JPH11278893A - 廃棄物の再処理方法 - Google Patents
廃棄物の再処理方法Info
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- JPH11278893A JPH11278893A JP7936298A JP7936298A JPH11278893A JP H11278893 A JPH11278893 A JP H11278893A JP 7936298 A JP7936298 A JP 7936298A JP 7936298 A JP7936298 A JP 7936298A JP H11278893 A JPH11278893 A JP H11278893A
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- Japan
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- waste
- pts
- cement mixture
- reprocessing
- incineration
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/02—Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
- C04B18/021—Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates agglomerated by a mineral binder, e.g. cement
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/28—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B24/30—Condensation polymers of aldehydes or ketones
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
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- Civil Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な方法で、しかも焼却による廃棄物焼却
残灰の影響が無く、さらに処理のリサイクル化が可能な
廃棄物の再処理方法を提供する。 【解決手段】 廃棄物を破砕して微粒化し、微粒化した
廃棄物を所定配合のセメント混合物で固化して再資源骨
材とすることで、最終製品化するまで一切焼却すること
なく廃棄物を再処理する。
残灰の影響が無く、さらに処理のリサイクル化が可能な
廃棄物の再処理方法を提供する。 【解決手段】 廃棄物を破砕して微粒化し、微粒化した
廃棄物を所定配合のセメント混合物で固化して再資源骨
材とすることで、最終製品化するまで一切焼却すること
なく廃棄物を再処理する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物の再処理方法
に関し、特に土木建築の構造物をコンクリートで構築し
たりコンクリート２次製品として利用する際の骨材、あ
るいは、道路の路盤材及びアスファルト用骨材としての
道路舗装骨材の代替品として使用できる再資源骨材を製
造することにより、さらにこの再資源骨材を利用してコ
ンクリート製品を成形することにより、廃棄物を再処理
する方法に関するものである。
に関し、特に土木建築の構造物をコンクリートで構築し
たりコンクリート２次製品として利用する際の骨材、あ
るいは、道路の路盤材及びアスファルト用骨材としての
道路舗装骨材の代替品として使用できる再資源骨材を製
造することにより、さらにこの再資源骨材を利用してコ
ンクリート製品を成形することにより、廃棄物を再処理
する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、廃棄物を処理する場合、一般的に
燃せる廃棄物は焼却して、焼却して残った焼却残灰を最
終処分場に埋め立てることで廃棄物を処理していた。こ
のような廃棄物を焼却する方法は最も簡便な方法ではあ
るが、多くの有害物質を大気に放出飛散し、環境ホルモ
ンの影響で人体の健康を損ねていた。また、焼却工程が
必須のため、最終製品にする段階で化石燃料の熱エネル
ギーを大量に消費し、ＣＯ2 を大気に放出する原因とも
なっていた。さらに、焼却残灰も多くの有害物質を含有
しているため、最終処分場に埋め立てした場合の長期に
わたる安全性が保証されず、地下水等を汚染する原因と
もなっていた。
燃せる廃棄物は焼却して、焼却して残った焼却残灰を最
終処分場に埋め立てることで廃棄物を処理していた。こ
のような廃棄物を焼却する方法は最も簡便な方法ではあ
るが、多くの有害物質を大気に放出飛散し、環境ホルモ
ンの影響で人体の健康を損ねていた。また、焼却工程が
必須のため、最終製品にする段階で化石燃料の熱エネル
ギーを大量に消費し、ＣＯ2 を大気に放出する原因とも
なっていた。さらに、焼却残灰も多くの有害物質を含有
しているため、最終処分場に埋め立てした場合の長期に
わたる安全性が保証されず、地下水等を汚染する原因と
もなっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような廃棄物焼却
残灰の影響をなくすため、廃棄物を再処理して商品化す
る試みが数多くなされている。しかし、再処理手法が極
めて複雑で工程がかかるため、また、再処理設備が高価
でありエネルギーの消費が多いため、再処理商品が高価
で市場に受け入れられない問題があった。
残灰の影響をなくすため、廃棄物を再処理して商品化す
る試みが数多くなされている。しかし、再処理手法が極
めて複雑で工程がかかるため、また、再処理設備が高価
でありエネルギーの消費が多いため、再処理商品が高価
で市場に受け入れられない問題があった。
【０００４】本発明の目的は上述した課題を解消して、
簡単な方法で、しかも焼却による廃棄物焼却残灰の影響
が無く、さらに処理のリサイクル化が可能な廃棄物の再
処理方法を提供しようとするものである。
簡単な方法で、しかも焼却による廃棄物焼却残灰の影響
が無く、さらに処理のリサイクル化が可能な廃棄物の再
処理方法を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物の再処理
方法は、廃棄物を破砕して微粒化し、微粒化した廃棄物
を所定配合のセメント混合物で固化して再資源骨材とす
ることで、最終製品化するまで一切焼却することなく廃
棄物を再処理することを特徴とするものである。
方法は、廃棄物を破砕して微粒化し、微粒化した廃棄物
を所定配合のセメント混合物で固化して再資源骨材とす
ることで、最終製品化するまで一切焼却することなく廃
棄物を再処理することを特徴とするものである。
【０００６】本発明では、廃棄物を微粒化し、微粒化し
た廃棄物を所定配合のセメント混合物で固化して安全で
高強度を有する再資源骨材とし、さらに得られた再資源
骨材を利用して有害物質が流出しない緻密な配合で高強
度を有するコンクリート製品として廃棄物を再処理して
いる。そのため、廃棄物を焼却しないで処理でき、大気
や地下水を汚染することがない。また、本発明で再処理
して得られた成形されたコンクリート製品は、数年後廃
棄物となったときでも、破砕して更に再骨材、再々骨材
としてリサイクルして使用できる物性と強度を有してい
る。
た廃棄物を所定配合のセメント混合物で固化して安全で
高強度を有する再資源骨材とし、さらに得られた再資源
骨材を利用して有害物質が流出しない緻密な配合で高強
度を有するコンクリート製品として廃棄物を再処理して
いる。そのため、廃棄物を焼却しないで処理でき、大気
や地下水を汚染することがない。また、本発明で再処理
して得られた成形されたコンクリート製品は、数年後廃
棄物となったときでも、破砕して更に再骨材、再々骨材
としてリサイクルして使用できる物性と強度を有してい
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の廃棄物の再処理方
法の一例を説明するためのフローチャートである。図１
に示すフローチャートに従って本発明の廃棄物の再処理
方法を説明すると、まず、廃棄物を回収して分別する。
分別は、大きく分けて乾燥廃棄物と湿潤廃棄物とに分類
する。乾燥廃棄物としては、二次焼却灰、石炭粉、ＰＳ
焼却灰、飛灰、金属粉、建設廃材、粗大ゴミ、雑ゴミ、
貝殻類、古紙、ガラス類、ペットボトル、一般廃プラス
チック、フィルム廃プラスチック等が対象となる。湿潤
廃棄物としては、生ゴミ、一次焼却灰、雑ゴミ、工場排
水汚泥、上下水汚泥等が対象となる。
法の一例を説明するためのフローチャートである。図１
に示すフローチャートに従って本発明の廃棄物の再処理
方法を説明すると、まず、廃棄物を回収して分別する。
分別は、大きく分けて乾燥廃棄物と湿潤廃棄物とに分類
する。乾燥廃棄物としては、二次焼却灰、石炭粉、ＰＳ
焼却灰、飛灰、金属粉、建設廃材、粗大ゴミ、雑ゴミ、
貝殻類、古紙、ガラス類、ペットボトル、一般廃プラス
チック、フィルム廃プラスチック等が対象となる。湿潤
廃棄物としては、生ゴミ、一次焼却灰、雑ゴミ、工場排
水汚泥、上下水汚泥等が対象となる。
【０００８】回収・分別した各種廃棄物のうち、石炭
粉、ＰＳ焼却灰、建設廃材は不燃性無害ダストとして分
類する。二次焼却灰、飛灰、金属粉は不燃性有害ダスト
として分類する。粗大ゴミ、雑ゴミ、貝殻類、古紙、ガ
ラス類は、一旦破砕機で破砕し微粒化した後、可燃性ダ
ストまたは不燃性有害ダストとして分類する。ペットボ
トル、一般廃プラスチック、フィルム廃プラスチック
は、一旦冷却破砕し、微粒化した後、可燃性ダスト、不
燃性有害ダストまたは不燃性無害ダストとして分類す
る。また、湿潤廃棄物である生ゴミ、焼却灰、雑ゴミ
は、破砕、脱水、乾燥、微粒化後、可燃性ダスト、不燃
性有害ダストまたは不燃性無害ダストとして分類する。
工場排水汚泥、上下水汚泥は、脱水、乾燥、微粒化後、
可燃性ダスト、不燃性有害ダストまたは不燃性無害ダス
トとして分類する。
粉、ＰＳ焼却灰、建設廃材は不燃性無害ダストとして分
類する。二次焼却灰、飛灰、金属粉は不燃性有害ダスト
として分類する。粗大ゴミ、雑ゴミ、貝殻類、古紙、ガ
ラス類は、一旦破砕機で破砕し微粒化した後、可燃性ダ
ストまたは不燃性有害ダストとして分類する。ペットボ
トル、一般廃プラスチック、フィルム廃プラスチック
は、一旦冷却破砕し、微粒化した後、可燃性ダスト、不
燃性有害ダストまたは不燃性無害ダストとして分類す
る。また、湿潤廃棄物である生ゴミ、焼却灰、雑ゴミ
は、破砕、脱水、乾燥、微粒化後、可燃性ダスト、不燃
性有害ダストまたは不燃性無害ダストとして分類する。
工場排水汚泥、上下水汚泥は、脱水、乾燥、微粒化後、
可燃性ダスト、不燃性有害ダストまたは不燃性無害ダス
トとして分類する。
【０００９】分類した不燃性無害ダスト、不燃性有害ダ
スト、可燃性ダストは、セメント、アークパウダー、ア
ーク液からなる所定配合のセメント混合物とともに、混
練・造粒生産機で混合後養生して固化することで、再資
源骨材を得ている。この際、有害物質が偏らないよう
に、不燃性無害ダスト、不燃性有害ダスト、可燃性ダス
トの混合比率をコントロールする。上記各種ダストと所
定配合のセメント混合物の配合割合は、以下の実施例か
らわかるように、微粒化ダスト：１００〜４００重量部
に対し、セメント：１００〜６０重量部、主成分がＣａ
Ｏ，ＳｉＯ2 ，Ａｌ2 Ｏ3 からなるアークパウダー：０
〜４０重量部、水：４６〜９０重量部、ポリカルボン酸
変性メラニン系高分子からなるアーク液：４〜１０重量
部、天然細砂：０〜１００重量部からなる所定配合のセ
メント混合物を混合することが好ましい。ここで、アー
クパウダーの組成の一例は、ＣａＯ：３６．９％，Ｓｉ
Ｏ2：２７．５％，Ａｌ2 Ｏ3 ：１２．１％，ＦｅＯ：
０．４％，ＭｇＯ：４．０％，ＳＯ3 ：４．０％，Ｋ2
Ｏ：０．１％，その他（アラミド繊維等）：１５．０％
である。
スト、可燃性ダストは、セメント、アークパウダー、ア
ーク液からなる所定配合のセメント混合物とともに、混
練・造粒生産機で混合後養生して固化することで、再資
源骨材を得ている。この際、有害物質が偏らないよう
に、不燃性無害ダスト、不燃性有害ダスト、可燃性ダス
トの混合比率をコントロールする。上記各種ダストと所
定配合のセメント混合物の配合割合は、以下の実施例か
らわかるように、微粒化ダスト：１００〜４００重量部
に対し、セメント：１００〜６０重量部、主成分がＣａ
Ｏ，ＳｉＯ2 ，Ａｌ2 Ｏ3 からなるアークパウダー：０
〜４０重量部、水：４６〜９０重量部、ポリカルボン酸
変性メラニン系高分子からなるアーク液：４〜１０重量
部、天然細砂：０〜１００重量部からなる所定配合のセ
メント混合物を混合することが好ましい。ここで、アー
クパウダーの組成の一例は、ＣａＯ：３６．９％，Ｓｉ
Ｏ2：２７．５％，Ａｌ2 Ｏ3 ：１２．１％，ＦｅＯ：
０．４％，ＭｇＯ：４．０％，ＳＯ3 ：４．０％，Ｋ2
Ｏ：０．１％，その他（アラミド繊維等）：１５．０％
である。
【００１０】その後、得られた再資源骨材を、必要に応
じて天然の砂や砂利とともに、通常のセメントあるいは
上記再資源骨材を得る時に使用して所定配合のセメント
混合物と混合し、成形、養生させて、例えば路盤材、ア
スコン、コンクリート２次製品、コンクリート構築物、
生コン等のコンクリート製品を得ることで、廃棄物をさ
らに再処理している。再資源化製品の配合割合の一例
は、以下の実施例からわかるように、製造する種類によ
り異なるが、モルタル、コンクリート２次製品、生コン
では、セメント：１００〜９０容量比に対し、シリカフ
ューム（主成分ＳｉＯ2 ）：０〜１０容量比、主成分が
ＣａＯ，ＳｉＯ2 ，Ａｌ2 Ｏ3 からなるアークパウダ
ー：０〜１００容量比、水：３１〜４６容量比、ポリカ
ルボン酸変性メラニン系高分子からなるアーク液：２〜
４容量比、天然細砂：１５０〜３００容量比、再資源骨
材１００〜２５０容量比、ペットストン（商品名、日本
プレストン（株））細粒：５０容量比からなる所定配合
のセメント混合物を混合することが好ましい。
じて天然の砂や砂利とともに、通常のセメントあるいは
上記再資源骨材を得る時に使用して所定配合のセメント
混合物と混合し、成形、養生させて、例えば路盤材、ア
スコン、コンクリート２次製品、コンクリート構築物、
生コン等のコンクリート製品を得ることで、廃棄物をさ
らに再処理している。再資源化製品の配合割合の一例
は、以下の実施例からわかるように、製造する種類によ
り異なるが、モルタル、コンクリート２次製品、生コン
では、セメント：１００〜９０容量比に対し、シリカフ
ューム（主成分ＳｉＯ2 ）：０〜１０容量比、主成分が
ＣａＯ，ＳｉＯ2 ，Ａｌ2 Ｏ3 からなるアークパウダ
ー：０〜１００容量比、水：３１〜４６容量比、ポリカ
ルボン酸変性メラニン系高分子からなるアーク液：２〜
４容量比、天然細砂：１５０〜３００容量比、再資源骨
材１００〜２５０容量比、ペットストン（商品名、日本
プレストン（株））細粒：５０容量比からなる所定配合
のセメント混合物を混合することが好ましい。
【００１１】ここで、通常のセメントは再資源骨材に有
害物質が含まれていない場合に使用され、再資源骨材に
有害物質が含まれている場合は所定配合のセメント混合
物を使用する。また、天然の砂や砂利も再資源骨材に有
害物質が含まれていない場合は使用しなくても良い。さ
らに、これらのコンクリート製品が数年後廃棄物となっ
た時は、廃棄物となったコンクリート製品を、上述した
廃棄物の再処理方法に従って破砕し所定配合のセメント
混合物と混合して、更に再骨材、再々骨材を得ることが
でき、廃棄物の再処理をリサイクル化することができ
る。
害物質が含まれていない場合に使用され、再資源骨材に
有害物質が含まれている場合は所定配合のセメント混合
物を使用する。また、天然の砂や砂利も再資源骨材に有
害物質が含まれていない場合は使用しなくても良い。さ
らに、これらのコンクリート製品が数年後廃棄物となっ
た時は、廃棄物となったコンクリート製品を、上述した
廃棄物の再処理方法に従って破砕し所定配合のセメント
混合物と混合して、更に再骨材、再々骨材を得ることが
でき、廃棄物の再処理をリサイクル化することができ
る。
【００１２】上述した本発明の廃棄物の処理方法では、
煙突の無い工場ですべての廃棄物を焼却することなく通
常の工場ラインで処理することができ、廃棄物を再資源
骨材として得ることで廃棄物を再処理することができ
る。再資源骨材を製造する際、有害物質を含むものは有
害物質を含まないものと混合して有害物質の含有量を低
下させることで、および、所定配合のセメント混合物を
使用することで、安全で有害物質が溶出しない強度を有
する再資源骨材を得ることができる。また、再資源骨材
と、通常のセメント混合物または所定配合のセメント混
合物と、必要に応じて天然の砂や砂利を混合して、セメ
ント製品を得ることでも廃棄物を再処理することができ
る。この場合も、特に所定配合のセメント混合物を使用
した場合は、超緻密性、吸水率の低下、耐凍害性を達成
できるとともに有害物質を溶出しない強度を有する物性
を保持したコンクリート製品を得ることができる。さら
に、コンクリート製品が将来廃棄物になった場合でも、
本発明の廃棄物の再処理方法に従って再び破壊等の再処
理をして再資源骨材とすることで、再利用、再々利用で
き永久にリサイクル再資源として利用することができ
る。
煙突の無い工場ですべての廃棄物を焼却することなく通
常の工場ラインで処理することができ、廃棄物を再資源
骨材として得ることで廃棄物を再処理することができ
る。再資源骨材を製造する際、有害物質を含むものは有
害物質を含まないものと混合して有害物質の含有量を低
下させることで、および、所定配合のセメント混合物を
使用することで、安全で有害物質が溶出しない強度を有
する再資源骨材を得ることができる。また、再資源骨材
と、通常のセメント混合物または所定配合のセメント混
合物と、必要に応じて天然の砂や砂利を混合して、セメ
ント製品を得ることでも廃棄物を再処理することができ
る。この場合も、特に所定配合のセメント混合物を使用
した場合は、超緻密性、吸水率の低下、耐凍害性を達成
できるとともに有害物質を溶出しない強度を有する物性
を保持したコンクリート製品を得ることができる。さら
に、コンクリート製品が将来廃棄物になった場合でも、
本発明の廃棄物の再処理方法に従って再び破壊等の再処
理をして再資源骨材とすることで、再利用、再々利用で
き永久にリサイクル再資源として利用することができ
る。
【００１３】また、本発明の廃棄物の再処理方法におけ
る再処理工程は、工程が簡単なため、最小限のエネルギ
ー、再処理設備の低廉化を達成でき、再処理コストを低
減することができる。そのため、再処理製品の低価格を
達成でき、市場で受け入れられる商品を得ることができ
る。
る再処理工程は、工程が簡単なため、最小限のエネルギ
ー、再処理設備の低廉化を達成でき、再処理コストを低
減することができる。そのため、再処理製品の低価格を
達成でき、市場で受け入れられる商品を得ることができ
る。
【００１４】以下、本発明の廃棄物の再処理方法におけ
る再資源骨材の配合割合の一例およびコンクリート製品
の配合割合の一例を示す。以下、表１が再資源骨材の配
合割合の一例で、表２がコンクリート製品の配合割合の
一例である。
る再資源骨材の配合割合の一例およびコンクリート製品
の配合割合の一例を示す。以下、表１が再資源骨材の配
合割合の一例で、表２がコンクリート製品の配合割合の
一例である。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【表２】
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、廃棄物を微粒化し、微粒化した廃棄物を所定
配合のセメント混合物で固化して安全で高強度を有する
再資源骨材とし、さらに得られた再資源骨材を利用して
有害物質が流出しない緻密な配合で高強度を有するコン
クリート製品として廃棄物を再処理しているため、廃棄
物を焼却しないで処理でき、大気や地下水を汚染するこ
とがない。また、本発明で再処理して得られた成形され
たコンクリート製品は、数年後廃棄物となったときで
も、破砕して更に再骨材、再々骨材としてリサイクルし
て使用できる物性と強度を有している。
によれば、廃棄物を微粒化し、微粒化した廃棄物を所定
配合のセメント混合物で固化して安全で高強度を有する
再資源骨材とし、さらに得られた再資源骨材を利用して
有害物質が流出しない緻密な配合で高強度を有するコン
クリート製品として廃棄物を再処理しているため、廃棄
物を焼却しないで処理でき、大気や地下水を汚染するこ
とがない。また、本発明で再処理して得られた成形され
たコンクリート製品は、数年後廃棄物となったときで
も、破砕して更に再骨材、再々骨材としてリサイクルし
て使用できる物性と強度を有している。
【図１】本発明の廃棄物の再処理方法の一例を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０４Ｂ 18/20 Ｃ０４Ｂ 18/30 18/30 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１Ｓ
Claims (4)
- 【請求項１】 破砕して微粒化した廃棄物と粉体状の廃
棄物とからなる微粒化ダストを、所定配合のセメント混
合物で固化して再資源骨材とすることで、最終製品化す
るまで一切焼却することなく廃棄物を再処理することを
特徴とする廃棄物の再処理方法。 - 【請求項２】 湿潤廃棄物の微粒化を、破砕、脱水、乾
燥して行う請求項１記載の廃棄物の再処理方法。 - 【請求項３】 前記微粒化ダスト：１００〜４００重量
部に対し、セメント：１００〜６０重量部、主成分がＣ
ａＯ，ＳｉＯ2 ，Ａｌ2 Ｏ3 からなるアークパウダー：
０〜４０重量部、水：４６〜９０重量部、ポリカルボン
酸変性メラニン系高分子からなるアーク液：４〜１０重
量部からなる所定配合のセメント混合物を混合する請求
項１または２記載の廃棄物の再処理方法。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項で得られた
再資源骨材と、セメント混合物あるいは所定配合のセメ
ント混合物とを混合し、成形、養生させてコンクリート
製品を成形する廃棄物の再処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7936298A JPH11278893A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 廃棄物の再処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7936298A JPH11278893A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 廃棄物の再処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278893A true JPH11278893A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13687785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7936298A Withdrawn JPH11278893A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 廃棄物の再処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11278893A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002356360A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-13 | Natsuki Kitao | コンクリート二次製品を用いたリサイクルシステム |
| WO2010062155A1 (es) * | 2008-11-28 | 2010-06-03 | Arturo Solis Herrera | Mezcla cementante con propiedades fisicoquímicas y bacteriológicas significativamente mejoradas que contiene dopamelanina, sus precursores, sus análogos o sus derivados como aditivo |
| CN102658281A (zh) * | 2012-04-17 | 2012-09-12 | 苏州合美硕触控技术有限公司 | 一种废弃物的回收处理方法 |
| CN105705897A (zh) * | 2013-10-23 | 2016-06-22 | Lsa有限责任公司 | 一种用于生产轻质陶瓷骨料、尤其是利用粉煤灰生产轻质陶瓷骨料的方法及系统 |
| CN106734077A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-05-31 | 王存伟 | 建筑垃圾环保综合处理系统及其处理方法 |
| CN108395128A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-08-14 | 聂海波 | 城市建筑垃圾全循环的回收利用方法及其制备得到的机制砂、混凝土及其砌块 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP7936298A patent/JPH11278893A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
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