JPH1127837A - ワイヤハーネス固定装置 - Google Patents

ワイヤハーネス固定装置

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Publication number
JPH1127837A
JPH1127837A JP9194883A JP19488397A JPH1127837A JP H1127837 A JPH1127837 A JP H1127837A JP 9194883 A JP9194883 A JP 9194883A JP 19488397 A JP19488397 A JP 19488397A JP H1127837 A JPH1127837 A JP H1127837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
protector
clamp
wiring harness
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP9194883A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Hino
良隆 日野
Yukinori Odonari
幸範 大隣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP9194883A priority Critical patent/JPH1127837A/ja
Publication of JPH1127837A publication Critical patent/JPH1127837A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネス固定装置を改良して、ワイヤ
ハーネスの取付基板への取付けの作業性を良好にする。 【解決手段】 ワイヤハーネス1を取付基板2に固定す
るワイヤハーネス固定装置を、ワイヤハーネス1の固定
部に包着する筒状のプロテクタ3と、プロテクタ3が包
着されたワイヤハーネス1の固定部を取付基板2に固定
するクランプ4とで構成する。クランプ4は、取付基板
2に設けた取付孔21に係止せしめるクリップ部44
と、クリップ部44と一体に形成してワイヤハーネス1
に包着したプロテクタ3をスライド可能に受ける受け部
41と、一端を受け部41の開口端にヒンジ43を介し
て結合し、他端を受け部41の他方の開口端に係脱可能
に係止せしめて受け部41とでプロテクタ3のまわりを
締めるバンド部42からなり、クランプ位置を上記取付
孔21に合わせて調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ワイヤハーネスを車体パネル
等の取付基板に固定するワイヤハーネス固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車体のパネル等からなる取付基板に電装
部品のワイヤハーネスを固定する固定装置は一般に、図
3に示すように、ワイヤハーネス1に巻き廻してこれに
締付け固定するバンド部51と、取付基板2に形成した
取付孔21に圧入係止するクリップ部52とを一体成形
した合成樹脂製のクランプ5が用いられている。
【0003】ワイヤハーネス1の取付基板2への配線
は、予めワイヤハーネス1に複数のクランプ5を所定の
間隔をおいて締付け固定しておく。そして、ワイヤハー
ネス1の一方の側より順次に各クランプ5を取付基板2
の取付孔21に圧入係止することで固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ハーネス1に締付けた各クランプ5間のピッチと取付基
板2の各取付孔21間のピッチとに誤差があると、ワイ
ヤハーネス1にたるみが生じ、あるいはワイヤハーネス
1の取付けができなくなる。そこで、クランプ5間のピ
ッチを修正しようとしても、クランプ5のバンド部51
は互いにその波状の表面が係合しているので、緩めるこ
とは極めて面倒である。ワイヤハーネスのクランプと取
付基板の取付孔とのピッチの誤差は、実開平6−213
23号に開示されたように、取付基板の取付孔をワイヤ
ハーネスと平行な長穴とすることで吸収できる。しかし
ながら、長穴とクリップとの間に隙間が生じるから、水
もれ等の原因となるので好ましくない。
【0005】また、ワイヤハーネス1には予めクランプ
5を固定しておくので、配線する距離が同じでも各取付
孔間のピッチの異なる取付基板には、各取付基板それぞ
れの取付孔ピッチに合わせてクランプ5を固定した専用
のワイヤハーネスを用意しておかなければならず、ワイ
ヤハーネスの種類が増えて仕分けが複雑になる。そこ
で、取付孔ピッチの異なる取付基板間でワイヤハーネス
に互換性を持たせるためには、各取付基板の取付孔のピ
ッチ差を吸収できるようにワイヤハーネスの寸法を長め
に設定するとともに、各クランプ間のピッチを大きめに
設定しておくことが考えられるが、ワイヤハーネスにた
るみが生じる。ワイヤハーネスにたるみが生じると、車
両の振動により異音が発生したり、ワイヤハーネスが他
の部品と擦れ合うおそれがある。
【0006】そこで本発明は、ワイヤハーネスに固定し
たクランプ間のピッチと取付基板の取付孔間のピッチと
の誤差を吸収して、ワイヤハーネスの取付基板への配線
を作業性良好に、かつ、確実にならしめるとともに、取
付孔間のピッチの異なる取付基板間でワイヤハーネスに
互換性を持たせることが可能なワイヤハーネス固定装置
を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤハーネス
固定装置は、ワイヤハーネスの各固定部に包着する筒状
のプロテクタと、プロテクタが包着されたワイヤハーネ
スの固定部を取付基板に固定するクランプとからなり、
クランプは、取付基板に設けた取付孔に係止せしめるク
リップ部と、クリップ部と一体に形成してワイヤハーネ
スに包着したプロテクタをスライド可能に受ける受け部
と、一端を受け部の一方の開口端にヒンジ結合し、他端
を受け部の他方の開口端に係脱可能に係止せしめて受け
部とでプロテクタのまわりからこれを締めるバンド部か
らなる。
【0008】本発明のワイヤハーネス固定装置によれ
ば、クランプをワイヤハーネスに包着したプロテクタに
予め固定しておき、ワイヤハーネス取付時に受け部とバ
ンド部との係合を解除してクランプをスライド移動させ
ることで、クランプ位置を取付基板の取付孔位置に合わ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。図1に示すように、ワイヤハ
ーネス固定装置は、複数の電線を束ね合わせたワイヤハ
ーネス1を包むプロテクタ3と、プロテクタ3に締付け
固定せしめこれを取付基板2に固定するクランプ4とか
らなる。
【0010】上記プロテクタ3は、合成樹脂材よりなる
薄肉の筒体で、長手方向に分離部31を有し、分離部3
1の両側がラップするように形成してある。プロテクタ
3の前後両端にはそれぞれ、径方向に対向する位置に舌
片32が突設してある。また、前後両端には舌片32の
根元部にストッパ33が突設してある。
【0011】プロテクタ3は、分離部31を開いてワイ
ヤハーネス1を筒内に入れ、ワイヤハーネス1を包むと
ともに、舌片32でワイヤハーネス1を挟み込むように
接着テープ6を巻付けて、ワイヤハーネス1に固着す
る。
【0012】上記クランプ4は合成樹脂材よりなる一体
成形品で、プロテクタ3の外周を受ける受け部41、受
け部41から延びるバンド部42および受け部41の底
面から突出するクリップ部44を備えている。
【0013】クランプ4の受け部41はプロテクタ3の
下半外周を包む断面ほぼU字形で、開口幅はプロテクタ
3の幅よりも若干狭く形成してある。受け部41の一方
の開口縁には、プロテクタ3の上半外周を覆う断面ほぼ
コ字形のバンド部42の一端が薄肉のヒンジ43を介し
て一連に連結している。バンド部42の他端には鉤爪状
とした係止爪421が形成してある。これに相対向する
受け部41の他方の開口縁は、狭幅の断面U字形に形成
してあり、その開口の外端内面には、該開口に上記係止
爪421が押し込まれたときにこれと係合する爪受け4
11が形成してある。上記開口外端には更に外方へ延び
る突起部412が形成してあり、これを引くことで上記
開口が拡開され、係止爪421と爪受け411との係合
が解除されるようになっている。
【0014】また、上記クリップ部44は、受け部41
の底面に設けた皿状のスタビライザ45から弾性係止片
441を有する係止部を突設した構造としてある。
【0015】クランプ4をプロテクタ3にセットするに
は、受け部41にワイヤハーネス1に包着したプロテク
タ3を嵌入して、受け部41でプロテクタ3の下半外周
を包む。このとき、受け部41はその両開口縁が左右か
らプロテクタ3を挟み込むのでクランプ4はプロテクタ
3から脱落せず、かつ、クランプ4はプロテクタ3の長
手方向にスライド移動することができる。そして、バン
ド部42でプロテクタ3の上半外周を覆うとともに、受
け部41の爪受け411にバンド部42の係止爪421
を係合することで、プロテクタ3を受け部41とバンド
部42で上下左右方向から挟み込んで、クランプ4を移
動不能に位置決め固定する。
【0016】上述のようにワイヤハーネス1には、予
め、所定の間隔をおいて、ワイヤハーネス1の固定部に
包着した各プロテクタ3にクランプ4を取付けて保管さ
れる。そして、ワイヤハーネス1を取付基板2に配線す
るには、ワイヤハーネス1の一方の側より順に各クラン
プ4を、そのスタビライザ45を取付基板2の取付孔2
1まわり押し当てるとともにクリップ部44を取付孔2
1に圧入する。クランプ4のクリップ部44と取付孔2
1との位置が合わない場合には、クランプ4の受け部4
1とバンド部42の係合を解除して、クランプ4をプロ
テクタ3の両端のストッパ33の範囲内でスライド移動
せしめて位置を調整し(図2)、クランプ4をプロテク
タ3に再固定するとともに、クリップ部44を取付孔2
1に係止固定する。
【0017】このようにしてワイヤハーネス1はそのク
ランプ4の取付位置を調整可能としたので、クランプ4
のピッチと取付孔21のピッチとの差を吸収でき、ワイ
ヤハーネス1は全長にわたりたるみのない状態で取付基
板2に配線することができる。従って、上記プロテクタ
3およびクランプ4を取付けたワイヤハーネス1は、取
付孔21のピッチの異なる取付基板に共用することがで
き、取付孔21ピッチの異なる取付基板ごとに、そのピ
ッチに合わせてクランプを取付けたワイヤハーネスを準
備する必要がないから、ワイヤハーネスの仕分け、保管
が簡素化され、作業性が大きく向上される。プロテクタ
3の長さを60mm程度としてクランプをほぼ50mm程度
移動可能とすれば、多数の車種の取付孔ピッチの異なる
取付基板にほぼ共用で使用することができる。
【0018】なお、プロテクタ3は、これを上下方向に
偏平な断面形状とすることで、ワイヤハーネス1を取付
基板2に配線したとき、ワイヤハーネス1がねじれな
い。また、ワイヤハーネスの配線の位置決め基準とする
個所ではクランプの位置調整を必要としないから、従来
のクランプを用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のワイヤハーネス固定装置によれ
ば、一旦、ワイヤハーネスに固定したクランプの位置を
容易に移動調整できるから、予め準備するクランプ付ワ
イヤハーネスの種類を少なくすることができ、ワイヤハ
ーネスの保管、仕分けおよび取付けの作業性が大きく改
善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤハーネス固定装置を示すもの
で、図1(A)はその分解斜視図、図1(B)は図1
(A)のIB−IB線に沿う位置でのワイヤハーネスを取付
基板に固定した状態を示す断面図である。
【図2】本発明のワイヤハーネス固定装置のプロテクタ
に対するクランプの移動を示す作動図である。
【図3】従来のワイヤハーネス固定装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス 2 取付基板 21 取付孔 3 プロテクタ 4 クランプ 41 受け部 42 バンド部 43 ヒンジ 44 クリップ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを車体パネル等の取付基
    板に固定するワイヤハーネス固定装置であって、ワイヤ
    ハーネスの固定部に包着する筒状のプロテクタと、プロ
    テクタが包着されたワイヤハーネスの固定部を取付基板
    に固定するクランプとからなり、クランプは、取付基板
    に設けた取付孔に係止せしめるクリップ部と、クリップ
    部と一体に形成してワイヤハーネスに包着したプロテク
    タをスライド可能に受ける受け部と、一端を受け部の一
    方の開口端にヒンジ結合し、他端を受け部の他方の開口
    端に係脱可能に係止せしめて受け部とでプロテクタのま
    わりからこれを締めるバンド部からなり、クランプ位置
    を上記取付孔の位置に合わせて調整可能としたワイヤハ
    ーネス固定装置。
JP9194883A 1997-07-03 1997-07-03 ワイヤハーネス固定装置 Pending JPH1127837A (ja)

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JP9194883A JPH1127837A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 ワイヤハーネス固定装置

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ID=16331916

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JP9194883A Pending JPH1127837A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 ワイヤハーネス固定装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116740B1 (ko) 2009-04-07 2012-02-22 주식회사 로드맥스 엔지니어링 공동구를 구비한 교측보도교
JP2012217226A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤハーネス固定具
CN107284375A (zh) * 2017-06-19 2017-10-24 芜湖侨云友星电气工业有限公司 一种汽车后门线束护套
CN113217714A (zh) * 2019-07-05 2021-08-06 威马智慧出行科技(上海)股份有限公司 管线固定装置及车辆

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CN107284375B (zh) * 2017-06-19 2020-11-10 宁波兴亚汽车零部件有限公司 一种汽车后门线束护套
CN113217714A (zh) * 2019-07-05 2021-08-06 威马智慧出行科技(上海)股份有限公司 管线固定装置及车辆
CN113251214A (zh) * 2019-07-05 2021-08-13 威马智慧出行科技(上海)股份有限公司 管线固定装置及车辆

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