JPH11277379A - プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JPH11277379A
JPH11277379A JP8336698A JP8336698A JPH11277379A JP H11277379 A JPH11277379 A JP H11277379A JP 8336698 A JP8336698 A JP 8336698A JP 8336698 A JP8336698 A JP 8336698A JP H11277379 A JPH11277379 A JP H11277379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
process device
determining
processing
yield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8336698A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP8336698A priority Critical patent/JPH11277379A/ja
Publication of JPH11277379A publication Critical patent/JPH11277379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の特性や歩留を向上させ、プロセス装置
の故障による大幅な製品の処理遅れを防止する。 【解決手段】 処理性能蓄積手段はプロセス装置の処理
性能を蓄積し、歩留蓄積手段は各プロセス装置で処理し
た製品の歩留を蓄積し、評価手段はプロセス装置の処理
性能または製品の歩留を評価し、プロセス装置決定手段
は評価した処理性能、または歩留に基づいて複数のプロ
セス装置群の中から工程を処理するプロセス装置を決定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス装置によ
って複数の工程を順に処理しながら製品を製造する際
に、特定工程の処理が可能な複数のプロセス装置群か
ら、その工程の処理を行うプロセス装置を決定するプロ
セス装置の決定装置、決定方法及び決定方法を実現する
プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプロセス装置の決定装置を図29
に基づいて説明する。
【0003】従来のプロセス装置の決定装置は、処理フ
ロー作成手段1001、処理待ち製品群作成手段100
2、処理待ち時間評価手段1003及びプロセス装置決
定手段1004によって構成され、特定工程の処理が可
能な複数のプロセス装置群の中から、その工程を処理す
るプロセス装置を決定する。
【0004】処理フロー作成手段1001により、製品
を完成させるための工程順序、工程条件及び工程の処理
装置を規定する。この時、特定工程の処理が可能なプロ
セス装置が複数台ある場合は、処理候補装置群として複
数のプロセス装置を規定する。処理待ち製品群作成手段
1002により、プロセス装置における製品の処理状況
を管理し、プロセス装置毎の処理待ち製品群を作成す
る。この時、特定工程の処理が可能なプロセス装置が複
数台ある場合は、全ての候補装置に対して、この製品を
処理待ち状態とする。
【0005】処理待ち時間評価手段1003により、処
理待ち製品群作成手段1002で作成したプロセス装置
毎の処理待ち製品が、そのプロセス装置によって処理さ
れるまでの待ち時間を算出する。処理フロー作成手段1
001によって特定工程の処理が可能なプロセス装置が
複数台規定されている場合には、プロセス装置決定手段
1004により、処理待ち時間評価手段1003で評価
した処理待ち時間が最も短いプロセス装置を、その工程
の処理装置として決定する。
【0006】以上のように構成された従来のプロセス装
置の決定装置においては、特定の工程を処理するための
プロセス装置を決定する場合、工程処理が可能な複数の
プロセス装置群の中から、工程の処理待ち時間の最も短
いプロセス装置を選択し、その工程を処理するプロセス
装置としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うに構成された従来のプロセス装置の決定装置では、特
定工程の処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合
は、処理待ち時間の最も短いプロセス装置を選択し、処
理装置としていたため、製品の特性や歩留が向上しない
ばかりでなく、時には大幅に歩留が低下するという問題
点を有していた。さらに、処理装置の決定後に、その装
置が故障を起こし、製品処理が大幅に遅れるという問題
点も有していた。
【0008】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、製品の特性や歩留を向上させ、装置の故障
による大幅な製品の処理遅れを防止することができる、
プロセス装置の決定装置、決定方法、決定方法を実現す
るプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、製品を処理するプロセス装置の性能、装
置の故障率及び製品の歩留などに着目し、特定の工程を
処理するためのプロセス装置を決定する場合、工程処理
が可能な複数のプロセス装置群の中から、プロセス装置
の処理性能が高く、安定している装置、過去の製品の歩
留が高く、安定している装置、故障率が低く、安定稼働
している装置を選択し、その工程を処理するプロセス装
置として決定するものである。
【0010】具体的には、本発明に係る第1のプロセス
装置の決定装置は、プロセス装置群の処理性能を蓄積す
る処理性能蓄積手段と、各プロセス装置で処理した製品
の歩留を蓄積する歩留蓄積手段と、蓄積したプロセス装
置の処理性能または製品の歩留を評価する評価手段と、
評価した処理性能または歩留に基づいて複数の装置群の
中から工程を処理するプロセス装置を決定するプロセス
装置決定手段とを備えている。
【0011】第1のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、処理性能の高いプロセス装置
または過去の製品の歩留が高いプロセス装置を選択する
ことが望ましい。
【0012】第1のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、処理性能の安定しているプロ
セス装置または過去の製品の歩留が安定しているプロセ
ス装置を選択することが望ましい。
【0013】第1のプロセス装置の決定装置において、
評価手段は、プロセス装置の処理性能を一定期間毎また
は品種毎に評価することが望ましい。
【0014】第1のプロセス装置の決定装置において、
評価手段は、製品の歩留を一定期間毎または品種毎に評
価することが望ましい。
【0015】本発明に係る第1のプロセス装置の決定プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、工程の処理が可能な複数のプロセス装置群から、
工程の処理を行うプロセス装置を決定するプログラムを
記録し、コンピュータを、プロセス装置群の処理性能を
蓄積する処理性能蓄積手段、各プロセス装置で処理した
製品の歩留を蓄積する歩留蓄積手段、蓄積したプロセス
装置の処理性能、または製品の歩留を評価する評価手
段、評価した処理性能または歩留に基づいて複数の装置
群の中から工程を処理するプロセス装置を決定するプロ
セス装置決定手段として機能させる。
【0016】本発明に係る第1のプロセス装置の決定装
置によると、複数の装置群の中から、処理レートの高い
装置、安定している装置、過去の製品歩留が高い装置、
安定している装置を選択し、工程の処理を行うプロセス
装置に決定するため、製品の特性や歩留を向上させるこ
とができる。
【0017】本発明に係る第2のプロセス装置の決定装
置は、プロセス装置の故障率を蓄積する故障率蓄積手段
と、蓄積した故障率を評価する評価手段と、評価したプ
ロセス装置の故障率に基づいて複数の装置群の中から工
程を処理するプロセス装置を決定するプロセス装置決定
手段とを備えている。
【0018】第2のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、過去のプロセス装置の故障率
が低い装置を選択することが望ましい。
【0019】第2のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、過去の装置の安定度が高いプ
ロセス装置を選択することが望ましい。
【0020】第2のプロセス装置の決定装置において、
故障率蓄積手段は、プロセス装置のメンテナンス作業を
記録し、プロセス装置決定手段は、装置のメンテナンス
間隔が長いプロセス装置を選択することが望ましい。
【0021】第2のプロセス装置の決定装置において、
故障率蓄積手段は、プロセス装置のメンテナンス作業を
記録し、プロセス装置決定手段は、装置の前回のメンテ
ナンスからの経過時間が短いプロセス装置を選択するこ
とが望ましい。
【0022】第2のプロセス装置の決定装置において、
評価手段は、プロセス工程毎に評価することが望まし
い。
【0023】本発明に係る第2のプロセス装置の決定プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、工程の処理が可能な複数のプロセス装置群から、
工程の処理を行うプロセス装置を決定するプログラムを
記録し、コンピュータを、プロセス装置の故障率を蓄積
する故障率蓄積手段、蓄積した故障率を評価する評価手
段、評価したプロセス装置の故障率に基づいて複数の装
置群の中から工程を処理するプロセス装置を決定するプ
ロセス装置決定手段として機能させる。
【0024】本発明に係る第2のプロセス装置の決定装
置によると、複数の装置群の中から、故障率の低い装
置、安定している装置、メンテナンス間隔の長い装置、
前回のメンテナンスからの経過時間が短い装置を選択
し、工程の処理を行うプロセス装置に決定するため、装
置の故障による大幅な製品の処理遅れを防止することが
できる。
【0025】本発明に係る第3のプロセス装置の決定装
置は、製品完成時の歩留を予測する製品歩留予測手段
と、製品の完成予定日を予測する製品完成日予測手段
と、予測した製品の歩留及び製品の完成予定日を評価す
る評価手段と、評価した製品の歩留及び完成予定日に基
づいて複数の装置群の中から工程を処理するプロセス装
置を決定するプロセス装置決定手段とを備えている。
【0026】第3のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、評価した製品の歩留が所定の
歩留より高い場合には、複数の装置群の中から、処理が
早く完了するプロセス装置で工程を処理することが望ま
しい。
【0027】第3のプロセス装置の決定装置において、
プロセス装置決定手段は、評価した製品の完成予定日が
所定の日時より早い場合には、複数の装置群の中から、
処理性能が高く、安定したプロセス装置、または過去の
製品の歩留が高く、安定した装置で工程を処理すること
が望ましい。
【0028】本発明に係る第3のプロセス装置の決定プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、工程の処理が可能な複数のプロセス装置群から、
工程の処理を行うプロセス装置を決定するプログラムを
記録し、コンピュータを、製品完成時の歩留を予測する
製品歩留予測手段、製品の完成予定日を予測する製品完
成日予測手段、予測した製品の歩留及び製品の完成予定
日を評価する評価手段、評価した製品の歩留及び完成予
定日に基づいて複数の装置群の中から工程を処理するプ
ロセス装置を決定するプロセス装置決定手段として機能
させる。
【0029】本発明に係る第3のプロセス装置の決定装
置によると、製品の歩留が所定より高い場合には、複数
の装置群の中から、処理が早く完了する装置を選択し、
工程の処理を行うプロセス装置に決定するため、製品の
完成日時を早めることができる。さらに、製品の完成予
定日が所定より早い場合には、複数の装置群の中から、
処理性能が高く、安定した装置、または過去の製品の歩
留が高く、安定した装置を選択し、工程の処理を行うプ
ロセス装置に決定するため、製品の特性や歩留を向上さ
せることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)プロセス装置
の決定装置は図1に示すように、処理フロー作成手段1
00、処理待ち製品群作成手段200、処理性能蓄積手
段300、歩留蓄積手段400、評価手段500、プロ
セス装置決定手段600によって構成され、特定工程の
処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合は、複数の
プロセス装置の中から、処理性能の高い装置、安定して
いる装置、過去の製品歩留が高い装置、または安定して
いる装置を選択し、工程処理を行うプロセス装置を決定
する。以下、各手段について詳しく説明する。
【0031】図1ないし図3に示すように処理フロー作
成手段100は、各種製品を完成させるために必要な処
理フロー(工程の並び、及び処理装置など)を規定し、
処理フローテーブル101に登録する。製品名、品種、
工程番号、工程名、処理装置名1、処理装置名2及び処
理装置名3をアイテムとして持つコンピュータ記憶装置
上の処理フローテーブル101に、製品名、品種、工程
番号、工程名、処理装置名を登録する。特に、ある工程
の処理が複数の装置で行える場合には、処理装置名を複
数登録する。この処理フローの登録はコンピュータに備
わったエディター及びDBMSに備わったSQLなどを
用いて、製品の完成に必要な工程数だけ繰り返す。
【0032】例えば、図2に示すように製品Aを完成さ
せるために必要な処理フロー(工程番号、工程名、処理
装置名など)を登録する。この場合、工程番号「2」は
「装置B」及び「装置E」のどちらかで処理すること
を、また、工程番号「4」は「装置B」、「装置E」及
び「装置F」のいずれかで処理することを、それぞれ規
定している。なお、本処理フローテーブル101では、
3つの処理装置名(処理装置1、2、3)アイテムを持
っているが、特に数は限定せず、1つの工程を処理でき
る装置の台数分だけアイテムを設ければよい。
【0033】次に、製品名、工程番号及びステータスを
アイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の処理進行
管理テーブル201に、製品名を登録すると同時に、工
程番号として「1」を、ステータスとして「W」をそれ
ぞれ登録する。ここで、ステータスアイテムの値として
は「W」及び「P」を持ち、「W」はその工程番号の工
程が処理待ち状態にあることを示し、「P」は処理中状
態にあることを示す。なお、この登録は、例えばDBM
Sに備わったSQLなどを用いて行えばよい。また、処
理フローの登録及びステータスの登録は製品の数だけ繰
り返す。
【0034】図1ないし図4に示すように処理待ち製品
群作成手段200は、各プロセス装置での各種製品の処
理進行状況を管理し、各プロセス装置での処理待ち製品
群を処理進行管理テーブル201及び処理待ち製品テー
ブル202を用いて作成する。ここで、処理待ち製品テ
ーブル202は、処理装置名、製品名、工程番号及び工
程名をアイテムとして持つコンピュータ記憶装置上のテ
ーブルである。
【0035】処理進行管理テーブル201から、ステー
タスアイテムの値が「W」のレコードを検索し、製品名
及び工程番号を抽出後、これらを検索キーとして処理フ
ローテーブル101の製品名と工程番号の値が同一のレ
コードを検索し、全ての処理装置名及び工程名を抽出す
る。さらに、先の検索キーとして用いた製品名及び工程
番号、抽出した工程名及び装置名を、処理待ち製品テー
ブル202に登録する。この登録は処理フローテーブル
101から抽出した装置の台数分だけ繰り返す。なお、
この検索、抽出、登録は、例えばDBMSに備わったS
QLなどを用いて、一定時間毎に行えばよい。
【0036】また、処理進行管理テーブル201のステ
ータスアイテムは、評価手段500及びプロセス装置決
定手段600などによって、工程の処理を行うプロセス
装置が決定し、実際にプロセス装置によって工程の処理
が開始されると、ステータスの値は「P」に更新され
る。さらに、工程の処理が終了すると、ステータスの値
は「W」に更新され、工程番号の値は1増加され、処理
待ち製品テーブル202の該当するレコードも削除され
る。なお、この更新も、例えばDBMSに備わったSQ
Lなどを用いて行えばよい。
【0037】例えば、図3、4の処理進行管理テーブル
201及び処理待ち製品テーブル202は、「製品A」
が工程番号「2」で処理待ち状態であり、「製品A」の
工程番号「2」の処理は「装置B」及び「装置E」の2
つが候補としてあげられることを示している。また、
「製品X」の工程番号「10」は「装置F」で処理中で
あることを示している。
【0038】図1、5に示すように処理性能蓄積手段3
00は、各プロセス装置で製品を処理した際のプロセス
装置の性能を示す情報を処理性能テーブル301に登録
する。装置名、製品名、工程名、品種、装置性能及び処
理日時をアイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の
処理性能テーブル301に、装置名、製品名、工程名、
品種、装置性能及び製品を処理した日時を登録する。こ
の登録は、例えばプロセス装置が工程の処理を終了した
際に、DBMSに備わったSQLなどを用いて行う。ま
た、装置性能を示すデータは各装置毎に決定すれば良
く、特に限定しない。例えば、図5に示すように各プロ
セス装置の処理性能として、工程処理時に装置内で発生
したパーティクル数を用いればよい。また、プラズマ密
度、電子温度、液濃度、液温、ビーム電流量、真空度、
エッチングレート、デポジションレート及び酸化レート
を処理性能として用いてもよい。
【0039】図1、6に示すように歩留蓄積手段400
は、各プロセス装置で処理した製品の歩留情報を製品歩
留テーブル401に登録する。装置名、製品名、工程
名、品種、歩留、分類及び処理日時をアイテムとして持
つコンピュータ記憶装置上の製品歩留テーブル401
に、装置名、製品名、工程名、品種、歩留、分類及び製
品を処理した日時を登録する。この登録は、例えばプロ
セス装置での工程処理が終了した際に、DBMSに備わ
ったSQLなどを用いて行う。ここで製品の歩留は、次
のいずれかを用いればよい。(1)プロセス装置が処理
した各工程の工程歩留。(2)プロセス装置が特定の工
程の処理を終了した際に予測した製品の最終歩留。
(3)プロセス装置で処理した製品の完成後の歩留。例
えば、図6に示すように、分類アイテムの値が「工
程」、「予測」及び「完成」は、それぞれ、工程歩留、
予測した製品の最終歩留及び完成後の製品の歩留を示し
ている。
【0040】図1、4、5、6に示すように評価手段5
00は、処理性能テーブル301に蓄積された各プロセ
ス装置の性能情報及び製品歩留テーブル401に蓄積さ
れた各製品の歩留情報を抽出し、各プロセス装置を評価
する。処理待ち製品群作成手段200によって、処理待
ち製品テーブル202に処理待ち製品情報が登録された
際に、登録された製品名アイテムの値を検索キーとし
て、処理待ち製品テーブル202の製品名の値が同一の
レコードを検索し、複数レコードが検索された場合に
は、全ての処理装置名を抽出する。次に、抽出した処理
装置名を検索キーとして、処理性能テーブル301の装
置名の値が同一のレコードを検索し、装置性能を抽出
後、装置性能の平均値を算出しプロセス装置の性能を評
価する。この平均値の算出を、先に処理待ち製品テーブ
ル202から抽出した処理装置の台数分だけ繰り返す。
また、登録された製品名アイテムの値を検索キーとし
て、処理待ち製品テーブル202の製品名の値が同一の
レコードを検索し、1レコードしか検索されなかった場
合には、処理装置名を抽出し、その処理装置で工程の処
理を行うことを決定する。
【0041】例えば、図4、5に示すように処理待ち製
品テーブル202に、処理待ち製品情報レコード202
Aが登録されると、「製品A」を検索キーとして処理待
ち製品テーブル202を検索し、2つのレコード202
A、202Bを検索し、「装置E」及び「装置B」を抽
出する。次に、「装置E」を検索キーとして、処理性能
テーブル301を検索し、装置性能の平均値として、
「28」(=(2+43+59+8)/4)を得る。ま
た、「装置B」を検索キーとして、処理性能テーブル3
01を検索し、装置性能の平均値として、「31」(=
(32+39+50+22+12)/5)を得る。
【0042】なお、本実施形態では、プロセス装置の性
能を評価する際に、処理性能の平均値を求めているが、
特に限定せず、次のように算出してもよい。(1)処理
性能の標準偏差を算出する。(2)処理性能の最大値を
求める。(3)処理性能の最小値を求める。また、処理
性能テーブル301から装置性能を抽出するための検索
キーとして、装置名の他に、次の検索キーを加えてもよ
い。(1)製品名:処理する製品と同じ製品を特定する
ための検索キー。(2)工程名:処理する製品と同じ工
程を特定するための検索キー。(3)品種:処理する製
品と同じ品種を特定するための検索キー。(4)処理日
時:特定期間に処理した製品を特定するための検索キ
ー。さらに、処理性能の平均値などを算出する際に、各
処理装置での処理日時などをもとに重み付けを行い、最
近の処理性能にほど重みを付けて平均値を算出してもよ
い。
【0043】処理待ち製品群作成手段200によって、
処理待ち製品テーブル202に処理待ち製品情報が登録
された際に、登録された製品名アイテムの値を検索キー
として、製品歩留テーブル401の製品名の値が同一の
レコードを検索し、複数レコードが検索された場合に
は、全ての処理装置名を抽出する。次に、抽出した処理
装置名を検索キーとして、製品歩留テーブル401の装
置名の値が同一のレコードを検索し、歩留を抽出後、歩
留の平均値を算出し、プロセス装置の性能を評価する。
この平均値の算出を、先に処理待ち製品テーブル202
から抽出した処理装置の台数分だけ繰り返す。また、登
録された製品名アイテムの値を検索キーとして、処理待
ち製品テーブル202の製品名の値が同一のレコードを
検索し、1レコードしか検索されなかった場合には、処
理装置名を抽出し、その処理装置で工程の処理を行うこ
とを決定する。
【0044】例えば、図4、6に示すように処理待ち製
品テーブル202に、処理待ち製品情報レコード202
Aが登録されると、「製品A」を検索キーとして処理待
ち製品テーブル202を検索し、2つのレコード202
A、202Bを検索し、「装置E」及び「装置B」を抽
出する。次に、「装置E」を検索キーとして、製品歩留
テーブル401を検索し、歩留の平均値として、「0.
77」(=(0.97+0.67+0.47+0.89
+0.96+0.87+0.83+0.47)/8)を
得る。また、「装置B」を検索キーとして、製品歩留テ
ーブル401を検索し、歩留の平均値として、「0.8
4」(=(0.92+0.86+0.99+0.79+
0.65+0.82+0.88)/7)を得る。
【0045】なお、本実施形態では、製品の歩留を評価
する際に、歩留の平均値を求めているが、特に限定せ
ず、次のように算出してもよい。(1)歩留の標準偏差
を算出する。(2)歩留の最大値を求める。(3)歩留
の最小値を求める。また、製品歩留テーブル401から
歩留を抽出するための検索キーとして、装置名の他に、
次の検索キーを加えてもよい。(1)製品名:処理する
製品と同じ製品を特定するための検索キー。(2)工程
名:処理する製品と同じ工程を特定するための検索キ
ー。(3)品種:処理する製品と同じ品種を特定するた
めの検索キー。(4)分類:歩留の分類を特定するため
の検索キー。(5)処理日時:特定期間に処理した製品
を特定するための検索キー。
【0046】さらに、歩留の平均値などを算出する際
に、各処理装置での工程の処理日時などをもとに重み付
けを行い、最近の歩留にほど重みを付けて、平均値を算
出してもよい。なお、評価手段500における検索、抽
出は、例えばDBMSに備わったSQLなどを用いて行
えばよい。
【0047】図1に示すようにプロセス装置決定手段6
00は、評価手段500においてプロセス装置を評価し
た結果に基づき、工程処理を行うプロセス装置を決定す
る。評価手段500により算出した各装置の処理性能及
び製品の歩留に基づいて、各装置の性能指数を計算し、
性能指数の大小によって製品の処理を行うプロセス装置
を決定する。本実施形態では、処理性能として装置内の
パーティクル数を用いており、「装置E」及び「装置
B」の性能指数は、例えば次のように算出すればよい。
性能指数=歩留/処理性能。従って、「装置E」の性能
指数=0.77/28=0.0275、「装置B」の性
能指数=0.84/31=0.0271となり、性能指
数の大きな「装置E」で、製品を処理することを決定す
る。なお、性能指数の計算方法は特に限定せず、次のよ
うに算出してもよい。(1)歩留を用いず処理性能だけ
で算出する(性能指数=1/処理性能)。(2)処理性
能を用いず歩留だけで算出する(性能指数=歩留)。
(3)処理性能または歩留に重み付けを行った後、算出
する(性能指数=(歩留x重み1)/(処理性能x重み
2))。
【0048】以上のように本実施形態によれば、特定工
程の処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合に、プ
ロセス装置の処理性能の高さや安定度、過去の製品歩留
の高さや安定度に応じて、工程を処理するプロセス装置
を決定することができる。
【0049】なお、本実施形態において、コンピュータ
記憶装置上の各テーブルの代わりにリスト構造を用いた
記憶手段を用いてもよい。また、コンピュータ記憶装置
は補助記憶装置または主記憶装置の何れでも良く、コン
ピュータネットワークを通じてアクセス可能な場所に存
在すればよい。従って、本実施形態に係るプロセス装置
の決定方法を実現するプロセス装置決定プログラムを作
成するとともに、コンピュータが読み取り可能な記録媒
体にプロセス装置決定プログラムを記録しておけば、記
録媒体をコンピュータの補助記憶装置に装着することに
より、本実施形態に係るプロセス装置決定プログラムが
コンピュータの主記憶装置にロードされ、所定の動作タ
イミング(イベント)が発生した時に、コンピュータの
CPUによって各手順の所定機能が実行される。
【0050】(第2の実施形態)プロセス装置の決定装
置は図13に示すように、処理フロー作成手段100、
処理待ち製品群作成手段200、故障率蓄積手段70
0、評価手段510、プロセス装置決定手段610によ
って構成され、特定工程の処理が可能なプロセス装置が
複数台ある場合は、複数のプロセス装置の中から、故障
率の低い装置、安定している装置、メンテナンス間隔が
長い装置、またはメンテナンスからの経過時間が短い装
置を選択し、工程処理を行うプロセス装置を決定する。
以下、各手段について詳しく説明する。
【0051】図13、2、3に示すように処理フロー作
成手段100は、各種製品を完成させるために必要な処
理フロー(工程の並び、及び処理装置など)を規定し、
処理フローテーブル101に登録する。本処理フロー作
成手段100は、本発明に係る第1の実施形態と同様で
ある。また、図13、2、3、4に示すように処理待ち
製品群作成手段200は、各プロセス装置での各種製品
の処理進行状況を管理し、各プロセス装置での処理待ち
製品群を処理進行管理テーブル201及び処理待ち製品
テーブル202を用いて作成する。本処理待ち製品群作
成手段200は、本発明に係る第1の実施形態と同様で
ある。
【0052】図13、14、15に示すように故障率蓄
積手段700は、各プロセス装置の故障率を示す情報を
装置故障率テーブル701に登録し、装置メンテナンス
に関する情報を装置メンテナンステーブル702に登録
する。装置名、故障率、工程名及び期間をアイテムとし
て持つコンピュータ記憶装置上の装置故障率テーブル7
01に、特定期間毎の装置故障率として、装置名、故障
率、工程名及び期間を登録する。この登録は、例えば、
特定期間毎の故障率を集計した際に、DBMSに備わっ
たSQLなどを用いて行う。図14に示すように、例え
ば一ヶ月間の装置の故障率を処理した工程別に登録すれ
ばよい。
【0053】装置名、メンテナンス間隔、及び経過時間
をアイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の装置メ
ンテナンステーブル702に、装置名、装置のメンテナ
ンス間隔及び前回のメンテナンスからの経過時間を登録
する。例えば、メンテナンス間隔は装置メンテナンスを
行った際に、前回の装置メンテナンスから今回の装置メ
ンテナンスまでの時間を算出し、登録すればよい。ま
た、メンテナンス経過時間は装置によって工程の処理を
行った際に、前回の装置メンテナンスからの経過時間を
算出し、登録すればよい。なお、これらの登録はDBM
Sに備わったSQLなどを用いて行う。
【0054】図13、4、14、15に示すように評価
手段510は、装置故障率テーブル701に蓄積された
各プロセス装置の故障率情報、及び装置メンテナンステ
ーブル702に蓄積された各装置のメンテナンス情報を
抽出し、各プロセス装置を評価する。
【0055】処理待ち製品群作成手段200によって、
処理待ち製品テーブル202に処理待ち製品情報が登録
された際に、登録された製品名アイテムの値を検索キー
として、処理待ち製品テーブル202の製品名の値が同
一のレコードを検索し、複数レコードが検索された場合
には、全ての処理装置名を抽出する。次に、抽出した処
理装置名を検索キーとして、装置故障率テーブル701
の装置名の値が同一のレコードを検索し、故障率を抽出
後、故障率の平均値を算出し、プロセス装置の性能を評
価する。この平均値の算出を、先に処理待ち製品テーブ
ル202から抽出した処理装置の台数分だけ繰り返す。
さらに、処理待ち製品テーブル202から抽出した処理
装置名を検索キーとして、装置メンテナンステーブル7
02の装置名の値が同一のレコードを検索し、メンテナ
ンス間隔及び経過時間を抽出する。
【0056】また、登録された製品名アイテムの値を検
索キーとして、処理待ち製品テーブル202の製品名の
値が同一のレコードを検索し、1レコードしか検索され
なかった場合には、処理装置名を抽出し、その処理装置
で工程の処理を行うことを決定する。
【0057】例えば、図4、14、15に示すように処
理待ち製品テーブル202に、処理待ち製品情報レコー
ド202Aが登録されると、「製品A」を検索キーとし
て処理待ち製品テーブル202を検索し、2つのレコー
ド202A、202Bを検索し、「装置E」及び「装置
B」を抽出する。次に、「装置E」を検索キーとして、
装置故障率テーブル701を検索し、故障率の平均値と
して、「0.0033」((0+0.01+0+0+0
+0.02+0+0+0)/9)を得る。また、「装置
B」を検索キーとして、装置故障率テーブル701を検
索し、故障率の平均値として、「0.0088」((0
+0+0.02+0.01+0+0.03+0+0.0
1)/8)を得る。さらに、「装置E」を検索キーとし
て、装置メンテナンステーブル702を検索し、メンテ
ナンス間隔及び経過時間として、「30」及び「16」
を得る。また「装置B」を検索キーとして、装置メンテ
ナンステーブル702を検索し、メンテナンス間隔及び
経過時間として、「25」及び「2」を得る。
【0058】なお、本実施形態では、プロセス装置の故
障率を評価する際に、故障率の平均値を求めているが、
特に限定せず、次のように算出してもよい。(1)故障
率の標準偏差を算出する。(2)故障率の最大値を求め
る。(3)故障率の最小値を求める。また、装置故障率
テーブル701から故障率を抽出するための検索キーと
して、装置名の他に、次の検索キーを加えてもよい。
(1)工程名:処理する製品と同じ工程を特定するため
の検索キー。(2)期間:特定期間に処理した製品を特
定するための検索キー。さらに、故障率の平均値などを
算出する際に、各処理装置での処理日時などをもとに重
み付けを行い、最近の故障率ほど重みを付けて、平均値
を算出してもよい。なお、評価手段510における検
索、抽出は、例えばDBMSに備わったSQLなどを用
いて行えばよい。
【0059】図13に示すようにプロセス装置決定手段
610は、評価手段510においてプロセス装置を評価
した結果に基づき、工程処理を行うプロセス装置を決定
する。評価手段510により算出した、各装置の故障
率、メンテナンス間隔及び経過時間に基づいて、各装置
の性能指数を計算し、性能指数の大小によって製品の処
理を行うプロセス装置を決定する。例えば、「装置E」
及び「装置B」の性能指数は次のように算出すればよ
い。性能指数=1/故障率+メンテナンス間隔/経過時
間。従って、「装置E」の性能指数=1/0.0033
+30/16=305、「装置B」の性能指数=1/
0.0088+25/2=126となり、性能指数の大
きな「装置E」で、製品を処理することを決定する。
【0060】なお、性能指数の計算方法は特に限定せ
ず、次のように算出してもよい。(1)故障率だけで算
出する(性能指数=1/故障率)。(2)メンテナンス
間隔だけで算出する(性能指数=メンテナンス間隔)。
(3)メンテナンス間隔及び経過時間だけで算出する
(性能指数=メンテナンス間隔/経過時間)。(4)1
/故障率またはメンテナンス間隔/経過時間に重み付け
を行った後、算出する(性能指数=(1/故障率)x重
み1+(メンテナンス間隔/経過時間)x重み2)。
【0061】以上のように本実施形態によれば、特定工
程の処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合に、プ
ロセス装置の故障率の低さや安定度、装置メンテナンス
間隔の長さ、または前回の装置メンテナンスからの経過
時間に応じて、工程を処理するプロセス装置を決定する
ことができる。
【0062】なお、本実施形態において、コンピュータ
記憶装置上の各テーブルの代わりにリスト構造を用いた
記憶手段を用いてもよい。また、コンピュータ記憶装置
は補助記憶装置または主記憶装置の何れでも良く、コン
ピュータネットワークを通じてアクセス可能な場所に存
在すればよい。従って、本実施形態に係るプロセス装置
の決定方法を実現するプロセス装置決定プログラムを作
成するとともに、コンピュータが読み取り可能な記録媒
体にプロセス装置決定プログラムを記録しておけば、記
録媒体をコンピュータの補助記憶装置に装着することに
より、本実施形態に係るプロセス装置決定プログラムが
コンピュータの主記憶装置にロードされ、所定の動作タ
イミング(イベント)が発生した時に、コンピュータの
CPUによって各手順の所定機能が実行される。
【0063】(第3の実施形態)プロセス装置の決定装
置は図19に示すように、処理フロー作成手段110、
処理待ち製品群作成手段210、処理性能蓄積手段30
0、製品歩留予測手段800、製品完成日予測手段90
0、評価手段520、プロセス装置決定手段620によ
って構成され、特定工程の処理が可能なプロセス装置が
複数台あり、製品の歩留が目標より高いと予測される場
合には、複数のプロセス装置の中から工程の処理が早く
完了する装置を選択し、製品の完成予定日が目標より早
いと予測される場合には、複数のプロセス装置の中から
処理性能が高く、安定した装置を選択し、工程処理を行
うプロセス装置を決定する。以下、各手段について詳し
く説明する。
【0064】図19、20、3、22に示すように処理
フロー作成手段110は、各種製品を完成させるために
必要な処理フロー(工程の並び、及び処理装置など)を
規定し、処理フローテーブル111に登録する。製品
名、品種、工程番号、工程名、処理装置名1、所要時間
1、処理装置名2、所要時間2、処理装置名3及び所要
時間3をアイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の
処理フローテーブル111に、製品名、品種、工程番
号、工程名、処理装置名、工程処理に必要な装置の所要
時間を登録する。特に、ある工程の処理が複数の装置で
行える場合には、処理装置名及び所要時間を複数登録す
る。この処理フローの登録はコンピュータに備わったエ
ディター及びDBMSに備わったSQLなどを用いて、
製品の完成に必要な工程数だけ繰り返す。
【0065】例えば、図20に示すように製品Aを完成
させるために必要な処理フロー(工程番号、工程名、処
理装置名など)を登録する。この場合、工程番号「2」
は「装置B」及び「装置E」のどちらかで処理すること
を、それぞれの装置で「78」分及び「49」分の工程
処理時間がかかることを、また、工程番号「4」は「装
置B」、「装置E」及び「装置F」のいずれかで処理す
ることを、それぞれの装置で「60」分、「75」分及
び「65」分の工程処理時間がかかることを、それぞれ
規定している。なお、本処理フローテーブル111で
は、3つの処理装置名(処理装置1、2、3)及び所要
時間(所要時間1、2、3)アイテムを持っているが、
特に数は限定せず、1つの工程を処理できる装置の台数
分だけアイテムを設ければよい。
【0066】次に、製品名、工程番号及びステータスを
アイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の処理進行
管理テーブル201に、製品名を登録すると同時に、工
程番号として「1」を、ステータスとして「W」をそれ
ぞれ登録する。ここで、ステータスアイテムの値として
は「W」及び「P」を持ち、「W」はその工程番号の工
程が、処理待ち状態にあることを示し、「P」は処理中
状態にあることを示す。この登録は、例えばDBMSに
備わったSQLなどを用いて行えばよい。さらに、製品
名、目標歩留、予測歩留、目標完成日及び予測完成日を
アイテムとして持つコンピュータ記憶装置上の製品歩留
・完成日管理テーブル112に、製品名、目標歩留、目
標完成日をそれぞれ登録する。この登録はコンピュータ
に備わったエディター及びDBMSに備わったSQLな
どを用いて行えばよい。また、処理フローの登録、ステ
ータスの登録及び目標歩留・目標完成日の登録は製品の
数だけ繰り返す。
【0067】図19、20、3、21に示すように処理
待ち製品群作成手段210は、各プロセス装置での各種
製品の処理進行状況を管理し、各プロセス装置での処理
待ち製品群を処理進行管理テーブル201及び処理待ち
製品テーブル212を用いて作成する。ここで、処理待
ち製品テーブル212は、処理装置名、製品名、工程番
号、工程名、所要時間及び登録日時をアイテムとして持
つコンピュータ記憶装置上のテーブルである。処理進行
管理テーブル201から、ステータスアイテムの値が
「W」のレコードを検索し、製品名及び工程番号を抽出
後、これらを検索キーとして処理フローテーブル111
の製品名と工程番号の値が同一のレコードを検索し、全
ての処理装置名、所要時間及び工程名を抽出する。さら
に、先の検索キーとして用いた製品名及び工程番号、抽
出した処理装置名、所要時間及び工程名を、処理待ち製
品テーブル212に登録し、同時に、この情報の登録日
時も登録する。この登録は処理フローテーブル111か
ら抽出した装置の台数分だけ繰り返す。なお、この検
索、抽出、登録は、例えばDBMSに備わったSQLな
どを用いて行えばよい。
【0068】また、処理進行管理テーブル201のステ
ータスアイテムは、評価手段520及びプロセス装置決
定手段620などによって、工程の処理を行うプロセス
装置が決定し、実際にプロセス装置によって工程の処理
が開始されると、ステータスの値は「P」に更新され
る。さらに、工程の処理が終了すると、ステータスの値
は「W」に、工程番号の値は1増加され、それぞれ更新
される。なお、この更新も、例えばDBMSに備わった
SQLなどを用いて行えばよい。例えば、図3、21の
処理進行管理テーブル201及び処理待ち製品テーブル
212は、「製品A」が工程番号「2」で処理待ち状態
であり、「製品A」の工程番号「2」の処理は「装置
B」及び「装置E」の2つが候補としてあげられること
を示している。また、「製品X」の工程番号「10」は
「装置F」で処理中であることを示している。
【0069】図1、5に示すように処理性能蓄積手段3
00は、各プロセス装置で製品を処理した際のプロセス
装置の性能を示す情報を、処理性能テーブル301に登
録する。本処理性能蓄積手段300は、本発明に係る第
1の実施形態と同様である。
【0070】図19、22に示すように製品歩留予測手
段800は、各製品の最終歩留を予測し、製品歩留・完
成日管理テーブル112に登録する。最終歩留の予測手
法は特に限定せず、通常、製品開発過程で行われている
途中の特定工程の結果から最終歩留を推測する手法など
を用いればよい。この最終歩留の予測は、特定工程の終
了時や一定期間毎に行えばよい。次に、最終歩留を予測
した際に、製品名を検索キーとして製品歩留・完成日管
理テーブル112の製品名の値が同一のレコードを検索
し、予測歩留アイテムに、予測した最終歩留を登録す
る。この登録は、DBMSに備わったSQLなどを用い
て行う。
【0071】図19、22に示すように製品完成日予測
手段900は、各製品の完成日を予測し、製品歩留・完
成日管理テーブル112に登録する。製品完成日の予測
手法は特に限定せず、通常、製品開発過程で行われてい
る途中工程の処理完了日時と残り工程数から完成日を推
測する手法などを用いればよい。この完成日の予測は、
各工程の処理が終了した際に行えばよい。完成日を予測
した際に、製品名を検索キーとして製品歩留・完成日管
理テーブル112の製品名の値が同一のレコードを検索
し、予測完成日アイテムに、予測した完成日を登録す
る。この登録は、DBMSに備わったSQLなどを用い
て行う。
【0072】図19、21、22に示すように評価手段
520は、製品歩留・完成日管理テーブル112に蓄積
された各製品の歩留及び完成日情報を抽出する。処理待
ち製品群作成手段210によって、処理待ち製品テーブ
ル212に処理待ち製品情報が登録された際に、登録さ
れた製品名アイテムの値を検索キーとして、製品歩留・
完成日管理テーブル112の製品名の値が同一のレコー
ドを検索し、目標歩留、予測歩留、目標完成日、予測完
成日を抽出する。さらに、製品名アイテムの値を検索キ
ーとして、処理待ち製品テーブル212の製品名の値が
同一のレコードを検索し、複数レコードが検索された場
合には、全ての処理装置名及び所要時間を抽出する。ま
た、1レコードしか検索されなかった場合には、処理装
置名を抽出し、その処理装置で工程の処理を行うことを
決定する。
【0073】次に、抽出した処理装置名を検索キーとし
て、処理性能テーブル301の装置名の値が同一のレコ
ードを検索し、装置性能を抽出後、装置性能の平均値を
算出し、プロセス装置の性能を評価する。この平均値の
算出を、先に処理待ち製品テーブル212から抽出した
処理装置の台数分だけ繰り返す。例えば、図21、5に
示すように処理待ち製品テーブル212に、処理待ち製
品情報レコード212Aが登録されると、「製品A」を
検索キーとして、製品歩留・完成日管理テーブル112
を検索し、目標歩留、予測歩留、目標完成日及び予測完
成日としてそれぞれ、「89」、「93」、「1998
/02/10」及び「1998/02/14」を抽出す
る。さらに、「製品A」を検索キーとして処理待ち製品
テーブル212を検索し、2つのレコード212A、2
12Bを検索し、装置名及び所要時間としてそれぞれ
「装置E」、「49」及び「装置B」、「78」を抽出
する。
【0074】次に、「装置E」を検索キーとして、処理
性能テーブル301を検索し、装置性能の平均値とし
て、「28」((2+43+59+8)/4)を得る。
また、「装置B」を検索キーとして、処理性能テーブル
301を検索し、装置性能の平均値として、「31」
((32+39+50+22+12)/5)を得る。な
お、評価手段520における検索、抽出は、例えばDB
MSに備わったSQLなどを用いて行えばよい。
【0075】図19、21に示すようにプロセス装置決
定手段620は、評価手段520において抽出した製品
の歩留及び完成日を基づき、工程処理を行うプロセス装
置を決定する。評価手段520により抽出した製品の予
測歩留が目標歩留より高い場合は、評価手段520で抽
出した各処理装置の中から、工程処理に要する所要時間
が少ない装置で工程の処理を行うことを決定する。例え
ば、本実施形態では、「製品A」の予測歩留が「9
3」、目標歩留が「89」であり、予測歩留が目標歩留
よりも高く、「装置E」の所要時間が「49」、「装置
B」の所要時間が「78」であるため、「装置E」で製
品を処理することに決定する。
【0076】また、評価手段520により抽出した製品
の完成予定日が目標完成日より早い場合には、複数のプ
ロセス装置の中から、処理性能が高く、安定した装置で
処理することを決定する。例えば、本実施形態では、
「装置E」の性能の平均が「28」、「装置B」の性能
の平均が「31」であるため、「装置B」で製品を処理
することに決定する。なお、製品の予測歩留が目標歩留
より低い場合は、複数のプロセス装置の中から、処理性
能が高く、安定した装置で処理することを決定し、製品
の完成予定日が目標完成日より遅い場合は、工程処理に
要する所要時間が少ない装置で工程の処理を行うことを
決定する。
【0077】以上のように本実施形態によれば、特定工
程の処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合に、製
品の歩留が目標より高いと予測される場合には、複数の
プロセス装置の中から工程の処理が早く完了する装置を
選択し、製品の完成予定日が目標より早いと予測される
場合には、複数のプロセス装置の中から処理性能が高
く、安定した装置を選択し、工程処理を行うプロセス装
置を決定する事ができる。
【0078】なお、本実施形態において、コンピュータ
記憶装置上の各テーブルの代わりにリスト構造を用いた
記憶手段を用いてもよい。また、コンピュータ記憶装置
は補助記憶装置または主記憶装置の何れでも良く、コン
ピュータネットワークを通じてアクセス可能な場所に存
在すればよい。従って、本実施形態に係るプロセス装置
の決定方法を実現するプロセス装置決定プログラムを作
成するとともに、コンピュータが読み取り可能な記録媒
体にプロセス装置決定プログラムを記録しておけば、記
録媒体をコンピュータの補助記憶装置に装着することに
より、本実施形態に係るプロセス装置決定プログラムが
コンピュータの主記憶装置にロードされ、所定の動作タ
イミング(イベント)が発生した時に、コンピュータの
CPUによって各手順の所定機能が実行される。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のプ
ロセス装置の決定装置及び決定方法によると、特定工程
の処理が可能なプロセス装置が複数台ある場合は、処理
性能の高い安定したプロセス装置や、過去の製品歩留の
高い安定したプロセス装置で工程の処理を行うことがで
きるため、製品の特性や歩留を向上させることができ、
その実用的効果は大きい。
【0080】本発明の第2のプロセス装置の決定装置及
び決定方法によると、特定工程の処理が可能なプロセス
装置が複数台ある場合は、故障率の低い安定したプロセ
ス装置、装置メンテナンス間隔の長いプロセス装置、前
回の装置メンテナンスからの経過時間が短いプロセス装
置で工程の処理を行うことができるため、装置の故障に
よる製品の処理遅れを防止することができ、その実用的
効果は大きい。
【0081】本発明の第3のプロセス装置の決定装置及
びその方法によると、特定工程の処理が可能なプロセス
装置が複数台ある場合は、製品の予測歩留が目標歩留よ
り高い場合には、工程処理が早く完了するプロセス装置
で工程の処理を行い、製品の完成予定日が目標完成日よ
り早い場合には、処理性能の高い安定したプロセス装置
で工程処理を行うことができるため、製品の完成日を早
め、製品の特性や歩留を向上させることができ、その実
用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第3の実施形態におけるプロ
セス装置の決定装置のブロック図
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態におけるプロ
セス装置の決定装置の処理フローテーブルの一例を示す
【図3】本発明の第1、第2及び第3の実施形態におけ
るプロセス装置の決定装置の処理進行管理テーブルの一
例を示す図
【図4】本発明の第1及び第2の実施形態におけるプロ
セス装置の決定装置の処理待ち製品テーブルの一例を示
す図
【図5】本発明の第1及び第3の実施形態におけるプロ
セス装置の決定装置の処理性能テーブルの一例を示す図
【図6】本発明の第1の実施形態におけるプロセス装置
の決定装置の製品歩留テーブルの一例を示す図
【図7】本発明の第1及び第2の実施形態におけるプロ
セス装置の決定方法の処理フロー作成工程の処理内容を
示す図
【図8】本発明の第1及び第2の実施形態におけるプロ
セス装置の決定方法の処理待ち製品群作成工程の処理内
容を示す図
【図9】本発明の第1の実施形態におけるプロセス装置
の決定方法の処理性能蓄積工程の処理内容を示す図
【図10】本発明の第1の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の歩留蓄積工程の処理内容を示す図
【図11】本発明の第1の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の評価工程の処理内容を示す図
【図12】本発明の第1の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法のプロセス装置決定工程の処理内容を示す
【図13】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置のブロック図
【図14】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置の装置故障率テーブルの一例を示す図
【図15】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置の装置メンテナンステーブルの一例を示す
【図16】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の故障率蓄積工程の処理内容を示す図
【図17】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の評価工程の処理内容を示す図
【図18】本発明の第2の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法のプロセス装置決定工程の処理内容を示す
【図19】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置のブロック図
【図20】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置の処理フローテーブルの一例を示す図
【図21】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置の処理待ち製品テーブルの一例を示す図
【図22】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定装置の製品歩留・完成日管理テーブルの一例を
示す図
【図23】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の処理フロー作成工程の処理内容を示す図
【図24】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の処理待ち製品群作成工程の処理内容を示
す図
【図25】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の製品歩留予測工程の処理内容を示す図
【図26】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の製品完成日予測工程の処理内容を示す図
【図27】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法の評価工程の処理内容を示す図
【図28】本発明の第3の実施形態におけるプロセス装
置の決定方法のプロセス装置決定工程の処理内容を示す
【図29】従来のプロセス装置の決定装置のブロック図
【符号の説明】
100、110、1001 処理フロー作成手段 100A、110A 処理フロー作成工程 101、111 処理フローテーブル 112 製品歩留・完成日管理テーブル 200、210、1002 処理待ち製品群作成手段 200A、210A 処理待ち製品群作成工程 201 処理進行管理テーブル 202、212 処理待ち製品テーブル 202A、202B、212A、212B 処理待ち製
品情報レコード 300 処理性能蓄積手段 300A 処理性能蓄積工程 301 処理性能テーブル 400 歩留蓄積手段 400A 歩留蓄積工程 401 製品歩留テーブル 500、510、520 評価手段 500A、510A、520A 評価工程 600、610、620、1004 プロセス装置決定
手段 600A、610A、620A プロセス装置決定工程 700 故障率蓄積手段 700A 故障率蓄積工程 701 装置故障率テーブル 702 装置メンテナンステーブル 800 製品歩留予測手段 800A 製品歩留予測工程 900 製品完成日予測手段 900A 製品完成日予測工程 1003 処理待ち時間評価手段

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス装置によって順に並んだ工程を
    処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可能
    な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロセ
    ス装置を決定するプロセス装置の決定装置であって、 プロセス装置群の処理性能を蓄積する処理性能蓄積手段
    と、各プロセス装置で処理した製品の歩留を蓄積する歩
    留蓄積手段と、蓄積したプロセス装置の処理性能または
    製品の歩留を評価する評価手段と、評価した処理性能ま
    たは歩留に基づいて複数のプロセス装置群の中から工程
    を処理するプロセス装置を決定するプロセス装置決定手
    段とを備えたことを特徴とするプロセス装置の決定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プロセス装置決定手段は、処理性能
    の高いプロセス装置または過去の製品の歩留が高いプロ
    セス装置を選択する請求項1に記載のプロセス装置の決
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記プロセス装置決定手段は、処理性能
    の安定しているプロセス装置または過去の製品の歩留が
    安定しているプロセス装置を選択する請求項1に記載の
    プロセス装置の決定装置。
  4. 【請求項4】 前記評価手段は、プロセス装置の処理性
    能を一定期間毎または品種毎に評価する請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載のプロセス装置の決定装置。
  5. 【請求項5】 前記評価手段は、製品の歩留を一定期間
    毎または品種毎に評価する請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載のプロセス装置の決定装置。
  6. 【請求項6】 プロセス装置によって順に並んだ工程を
    処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可能
    な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロセ
    ス装置を決定するプロセス装置の決定装置であって、 プロセス装置の故障率を蓄積する故障率蓄積手段と、蓄
    積した故障率を評価する評価手段と、評価したプロセス
    装置の故障率に基づいて複数の装置群の中から工程を処
    理するプロセス装置を決定するプロセス装置決定手段と
    を備えたことを特徴とするプロセス装置の決定装置。
  7. 【請求項7】 前記プロセス装置決定手段は、過去のプ
    ロセス装置の故障率が低い装置を選択することに決定す
    る請求項6に記載のプロセス装置の決定装置。
  8. 【請求項8】 前記プロセス装置決定手段は、過去の装
    置の安定度が高いプロセス装置を選択することに決定す
    る請求項6に記載のプロセス装置の決定装置。
  9. 【請求項9】 前記故障率蓄積手段は、プロセス装置の
    メンテナンス作業を記録し、前記プロセス装置決定手段
    は、装置のメンテナンス間隔が長いプロセス装置を選択
    することに決定する請求項6に記載のプロセス装置の決
    定装置。
  10. 【請求項10】 前記故障率蓄積手段は、プロセス装置
    のメンテナンス作業を記録し、前記プロセス装置決定手
    段は、装置の前回のメンテナンスからの経過時間が短い
    プロセス装置を選択することに決定する請求項6に記載
    のプロセス装置の決定装置。
  11. 【請求項11】 前記評価手段は、プロセス装置の稼働
    率をプロセス工程毎に評価する請求項6ないし請求項1
    0のいずれかに記載のプロセス装置の決定装置。
  12. 【請求項12】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプロセス装置の決定装置であって、 製品完成時の歩留を予測する製品歩留予測手段と、製品
    の完成予定日を予測する製品完成日予測手段と、予測し
    た製品の歩留及び製品の完成予定日を評価する評価手段
    と、評価した製品の歩留及び完成予定日に基づいて複数
    の装置群の中から工程を処理するプロセス装置を決定す
    るプロセス装置決定手段とを備えたことを特徴とするプ
    ロセス装置の決定装置。
  13. 【請求項13】 前記プロセス装置決定手段は、評価し
    た製品の歩留が所定の歩留より高い場合には、複数の装
    置群の中から、処理が早く完了するプロセス装置で工程
    を処理することを決定する請求項12に記載のプロセス
    装置の決定装置。
  14. 【請求項14】 前記プロセス装置決定手段は、評価し
    た製品の完成予定日が所定の日時より早い場合には、複
    数の装置群の中から、処理性能が高く、安定したプロセ
    ス装置、または過去の製品の歩留が高く、安定した装置
    で工程処理することを決定する請求項12または請求項
    13に記載のプロセス装置の決定装置。
  15. 【請求項15】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプロセス装置の決定方法であって、 プロセス装置群の処理性能を蓄積する処理性能蓄積工程
    と、各プロセス装置で処理した製品の歩留を蓄積する歩
    留蓄積工程と、蓄積したプロセス装置の処理性能または
    製品の歩留を評価する評価工程と、評価した処理性能ま
    たは歩留に基づいて複数の装置群の中から工程を処理す
    るプロセス装置を決定するプロセス装置決定工程とを備
    えたことを特徴とするプロセス装置の決定方法。
  16. 【請求項16】 前記プロセス装置決定工程は、処理性
    能の高いプロセス装置または過去の製品の歩留が高いプ
    ロセス装置を選択する請求項15に記載のプロセス装置
    の決定方法。
  17. 【請求項17】 前記プロセス装置決定工程は、処理性
    能の安定しているプロセス装置または過去の製品の歩留
    が安定しているプロセス装置を選択する請求項15に記
    載のプロセス装置の決定方法。
  18. 【請求項18】 前記評価工程は、プロセス装置の処理
    性能を一定期間毎または品種毎に評価する請求項15な
    いし請求項17のいずれかに記載のプロセス装置の決定
    方法。
  19. 【請求項19】 前記評価工程は、製品の歩留を一定期
    間毎、または品種毎に評価する請求項15ないし請求項
    18のいずれかに記載のプロセス装置の決定方法。
  20. 【請求項20】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプロセス装置の決定方法であって、 プロセス装置の故障率を蓄積する故障率蓄積工程と、蓄
    積した故障率を評価する評価工程と、評価したプロセス
    装置の故障率に基づいて複数の装置群の中から工程を処
    理するプロセス装置を決定するプロセス装置決定工程と
    を備えたことを特徴とするプロセス装置の決定方法。
  21. 【請求項21】 前記プロセス装置決定工程は、過去の
    プロセス装置の故障率が低い装置を選択することに決定
    する請求項20に記載のプロセス装置の決定方法。
  22. 【請求項22】 前記プロセス装置決定工程は、過去の
    装置の安定度が高いプロセス装置を選択することに決定
    する請求項20に記載のプロセス装置の決定方法。
  23. 【請求項23】 前記故障率蓄積工程は、プロセス装置
    のメンテナンス作業を記録し、前記プロセス装置決定工
    程は、装置のメンテナンス間隔が長いプロセス装置を選
    択することに決定する請求項20に記載のプロセス装置
    の決定方法。
  24. 【請求項24】 前記故障率蓄積工程は、プロセス装置
    のメンテナンス作業を記録し、前記プロセス装置決定工
    程は、装置の前回のメンテナンスからの経過時間が短い
    プロセス装置を選択することに決定する請求項20に記
    載のプロセス装置の決定方法。
  25. 【請求項25】 前記評価工程は、プロセス装置の稼働
    率をプロセス工程毎に評価する請求項20ないし請求項
    24のいずれかに記載のプロセス装置の決定方法。
  26. 【請求項26】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプロセス装置の決定方法であって、 製品完成時の歩留を予測する製品歩留予測工程と、製品
    の完成予定日を予測する製品完成日予測工程と、予測し
    た製品の歩留及び製品の完成予定日を評価する評価工程
    と、評価した製品の歩留及び完成予定日に基づいて複数
    の装置群の中から工程を処理するプロセス装置を決定す
    るプロセス装置決定工程とを備えたことを特徴とするプ
    ロセス装置の決定方法。
  27. 【請求項27】 前記プロセス装置決定工程は、評価し
    た製品の歩留が所定の歩留より高い場合には、複数の装
    置群の中から、処理が早く完了するプロセス装置で工程
    を処理することを決定する請求項26に記載のプロセス
    装置の決定方法。
  28. 【請求項28】 前記プロセス装置決定工程は、評価し
    た製品の完成予定日が所定の日時より早い場合には、複
    数の装置群の中から、処理性能が高く、安定したプロセ
    ス装置、または過去の製品の歩留が高く、安定した装置
    で工程を処理することを決定する請求項26または請求
    項27に記載のプロセス装置の決定方法。
  29. 【請求項29】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、 プロセス装置群の処理性能を蓄積する処理性能蓄積手
    順、 各プロセス装置で処理した製品の歩留を蓄積する歩留蓄
    積手順、 蓄積したプロセス装置の処理性能、または製品の歩留を
    評価する評価手順、 評価した処理性能、または歩留に基づいて複数の装置群
    の中から工程を処理するプロセス装置を決定するプロセ
    ス装置決定手順として実行させるためのプロセス装置決
    定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  30. 【請求項30】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、 プロセス装置の故障率を蓄積する故障率蓄積手順、 蓄積した故障率を評価する評価手順、 評価したプロセス装置の故障率に基づいて複数の装置群
    の中から工程を処理するプロセス装置を決定するプロセ
    ス装置決定手順として実行させるためのプロセス装置決
    定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  31. 【請求項31】 プロセス装置によって順に並んだ工程
    を処理しながら製品を完成させる際に、工程の処理が可
    能な複数のプロセス装置群から、工程の処理を行うプロ
    セス装置を決定するプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、 製品完成時の歩留を予測する製品歩留予測手順、 製品の完成予定日を予測する製品完成日予測手順、 予測した製品の歩留及び製品の完成予定日を評価する評
    価手順、 評価した製品の歩留及び完成予定日に基づいて複数の装
    置群の中から工程を処理するプロセス装置を決定するプ
    ロセス装置決定手順として実行させるためのプロセス装
    置決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
JP8336698A 1998-03-30 1998-03-30 プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH11277379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8336698A JPH11277379A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8336698A JPH11277379A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11277379A true JPH11277379A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13800438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8336698A Pending JPH11277379A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11277379A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056662A1 (fr) * 2001-01-10 2002-07-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de montage de composants, fournisseur de services et procede de prestation de services
JP2010067273A (ja) * 2004-06-09 2010-03-25 Senshin Capital Llc 複合エレクトロメカニカルシステムのメンテナンスニーズを判定するシステムおよび方法
JP2011107882A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Sumco Corp シリコンウェーハの工程計画立案システム、工程計画立案方法及びプログラム
CN102999014A (zh) * 2011-09-09 2013-03-27 中国石油化工股份有限公司 石油化工产品生产设备性能参数处理装置
CN107919297A (zh) * 2016-10-08 2018-04-17 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 用于芯片制造的方法和系统

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056662A1 (fr) * 2001-01-10 2002-07-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de montage de composants, fournisseur de services et procede de prestation de services
US7142939B2 (en) 2001-01-10 2006-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Component mounter, service supplier, and service supplying method
US7440812B2 (en) 2001-01-10 2008-10-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Component mounting apparatus, service providing device and servicing method
US7536236B2 (en) 2001-01-10 2009-05-19 Panasonic Corporation Component mounting apparatus, service providing device and servicing method
US7885718B2 (en) 2001-01-10 2011-02-08 Panasonic Corporation Component mounting apparatus, service providing device and servicing method
US8086338B2 (en) 2001-01-10 2011-12-27 Panasonic Corporation Component mounting apparatus, service providing device and servicing method
JP2010067273A (ja) * 2004-06-09 2010-03-25 Senshin Capital Llc 複合エレクトロメカニカルシステムのメンテナンスニーズを判定するシステムおよび方法
JP2011107882A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Sumco Corp シリコンウェーハの工程計画立案システム、工程計画立案方法及びプログラム
CN102999014A (zh) * 2011-09-09 2013-03-27 中国石油化工股份有限公司 石油化工产品生产设备性能参数处理装置
CN107919297A (zh) * 2016-10-08 2018-04-17 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 用于芯片制造的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chiang et al. Using dispatching rules for job shop scheduling with due date-based objectives
US7483888B2 (en) Method and apparatus for predicting selectivity of database query join conditions using hypothetical query predicates having skewed value constants
US20060190430A1 (en) Systems and methods for resource-adaptive workload management
WO2017183065A1 (ja) リレーショナルデータベースのチューニング装置及び方法
CN108491226B (zh) 基于集群缩放的Spark配置参数自动调优方法
JPH11203294A (ja) 情報検索システム、装置、方法及び記録媒体
JP2007264908A (ja) 業務分析システム
CN113110472A (zh) 路径规划方法、装置和终端
JP2008226179A (ja) 業務プロセス推定プログラム、業務プロセス推定方法および業務プロセス推定装置
JPH11277379A (ja) プロセス装置の決定装置、プロセス装置の決定方法及びプロセス装置の決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR20090046741A (ko) 제조 설비에 관련된 예보를 생성하기 위한 시뮬레이션 사용
JP2002043200A (ja) 異常原因検出装置及び異常原因検出方法
JP2012159887A (ja) 検索要求制御装置、検索要求制御プログラム及び検索要求制御方法
JP2003256757A (ja) 空間データ分析装置、空間データ分析方法、及び空間データ分析プログラム
JP2021189949A (ja) ジョブ管理方法、及びジョブ管理装置
JPH11282909A (ja) 生産スケジューリング方法及びその装置
JP2003036107A (ja) 設備処理時間算出方法、設備処理時間算出装置および設備処理時間算出プログラムを記録した記録媒体
US6662065B2 (en) Method of monitoring manufacturing apparatus
JP7295792B2 (ja) データ分析装置およびデータ分析方法
JPH0561507A (ja) ジヨブシヨツプ生産管理システム
Hung et al. Sensitivity search for the rescheduling of semiconductor photolithography operations
JPH0916654A (ja) 加工装置および最適加工条件の決定方法
KR101649913B1 (ko) 연구 개발 프로젝트 관리 장치 및 방법
JPH05135061A (ja) 製品処理装置
JP2569530B2 (ja) デ−タベ−ス検索方式

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417