JPH11279241A - シロキサングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法 - Google Patents

シロキサングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法

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JPH11279241A
JPH11279241A JP10037298A JP10037298A JPH11279241A JP H11279241 A JPH11279241 A JP H11279241A JP 10037298 A JP10037298 A JP 10037298A JP 10037298 A JP10037298 A JP 10037298A JP H11279241 A JPH11279241 A JP H11279241A
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JP
Japan
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group
siloxane
hydrogen atom
formula
hydrocarbon group
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Application number
JP10037298A
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English (en)
Inventor
Takako Manzouji
隆子 萬造寺
Sunao Okawa
直 大川
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 末端にケイ素原子結合水素原子を有するシロ
キサン鎖がグラフト結合した新規なシロキサングラフト
型ビニルポリマーとその製造方法を提供する。 【解決手段】 側鎖に、下記一般式(A)および(B)
で表されるシロキサン鎖がグラフト結合してなるシロキ
サングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法。 【化1】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
化水素基であり、aは0または1であり、nは10より
大きい整数であり、pは0〜9の整数であり、mは0〜
2の整数であり、Xは水素原子または式: 【化2】 (式中、B,R,a,pおよびmは前記と同じであ
る。)で示される一価有機基である。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なシロキサング
ラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法に関し、詳
しくは、末端にケイ素原子結合水素原子を有するシロキ
サン鎖がグラフト結合した新規なシロキサングラフト型
ビニルポリマーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分子鎖末端にケイ素原子結合水素
原子を有するシロキサンがグラフト結合してなるビニル
ポリマーとしては、例えば、式:
【化11】 で示されるシロキサンマクロモノマーとエチレン性不飽
和モノマーとの共重合体が知られている(特開平7−1
1141号公報参照)。しかしながら、ここで使用され
ているシロキサンマクロモノマーの重合度は比較的小さ
いため、このビニルポリマーをアルケニル基含有有機樹
脂とヒドロシリル化反応させても、得られた硬化物の表
面はポリシロキサン鎖に由来する剥離性,離型性,撥水
性,低表面張力,低摩擦力などの諸特性が不十分である
という欠点があった。一方、分子鎖末端にケイ素原子結
合水素原子を有する重合度の大きいポリシロキサンがグ
ラフト結合してなるビニルポリマーも提案されている
(特願平9−344293号公報参照)。しかしこのビ
ニルポリマー中のケイ素原子結合水素原子の含有率はポ
リシロキサンの重合度とポリシロキサンの含有率に依存
しており、特にポリシロキサンの重合度が大きい場合に
は相対的にケイ素原子結合水素原子の含有率が低下し
て、その含有率を高くすることができないという欠点が
あった。このため、このビニルポリマーをアルケニル基
含有有機樹脂とのヒドロシリル化反応に使用すると硬化
性が不十分となることがあった。このようなことから、
ケイ素原子結合水素原子の含有率を広い範囲に渡って任
意に制御することができる、即ち、ケイ素原子結合水素
原子の含有率を高くすることのできる新規なシロキサン
グラフト型ビニルポリマーが求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、末端にケイ素原子結合水素
原子を有するシロキサン鎖がグラフト結合した新規なシ
ロキサングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、側鎖に、下記
一般式(A)および(B)で表されるシロキサン鎖がグ
ラフト結合してなるシロキサングラフト型ビニルポリマ
【化12】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
化水素基であり、aは0または1であり、nは10より
大きい整数であり、pは0〜9の整数であり、mは0〜
2の整数であり、Xは水素原子または式:
【化13】 (式中、B,R,a,pおよびmは前記と同じであ
る。)で示される一価有機基である。]、および、
(a)一般式:
【化14】 [式中、B,R,X,aおよびnは前記と同じであり、
Yはビニル重合可能な基である。]で示されるシリコー
ンマクロモノマーと、(b)一般式:
【化15】 (式中、B,R,X,Y,a,pおよびmは前記と同じ
である。)で示される重合性シロキサンと、必要に応じ
て、(c)上記(a)成分および(b)成分以外の重合
性ビニルモノマーを共重合することを特徴とする、上記
シロキサングラフト型ビニルポリマーの製造方法に関す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】これを詳しく説明すると、本発明
のビニルポリマーは、側鎖に、下記一般式(A)および
(B)で表される2種類のシリコーン鎖がグラフト結合
してなるポリマーである。
【化16】 上式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
ルキレン基であり、二価炭化水素基としては、エチレン
基,プロピレン基,ブチレン基,ヘキシレン基が例示さ
れ、アルキレンオキシアルキレン基としては、エチレン
オキシプロピレン基が例示される。Rは脂肪族不飽和結
合を除く一価炭化水素基であり、メチル基,エチル基,
プロピル基,ブチル基,ヘキシル基のようなアルキル
基;フェニル基,トリル基,キシリル基のようなアリー
ル基;ベンジル基,フェネチル基のようなアラルキル基
が例示される。aは0または1である。nは10より大
きい整数であるが、製造の容易さから11〜200の範
囲であることが好ましく、20〜150の範囲であるこ
とがさらに好ましい。pは0〜9の整数であり、製造し
易さおよび経済性から0または3であることが好まし
い。mは0〜2の整数である。Xは水素原子または式:
【化17】 (式中、B,R,a,pおよびmは前記と同じであ
る。)で示される一価有機基である。
【0006】このような本発明のシロキサングラフト型
ビニルポリマーとしては、下記一般式で表されるポリマ
ーが例示される。
【化18】 上式中、B,R,X,n,a,pおよびmは前記と同じ
である。R1は水素原子または脂肪族不飽和結合を除く
一価炭化水素基であり、一価炭化水素基としては、メチ
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヘキシル基の
ようなアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリル基
のようなアリール基;ベンジル基,フェネチル基のよう
なアラルキル基が例示される。R2は同種もしくは異種
の水素原子,ハロゲン原子またはアルケニル基,アクリ
ロキシ基,メタクリロキシ基,アクリルアミド基および
メタクリルアミド基を除く一価有機基である。一価有機
基としては、例えば、アリール基,シクロアルキル基等
の一価炭化水素基;シアノ基および式:
【化19】 で表される基が挙げられる。上式中、R3は水素原子ま
たはアルケニル基,アクリロキシ基,メタクリロキシ
基,アクリルアミド基およびメタクリルアミド基を除く
一価有機基であり、一価有機基としては一価炭化水素
基,アミノアルキル基またはカルビノール基が例示され
る。具体的には、下記式で表される基が例示される。
【化20】 これ以外にも、このR2として下記式で表される基が例
示される。
【化21】 x,yおよびzは、x>0,y>0,z≧0の数である
が、これらの比は、x:y:z=0.02〜5.00:
0.2〜95.0:0〜99.78モル%であることが
好ましく、より好ましくは0.1〜3.0:1〜90:
0〜98.9モル%である。尚、このシロキサングラフ
ト型ビニルポリマーの数平均分子量は、通常、500,
000以下であるが、1,000〜300,000の範囲
が好ましく、10,000〜200,000の範囲がより
好ましい。
【0007】このような本発明のシロキサングラフト型
ビニルポリマーは、例えば、(a)一般式:
【化22】 で表されるシリコーンマクロモノマーと、(b)一般
式:
【化23】 で表される重合性シロキサンと、必要に応じて、(c)
上記(a)成分および(b)成分以外の重合性ビニルモ
ノマーとを共重合することにより製造することができ
る。
【0008】上記(a)成分のシリコーンマクロモノマ
ーは、上記一般式で表される、片末端にビニル重合性基
を有し、他方の末端にケイ素原子結合水素原子を有する
ポリシロキサンである。上式中、B,R,X,Y,nお
よびaは前記と同じである。ここで重合度nは、他成分
との共重合反応性を考え合わせると、11〜200の範
囲であることが好ましく、20〜150の範囲であるこ
とが特に好ましい。このような(a)成分のシリコーン
マクロモノマーとして、下記一般式で表される化合物が
例示される。
【化24】 上式中、B,R,R1,X,nおよびaは前記と同じで
ある。具体的には、下記式で表されるシロキサンが例示
される。
【化25】
【0009】このような(a)成分のシリコーンマクロ
モノマーは、例えば、リチウムメタクリロキシプロピル
ジメチルシラノレートを重合開始剤とし、環状トリシロ
キサンをリビングアニオン重合させてからジオルガノヒ
ドリドハロシランで重合を停止させることにより製造す
ることができる。
【化26】 さらに、このようにして得られた片末端がメタクリロキ
シ基で封鎖され、他方の末端がケイ素原子結合水素原子
で封鎖されたシリコーンマクロモノマーに、アルケニル
ジハロシランまたはアルケニルトリハロシラン等を付加
反応させ、次いで加水分解によりケイ素原子−ハロゲン
原子結合をシラノール基に変換した後、片末端がケイ素
原子結合水素原子で封鎖され他方の末端がケイ素原子結
合ハロゲン原子で封鎖されたポリシロキサンと縮合反応
させることにより、次式で示されるようなシリコーンマ
クロモノマーを製造することができる。
【化27】 また、リチウムメタクリロキシプロピルジメチルシラノ
レートを重合開始剤とし、環状トリシロキサンをリビン
グアニオン重合させてからケイ素原子結合水素原子とケ
イ素原子結合ハロゲン原子を含有するポリシロキサンと
縮合反応させる方法によっても製造することができる。
【化28】
【0010】上記(b)成分の重合性シロキサンは、上
記一般式で表される、片末端にビニル重合性基を有し、
他方の末端にケイ素原子結合水素原子を有するポリシロ
キサンである。この(b)成分は、本発明のビニルポリ
マー中のケイ素原子結合水素原子の含有率をコントロー
ルする成分である。上式中、B,R,X,Y,a,mお
よびpは前記と同じである。ここでpは、少量の添加で
ケイ素原子結合水素原子の含有率を増やすためになるべ
く小さい方が好ましく、合成の容易さも考え合わせると
0または3であることが好ましい。このような(b)成
分の重合性シロキサンとして、例えば、下記一般式で表
されるシロキサンが例示される。
【化29】 上式中、B,R,R1,X,a,mおよびpは前記と同
じである。具体的には、下記式で表されるシロキサンが
例示される。
【化30】
【0011】このような(b)成分の重合性シロキサン
は、例えば、メタクリロキシプロピル基含有アルコキシ
シラン中のケイ素原子結合アルコキシ基を、1,1,
3,3−テトラオルガノジシロキサン中のジオルガノシ
ロキシ基で置換する方法によって製造することができ
る。
【化31】 また、メタクリロキシプロピル基含有シラノールを、片
末端がケイ素原子結合水素原子で封鎖され他方の末端が
ケイ素原子結合ハロゲン原子で封鎖されたポリシロキサ
ンと縮合反応させる方法によっても製造することができ
る。
【化32】 この他にも、メタクリロキシプロピルジメチルシラノー
ルと、ケイ素原子結合水素原子およびケイ素原子結合ハ
ロゲン原子を含有するポリシロキサンとを縮合反応させ
る方法によっても製造することができる。
【化33】
【0012】上記(c)成分の重合性ビニルモノマー
は、(a)成分および(b)成分以外のラジカル重合性
ビニルモノマーであり、(a)成分および(b)成分と
共重合し得る成分である。この(c)成分はビニル重合
可能なものであればよく、具体的には、一般式:CH2
=CR2 2(式中、R2は水素原子,ハロゲン原子または
アルケニル基,アクリロキシ基,メタクリロキシ基,ア
クリルアミド基およびメタクリルアミド基を除く一価有
機基である。)で表される重合性ビニルモノマーが挙げ
られる。このような(c)成分のビニルモノマーとして
は、アクリル酸またはメタクリル酸の各種エステル,エ
チレンまたはその誘導体,アクリル酸,メタクリル酸,
酢酸ビニル,塩化ビニリデン,塩化ビニル,ポリアルキ
レングリコールモノメタクリレートの他、下記式で示さ
れる化合物が例示される。
【化34】 尚、本成分としてこれらを2種以上組み合わせて用いる
こともできる。
【0013】本発明のビニルポリマーは、通常、前記
(a)成分,(b)成分および必要に応じて(c)成分
をラジカル共重合することにより合成される。尚、これ
以外にもアニオン重合、グループトランスファー重合等
の従来公知の重合方法を使用することができる。(a)
成分〜(c)成分の共重合比率は、シリコーンマクロモ
ノマーの重合度や共重合モノマー成分の種類などによっ
て異なるが、一般に、(a)成分:(b)成分:(c)
成分が0.02〜5.00:0.2〜95.0:0〜9
9.78(モル%)の範囲であり、好ましくは、0.1
〜3.0:1〜90:0〜98.9(モル%)の範囲で
ある。使用されるラジカル重合開始剤としては、アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ系化合物;ベンゾイルパ
ーオキサイド,ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化
物が例示される。重合方法としては、溶液重合法,乳化
重合法,懸濁重合法,塊状重合法が挙げられるが、前記
(a)成分、(b)成分および(c)成分を均一に溶解
し、均一系で重合させることのできる溶液重合法が好ま
しい。使用される溶媒は(c)成分の種類および含有量
により異なるが、一般に、ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等の芳香族炭化水素;メチルエチルケトン,メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類;酢酸エチル,酢酸ブチル
などのエステル類;テトラヒドロフラン,ジオキサン,
ジエチルエーテルなどのエーテル類が例示される。ま
た、これらの溶媒を2種類以上組み合わせて使用しても
よい。共重合反応終了後は、溶媒等の低沸点物を加熱減
圧留去などの方法で除去することにより、本発明のシロ
キサン末端にケイ素原子結合水素原子を含有するシロキ
サングラフト型ビニルポリマーが得られる。
【0014】以上のような本発明のシロキサングラフト
型ビニルポリマーは、ケイ素原子結合水素原子で封鎖さ
れた重合度の異なる2種類のシロキサン鎖がグラフト結
合してなる新規なビニルポリマーである。このビニルポ
リマーは、ケイ素原子結合水素原子の含有率を広い範囲
にわたって制御できる、即ち、ケイ素原子結合水素原子
の含有率を高くすることができるという特徴を有する。
このため本発明のビニルポリマーは、ヒドロシリル化架
橋により良好に硬化し得るという利点を有する。また、
本発明のビニルポリマー中のケイ素原子結合水素原子の
含有率を変えることにより、その硬化性を容易に制御す
ることが可能である。さらに得られた硬化物は、ポリシ
ロキサン鎖に由来する剥離性,離型性,低摩擦性などの
特性に優れており、かつ、これらの諸特性の経時変化が
極めて少ないという利点を有する。このため本発明のビ
ニルポリマーは、紙,フィルム,金属箔等のシート状基
材へのコーテイング剤として有用である。尚、ヒドロシ
リル化架橋には、通常、アルケニル基を1分子中に2個
以上有する有機樹脂またはケイ素原子に結合したアルケ
ニル基を1分子中に2個以上有するオルガノポリシロキ
サンが架橋剤として使用される。触媒としては、白金系
触媒,ロジウム系触媒,パラジウム系触媒が挙げられ
る。白金系触媒は公知の白金系化合物が好ましく、通
常、塩化白金酸のアルコール溶液,白金とアルケニル化
合物やリン化合物との錯体が使用される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明す
る。実施例中、Meはメチル基を示している。なお、得
られたシロキサングラフト型ビニルポリマーの数平均分
子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)による標準ポリスチレン換算の測定値を示した。
また、得られたビニルポリマー中のケイ素原子結合水素
原子の含有率はヨードメトリーにより定量した。
【0016】
【参考例1】攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた1Lの
フラスコに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン282.0g(2.1mol)、イソプロピルアルコ
ール80ml、水80mlおよび濃塩酸40mlを投入
し、次いで室温下、3−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン173.8g(0.7mol)を1時間か
けて滴下した。この反応液を更に1時間攪拌した後、下
層を分離した。こうして得られた上層の有機層を3回水
洗した後、飽和重曹水で1回洗浄して、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。これをろ過し、ろ液を減圧濃縮して
反応生成物261.3gを得た。得られた反応生成物を
核磁気共鳴分析(以下、NMRと略す。)により分析し
たところ、下記式で示されるシロキサン化合物であるこ
とが判明した。このシロキサン化合物のガスクロマトグ
ラフィー(以下、GLCと略す。)による純度は96.
7%であった。
【化35】
【0017】
【参考例2】攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた500
mlのフラスコに、水25g,トリエチルアミン41.
4g(408.7mmol)およびヘキサン70mlを
投入した。次いでこれに、3−メタクリロキシプロピル
ジメチルクロロシラン30g(136.2mmol)と
ヘキサン30mlの混合物を、反応温度が30℃を超え
ないように水浴で冷却しながら滴下した。滴下終了後、
1時間攪拌してpHが酸性でないことを確認した後、フ
ラスコを静置して水層を分離し、得られた有機層を3回
水洗した。その後有機層に2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノ−ルを0.06g加えて、1時間共沸脱
水を行った。共沸脱水後の反応混合物から加熱減圧によ
りヘキサンを留去して、反応生成物27gを得た。得ら
れた反応生成物をNMRにより分析したところ、下記式
で示される3−メタクリロキシプロピルジメチルシラノ
ールであることが判明した。このシラノール化合物のG
LCによる純度は99%であった。
【化36】
【0018】
【参考例3】攪拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管
を備えた500mlのフラスコにトリスジメチルシリル
メチルシロキサン300gと塩化白金酸の2重量%イソ
パノール溶液440μlを投入し、窒素雰囲気下で均一
に混合した。次いでこれを80℃まで加熱して、80℃
を超えないようにしながらジメチルビニルクロロシラン
53.9gを滴下した。滴下終了後、80℃から90℃
の範囲内で1時間加熱攪拌した。この反応溶液をGLC
により分析したところ、目的の化合物が生成しているこ
とを確認した。次いで、反応溶液から低沸点物を加熱減
圧することにより除去した後、ウィドマーカラムを用い
て減圧蒸留を行い、88〜92℃/1mmHgの留分1
20gを得た。得られた留分をNMRにより分析したと
ころ、下記式で表されるクロロシランであることが判明
した。
【化37】
【0019】
【参考例4】攪拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管
を備えた300mlのフラスコにトルエン94gおよび
ヘキサメチルシクロトリシロキサン123.5g(4.
669mol)を投入して混合し、1時間共沸脱水を行
なった。次いでこれを室温まで冷却して系内を窒素で置
換した後、n−ブチルリチウムの1.68Nヘキサン溶
液125.1μl(0.210167mmol)と参考
例2で合成した3−メタクリロキシプロピルジメチルシ
ラノール5.36g(26.49mmol)を投入し
て、10分間室温で攪拌した。さらにジメチルホルムア
ミド9.88gおよびアセトニトリル30.88gの混
合物を投入したところ、重合反応が開始した。重合反応
の進行をGLCでモニターして、ヘキサメチルシクロト
リシロキサンの転化率が約79.2%になった時点で酢
酸を0.02g加えて反応を停止させた。次いで、モレ
キュラシーブス3Aで乾燥したジエチルアミン3.8g
(52.07mmol)を投入し、参考例3で得られた
クロロシラン13.5g(34.71mmol)を滴下
した後、1日間室温で攪拌した。その後さらにメタノー
ル3.4g(34.71mmol)を投入して1時間室
温で攪拌した。次いで反応溶液を濾過して生成した塩を
取り除き、得られた有機層にヒドロキノンモノメチルエ
ーテル6.4mgを添加して低沸点物を加熱減圧留去す
ることにより、無色透明液体120gを得た。このもの
は、NMR分析の結果、以下の平均分子式で示されるシ
リコーンマクロモノマーであることが判明した。
【化38】 このシリコーンマクロモノマーのGPCによる数平均分
子量は6580であり、分散度は1.10であった。ま
た、ケイ素原子結合水素原子含有率は0.0552重量
%(計算値:0.0476重量%)であった。
【0020】
【参考例5】攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた1Lの
フラスコに、参考例2で合成した3−メタクリロキシプ
ロピルジメチルシラノール95g(458.5mmo
l),モレキュラーシーブス3Aで乾燥したトリエチル
アミン69.6g(687.8mmol)およびヘキサ
ン700mlを投入した。次いでこれに、窒素雰囲気
下、反応温度が15℃を超えないように水浴で冷却しな
がらジメチルクロロシラン52g(550.2mmo
l)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、室温で24
時間攪拌した。得られた反応溶液を濾過して生成した塩
を取り除き、次いで3回水洗を行った後、得られた有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これをろ過した
後、反応溶液にヒドロキノンモノメチルエーテル6.4
mgを添加して、低沸点物を加熱減圧することにより除
去した後、減圧蒸留を行い、69〜71℃/1mmHg
の留分65.6gを得た。得られた留分をNMRにより
分析したところ、下記式で表されるシロキサン化合物で
あることが判明した。このシロキサン化合物のGLCに
よる純度は98.2%であった。
【化39】
【0021】
【参考例6】攪拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管
を備えた300mlのフラスコにトルエン94gおよび
ヘキサメチルシクロトリシロキサン123.5g(4.
669mol)を投入して混合し、1時間共沸脱水を行
なった。次いでこれを室温まで冷却して系内を窒素で置
換した後、n−ブチルリチウムの1.68Nヘキサン溶
液125.1μl(0.210167mmol)と参考
例2で合成した3−メタクリロキシプロピルジメチルシ
ラノール5.36g(26.49mmol)を投入し
て、10分間室温で攪拌した。さらにジメチルホルムア
ミド9.88gおよびアセトニトリル30.88gの混
合物を投入したところ、重合反応が開始した。重合反応
の進行をGLCでモニターして、ヘキサメチルシクロト
リシロキサンの転化率が約80.1%になった時点で、
酢酸を0.02gを加えて反応を停止させた。次いで、
モレキュラシーブス3Aで乾燥したジエチルアミン8.
79g(120.15mmol)を投入して、ジメチル
クロロシラン7.58g(80.1mmol)を滴下し
た後、1日間室温で攪拌した。その後さらにメタノール
8.54g(267mmol)を投入して1時間室温で
攪拌した。次いで反応溶液を濾過して生成した塩を取り
除き、得られた有機層にヒドロキノンモノメチルエーテ
ル6.4mgを添加して低沸点物を加熱減圧留去するこ
とにより、無色透明液体118gを得た。このものは、
NMR分析の結果、以下の平均分子式で示されるシリコ
ーンマクロモノマーであることが判明した。
【化40】 このシリコーンマクロモノマーのGPCによる数平均分
子量は6224であり、分散度は1.08であった。ま
た、ケイ素原子結合水素原子含有率は0.0261重量
%(計算値:0.0267重量%)であった。
【0022】
【実施例1】攪拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管
を備えた100mlのフラスコにトルエン15gを仕込
み、次いで窒素ガスを30分間バブリングして溶存酸素
を取り除いた。これに、アクリル酸ブチル5.4g(4
2.13mmol),参考例1で得られたシロキサン化
合物1.6g(4.2mmol),参考例4で得られた
シリコーンマクロモノマー3g(0.456mmol)
およびアゾビスイソブチロニトリル0.2gを投入し、
さらに窒素ガスを30分間バブリングした。この混合物
を窒素雰囲気下、60℃で24時間加熱攪拌して反応混
合物のトルエン溶液を得た。得られたトルエン溶液をG
PCにより分析したところ、原料であるアクリル酸ブチ
ル,シロキサン化合物およびシリコーンマクロモノマー
のピークがほぼ消失していることが確認できた。この反
応溶液から低沸点物を加熱減圧することにより除去し
て、半固体状のポリマー10gを得た。これをNMR分
析したところ、下記式で示されるシロキサン末端にケイ
素原子結合水素原子を含有するシロキサングラフト型ビ
ニルポリマーであることが判明した。得られたビニルポ
リマーの数平均分子量は65,431であり、ケイ素原
子結合水素原子含有率は0.145重量%(計算値:
0.130重量%)であった。
【化41】
【0023】
【実施例2】攪拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管
を備えた100mlのフラスコにトルエン15gを仕込
み、次いで窒素ガスを30分間バブリングして溶存酸素
を取り除いた。これに、アクリル酸ブチル6g(46.
81mmol),参考例5で得られたシロキサン化合物
1g(3.84mmol),参考例6で得られたシリコ
ーンマクロモノマー3g(0.482mmol)および
アゾビスイソブチロニトリル0.2gを投入して、さら
に窒素ガスを30分間バブリングした。この混合物を窒
素雰囲気下、60℃で24時間加熱攪拌して反応混合物
のトルエン溶液を得た。得られたトルエン溶液をGPC
により分析したところ、原料であるアクリル酸ブチル,
シロキサン化合物およびシリコーンマクロモノマーのピ
ークがほぼ消失していることが確認できた。この反応溶
液から低沸点物を加熱減圧することにより除去して、半
固体状のポリマー10.1gを得た。これをNMR分析
したところ、下記式で示されるシロキサン末端にケイ素
原子結合水素原子を含有するシロキサングラフト型ビニ
ルポリマーであることが判明した。得られたビニルポリ
マーの数平均分子量は85,550であり、ケイ素原子
結合水素原子含有率は0.0448重量%(計算値:
0.0433重量%)であった。
【化42】
【0024】
【応用例1】実施例1で合成したシロキサングラフト型
ビニルポリマー100重量部に、ビニル官能性ポリエー
テル化合物[商品名:HPE−1030,ダイセル化学
(株)製]23.9重量部および塩化白金酸の2重量%
イソプロパノール溶液0.613重量部を均一に添加混
合して、ケイ素原子結合水素原子のモル数がビニル基の
モル数の1.0倍になるようにして、硬化性組成物を調
製した。得られた組成物を固形分濃度が8重量%になる
ようにn−ヘキサンに溶解させて、この溶液をバーコー
ターを用いてポリエチレンラミネート紙のポリエチレン
面に固形分の塗工量が0.5g/m2になるように塗工
した。塗工後、120℃のオーブンに入れて5分間放置
したところ、硬化皮膜が形成された。このようにして得
られた硬化皮膜の剥離抵抗値を下記の方法に従って測定
した。これらの結果を表1に示した。 ○剥離抵抗値 硬化皮膜に、幅38mmの市販粘着テープ[日東電工
(株)製:商品名31B]を重さ2kgのテープローラー
を往復させて圧着し、次いでその粘着テープの上に20
g/cm2の荷重をかけた状態で70℃で20時間放置
した。放置後、荷重を解いて室温下で2時間冷却し、次
いでテンシロンにより粘着テープを速度300mm/
分、角度180度で引き剥がして剥離に要した力(g/
38mm)を測定した。尚、硬化直後に粘着テープを貼
りあわせたものを剥離抵抗値Aとし、硬化後24時間室
温で放置してから粘着テープを貼りあわせたもの剥離抵
抗値Bとした。
【0025】
【応用例2】実施例2で合成したシロキサングラフト型
ビニルポリマー100重量部に、ビニル官能性ポリエー
テル化合物[商品名:HPE−1030,ダイセル化学
(株)製]7.04重量部および塩化白金酸の2重量%
イソプロパノール溶液0.528重量部を均一に添加混
合して、ケイ素原子結合水素原子のモル数がビニル基の
モル数の1.0倍になるようにして、硬化性組成物を調
製した。得られた組成物を固形分濃度が8重量%になる
ようにn−ヘキサンに溶解させて、この溶液をバーコー
ターを用いてポリエチレンラミネート紙のポリエチレン
面に固形分の塗工量が0.5g/m2になるように塗工
した。塗工後、120℃のオーブンに入れて5分間放置
したところ、硬化皮膜が形成された。このようにして得
られた硬化皮膜の剥離抵抗値を応用例1と同様にして測
定した。これらの結果を表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明のシロキサングラフト型ビニルポ
リマーは、末端にケイ素原子結合水素原子を有するシロ
キサン鎖がグラフト結合した新規なビニルポリマーであ
り、ヒドロシリル化架橋により良好に硬化して、剥離
性,離型性,低摩擦性などに優れた硬化皮膜を形成する
という特徴を有する。また、本発明の製造方法は、この
ような新規のシロキサングラフト型ビニルポリマーを生
産性良く製造できるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で合成されたシロキサング
ラフト型ビニルポリマーの29Si−NMRチャートであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖に、下記一般式(A)および(B)
    で表されるシロキサン鎖がグラフト結合してなるシロキ
    サングラフト型ビニルポリマー。 【化1】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
    ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
    化水素基であり、aは0または1であり、nは10より
    大きい整数であり、pは0〜9の整数であり、mは0〜
    2の整数であり、Xは水素原子または式: 【化2】 (式中、B,R,a,pおよびmは前記と同じであ
    る。)で示される一価有機基である。]
  2. 【請求項2】 シロキサングラフト型ビニルポリマー
    が、一般式: 【化3】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
    ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
    化水素基であり、R1は水素原子または脂肪族不飽和結
    合を除く一価炭化水素基であり、R2は水素原子,ハロ
    ゲン原子またはアルケニル基,アクリロキシ基,メタク
    リロキシ基,アクリルアミド基およびメタクリルアミド
    基を除く一価有機基である。aは0または1であり、p
    は0〜9の整数であり、mは0〜2の整数であり、nは
    10より大きい整数であり、x,yおよびzはx>0,
    y>0,z≧0の数であり、Xは水素原子または式: 【化4】 (式中、B,R,a,pおよびmは前記と同じであ
    る。)で示される一価有機基である。]で示される数平
    均分子量500,000以下のポリマーである、請求項
    1に記載のシロキサングラフト型ビニルポリマー。
  3. 【請求項3】 (a)一般式: 【化5】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
    ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
    化水素基であり、Yはビニル重合可能な基である。aは
    0または1であり、nは10より大きい整数であり、X
    は水素原子または式: 【化6】 (式中、B,Rおよびaは前記と同じであり、pは0〜
    9の整数であり、mは0〜2の整数である。)で示され
    る一価有機基である。]で示されるシリコーンマクロモ
    ノマーと、(b)一般式: 【化7】 (式中、B,R,X,Y,a,pおよびmは前記と同じ
    である。)で示される重合性シロキサンと、必要に応じ
    て、(c)上記(a)成分および(b)成分以外の重合
    性ビニルモノマーを共重合することを特徴とする、請求
    項1に記載のシロキサングラフト型ビニルポリマーの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 (a’)一般式: 【化8】 [式中、Bは二価炭化水素基またはアルキレンオキシア
    ルキレン基であり、Rは脂肪族不飽和結合を除く一価炭
    化水素基であり、R1は水素原子または脂肪族不飽和結
    合を除く一価炭化水素基である。aは0または1であ
    り、nは10より大きい整数であり、Xは水素原子また
    は式: 【化9】 (式中、B,Rおよびaは前記と同じであり、pは0〜
    9の整数であり、mは0〜2の整数である。)で示され
    る一価有機基である。]で示されるシリコーンマクロモ
    ノマーと、(b’)一般式: 【化10】 (式中、B,R,R1,X,a,pおよびmは前記と同
    じである。)で示される重合性シロキサンと、必要に応
    じて、(c’)一般式:CH2=CR2 2(式中、R2は水
    素原子,ハロゲン原子またはアルケニル基,アクリロキ
    シ基,メタクリロキシ基,アクリルアミド基およびメタ
    クリルアミド基を除く一価有機基である。)で表される
    重合性ビニルモノマーを共重合することを特徴とする、
    請求項2に記載のシロキサングラフト型ビニルポリマー
    の製造方法。
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