JPH11278671A - 搬出装置 - Google Patents

搬出装置

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JPH11278671A
JPH11278671A JP7898198A JP7898198A JPH11278671A JP H11278671 A JPH11278671 A JP H11278671A JP 7898198 A JP7898198 A JP 7898198A JP 7898198 A JP7898198 A JP 7898198A JP H11278671 A JPH11278671 A JP H11278671A
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JP7898198A
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English (en)
Inventor
Kenichi Iwami
憲一 石見
Yoshiyuki Katayama
良行 片山
Kazuyuki Okada
和之 岡田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積み重ねられた被搬送物収集群から1つづつ
被搬送物を取り出す搬出作業における作業能率を極力向
上させる。 【解決手段】 複数の被搬送物が収集箇所1に水平方向
に並べられ且つ上下方向に積み重ねられた被搬送物収集
群のうちから1つの被搬送物を保持して取り出して移載
箇所へ搬出する搬出手段2が備えられ、被搬送物収集群
の高さを検出して、その高さ検出情報に基づいて、被搬
送物収集群の高さの分布を検出するとともに、収集箇所
1を複数個に分割した複数の区画毎に、各区画内で被搬
送物収集群の高さが最も高い位置を検出し、各区画毎に
検出された最も高い位置に対応する複数個の特定被搬送
物を順次、保持して取り出して移載箇所へ搬出するよう
に搬出手段2の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の被搬送物が
収集箇所に水平方向に並べられ且つ上下方向に積み重ね
られた被搬送物収集群のうちから1つの被搬送物を保持
して取り出して移載箇所へ搬出する搬出手段と、前記被
搬送物収集群の高さを検出する高さ検出手段と、その高
さ検出手段の検出情報に基づいて、前記搬出対象とすべ
き被搬送物を保持して取り出して前記移載箇所へ搬出す
るように前記搬出手段の作動を制御する搬送制御手段と
が備えられた搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記搬出装置において、従来では、特開
平9‐273924号公報に示されるように、前記高さ
検出手段により収集箇所に積み重ねられた被搬送物収集
群の高さを検出して、その中で最も高い箇所に位置する
被搬送物を搬出手段にて取り出して移載箇所へ搬出する
ように制御する構成としたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、前記搬出手段による搬出作動を実行する毎
に、その都度、高さ検出手段により被搬送物収集群の高
さを検出して、その検出情報に基づいて、搬出制御手段
によって、搬出対象とすべき被搬送物を保持して取り出
して移載箇所へ搬出するように搬出手段の作動を制御す
る構成であることから、各被搬送物に対する搬出作動を
実行する毎に、高さ検出手段による高さ検出作動と、搬
出手段による搬出作動とを夫々繰り返し実行しなければ
ならず、高さ検出作動は、被搬送物収集群に対して収集
箇所の広い範囲にわたって検出しなければならず比較的
長く時間がかかることになり、その結果、被搬送物の搬
出作業における作業能率が低下するという不利な面があ
った。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、請求項1〜4の目的は、前記搬出装置におい
て、搬出作業における作業能率を極力向上させることが
できるようにする点にある。
【0005】請求項5の目的は、上記目的に加えて、被
搬送物の高さ検出作動における検出精度を向上させて、
搬出作動をより適正に行えるようにする点にある。
【0006】請求項6〜8の目的は、上記目的に加え
て、比較的簡易な制御構成により、被搬送物の取り出し
作動を良好に行えるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、前記高さ検出手段は、前記被搬送物収集群
の高さの分布を検出するとともに、前記収集箇所を複数
個に分割した複数の区画毎に、各区画内で前記被搬送物
収集群の高さが最も高い位置を検出するように構成さ
れ、前記搬送制御手段は、前記各区画毎に検出された最
も高い位置に対応する複数個の特定被搬送物を順次搬出
するように前記搬出手段の動作を制御するように構成さ
れている。
【0008】つまり、搬出手段による搬出作動に先立っ
て、高さ検出手段によって、被搬送物収集群の高さの分
布が検出され且つ収集箇所を複数個に分割した複数の区
画毎に各区画内で被搬送物収集群の高さが最も高い位置
が夫々検出されることになる。そして、搬出制御手段に
よって、各区画毎に検出された最も高い位置に対応する
複数個の特定被搬送物を順次搬出するように搬出手段の
動作が制御されることになる。
【0009】従って、積み重ねられた被搬送物収集群に
対してその付近で最も高い位置にある被搬送物を取り出
すようにして、荷崩れ等を起こす事無く、適正に搬出で
きるものでありながら、高さ検出手段による一回の検出
作動が実行されると、その後、搬出手段による搬出作動
が複数回実行されることになり、搬出作業を極力能率よ
く行うことが可能となる。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記高さ検出手段は、前記最も高い位置
に対応する特定被搬送物が前記各区画を分割する境界部
分に位置しているときは、境界で分割される2つの区画
のうちいずれか一方の区画内の特定被搬送物として検出
するように構成されているので、このように境界部分に
最も高い位置に被搬送物が存在しているような場合であ
っても、1つの区画に対応するものとして搬出作動を行
った後に、別の区画において再度、その被搬送物に対す
る搬出作動を実行するといった無駄な作動を回避して、
作業能率の低下を未然に防止できることになる。
【0011】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項1又は2において、前記搬送制御手段は、前記複数の
特定被搬送物について、前記高さが高いものから低いも
のに到る順番で順次搬出するように、前記搬出手段の動
作を制御するように構成されているので、最も高い位置
にあるものから順番に搬出させることで、積み重ねられ
た被搬送物収集群に対して積載状態を安定的なものに維
持させ易いものとなり、例えば片寄った箇所から繰り返
して搬出することにより収集群の積載状態が不安定とな
って崩れて被搬送物同志が擦れて損傷する等の不利を未
然に防止できるものとなる。
【0012】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記搬送制御手段は、前
記複数の特定被搬送物の中で、前記高さが最も高い特定
被搬送物よりも設定量以上低い位置にあるものは、前記
特定被搬送物から除外して搬出動作を行わないようにし
ているので、収集群の積載状態が不安定となり崩れて被
搬送物同士が擦れて表面が傷付いたりする等の不利をよ
り適正に回避し易いものとなる。
【0013】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜4のいずれかにおいて、前記高さ検出手段は、前
記収集箇所の上方側において、所定高さを維持した状態
で前記収集箇所のほぼ全域にわたり水平方向に移動自在
に設けられて、発信した波動信号の反射波が戻るまでの
時間に基づいて被搬送物収集群までの距離を検出する距
離検出手段と、この距離検出手段の水平移動量を検出す
る移動量検出手段と、前記距離検出手段の検出距離情報
と、前記移動量検出手段の検出情報とに基づいて、被搬
送物収集群の高さの分布を求める演算処理を実行する演
算手段とを備えて構成され、前記被搬送物収集群の高さ
変化方向に沿って前記距離検出手段からの離間距離が互
いに異なる複数の設定位置に夫々基準体が設けられ、前
記演算手段は、前記各基準体に対する前記距離検出手段
の夫々の検出情報に基づいて、前記演算処理における制
御条件を補正するように構成されている。
【0014】水平方向に移動自在な距離検出手段が発信
した波動信号の反射波が戻るまでの時間に基づいて被搬
送物収集群までの距離を検出する構成として、距離検出
手段の検出情報と水平方向への移動量検出情報とに基づ
く演算手段の演算処理により、被搬送物収集群の高さの
分布を求めることになる。ところで、上記したような反
射式の距離検出手段は、温度等の外部環境の変化により
誤差を生じるおそれがあるが、被搬送物収集群の高さ変
化方向に沿って離間距離が互いに異なる複数の設定位置
に夫々設けられた各基準体に対する距離検出手段の夫々
の検出情報に基づいて、高さの分布を求めるときの演算
処理における制御条件を補正するようにしているので、
距離検出手段による検出値を実際の離間距離に応じて適
正な値に補正することで、被搬送物の高さの分布を精度
よく求めることができるものとなる。
【0015】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜5のいずれかにおいて、前記搬出手段は、前記被
搬送物に対する保持作用部を、パルスモータの作動によ
り移動操作自在に設けて構成され、前記搬送制御手段
は、移動操作範囲内で前記保持作用部が予め設定された
基準位置に存在しているときの基準位置情報と、前記基
準位置からの前記パルスモータによる移動操作量情報と
に基づいて、前記保持作用部の現在位置情報を管理する
ように構成されている。しかも、前記保持作用部に、そ
の移動方向に沿って所定幅の接触作用域を有する接触片
が一体的に移動する状態で設けられ、この接触片が接当
することにより検出状態に切り換わり、前記接触片が離
間することにより非検出状態に切り換わるスイッチが、
前記基準位置に対応する状態で位置固定状態で設けら
れ、前記搬送制御手段は、前記被搬送物を搬出するため
に前記保持作用部を移動操作させるときに、前記スイッ
チが非検出状態から検出状態に切り換わるときの前記現
在位置情報に基づいて、前記基準位置情報を変更設定す
るように構成されている。
【0016】従って、基準位置情報と移動操作量情報と
に基づいて保持作用部の現在位置情報を管理する構成で
あるから、例えば、保持作用部の現在位置を移動範囲の
全範囲にわたって常に精度よく検出することが可能な検
出手段等を別途設けることなく、スイッチによる簡易な
検出構成により基準位置を検出して、それからの移動量
により現在位置を管理することができ、搬出手段の制御
構成を全体として比較的簡易なもので済ませることがで
きる。しかも、スイッチに作用する接触片が移動方向に
所定幅の接触作用域を有することから、現在位置情報に
誤差が生じても、スイッチによる検出が広い範囲にわた
り可能であり、狭い範囲で検出するものに較べて検出ミ
スを引き起こすおそれが少なく、しかも、保持作用部を
移動操作させるときに、スイッチが非検出状態から検出
状態に切り換わるときの現在位置情報に基づいて基準位
置情報を変更設定するようにしているので、保持作用部
の現在位置情報を、常に正確な位置情報として、管理す
ることが可能となる。
【0017】請求項7に記載の特徴構成によれば、請求
項6において、前記搬送制御手段は、前記被搬送物の搬
出作動を実行していない状態において、前記保持作用部
を前記基準位置にて待機させるように構成され、且つ、
前記保持作用部が前記基準位置にて待機している状態
で、前記保持作用部を所定作動範囲にわたり正逆移動す
るように前記パルスモータを作動させるとともに、正逆
方向夫々の移動操作に対応して前記スイッチが非検出状
態から検出状態に切り換わる夫々の位置に対応する前記
現在位置情報の中央値を前記基準位置情報として設定す
る初期設定動作を実行するように構成されている。
【0018】従って、保持作用部を所定作動範囲にわた
り正逆移動させて、正逆方向夫々の移動操作に応じてス
イッチが非検出状態から検出状態に切り換わる夫々の位
置に対応する夫々の現在位置情報の中央値を前記基準位
置情報として設定するようにしたので、前記スイッチに
作用する接触片が移動方向に所定幅の接触作用域を有す
る場合であっても、正確な基準位置情報を初期設定する
ことができる。
【0019】請求項8に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜7のいずれかにおいて、前記被搬送物が、その長
手方向を所定方向に揃え且つその長手方向に交差する方
向に沿って並ぶ状態で上下方向に積み重ねられている長
尺状の果菜類であって、その積み重ねられている長尺状
の果菜類の中から、損傷を与えることなく、しかも、能
率よく1個づつ果菜類を保持しながら取り出して移載す
ることが可能な搬出装置を提供できるものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る搬出装置につ
いて、被搬送物として、果菜類の一例として胡瓜の選別
装置に適用した場合について説明する。図1〜図3に胡
瓜の選別装置を示している。この胡瓜の選別装置は、そ
の長手方向が同方向に整列する状態で多数の胡瓜Kが積
み込まれている収集箇所としてのコンテナ1から、搬出
手段としての供給装置2により、胡瓜Kを1個づつ取出
して移載箇所としてのベルトコンベア3の搬送上手側に
位置する被供給箇所に移載供給するように構成され、胡
瓜Kがベルトコンベア3の搬送路上の所定の撮像箇所に
位置しているときその胡瓜Kを上方側から撮像してその
撮像情報に基づいて胡瓜Kの長さや曲がり等を計測し
て、その結果から胡瓜Kの等級及び階級等を求める為の
計測手段としての計測部4が設けられている。そして、
この撮像箇所よりも搬送方向下手側の取り出し箇所か
ら、胡瓜Kを1個づつ取り出して、計測部4での評価結
果に基づいて、複数の収納部としての収納箱5に予め設
定された仕分け用基準情報に基づいて仕分けて積み込む
移載装置6が設けられている。又、前記供給装置2、移
載装置6及びベルトコンベア3の動作を制御する制御装
置7が備えられている。
【0021】前記供給装置2は、図4に示すように、昇
降操作自在並びに水平方向に往復移動自在に設けられた
吸着ノズル8によって、1個づつ胡瓜Kを吸着保持して
コンテナ1から取り出してベルトコンベア3上に移載す
るように構成されている。つまり、機枠9に対してベル
トコンベア3の搬送方向の直交する水平方向(コンベア
横幅方向)に沿って往復移動自在に支持される状態で支
持機構10が備えられ、この支持機構10に吸着ノズル
8が昇降自在に支持されている。
【0022】詳述すると、前記支持機構10は、図5に
示すように、横方向に延びる帯板状のフレーム11と、
フレーム11に連設されて下方側に延びる矩形枠部12
等を備えて構成され、前記フレーム11の一端側が機枠
9に沿って設けられたガイド棒13に沿ってスライド自
在に支持されるとともに、他端側がガイドローラ14に
よって機枠9に沿って設けられた案内面15に沿って案
内支持される構成となっており、支持機構10全体が水
平方向にスライド移動可能に設けられている。又、矩形
枠部12の内部に、胡瓜Kを吸着して取り出すための1
個の吸着ノズル8が下端部に設けられた支持筒16が昇
降自在に設けられている。
【0023】支持機構10は、回動自在に巻回される状
態で機枠9に支持されたゴムベルト17に連結されて、
機枠9の一端側に設けられた第1電動モータM1により
ゴムベルト17を正逆回動駆動させることで水平方向に
往復移動操作されるようになっている。又、前記矩形枠
部12の内部には、上下方向に沿って回動自在に巻回さ
れたゴムベルト18が支持筒16に連結される状態で設
けられて、第2電動モータM2によりゴムベルト18を
正逆回動駆動させることで支持筒16、つまり、吸着ノ
ズル8が上下方向に昇降操作されるように構成されてい
る。この支持筒16の内部には図示しないエアーコンプ
レッサにより吸着ノズル8から吸引作動するためのエア
ー吸引通路19が形成されている。前記矩形枠部12の
横外側には、コンテナ1内に積載されている複数の胡瓜
Kのうち取り出し対象となるものを検出するための距離
検出手段としてのレーザ式距離センサ20が設けられて
いる。この距離センサは、レーザ光(波動信号の一例)
を発信してから積み重ねられた胡瓜群(被搬送物収集
群)からの反射波が戻るまでの時間に基づいて、胡瓜群
までの距離を計測するように構成されている。又、この
距離センサ20は、支持機構10即ち吸着ノズルと共に
コンベア幅方向に水平移動することになる。
【0024】尚、収穫された後、色ムラやすり傷等の外
観不良については作業者により人為的に選別を行い、外
観不良品は区別して例えば別の収納具等に収納するよう
にして、前記コンテナ1には、外観不良の無い良品の胡
瓜Kが長手方向を揃えて整列した状態で積み込み収納さ
れるようになっている。又、図3に示すように、コンテ
ナ1は、積載された胡瓜Kの長手方向がベルトコンベア
3の搬送方向と同じになるように載置されるようになっ
ている。
【0025】図6,図7に示すように、前記移載装置6
は、前記供給装置2と同様な支持機構21が設けられ、
胡瓜Kを吸着して取り出すための1個の吸着ノズル22
が昇降自在、並びに、水平方向に移動自在に設けられる
構成となっているが、この移載装置6では、吸着ノズル
22を支持する支持機構21が、コンベア搬送方向と同
一方向及びそれに直交する方向(コンベア横幅方向)の
夫々に移動操作自在に構成され、且つ、吸着ノズル22
を支持する支持筒23が上下軸芯周りで回動操作可能に
設けられている。この支持筒23の内部には供給装置2
におけるものと同様に図示しないエアーコンプレッサに
より吸着ノズル22から吸引作動するためのエアー吸引
通路24が形成されている。
【0026】つまり、図8に示すように、支持機構21
は、横方向に延びるフレーム25と、フレーム25に連
設されて下方側に延びる矩形枠部26等を備え、供給装
置と同様な支持案内構成により、支持機構21全体が支
持レール部分29に沿って水平方向(コンベア搬送方
向)にスライド移動可能に設けられ、支持レール部分2
9が、機枠31に対して、コンベア横幅方向に沿って往
復移動自在に支持されている。そして、支持レール部分
29の長手方向に沿って回動自在に巻回されたゴムベル
ト32が支持機構21に連結され、第3電動モータM3
によりゴムベルト32を正逆駆動させることで、支持機
構21がコンベア搬送方向に沿って往復移動操作される
ように構成され、又、図1に示すように、機枠31に沿
って回動自在に巻回されたゴムベルト33が支持レール
部分29に連結され、第4電動モータM4によりゴムベ
ルト33を正逆駆動させることで、支持レール部分29
がコンベア横幅方向に沿って往復移動操作されるように
構成されている。又、支持筒23は、供給装置2の場合
と同様に、上下方向に沿って回動自在に巻回されたゴム
ベルト34が連結されて、第5電動モータM5によりゴ
ムベルト34を正逆回動駆動させることで上下方向に昇
降操作される構成となっている。
【0027】そして、この移載装置6では、前記支持筒
23はどのような昇降位置にあっても第6電動モータM
6の駆動によりその上下軸芯周りで回動操作自在に設け
られ、胡瓜Kを吸着した状態で回動姿勢を修正すること
ができるように構成されている。つまり、矩形枠部26
の内部に支持筒23と平行な状態で断面六角形状の駆動
軸35が第6電動モータM6により駆動操作可能な状態
で上下方向ほぼ全域にわたるように配設され、この駆動
軸35に対して一体回転自在並びに上下方向に摺動自在
に駆動ギア36が外嵌され、支持筒23に設けられた従
動ギア37とこの駆動ギア36とが噛み合う状態で支持
筒23と一体的に昇降操作されるように設けられ、昇降
操作にかかわらず支持筒23を回動操作できるように構
成されている。
【0028】前記ベルトコンベア3は、図2に示すよう
に、第7電動モータM7により回動駆動される構成とな
っており、後述するように搬送作動と停止とを間欠的に
繰り返すように制御される構成となっている。
【0029】上述したような各電動モータM1〜M7
は、夫々パルスモータにて構成され、図10に示すよう
に、制御装置7にて動作状態が制御されるようになって
いる。制御装置7はマイクロコンピュータを備えて構成
され、記憶手段(ROM)に記憶されている制御プログ
ラムにより予め設定された制御手順に従って各電動モー
タの作動を制御するように構成されている。
【0030】前記制御装置7は、保持作用部としての供
給装置2の吸着ノズル8の現在位置について、予め設定
された基準位置に存在しているときの基準位置情報と、
その基準位置からのパルスモータM1による移動操作量
情報(パルスカウント値)とに基づいて、吸着ノズル8
の現在位置情報(水平方向の位置)を管理するように構
成されている。つまり、図13に示すように、支持機構
10即ち吸着ノズル8と一体的に移動するとともに、移
動方向に沿って所定幅の接触作用域を有する接触片70
が設けられ、この接触片70が接当することにより検出
状態(オン状態)に切り換わり、離間することにより非
検出状態(オフ状態)に切り換わるリミットスイッチS
Wが機枠9側に位置固定状態で設けられ、吸着ノズル8
が基準位置(原点位置)に待機している状態で、通常の
移動速度よりも遅い速度で所定作動範囲(左右100カ
ウント分)にわたり正逆方向夫々に移動させ、正逆方向
夫々において前記リミットスイッチSWがオフ状態から
オン状態に切り換わる夫々の位置(図13(ロ),
(ハ)参照)に対応する現在位置情報の中央値を基準位
置情報(CNTLimCenter)として初期設定す
る(図14のフローチャート参照)。そして、制御装置
7は、この基準位置に対して、パルスモータM1に印加
されたパルス数により移動操作量が判断できるので、そ
の基準位置からの移動情報により吸着ノズル8の水平方
向での現在位置の情報として管理するのである。そし
て、制御装置7は、胡瓜Kを取り出し移載するために吸
着ノズル8を移動操作させるときに、前記リミットスイ
ッチSWがオフ状態からオン状態に切り換わるときの前
記現在位置情報に基づいて、その都度、所定設定された
基準位置とのずれが許容ずれ量αより大きければ新たな
現在位置情報(CNTNow)を基準位置状態として変
更設定するように構成されている(図15のフローチャ
ート参照)。尚、前記基準位置(原点位置)としては、
ベルトコンベア3上への胡瓜供給位置として設定されて
いる。
【0031】又、前記制御装置7は、上記したように現
在位置情報から吸着ノズル8の水平方向の移動操作量を
検出することができ、このような移動操作量情報と、そ
の移動に伴って逐次検出される距離センサ20の検出値
とに基づいて、コンテナ1内に積み重ねられた胡瓜群の
高さの分布を求める演算処理を実行するとともに、コン
テナ1内部を複数個に分割した複数の区画毎に、各区画
内で最も高さが高い位置を検出するように構成されてい
る。そして、各区画毎に検出された最も高い位置に対応
する搬送対象(特定被搬送物)として特定された複数の
胡瓜を順次、ベルトコンベア3上に移載搬出すべく制御
動作を実行するように構成されている。従って、この制
御装置7を利用して、搬送制御手段101、移動量検出
手段102、演算手段103の夫々が構成されることに
なる。そして、前記距離センサ20、移動量検出手段1
02及び演算手段103により、高さ検出手段TKが構
成されることになる。
【0032】図4に示すように、前記コンテナ1の横一
側外方に、コンテナ1内の胡瓜群の高さ変化方向に沿っ
て前記距離センサ20からの離間距離が互いに異なる複
数の設定位置(この例では上下2箇所)に夫々基準反射
体71,72(基準体)が設けられ、これらに対する検
出結果に基づいて、距離センサ20の検出値に基づく演
算処理における制御条件を補正するように構成されてい
る。
【0033】図7に示すように、前記複数の収納箱5は
ベルトコンベアの横幅方向の両側に振り分け配置され、
収納箱5を載置する載置台38の下方側には、ベルトコ
ンベア3と収納箱5との間に形成された通過孔39aか
らシュート39bを介して落下供給される胡瓜Kを収納
する複数の回収部40が設けられている。
【0034】前記計測部4は、図9に示すように、撮影
用の遮蔽空間を形成する箱状の遮光カバー41が設けら
れ、この遮光カバー41の天井面に撮像箇所に位置する
胡瓜K(対象物)を撮影する撮像手段としてのCCDカ
メラ42が位置固定状態で設置されている。尚、遮光カ
バー41における胡瓜Kの通過を許容する開口部分に
は、外部光が遮蔽空間に入らないように遮光するととも
に、胡瓜Kの通過を許容するように適宜間隔おきに切れ
目が入ったゴム垂れ43が設けられている。
【0035】前記CCDカメラ42は、二次元方向に分
解能を有する結像部としてのCCD撮像素子(電荷結合
素子)42aと、このCCD撮像素子42aの前面に位
置して胡瓜Kに対する撮像範囲をCCD撮像素子42a
の受光面積よりも広くさせる状態で胡瓜Kの画像をCC
D撮像素子42a上に結像させる光学部としてのレンズ
機構42bとを備えて構成され、このCCDカメラ42
は、設定周期毎に撮像箇所の撮像情報を順次出力するよ
うに構成され、撮像情報を明るさ(輝度)の情報、所謂
モノクロ画像情報として出力するように構成されてい
る。尚、遮光カバー41内には、被写体である胡瓜Kに
対する照射量をほぼ全表面で均一にさせるべく上方側か
ら照射する光源(白熱灯)44が設けられるとともに、
ベルトコンベア3の幅方向両側部には胡瓜Kの横方向か
らも照射できるように反射鏡45が設けられている。C
CD撮像素子42aは、縦横の二次元方向に256×2
56画素の分解能を有するものが利用され、撮像対象と
なる領域は1辺約30cmの正方形の領域となってい
る。
【0036】又、前記CCDカメラ42により出力され
る撮像情報を画像処理して、胡瓜Kを評価する画像処理
手段100が備えられている。この画像処理手段100
は、胡瓜Kの評価処理として、具体的には、胡瓜Kの長
さ、曲がり、太さ等を計測して、その計測結果と、予め
設定記憶されている仕分け用基準情報とに基づいて、胡
瓜Kの仕分け用の階級・等級を判別するように構成され
ている。又、この画像処理手段100は、CCDカメラ
42により撮像される胡瓜の平面視での撮像情報に基づ
いて胡瓜の外形情報を求めるように構成されている。
【0037】図10に示すように、前記画像処理手段1
00は、CCDカメラ42から出力されるアナログ画像
情報をデジタル情報に変換するアナログ/デジタル変換
処理を実行すると同時に、胡瓜Kの画像とそれ以外の領
域とを区別するように二値化処理する二値化処理手段と
してのA/D変換器46、このA/D変換器46の出力
データを順次記憶する記憶手段としての画像メモリ47
と、この画像メモリ47に記憶されるデータに基づいて
胡瓜Kの仕分け用の階級・等級を判別するデータ処理手
段としてのデータ処理部48とを備えて構成されてい
る。前記A/D変換器46は、CCDカメラ42から出
力される情報をリアルタイムで二値化情報に変換して処
理するので高速で処理されることになる。又、前記デー
タ処理部48はマイクロコンピュータにて構成され、画
像メモリ47に記憶されている画像データを設定時間
(1/30秒)毎に読み込み、記憶手段(ROM)に設
定記憶されている制御プログラムにより、所定の処理手
順にて画像処理を実行するように構成されている。尚、
前記ベルトコンベア3における搬送用載置面は胡瓜Kに
対比して明るさが異なる(低くなる)ように黒色に着色
され且つ光の反射率が小さくなるように構成され、CC
Dカメラ42により得られる撮像画像において胡瓜Kの
領域はそれ以外の領域(背景、つまり、コンベア載置
面)よりも確実に明るい画像になるように構成されてい
る。このようにして胡瓜Kの画像を極力正確に抽出する
ことができるようになっている。
【0038】次に、前記制御装置7の制御動作につい
て、図16に示す制御フローチャートに基づいて説明す
る。運転が開始されると、供給装置2による初回の供給
作動を実行する(ステップ21)。次に、ベルトコンベ
ア3の搬送を開始し、画像処理手段100における画像
情報に基づいて、胡瓜Kの搬送方向下手側端部がCCD
カメラ42の撮像エリア内の搬送方向上手側の所定域U
に至ったことが判別されると、その時点から設定距離だ
け搬送させた後、ベルトコンベア3の搬送を停止させる
(ステップ22〜25)。前記設定距離としては、胡瓜
Kの長さとして予想される最大値に近い値(例えば、約
25cm程度)に設定している。
【0039】ベルトコンベア3の搬送が停止している状
態で、CCDカメラ42により撮影された胡瓜Kの画像
に基づいて、画像処理手段100による胡瓜Kの評価処
理が実行されると同時に、この搬送停止状態において、
供給装置2による胡瓜Kの供給作動及び移載装置6によ
る仕分け搬出作動の夫々を実行する(ステップ26)。
そして、供給作動及び搬出作動が終了すると、ベルトコ
ンベア3による搬送を再開してステップ23に戻り、コ
ンテナ1内の胡瓜Kの全てについて処理が終了するま
で、上記したような評価処理を繰り返すことになる(ス
テップ27,28,29)。
【0040】次に、供給装置2に対する制御作動につい
て図17の制御フローチャートに基づいて詳述する。距
離センサ20による検出作動に際して、特定の条件が成
立している場合には、前記基準反射体71,72に対す
る検出結果に基づいて、距離センサ20の検出値に基づ
く演算処理における制御条件を補正する(ステップ3
1,32)。特定の条件としては、作業開始時等におい
て基準位置合わせを行う場合や、吸着ノズル8による胡
瓜の吸着ミスにより移載動作が複数回行えなかったよう
な場合、あるいは、胡瓜の供給作動が規定回数(例えば
200回程度)に達する毎に行う場合等である。
【0041】前記制御条件の補正作動について説明す
る。距離センサ20の移動高さから前記各基準反射体7
1,72までの距離を夫々y1,y2とし、各基準反射
体71,72に対する測定時のセンサ出力値をx1,x
2とする。そして、検出すべき距離yにおけるセンサ出
力値がxとすると、距離yは、次の〔数1〕により求め
ることができる。
【0042】
【数1】y=(y2−y1)/(x2−x1)・(x−
x1)+y1
【0043】従って、距離センサ20の出力値xとこの
数式とに基づいて距離yを演算にて求めることになる
が、各基準反射体に対するセンサ出力値x1,x2を、
実際に測定することにより新たな測定値に書き換えて演
算式を再構築することにより、制御条件を補正するので
ある。
【0044】次に、後述するように搬送対象として既に
特定されている胡瓜の数(n)が「0」であれば、高さ
計測作動を実行する(ステップ33,34)。つまり、
吸着ノズル8が原点位置(基準位置)に待機している状
態から支持機構10をコンテナ1の水平方向全範囲にわ
たり水平方向に往復移動操作させながら、その移動量情
報に対応させて、逐次、距離センサ20による検出距離
を求めるのである。そして、例えば図11に示すよう
に、コンテナ1内に積み重ねられた胡瓜群の高さ分布を
求めるとともに、コンテナ1の水平方向領域を複数(こ
の実施形態では5つ)に分割した各ゾーン毎に、夫々の
内で最も高い位置に対応する胡瓜を搬送対象として特定
する(ステップ35,36)(図11の符号K1〜K5
参照)。尚、このとき、図11に示すように、前記各ゾ
ーンにおける境界部分に前記最も高い位置に対応する胡
瓜が存在する場合には(図12のK1参照)、その2つ
のゾーンのうちのいずれか一方のゾーン(Z3)におけ
る最高位置のものとして特定するとともに、他方のゾー
ン(Z4)においては、それ以外のもののうちで最も高
い位置に対応する胡瓜K4を搬送対象として特定する
(ステップ38,39)。又、前記各ゾーン毎に最も高
い位置として求められた複数の胡瓜において、そのうち
で最も高い位置と、その他のものの位置との高低差hが
設定量(例えば30mm)以上ある場合(図12のK5
参照)、そのような低い位置にある胡瓜(K5)は、搬
送対象から除外する(ステップ40,41)。
【0045】搬送対象として特定された設定個数(n)
の胡瓜について、最も高い位置にあるものから順に低い
ものに向けて搬送すべき順番を設定する(ステップ4
2)。そして、第1番目の胡瓜K1をベルトコンベア上
に移載すべく搬送作動を実行し、搬送対象となる胡瓜の
個数設定値「n」を1つ減らしてリターンする(ステッ
プ43,44)。従って、その後の供給作動の際には、
搬送対象として設定された個数(n)が「0」になるま
で、高さ計測作動を実行することなく、次の順番として
設定された胡瓜Kを搬送することになる(ステップ4
5)。
【0046】このようにして、1回の高さ計測作動の計
測結果に基づいて、複数回(この実施形態では最大5
回)の胡瓜Kの搬送作動が行われるので、搬送作動が行
われる毎に高さ計測作動を行う場合に較べて作業能率が
向上することになる。
【0047】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、胡瓜群の高さを検出する距離
センサとして、供給装置の支持機構と一体的に水平方向
に移動しながら高さを検出する構成としたが、このよう
な構成に代えて、例えば図18に示すように、距離セン
サ20をコンテナ1の上方側の所定箇所において、ロー
タリエンコーダ付きの揺動モータM8により水平軸芯周
りで所定範囲で揺動操作させる構成として、距離検出情
報Xと揺動角度情報φとに基づいて、胡瓜群の高さ分布
を求める構成としてもよい。
【0048】(2)上記実施形態では、高さ検出手段と
して、1個の距離センサが水平方向に移動したり、ある
いは、揺動操作される構成を例示したが、このような構
成に限らず、距離センサがコンテナの領域の全範囲にわ
たって所定ピッチ毎に多数並設されて位置固定状態で設
けられる構成としてもよい。
【0049】(3)上記実施形態では、搬出手段として
の供給装置における吸着ノズルが、パルスモータにより
水平方向並びに上下方向に移動操作される構成とした
が、このような構成に限らず、所謂、多関節型のロボッ
トアームにて移動操作される構成としてもよい。
【0050】(4)上記実施形態では、供給装置2や移
載装置6が、吸着ノズルにて対象物(胡瓜K)を吸着保
持して搬送するようにしたが、吸着保持する構成に代え
て、例えば、軟質材からなる一対の挟持部材にて対象物
を挟持保持して搬送するような構成としてもよい。
【0051】(5)上記実施形態では、対象物の長手方
向がコンベア搬送方向に沿う姿勢で載置搬送される構成
としたが、このような構成に限らず、どのような方向に
載置して搬送するものでもあってもよい。
【0052】(6)上記実施形態では、対象物として胡
瓜Kの場合を例示したが、胡瓜Kに限らず茄子やトマ
ト、柿等各種の果菜類にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】胡瓜の選別装置の全体斜視図
【図2】胡瓜の選別装置の側面図
【図3】胡瓜の選別装置の平面図
【図4】供給装置の正面図
【図5】供給装置の断面図
【図6】移載装置の斜視図
【図7】移載装置の正面図
【図8】移載装置の断面図
【図9】計測部の断面図
【図10】制御ブロック図
【図11】高さ分布を示す図
【図12】高さ分布を示す図
【図13】管理情報の修正動作を示す図
【図14】管理情報の初期設定の制御フローチャート
【図15】管理情報の変更設定の制御フローチャート
【図16】選別装置の動作のフローチャート
【図17】供給作動制御のフローチャート
【図18】別実施形態の高さ検出手段を示す図
【符号の説明】
1 収集箇所 2 搬出手段 8 保持作用部 20 距離検出手段 70 接触片 71,72 基準体 101 搬送制御手段 102 移動量検出手段 103 演算手段 M1 パルスモータ SW スイッチ TK 高さ検出手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被搬送物が収集箇所に水平方向に
    並べられ且つ上下方向に積み重ねられた被搬送物収集群
    のうちから1つの被搬送物を保持して取り出して移載箇
    所へ搬出する搬出手段と、 前記被搬送物収集群の高さを検出する高さ検出手段と、 その高さ検出手段の検出情報に基づいて、前記搬出対象
    とすべき被搬送物を保持して取り出して前記移載箇所へ
    搬出するように前記搬出手段の作動を制御する搬送制御
    手段とが備えられた搬出装置であって、 前記高さ検出手段は、前記被搬送物収集群の高さの分布
    を検出するとともに、前記収集箇所を複数個に分割した
    複数の区画毎に、各区画内で前記被搬送物収集群の高さ
    が最も高い位置を検出するように構成され、 前記搬送制御手段は、前記各区画毎に検出された最も高
    い位置に対応する複数個の特定被搬送物を順次搬出する
    ように前記搬出手段の動作を制御するように構成されて
    いる搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記高さ検出手段は、 前記最も高い位置に対応する特定被搬送物が前記各区画
    を分割する境界部分に位置しているときは、境界で分割
    される2つの区画のうちいずれか一方の区画内の特定被
    搬送物として検出するように構成されている請求項1記
    載の搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送制御手段は、 前記複数の特定被搬送物について、前記高さが高いもの
    から低いものに到る順番で順次搬出するように、前記搬
    出手段の動作を制御するように構成されている請求項1
    又は2記載の搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送制御手段は、 前記複数の特定被搬送物の中で、前記高さが最も高い特
    定被搬送物よりも設定量以上低い位置にあるものは、前
    記特定被搬送物から除外して搬出動作を行わないように
    構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記高さ検出手段は、 前記収集箇所の上方側において、所定高さを維持した状
    態で前記収集箇所のほぼ全域にわたり水平方向に移動自
    在に設けられて、発信した波動信号の反射波が戻るまで
    の時間に基づいて被搬送物収集群までの距離を検出する
    距離検出手段と、 この距離検出手段の水平移動量を検出する移動量検出手
    段と、 前記距離検出手段の検出距離情報と、前記移動量検出手
    段の検出情報とに基づいて、被搬送物収集群の高さの分
    布を求める演算処理を実行する演算手段とを備えて構成
    され、 前記被搬送物収集群の高さ変化方向に沿って前記距離検
    出手段からの離間距離が互いに異なる複数の設定位置に
    夫々基準体が設けられ、 前記演算手段は、前記各基準体に対する前記距離検出手
    段の夫々の検出情報に基づいて、前記演算処理における
    制御条件を補正するように構成されている請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の搬出装置。
  6. 【請求項6】 前記搬出手段は、前記被搬送物に対する
    保持作用部を、パルスモータの作動により移動操作自在
    に設けて構成され、 前記搬送制御手段は、 移動操作範囲内で前記保持作用部が予め設定された基準
    位置に存在しているときの基準位置情報と、前記基準位
    置からの前記パルスモータによる移動操作量情報とに基
    づいて、前記保持作用部の現在位置情報を管理するよう
    に構成され、 前記保持作用部に、その移動方向に沿って所定幅の接触
    作用域を有する接触片が一体的に移動する状態で設けら
    れ、この接触片が接当することにより検出状態に切り換
    わり、前記接触片が離間することにより非検出状態に切
    り換わるスイッチが、前記基準位置に対応する状態で位
    置固定状態で設けられ、 前記搬送制御手段は、 前記被搬送物を搬出するために前記保持作用部を移動操
    作させるときに、前記スイッチが非検出状態から検出状
    態に切り換わるときの前記現在位置情報に基づいて、前
    記基準位置情報を変更設定するように構成されている請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の搬出装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送制御手段は、 前記被搬送物の搬出作動を実行していない状態におい
    て、前記保持作用部を前記基準位置にて待機させるよう
    に構成され、 且つ、前記保持作用部が前記基準位置にて待機している
    状態で、前記保持作用部を所定作動範囲にわたり正逆移
    動するように前記パルスモータを作動させるとともに、
    正逆方向夫々の移動操作に対応して前記スイッチが非検
    出状態から検出状態に切り換わる夫々の位置に対応する
    前記現在位置情報の中央値を前記基準位置情報として設
    定する初期設定動作を実行するように構成されている請
    求項6記載の搬出装置。
  8. 【請求項8】 前記被搬送物が、長尺状の果菜類であっ
    て、その長手方向を所定方向に揃え且つその長手方向に
    交差する方向に沿って並ぶ状態で上下方向に積み重ねら
    れている請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019146093A1 (ja) * 2018-01-29 2019-08-01 株式会社Fuji トレイ方式部品供給装置
KR102081533B1 (ko) * 2019-07-09 2020-02-25 박유진 원핸드식 물품자동 분류장치 및 이를 갖는 물류시스템

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