JPH11278578A - カ―トリッジ用収納ケ―ス及びカ―トリッジ - Google Patents

カ―トリッジ用収納ケ―ス及びカ―トリッジ

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JPH11278578A
JPH11278578A JP1177599A JP1177599A JPH11278578A JP H11278578 A JPH11278578 A JP H11278578A JP 1177599 A JP1177599 A JP 1177599A JP 1177599 A JP1177599 A JP 1177599A JP H11278578 A JPH11278578 A JP H11278578A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インデックスカードを取り出しやすく、取り扱
いに優れたカートリッジ用収納ケースを提供する。 【解決手段】カバー部材20を閉じたとき、本体30と
カバー部材20との間には、外部よりミニディスクMの
挿入を許容する開口が形成されるようになっており、更
にカバー部材20を開くとき、本体30とカバー部材2
0との間に挿入されたミニディスクMを保持し、一体的
に回動する板部22a、23aを形成しているので、カ
バー部材20開くことにより、収納ケース10内に収納
されたミニディスクMも回動するので、たとえばミニデ
ィスクMと本体30との間にインデックスカードIDが
配置されていたとしても、ミニディスクMを抜き出すこ
となくインデックスカードIDの取り出しが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ用の
収納ケースに関し、特に光ディスクや光磁気ディスク等
の記録媒体を収納したカートリッジ用の収納ケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年において、音楽録音やデータストレ
ージ等の用途に用いられようになったミニディスクは、
記録媒体であるディスク部を樹脂製のカートリッジ内に
格納している。図12,13は、かかるミニディスクM
の一例を示す図であり、図12はその上面図、図13は
その下面図である。円盤状のディスク部Dは、薄いボッ
クス状のカートリッジCにより保護されている。また、
ミニディスクMは、記録・再生装置の受け入れスロット
(不図示)に対する挿入方向が定まっており、かかる挿
入方向は、図12においては上方であり、図13におい
ては下方である。図13中、カートリッジCの下端近傍
に形成された凹部C1,C2に、記録・再生装置の爪部
(不図示)が係合して、ミニディスクMを装置内部へと
搬送するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ミニディス
クMに音楽や情報を記録した場合、記録した曲名や内容
を記載したインデックスカードをミニディスクMに付帯
させることが一般的に行われている。そのようにして記
載されたインデックスカードは、ミニディスクMと共に
保存される。
【0004】しかしながら、ミニディスクMは収納ケー
スに収納されて保存されることが多いため、カートリッ
ジCにインデックスカードが貼り付けられると、収納ケ
ースに対して出し入れされる際にその記載部分が擦れ、
あるいは汚れてしまい、長期間の使用によりその記載が
不明瞭となる恐れがある。又、記録・再生装置にミニデ
ィスクMを挿入したときに、カートリッジCからインデ
ックスカードが剥がれて、記録・再生装置の機能を損な
う恐れもある。そこで、一般的にインデックスカード
は、ミニディスクMが収納される収納ケースに付帯する
ようにしている。
【0005】上述したごとくインデックスカード(ラベ
ル)を付帯する収納ケースは、たとえば特開平5−27
8772号、及び特開平9−226873号に開示され
ている。しかしながら、かかる従来技術の収納ケースに
おいては、以下に述べるような問題がある。
【0006】まず、特開平5−278772号に開示さ
れた収納ケースはスリーブ状であるため、その内部の適
切な位置にインデックスカードを配置することは困難で
ある。従って、かかるスリーブ状の収納ケースにおいて
は、収納ケース表面にインデックスラベルを貼り付け、
そこに曲名や情報を記載するようにしている。ところ
が、このように収納ケース表面にインデックスラベルを
貼り付けると、同様に記載部分の擦れ、汚れが生じる恐
れがある。加えて、このようなミニディスクの販売時に
は、インデックスカードやラベルは、収納ケースやミニ
ディスク自体に未だ貼り付けられておらず、その接着面
を覆った状態でコの字状に折り曲げられて、ミニディス
クが収納された収納ケースの開口をふさぐようにしてセ
ットされ、その上から包装フィルムでラッピングされる
ことにより、収納ケースとの分離が防止されている。従
って、かかるミニディスクを購入したユーザーが、包装
フィルムを一旦破ってしまうと、インデックスカードや
ラベルは、収納ケースやミニディスクと分離してしまう
ので、そこに予め貼り付けておかない限り、その保管に
不便であり、また紛失の恐れも大きいといえる。
【0007】一方、特開平9−226873号に開示さ
れた収納ケースは、収納ケース内部にインデックスカー
ドを収納できるよう、蓋体を本体に対して回動可能に構
成しているので、上述のような問題は生じない。しかし
ながら、かかる従来技術の構成は、ミニディスクを収納
ケース内に収納した状態では蓋体が開かないようになっ
ており、かかる状態ではインデックスカードを取り出す
ことができず、無理に取り出そうとすると収納ケースを
破損する恐れがある。従って、インデックスカードを収
納ケースから取り出すために、いちいちミニディスクを
引き出さねばならず、取り扱いに不便である。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、インデックスカードを取り出しやすく、取り扱いに
優れたカートリッジ用収納ケース、及びかかる収納ケー
スに収納されるカートリッジを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明のカートリッジ用収納ケースは、本体と、前
記本体に回転自在に支承され、開位置と閉位置との間を
回動自在なカバー部材とを具備し、前記カバー部材が前
記閉位置に回動したときに、前記本体と前記カバー部材
との間には、外部よりカートリッジの挿入を許容する開
口が形成されるようになっており、更に前記カバー部材
は、前記開位置へと回動する際に、前記本体と前記カバ
ー部材との間に挿入されたカートリッジを保持し、一体
的に回動させるカートリッジ保持部を形成していること
を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のカートリッジ用収納ケースによれば、
前記カバー部材が前記閉位置に回動したときに、前記本
体と前記カバー部材との間には、外部よりカートリッジ
の挿入を許容する開口が形成されるようになっており、
更に前記カバー部材が、前記開位置へと回動する際に、
前記本体と前記カバー部材との間に挿入されたカートリ
ッジを保持し、一体的に回動させるカートリッジ保持部
を形成しているので、前記カバー部材を回動させること
により、収納ケース内に収納されたカートリッジも回動
するので、たとえばカートリッジと本体との間にインデ
ックスカードが配置されていたとしても、カートリッジ
を抜き出すことなくインデックスカードの取り出しが可
能となる。
【0011】また、前記カバー部材が前記開位置へと回
動したときに、前記本体と前記カバー部材との間にシー
ト状部材を配置し又はそこから取り出すことができ、更
に前記カバー部材は、前記閉位置へと回動したときに、
前記本体と前記カバー部材との間に配置されたシート状
部材を保持するシート状部材保持部を形成することが好
ましい。
【0012】また、前記シート状部材には、前記シート
状部材保持部に対応した切欠が設けられており、前記カ
バー部材が前記閉位置へと回動したときに、前記シート
状部材保持部が前記切欠内に進入し、それにより前記カ
ートリッジ用収納ケースから前記シート状部材が離脱す
ることを防止するようにできる。
【0013】また、前記カバー部材が前記閉位置に回動
したときに、前記カバー部材の側面と前記本体の側面と
の間に溝を形成するようにできる。
【0014】また、前記カバー部材が閉位置に回動した
ときに、前記本体に対して回動することを防止するロッ
ク部材を形成することができる。
【0015】また、挿入されるカートリッジには凹部が
形成されており、前記カバー部材には、カートリッジが
挿入されたときに前記凹部と係合する凸部と、記凹部と
係合した前記凸部に弾性力を付与し、それによりカート
リッジの抜け防止を図る付勢部材とを設けることができ
る。
【0016】また、前記カバー部材と前記本体との少な
くとも一方には、押し出し開口が形成されており、前記
カートリッジ収納ケースからカートリッジを離脱させる
際に、離脱させる力を前記押し出し開口を介して前記カ
ートリッジに伝達できるようにできる。
【0017】また、前記本体には、前記カートリッジ用
収納ケースにカートリッジが挿入される際に、前記カバ
ー部材に対してカートリッジの進入を規制する係止部が
設けることができる。
【0018】また、前記シート状部材保持部が前記開口
側において切欠き部を有し、前記シート状部材は前記切
欠き部に対応して耳部を有し、前記カバー部材が前記閉
位置に回動したときに、前記本体と前記カバー部材の側
面の端部との間に前記耳部を挟むようにできる。これに
より、シート状部材が開口近傍で浮き上がってしまうこ
とを防止できる。
【0019】また、上述のような収納ケースにカートリ
ッジを収納することにより、カートリッジの収納された
収納ケースを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1及び2は、ミニディ
スクを収納可能な本実施の形態にかかる収納ケースを示
す斜視図であり、図1はカバー部材を閉めた状態(すな
わち、カバー部材が閉位置にある状態)を示し、図2は
カバー部材を開けた状態(すなわち、カバー部材が開位
置にある状態)を示す図である。
【0021】図1,2において、薄いボックス状の収納
ケース10は、カバー部材20と、かかるカバー部材2
0と別部品である本体30とからなる。図1に示すよう
に収納ケース10は、カバー部材20を閉めた状態で
も、ミニディスクM(図11,12)を出し入れ可能な
開口OPを、その前面に形成している。尚、本体30及
びカバー部材20は、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、アクリル、AS樹脂など透明性を有する樹脂から形
成されると好ましい。
【0022】図3はカバー部材20のみを示す斜視図で
あり、図4は本体30のみを示す斜視図であり、図5は
カバー部材20を裏返しにしてその下面を見た斜視図で
ある。図4を参照して、まず本体30から説明する。本
体30は、矩形状の底壁31と、底壁31の一辺に結合
した左側側壁31と、それに対向する一辺に結合した右
側側壁32と、更に底壁31の一辺に結合し両側壁に直
交する奥壁33とから一体的に形成されている。底壁3
1は、奥壁33の結合する一辺に対向する辺(以下、開
口側辺と称する)に矩形状の切欠部31aを形成してい
る。更に底壁31は、右側側壁32と左側側壁33の近
傍において、薄く細長い形状のくぼみ31b、31cを
それぞれ形成している。加えて、底壁31は、奥壁34
近傍において、側壁32,33にそれぞれ平行に延在す
る板部31f、31gを形成している。なお、底壁31
の開口側辺近傍は、わずかに高くなって段部31dを形
成している。
【0023】側壁32,33は、開口側辺に近い端部に
袋孔32a、33aを形成している。奥壁34の上縁に
は、棒状の支持部材34aがその全幅にわたって形成さ
れており、その両端には袋孔34b(一方の図示)が形
成されている。尚、支持部材34aは奥壁34から開口
側辺に向かって張り出した係止部34cを有する。
【0024】次に、図3及び、特に図5を参照して、カ
バー部材20について説明する。カバー部材20は、矩
形状の上壁21と、上壁21に結合した2つの側壁2
2,23とからなる。上壁21は、本体30(図4)の
開口側辺に向かい合う辺(開口側辺)に矩形状の切欠部
21aを形成し、かつその中央近傍に押し出し開口21
bを形成している。押し出し開口21bは、手の指を挿
入できる程度の大きさに形成されている。尚、押し出し
開口21bはミニディスクMの抜き出し時に便利なもの
であるが、切欠部21aから露出したミニディスクMを
指で把持でき、それによりミニディスクMを抜き出すこ
とが可能となるので、押し出し開口21bは必ずしも必
要なものではないといえる。
【0025】側壁22,23は、上壁21の対向する二
辺の近傍に結合しており、従って上壁21は、側壁2
2,23より外方に延在する張り出し部21c、21d
を有している。段部となる張り出し部21c、21dに
おける、開口側辺と反対側の端部には、瘤状の支持部2
1e、21fが形成されており、更に支持部21e、2
1fには、互いに対向する短円筒状の軸部21g、21
hが形成されている。軸部21g、21hの先端はわず
かにテーパー状となっている。なお、支持部21e、2
1fは、細長いアーム21i、21jにより上壁21に
連結されている。
【0026】側壁22,23は、その下縁(図5では上
縁)に互いに対向した細長い板部22a、23aを形成
している。更に側壁22,23は、開口側辺と反対側の
端部に、片持ちアーム22b、23bを結合している。
アーム22b、23bの先端には、隆起部22c、23
cが形成されている。また側壁22、23は、開口側辺
に近い端部近傍において、互いに離隔する方向に突出し
た凸部22d(図5)、23d(図3)を形成してい
る。
【0027】図6は、カバー部材20を閉じた状態で示
す収納ケース10の上面図であり、図7は、図6の収納
ケース10をVII−VII線で切断して矢印方向に見
た図であり、図8は、図6の収納ケース10をVIII
−VIII線で切断して矢印方向に見た図であり、図9
は、図6の収納ケース10をXI−XI線で切断して矢
印方向に見た図である。尚、図7,8においては本体3
0の側壁32周辺のみを示しているが、側壁33側につ
いても構成は同様である。
【0028】図7に示すように、カバー部材20を閉じ
た状態では、その側壁22に形成された板部22aは、
本体30のくぼみ31bに当接するようになっている。
又、収納ケース内に二点鎖線で示すように挿入されたミ
ニディスクMは、板部22aと上壁21との間に支持さ
れるようになっている。板部22a(23a)の上面が
カートリッジ保持部を構成し、板部22a(23a)の
下面がシート状部材保持部を構成する。
【0029】更に図8に示すように、ミニディスクMが
収納ケース内に挿入された場合、その凹部C2内に、凸
部である隆起部22cが進入するようになっている。図
8に示す断面においては、カバー部材20に板部31f
が当接して互いの間を密閉している。その理由は、カバ
ー部材20に隆起部22cを設けたため、板部31fを
カバー部材20に形成すると型が複雑となってコストが
上昇するからである。尚、図7,8から明らかである
が、カバー部材20の張り出し部21cと本体30との
間には、断面が矩形状の溝Gが形成されるようになって
いる。
【0030】図9に示すように、ミニディスクMが収納
ケース内に挿入された場合、その内方端は本体30の係
止部34cに当接し、それ以上内方に進入できないよう
になっている。
【0031】図10は、本実施の形態にかかる収納ケー
ス10に使用可能なインデックスカードを示す斜視図で
あり、図11はその変形例を示す斜視図である。図10
において、シート状部材であるインデックスカードID
は、1枚の矩形紙を折り曲げたものであり、細長い背表
紙部IDaと、広い記載部IDbとからなる。
【0032】図1に示すごとく本体30とカバー部材2
0とを組み立てる場合には、アーム21i、21j(図
5)を弾性変形させつつ、カバー部材20の軸部21
g、21h(図5)を本体30の袋孔34b(図4)に
嵌合させる。このようにすることにより、カバー部材2
0は本体30に対して、軸部21g、21h周りに回動
自在となる。
【0033】次に、収納ケース10内にインデックスカ
ードを収納する場合における、本実施の形態の動作につ
いて説明する。まず図2に示すように、本体30に対し
てカバー部材20を開いた位置へと回動させる。続い
て、図10に示すインデックスカードIDを、背表紙I
Daが本体30の側壁34(図4)に対向するようにし
て挿入する。かかる状態から、カバー部材20を図1に
示す閉じた位置へと回動させれば、インデックスカード
の収納が完了する。カバー部材20が閉じた状態では、
カバー部材20の凸部22d(図5)、23d(図3)
が、本体30の袋孔32a、33aに係合しており、カ
バー部材20は本体30に対して不用意に回動すること
はない。一方、かかるインデックスカードを取り出そう
とする場合、この逆の操作をすればよい。尚、凸部22
d、23d及び袋孔32a、33aがロック部材を構成
する。
【0034】以上の動作は、収納ケース10にミニディ
スクMが収納されているか否かに関わらず可能である。
ミニディスクMはカバー部材20と共に回動するため、
インデックスカードの出し入れを邪魔しないからであ
る。尚、本体30及びカバー部材20は、透明性のある
樹脂から形成されているので、インデックスカードID
の背表紙IDa及び記載部IDbに記載された文字を、
ユーザーは収納ケース10の外部から読みとることがで
きる。
【0035】本実施の形態においては、インデックスカ
ードIDを本体30内に配置し、カバー部材20を閉じ
ることにより、図7に示すように、かかるインデックス
カードIDは、その側縁がカバー部材20の板部22a
により本体30のくぼみ31bに押しつけられて固定さ
れる。従って、収納ケース10内にミニディスクが収納
されていない場合でも、インデックスカードIDはしっ
かり固定され、不用意に収納ケース10から開口OP
(図1)を介して落下することはない。尚、板部22a
によりくぼみ31bに押しつけられた際、インデックス
カードIDの側縁が若干折れ曲がるが、くぼみ31bは
浅いためインデックスカードIDが破れることはない。
【0036】若干でもインデックスカードが折れ曲がる
ことを嫌う場合には、図11に示すようなインデックス
カードID’を用いればよい。図11に示すインデック
スカードID’は、図10の示すものと類似している
が、記載部IDbの両側縁に矩形状の切欠IDcを形成
している点が異なっている。切欠IDcは、本体30の
くぼみ31bとほぼ同じ形状を有しているため、インデ
ックスカードID’を本体30内に配置し、カバー部材
20を閉じることにより、切欠IDc内にカバー部材2
0の板部22aが入り込むようになっている。従って、
カバー部材20を閉じても、インデックスカードID’
は折れ曲がることなく、板部22aに切欠IDcが引っ
かかるようになるため、収納ケース10内にミニディス
クが収納されていない場合でも、不用意に収納ケース1
0から開口OPを介して落下することはない。
【0037】次に、収納ケース10内にミニディスクM
を収納する場合における、本実施の形態の動作について
説明する。本実施の形態にかかる収納ケース10におい
ては、従来技術によるスリーブタイプと同様に、カバー
部材20を閉じた状態でミニディスクMを出し入れ自在
となっている。上述したように、ミニディスクMが収納
ケース10内に挿入された場合、その内方端は本体30
の係止部34c(図9)に当接し、それ以上内方に進入
できないようになっている。ミニディスクMを、その内
方端が側壁34に当たるまで進入させるようにすると、
かかる状態ではカバー部材20が開かなくなる恐れがあ
り、また無理に開くことにより収納ケースを破損させる
恐れがあるからである。
【0038】又、カバー部材20を閉じた状態でミニデ
ィスクMが収納ケース10に挿入されるとき、予め内部
に配置されたインデックスカードIDが収納ケース10
の進入を阻止しないように、本体30の開口側に形成さ
れた段部31dが、インデックスカードIDが配置され
る底壁31からカード厚さ分だけ高くなっている。
【0039】カバー部材20を閉じた状態で、ミニディ
スクMを収納ケース10から取り出す場合には、ユーザ
ーが、カバー部材20の押し出し開口21bから露出し
たミニディスクMに、その手の指を押し当てて押し出す
ようにするか、中央切欠21a、31aから露出したミ
ニディスクMを把持して引き出すようにすればよい。
【0040】なお、カバー部材20を開いた状態で、ミ
ニディスクMを、カバー部材20の下面に沿って挿入す
ることもできる。かかる場合、ミニディスクMの内方端
が係止部34c(図9)に当接し、かつその凹部C1,
C2が、カバー部材20の隆起部22c、23cにそれ
ぞれ係合し、ミニディスクMがカバー20に保持され
る。
【0041】本実施の形態においては更に、カバー部材
20を閉じた状態で、本体30の側面とカバー部材20
の側面との間には、図7,8に示すように溝G(すなわ
ち隙間)が形成されている。従って、この溝Gを用いる
ことにより、たとえば特開平8−295385号に開示
されているような、複数の収納ケースを収納する容器
に、本実施の形態の収納ケースを10を収納することが
できる。
【0042】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。この変形例の収納ケースは、図14のようにカバ
ー部材20のミニディスクを保持する保持部22a、2
3aの開口部側を切り欠き、これに対応する本体30の
くぼみ31b、31cの一部を平坦にしたものであるの
で、異なる部分のみ説明する。なお、この変形例の収納
ケースでは、押し出し開口は省略している。
【0043】図16に示すように、シート状部材保持部
を構成する板部22a、23aの開口部側の一部を切り
欠いて切欠き部26,27を形成している。また、図1
5のように、切り欠き部26,27に対応して本体30
のくぼみ31b,31cに近接して平坦部31m,31
nが形成されている。図17に示すインデックスカード
IIDは、図11のものに、耳部IDdを両端に設けた
ものである。
【0044】図17のインデックスカードIIdを図1
4の収納ケースに収納し、カバー部材を閉じると、図1
8のように、インデックスカードIIDの耳部IDdが
カバー部材の側壁22の先端29と平坦部31mとの間
に挟まれ、インデックスカードを確実に開口側で保持す
る。図11のインデックスカードID’によると、カバ
ー部材が閉じられても、開口側で押さえ付けられないの
で、インデックスカードが浮き上がってしまう。この浮
き上がりが図19に示す段差dd以下ならばよいが、段
差dd以上になると、ミニディスクを収納する際にイン
デックスカードにひっかかって挿入できなくなってしま
うのであるが、本変形例によれば、開口近傍において本
体とカバー部材の側壁の先端との間でインデックスカー
ドの耳部を挟み込むので、開口におけるインデックスカ
ードの浮き上がりを防止することができる。
【0045】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば本発明は、ミニディスクに限
らずCDや他のカートリッジを収納する収納ケースに適
用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明のカートリッジ用収納ケースによ
れば、カバー部材が閉位置に回動したときに、本体と前
記カバー部材との間には、外部よりカートリッジの挿入
を許容する開口が形成されるようになっており、更に前
記カバー部材が、開位置へと回動する際に、前記本体と
前記カバー部材との間に挿入されたカートリッジを保持
し、一体的に回動させるカートリッジ保持部を形成して
いるので、前記カバー部材を回動させることにより、収
納ケース内に収納されたカートリッジも回動するので、
たとえばカートリッジと本体との間にインデックスカー
ドが配置されていたとしても、カートリッジを抜き出す
ことなくインデックスカードの取り出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミニディスクを収納可能な本実施の形態にかか
る収納ケースを示す斜視図であり、カバー部材を閉めた
状態を示す図である。
【図2】ミニディスクを収納可能な本実施の形態にかか
る収納ケースを示す斜視図であり、カバー部材を開けた
状態を示す図である。
【図3】カバー部材20のみを示す斜視図である。
【図4】本体30のみを示す斜視図である。
【図5】カバー部材20を裏返しにしてその下面を見た
斜視図である。
【図6】カバー部材20を閉じた状態で示す収納ケース
10の上面図である。
【図7】図6の収納ケース10をVII−VII線で切
断して矢印方向に見た図である。
【図8】図6の収納ケース10をVIII−VIII線
で切断して矢印方向に見た図である。
【図9】図6の収納ケース10をXI−XI線で切断し
て矢印方向に見た図である。
【図10】本実施の形態にかかる収納ケース10に使用
可能なインデックスカードを示す斜視図である。
【図11】本実施の形態にかかる収納ケース10に使用
可能なインデックスカードの変形例を示す斜視図であ
る。
【図12】ミニディスクMの一例の上面を示す図であ
る。
【図13】ミニディスクMの一例の下面を示す図であ
る。
【図14】本実施の形態の変形例によるカバー部材を開
けた状態の収納ケースの斜視図である。
【図15】図14の収納ケースの本体の斜視図である。
【図16】図14の収納ケースのカバー部材の斜視図で
ある。
【図17】図14の収納ケースに用いることのできるイ
ンデックスカードの斜視図である。
【図18】図14の収納ケースを閉じた状態で開口近傍
における図7と同様の断面図である。
【図19】図15のDD−DD線方向に見た本体の断面
図である。
【符号の説明】
10 収納ケース 20 カバー部材 21g、21h 軸部 22a、23a 板部 30 本体 31b くぼみ 34b 袋孔 ID、ID’、IID インデックスカード M ミニディスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体に回転自在に支承され、開位置と閉位置との間
    を回動自在なカバー部材とを具備し、 前記カバー部材が前記閉位置に回動したときに、前記本
    体と前記カバー部材との間には、外部よりカートリッジ
    の挿入を許容する開口が形成されるようになっており、 更に前記カバー部材は、前記開位置へと回動する際に、
    前記本体と前記カバー部材との間に挿入されたカートリ
    ッジを保持し、一体的に回動させるカートリッジ保持部
    を形成していることを特徴とするカートリッジ用収納ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材が前記開位置へと回動し
    たときに、前記本体と前記カバー部材との間にシート状
    部材を配置し又はそこから取り出すことができ、 更に前記カバー部材は、前記閉位置へと回動したとき
    に、前記本体と前記カバー部材との間に配置されたシー
    ト状部材を保持するシート状部材保持部を形成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ用収納
    ケース。
  3. 【請求項3】 前記シート状部材には、前記シート状部
    材保持部に対応した切欠が設けられており、前記カバー
    部材が前記閉位置へと回動したときに、前記シート状部
    材保持部が前記切欠内に進入し、それにより前記カート
    リッジ用収納ケースから前記シート状部材が離脱するこ
    とを防止するようになっていることを特徴とする請求項
    2に記載のカートリッジ用収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材が前記閉位置に回動した
    ときに、前記カバー部材の側面と前記本体の側面との間
    に溝が形成されるようになっていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載のカートリッジ用収納ケ
    ース。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材が閉位置に回動したとき
    に、前記本体に対して回動することを防止するロック部
    材が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のカートリッジ用収納ケース。
  6. 【請求項6】 挿入されるカートリッジには凹部が形成
    されており、 前記カバー部材には、カートリッジが挿入されたときに
    前記凹部と係合する凸部と、記凹部と係合した前記凸部
    に弾性力を付与し、それによりカートリッジの抜け防止
    を図る付勢部材とが設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載のカートリッジ用収納ケ
    ース。
  7. 【請求項7】 前記カバー部材と前記本体との少なくと
    も一方には、押し出し開口が形成されており、前記カー
    トリッジ収納ケースからカートリッジを離脱させる際
    に、離脱させる力を前記押し出し開口を介して前記カー
    トリッジに伝達できるようになっていることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれかに記載のカートリッジ用収
    納ケース。
  8. 【請求項8】 前記本体には、前記カートリッジ用収納
    ケースにカートリッジが挿入される際に、前記カバー部
    材に対してカートリッジの進入を規制する係止部が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載のカートリッジ用収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記シート状部材保持部が前記開口側に
    おいて切欠き部を有し、前記シート状部材は前記切欠き
    部に対応して耳部を有し、前記カバー部材が前記閉位置
    に回動したときに、前記本体と前記カバー部材の側面の
    端部との間に前記耳部を挟む請求項3記載のカートリッ
    ジ用収納ケース。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のカ
    ートリッジ用収納ケースに収納されたカートリッジ。
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