有害な物質
を含んだ空気や水が上述の圧力変動によって電子キー内
部に吸入されてしまい、回路に悪影響を与える可能性が
高まる。
【0010】一方、水中時計のように、金属ケースの端
面を精密に機械加工し、Oリング等のシーリングゴムを
介在させてケース本体に蓋体をねじ込むことにより、気
密性を確保する構造も知られている。水中時計のような
円形状の場合は、蓋体をケース本体に螺着させる構造を
採用できるが、電子キーの場合は、使い勝手や持ち運び
の観点から非円形状であることが多いため、金属ケース
を精密に加工してねじ込むという構造を採用することが
難しい。また、精密加工された金属ケースを用いると、
製造コストが増大する上に、重量が増加して携帯に不便
となる。このため、電子キーのケーシングには樹脂材料
が使用されることが多いが、液密を確保できるレベルま
で樹脂製のケーシングの加工精度を高めるのは容易では
なく、しかも上述した通りケーシング自体が非円形状で
あるため、呼吸作用を阻止するほどの液密を維持するの
は難しい。
【0011】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、送信装置を円滑に作
動できると共に内蔵する送信装置を液密状態に密封する
ことができる電子キーを提供することにある。また、本
発明の他の目的は、回路基板及び基板上の部品のみを液
密に密閉し、電池交換を可能としつつ信頼性を高めるこ
とができるようにした電子キーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明に係る電子キーでは、ケーシング内への
水分の侵入を直接防止するのではなく、水分がケーシン
グ内に侵入した場合でも電気回路に水分が侵入したり付
着したりするのを防止している。
【0013】請求項1に係る発明では、ケーシングと、
該ケーシング内に収容されかつ識別情報を含んだ遠隔操
作信号を発生する送信装置とを有し、前記ケーシング
は、凹部に連絡する少なくとも1個の開口部が形成され
たケーシング本体と、該ケーシング本体の凹部を覆いか
つ該ケーシング本体に着脱可能に取り付けられるカバー
とを備え、可撓性を有する絶縁性封入体によって前記送
信装置を密閉して前記ケーシング本体の凹部内に収容し
たことを特徴としている。
【0014】ここで、「識別情報を含んだ遠隔操作信
号」とは、他の電子キーと区別するための識別情報(識
別コード)を含んだ信号を意味し、換言すれば、セキュ
リティ性を有する信号であることを意味する。
【0015】送信装置は、可撓性を有する絶縁性封入体
により密閉された状態でケーシング本体内に収容される
ため、いわゆる呼吸作用によってケーシング内に水分等
が侵入した場合でも、水分等が送信装置内に侵入するの
を阻止することができる。即ち、絶縁性封入体によっ
て、水分や塵埃等の外部環境から送信装置の電子部品を
保護することができる。
【0016】また、請求項2に係る発明のように、前記
開口部には操作部材を設け、該操作部材は、前記凹部と
前記送信装置との間に配置され前記送信装置を保護する
保護部材と一体に形成されており、かつ前記開口部に配
置される操作部材及び前記絶縁性封入体を介して前記送
信装置のスイッチを前記開口部から押圧できることを特
徴とする請求項1に記載の電子キー。
【0017】操作部材と保護部材とを一体に形成するこ
とにより、操作部材と保護部材との間の隙間をなくすこ
とができ、また、部品点数を低減して組立効率を高める
ことができる。そして、ユーザーは、操作部材及び絶縁
性封入体を介して送信装置のスイッチを操作することが
できる。即ち、ユーザーは、操作部材及び絶縁性封入体
によって外部環境から保護されたスイッチを、外部から
容易に操作することができる。
【0018】請求項3に係る発明のように、前記絶縁性
封入体は、熱溶着性のウレタン系エラストマから薄肉に
形成することもできる。
【0019】ウレタン系エラストマからなる薄肉な絶縁
性封入体によって送信装置を密閉することにより、送信
装置を簡易に液密包装することができ、かつ、操作部材
によるスイッチの操作を保証することができる。
【0020】請求項4に係る発明では、所定の信号を送
信することにより、該信号に応じた所定の制御を行わせ
る電子キーにおいて、ケーシングと、該ケーシング内に
設けられた回路基板と、前記回路基板に設けられたスイ
ッチと、前記回路基板に設けられ、前記スイッチの操作
に応じて前記所定の信号を送信させる制御回路と、前記
回路基板に交換可能に取り付けられた電池とを備え、前
記電池を除く回路基板の全体を少なくとも前記スイッチ
を覆う部分が可撓性を有するシール部材によって液密に
密閉し、前記回路基板と前記電池との間を液密を保持し
つつ導通させる導通手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0021】ここで、「所定の信号」としては、例え
ば、識別コードと制御コードとを含む遠隔操作信号を挙
げることができ、「所定の制御」としては、例えば、ロ
ック装置の施解錠動作、パワーウィンドウ装置の開閉動
作、エンジン始動動作等を例示的に列挙することができ
る。
【0022】電池を除く回路基板の全体、即ち、回路基
板とスイッチと制御回路を可撓性を有するシール部材に
よって液密に密閉することにより、請求項1に係る発明
と同様に、ケーシング内に水分等が侵入した場合でも、
この水分等が回路基板等に悪影響を与えるのを防止する
ことができる。また、シール部材は、スイッチを覆う部
分が可撓性を有するため、ユーザーは、シール部材を介
してスイッチを操作することができる。さらに、請求項
1とは異なり、回路基板と電池とを液密を保持しつつ導
通させる導通手段を備えるため、回路基板の全体をシー
ル部材によって密閉しつつ電池交換を行うことができ
る。
【0023】請求項5に係る発明のように、前記シール
部材は、可撓性及び絶縁性を有する樹脂層から形成され
ており、前記導通手段は、前記樹脂層の厚さ方向に配設
された複数の導電細線から形成することができる。
【0024】例えば、シリコンゴム等からなる樹脂層の
厚さ方向に複数の導電細線を配設することにより、回路
基板の全体を密閉しつつ各導電細線を介して回路基板と
電池との間の導通を確保することができる。なお、導電
細線は、樹脂層の全面に配設されている必要はなく、電
池の各電極及び回路基板の各端子に対応する部分に配設
されていれば足りる。
【0025】請求項6に係る発明のように、前記スイッ
チを一対の接点から形成し、導電性の操作部材により前
記シール部材を介して前記各接点を押圧させることによ
り該各接点間を導通させてスイッチ操作を行うこともで
きる。
【0026】即ち、回路基板上に一対の接点を形成し、
各接点間の導通または遮断による電圧、電流や抵抗の変
化によってスイッチ入力を検出することができる。導電
性の操作部材によりシール部材を介して各接点を押圧し
た場合は、シール部材に埋設された複数の導電細線と導
電性の操作部材とを介して各接点が電気的に接続される
ため、スイッチ操作を検出することができる。操作部材
による押圧を解除すると、各導電細線と各接点との間、
または各導電細線と操作部材との間の少なくともいずれ
かで電気回路が遮断されるため、スイッチ操作の解除を
検出することができる。なお、操作部材の全体が導電性
を備える必要はなく、各導電細線と接触して電気回路を
形成する部分が導電性を備えていれば足りる。
【0027】請求項7に係る発明のように、前記シール
部材は、可撓性及び絶縁性を有する樹脂層から形成され
ており、前記導通手段は、前記樹脂層の所定位置を貫通
して設けられた接点部材から形成することもできる。
【0028】例えば、シリコンゴム等の樹脂層に金属製
リベットを打ち込んでかしめることにより、樹脂層の所
定位置に接点部材を設けることができ、この接点部材を
介して回路基板と電池とを導通させることができる。
【0029】請求項8に係る発明のように、前記シール
部材は、可撓性及び絶縁性を有し前記スイッチを覆う第
1シール部と、残余の部分を覆うように前記第1シール
部に連続して設けられた絶縁性の第2シール部とからな
り、前記導通手段は、前記回路基板から前記第2シール
部を貫通して設けられた端子部によって形成することも
できる。
【0030】即ち、シール部材は、第1シール部と該第
1シール部に連続して設けられた第2シール部とから構
成されている。例えば、第1シール部はシリコンゴム等
から薄膜状に形成することができ、第2シール部はウレ
タン樹脂等の樹脂モールドやシリコン樹脂のコーティン
グ等として形成することができる。具体的には、第1シ
ール部でスイッチを覆った後に、該第1シール部の周縁
を覆うようにして残余の部分を第2シール部で密閉する
ことができる。これにより、回路基板上のスイッチは可
撓性及び絶縁性を有する第1シール部によって覆われ、
制御回路等の残余の部分は絶縁性を有する第2シール部
によって覆われる。第1シール部は可撓性を備えるた
め、スイッチを第1シール部を介して操作することがで
きる。また、第1のシール部に連続して設けられた第2
シール部によって残余の部分は覆われているため、ケー
シング内に侵入した水分等が回路基板側に入り込むのを
防止することができる。回路基板と電池とは、第2シー
ル部を貫通して設けられた端子部によって電気的に接続
されている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13に基づき本発
明の実施の形態について詳述する。
【0032】1.第1の実施の形態 図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明
する。本実施の形態に係る電子キーは、図1に示すよう
に、ブレード部1と、ブレード部1の端部に設けられた
「ケーシング」としてのヘッド部2と、ヘッド部2内に
収容されかつ遠隔操作信号を発生する送信装置3とを有
する。図5に示すように、最終的には機械的キーコード
となる切欠部1aがブレード部1に形成される。ヘッド
部2は、図2に示すように、凹部7及び凹部7に連絡す
る2個の開口部8が形成された「ケーシング本体」とし
てのヘッド本体5と、ヘッド本体5を覆いかつねじ9に
よりヘッド本体5に着脱可能に取り付けられるカバー6
とを備えている。
【0033】送信装置3は、基板10と、基板10に取
り付けられた電池11、2個のスイッチ12,13及び
複数の図示しない電子部品とを備えている。送信装置3
は、熱溶着性のウレタン系エラストマ等の可撓性樹脂シ
ートにより形成された絶縁性の封入体15内に封入され
る。封入体15は、0.5mm以下、好ましくは0.2
mm以下の厚さを有するシートによって熱溶着により液
密状態の密閉空間を形成するパッケージである。図2に
示すように、ヘッド本体5の2つの開口部8内には「操
作部材」としての一対の突起部4aが配置され、送信装
置3を被覆する保護部材4として一体に形成されてい
る。各突起部4aの内側に基板10に固定されたスイッ
チ12,13が配置される。スイッチ12,13の一方
を押圧すると、送信装置3から図示しないロック装置を
解除するアンロック電波信号が送出され、他方を押圧す
ると、送信装置3からロック装置を施錠するロック電波
信号が送出される。保護部材4の外周には鍔部4bが形
成され、カバー6が装着されたときケース本体5と挟持
されて凹部7への水の侵入を防止することができ、封入
体15と共に二重の防水効果が得られる。送信装置3
は、封入体15内に密封され、封入体15及び保護部材
4を介して送信装置3のスイッチ12,13をヘッド本
体5の開口部8内で外部から押圧できる。
【0034】本実施の形態では、下記の効果が得られ
る。
【0035】第1に、送信装置3を封入体15により液
密状態に密封するため、送信装置3への水等の異物の侵
入を阻止することができる。従って、水分等の外部環境
から送信装置3の各種電子部品(電気回路、スイッチ、
電池等)を保護することができる。
【0036】第2に、熱溶着により封入体15を安価か
つ容易にパッケージに製造することができる。
【0037】第3に、封入体15内に樹脂を充填した
り、送信装置3を防湿コーティングしないので、送信装
置3を円滑に操作することができる。
【0038】第4に、封入体15を薄い絶縁性のシート
により形成するので、封入体15に封入した送信装置3
から遠隔操作信号を外部に放出することができる。
【0039】第5に、封入体15を薄い絶縁性のシート
により形成するので、ヘッド部2の厚さが実質的に増加
せず、弾力性のある封入体15によってもヘッド部2か
ら送信装置3に伝達される外力を緩和することができ
る。
【0040】第6に、送信装置3の故障時には封入体1
5に封入した状態で送信装置3を交換できるので、故障
の原因を明確にできる。
【0041】第7に、現行の電子キーの構造を変更せず
に防水機能を飛躍的に向上することができる。
【0042】第8に、電子キーの作動信頼性を向上する
ことができる。
【0043】なお、例えば、封入体15を0.2mm以
下の可撓性、絶縁性及び弾性を有するシート材料で形成
できれば、2つ以上の封入体を使用して2重以上の封入
を行ってもよい。ねじ9を使用せずに、カバー6に一体
に形成した爪をヘッド本体5に係止してヘッド本体5に
カバー6を装着してもよい。スイッチ12,13は1個
又は3個以上でもよい。封入体15により気密状態で送
信装置3を封入してもよい。封入体15をウレタン系エ
ラストマ以外の可撓性樹脂シートにより形成してもよ
い。封入体15は熱溶着以外の方法、例えば、超音波溶
着、接着により密封してもよい。
【0044】2.第2の実施の形態 次に、図7〜図9に基づいて本発明の第2の実施の形態
を説明する。本実施の形態の特徴は、電池を除いて回路
基板の全体を密封することにより、電池交換を可能とし
つつ回路基板の防水性を確保した点にある。図1は、本
電子キーを好適に利用できる車両用キーレスエントリー
システムの全体を概略的に示す説明図である。
【0045】キーレスエントリーシステムは、ユーザー
が携行する電子キー21と、車両100側に設けられる
受信機101とから構成されている。電子キー21は、
図8と共に後述するように、ケーシング22と、ケーシ
ング22内に収容された回路基板31と、回路基板31
上に取り付けられたスイッチ32と、スイッチ32を操
作するための押釦23等を備えて構成されている。
【0046】ユーザーが押釦23を操作すると、これに
より所定の操作信号が電子キー21から送信される。所
定の操作信号は、例えば、電子キー21に予め登録され
た識別コードとロックまたはアンロック等の制御命令を
示す制御コードとを含んで構成されている。受信機10
1は、操作信号を受信すると、送信側の識別コードと受
信側の識別コードとを照合し、両識別コードが一致する
場合に、制御コードに応じた制御信号を出力する。受信
機101は、例えば、施解錠動作、エンジン始動、パワ
ーウィンドウの開閉等の各種制御を行わせることができ
る。なお、第1の実施の形態においても、電子キーによ
って施解錠以外の各種制御を行わせることができる。
【0047】図8は、図7中の矢示XIII-XIII線に沿っ
た概略断面図である。全体として薄肉なカード状または
キーホルダ状に形成可能なケーシング22は、例えば樹
脂材料から形成されている。ケーシング22は、電池2
4を収容するバッテリケース22aと押釦23を収容す
るボタンケース22bとを着脱可能に嵌合させることに
より構成されている。各ケース22a,22bを嵌合さ
せることによってケーシング22内には、収容空間22
cが形成され、この収容空間22c内に回路基板31が
配設されている。
【0048】「操作部材」としての押釦23の下面側に
は突起部23a,23aが突出して形成されており、各
突起部23aとボタンケース22bとの間には、押釦2
3を上方に向けて付勢するためのバネ25,25が設け
られている。また、押釦23の略中央部には、操作用の
突起部23bが一体に形成されており、この突起部23
bはボタンケース22bに形成された開口部22dを介
して収容空間22c内に伸長している。
【0049】各ケース22a,22bの間には、操作信
号を透過させる窓部26が挟持固定されている。この窓
部26は、図示せぬ発光素子からの赤外線操作信号が外
部に向けて出射するのを許可するものである。なお、操
作信号が電波信号である場合は、窓部26を設ける必要
はない。また、窓部26に対向する反対側には、スクリ
ューホルダ27が挿通されており、このスクリューホル
ダ27は、ねじ28によってケーシング22に取り付け
られている。
【0050】回路基板31の一方の面には、スイッチ3
2と、「制御回路」の主要部を構成する集積回路33と
が設けられており、回路基板31の他方の面には、マイ
ナス側電源端子34とプラス側電源端子35とが設けら
れている。回路基板31は、電池24を除いた全体が後
述のコネクタシール41によって覆われ、密閉されてい
る。マイナス側電源端子34は、コネクタシール41を
介して電池24のマイナス電極に接続されている。プラ
ス側電源端子35は、コネクタシール41を介して電池
ケース22a内に設けられた端子板36に接続され、こ
の端子板36を介して電池24のプラス電極に接続され
ている。
【0051】なお、37aは電池ケース22aの外面を
装飾するための装飾板、37bはボタンケース22bの
外面を装飾するための装飾板である。
【0052】図9には、コネクタシール41の構造等が
示されている。図9(A)に示すように、コネクタシー
ル41は、例えばシリコンゴム等の絶縁性及び可撓性を
有する樹脂層41aと、この樹脂層41aに配設された
多数の導電細線41bとから構成されており、「異方導
電性コネクタ」とも呼ばれるものである。導電性及び弾
性を有する導電細線41bは、例えば、数十ミクロン程
度の直径を有する真鍮線から形成されている。図9(A
1)の平面図に示すように、導電細線41bは樹脂層4
1aに均一に配置されている。また、図9(A2)の断
面図に示すように、導電細線41bの両端側は樹脂層4
1aの両面側に露出するように設けられている。
【0053】従って、各導電細線41bを介することに
より、絶縁性の樹脂層41aを挟んだ両側を電気的に接
続することができる。図9(B)に示すように、電池2
4のプラス側の接続に着目すると、端子板36の接触面
36aとプラス側電源端子35の接触面35aとはコネ
クタシール41にそれぞれ接触している。従って、コネ
クタシール41の各導電細線41bを介して、端子板3
6とプラス側電源端子36とが電気的に接続される。同
様にして、電池24のマイナス側も各導電細線41bに
よって電気回路が形成されている。そして、コネクタシ
ール41は、熱溶着等によって回路基板31を液密に包
装することにより、密閉空間41c内に回路基板31を
封入するようになっている。
【0054】このように構成される本実施の形態でも、
第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。こ
れに加えて、本実施の形態では以下の効果を奏する。
【0055】第1に、電池24を除く回路基板31の全
体を可撓性を備えたコネクタシール41で密封するた
め、回路基板31上の回路部品等に外部の水分等が侵入
して悪影響を及ぼすのを防止できると共に、電池24を
容易に交換でき、使い勝手が大幅に向上する。
【0056】第2に、コネクタシール41は可撓性を備
えているため、押釦23による操作を阻害することがな
く、円滑にスイッチ32を押圧操作することができる。
【0057】第3に、単一のコネクタシール41によっ
て、シール機能と導通機能とを実現できるため、全体構
造を簡素化しつつ防水性及び導通性を確保できる。
【0058】3.第3の実施の形態 次に、図10及び図11に基づいて本発明の第3の実施
の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、電池24の
各電極に対応する箇所に導通手段としての接点を設けた
点にある。なお、以下の各実施の形態では、上述した構
成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0059】本電子キー51も第2の実施の形態で述べ
た電子キー21と同様に、電池24を除く回路基板31
の全体を袋状のシール52で密封しており、密閉空間5
2a内で回路基板31を保護している。しかし、本実施
の形態では、シール52は、可撓性及び絶縁性を備えた
樹脂材料から形成されており、前記実施の形態のような
導電細線を備えていない。
【0060】シール52の所定位置には接点53,54
がそれぞれ形成されている。マイナス側接点53は、電
池24のマイナス電極と回路基板31のマイナス側電源
端子34との間に位置するようにしてシール52に固着
されており、プラス側接点54は、端子板36と回路基
板31のプラス側電源端子35との間に位置するように
してシール52に固着されている。
【0061】図11(A)には、各接点53,54の製
造方法が示されている。プラス側の接点54を例に挙げ
ると、例えば、導電性金属材料からなるリベット55を
シール52の所定位置に打ち込んで先端55aを貫通さ
せ、次に、リベット55をかしめることにより、リベッ
ト55の先端55aを変形させてシール52に固着させ
る。これによって、リベット55は接点54となる。ま
た、接点54は、シール52に強固に固着されるため、
接点54の外面とシール52とは強固に密着し、外部の
水分等が両者の隙間を介して密閉空間52a内に侵入し
ないようになっている。そして、図11(B)に示すよ
うに、接点54を介してプラス側電源端子35と端子板
36とが電気的に接続される。
【0062】このように構成される本実施の形態でも第
2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これ
に加えて本実施の形態では、可撓性及び絶縁性を有する
シール52の所定位置に接点53,54を設けるため、
特殊なコネクタシール41を採用する必要がなく、製造
コストを低減することができる。
【0063】4.第4の実施の形態 次に、図12に基づいて本発明の第4の実施の形態を説
明する。本実施の形態の特徴は、スイッチ側でもコネク
タシールの導電性を利用した点にある。
【0064】図12(A)は、本電子キーのスイッチ側
を概略的に拡大して示す断面図であって、本電子キーの
スイッチ61は、2個の接点61a,61bから構成さ
れている。各接点61a,61bの間には、戻しばねと
して作用するゴム等の弾性体62が設けられている。コ
ネクタシール41の上方には、「操作部材」としての押
釦63が上下動可能に取り付けられている。この押釦6
3は、少なくとも下端側の接触面63aが導電性を有す
るように形成されている。例えば、押釦63の全体を導
電性材料から形成してもよいし、樹脂製の押釦63の接
触面63aに導電性のメッキを施してもよい。
【0065】ユーザーが押釦63を押圧すると、押釦6
3は弾性体62の弾力に抗して下方に変位する。これに
より、コネクタシール41は各接点61a,61bに押
し付けられ、各接点61a,61bは、コネクタシール
41と押釦63とを介して電気的に接続される。従っ
て、各接点61a,61b間の電気的接続状態によって
スイッチ入力を行うことができる。
【0066】なお、例えば、コネクタシール41に代え
て、第3の実施の形態のように、各接点61a,61b
の上方に位置する可動接点を樹脂材料からなるシールに
設けてもよい。
【0067】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第2の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、コネクタシー
ル41をスイッチの構成要素としても利用できるため、
全体構造を簡素化して製造コストを低減することができ
る。
【0068】5.第5の実施の形態 次に、図13に基づいて本発明の第5の実施の形態を説
明する。本実施の形態の特徴は、可撓性のシールでスイ
ッチだけを覆い、残余の部分は樹脂モールドした点にあ
る。
【0069】本電子キー71では、可撓性及び絶縁性を
有する樹脂製のシール72によってスイッチ32を覆
い、スイッチ32を密閉空間72a内で保護している。
一方、残余の部分は絶縁性を有する樹脂モールド層73
によって覆われている。ここで、シール72は「第1シ
ール部」に該当し、樹脂モールド層73は「第2シール
部」に該当する。樹脂モールド層73は、シール72の
外周側を一部覆うようにして形成されており、シール7
2との間に隙間が生じないようになっている。また、電
池24との導通を確保すべく、樹脂モールド層73の所
定位置には、マイナス側電源端子34及びプラス側電源
端子35の接触面が露出する開口部が形成されている。
なお、赤外線で操作信号を送信する場合は、樹脂モール
ド層73は少なくとも赤外線に対して透明な材料である
ことが好ましい。
【0070】このように構成される本実施の形態でも第
2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これ
に加えて、本実施の形態では、スイッチ32のみを可撓
性及び絶縁性を有するシール72によって密封し、残余
の部分は樹脂モールド層73によって覆うため、液密の
レベルを向上することができる。即ち、外部からの操作
によって可動するスイッチ32のみを可撓性のシール7
2で覆うことにより、押釦23による操作を確保するこ
とができる。一方、機械的可動部の無い残余の部分は樹
脂モールド層73によって覆われるため、集積回路33
等をより一層効果的に防水することができる。また、樹
脂モールド層73によって外部の衝撃から回路素子を保
護することができる。
【0071】換言すれば、回路素子の機能に応じた複数
の材料により袋状のシール(72,73)を構成するた
め、スイッチ32の機能を保証しつつ防水レベルを向上
でき、耐衝撃性も高めることができる。
【0072】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に限らず、本発明から逸脱しない範囲で種々の追加や変
更等を行うことが可能である。例えば、ケーシングの形
状、押釦の構成、回路や信号の特徴等の細部は、本発明
の要旨ではないから、種々の形態を採用することができ
る。
【0073】また、上記各実施の形態では、スイッチ操
作によって遠隔操作信号を送信させる場合を例示した
が、本発明はこれに限らず、いわゆるトランスポンダ式
の電子キーにも好適に用いることができる。即ち、例え
ば、特開平7−279509号公報等に記載されている
ように、電磁誘導による起電力を利用して、建造物や車
体に設置される固定機との間で双方向通信を行い、これ
により識別コードを照合して所定の制御を行う電子キー
にも本発明は有効である。トランスポンダ式電子キーの
場合、メカニカルキーブレードやスイッチは任意的要素
であり、これらを電子キーが備えている必要はない。
【0074】さらに、本発明は、上述した通り、機械的
な精密加工によって防水性を高めることが困難な非円形
状のケーシングを有する電子キーに好適に用いることが
できるが、ケーシングの形状は図示した例に限定されな
いことは明らかである。例えば、カード状、リング状、
ペンシル状等の種々の形態を採用できる。
【0075】また、コネクタシール41の全面に導電細
線41bを埋設する必要はなく、電気的回路の形成に必
要な部分にのみ導電細線41bを配設してもよい。
【0076】さらに、内蔵電池24に代えて、発電機構
と蓄電機構とを備えるならば、電池交換の必要がないた
め、第1の実施の形態のように、発電機構及び蓄電機構
を含む回路基板の全体をシールによって密封してもよ
い。例えば、発電機構としては、外部からの電磁波によ
って誘導起電力を生起させるコイルや、可動鉄片の変位
によって誘導起電力を発生させる機構、あるいは、熱を
電気的エネルギに変換する熱電対やペルチェ素子等の半
導体素子を用いることが可能である。蓄電機構として
は、例えば、コンデンサ等を採用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る電子キ
ーによれば、封入体によって送信装置を密封するため、
外部の水等の異物が送信装置内に侵入するのを防止する
ことができ、信頼性を高めることができる。
【0078】また、電池を除く回路基板の全体をシール
部材により密封し、導通手段によって回路基板と電池と
の導通を確保するため、回路基板へ水等が侵入するのを
防止しつつ電池交換を行うことができ、使い勝手が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3中の矢示I-I線に沿った断面図である。
【図2】図3中の矢示II-II線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子キーの平
面図である。
【図4】電子キーの底面図である。
【図5】電子キーの分解斜視図である。
【図6】カバーを除去した状態のヘッド部の底面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る電子キーが用
いられる車両用キーレスエントリーシステムの全体を示
す概略説明図である。
【図8】図7中の矢示VIII-VIII線に沿った断面図であ
る。
【図9】コネクタシールの構成及び使用法を示し、図9
(A)はコネクタシールの平面図及び断面図を示し、図
9(B)はコネクタシールを介して電気回路が形成され
る状態を示す。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る電子キーの
断面図である。
【図11】シールに固着される接点の製造法及び使用法
を示し、図11(A)は接点をシールに固着する方法を
示し、図11(B)は接点を介して電気回路が形成され
る状態を示す。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る電子キーの
要部を示す断面図であって、図12(A)は押釦63を
押圧する前の状態を示し、図12(B)は押釦63を押
圧することにより電気回路が形成される状態を示す。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る電子キーの
断面図である。
【符号の説明】
2 ヘッド部 3 送信装置 4 保護部材 4a 突起部 5 ヘッド本体 6 カバー 7 凹部 8 開口部 9 ねじ 10 基板 11 電池 12,13 スイッチ 15 封入体 21 電子キー 22 ケーシング 23 押釦 24 電池 31 回路基板 32 スイッチ 33 集積回路 34 マイナス側電源端子 35 プラス側電源端子 36 端子板 41 コネクタシール 51 電子キー 52 シール 53 マイナス側接点 54 プラス側接点 61a,61b スイッチの接点 63 押釦 71 電子キー 72 シール 73 樹脂モールド層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に収容さ
    れかつ識別情報を含んだ遠隔操作信号を発生する送信装
    置とを有し、 前記ケーシングは、凹部に連絡する少なくとも1個の開
    口部が形成されたケーシング本体と、該ケーシング本体
    の凹部を覆いかつ該ケーシング本体に着脱可能に取り付
    けられるカバーとを備え、 可撓性を有する絶縁性封入体によって前記送信装置を密
    閉して前記ケーシング本体の凹部内に収容したことを特
    徴とする電子キー。
  2. 【請求項2】 前記開口部には操作部材を設け、該操作
    部材は、前記凹部と前記送信装置との間に配置され前記
    送信装置を保護する保護部材と一体に形成されており、
    かつ前記開口部に配置される操作部材及び前記絶縁性封
    入体を介して前記送信装置のスイッチを前記開口部から
    押圧できることを特徴とする請求項1に記載の電子キ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性封入体は、熱溶着性のウレタ
    ン系エラストマから薄肉に形成されている請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の電子キー。
  4. 【請求項4】 所定の信号を送信することにより、該信
    号に応じた所定の制御を行わせる電子キーにおいて、 ケーシングと、 該ケーシング内に設けられた回路基板と、 前記回路基板に設けられたスイッチと、 前記回路基板に設けられ、前記スイッチの操作に応じて
    前記所定の信号を送信させる制御回路と、 前記回路基板に交換可能に取り付けられた電池とを備
    え、 前記電池を除く回路基板の全体を少なくとも前記スイッ
    チを覆う部分が可撓性を有するシール部材によって液密
    に密閉し、 前記回路基板と前記電池との間を液密を保持しつつ導通
    させる導通手段を設けたことを特徴とする電子キー。
  5. 【請求項5】 前記シール部材は、可撓性及び絶縁性を
    有する樹脂層から形成されており、前記導通手段は、前
    記樹脂層の厚さ方向に配設された複数の導電細線から形
    成されている請求項4に記載の電子キー。
  6. 【請求項6】 前記スイッチを一対の接点から形成し、
    導電性の操作部材により前記シール部材を介して前記各
    接点を押圧させることにより該各接点間を導通させてス
    イッチ操作を行う請求項5に記載の電子キー。
  7. 【請求項7】 前記シール部材は、可撓性及び絶縁性を
    有する樹脂層から形成されており、前記導通手段は、前
    記樹脂層の所定位置を貫通して設けられた接点部材から
    形成されている請求項4に記載の電子キー。
  8. 【請求項8】 前記シール部材は、可撓性及び絶縁性を
    有し前記スイッチを覆う第1シール部と、残余の部分を
    覆うように前記第1シール部に連続して設けられた絶縁
    性の第2シール部とからなり、前記導通手段は、前記回
    路基板から前記第2シール部を貫通して設けられた端子
    部によって形成されている請求項4に記載の電子キー。
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