JPH11278255A - 隣接線用列車防護安全装置 - Google Patents

隣接線用列車防護安全装置

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JPH11278255A
JPH11278255A JP10377998A JP10377998A JPH11278255A JP H11278255 A JPH11278255 A JP H11278255A JP 10377998 A JP10377998 A JP 10377998A JP 10377998 A JP10377998 A JP 10377998A JP H11278255 A JPH11278255 A JP H11278255A
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JP
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train
approach
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operator
track
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JP10377998A
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English (en)
Inventor
Nobuhito Igari
信人 猪狩
Kiichi Iizuka
喜一 飯塚
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IIZUKA SEISAKUSHO KK
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IIZUKA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道作業車を用いて保線作業を行うに当っ
て、定置式の列車接近警報装置、又は、列車見張員から
の隣接線列車の接近を軌道作業車のオペレータに対して
正確に、且つ、解り易い状態で伝達すると共に、オペレ
ータが隣接線列車の接近を認識しているか否かの判定
を、列車見張員や周辺作業員等が離れた位置から容易に
確認できるようにする。 【解決手段】 軌道作業車KSに、隣接線列車の接近を
音と光で通知する列車接近警報ランプ6,8と、スピー
カ7を設け、更に、オペレータが応答確認用スイッチ1
1をオン操作すると点灯する応答確認用ランプ9と、一
定時間経過しても軌道作業車KSのアームKSA等が限
界内に戻っていない場合に、自動点灯する緊急停止用ラ
ンプ10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道作業車を用い
て枕木の交換や道床の整理作業と云った各種の保線作業
を行う場合に、隣接線列車の接近を知らせて事故を未然
に防止できるように工夫した隣接線用列車防護安全装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図1に示した如きシヨベルカー型
の軌道作業車を用いて保線作業を行う場合には、アーム
やバケット等が隣接線側に出張る場合があるため、隣接
線列車との接触事故、或は、衝突事故を防止するため
に、無線定置式の列車接近警報装置を用いて隣接線列車
を自動的に検知したり、或は、列車接近警報装置の未設
置区間では、送信機(リモコン)を携帯した列車見張員
を少し離れた位置に配置して、隣接線列車が接近すると
送信機を用いて軌道作業車の運転手等(以下単にオペレ
ータと云う)に危険を通知することによって、事故を未
然に防止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記列車接
近警報装置、或は、列車見張員が携帯する送信機からの
オペレータへの隣接線列車接近の通知は、一般的にはヘ
ッドホーンを通して行っているため、たまに作業騒音や
電気的不良等によって列車接近の通知が正確に伝わらな
い場合があって、これが各種の事故に繋がる問題があっ
た。
【0004】また、上記の騒音や故障等が原因でオペレ
ータに隣接線列車接近の通知が充分に伝わらなくて、事
故発生の危険がある場合には、列車見張員や周辺の作業
員等は直ちに緊急停止の手段を講じて列車を止める必要
があるが、上記従来の通知手段では、列車接近警報装
置、又は、列車見張員からの通知が実際にオペレータに
届いているのか否かを外見的に判定することができない
ため、実際には通知が届いていないのに届いているもの
と誤認してしまって、列車見張員等による緊急停止の処
置が遅れて事故が発生してしまう場合があった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、列車接近警
報装置、或は、列車見張員からの隣接線列車の接近をオ
ペレータに対して正確に、且つ、解り易い状態で伝達す
ると共に、オペレータが隣接線列車の接近を認識してい
るか否かの判定を、列車見張員や周辺作業員等が離れた
位置から容易に確認できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】軌道作業車を用いて保線作業を行うに当っ
て、隣接線列車の接近を定置式の列車接近警報装置を用
いるか、又は、列車見張員が送信機で軌道作業車のオペ
レータに知らせることによって、事故を防止するように
構成した隣接線用列車防護安全装置であって、
【0008】(1) 上記の軌道作業車に、列車接近警
報装置から送られて来る検知信号、又は、列車見張員に
よる送信機の操作に基づく隣接線列車の接近を上記のオ
ペレータに対して音と光で通知する列車接近通知手段
と、この列車接近通知手段による通知を受けた後、上記
オペレータによる応答確認用スイッチの操作によって点
灯される応答確認用ランプを設けること。(請求項1)
【0009】(2) 保線作業を行う軌道作業車に、作
業用のアーム或はバケット類が軌道作業車の軌間内、即
ち、限界内に有るか否かを検出するアームセンサを設け
て、列車接近通知手段から列車接近の通知を受けた後、
一定時間内にこのアームセンサが上記のアーム或はバケ
ット類を検出しない場合に、緊急停止用ランプを点灯し
て危険を知らせるように構成すること。(請求項2)
【0010】(3) 列車接近警報装置か列車見張員が
所持する送信機、又は、軌道作業車に設けた受信機のい
ずれかに、列車接近を知らせる送信及び受信の状態を送
信機側で解除しない限り保持し続ける保持機能と、何ら
かの理由で送信機側の電波が受信機で受信できなくなっ
た場合に、緊急停止用ランプを自動点灯して危険を知ら
せる緊急通報機能を具備せしめること。(請求項3)
【0011】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、列車接近警報装置からの検知信号、又は、列車
見張員による送信機の操作を受けて隣接線列車の接近が
確認されると、列車接近通知手段がこれを音と光で通知
するため、オペレータが隣接線列車の接近を正確に認識
して直ちに退避等の処置を講じて事故の発生を未然に防
止できると共に、オペレータがこの通知を確認した時に
応答確認用スイッチをONすれば、応答確認用ランプが
点灯するため、離れた位置に居る列車見張員や周辺作業
員等からオペレータが列車の接近を認識していることを
確認することができる。
【0012】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、列車接近通知手段から隣接線列車接近の通知を
受けた後、一定時間が過ぎても軌道作業車のアーム或は
バケット類が限界内に戻っていない場合は、緊急停止用
ランプを点灯して危険を知らせるため、隣接線列車が隣
接線側に出張ているアームやバケット等に衝突する事故
を未然に防止することを可能にする。
【0013】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、一旦列車接近警報装置、又は、列車見張員が送
信機を操作して隣接線列車の接近を送信すると、列車見
張員側で送信機を操作してこの送信及び受信の状態を解
除しない限り、列車の接近を音と光で知らせる列車接近
通知手段等の作動状態を保持し続けるため、隣接線列車
接近の通知後、オペレータの操作ミスが原因で列車接近
の通知が中断されて、通知手段等の作動が停止されるよ
うなことがなく、充分に安全性を維持することを可能に
する。
【0014】更に上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、送信機の故障や列車見張員が通信可能距離
以上に離れてしまった等の各種の理由が原因で、列車見
張員の送信機側の電波がオペレータ側の受信機で受信で
きなくなった場合には、直ちに緊急停止用ランプが自動
点灯して危険を知らせるため、通信不能による事故の発
生を未然に防止することを可能にする。
【0015】以上の如くであるから、上記(1)〜
(3)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面と共に説明すると、図1は本発明に係る隣接線用列車
防護安全装置の全体を説明した構成図であって、図中、
1は列車見張員が携帯する送信機(リモコン)、12は
予め隣接線に設置されている無線定置式の列車接近警報
装置であって、通常はこの列車接近警報装置12を用い
て隣接線列車の接近を検出するが、未設定区間では上記
の送信機1を用いて列車見張員が隣接線列車の接近を知
らせる仕組に成っている。
【0017】KSは枕木の交換や道床の整理作業と云っ
た各種の保線作業を行う軌道作業車であって、この軌道
作業車KSは自力でレールR上を走行移動できるエンジ
ンを搭載しており、また、図示のものは作動自在なアー
ムKSAとバケットKSBを備えた全体が略シヨベルカ
ー形状に構成されているが、これは実施の一例で、その
形態には各種のものが存在する。
【0018】2は軌道作業車KSの車体、2Tは車体2
を360°回転自在に取付けた走行部で、T,Tは移動
用の車輪、2Aは運転席、3は運転席2Aの天蓋、4は
車体2側に設けた受信機で、5はその受信用アンテナ、
6はオペレータから容易に目視確認できる運転席2Aの
位置に取付けた黄色のオペレータ用列車接近警報ラン
プ、8は周辺の作業員等から容易に目視確認できる車体
2の外側位置に取付けた黄色の周辺作業員用列車接近警
報ランプ、7は同じく列車の接近をオペレータと周辺作
業員に対して警報音等の音で知らせるスピーカーであっ
て、これ等の各警報ランプ6,8とスピーカー7は、上
述した列車接近警報装置12、又は、送信機1から隣接
線列車接近の通知を受けた時に、受信機4を介して点灯
及び発音作動されるように構成されており、更に、各警
報ランプ6,8は警報をより強烈に通知するために例え
ばフラッシングライトの如き特殊なランプが使用されて
いる。
【0019】更に、9は離れた位置(30m以上)にい
る列車見張員や周辺の作業員等から容易に確認できるよ
うに例えば天蓋3の上面等に取付けた緑色の応答確認用
ランプ、10は隣接線列車の運転手や列車見張員等から
容易に確認できるように同じく天蓋3の上面等に取付け
た赤色の緊急停止用ランプ、11は運転席2Aに設けた
フットスイッチのような応答確認用スイッチであって、
オペレータが上述した列車接近警報ランプ6とスピーカ
ー7(光と音)による列車接近の警報を認識して応答確
認用スイッチ11をオン操作すると、上記の応答確認用
ランプ9が点灯して列車見張員等に受信した旨を知らせ
ることができ、また、例えば送信機1の故障や、列車見
張員が通信可能な距離以上に離れてしまった等の各種の
理由が原因で、送信機1が発信する送信電波を受信機4
側で受信できなくなった場合には、上記の緊急停止用ラ
ンプ10とスピーカー7が自動作動して、隣接線列車の
運転手及び列車見張員等に対して緊急を知らせるように
構成されている。
【0020】14は上述したアームKSAの根端部に取
付けた受光用のセンサ、15は走行部2T側に取付けた
アームセンサで、このアームセンサ15は常時、又は、
必要に応じて図6並びに図7に示す如くサーチ信号15
SをレールR,Rの間、即ち、軌間内(限界内)に発信
していて、図7に示す如くアームセンサ15がバケット
KSB或はアームKSAを検知している場合は、例えば
3個の発光器が三条の光15T…を発光するように構成
されており、また、上記の受光用センサ14がこの三条
の発光15T…のいずれかを検出(受光)すると、アー
ムKSA及びバケットKSBが軌間内(限界内)に位置
するものとして、安全が確認される仕組に成っている。
【0021】しかし、上記列車接近警報装置12、又
は、列車見張員による警報送信後、一定時間(例えば1
0〜15秒間程度)経過しても受光用センサ14がいず
れの発光15T…も検出できない場合には、アームKS
A及びバケットKSBが軌間外、即ち、限界外にあるも
のとして上記の緊急停止用ランプ10を自動点灯して、
隣接線列車の運転手及び列車見張員等に緊急を知らせる
ことにより、隣接線列車が隣接線内(限界外)に突出し
ているアームKSAやバケットKSB等に衝突する事故
を未然に防止できるように構成されている。
【0022】図2は上述した本考案に係る隣接線用列車
防護安全装置の電気的構成を説明した配線図であって、
図中、MSはメインスイッチ、PBはプリント基板、夫
々円(サークル)を付して記載した符号R1,R2,R
7は列車見張員の送信機1又は列車接近警報装置12か
ら隣接線列車の接近を知らせる信号を受信機4が受信す
るとオン(励磁)するリレーで、円(サークル)のない
符号R1−1,R1−2,R2,R7−1,R7−2は
これ等各リレーがオンすると作動するリレースイッチを
示し、また、サークル付きの符号R3は上記のリレース
イッチR1−1が閉成するとオンするリレーで、サーク
ルのない符号R3はそのリレースイッチを示し、このリ
レースイッチR3が閉成すると上述したオペレータ用と
周辺作業員用の各列車接近警報ランプ6と8が点灯する
一方、上記のスピーカー7も作動する仕組に成ってい
る。
【0023】また、サークルを付した符号R4は、オペ
レータが上述した応答確認用スイッチ11をオン操作す
るとオンするリレーで、サークルのない符号R4−1,
R4−2はこのリレーR4のオンに従って開閉作動する
リレースイッチであって、上記のリレーR4がオンする
と応答確認用ランプ9が点灯する一方、オペレータ用の
列車接近警報ランプ6が消えるように構成されている。
【0024】更に、TMは上述した列車接近警報装置1
2、又は、列車見張員から警報信号が送られて来た後、
受光用のセンサ14がアームセンサ15の発光15Tを
検知する迄の間、即ち、アームセンサ15がアームKS
A或はバケットKSBを検知する迄の許容時間(例えば
10〜15秒間程度)を設定するタイマーで、サークル
を付した符号R5はこのタイマーTMがタイムアップす
るとオンするリレー、サークルのない符号R5はそのリ
レースイッチ、サークルを付した符号R6は上述したリ
レースイッチR7−1が閉成するとオンするリレーで、
サークルのない符号R6はそのリレースイッチであっ
て、このリレースイッチR6が閉成すると上述した緊急
停止用ランプ10が点灯する仕組に成っている。
【0025】また、サークルを付した符号R8は、上記
の受光用センサ14がアームセンサ15の発光15Tを
検知するとオフするリレーで、サークルのない符号R8
はそのリレースイッチ、13A,13B,13C,13
Dはオペレータが確認できるように受信機4に設けた電
源用、軌間確認用(緑色)、列車接近警報用(黄色)、
緊急停止用(赤色)の各モニター用LEDを示す。
【0026】図3は本発明に係る隣接線用列車防護安全
装置を実際に使用している時の系統イメージを示した説
明図であって、列車接近警報装置12か送信機1又は受
信機4のいずれかには、一旦隣接線列車の接近を受信機
4側に送信した後、列車見張員側、即ち、送信機1側で
その送信の「解除」操作を行わない限り、列車接近警報
ランプ6と8、及び、スピーカー7の作動状態を保持し
続ける保持機能が具備され、また、この保持機能はオペ
レータが応答確認用スイッチ11をオン操作すると、オ
ペレータ用の列車接近警報ランプ6のみが「解除」され
る仕組に成っている。
【0027】また、図4に示したステップS1〜S5
は、軌道作業車KSのアームKSA或はバケットKSB
が限界外(軌間外)にある時に、列車接近警報装置12
又は送信機1から列車接近の警報を受けた場合の処理手
順を説明したフローチャートで、図5に示したステップ
S6〜S11は、反対に限界内(軌間内)にある場合の
処理手順を説明したフローチャートである。
【0028】本発明に係る隣接線用列車防護安全装置は
以上述べた如き構成であるから、予め設置してある列車
接近警報装置12を用いるか、又は、列車見張員が送信
機1を操作して軌道作業車KSに搭載した受信機4に隣
接線列車の接近を知らせると、軌道作業車KSに設けた
黄色の列車接近警報ランプ6,8、及び、スピーカー7
が作動して、オペレータと周辺作業員に対して隣接線列
車の接近を光と音で通知する。
【0029】上記光と音による隣接線列車接近の通知を
受けた時は、オペレータは運転席2Aに設けた応答確認
用スイッチ11をオン操作すれば、緑色の応答確認用ラ
ンプ9が点灯して列車見張員や周辺作業員等に受信した
旨を確認させることができ、合せて、上記オペレータ用
列車接近警報ランプ6を消すことができるが、オペレー
タが応答確認用スイッチ11をオンしない場合は、上記
ランプ6,8とスピーカー7の作動状態が保持される。
【0030】更に、隣接線列車接近の通知を受けた時に
軌道作業車KSのアームKSAやバケットKSB等が限
界外に位置していて、上記タイマーTMがタイムアップ
しても未だ限界内に戻っていない場合は、赤色の緊急停
止用ランプ10を点灯して事故を未然に防ぐことができ
る。
【0031】尚、隣接線列車が作業現場を通過したこと
を確認した後は、列車見張員やオペレータによるリセッ
ト操作によって待機状態に戻して、次の列車の接近に備
えることができる。
【0032】また、図面にはアームセンサ15として光
電管(発光器)を用いたものが記載されているが、これ
は実施の一例であって、例えば、車体2とアームKSA
の両方、又は、一方に近接スイッチ等のスイッチ類を設
けて、アームKSA及びバケットKSBの位置を検出す
るようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0033】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る隣接線
用列車防護安全装置によれば、設置区間では列車接近警
報装置を用いて、また、未設置区間では列車見張員が送
信機を操作して隣接線列車の接近を通知することがで
き、接近の通知を受けると軌道作業車に設けたランプと
スピーカが作動してオペレータ及び周辺作業者に対して
列車の接近を光と音の両方で知らせるため、隣接線列車
による事故を防止することができる。
【0034】また、オペレータが応答確認用スイッチを
操作して応答確認用ランプを点灯することで、隣接線列
車接近の警報がオペレータに伝わっていることを離れた
位置の列車見張員や周辺作業員等に確認させることがで
きるだけではなく、通知後一定時間が経過しても軌道作
業車のアームやバケット等が限界内(軌間内)に戻って
いない場合、即ち、オペレータが何らかの理由で隣接線
列車接近の警報に気付いていなかったり、アームやバケ
ット等を限界内に戻すのを忘れているような場合には、
緊急停止用ランプが自動的に点灯して隣接線列車の運転
手や列車見張員等に対して緊急を知らせるため、事故を
未然に防ぐことができるものであって、軌道作業車を用
いた保線作業を安全に進めることができる利点を備えて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る隣接線用列車防護安全装置の全体
を説明した構成図である。
【図2】本発明に係る隣接線用列車防護安全装置の電気
的構成を説明した配線図である。
【図3】本発明を実際に使用している時の系統イメージ
を示した説明図である。
【図4】軌道作業車のアーム等が限界外にある場合の処
理手順を説明したフローチャートである。
【図5】軌道作業車のアーム等が限界内にある場合の処
理手順を説明したフローチャートである。
【図6】軌道作業車のアーム等が限界外にある場合の状
態を説明した平面図である。
【図7】軌道作業車のアーム等が限界内にある場合の状
態を説明した平面図である。
【符号の説明】
KS 軌道作業車 KSA アーム KSB バケット 1 送信機 2A 運転席 4 受信機 6 オペレータ用列車接近警報ランプ 7 列車接近警報用スピーカ 8 周辺作業員用列車接近警報ランプ 9 応答確認用ランプ 10 緊急停止用ランプ 11 応答確認用スイッチ 14 受光用センサ 15 アームセンサ R レール TM タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道作業車を用いて保線作業を行うに当
    って、隣接線列車の接近を定置式の列車接近警報装置を
    用いるか、又は、列車見張員が送信機を用いて軌道作業
    車のオペレータに知らせることにより、事故を防止する
    ように構成した隣接線用列車防護安全装置であって、 上記の軌道作業車に、列車接近警報装置から送られて来
    る検知信号、又は、列車見張員による送信機の操作に基
    づく隣接線列車の接近を上記のオペレータに対して音と
    光で通知する列車接近通知手段と、この列車接近通知手
    段による通知を受けた後、上記オペレータによる応答確
    認用スイッチの操作によって点灯される応答確認用ラン
    プを設けたことを特徴とする隣接線用列車防護安全装
    置。
  2. 【請求項2】 保線作業を行う軌道作業車に、作業用の
    アーム或はバケット類が軌道作業車の軌間内、即ち、限
    界内に有るか否かを検出するアームセンサを設けて、列
    車接近通知手段から列車接近の通知を受けた後、一定時
    間内にこのアームセンサが上記のアーム或はバケット類
    を検出しない場合に、緊急停止用ランプを点灯して危険
    を知らせるように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の隣接線用列車防護安全装置。
  3. 【請求項3】 列車接近警報装置か列車見張員が所持す
    る送信機、又は、軌道作業車に設けた受信機のいずれか
    に、列車接近を知らせる送信及び受信の状態を送信機側
    で解除しない限り保持し続ける保持機能と、何らかの理
    由で送信機側の電波が受信機側で受信できなくなった場
    合に、緊急停止用ランプを自動点灯して危険を知らせる
    緊急通報機能を具備せしめたことを特徴とする請求項1
    記載の隣接線用列車防護安全装置。
JP10377998A 1998-03-31 1998-03-31 隣接線用列車防護安全装置 Pending JPH11278255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107542013A (zh) * 2016-06-27 2018-01-05 北京同和时代科技有限公司 一种臂结构及采用臂结构的道床线路施工与维护装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107542013A (zh) * 2016-06-27 2018-01-05 北京同和时代科技有限公司 一种臂结构及采用臂结构的道床线路施工与维护装置

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